JP2004049326A - 携帯用ティッシュペーパー包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ティッシュペーパーを取り出す際の操作性を良好にするとともに、取り出したティッシュペーパーの使い勝手を高めた携帯用ティッシュペーパー包装体を提供することを目的とする。
【解決手段】包装体の一方の側端部近傍部位にティッシュペーパー4の取出口を形成し、該取出口から積層されたティッシュペーパー4の複数枚の折り目を露出させて、一度に必要枚数分を取り出し可能とした携帯用ティッシュペーパー包装体を基本手段としている。また、ティッシュペーパー4の取出口を、包装体1の側端部から該包装体1の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成し、ティッシュペーパー4の取出口として、上記包装体1の一方の側端部近傍部位に、該包装体の長手方向に沿って切込部としての破線切込部3を形成してある。或いは包装体1を構成する袋体材料の重ね合わせ部1aを設けてある。
【選択図】 図1
【解決手段】包装体の一方の側端部近傍部位にティッシュペーパー4の取出口を形成し、該取出口から積層されたティッシュペーパー4の複数枚の折り目を露出させて、一度に必要枚数分を取り出し可能とした携帯用ティッシュペーパー包装体を基本手段としている。また、ティッシュペーパー4の取出口を、包装体1の側端部から該包装体1の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成し、ティッシュペーパー4の取出口として、上記包装体1の一方の側端部近傍部位に、該包装体の長手方向に沿って切込部としての破線切込部3を形成してある。或いは包装体1を構成する袋体材料の重ね合わせ部1aを設けてある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯用ティッシュペーパー包装体に関し、特には所定形状に折りたたまれた乾式のティッシュペーパーを積層して収納した袋体から、利用者が使用時に必要とする任意枚数のティッシュペーパーを容易に取り出すことを可能として使い勝手を高めた包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から乾式のティッシュペーパーの束体を一枚毎に繰り出し可能に折り畳み、水分不透過性の袋体に収納した携帯用ティッシュペーパー包装体が主に街頭で頒布されたり、ノベルティとして利用に供されている。これらの包装体は、図8に示したように可撓性及び水分不透過性の袋体を扁平な筒状にして包装体を形成し、この包装体1の内部にティッシュペーパーの束体を収納して、左右の重合部分を熱圧着部2,2により固着封止し、取出口として包装体1の長手方向に沿う略中央部にミシン目等の破線切込部3を形成したものが一般的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のティッシュペーパー包装体は、包装体1の長手方向に沿う略中央部に破線切込部3が形成されているため、該包装体1から必要とする枚数のティッシュペーパーを取り出すには、利用者が破線切込部3を開いてティッシュペーパーを1枚ずつ何回も引き抜く動作が必要であって、利用時の操作が煩瑣であるという難点がある。
【0004】
更に上記包装体1の内部には、ティッシュペーパー4を1枚ずつ取り出すことを目的として図9に示すように長手方向と幅方向の双方に多数の折り目4a,4b,4c,4d,4eにより折り畳まれたティッシュペーパー4を積層した束体が収納されているため、使用時にはティッシュペーパー4を必要枚数取り出してから各折り目4a,4b,4c,4d,4eを広げなければならないという難点があり、又折り畳まれた状態のサイズで使用する場合でも、取り出し時にティッシュペーパー4が拡開して広がるため、これを元のサイズに折り畳む必要が生じる難点があり、煩瑣な動作を必要として使い勝手が必ずしも良好とはいえないという課題がある。
【0005】
そこで本発明は上記の問題点を解決して、包装体からティッシュペーパーを取り出す際の操作性を良好に、とりわけ包装体に収納された折り畳まれた状態のままでの取り出しを可能とするとともに、取り出したティッシュペーパーの使い勝手を高めて、各種ノベルティとして用いても有効な携帯用ティッシュペーパー包装体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、可撓性を有する袋体を扁平な筒状にして包装体を形成し、該包装体の内部に積層されたティッシュペーパーの束体を収納して、左右両端の重合部を固着することにより構成した携帯用ティッシュペーパー包装体において、該包装体の一方の側端部近傍部位にティッシュペーパーの取出口を形成し、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目を露出させて、一度に必要枚数分を取り出し可能とした携帯用ティッシュペーパー包装体を基本手段として提供する。
【0007】
