JP2004044274A - ドアガード - Google Patents

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JP2004044274A JP2002204744A JP2002204744A JP2004044274A JP 2004044274 A JP2004044274 A JP 2004044274A JP 2002204744 A JP2002204744 A JP 2002204744A JP 2002204744 A JP2002204744 A JP 2002204744A JP 2004044274 A JP2004044274 A JP 2004044274A
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Shoji Takahashi
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Abstract

【課題】ドアガードを使用して用心位置まで開扉した際に、用心位置に扉を保持させる場合と用心位置に保持させずにそのまま閉扉する場合とを操作者が任意に選択して使い分けることができるドアガードの提供。
【解決手段】係合軸がアームのストッパ部に当接した状態からアームが係合軸先端側に回動すると扉を用心位置に保持できるドアガードにおいて、開扉操作により係合軸がストッパ部に当接した状態においてアームの係合軸先端側への自由回動を阻止するアーム規制部が設けられ、用心位置においてアームを別途操作することにより、アームが係合軸先端側に回動するよう構成されている。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の開放を用心位置に制限して無用の人の不法侵入を阻止することができるドアガードに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種ドアガードとしては種々あるが、本願出願人は、先に図8乃至図10のような構成のものを提案している。
即ち、該構成のドアガードは、スライド孔を形成すべく略U字状に形成されてその開放端側が扉Dの内面に回動自在に取り付けられるアーム50と、扉枠Wに固定されてスライド孔に係合する係合軸51とを備えている。また、係合軸51の先端部にはスライド孔からの抜け止めのために抜け止め用凸部52が形成される一方、アーム50の閉塞端側には、抜け止め用凸部52が係入可能な凹部53が形成されている。
【0003】
そして、該ドアガードを所定の防犯位置に回動した状態で扉Dの開扉操作を行うと、その開扉操作に伴って抜け止め用凸部52がアーム50のガイド面54に案内されながら係合軸51がスライド孔をアーム閉塞端側に相対移動する。しかる後、図10のように抜け止め用凸部52が凹部53に係入し、その凹部53のアーム開放端側壁面53aに抜け止め用凸部52が係止されることにより、扉Dにドアクローザ等による閉扉力が作用しても扉Dは用心位置に確実に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ドアガードを防犯位置にセットした状態で開扉すると、図8のように係合軸51がアーム50のスライド孔内壁面の終端部55(閉塞端内面)に当接し、これにより扉Dの所定位置を越えての開扉が阻止されるが、係合軸51がアーム50の閉塞端内面に衝突する際、通常の開扉力で開扉したとしても少なからずアーム50には振動、衝撃が生じる。この衝撃によってアーム50には扉Dの内面に沿った元の状態へと復帰しようとする力が作用し、従って、アーム50は図8の状態から図9の状態へと開扉動作のみで自動的に係合軸先端側に自由回動する。尚、アーム50が元の状態に戻ろうとする復帰力は、係合軸51が抜け止め用凸部52に向けて徐々に細く形成されている場合には特に顕著に作用する。
【0005】
このように図8の状態からアーム50が自動的に回動することにより、係合軸51の抜け止め用凸部52が自動的に凹部53に係合することとなり、従って、扉Dは開扉の都度自動的に用心位置に保持されることとなる。
【0006】
即ち、開扉操作のみで扉Dが自動的に用心位置に保持されるため、図8の状態でアーム50の別途の回動操作が不要となることから操作性に優れて便利である一方、操作者によっては、意図していないにも関わらず常に用心位置に保持されることを好まない場合もある。つまり、扉Dを用心位置に保持させずに直ちに閉扉したい場合であっても上記構成では用心位置に常に保持されるために、意図せず用心位置に保持された扉Dを閉扉するためにアーム50を図10の位置から図8の位置に操作することが必要となる。
