JP2004044713A - ラチェット式テンショナのプランジャ制止具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラチェット式テンショナ20に用いてプランジャ23の飛び出しを一時的に制止するためのプランジャ制止具10であって、凹溝22A内のラチェット爪体用ばね25に跨がった状態でハウジング本体22とラチェット爪体24との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片11と、この制止片11から延びてハウジング本体22の外部に突起する摘まみ片12とが一体に構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属するの技術分野】
本発明は、車両用エンジンのタイミングベルト、タイミングチェーン等に適正な張力を付与するラチェット式テンショナの付属品に関し、特に、ラチェット式テンショナに用いてプランジャの飛び出しを一時的に制止するためのプランジャ制止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのクランクシャフトとカムシャフトとの間で回転を伝達するタイミングベルトまたはタイミングチェーンの走行時に生じる振動を抑止し、かつ、適正な張力を維持するためのラチェット式テンショナは、ハウジング本体から突出するプランジャがエンジン本体側に揺動自在に軸支されているテンショナレバーの揺動端近傍の背面を押圧することにより、テンショナレバーのシュー面がチェーン弛み側に摺動接触して張力を付加する構成となっている。
【0003】
そこで、図8乃至図12に示すような従来のラチェット式テンショナは、ハウジング本体32内に、一方の端部33Aがプランジャ用ばね36により付勢されて前面から外部に出没自在に突出するように設けられたプランジャ33と、ハウジング本体32に設けられたラチェット爪体の軸34Aにより揺動自在に軸支されるとともにラチェット爪体用ばね38で付勢されたラチェット爪体34とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3226037号公報(第2頁、図5乃至図10)
【0005】
このようなラチェット式テンショナ31は、ラチェット爪体34に形成されたラチェット爪34Bをプランジャ外周一側面に刻設されたラチェット歯33Bに係合させてプランジャ33の後退変位を阻止するようにしている。
【0006】
さらに、前記ラチェット式テンショナ31は、ハウジング本体32の外側に突出したラチェット爪体の軸34Aの端部に固着されたプレート37を備えており、このラチェット式テンショナ31を出荷したり、エンジンブロックに取り付ける場合には、ラチェット歯33Bとラチェット爪34Bとを係合させた状態で、図10に示すように、ストッパーピン39を外部プレート37のピン挿入孔37Aに差し込むと同時に、ストッパーピン39をハウジング本体32の外壁端面32Aに当接させたり、図12に示すように、ストッパーピン39をハウジング本体32に穿孔したストッパー孔周壁32Bに当接させて、プランジャ33がハウジング本体32から飛び出さないように保持してエンジンブロックに取り付けた後、ストッパーピン39を取り外して運転状態とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のラチェット式テンショナ31は、ハウジング本体32にストッパーピン39を挿入するための穴あけ加工やラチェット爪体34を強制的に揺動させるための外部プレート37を必要とするばかりでなく、外部プレート37を軸34に固着する工程を必要とするため、製造負担や製造コストが嵩むという問題があった。
また、ストッパーピン39を外部プレート37のピン挿入孔37Aに差し込んでハウジング本体32からのプランジャ33の飛び出しを回避する場合、ハウジング本体32とエンジンブロック側との間隙が少ないとストッパーピン39がエンジンブロック側に接触干渉してストッパーピン39の抜き差しが困難になるので、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業や、チェーンを取り外したり、取り付けたりする作業などを簡単に行うことができないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解消するものであって、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業やチェーン取り付け、取り外し作業などにおけるプランジャの飛び出しを簡便に回避することができるとともに、このために要するテンショナ自体の製造負担と製造コストを軽減することができるラチェット式テンショナのプランジャ制止具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