また、ティッシュペーパーの取出口を、包装体の側端部から該包装体の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成した構成、ティッシュペーパーの取出口として、上記包装体の一方の側端部近傍部位に、該包装体の長手方向に沿って切込部を形成した構成、上記包装体の一方の側端部近傍部位に、該包装体を構成する袋体材料の重ね合わせ部を設けた構成を提供する。
【0008】
包装体の内部に収納されたティッシュペーパーは、包装体の幅方向に沿う折り目と、包装体の長手方向に沿う折り目とにより四つ折りとして折り畳まれており、取出してから一度広げて二つ折りにした際に使用に最も適した人間の手のひらサイズになるように設定されている。
【0009】
かかる包装体によれば、ティッシュペーパーの使用時に利用者が包装体の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された切込部を破断することによって、或いは重ね合わせ部を押し広げることによって取出口が形成され、該取出口からは積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目が露出しているため、ティッシュペーパーを一度に必要枚数分だけ選択して取り出して使用に供することができる。このティッシュペーパーは四つ折りとして折り畳まれていて、取出してから一度広げるだけで使用に適した手のひらサイズとなり、取り出したティッシュペーパーの使い勝手が高められる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明にかかる携帯用ティッシュペーパー包装体の具体的な実施形態を、収納物として乾式のティッシュペーパーを用いた例に基づいて説明する。図1は本発明に係る包装体の第1の実施形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3はティッシュペーパー4を折り畳んだ状態の斜視図である。図中の1は可撓性を有する袋体を扁平な筒状にして形成した包装体であり、この包装体1の内部にティッシュペーパー4の束体を収納して、左右の重合部分が熱圧着部2,2により固着封止されている。
【0011】
包装体1の素材としては水分不透過性を有するもの、或いは水洗適性を有するもの等が使用可能であり、PE,CPP,OPP,NY,PET等の熱融着性合成樹脂フィルム又はPVA,水解性不織布,熱融着性不織布が利用可能である。作製時には可撓性を持つ袋体材料を用いて重ね合わせ部1aを設けながら扁平な筒状に形成し、左右両端の重合部を熱融着等により固着封止して前記熱圧着部2,2を形成する。
【0012】
本実施形態例では、ティッシュペーパー4の取出口として、上記包装体1の一方の側端部近傍部位に、該包装体1の長手方向に沿って切込部としてミシン目等の破線切込部3を形成したことが大きな特徴となっている。破線切込部3の位置は包装体1の一方の側端部近傍部位にあればよいが、具体的には図2の矢印Xに示すように、包装体1の側端部から該包装体1の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成されていることが好ましい。略4分の1以下の範囲内であれば、裏面でもよく、又側端部に形成してもよい。なお、切込部は取出口を形成できる構成であればよく、破線切込部3に替えて切込部として包装体1の肉厚方向にハーフスリット部(図示略)を切り込み形成するようにしてもよい。
【0013】
図3に示したように、包装体1の内部に収納されたティッシュペーパー4は、包装体1の幅方向に沿う折り目4bと、包装体1の長手方向に沿う折り目4aとにより、全体として四つ折りとして折り畳まれている。そして該ティッシュペーパー4を取出してから一度広げて二つ折りにした際に、丁度人間の手のひらサイズになるように設定されているため、そのまま各種用途に使用することができて使い勝手に優れている。
【0014】
かかる第1の実施形態によれば、ティッシュペーパー4の使用時には、図4に示したように利用者が包装体1の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された破線切込部3を破断して取出口を作り、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目が露出しているため、包装体1の内方に四つ折りにして収納されたティッシュペーパー4を一度に必要枚数分だけ取り出して使用に供することができる。前記したようにティッシュペーパー4は折り目4aと折り目4bとにより四つ折りとして折り畳まれていて、取出してから一度広げて二つ折りにすることによって使用に適した手のひらサイズになるため、取り出したティッシュペーパー4を広げる動作は最小限となって操作が簡易化されるという特徴がある。実施例としては縦20cm×横15cmのティッシュペーパーを、先ず幅方向の中心線を基準として半分に折り、次に長手方向の中心線を基準として約半分に折りたたむことにより、縦10cm×横7.5cmに折りたたまれたティッシュペーパーを積層して包装体1に収納した。この折り方によれば、折りたたみ時の面積は通常使用されているティッシュペーパーと概ね同一面積でありながら、折りたたみ前のティッシュペーパーの面積が通常使用されているサイズ(縦21cm×横20cm)の略3分の2程度で済むため、コストダウンにもつながる。
