JP2004043005A - 食品収納容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンの殺菌、消臭効果によって、食品の変質、鮮度を保つことができる食品収納容器を提供する。
【解決手段】水分を含有する食品を収納し保存するための合成樹脂からなる容器であって、この容器1は、発生する微量放射線が水分子と反応してマイナスイオンに変化するマイナスイオンセラミック4のパウダーもしくは粒子5を合成樹脂内に内在させた成型により形成する。マイナスイオンセラミック4から発生する有益な微量放射線が食品に含有する水分子と反応してマイナスイオンに変化し、マイナスイオンが有する殺菌、消臭効果によって雑菌等を減少させ、食品の変質、鮮度を長期間保つ。
【選択図】 図1
【解決手段】水分を含有する食品を収納し保存するための合成樹脂からなる容器であって、この容器1は、発生する微量放射線が水分子と反応してマイナスイオンに変化するマイナスイオンセラミック4のパウダーもしくは粒子5を合成樹脂内に内在させた成型により形成する。マイナスイオンセラミック4から発生する有益な微量放射線が食品に含有する水分子と反応してマイナスイオンに変化し、マイナスイオンが有する殺菌、消臭効果によって雑菌等を減少させ、食品の変質、鮮度を長期間保つ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水分を含有する食品をマイナスイオン等によって鮮度保ち保存するための食品収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品は、農産、水産及び畜産物、および、これらを原材料として加工したもの或いは飲用水等、多種に及んでいる。この食品は、採取、貯蔵、包装、運搬、販売、調理、消費の諸過程において、変敗、汚染、異物混入等の防止、および、鮮度の保持を確保するために、種々の収納容器が実用に供されている。
【0003】
食品を保存するための収納容器としては、人や動物に対して毒性を有しない合成樹脂を原料として、成形加工によって形成された容器が特に一般に用いられている。この容器に食品を収納し、所定温度に保たれた冷蔵庫や冷凍庫に保存している。このように、腐敗、変質、鮮度保持のためには密閉した容器と低温保存が通常である。
【0004】
一方、近年に至り、常温保存可能な保存方法が開発されている。即ち、作業室を無菌状態に保ち、その作業室内で袋状の容器に収納することにより、雑菌等の接触を防ぎ、腐敗、変質等を防止しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
食品の腐敗、変質、或いは鮮度を保つことを目的として、一般に蓋付きの合成樹脂製の容器が多用されている。しかし、蓋を被せることによりほぼ密閉状態にしようとしているが、食品を収納する際に混入した雑菌が繁殖することがあり、低温保存しても短期の保存期間となる。一方、常温保存可能な保存手段は、適切な設備環境を保有する食品業者のみが可能な保存する手段であり、一般家庭や小売り業者は、採用することができない。また、例え常温保存可能な食品といっても、容器を開封した後は、やはり上述した蓋付きの合成樹脂製容器に収納することが必要になる。
【0006】
本発明は、かかる問題を解消するために、マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンの殺菌、消臭効果によって、食品の変質、鮮度を保つことができる食品収納容器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の食品収納容器は、水分を含有する食品を収納し保存するための合成樹脂からなる容器であって、この容器は、発生する微量放射線が水分子と反応してマイナスイオンに変化するマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を合成樹脂内に内在させた成型により形成したことを特徴としている。
【0008】
かかる請求項1に記載の発明によれば、食品収納容器の合成樹脂内にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生する有益な微量放射線が食品に含有する水分子と反応してマイナスイオンに変化し、マイナスイオンが有する殺菌、消臭効果によって雑菌等を減少させることから、食品の変質、鮮度を長期間保つことできる。また、マイナスイオンセラミックを合成樹脂内に内在させて通常の成型により形成することができるので、簡単かつ安価に製作することができる。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、成型する合成樹脂に、粒径が0.5〜6ミクロンのマイナスイオンセラミックのパウダーを混合して内在させたことを特徴としている。
【0010】
かかる請求項2に記載の発明によれば、マイナスイオンセラミックのパウダーは、食品収納容器の原料となる合成樹脂に混合したうえで、通常の樹脂成型ができるので、製作が容易であり、コストも低減することができる。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、容器を成型する金型内に粒径が1〜6mmのマイナスイオンセラミック粒子を挿入させてインサート成型して内在させたことを特徴としている。
【0012】