本請求項1に係る発明は、車両用エンジンブロックに取り付けられるハウジング本体内に、該ハウジング本体からばね付勢されて外部に前進突出するプランジャと、該プランジャに向けて開口するハウジング本体の凹溝内に配置されて軸支状態で揺動するラチェット爪体と、該ラチェット爪体をプランジャ外周面のラチェット歯と係合するようにばね付勢するラチェット爪体用ばねとを備えたラチェット式テンショナに用いてプランジャの飛び出しを一時的に制止するためのプランジャ制止具において、前記凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片と、該制止片から延びてハウジング本体の外部に突起する摘まみ片とが一体に構成されている。
【0010】
そして、本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された構成に加えて、前記制止片の外股間隔が前記凹溝の溝幅よりやや大きくなっていることによって、前述した目的をさらに達成しようとするものである。
【0011】
【作用】
本発明に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具は、プランジャの飛び出しを一時的に制止しようとする際に、人手などで摘まみ片を把持しながら、この摘まみ片から延びる二股状の制止片を、ハウジング本体の凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入することによって、制止片がラチェット爪体とラチェット歯との係合状態を強制的に持続してラチェット爪体の揺動を阻止するので、プランジャがハウジング本体からばね付勢されて飛び出そうとしてもこの飛び出しを完全に制止する。
なお、プランジャの制止状態を解除する際には、人手などで摘まみ片を引っ張り上げてこの摘まみ片と一体に構成されている制止片をハウジング本体の凹溝内から抜き取ることによって、ハウジング本体からばね付勢されて前進突出しようとするプランジャの自由な動きを許容する。
【0012】
また、本発明に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具は、二股状の制止片をその外股間隔を押し縮めてハウジング本体とラチェット爪体との間に挿入するようになっているため、ばね付勢されたプランジャが押し戻されてハウジング本体とラチェット爪体との間で発生させた制止片の挟持力が解消しても、制止片の外股間隔が凹溝の溝幅よりやや大きくなっているので、挿入された制止片と凹溝との間に溝幅方向の拡幅力が働き、制止片をハウジングの凹溝内から意図的に抜き取らない限り、制止片の抜け落ちを完全に阻止する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、実施例に基づき図1〜図7を参照して説明する。
まず、図1乃至図2に示すように、本発明のプランジャ制止具10をプランジャの一時的な制止手段として適用するラチェット式テンショナ20は、図示しない車両用エンジンブロックに取り付けられるハウジング本体22内に、該ハウジング本体22からばね付勢されて外部に前進突出するプランジャ23と、該プランジャ23に向けて開口するハウジング本体22の凹溝22A内に配置されて軸支状態で揺動するラチェット爪体24と、該ラチェット爪体24をプランジャ外周面のラチェット歯23Aと係合するようにばね付勢するラチェット爪体用ばね25とを備えて、車両用エンジンのタイミングベルト、タイミングチェーン等に適正な張力を付与するようになっている。
なお、図1乃至図2における22Bは、ハウジング本体22をエンジンに取り付けるための取付孔である。また、このようなラチェット式テンショナ20は、前述した従来のラチェット式テンショナ31と基本的なテンショナ機能が変わらないので、その詳細構造、作動、機能等については説明を省略する。
【0014】
そこで、本発明の一実施例であるプランジャ制止具10は、上述したようなラチェット式テンショナ20におけるプランジャ23の飛び出しを一時的に制止するために使用するものであって、ラチェット式テンショナ20における凹溝22A内のラチェット爪体用ばね25に跨がった状態でハウジング本体22とラチェット爪体24との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片11と、この制止片11から延びてハウジング本体22の外部に突起する摘まみ片12とで一体に構成されている。なお、プランジャ制止具10の素材については、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂などの合成樹脂を採用することが成型負担、成型コストなどの点からより好ましい。
【0015】