【0015】
図5は本発明に係る携帯用ティッシュペーパー包装体の第2の実施形態を示す斜視図、図6は図5のB−B線に沿う断面図、図7は同使用時の態様例を示す断面図である。基本的な構成は第1の実施例と同一であるため、同一の符号を付して表示してある。第2の実施形態では包装体1の内部にティッシュペーパー4の束体を収納して、左右の重合部分が熱圧着部2,2により固着封止されている構成は第1の実施形態と一致しており、本第2の実施形態では上記包装体1の一方の側端部近傍部位に包装体1を構成する袋体材料の重ね合わせ部1aを設けてティッシュペーパー4の取出口としたことが特徴となっている。その他の構成は第1の実施形態と一致している。
【0016】
かかる第2の実施形態によれば、ティッシュペーパー4の使用時には、図7に示したように利用者が包装体1の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された重ね合わせ部1aを開いて取出口を作り、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目が露出しているため、包装体1の内方に四つ折りにして収納されたティッシュペーパー4を一度に必要枚数分だけ選択して取り出して使用に供することができる。前記したようにティッシュペーパー4は四つ折りとして折り畳まれているので、取出してから一度広げて二つ折りにすることによって使用に適した手のひらサイズになり、第1実施形態と同様にティッシュペーパー4を広げる動作は最小限となって操作を簡易化することができる。
【0017】
以上説明した実施形態例では、収納物として乾式のティッシュペーパーを用いた例であるが、これ以外にも柔軟保湿剤成分を含んだ保湿ティッシュペーパー、メントール多孔性粉体を付着又は配合した清涼パウダー入りティッシュペーパー、香料を含んだティッシュペーパー等の機能性ティッシュペーパー、或いは使い捨てハンカチ等にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる携帯用ティッシュペーパー包装体は、利用者が包装体の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された破線切込部を破断することによって得られる取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚が露出しているため、ティッシュペーパーを一度に必要枚数分だけ取り出して使用に供することができるので、複数枚を取り出す際に従来のようにティッシュペーパーを1枚ずつ何回も引き抜く動作は不要であって操作性を良好にすることができる。
【0019】
更にティッシュペーパーは折り目により四つ折りとして折り畳まれているので、使用に適した手のひらサイズにするため、取り出したティッシュペーパーを広げて折り直す必要がなく、一度広げるだけでよい。
【0020】
従って本発明によれば、包装体からティッシュペーパーの複数枚を選択して取り出す際の操作性を良好にするとともに、取り出したティッシュペーパーの使い勝手を高めて、各種ノベルティとして用いても有効な携帯用ティッシュペーパー包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装体の第1の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】ティッシュペーパーを折り畳んだ状態を示す斜視図。
【図4】使用時の態様例を示す断面図。
【図5】本発明に係る包装体の第2の実施形態を示す斜視図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図。
【図7】使用時の態様例を示す断面図。
【図8】従来の包装体の具体例を示す斜視図。
【図9】従来のティッシュペーパー例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…包装体
1a…重ね合わせ部
2…熱圧着部
3…破線切込部
4…ティッシュペーパー
4a,4b…折り目
整理番号 P3465
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯用ティッシュペーパー包装体に関し、特には所定形状に折りたたまれた乾式のティッシュペーパーを積層して収納した袋体から、利用者が使用時に必要とする任意枚数のティッシュペーパーを容易に取り出すことを可能として使い勝手を高めた包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から乾式のティッシュペーパーの束体を一枚毎に繰り出し可能に折り畳み、水分不透過性の袋体に収納した携帯用ティッシュペーパー包装体が主に街頭で頒布されたり、ノベルティとして利用に供されている。これらの包装体は、図8に示したように可撓性及び水分不透過性の袋体を扁平な筒状にして包装体を形成し、この包装体1の内部にティッシュペーパーの束体を収納して、左右の重合部分を熱圧着部2,2により固着封止し、取出口として包装体1の長手方向に沿う略中央部にミシン目等の破線切込部3を形成したものが一般的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のティッシュペーパー包装体は、包装体1の長手方向に沿う略中央部に破線切込部3が形成されているため、該包装体1から必要とする枚数のティッシュペーパーを取り出すには、利用者が破線切込部3を開いてティッシュペーパーを1枚ずつ何回も引き抜く動作が必要であって、利用時の操作が煩瑣であるという難点がある。
