JP2004049276A - 自動縫製装置 - Google Patents

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JP2004049276A
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sewn
cloth
sewing
cloth edge
table board
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JP2002207016A
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Kiyoshi Kawasaki
川崎 清
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

【目的】縫い代側の布端がカールする被縫製材を自動的に縫製できるようにすることである。
【構成】被縫製材(A)のカールする布端(A)に、布端延伸手段(10)によって、布端(A)を直線状に延伸させてミシン縫いして、送りローラ(2)でミシン縫いした被縫製材(A)を送り出す構成である。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、布地が薄く所定形状に裁断した際に、縫い代側の布端が「つ」字状にカールする被縫製材の自動縫製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用座席に使用するトリムカバーの身頃には、トリコット地などの薄物で伸縮性を有する一枚の生地を使用したものがある。
この生地は、身頃を外形形状に裁断して形成すると、布端側が「つ」字状にカールする。
【0003】
従って、この身頃にまちをミシンで接ぎ合わせるには、身頃の縫い代側のカールする布端を作業者が手で伸ばし乍ら縫製しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、身頃とまちとを作業者の手を煩わすことなく、自動的に機械縫いすることが困難であるため、前記身頃とまちとのミシンでの接ぎ合わせ作業の作業性が頗る悪い不具合があった。
【0005】
そこで、本発明は斯様に縫い代側の布端がカールする布地をミシンで自動的に縫製できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係る自動縫製装置は、テーブル盤上のミシン針の手前に設けて被縫製材の縫い代側における布端を被縫製材の内方より外方に向けて送風してカールする前記布端側を平面状に延伸する布端延伸手段と、
前記テーブル盤上におけるミシン針の後方に設けて前記ミシン針で縫製した被縫製材の縫い代をテーブル盤上に押圧して送り込む送りローラとを有する構成である。
【0007】
以上の構成により、カールする被縫製材の縫い代側の布端は、風圧による布端延伸手段によって延伸されてミシンで自動的に縫着され、送りロールによって縫着した個所が送り出される。
【0008】
また、前記布端延伸手段と、ミシン針との間に、前記布端を制御する布端制御手段を設けることにより、被縫製材のカールする布端が延伸手段によって延伸されているため、布端制御手段が有効に作動する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、本発明に係る自動縫製装置を備えたミシンを示し、図示するものは図7に示す二枚の曲線状布端を有する被縫製材X(A)、Y(B)の両布端(A)、(B)を縫い合わせるもので、図中(M)はミシン本体で、(M)はミシン針、(M)は押え金、(M)は突き当てガイド、(T)はテーブル盤で、これらは従来周知のミシンに有するものであり、図1、図2の矢印方向に被縫製材X(A)、Y(B)が送られて接ぎ合わさる。
【0010】
以上のテーブル盤(T)におけるミシン針(M)前後には、本発明に係る布端延伸手段(10)、送りローラ(2)が設けてあり、布端延伸手段によって被縫製材X(A)の縫い合わされる側の布端Aは平面状に延伸されてミシン針(M)方向に送り込まれて、送りローラ(2)で接ぎ合わせた被縫製材X(A)、Y(B)がミシン針(M)に結まることがないように送り出されるようにしている。
【0011】
被縫製材X(A)は自動車用シートの身頃で、一枚の伸縮性を有する薄地の織物地などからなる身頃で、外形形状に裁断した際に、図8に示すように布端Aがつ字状にカールしている。
【0012】
この被縫製材X(A)の布端(A)にミシンで接ぎ合わせる被縫製材Y(B)は前記身頃の周囲に沿って縫着するまちで、その布端(B)は前記布端(A)に接ぎ合わされて、図9に示すように、身頃とまちが一体に縫製される。なお、被縫製材Y(B)は被縫製材X(A)に対して厚地の織物地で、その布端(B)がカールしていない。
【0013】
従って、被縫製材X(A)と被縫製材Y(B)との接ぎ合わせるための縫い代側の布端(A)(B)はいずれも曲線状に裁断されている。
【0014】
そのため、両布端(A)(B)が常に一定の縫い代で接ぎ合わせるように、布端制御手段(40)(50)…で両布端(A)(B)が制御されている。
この布端制御手段は、本出願人の出願に係る特願2001ー359540号に示す技術を使用している。
【0015】
図中(40)、(50)は布端制御手段を構成し被縫製材X(A)、Y(B)の送り方向に対して直交方向に向けて正逆回転するローラで、このローラ(40)(50)は被縫製材X(A)、Y(B)に対して接合、離脱方向に移動するように上下方向に移動可能に取付けられている。
【0016】
以上のローラ(40)(50)は、前記センサー(41)(42)…が被縫製材X(A)、Y(B)の布端(A)(B)を検知し、その布端(A)(B)が所定位置にある場合には回転せずに、所定以上に外側にある場合には正転し、また、所定以上に内側にある場合には逆転して被縫製材X(A)、Y(B)を内外方に移動させて布端(A)(B)が所定位置に位置するように、あらかじめコンピュータに入力されている。
【0017】
なお、被縫製材X(A)の布端(A)を検知するセンサーは図6に示すようにローラ(50)の略延長線上のテーブル盤(T)上に設置してある。