このようにして、ラチェット式テンショナ20におけるプランジャ23の飛び出しを一時的に制止しようとする際に、人手などで摘まみ片12を把持しながら、この摘まみ片12から延びる二股状の制止片11を、ハウジング本体22の凹溝22A内のラチェット爪体用ばね25に跨がった状態でハウジング本体22とラチェット爪体24との間で挟持されるように挿入することによって、制止片11がラチェット爪体24とラチェット歯23Aとの係合状態を強制的に持続してラチェット爪体24の揺動を阻止するので、プランジャ23がハウジング本体22からばね付勢されて飛び出そうとしてもこの飛び出しを完全に制止することができ、他方、プランジャ23の制止状態を解除する際には、人手などで摘まみ片12を引っ張り上げてこの摘まみ片12と一体に構成されている制止片11をハウジング本体22の凹溝22A内から抜き取ることによって、ハウジング本体22からばね付勢されて前進突出しようとするプランジャ23の自由な動きを許容することができるようになっている。
【0016】
さらに、図3に示すように、本実施例のプランジャ制止具10は、制止片11の外股間隔W1が凹溝22Aの溝幅W2よりやや大きくなっていることによって、二股状の制止片11をその外股間隔W1を押し縮めてハウジング本体22とラチェット爪体24との間に挿入するため、ばね付勢されたプランジャが押し戻されてハウジング本体22とラチェット爪体24との間で発生させた制止片11の挟持力が解消しても、挿入された制止片11と凹溝22Aとの間に溝幅方向の拡幅力が働き、制止片11をハウジング本体22の凹溝22A内から意図的に抜き取らない限り、制止片11の抜け落ちを完全に阻止することができるようになっている。なお、図3における仮想線は、ハウジング本体22における凹溝22Aの輪郭を示している。
また、制止片11の内股間隔については、ラチェット爪体用ばね25の外径よりやや大きくなっており、制止片11を凹溝22A内に差し込む際に、制止片11がラチェット爪体用ばね25に跨がった状態となり、差し込みの障害とならないようになっている。
【0017】
以上のようにして得られた本実施例のプランジャ制止具10は、従来のようなハウジング本体32にストッパーピン39を挿入するための穴あけ加工やラチェット爪体34を強制的に揺動させるための外部プレート37を必要としないばかりでなく、外部プレート37を軸34に固着する工程を必要とすることなく、プランジャ23の飛び出しを簡便に制止することができるため、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業やチェーン取り付け、取り外し作業などを簡便に達成できるとともに、テンショナ自体の製造負担と製造コストを大幅に軽減でき、特に、従来のようなハウジング本体32とエンジンブロック側との間隙が少なくストッパーピン39がエンジンブロック側に接触干渉してストッパーピン39の抜き差しが困難なテンショナ設置環境であっても、制止片11を簡便に抜き差しできるなど、その効果は甚大である。
【0018】
つぎに、図4乃至図7は、本実施例のプランジャ制止具10における変形例を示したものである。すなわち、図4は、摘まみ片12の形状を制止片11の外股間隔W1と同程度にして小型化したものである。図5は、摘まみ片12の形状を帯状に長大化することによって、プランジャの制止状態を解除する際に制止片11をハウジング本体22の凹溝22Aから抜き取り易くしたものである。図6は、図5に示すものと同様に、摘まみ片12の形状を帯状に長大化してプランジャの制止状態を解除する際に制止片11をハウジング本体22の凹溝22Aから抜き取り易くするとともに、制止片11の外股間隔W1より拡張してプランジャの飛び出しを一時的に制止しようとする際にハウジング本体22の凹溝22Aへ差し込み易くしたものである。図7は、摘まみ片12に連結穴12Aを設けて仮想線で示すようなストラップなどの延長片13に連結できるようにすると、プランジャの制止状態を解除する際に制止片11をハウジング本体22の凹溝22Aから更に容易に抜き取ることができる。
【0019】
上述した実施例では、ラチェット式テンショナとして油圧タイプのテンショナ20に適用した場合について説明したが、本発明のプランジャ制止具10は、これ以外にバックラッシュのないノーバックタイプのラチェット式テンショナ等にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本請求項1に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具は、凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片と、該制止片から延びてハウジング本体の外部に突起する摘まみ片とを、一体に構成したことによって、プランジャの飛び出しを一時的に制止しようとする際に、摘まみ片から延びる制止片がラチェット爪体とラチェット歯との係合状態を強制的に持続してラチェット爪体の揺動を阻止するため、プランジャの飛び出しを完全に制止することができ、他方、プランジャの制止状態を解除する際には、人手などで摘まみ片を引っ張り上げて制止片をハウジングの凹溝内から抜き取ってプランジャの自由な動きを許容することができるので、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業やチェーン取り付け、取り外し作業などを簡便に達成することができる。