【0004】
更に上記包装体1の内部には、ティッシュペーパー4を1枚ずつ取り出すことを目的として図9に示すように長手方向と幅方向の双方に多数の折り目4a,4b,4c,4d,4eにより折り畳まれたティッシュペーパー4を積層した束体が収納されているため、使用時にはティッシュペーパー4を必要枚数取り出してから各折り目4a,4b,4c,4d,4eを広げなければならないという難点があり、又折り畳まれた状態のサイズで使用する場合でも、取り出し時にティッシュペーパー4が拡開して広がるため、これを元のサイズに折り畳む必要が生じる難点があり、煩瑣な動作を必要として使い勝手が必ずしも良好とはいえないという課題がある。
【0005】
そこで本発明は上記の問題点を解決して、包装体からティッシュペーパーを取り出す際の操作性を良好に、とりわけ包装体に収納された折り畳まれた状態のままでの取り出しを可能とするとともに、取り出したティッシュペーパーの使い勝手を高めて、各種ノベルティとして用いても有効な携帯用ティッシュペーパー包装体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、可撓性を有する袋体を扁平な筒状にして包装体を形成し、該包装体の内部に積層されたティッシュペーパーの束体を収納して、左右両端の重合部を固着することにより構成した携帯用ティッシュペーパー包装体において、該包装体の一方の側端部近傍部位にティッシュペーパーの取出口を形成し、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目を露出させて、一度に必要枚数分を取り出し可能とした携帯用ティッシュペーパー包装体を基本手段として提供する。
【0007】
また、ティッシュペーパーの取出口を、包装体の側端部から該包装体の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成した構成、ティッシュペーパーの取出口として、上記包装体の一方の側端部近傍部位に、該包装体の長手方向に沿って切込部を形成した構成、上記包装体の一方の側端部近傍部位に、該包装体を構成する袋体材料の重ね合わせ部を設けた構成を提供する。
【0008】
包装体の内部に収納されたティッシュペーパーは、包装体の幅方向に沿う折り目と、包装体の長手方向に沿う折り目とにより四つ折りとして折り畳まれており、取出してから一度広げて二つ折りにした際に使用に最も適した人間の手のひらサイズになるように設定されている。
【0009】
かかる包装体によれば、ティッシュペーパーの使用時に利用者が包装体の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された切込部を破断することによって、或いは重ね合わせ部を押し広げることによって取出口が形成され、該取出口からは積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目が露出しているため、ティッシュペーパーを一度に必要枚数分だけ選択して取り出して使用に供することができる。このティッシュペーパーは四つ折りとして折り畳まれていて、取出してから一度広げるだけで使用に適した手のひらサイズとなり、取り出したティッシュペーパーの使い勝手が高められる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明にかかる携帯用ティッシュペーパー包装体の具体的な実施形態を、収納物として乾式のティッシュペーパーを用いた例に基づいて説明する。図1は本発明に係る包装体の第1の実施形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3はティッシュペーパー4を折り畳んだ状態の斜視図である。図中の1は可撓性を有する袋体を扁平な筒状にして形成した包装体であり、この包装体1の内部にティッシュペーパー4の束体を収納して、左右の重合部分が熱圧着部2,2により固着封止されている。
【0011】
包装体1の素材としては水分不透過性を有するもの、或いは水洗適性を有するもの等が使用可能であり、PE,CPP,OPP,NY,PET等の熱融着性合成樹脂フィルム又はPVA,水解性不織布,熱融着性不織布が利用可能である。作製時には可撓性を持つ袋体材料を用いて重ね合わせ部1aを設けながら扁平な筒状に形成し、左右両端の重合部を熱融着等により固着封止して前記熱圧着部2,2を形成する。
【0012】