【0007】
このように、上記従来のドアガードにあっては、操作者の意図によらず常に用心位置に扉Dが保持される構成であったため、操作者が意図する場合のみ用心位置に扉Dが保持され、それ以外の場合には用心位置に保持されずに閉扉されるようなドアガードも要望されていた。
【0008】
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、ドアガードを使用して用心位置まで開扉した際に、用心位置に扉を保持させる場合と用心位置に保持させずにそのまま閉扉する場合とを操作者が任意に選択して使い分けることができるドアガードを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係るドアガードは、長手方向に沿ってスライド孔が形成されその基端部が扉側に回動自在に取り付けられるアームと、扉枠側に取り付けられ、前記スライド孔に係合すると共に開扉操作に伴ってスライド孔をアーム先端側へと相対移動する係合軸とを備え、該係合軸がアームのストッパ部に当接することにより所定の用心位置に開扉を制限するように構成されると共に、該係合軸がストッパ部に当接した状態からアームが係合軸先端側に回動すると扉を用心位置に保持できるドアガードにおいて、開扉操作により係合軸がストッパ部に当接した状態においてアームの係合軸先端側への自由回動を阻止するアーム規制部が設けられ、用心位置においてアームを別途操作することにより、アームが係合軸先端側に回動するよう構成されていることを特徴とする。
【0010】
特に、係合軸の先端部にはスライド孔からの抜け止め用凸部が設けられ、該抜け止め用凸部を案内するアームのガイド面には、抜け止め用凸部を用心位置において係止可能な段差部がアーム先端側に面して設けられ、アームが係合軸先端側に回動すると、段差部に抜け止め用凸部が係止されて扉が用心位置に保持されることが好ましく、確実に用心位置に扉を保持することができる。
【0011】
また、アーム規制部として、アームを係止する係止用凸部が係合軸に設けられていることが好ましく、簡易な構成でありながらも確実にアームの自由回動を阻止することができる。
【0012】
また、係止用凸部は、開扉時に係合軸がスライド孔を相対移動する際における進行方向前方側に設けられていることが好ましく、これにより、開扉時に係合軸がスライド孔を相対移動する際に係止用凸部が邪魔になることがない。
【0013】
更に、開扉時に係合軸がスライド孔を相対移動する際における進行方向後方側にも前記係止用凸部が設けられていることが好ましく、これにより、扉枠に係合軸を取り付ける際の自由度が高まる。
【0014】
また、係止用凸部が弾性変形可能に構成されていると、アームの別途操作の際に係止用凸部が弾性変形するため、アームを係合軸先端側にスムーズに回動させることができる。
【0015】
また、アームの所定位置には、抜け止め用凸部が挿入可能な凹部が設けられ、該凹部のアーム基端側壁面が前記段差部として構成され、アーム規制部により抜け止め用凸部の凹部への挿入が阻止されることが好ましい。この構成の場合には、凹部に抜け止め用凸部を挿入させて隠すことができる。従って、操作者は抜け止め用凸部が凹部に隠れたことを外部から確認でき、その情報からアームの別途の操作を正常に行うことができたことを知ることができる。また、抜け止め用凸部を凹部に隠すことができるため、アームの外形をシンプルなものとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るドアガードの一実施形態について図1乃至図6を参酌しつつ説明する。
ドアガードは、就寝時等における防犯性等のために使用されるもので、図1及び図2に示す如く、扉Dの内面に回動自在に取り付けられるアーム1と、扉枠Wに取り付けられて前記アーム1を係止する係止具2とを備えている。アーム1は、扉Dの開閉中心軸(図示省略)に対して直交する平面に沿って回動するように取り付けられ、一般には、扉Dの開閉中心軸は鉛直方向であるため、アーム1は水平面に沿って回動する。更には、アーム1は、開閉中心軸から離れた扉Dの先端部に取り付けられ、係止具2は、その扉Dの先端部に対向した箇所に扉D側に面して取り付けられる。以下、アーム1と係止具2の各々の構成について具体的に説明する。
