JP2004048870A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子鉄心に外力をかけることなく固定子巻線を固定子鉄心に装着させて、信頼性の向上を図ることが可能な回転電機を提供する。
【解決手段】複数の固定子巻線1が周方向に所定の間隔を介して配置された固定子巻線群2と、鉄粉入り樹脂を各固定子巻線1の端部を残して固定子巻線群2を取り囲むように注入して成形することにより、各固定子巻線1の内側に軸方向に延在し固定子巻線1の線材の径より小さな開口幅のスロットオープニング3aを有する円筒状に形成された固定子鉄心3とを備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄粉入り樹脂で成形された固定子鉄心を有する回転電機に係り、特に固定子巻線を巻回または装着する際に発生する力等の外力で損傷を受ける恐れを防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネのため効率の良いモータが市場から求められており、鉄心のスロット内に装着される巻線の密度、すなわち占積率を向上させることでモータの高効率化が図られている。そして、上記のように巻線の占積率を向上させるために、図示はしないが例えば特開平10−271733号公報では、予めスロット外でスロットの断面に応じた断面の束に整列巻きされた巻線を、その形状に保持した状態でスロットの開口側から半径方向に挿入して装着することが開示されており、又、鉄心を鉄粉入り樹脂で成形することによりうず電流の低減を図り、さらに高効率化を図ることも一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転電機は以上のように、巻線の占積率を向上させて高効率化を図るために、予め固定子鉄心のスロット外で、スロットの断面に応じた断面の束に整列巻きされた巻線を、その形状に保持した状態でスロットの開口側から半径方向に装着するようにしているので、鉄粉入り樹脂で成形された固定子鉄心を用いる場合、積層鋼板および焼結部材等で形成された固定子鉄心を用いる場合と比較し、機械的な強度が低いため、巻線の装着あるいはブラケットの取り付け等の際に発生する外力により破損し、信頼性が低下するという問題点があった。
【0004】
この発明は上記のような問題点を解消するために成されたもので、固定子鉄心に巻線あるいは組立時における外力がかかるのを防止して、信頼性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る回転電機は、複数の固定子巻線が周方向に所定の間隔を介して配置された固定子巻線群と、鉄粉入り樹脂を各固定子巻線の端部を残して固定子巻線群を取り囲むように注入して成形することにより、各固定子巻線の内側に軸方向に延在するスロットオープニングを有する円筒状に形成された固定子鉄心とを備えたものである。
【0006】
又、この発明の請求項2に係る回転電機は、請求項1において、スロットオープニングの開口幅を、固定子巻線の線材の径より小に形成したものである。
【0007】
又、この発明の請求項3に係る回転電機は、請求項1または2において、スロットオープニングの軸方向の一部を閉塞するようにしたものである。
【0008】
又、この発明の請求項4に係る回転電機は、請求項1において、固定子鉄心の軸方向両端に、固定子鉄心の端面を覆い各固定子巻線の端部がそれぞれ貫通可能で内側に開口する開口部を有した環状部材を固着一体化したものである。
【0009】
又、この発明の請求項5に係る回転電機は、請求項4において、環状部材を周方向に分割したものである。
【0010】
又、この発明の請求項6に係る回転電機は、請求項5において、環状部材を、積層構造で分割部同士の周方向両端がお互いに重なり合うように一体化したものである。
【0011】
又、この発明の請求項7に係る回転電機は、請求項4ないし6のいずれかにおいて、環状部材の所定の位置に穴または切欠きを形成したものである。
【0012】
又、この発明の請求項8に係る回転電機は、請求項4ないし7のいずれかにおいて、固定子鉄心とその外周部に配置される円筒状のブラケットとを、環状部材を介して固着一体化したものである。
【0013】
又、この発明の請求項9に係る回転電機は、請求項1において、各固定子巻線の固定子鉄心と接する周囲に、固定子鉄心の成形温度より耐熱性の高い絶縁部材を介在させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における回転電機の要部の構成を示す正面断面図、図2は図1における回転電機の要部の構成を示す側面断面図、図3は図1における固定子巻線群と環状部材とを組み合わせた状態を示す部分正面図、図4は図3における線IV−IVに沿った断面を示す断面図、図5は図1における固定子鉄心を形成するための金型の構成を示す平面図、図6は図5における金型内に固定子鉄心が形成された状態を示す平面図、図7は図6における固定子鉄心の要部の構成を示す部分正面図である。
【0015】