かかる請求項3に記載の発明によれば、比較的大きな粒径のマイナスイオンセラミック粒子をインサート成型により内在させると、粒子が大きいことからマイナスイオンの発生量も多くなり、殺菌、消臭効果が向上するので、食品の変質、鮮度を更に長期間保つことできる。
【0013】
更にまた、本発明の請求項4に記載の発明は、容器は収納部と蓋体からなり、これら収納部と蓋体の一方または両方にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させると共に、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させたことを特徴としている。
【0014】
かかる請求項4に記載の発明によれば、容器は収納部と蓋体にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子と、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンによる殺菌、消臭効果に加え、食品の質、鮮度を阻害する有害ガスをゼネライトによって吸着するので、更に食品の長期保存が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1、図2は、本発明にかかる食品収納容器の実施形態を示している。食品容器1は、図1に示すように、食品を収納するようにカップ状に形成された収納体2と、この収納部2の開口を塞ぐための蓋体3によって構成されている。
【0017】
容器1は、合成樹脂から形成されている。合成樹脂原料としては、発泡合成樹脂製材料として、断熱機能を有する製材料としてとしては、例えば発泡スチロールが使用される。また、熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、スチロール樹脂、PS樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、AAS樹脂、AES樹脂、SBS樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化系樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン・塩化ビニル共重合樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、ブタジエン樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリメタクリル樹脂等が使用される。その他、熱硬化性樹脂等が使用される。
【0018】
以上の合成樹脂原料から、収納する食品の種別、断熱機能の有無、或いは、使用場所等によって最適な原料が選択される。食品容器1は製造段階において、選択された合成樹脂原料に、マイナスイオンセラミック(例えば、エコホリスティック社製)のパウダーが混合される。
【0019】
マイナスイオンセラミックは、常温静止状態でマイナスイオンを発生するセラミックであり、静止状態で約280個/ccから530個/ccのマイナスイオンを発生する。このマイナスイオンは、マイナスイオンセラミックから発生する無害な微量放射線が水分子と反応して作り出される。尚、マイナスイオンが発生するといわれるトルマリン石等は、摩擦や振動を与えた時に発生し、常温静止状態ではマイナスイオンの発生量が著しく小さい。従って、食品容器1のように静止状態で使用されるものには適さない。
【0020】
合成樹脂原料に混合するマイナスイオンセラミックのパウダーは、0.5〜6ミクロンの粒径を有している。この粒径は、合成樹脂原料にほぼ均一に分散すると共に、例えば射出成型等によって成型する際に合成樹脂の湯の流れを通常の成型状態と同様にできるものである。また、マイナスイオンセラミックのパウダーは、合成樹脂原料に対して0.1〜50重量%を混合することができる。好ましくは1〜3重量%が適当である。この混合比率は、食品容器1から発生するマイナスイオンの発生量に関係するものであり、比率が小さいときは発生量が少ないために効果がない。また、混合比率が大きいときは、マイナスイオンの発生量が大きくなるメリットがある反面、成型時の湯の流れを阻害して歩留まりを低下させる問題がある。従って、上記比率の範囲内でパウダーを混合する。
【0021】
以上のような粒径のマイナスイオンセラミックのパウダーを以上の混合比率によって混合した原料は、周知のプラスチック成型加工機において成型される。この結果、図2に示すように、食品容器1の収納体2或いは蓋体3の合成樹脂の内部には、マイナスイオンセラミック4のパウダーが拡散状態で内在している。
【0022】
このように、食品容器1の収納体2或いは蓋体3に内在したマイナスイオンセラミック4のパウダーからは、無害な微量放射線が発生している。食品容器1の収納体2には、水分を有する野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品、または、飲用水、清涼飲料水等の食品を収納する。これら食品には水分が含有している。前述したように、上記微量放射線が食品の水分と反応してマイナスイオンが発生する。また、容器中の空気に含まれる水分子と反応してマイナスイオンが発生する。マイナスイオンは、上記食品に付着する、或いは浮遊する細菌に対して殺菌させる効果と消臭する効果を有している。このため、食品の質、鮮度を阻害する要因となる細菌やカビを減少させるので、食品の保存期間を延ばすことができる。
