JP3229850U - 嫌黴性物質を備えられる密閉容器および部品 - Google Patents

Abstract

【課題】常温保存及び冷蔵保存する食品等に発生するカビを予防する特製密閉容器を提供する。【解決手段】密閉容器は、容器の上蓋２の裏面に設けた突起部３と、突起部３と自在に勘合保持できる突起部４を有する着脱容易な皿５と、下部容器本体１とで構成される。皿に食品等と非接触で嫌黴性物質６（わさび、からし等）を設置して、カビの発生を抑制する。【選択図】図１

Description

本考案は嫌黴性物質を容易に備えられる密閉容器及び部品に関するものである。

食品を主とした“生もの”を保存する場合、カビやばい菌の発生に注意する必要があり、冷蔵庫をよく使用するが、それでもカビやばい菌が発生することがある。
カビやばい菌が発生した食品は食用に供せないのでその対応が必要である。

「三菱ケミカルフーズ株式会社ホームページ⇒製品情報⇒抗菌鮮度保持剤⇒ワサオールＦＮ⇒"わさびの守り神"」 「パナソニック⇒エアコン部品⇒ＣＺ‐ＳＷ６Ａ"カビストッパー」 「日立製作所⇒エアコン部材⇒ＳＰＷＣ１"防カビわさびカセット"」

考案の概況

考案が解決しようとする課題

“わさび”や“からし”などの辛味成分に防カビ、防虫、抗菌作用があることが分かっており、食品の防カビ剤や空気の清浄剤として製品化され一般的に使用されている。
しかし一般家庭の食品の防カビ保存用としては使用勝手が悪くかつ価格が高価であり使用が進んでいない。（“わさび”と“からし”を“わさび”に統一して表記する。）

課題を解決するための手段

本考案は一般家庭で日常的に使用されている食品保存用密閉容器内に簡単に食品と非接触で“練わさび”を設置できるようにして、市販されている”練わさび”や”粉わさび“を練った物、或いは”生わさび“をおろして使用する。

考案の効果

上述のように“練わさび”を使用することにより、安価で簡単に防カビ効果が得られる。さらに使用時間が長くなれば“練わさび”の交換により防カビ効果が更新できる。さらに万が一“練わさび”が食品に接触しても“わさび”自体が人体に無害であるから安心である。

本考案の密閉容器の上蓋と一体成型で設置された突起部（“ほぞ穴”）と突起部（“ほぞ”）を有する着脱容易な「“練わさび”皿」を取り付け、密閉容器本体に取り付ける実施例図である。“ほぞ”と”ほぞ穴“の先端にはそれぞれ段を有し、抜けを防止している。 市販の密閉容器の上蓋裏に貼り付け設置する突起物（“ほぞ穴”）と突起物（“ほぞ”）を有する着脱容易な「“練わさび”皿」の図である。“ほぞ”と”ほぞ穴“の先端にはそれぞれ段を有し、抜けを防止している。

“練わさび”を「“練わさび”皿」に塗り付けて、密閉容器内に取り付けて、密閉容器内に設置する。やがて、ワサビの辛味成分が昇華して密閉容器内に充満することにより、防カビ作用が効果を発揮する。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。密閉容器は１と２で基本構成され、４と５が一体成型された「“練わさび”皿」に“練わさび”を塗り付け、２と３が一体成型された上蓋に装着して、食品などの入った密閉容器本体１に吊り下がった状態で装着する。

市販の密閉容器は１と２で構成され、２の上蓋裏に“ほぞ穴”を有する突起物３を貼り付け、５の「“練わさび”皿」には“ほぞ”を有する突起物４が一体成型されている。
「“練わさび”皿」に“練わさび”を塗り付け、食品などの入った密閉容器１に吊り下がった状態で装着する。

本考案の実施例０００１０と００１１とは容器本体上蓋にそれぞれ突起物（“ほぞ穴”）が一体成型されているか、後つけで貼り付けされているかの違いである。

１ 容器本体
２ 容器上蓋
３ “ほぞ穴”を有する突起物
４ “ほぞ”を有する突起物
５ “練わさび”皿“
６ “練わさび“

Claims (2)

1. 容器の上蓋の裏面上に突起部（“ほぞ穴”）を設け、当該突起部と自在に勘合保持出来る突起部（“ほぞ”）を有する着脱容易な皿状の物と下部容器本体で構成される特製密閉容器。
2. 市販の密閉容器の上蓋の裏面に接着すべく用意された部品（“ほぞ穴”）と、当該部品と自在に勘合保持出来る突起部（“ほぞ”）を有する着脱容易な皿状の部品で構成される。

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