図において、1は所定の間隔を介し軸方向に延在するストレート部1aと、これらストレート部1aの端部をそれぞれ連結するエンド部1bとでなる固定子巻線で、周方向に複数組所定の間隔を介して配置されることにより固定子巻線群2が構成される。3は例えばナイロン系の熱可塑性樹脂またはワニス等の熱硬化性樹脂に0.1〜6%のシリコンが含有された鉄粉を混ぜ、固定子巻線のエンド部1bを残し固定子巻線群2を取り囲むように注入成形することにより形成される円筒状の固定子鉄心である。
【0016】
そして、この固定子鉄心3の各固定子巻線1の両ストレート部1aの内側に、軸方向に延在し開口幅Wを有するスロットオープニング3aがそれぞれ形成され、両端面には、外周部に複数の切り欠き4a、および所定の位置に複数の貫通穴4bがそれぞれ形成されるとともに、内周側の各固定子巻線1と対応する位置に、固定子巻線1の各エンド部1bが貫通し、内側に開口する開口部4cが形成された環状部材4がそれぞれ固着一体化されている。5は固定子3の周囲を覆うように配設される円筒状のブラケットで、内周面が固定子3の両環状部材4と例えば溶接等により固着されている。
【0017】
次に、上記のように構成された実施の形態1における回転電機の固定子鉄心の製造方法を図に基づいて説明する。
まず、図5に示すように、円柱状でその外周面に固定子鉄心3のスロットオープニング3aと同じ間隔で、開口幅Wと等しい幅を有し長手方向に延在する突起6aが形成された中心部材6bと、この中心部材6bとの間に断面矩形状で環状の空胴6cを形成する外壁部材6dとで構成され、空胴6cの一方が開口された器状の金型6を用意する。
【0018】
次いで、図3にその一部を示すように、各固定子巻線1を周方向に配置して固定子巻線群2を構成し、各固定子巻線1のエンド部1bをそれぞれ両環状部材4の開口部4cに貫通させ、図4に示すように両環状部材4より外方に突出させて、両環状部材4と各固定子巻線1とを仮止めする。次いで、図4に示すように固定子巻線群2と両環状部材4とが一体化された状態で、図6に示すように金型6の空胴6c内に開口された側から挿入し、環状部材4の内外周を中心部材6bの外周および外壁部材6dの内周に嵌合させて装着する。
【0019】
この時、器状の底部側に装着された環状部材4の下面は、上記金型6の構成では詳しく説明しなかったが、空胴6cの底部により閉塞された状態で保持される。
次に、器状の開口側に装着された環状部材4の外方から、各切り欠き4a、貫通穴4bおよび開口部4cの内側の、固定子巻線1のエンド部1bと金型6の中心部材6bとの間にわずかに形成される隙間を介して、例えば0.1〜6%のシリコンを含有した鉄粉が混入されたナイロン系の熱可塑性樹脂を加熱した状態で注入する。
【0020】
すると、この樹脂は両環状部材4間に位置する各固定子巻線1のストレート部1a間に侵入して、これらを取り囲むように充填される。そして、この充填が完了すると、熱可塑性樹脂は金型6内で冷却されて固まり、金型6から取り出すと固定子巻線群2が内部に装着された円筒状の固定子鉄心3が完成され、各固定子巻線1の内側と対応する位置には、金型6の突起6aによるスロットオープニング3aが形成される。最後に、固定子鉄心3をブラケット5の内側に嵌挿し、両環状部材4の外周部とブラケット5の内周部との間を、例えば溶接等により固着して一体化することにより固定子が構成され、図示はしないが回転子と組み合わされることにより回転電機が完成する。
【0021】
このように上記実施の形態1によれば、固定子鉄心3を、鉄粉が混入された樹脂を固定子巻線1のエンド部1bを残して、固定子巻線群2を取り囲むように注入して成形し、各固定子巻線1の内側に軸方向に延在するスロットオープニング3aを有する円筒状に形成したので、固定子鉄心3に外力を与えることなく固定子巻線群2を装着することができるため、固定子鉄心3が破損する等の事態を回避し、信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0022】
又、固定子鉄心3の軸方向両端に、固定子鉄心3の端面を覆い固定子巻線1のエンド部1bがそれぞれ貫通可能で内側に開口する開口部4cを有する環状部材4を固着一体化したので、固定子巻線1の位置決めを容易にして組立作業性の向上を図ることが可能になり、又、環状部材4の所定の位置に切り欠き4aおよび貫通穴を形成したので、樹脂の注入時における流れを改善させて、さらに組立作業性の向上を図ることが可能となり、さらに又、固定子鉄心3とブラケット5を、環状部材4を介して固着一体化するようにしているので、固定子鉄心3に外力をかけることなく、ブラケット5との一体化を容易に行うことができ、組立作業性ならびに信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0023】
なお、上記構成では説明しなかったが、固定子鉄心3のスロットオープニング3aの開口幅Wを、固定子巻線1の線材の径より小に形成することにより、従来におけるように、開口幅を線材の径より大きくしなければならない場合と比較して、固定子鉄心3と回転子鉄心(図示せず)との対向面積を増加させ、空隙部における磁気抵抗を減少させることができるため、高効率化を図ることが可能になる。又、各固定子巻線1の固定子鉄心3と接する周囲に、固定子鉄心3の成形温度より耐熱性の高い絶縁部材を介在させることにより、固定子巻線1の絶縁破壊を防止して、信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0024】