【0023】
これらの効果を確認するための試験結果を以下に例示する。一例として、細菌に対する滅菌効果を確認するために、使用菌株として、大腸菌、黄色ブドウ球菌を食品容器1の収納体2に入れ、27度の環境下で生菌数を確認した。結果は、生菌数が0個となり、滅菌効果が確認された。因みに、通常に使用されている容器の場合は、生菌数が0時間で約15万個であったものが、24時間後では300〜400万個に増殖していた。
【0024】
また、野菜・果物の鮮度保持について確認試験を行った。その結果、鮮度保持期間として、通常の保存状態と比較すると、明らかに、マイナスイオン効果によって10日間以上の鮮度保持が実証された。このマイナスイオン効果を解析すると、マイナスイオンで鮮度保持するのは、鮮度を劣化させるオゾンや活性酸素等の酸化物質がプラスイオン化しているため、マイナスイオンが酸化物質のプラスイオンと結合することにより還元し、活性酸素物質を鮮度劣化に無関係な性質に変えるものと解析される。一方、食品を腐敗させる細菌類もプラスイオン化されている。従って、マイナスイオンによって細菌類をマイナスイオン化させることにより死滅させるものと解析される。特に、マイナスイオンセラミック4から放出させる微量放射線を食品の水分と反応させてマイナスイオンを発生するので、食品の陰部または内部からもマイナスイオン効果を生じさせることができ、一段と効果を高めることが可能となる。
【0025】
以上の食品容器1は、収納体2と蓋体3の両方にマイナスイオンセラミック4を内在させるようにしたが、収納体2または蓋体3の何れか一方にマイナスイオンセラミック4を内在させても良い。
【0026】
図3は、本発明の他の実施態様を示し、食品容器1を形成する合成樹脂内にマイナスイオンセラミックの粒子5を内在させている。マイナスイオンセラミックの粒子5は、粒径を1〜6mmとしている。食品容器1は、小型のものから大型のものまで多種多様な容器がある。例えば、断熱性を有する発砲スチロール性の食品容器1は肉厚が大きいため、マイナスイオンセラミック粒子5を原料に混合した状態で成型することにより、図3に示すように、食品容器1の合成樹脂内にマイナスイオンセラミック粒子5を内在することができる。この場合、マイナスイオンセラミック粒子5は個々の質量が大きいため、場合によっては重力によって偏りが生ずる可能性がある。この状態であっても、食品容器1としての特性に特に影響を与えるものではないが、均一に散在させるためには、予め、モールド成型金型にマイナスイオンセラミック粒子5を散在配置させた後、インサートモールド成型的に成型することが望ましい。
【0027】
図4は、本発明の更に他の実施態様を示し、肉薄な食品容器1にマイナスイオンセラミック粒子5を内在させた例を示している。即ち、食品容器1を合成樹脂によって成形加工するとき、図示しない金型内に粒径が1〜6mmのマイナスイオンセラミック粒子5を挿入させ、その後、合成樹脂と共にインサート成型することによって形成している。この結果、図4に示すように、食品容器1の収納体2または蓋体3には、肉厚よりも大きい径のマイナスイオンセラミック粒子5を内在した部分が隆起している。
【0028】
食品容器1は、小型のものから大型のものまで多種多様な容器がある。特に、一般家庭において、冷蔵庫等に貯蔵する容器は比較的小型のものが多い。小型の食品容器1は、厚さが0.3〜3.0mm程度と比較的肉薄に形成されている。このため、粒子を内在させるためには、インサート成型することが良い。
【0029】
マイナスイオンセラミック粒子5は、それ自体の体積が大きいため、多数の粒子5を内在させる必要はなく、散在させる程度でもマイナスイオン効果を奏することができる。即ち、1個の粒子5から発生する微量放射線の量は、前述したパウダーの体積倍となる。この微量放射線が食品の水分と反応することによりマイナスイオンが発生するので、内在個数を減少することができる。
【0030】
以上のように、マイナスイオンセラミック粒子5を内在させた食品容器1についても、マイナスイオン効果を確認するための細菌に対する滅菌試験、および、鮮度保持試験を行い効果を確認したが、前述したパウダーを内在させた場合とほぼ同等の結果が得られた。
【0031】
また、本発明にかかる食品容器1を形成する合成樹脂内に、前述したマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子に、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させることができ、野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品、または、飲用水、清涼飲料水等の食品の鮮度等を更に長期に保存させるようにしている。
【0032】
ゼネライト(沸石)は、珪酸アルミナ含水塩鉱物であり、1gあたりの比表面積が約350平方メートルと広大な面積を有している。また、イオン交換機能や吸着機能を有していることから、脱臭効果に優れている。特に、魚などが腐ったときに発するメチルアミン、エチルメルカプタンを脱臭することができる。更に、野菜、果実等の長期的な鮮度維持に不可欠なエチレンガスの吸着機能を有している。ゼネライトには、天然ゼネライト、人工ゼネライトが市販されているが、何れも使用可能である。