【0021】
また、本請求項1に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具は、人手などによる摘まみ片から延びた制止片の簡単な差し込み操作によって、従来のような外部プレート37をハウジング本体32に固着するための穴あけ加工や軸34を必要とすることなく、プランジャの飛び出しを簡便に制止することができるため、テンショナ自体の製造負担と製造コストを大幅に軽減することができる。
【0022】
特に、本請求項1に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具では、摘まみ片から延びる制止片をハウジング本体の凹溝内に挿入するように構成したことによって、従来のようなハウジング本体32とエンジンブロック側との間隙が少なくストッパーピン39がエンジンブロック側に接触干渉してストッパーピン39の抜き差しが困難なテンショナ設置環境であっても、制止片を簡便に抜き差しできるため、エンジンブロックへのテンショナ取り付け作業や、チェーンを取り外し作業などを簡単に行うことができる。
【0023】
本請求項2に係るラチェット式テンショナのプランジャ制止具は、請求項1に記載された構成に加えて、制止片の外股間隔が凹溝の溝幅よりやや大きくなっていることによって、ばね付勢されたプランジャが押し戻されてハウジング本体とラチェット爪体との間で発生させた制止片の挟持力が解消しても、差し込まれた制止片と凹溝との間に溝幅方向の拡幅力が働いているため、制止片をハウジングの凹溝内から意図的に抜き取らない限り、制止片の不用意な抜け落ちを防止することができるので、プランジャの飛び出しを確実に制止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるラチェット式テンショナのプランジャ制止具の使用態様を示した説明図。
【図2】本発明によるプランジャの制止状態を示した図。
【図3】本発明であるプランジャ制止具の制止片の外股間隔を説明する図。
【図4】本発明であるプランジャ制止具の第1変形例を示した図。
【図5】本発明であるプランジャ制止具の第2変形例を示した図。
【図6】本発明であるプランジャ制止具の第3変形例を示した図。
【図7】本発明であるプランジャ制止具の第4変形例を示した図。
【図8】従来ラチェット式テンショナの一例を示した斜視図。
【図9】従来ラチェット式テンショナの一例を示した側断面図。
【図10】図8におけるプランジャの制止状態を示した図。
【図11】従来ラチェット式テンショナの他の例を示した平面図。
【図12】図11におけるプランジャの制止状態を示した図。
【符号の説明】
10 ・・・ プランジャ制止具
11 ・・・ 制止片
12 ・・・ 摘まみ片
12A ・・・ 連結穴
13 ・・・ 延長片
20 ・・・ ラチェット式テンショナ
22 ・・・ ハウジング本体
22A ・・・ 凹溝
22B ・・・ 取付孔
23 ・・・ プランジャ
23A ・・・ ラチェット歯
24 ・・・ ラチェット爪体
25 ・・・ ラチェット爪体用ばね
37 ・・・ 外部プレート
39 ・・・ ストッパーピン
Claims (2)
- 車両用エンジンブロックに取り付けられるハウジング本体内に、該ハウジング本体からばね付勢されて外部に前進突出するプランジャと、該プランジャに向けて開口するハウジング本体の凹溝内に配置されて軸支状態で揺動するラチェット爪体と、該ラチェット爪体をプランジャ外周面のラチェット歯と係合するようにばね付勢するラチェット爪体用ばねとを備えたラチェット式テンショナに用いてプランジャの飛び出しを一時的に制止するためのプランジャ制止具において、
前記凹溝内のラチェット爪体用ばねに跨がった状態でハウジング本体とラチェット爪体との間で挟持されるように挿入する二股状の制止片と、該制止片から延びてハウジング本体の外部に突起する摘まみ片とが一体に構成されていることを特徴とするラチェット式テンショナのプランジャ制止具。 - 前記制止片の外股間隔が前記凹溝の溝幅よりやや大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載されたラチェット式テンショナのプランジャ制止具。
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