【0017】
アーム1は、アーム取付具3を介して扉Dの内面に回動自在に取り付けられる。該アーム取付具3は、ネジ等によって扉Dの内面に取り付けられる板状の座部4と、該座部4から室内側に向けて略水平に突設された上下一対のアーム支持部5とを有している。アーム1は、両アーム支持部5間に挿入されて、縦軸6により各々のアーム支持部5に枢着される。
【0018】
アーム1は、金属製であり、その長手方向に伸びる長孔状のスライド孔7を有し、該スライド孔7は、扉Dへの取付側が幅広部7aとなっている。具体的には、アーム1は、略U字状に形成されることにより、互いに略平行な上下一対の対向部8間に、水平方向に開口する前記スライド孔7が形成されている。そして、アーム1は、その開放端側を基端部1bとし閉塞端側を先端部1aとするようにアーム取付具3に取り付けられる。即ち、両対向部8の基端部1bがそれぞれアーム支持部5に枢着されている。また、両対向部8の上下離間距離はアーム1の基端部1bを除いて略一定であるが、アーム1の基端部1bにおいて両対向部8が拡開されることによりスライド孔7に前記幅広部7aが形成される。このようにスライド孔7は幅広部7aを除いて幅略一定に形成されている。
【0019】
また、アーム1の扉D側のスライド孔開口縁部を長手方向に沿って直線的に切り欠くことにより、スライド孔7よりも幅広で且つ幅略一定のスライド溝9がアーム1の長手方向一側面10に形成されている。尚、該長手方向一側面10はアーム1が後述する倒し姿勢の際に扉Dの内面に対向する面である。
該スライド溝9は、スライド孔7の幅広部7aを始点としてアーム1の先端部1aに向けて形成されているが、該スライド溝9はアーム1の基端部1b側ほど深底に形成されている。即ち、スライド溝9はアーム先端側に向けて徐々に深さが浅くなっている。また、そのスライド溝9の終端部分には、一段深い凹部11が形成されている。尚、該凹部11は、アーム1の屈曲部分に形成されているため、凹部11の底面11aは略U字状の平面である。
【0020】
かかるアーム1を係止するための係止具2は、金属製であり、扉枠Wにネジ等によって取り付けられる板状の座部20と、該座部20から略水平方向に突設された係合軸21とを有している。該係合軸21は、図2のように閉じた扉Dと略平行であり、扉Dによって開閉される部屋等の出入り口に向けて突出するように、扉Dの開閉中心軸に向けて伸びており、また、係止具2は、図1のようにスライド孔7の幅方向の略中心に係合軸21が位置するように扉枠Wに取り付けられる。
【0021】
係合軸21は、図1乃至図3に示すように、径略一定の円柱状の胴部21aの先端側に、上下一対の抜け止め用凸部22を有する頭部21bが形成された構成である。胴部21aは、スライド孔7の幅よりも細くてスライド孔7に係合可能且つスライド孔7内を該スライド孔7の長手方向に沿って相対移動可能であり、該係合軸21の先端部に胴部21aから上下に突出する抜け止め用凸部22が上下一対形成されることにより、係合軸21のスライド孔7からの抜けが防止される。具体的には、両抜け止め用凸部22の先端部間の寸法は、スライド孔7の幅よりも大きく、スライド溝9の幅よりも短い。従って、抜け止め用凸部22がスライド溝9の底面9aに係止されると共に、開扉時及び閉扉時には抜け止め用凸部22がスライド溝9の底面9aをガイド面として長手方向に相対的に摺動、案内される。
【0022】
尚、スライド孔7の幅広部7aは抜け止め用凸部22が挿入可能に形成されている。また、前記凹部11は、抜け止め用凸部22を有する頭部21bが挿入可能に形成され、凹部11に係合軸21の頭部21bが嵌り込むと、抜け止め用凸部22の一側面22aが凹部11のアーム基端側壁面11b(段差部)に当接し、それよって係合軸21のアーム基端側への移動が阻止される。尚、抜け止め用凸部22の両側面22aは平面に形成されている。
【0023】
更に、胴部21aには、図3のように、水平方向に係止用凸部23が突設されている。該係止用凸部23は、略180度対向した位置に左右一対形成されており、両係止用凸部23は、共に、頭部21bの抜け止め用凸部22よりも係合軸基端側に位置している。このように、本実施形態における係合軸21は、係止用凸部23が左右に形成された構成であって左右対称形状に形成されている。尚、係止用凸部23の突出量は任意に設定できるが、図6のように、扉Dの開閉時にアーム先端側を向く係止用凸部23の先端と抜け止め用凸部22の一側面22a(凹部11のアーム基端側壁面11bに当接する側の側面)との間の幅Xが、アーム1のスライド孔内壁面の終端部12と凹部11のアーム基端側壁面11bとの間の距離Lに対して短くなるように、係止用凸部23の突出量が設定される。また、係止用凸部23の係合軸基端側の端部23aは、突出量が係合軸先端側に向けて徐々に大きくなるようなテーパ状に形成されている。