【0033】
以上のゼネライトを食品容器1の合成樹脂内に内在させるときは、予め、0.5〜6ミクロンの粒径を有するパウダーを合成樹脂原料に対して0.1〜50重量%を混合する。上記の脱臭効果や鮮度維持効果を得ると共に、成形の容易性を考慮した場合は1〜3重量%が適当である。
【0034】
ゼネライトのパウダーを使用するときには、マイナスイオンセラミックのパウダーを好ましくは1〜3重量%、ゼネライトのパウダーを好ましくは1〜3重量%を合成樹脂原料に混合した後に、モールド成形を行うことにより食品容器1の収納体2および蓋体3を形成する。一方、ゼネライトの粒子を使用することもできる。ゼネライト粒子の場合は、前述したマイナスイオンセラミックの粒子と共に、モールド成形の金型に投入した後に、インサートモールド成形することが望ましい。
【0035】
このように、食品容器1の収納体2或いは蓋体3に内在したマイナスイオンセラミック4のパウダーまたは粒子からは、微量放射線が発生し、食品容器1に収納した水分を有する野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品等の食品に含有する水分と反応してマイナスイオンを発生させ、上記食品に付着する、或いは浮遊する細菌に対して殺菌させる効果と消臭する効果を果たす。更に、ゼネライトのパウダーまたは粒子が、野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品、または飲用水、清涼飲料水等の食品から発する種々の有害ガス等を吸着し、また、鮮度コントロールを行うことによって、食品の質、鮮度を保持し、食品の保存期間を延ばすことができる。
【0036】
尚、各実施態様において、食品容器として1例を示したが、容器の形状、大きさ等は、種々変形可能である。例えば、飲用水や清涼飲料水を収納するペットボトルとしても適用できる。また、可撓性を有する袋状に形成することや、ラッピングフィルムのようなフィルム状、或いはシート状に形成しても良い。また、食品容器には、イナスイオンセラミック、ゼネライトの他、種々の染料色素等を混合させ、商品としてのイメージに変化を持たせることも可能であり、本発明を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、請求項1記載の発明にかかる食品収納容器は、食品収納容器の合成樹脂内にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生する有益な微量放射線が食品に含有する水分子と反応してマイナスイオンに変化し、マイナスイオンが有する殺菌、消臭効果によって雑菌等を減少させることから、食品の変質、鮮度を長期間保つことできる。また、マイナスイオンセラミックを合成樹脂内に内在させて通常の成型により形成することができるので、簡単かつ安価に製作することができる。
【0038】
また、請求項2に記載の食品収納容器によれば、マイナスイオンセラミックのパウダーは、食品収納容器の原料となる合成樹脂に混合したうえで、通常の樹脂成型ができるので、製作が容易であり、コストも低減することができる。
【0039】
更に、請求項3に記載の食品収納容器によれば、比較的大きな粒径のマイナスイオンセラミック粒子をインサート成型により内在させると、粒子が大きいことからマイナスイオンの発生量も多くなり、殺菌、消臭効果が向上するので、食品の変質、鮮度を更に長期間保つことできる。
【0040】
また、請求項4に記載の食品収納容器によれば、容器は収納部と蓋体にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子と、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンによる殺菌、消臭効果に加え、食品の質、鮮度を阻害する有害ガスをゼネライトによって吸着するので、更に食品の長期保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる食品収納容器の実施態様を示す断面図である。
【図2】本発明にかかる食品収納容器の一部拡大断面図である。
【図3】本発明にかかる食品収納容器の他の実施態様を示す一部拡大断面図である。
【図4】本発明にかかる食品収納容器の更に他の実施態様を示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 食品収納容器
2 収納体
3 蓋体
4 マイナスイオンセラミック
5 マイナスイオンセラミック粒子
【発明の属する技術分野】
本発明は、水分を含有する食品をマイナスイオン等によって鮮度保ち保存するための食品収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品は、農産、水産及び畜産物、および、これらを原材料として加工したもの或いは飲用水等、多種に及んでいる。この食品は、採取、貯蔵、包装、運搬、販売、調理、消費の諸過程において、変敗、汚染、異物混入等の防止、および、鮮度の保持を確保するために、種々の収納容器が実用に供されている。
【0003】
食品を保存するための収納容器としては、人や動物に対して毒性を有しない合成樹脂を原料として、成形加工によって形成された容器が特に一般に用いられている。この容器に食品を収納し、所定温度に保たれた冷蔵庫や冷凍庫に保存している。このように、腐敗、変質、鮮度保持のためには密閉した容器と低温保存が通常である。