本実施形態例では、ティッシュペーパー4の取出口として、上記包装体1の一方の側端部近傍部位に、該包装体1の長手方向に沿って切込部としてミシン目等の破線切込部3を形成したことが大きな特徴となっている。破線切込部3の位置は包装体1の一方の側端部近傍部位にあればよいが、具体的には図2の矢印Xに示すように、包装体1の側端部から該包装体1の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成されていることが好ましい。略4分の1以下の範囲内であれば、裏面でもよく、又側端部に形成してもよい。なお、切込部は取出口を形成できる構成であればよく、破線切込部3に替えて切込部として包装体1の肉厚方向にハーフスリット部(図示略)を切り込み形成するようにしてもよい。
【0013】
図3に示したように、包装体1の内部に収納されたティッシュペーパー4は、包装体1の幅方向に沿う折り目4bと、包装体1の長手方向に沿う折り目4aとにより、全体として四つ折りとして折り畳まれている。そして該ティッシュペーパー4を取出してから一度広げて二つ折りにした際に、丁度人間の手のひらサイズになるように設定されているため、そのまま各種用途に使用することができて使い勝手に優れている。
【0014】
かかる第1の実施形態によれば、ティッシュペーパー4の使用時には、図4に示したように利用者が包装体1の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された破線切込部3を破断して取出口を作り、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目が露出しているため、包装体1の内方に四つ折りにして収納されたティッシュペーパー4を一度に必要枚数分だけ取り出して使用に供することができる。前記したようにティッシュペーパー4は折り目4aと折り目4bとにより四つ折りとして折り畳まれていて、取出してから一度広げて二つ折りにすることによって使用に適した手のひらサイズになるため、取り出したティッシュペーパー4を広げる動作は最小限となって操作が簡易化されるという特徴がある。実施例としては縦20cm×横15cmのティッシュペーパーを、先ず幅方向の中心線を基準として半分に折り、次に長手方向の中心線を基準として約半分に折りたたむことにより、縦10cm×横7.5cmに折りたたまれたティッシュペーパーを積層して包装体1に収納した。この折り方によれば、折りたたみ時の面積は通常使用されているティッシュペーパーと概ね同一面積でありながら、折りたたみ前のティッシュペーパーの面積が通常使用されているサイズ(縦21cm×横20cm)の略3分の2程度で済むため、コストダウンにもつながる。
【0015】
図5は本発明に係る携帯用ティッシュペーパー包装体の第2の実施形態を示す斜視図、図6は図5のB−B線に沿う断面図、図7は同使用時の態様例を示す断面図である。基本的な構成は第1の実施例と同一であるため、同一の符号を付して表示してある。第2の実施形態では包装体1の内部にティッシュペーパー4の束体を収納して、左右の重合部分が熱圧着部2,2により固着封止されている構成は第1の実施形態と一致しており、本第2の実施形態では上記包装体1の一方の側端部近傍部位に包装体1を構成する袋体材料の重ね合わせ部1aを設けてティッシュペーパー4の取出口としたことが特徴となっている。その他の構成は第1の実施形態と一致している。
【0016】
かかる第2の実施形態によれば、ティッシュペーパー4の使用時には、図7に示したように利用者が包装体1の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された重ね合わせ部1aを開いて取出口を作り、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目が露出しているため、包装体1の内方に四つ折りにして収納されたティッシュペーパー4を一度に必要枚数分だけ選択して取り出して使用に供することができる。前記したようにティッシュペーパー4は四つ折りとして折り畳まれているので、取出してから一度広げて二つ折りにすることによって使用に適した手のひらサイズになり、第1実施形態と同様にティッシュペーパー4を広げる動作は最小限となって操作を簡易化することができる。
【0017】
以上説明した実施形態例では、収納物として乾式のティッシュペーパーを用いた例であるが、これ以外にも柔軟保湿剤成分を含んだ保湿ティッシュペーパー、メントール多孔性粉体を付着又は配合した清涼パウダー入りティッシュペーパー、香料を含んだティッシュペーパー等の機能性ティッシュペーパー、或いは使い捨てハンカチ等にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる携帯用ティッシュペーパー包装体は、利用者が包装体の長手方向に沿う側端部近傍部位に形成された破線切込部を破断することによって得られる取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚が露出しているため、ティッシュペーパーを一度に必要枚数分だけ取り出して使用に供することができるので、複数枚を取り出す際に従来のようにティッシュペーパーを1枚ずつ何回も引き抜く動作は不要であって操作性を良好にすることができる。