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2における回転電機の固定子の構成を示す正面図、図9は図8における環状部材の分割片の構成を示す斜視図である。
図において、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。7は固定子鉄心3の両端に固着一体化された環状部材で、周方向に配列された複数の分割部材8により構成されている。
【0025】
そして、これら各分割部材8は、各外周部に切り欠き8a、所定の位置に貫通穴8b、および内周側に幅狭部8cがそれぞれ形成されている。9は図9に示すようにこれら各分割部材8の相隣なる同士の両幅狭部8cによって内周側に形成される開口部で、各固定子巻線1と対応する位置となるように配置され、固定子巻線1のエンド部1bが貫通して配置されている。
【0026】
このように上記実施の形態2によれば、環状部材7を複数の分割部材8を周方向に配列することにより構成しているので、比較的小片の材料取りで済ませることができるため、材料の歩留りを向上させてコストの低減を図ることが可能になる。
【0027】
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3における回転電機の固定子の環状部材の分割片の構成を示す斜視図である。
上記実施の形態2では複数の分割部材8を周方向に配列することにより環状部材7を構成しているが、この実施の形態3においては、薄板状部材11を積層して形成される複数の分割部材12を、周方向に配列することにより環状部材13を構成している。
【0028】
そして、薄板状部材11を積層して形成された複数の分割部材12は、外周部に切り欠き12a、所定の位置に貫通穴12b、および内周側に幅狭部12cがそれぞれ形成され、各薄板状部材11の周方向両端が互い違いに長、短尺に形成されることにより、積層方向に相隣なる同士が重なり合って一体化されている。又、各分割部材12の相隣なる幅狭部12cによって内周側に開口部14が形成され、上記実施の形態2におけると同様に、この開口部14を固定子巻線のエンド部(図示せず)が貫通して配置されている。
【0029】
このように上記実施の形態3によれば、薄板状部材11を積層して分割部材12を形成するとともに、各薄板状部材11の周方向両端が互い違いに長、短尺となるように形成して、積層方向に相隣なる同士を重なり合わせて一体化しているので、相隣なる分割部材12同士に軸方向の外力を加えることにより容易に分離することができるようになり、リサイクル性の向上を図ることが可能になる。
【0030】
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4における回転電機の固定子の要部の構成を示す斜視図である。
図において、上記各実施の形態1、2におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。15は固定子鉄心3の各スロットオープニング3aの軸方向の一部を閉塞するように形成される閉塞部である。
【0031】
このように上記実施の形態4によれば、固定子鉄心3の各スロットオープニング3aに軸方向の一部を閉塞する閉塞部15を形成したので、樹脂注入時の樹脂の流れを良くして成形作業性の向上を図ることが可能になる。
なお、図に示すように、環状部材7を固定子鉄心3の軸方向に所定の間隔を介して複数段配設するようにしても良く、固定子鉄心3が構造的に補強されることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1によれば、複数の固定子巻線が周方向に所定の間隔を介して配置された固定子巻線群と、鉄粉入り樹脂を各固定子巻線の端部を残して固定子巻線群を取り囲むように注入して成形することにより、各固定子巻線の内側に軸方向に延在するスロットオープニングを有する円筒状に形成された固定子鉄心とを備えたので、信頼性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0033】
又、この発明の請求項2によれば、請求項1において、スロットオープニングの開口幅を、固定子巻線の線材の径より小に形成したので、空隙部における磁気抵抗を減少させて、高効率化を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0034】
又、この発明の請求項3によれば、請求項1または2において、スロットオープニングの軸方向の一部を閉塞するようにしたので、注入時における樹脂の流れを改善させて、成形のための作業性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0035】
又、この発明の請求項4によれば、請求項1において、固定子鉄心の軸方向両端に、固定子鉄心の端面を覆い各固定子巻線の端部がそれぞれ貫通可能で内側に開口する開口部を有した環状部材を固着一体化したので、固定子巻線の位置決めを容易にして、組立作業性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0036】