【0004】
一方、近年に至り、常温保存可能な保存方法が開発されている。即ち、作業室を無菌状態に保ち、その作業室内で袋状の容器に収納することにより、雑菌等の接触を防ぎ、腐敗、変質等を防止しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
食品の腐敗、変質、或いは鮮度を保つことを目的として、一般に蓋付きの合成樹脂製の容器が多用されている。しかし、蓋を被せることによりほぼ密閉状態にしようとしているが、食品を収納する際に混入した雑菌が繁殖することがあり、低温保存しても短期の保存期間となる。一方、常温保存可能な保存手段は、適切な設備環境を保有する食品業者のみが可能な保存する手段であり、一般家庭や小売り業者は、採用することができない。また、例え常温保存可能な食品といっても、容器を開封した後は、やはり上述した蓋付きの合成樹脂製容器に収納することが必要になる。
【0006】
本発明は、かかる問題を解消するために、マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンの殺菌、消臭効果によって、食品の変質、鮮度を保つことができる食品収納容器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の食品収納容器は、水分を含有する食品を収納し保存するための合成樹脂からなる容器であって、この容器は、発生する微量放射線が水分子と反応してマイナスイオンに変化するマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を合成樹脂内に内在させた成型により形成したことを特徴としている。
【0008】
かかる請求項1に記載の発明によれば、食品収納容器の合成樹脂内にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生する有益な微量放射線が食品に含有する水分子と反応してマイナスイオンに変化し、マイナスイオンが有する殺菌、消臭効果によって雑菌等を減少させることから、食品の変質、鮮度を長期間保つことできる。また、マイナスイオンセラミックを合成樹脂内に内在させて通常の成型により形成することができるので、簡単かつ安価に製作することができる。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、成型する合成樹脂に、粒径が0.5〜6ミクロンのマイナスイオンセラミックのパウダーを混合して内在させたことを特徴としている。
【0010】
かかる請求項2に記載の発明によれば、マイナスイオンセラミックのパウダーは、食品収納容器の原料となる合成樹脂に混合したうえで、通常の樹脂成型ができるので、製作が容易であり、コストも低減することができる。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、容器を成型する金型内に粒径が1〜6mmのマイナスイオンセラミック粒子を挿入させてインサート成型して内在させたことを特徴としている。
【0012】
かかる請求項3に記載の発明によれば、比較的大きな粒径のマイナスイオンセラミック粒子をインサート成型により内在させると、粒子が大きいことからマイナスイオンの発生量も多くなり、殺菌、消臭効果が向上するので、食品の変質、鮮度を更に長期間保つことできる。
【0013】
更にまた、本発明の請求項4に記載の発明は、容器は収納部と蓋体からなり、これら収納部と蓋体の一方または両方にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させると共に、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させたことを特徴としている。
【0014】
かかる請求項4に記載の発明によれば、容器は収納部と蓋体にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子と、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンによる殺菌、消臭効果に加え、食品の質、鮮度を阻害する有害ガスをゼネライトによって吸着するので、更に食品の長期保存が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1、図2は、本発明にかかる食品収納容器の実施形態を示している。食品容器1は、図1に示すように、食品を収納するようにカップ状に形成された収納体2と、この収納部2の開口を塞ぐための蓋体3によって構成されている。
【0017】
容器1は、合成樹脂から形成されている。合成樹脂原料としては、発泡合成樹脂製材料として、断熱機能を有する製材料としてとしては、例えば発泡スチロールが使用される。また、熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、スチロール樹脂、PS樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、AAS樹脂、AES樹脂、SBS樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化系樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン・塩化ビニル共重合樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、ブタジエン樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリメタクリル樹脂等が使用される。その他、熱硬化性樹脂等が使用される。