【0024】
次に以上のように構成されたドアガードの使用状態について説明する。
このドアガードは、アーム1を回動することにより、ドアガードを使用する状態と使用しない状態とを使い分ける。即ち、閉扉状態において、アーム1を、図2に実線にて示すように扉Dと略平行な状態である倒し姿勢と、該倒し姿勢から略90度回動した図2に二点鎖線にて示しているような起こし姿勢とを選択的に採らせることにより、扉Dが所定の用心位置を越えては開扉しない施錠モードと、扉Dが制限なく開扉する非施錠モードとを使い分けることができる。以下、施錠モードについて更に説明する。
【0025】
図2に実線で示す倒し姿勢から室内側に向けて略90度アーム1を回動して二点鎖線で示す起こし姿勢にすると、係合軸21の頭部21bがスライド孔7の幅広部7aに挿入されると共に、抜け止め用凸部22はスライド孔7を貫通する。
【0026】
この状態から開扉操作を行うと、扉Dの開扉動作に伴って、係合軸21の胴部21aがスライド孔7内をアーム先端側に向けて相対移動する。その際、抜け止め用凸部22が設けられているため係合軸21がスライド孔7から離脱することが防止され、図6(イ)のように、抜け止め用凸部22がスライド溝9の底面9aをガイド面としながらアーム長手方向に摺動していく。
【0027】
しかる後、図4、図5(イ)及び図6(ロ)の如く係合軸21の胴部21aがスライド孔内壁面の終端部12(ストッパ部)に衝突する。このようにアーム1が係合軸21に係止されることにより、用心位置を越えた扉Dの開放が阻止される。尚、このように、係合軸21のうちスライド孔内壁面の終端部12に当接する部分は、抜け止め用凸部22よりも係合軸基端側にある。
【0028】
このように係合軸21の胴部21aがスライド孔内壁面の終端部12に当接すると、その際の衝撃、反動によってアーム1には倒し姿勢側に戻ろうとする力が作用する。即ち、図5(イ)において、アーム1は係合軸先端側に回動しようとするが、係合軸21の胴部21aには、開扉時に係合軸21がスライド孔7を相対移動する際における進行方向前方側に係止用凸部23が形成されているため、該係止用凸部23によってそのアーム1の回動が阻止される。詳細には、係合軸21の胴部21aがスライド孔内壁面の終端部12に当接した際、前側の係止用凸部23が凹部11の底面11aを係止することとなり、該前側の係止用凸部23によってアーム1の係合軸先端側への自由回動が規制される。従って、この状態で扉Dから手を離すと、扉Dはドアクローザ等による閉扉力によって自動的に閉扉する。
【0029】
一方、スライド孔内壁面の終端部12に係合軸21の胴部21aが当接した状態から、扉Dに作用している閉扉力を利用する等して係合軸21をアーム基端側に向けて僅かに相対的に移動させつつアーム1を手動で係合軸先端側に押圧すると、凹部11の底面11aが前側の係止用凸部23を乗り越えて両者の係止状態が解除される。係止状態が解除されると、アーム1は係合軸先端側に所定角度回動し、図5(ロ)及び図6(ハ)の如く抜け止め用凸部22を有する頭部21bが凹部11に挿入すると共に、抜け止め用凸部22が凹部11のアーム基端側壁面11bによって係止され、これによって扉Dから手を離しても扉Dは用心位置に確実に保持される。
【0030】
以上説明したように、開扉操作で係合軸21がスライド孔内壁面の終端部12に当接した状態において、係合軸21の係止用凸部23がアーム1を係止して係合軸先端側への自由な回動を阻止するため、操作者がアーム1を別途操作しない限り、係合軸21の頭部21bが凹部11内に挿入することがない。従って、用心位置まで開扉した後そのまま直ちに閉扉したい場合には、図4に示した状態から手を離せばドアクローザ等による自閉力によって扉Dは自動的に元の状態まで閉扉する。また、用心位置で扉Dを保持させたい場合には図4の状態からアーム1を別途回動操作することにより用心位置に扉Dを保持させることができる。このように使用用途に応じて、用心位置に扉Dを保持させる場合と用心位置に保持させずにそのまま閉扉Dする場合とを操作者が任意に選択して使い分けることができるのである。