又、この発明の請求項5によれば、請求項4において、環状部材を周方向に分割したので、材料の歩留りを改善させて、コストの低減を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0037】
又、この発明の請求項6によれば、請求項5において、環状部材を、積層構造で分割部同士の周方向両端がお互いに重なり合うように一体化したので、分割部同士の分離が容易となり、リサイクル性の改善を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0038】
又、この発明の請求項7によれば、請求項4ないし6のいずれかにおいて、環状部材の所定の位置に穴または切欠きを形成したので、注入時における樹脂の流れを改善させて、さらに組立作業性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0039】
又、この発明の請求項8によれば、請求項4ないし7のいずれかにおいて、固定子鉄心とその外周部に配置される円筒状のブラケットとを、環状部材を介して固着一体化したので、固定子鉄心に外力をかけることなくブラケットとの固着を容易とし、組立作業性ならびに信頼性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【0040】
又、この発明の請求項9によれば、請求項1において、各固定子巻線の固定子鉄心と接する周囲に、固定子鉄心の成形温度より耐熱性の高い絶縁部材を介在させたので、固定子巻線の絶縁破壊を防止して、信頼性の向上を図ることが可能な回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における回転電機の要部の構成を示す正面断面図である。
【図2】図1における回転電機の要部の構成を示す側面断面図である。
【図3】図1における固定子巻線群と環状部材とを組み合わせた状態を示す部分正面図である。
【図4】図3における線IV−IVに沿った断面を示す断面図である。
【図5】図1における固定子鉄心を形成するための金型の構成を示す平面図である。
【図6】図5における金型内に固定子鉄心が形成された状態を示す平面図である。
【図7】図6における固定子鉄心の要部の構成を示す部分正面図である。
【図8】この発明の実施の形態2における回転電機の固定子の構成を示す正面図である。
【図9】図8における環状部材の分割片の構成を示す斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態3における回転電機の固定子の環状部材の分割片の構成を示す斜視図である。
【図11】この発明の実施の形態4における回転電機の固定子の要部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定子巻線、1a ストレート部、1b エンド部、2 固定子巻線群、3 固定子鉄心、3a スロットオープニング、4,7,13 環状部材、5 ブラケット、6 金型、8,12 分割部材、9,14 開口部、15 閉塞部。

Claims (9)

  1. 複数の固定子巻線が周方向に所定の間隔を介して配置された固定子巻線群と、鉄粉入り樹脂を上記各固定子巻線の端部を残して上記固定子巻線群を取り囲むように注入して成形することにより、上記各固定子巻線の内側に軸方向に延在するスロットオープニングを有する円筒状に形成された固定子鉄心とを備えたことを特徴とする回転電機。
  2. 上記スロットオープニングの開口幅は、上記固定子巻線の線材の径より小に形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記スロットオープニングは、軸方向の一部が閉塞されていることを特徴とする請求項1または2記載の回転電機。
  4. 上記固定子鉄心の軸方向両端に、上記固定子鉄心の端面を覆い上記各固定子巻線の端部がそれぞれ貫通可能で内側に開口する開口部を有した環状部材が固着一体化されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  5. 上記環状部材は、周方向に分割されていることを特徴とする請求項4記載の回転電機。
  6. 上記環状部材は、積層構造で分割部同士の周方向両端がお互いに重なり合って一体化されていることを特徴とする請求項5記載の回転電機。
  7. 上記環状部材は、所定の位置に穴または切欠きが形成されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の回転電機。
  8. 上記固定子鉄心とその外周部に配置される円筒状のブラケットとは、上記環状部材を介して固着一体化されていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載の回転電機。
  9. 上記各固定子巻線の上記固定子鉄心と接する周囲には、上記固定子鉄心の成形温度より耐熱性の高い絶縁部材が介在されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
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