【0018】
以上の合成樹脂原料から、収納する食品の種別、断熱機能の有無、或いは、使用場所等によって最適な原料が選択される。食品容器1は製造段階において、選択された合成樹脂原料に、マイナスイオンセラミック(例えば、エコホリスティック社製)のパウダーが混合される。
【0019】
マイナスイオンセラミックは、常温静止状態でマイナスイオンを発生するセラミックであり、静止状態で約280個/ccから530個/ccのマイナスイオンを発生する。このマイナスイオンは、マイナスイオンセラミックから発生する無害な微量放射線が水分子と反応して作り出される。尚、マイナスイオンが発生するといわれるトルマリン石等は、摩擦や振動を与えた時に発生し、常温静止状態ではマイナスイオンの発生量が著しく小さい。従って、食品容器1のように静止状態で使用されるものには適さない。
【0020】
合成樹脂原料に混合するマイナスイオンセラミックのパウダーは、0.5〜6ミクロンの粒径を有している。この粒径は、合成樹脂原料にほぼ均一に分散すると共に、例えば射出成型等によって成型する際に合成樹脂の湯の流れを通常の成型状態と同様にできるものである。また、マイナスイオンセラミックのパウダーは、合成樹脂原料に対して0.1〜50重量%を混合することができる。好ましくは1〜3重量%が適当である。この混合比率は、食品容器1から発生するマイナスイオンの発生量に関係するものであり、比率が小さいときは発生量が少ないために効果がない。また、混合比率が大きいときは、マイナスイオンの発生量が大きくなるメリットがある反面、成型時の湯の流れを阻害して歩留まりを低下させる問題がある。従って、上記比率の範囲内でパウダーを混合する。
【0021】
以上のような粒径のマイナスイオンセラミックのパウダーを以上の混合比率によって混合した原料は、周知のプラスチック成型加工機において成型される。この結果、図2に示すように、食品容器1の収納体2或いは蓋体3の合成樹脂の内部には、マイナスイオンセラミック4のパウダーが拡散状態で内在している。
【0022】
このように、食品容器1の収納体2或いは蓋体3に内在したマイナスイオンセラミック4のパウダーからは、無害な微量放射線が発生している。食品容器1の収納体2には、水分を有する野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品、または、飲用水、清涼飲料水等の食品を収納する。これら食品には水分が含有している。前述したように、上記微量放射線が食品の水分と反応してマイナスイオンが発生する。また、容器中の空気に含まれる水分子と反応してマイナスイオンが発生する。マイナスイオンは、上記食品に付着する、或いは浮遊する細菌に対して殺菌させる効果と消臭する効果を有している。このため、食品の質、鮮度を阻害する要因となる細菌やカビを減少させるので、食品の保存期間を延ばすことができる。
【0023】
これらの効果を確認するための試験結果を以下に例示する。一例として、細菌に対する滅菌効果を確認するために、使用菌株として、大腸菌、黄色ブドウ球菌を食品容器1の収納体2に入れ、27度の環境下で生菌数を確認した。結果は、生菌数が0個となり、滅菌効果が確認された。因みに、通常に使用されている容器の場合は、生菌数が0時間で約15万個であったものが、24時間後では300〜400万個に増殖していた。
【0024】
また、野菜・果物の鮮度保持について確認試験を行った。その結果、鮮度保持期間として、通常の保存状態と比較すると、明らかに、マイナスイオン効果によって10日間以上の鮮度保持が実証された。このマイナスイオン効果を解析すると、マイナスイオンで鮮度保持するのは、鮮度を劣化させるオゾンや活性酸素等の酸化物質がプラスイオン化しているため、マイナスイオンが酸化物質のプラスイオンと結合することにより還元し、活性酸素物質を鮮度劣化に無関係な性質に変えるものと解析される。一方、食品を腐敗させる細菌類もプラスイオン化されている。従って、マイナスイオンによって細菌類をマイナスイオン化させることにより死滅させるものと解析される。特に、マイナスイオンセラミック4から放出させる微量放射線を食品の水分と反応させてマイナスイオンを発生するので、食品の陰部または内部からもマイナスイオン効果を生じさせることができ、一段と効果を高めることが可能となる。
【0025】
以上の食品容器1は、収納体2と蓋体3の両方にマイナスイオンセラミック4を内在させるようにしたが、収納体2または蓋体3の何れか一方にマイナスイオンセラミック4を内在させても良い。
【0026】