前記、布端制御手段を構成するローラ(40)(50)は、被縫製材X(A)、Y(B)の縫い合わせ中において、被縫製材X(A)、Y(B)に接合して前記正逆回転により、被縫製材X、Yの布端側を送り方向に対して直交方向に移動させて、ミシン針方向に被縫製材X、Yを送り、ミシン針(M)による縫い合わせの縫い代が常に一定になるように構成されている。
【0018】
図中(40A)は上下方向に移動する回転軸、(40B)はモータ、(40C)は取付片、(43)はコントロールボックスを各々示す。
【0019】
以上のローラ(40)はテーブル盤(T)上に、被縫製材X(A)を通過させる隙間をあけて設けた断面三角状の分離体(44)の上面(44B)に被縫製材Y(B)を押し付けて被縫製材Y(B)の布端(B)を制御し、また、ローラ(50)は図2に示すように、テーブル盤(T)の下方より、テーブル盤(T)に設けた通口(51)よりテーブル盤(T)上に突出して、被縫製材X(A)を分離体(44)の下面(44A)に押し付けて、被縫製材X(A)の布端(A)を制御するように構成されている。
図中(45)は被縫製材Y(B)を載置する載置板を示し、その一端側には起立状にガイドプレート(45A)が設けてある。
【0020】
そして、被縫製材X(A)の布端(A)が布端制御手段のセンサー(46)にカールした状態で送り込まれることがないように、分離体(40)近傍のテーブル盤(T)上に、布端延伸手段が設けてある。
【0021】
この布端延伸手段は、カールする被縫製材X(A)の布端(A)を風圧によって延伸する構造で、図示するものはテーブル盤(T)上に送風管(10)を配設し、その送風管(10)の送風口(10A)を図1に示すように外方に向けて設けてある。
【0022】
この送風口(10A)よりの吹出される送風による風圧によって、図8に示すようにカールしている被縫製材X(A)の布端(A)が、鎖線に示すように直線状に延伸される。この風圧によって布端(A)が分離体(40)の下面からセンサー、ミシン針(M)まで至る範囲において、直線状に保持するように形成されている。
【0023】
そのため、カールしていた被縫製材X(A)の布端(A)が直線状に延伸されて、センサーに送り込まれるため、センサーが的確に布端(A)を検知するため、布端制御手段が的確に作動する。また、ミシン針(M)によって、縫い代が常に一定に被縫製材Y(B)の布端(B)に被縫製材X(A)が接ぎ合わさることができる。
【0024】
なお、以上の布端延伸手段は、被縫製材X(A)の下方より空気を吹き付ける構造であるが、被縫製材X(A)の上方より空気を吹き付けるようにしてもよい。
【0025】
図中(11)(12)(13)は、被縫製材X(A)の曲線状の布端(A)がスムーズにミシン針(M)に送り込まれるように、被縫製材X(A)の上面又は下面(不図示)に空気を吹き付けて被縫製材(X)がテーブル盤(T)を移動するようにした自動送り手段あり、(11A)、(12A)、(13A)は空気の吹出口を示す。
【0026】
図3乃至図6は、被縫製材X(A)、Y(B)の縫製方法を示し、被縫製材Y(B)は載置板(45)上、被縫製材X(A)は載置板(45)の下方のテーブル盤(T)上にセットして、ミシン本体(M)を駆動すると、両被縫製材X(A)、Y(B)は一定の縫い代で図4の矢印方向に向けて送り乍ら縫着(接ぎ合わせ)される。
【0027】
その際、図5に示すように、布端延伸手段を構成する送風管(10)からの送風によって、カールしている被縫製材X(A)の布端(A)は直線状に延伸されて、図6に示すように、被縫製材X(A)の布端(A)を検知するセンサー(46)に送り込まれて、ローラ(50)の正逆回転によって布端(A)が制御される。そして、送りローラ(2)によってミシン針(M)に結まることなく、縫製された両縫製材X(A)、Y(B)は送り出される。これにより、ミシン針(M)によって縫い代が常に一定に規制されて縫着される。
【0028】
図9は図7に示す被縫製材X(A)、Y(B)の両布端(A)(B)を接ぎ合わせた状態を示す。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、従来自動縫製が困難であった縫い代側の布端がカールする被縫製材を自動的にミシン縫いできるため、その作業性を向上し得る。
【0030】
また、被縫製材の布端をセンサーで検知して制御する布端制御手段を有するものにおいては、布端制御手段を構成するセンサーに布端を的確に供給できるため、布端制御手段の作動性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の部分切欠斜視図である。
【図2】同部分切欠正面図である。
【図3】縫製状態を示す要部の拡大図である。
【図4】縫製状態を示す部分切欠斜視図である。
【図5】図4のVーV線断面図である。
【図6】被縫製材の布端を制御する布端制御手段を示す断面図である。
【図7】本発明装置によって縫製する被縫製材を示す平面図である。
【図8】図7に示すVIIIーVIII線断面図である。
【図9】本発明装置によって縫製した被縫製材の斜視図である。
【符号の説明】
2   送りローラ
10   布端延伸手段たる送風管
A   被縫製材
   被縫製材の布端
   ミシン針
T   テーブル盤

Claims (2)

  1. テーブル盤上のミシン針の手前に設けて被縫製材の縫い代側における布端を被縫製材の内方より外方に向けて送風してカールする前記布端側を平面状に延伸する布端延伸手段と、
    前記テーブル盤上におけるミシン針の後方に設けて前記ミシン針で縫製した被縫製材の縫い代をテーブル盤上に押圧して送り込む送りローラとを有する、
    自動縫製装置。
  2. 前記布端延伸手段と、ミシン針との間に、前記布端を制御する布端制御手段を設けてなる自動縫製装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106702610A (zh) * 2017-02-17 2017-05-24 广东溢达纺织有限公司 多层圆筒形裁片对边车缝系统
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