【0031】
また、係止用凸部23の係合軸基端側の端部23aがテーパ状に形成されているため、アーム1の別途の回動操作の際にスムーズにアーム1を回動操作することができるという利点がある。
【0032】
更に、開扉時に係合軸21がスライド孔7を相対移動する際における進行方向前方側に係止用凸部23が設けられているため、係止用凸部23の突出方向がスライド孔7の長手方向となり、係止用凸部23が係合軸21の相対移動の邪魔になりにくい。
【0033】
また、係止用凸部23を進行方向後方側にも同様に設けていて係合軸21を左右対称形状としているため、係止具2を扉枠Wに取り付ける際に左右何れも向きにも取り付けることが可能となって取付作業が容易となる。但し、上述のようにスライド孔7の長手方向に沿って突出する係止用凸部23を左右一対設ける構成には限定されず、少なくとも進行方向前方側(即ちストッパ部であるスライド孔内壁面の終端部12に当接する側)に係止用凸部23が形成されていればよい。
【0034】
尚、係止用凸部23の形状についても適宜設計変更可能であって、例えば、頭部21bに向けて徐々に突出量が大きくなるように全体的にテーパ状に形成してもよい。換言すれば、係合軸21の水平方向の幅を基端から先端に向けて徐々に大きくしてもよい。
【0035】
更に、係止用凸部23を胴部21aとは別体に形成したり、抜け止め用凸部22を胴部21aとは別体に形成してもよい。また、係止用凸部23を弾性変形可能に形成してもよい。弾性変形可能に構成すれば、上述した幅Xが長さLに対して長くなってもよいため、設計の自由度が増すと共に、アーム1の別途の回動操作の際にスムーズに回動させることができるという利点がある。このように係止用凸部23を弾性変形可能とする構成の一例としては、例えば、胴部21aに係止用凸部23としてOリング等の環状の弾性部材を装着する構成がある。
【0036】
このように、係合軸21の構成は種々変更可能であって、抜け止め用凸部22を種々変形したり、胴部21aの断面形状を円形以外の形状(矩形等)としたりすることも可能である。
【0037】
また更に、開扉操作により係合軸21がストッパ部に当接した状態においてアーム1の係合軸先端側への自由回動を規制するアーム規制部として係合軸21に係止用凸部23を設けたが、係合軸21におけるアーム規制部の構成も適宜設計変更可能である。何れにしても、ドアガードにアーム規制部を設けることによって、開扉操作により係合軸21がストッパ部に当接した状態においてアーム1の係合軸先端側への自由回動を阻止され、アーム1の別途の操作によりアーム1が回動する構成であればよい。但し、アーム規制部として、係合軸21に係止用凸部23を設けることにより、簡易な構成でありながらも確実にアーム1の自由回動を阻止することができる。
【0038】
また、上記実施形態では、係合軸21が当接するストッパ部が、スライド孔内壁面の終端部12である場合について説明したが、例えば、長手方向一側面10から側方に突出するストッパ部を設けるなど、ストッパ部の位置や形状、構成も種々変更可能である。
【0039】
更に、上記実施形態では、アーム1の長手方向一側面10にスライド溝9を形成してそのスライド溝9の底面9aを抜け止め用凸部22を案内するガイド面としていたが、スライド溝9を形成せずにアーム1の長手方向一側面10をそのままガイド面としてもよい。
【0040】
また、抜け止め用凸部22が挿入可能な凹部11が設けられてそのアーム基端側壁面11bを段差部とした場合について説明したが、凹部11を設けない構成としてもよい。例えば、図7に示すように、アーム1の先端側を階段状に屈曲形成することにより、ガイド面となるアーム1の長手方向一側面10にアーム先端側に面する段差部30を設け、該段差部30により抜け止め用凸部22を用心位置において係止するようにしてもよい。但し、上述したような凹部11を設けることにより、用心位置において抜け止め用凸部22を凹部11内に隠すことができるため美観に優れるうえに、凹部11に抜け止め用凸部22が隠れているか否かを目視することによって操作者はアーム1の別途の回動操作が正常に完了したか否かを判別できる。また、抜け止め用凸部22を凹部11に隠すことができるため、図7のようにアーム1を屈曲形成する必要がなくなってアーム1の外形をシンプルなものとすることができる。
【0041】