【0019】
更にティッシュペーパーは折り目により四つ折りとして折り畳まれているので、使用に適した手のひらサイズにするため、取り出したティッシュペーパーを広げて折り直す必要がなく、一度広げるだけでよい。
【0020】
従って本発明によれば、包装体からティッシュペーパーの複数枚を選択して取り出す際の操作性を良好にするとともに、取り出したティッシュペーパーの使い勝手を高めて、各種ノベルティとして用いても有効な携帯用ティッシュペーパー包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装体の第1の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】ティッシュペーパーを折り畳んだ状態を示す斜視図。
【図4】使用時の態様例を示す断面図。
【図5】本発明に係る包装体の第2の実施形態を示す斜視図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図。
【図7】使用時の態様例を示す断面図。
【図8】従来の包装体の具体例を示す斜視図。
【図9】従来のティッシュペーパー例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…包装体
1a…重ね合わせ部
2…熱圧着部
3…破線切込部
4…ティッシュペーパー
4a,4b…折り目
整理番号 P3465
Claims (6)
- 可撓性を有する袋体を扁平な筒状にして包装体を形成し、該包装体の内部に積層されたティッシュペーパーの束体を収納して、左右両端の重合部を固着することにより構成した携帯用ティッシュペーパー包装体において、
該包装体の一方の側端部近傍部位にティッシュペーパーの取出口を形成し、該取出口から積層されたティッシュペーパーの複数枚の折り目を露出させて、一度に必要枚数分を取り出し可能としたことを特徴とする携帯用ティッシュペーパー包装体。 - ティッシュペーパーの取出口を、包装体の側端部から該包装体の幅方向寸法の略4分の1以下の範囲内に形成した請求項1記載の携帯用ティッシュペーパー包装体。
- ティッシュペーパーの取出口として、上記包装体の一方の側端部近傍部位に、該包装体の長手方向に沿って切込部を形成した請求項1又は2記載の携帯用ティッシュペーパー包装体。
- ティッシュペーパーの取出口として、上記包装体の一方の側端部近傍部位に、該包装体を構成する袋体材料の重ね合わせ部を設けた請求項1又は2記載の携帯用ティッシュペーパー包装体。
- 包装体の内部に収納されたティッシュペーパーは、包装体の幅方向に沿う折り目と、包装体の長手方向に沿う折り目とにより四つ折りとして折り畳まれていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の携帯用ティッシュペーパー包装体。
- 包装体の内部に収納されたティッシュペーパーは、取出してから一度広げて二つ折りにした際に人間の手のひらサイズになるように設定した請求項5に記載の携帯用ティッシュペーパー包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207668A JP2004049326A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 携帯用ティッシュペーパー包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207668A JP2004049326A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 携帯用ティッシュペーパー包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004049326A true JP2004049326A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31932021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002207668A Pending JP2004049326A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 携帯用ティッシュペーパー包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004049326A (ja) |
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2002
- 2002-07-17 JP JP2002207668A patent/JP2004049326A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050419 |
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