図3は、本発明の他の実施態様を示し、食品容器1を形成する合成樹脂内にマイナスイオンセラミックの粒子5を内在させている。マイナスイオンセラミックの粒子5は、粒径を1〜6mmとしている。食品容器1は、小型のものから大型のものまで多種多様な容器がある。例えば、断熱性を有する発砲スチロール性の食品容器1は肉厚が大きいため、マイナスイオンセラミック粒子5を原料に混合した状態で成型することにより、図3に示すように、食品容器1の合成樹脂内にマイナスイオンセラミック粒子5を内在することができる。この場合、マイナスイオンセラミック粒子5は個々の質量が大きいため、場合によっては重力によって偏りが生ずる可能性がある。この状態であっても、食品容器1としての特性に特に影響を与えるものではないが、均一に散在させるためには、予め、モールド成型金型にマイナスイオンセラミック粒子5を散在配置させた後、インサートモールド成型的に成型することが望ましい。
【0027】
図4は、本発明の更に他の実施態様を示し、肉薄な食品容器1にマイナスイオンセラミック粒子5を内在させた例を示している。即ち、食品容器1を合成樹脂によって成形加工するとき、図示しない金型内に粒径が1〜6mmのマイナスイオンセラミック粒子5を挿入させ、その後、合成樹脂と共にインサート成型することによって形成している。この結果、図4に示すように、食品容器1の収納体2または蓋体3には、肉厚よりも大きい径のマイナスイオンセラミック粒子5を内在した部分が隆起している。
【0028】
食品容器1は、小型のものから大型のものまで多種多様な容器がある。特に、一般家庭において、冷蔵庫等に貯蔵する容器は比較的小型のものが多い。小型の食品容器1は、厚さが0.3〜3.0mm程度と比較的肉薄に形成されている。このため、粒子を内在させるためには、インサート成型することが良い。
【0029】
マイナスイオンセラミック粒子5は、それ自体の体積が大きいため、多数の粒子5を内在させる必要はなく、散在させる程度でもマイナスイオン効果を奏することができる。即ち、1個の粒子5から発生する微量放射線の量は、前述したパウダーの体積倍となる。この微量放射線が食品の水分と反応することによりマイナスイオンが発生するので、内在個数を減少することができる。
【0030】
以上のように、マイナスイオンセラミック粒子5を内在させた食品容器1についても、マイナスイオン効果を確認するための細菌に対する滅菌試験、および、鮮度保持試験を行い効果を確認したが、前述したパウダーを内在させた場合とほぼ同等の結果が得られた。
【0031】
また、本発明にかかる食品容器1を形成する合成樹脂内に、前述したマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子に、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させることができ、野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品、または、飲用水、清涼飲料水等の食品の鮮度等を更に長期に保存させるようにしている。
【0032】
ゼネライト(沸石)は、珪酸アルミナ含水塩鉱物であり、1gあたりの比表面積が約350平方メートルと広大な面積を有している。また、イオン交換機能や吸着機能を有していることから、脱臭効果に優れている。特に、魚などが腐ったときに発するメチルアミン、エチルメルカプタンを脱臭することができる。更に、野菜、果実等の長期的な鮮度維持に不可欠なエチレンガスの吸着機能を有している。ゼネライトには、天然ゼネライト、人工ゼネライトが市販されているが、何れも使用可能である。
【0033】
以上のゼネライトを食品容器1の合成樹脂内に内在させるときは、予め、0.5〜6ミクロンの粒径を有するパウダーを合成樹脂原料に対して0.1〜50重量%を混合する。上記の脱臭効果や鮮度維持効果を得ると共に、成形の容易性を考慮した場合は1〜3重量%が適当である。
【0034】
ゼネライトのパウダーを使用するときには、マイナスイオンセラミックのパウダーを好ましくは1〜3重量%、ゼネライトのパウダーを好ましくは1〜3重量%を合成樹脂原料に混合した後に、モールド成形を行うことにより食品容器1の収納体2および蓋体3を形成する。一方、ゼネライトの粒子を使用することもできる。ゼネライト粒子の場合は、前述したマイナスイオンセラミックの粒子と共に、モールド成形の金型に投入した後に、インサートモールド成形することが望ましい。
【0035】
このように、食品容器1の収納体2或いは蓋体3に内在したマイナスイオンセラミック4のパウダーまたは粒子からは、微量放射線が発生し、食品容器1に収納した水分を有する野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品等の食品に含有する水分と反応してマイナスイオンを発生させ、上記食品に付着する、或いは浮遊する細菌に対して殺菌させる効果と消臭する効果を果たす。更に、ゼネライトのパウダーまたは粒子が、野菜、果実、魚類、肉類、或いは、その加工品、または飲用水、清涼飲料水等の食品から発する種々の有害ガス等を吸着し、また、鮮度コントロールを行うことによって、食品の質、鮮度を保持し、食品の保存期間を延ばすことができる。
【0036】