更に、上記実施形態では、略U字状のアーム1について説明したが、特にこれに限定されることはなく、リング状であってもよい。
【0042】
また、スライド孔7がアーム1の長手方向一側面10に開口していない構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るドアガードにあっては、開扉操作により係合軸がストッパ部に当接した状態においてアーム規制部がアームの係合軸先端側への自由回動を阻止すると共に、アームの別途操作によってはじめてアームが係合軸先端側に回動して扉を用心位置に保持するため、従来のように操作者の意図によらずに常に扉が用心位置に保持されるということがなく、用心位置に扉を保持させる場合と用心位置に保持させずにそのまま閉扉する場合とを操作者が任意に選択して使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるドアガードを室内側から見た側面図。
【図2】図1のB−B断面図。
【図3】同ドアガードにおける係合軸を示す図1のA−A断面図。
【図4】同ドアガードの使用状態を示す一部断面を含む平面図であって、扉が用心位置に位置する状態を示す図。
【図5】同ドアガードの使用状態を示し、(イ)は図4の要部拡大図、(ロ)は扉が用心位置に保持された状態を示す要部拡大図。
【図6】同ドアガードの使用状態を示し、(イ)は用心位置手前の状態を示す側面図、(ロ)は用心位置に到達した状態を示す側面図、(ハ)は用心位置に保持された状態を示す側面図。
【図7】他の実施形態におけるドアガードの要部を示す平面図。
【図8】従来のドアガードを示す図4に対応した平面図。
【図9】図8の状態からアームが係合軸先端側に回動した状態を示す平面図。
【図10】扉Dが用心位置に保持された状態を示す図5(ロ)に対応した平面図。
【符号の説明】
1…アーム、2…係止具、3…アーム取付具、4…座部、5…アーム支持部、6…縦軸、7…スライド孔、7a…幅広部、8…対向部、9…スライド溝、9a…底面(ガイド面)、10…長手方向一側面、11…凹部、11a…底面、11b…アーム基端側壁面、12…スライド孔内壁面の終端部(ストッパ部)、20…座部、21…係合軸、21a…胴部、21b…頭部、22…抜け止め用凸部、22a…一側面、23…係止用凸部、23a…端部、D…扉、W…扉枠

Claims (7)

  1. 長手方向に沿ってスライド孔が形成されその基端部が扉側に回動自在に取り付けられるアームと、扉枠側に取り付けられ、前記スライド孔に係合すると共に開扉操作に伴ってスライド孔をアーム先端側へと相対移動する係合軸とを備え、該係合軸がアームのストッパ部に当接することにより所定の用心位置に開扉を制限するように構成されると共に、該係合軸がストッパ部に当接した状態からアームが係合軸先端側に回動すると扉を用心位置に保持できるドアガードにおいて、
    開扉操作により係合軸がストッパ部に当接した状態においてアームの係合軸先端側への自由回動を阻止するアーム規制部が設けられ、用心位置においてアームを別途操作することにより、アームが係合軸先端側に回動するよう構成されていることを特徴とするドアガード。
  2. 係合軸の先端部にはスライド孔からの抜け止め用凸部が設けられ、該抜け止め用凸部を案内するアームのガイド面には、抜け止め用凸部を用心位置において係止可能な段差部がアーム先端側に面して設けられ、アームが係合軸先端側に回動すると、段差部に抜け止め用凸部が係止されて扉が用心位置に保持される請求項1記載のドアガード。
  3. アーム規制部として、アームを係止する係止用凸部が係合軸に設けられている請求項1又は2記載のドアガード。
  4. 係止用凸部は、開扉時に係合軸がスライド孔を相対移動する際における進行方向前方側に設けられている請求項3記載のドアガード。
  5. 開扉時に係合軸がスライド孔を相対移動する際における進行方向後方側にも前記係止用凸部が設けられている請求項4記載のドアガード。
  6. 係止用凸部が弾性変形可能に構成されている請求項3乃至5の何れかに記載のドアガード。
  7. アームの所定位置には、抜け止め用凸部が挿入可能な凹部が設けられ、該凹部のアーム基端側壁面が前記段差部として構成され、アーム規制部により抜け止め用凸部の凹部への挿入が阻止される請求項2乃至6の何れかに記載のドアガード。
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