尚、各実施態様において、食品容器として1例を示したが、容器の形状、大きさ等は、種々変形可能である。例えば、飲用水や清涼飲料水を収納するペットボトルとしても適用できる。また、可撓性を有する袋状に形成することや、ラッピングフィルムのようなフィルム状、或いはシート状に形成しても良い。また、食品容器には、イナスイオンセラミック、ゼネライトの他、種々の染料色素等を混合させ、商品としてのイメージに変化を持たせることも可能であり、本発明を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、請求項1記載の発明にかかる食品収納容器は、食品収納容器の合成樹脂内にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生する有益な微量放射線が食品に含有する水分子と反応してマイナスイオンに変化し、マイナスイオンが有する殺菌、消臭効果によって雑菌等を減少させることから、食品の変質、鮮度を長期間保つことできる。また、マイナスイオンセラミックを合成樹脂内に内在させて通常の成型により形成することができるので、簡単かつ安価に製作することができる。
【0038】
また、請求項2に記載の食品収納容器によれば、マイナスイオンセラミックのパウダーは、食品収納容器の原料となる合成樹脂に混合したうえで、通常の樹脂成型ができるので、製作が容易であり、コストも低減することができる。
【0039】
更に、請求項3に記載の食品収納容器によれば、比較的大きな粒径のマイナスイオンセラミック粒子をインサート成型により内在させると、粒子が大きいことからマイナスイオンの発生量も多くなり、殺菌、消臭効果が向上するので、食品の変質、鮮度を更に長期間保つことできる。
【0040】
また、請求項4に記載の食品収納容器によれば、容器は収納部と蓋体にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子と、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させたので、マイナスイオンセラミックから発生するマイナスイオンによる殺菌、消臭効果に加え、食品の質、鮮度を阻害する有害ガスをゼネライトによって吸着するので、更に食品の長期保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる食品収納容器の実施態様を示す断面図である。
【図2】本発明にかかる食品収納容器の一部拡大断面図である。
【図3】本発明にかかる食品収納容器の他の実施態様を示す一部拡大断面図である。
【図4】本発明にかかる食品収納容器の更に他の実施態様を示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 食品収納容器
2 収納体
3 蓋体
4 マイナスイオンセラミック
5 マイナスイオンセラミック粒子
Claims (4)
- 水分を含有する食品を収納し保存するための合成樹脂からなる容器であって、この容器は、発生する微量放射線が水分子と反応してマイナスイオンに変化するマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を合成樹脂内に内在させた成型により形成したことを特徴とする食品収納容器。
- 成型する合成樹脂に、粒径が0.5〜6ミクロンのマイナスイオンセラミックのパウダーを混合して内在させた請求項1に記載の食品収納容器。
- 容器を成型する金型内に粒径が1〜6mmのマイナスイオンセラミック粒子を挿入させてインサート成型して内在させた請求項1に記載の食品収納容器。
- 容器は収納部と蓋体からなり、これら収納部と蓋体の何れか一方にマイナスイオンセラミックのパウダーもしくは粒子を内在させると共に、ゼネライトのパウダーもしくは粒子を内在させた請求項1に記載の食品収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002206325A JP2004043005A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 食品収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002206325A JP2004043005A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 食品収納容器 |
Publications (1)
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JP2004043005A true JP2004043005A (ja) | 2004-02-12 |
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ID=31711332
Family Applications (1)
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JP2002206325A Withdrawn JP2004043005A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 食品収納容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014039760A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Bun-San Co Ltd | 棺桶および同棺桶の製造方法 |
-
2002
- 2002-07-15 JP JP2002206325A patent/JP2004043005A/ja not_active Withdrawn
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