JP2004042536A - 液体吐出方法、液体吐出ヘッド及び前記液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出方法、液体吐出ヘッド及び前記液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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    • B41J2/14048Movable member in the chamber

Abstract

【課題】液体吐出ヘッドの吐出効率、吐出力および吐出速度を向上させる。
【解決手段】吐出口3が形成され、固定端7bを支点とし、自由端7aを自由端とした可動部7が一体的に形成されたノズル部材6が、接着層8により、発熱体2を有する基板1上に接着されている。可動部7は、液室4側へは自由に変位し(図中矢印C)、液流路5側への変位は狭窄部9に可動部7が当接することで、可動部7の変位量が制限される(図中矢印D)。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱エネルギ等による気泡の発生によって、所望の液体を吐出する液体吐出ヘッドの液体吐出方法、液体吐出ヘッド及び前記液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱等のエネルギをインクに与えることで、インクに急峻な体積変化(気泡の発生)を伴う状態変化を生じさせ、この状態変化に基づく作用力によって吐出口からインクを吐出し、これを被記録媒体上に付着させて画像形成を行なうインクジェット記録方法、いわゆるバブルジェット記録方法が従来知られている。このバブルジェット記録方法を用いる記録装置には、米国特許第4,723,129号明細書等の公報に開示されているように、インクを吐出するための吐出口と、この吐出口に連通するインク流路と、インク流路内に配されたインクを吐出するためのエネルギ発生手段としての電気熱変換体が一般的に配されている。
【0003】
図13に示す従来の液体吐出ヘッドの側断面模式図を用いてインクの吐出に関して説明する。
【0004】
従来の液体吐出ヘッドは、基板101と、基板101上に設けられた発熱体102と、吐出口103が形成されたノズル部材106とで概略構成される。
【0005】
発熱抵抗体からなる発熱体102は、液体114に膜沸騰を生じさせて気泡111を発生させるために利用される熱エネルギを発生する。
【0006】
ノズル部材106は、液体114を吐出する吐出口103と、吐出口103の形成された液室104と、液室104に直接連通するための液体114が流れる液流路105とが形成されており、接着層108を介し基板101と接合されている。
【0007】
上述の通り構成された従来の液体吐出ヘッドの発熱体102上に発生した気泡111は圧力V1〜V8を液体114に伝播しながら成長する。圧力V1〜V8のうち、圧力V3〜V6は比較的、吐出口103の方向へと圧力を伝播し、特に圧力V3、V4が液体114の吐出に大きく貢献する。
【0008】
この様な記録方法によれば、品位の高い画像を高速、低騒音で記録することができると共に、この記録方法を行うヘッドではインクを吐出するための吐出口を高密度に配置することができるため、小型の装置で高解像度の記録画像、さらにカラー画像をも容易に得ることができるという多くの優れた点を有している。このため、バブルジェット記録方法は近年、複写機、ファクシミリ等の多くのオフィス機器に利用されており、さらに、捺染装置等の産業用システムにまで利用されるようになってきている。
【0009】
このようにバブルジェット技術が多方面の製品に利用されるに従って、次のような様々な要求が近年さらにたかまっている。
【0010】
例えば、エネルギ効率の向上の要求に対する検討としては、発熱体の表面を保護するための保護膜の厚さを調整するといった発熱体の最適化が挙げられている。この手法は、発生した熱の液体への伝搬効率を向上させる点で効果がある。
【0011】
また、高画質な画像を得るために、インクの吐出スピードが速く、安定した気泡発生に基づく良好なインク吐出を行える液体吐出方法等を与えるための駆動条件が提案されたり、また、高速記録の観点から、吐出された液体の液室及び液流路内への充填(リフィル)速度の速い液体吐出ヘッドを得るために流路形状を改良したものも提案されている。
【0012】
特開昭63−199972号公報には、液流路へ向かうバック波を考慮した液流路構造が提案されている。このバック波は、吐出方向へ向かうエネルギでないため損失エネルギとして知られている。ここでは、発熱素子が形成する気泡の発生領域よりも離れ、かつ、発熱素子に関して吐出口とは反対側に位置する弁が開示されている。この弁は、板材等を利用する製造方法によって、流路の天井に貼り付いたように初期位置に位置し、気泡の発生に伴って、流路内へ垂れ下がる。この様に、バック波の一部を弁によって抑える。液体吐出に直接寄与しないバック波が流路内に発生した時点で、気泡により発生した圧力のうち、吐出に直接関係する圧力はすでに流路からの液体を吐出可能な状態としている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バック波によって開く構造の弁機構を設けた場合には、インクの吐出のための気泡は液流路上流側にも当然のごとく成長し、その過程で液流路上部に配された弁機構が、成長する気泡の流れに対応しながら(流されながら)動くことになる。すなわち、弁機構が開口するまでには気泡の成長過程の大半の時間が過ぎてしまうことになる。そのため、本来の目的であるバック波を抑制して吐出エネルギの損失を十分に防止することができない場合があった。特に、高い駆動周波数で吐出するような記録装置に適用した場合、その周波数に対応できなくなってしまうおそれがあった。
【0014】
本発明は、吐出効率、吐出力及び吐出速度を向上させ、リフィル時間を短縮できる液体吐出方法、液体吐出ヘッド及び前記液体吐出ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の液体吐出方法は、 液体を吐出する吐出口が形成された液室と、前記液室に連通する液流路と、前記液体に気泡を発生させる、前記液室に設けられた気泡発生手段と、前記液室内に設けられた変位可能な可動部とを有する液体吐出ヘッドを用いる液体吐出方法であって、
前記可動部が前記気泡の膨張に伴って液体を伝播する正圧により変位することで前記液室と前記液流路との連通部を実質的に塞ぐ工程と、
前記可動部が前記気泡の収縮に伴って液体を伝播する負圧により変位することで前記液室と前記液流路とを実質的に連通させる工程とを有する。
【0016】
また、本発明の液体吐出ヘッド液体を吐出する吐出口が形成された液室と、前記液室に連通する液流路と、前記液体に気泡を発生させる、前記液室に設けられた気泡発生手段とを有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記気泡の膨張時には前記膨張により前記液体を伝播した正圧により変位することで前記液室と前記液流路との連通部を実質的に塞ぎ、前記気泡の収縮時には前記収縮により前記液体を伝播した負圧により変位することで前記液室と前記液流路とを実質的に連通させる、前記液室に設けられた変位可能な可動部を有する。
【0017】
以上の通り、本発明では、液室内に可動部が設けられており、気泡発生手段による気泡の膨張の際には、可動部は液体を伝播する正圧により変位して液室と液流路との連通部を実質的に塞ぐ。このため、液体を吐出させるための気泡の膨張時に発生するバック波による圧力の液流路側への伝播が阻止される。さらに、気泡の収縮の際には、可動部は液体を伝播する負圧により変位して液室と液流路とを実質的に連通するため、吐出された液量に相当する量の液体が速やかに供給される。
【0018】
また、本発明の液体吐出ヘッドは、気泡発生手段と吐出口とは対向して配置されているものであってもよいし、気泡発生手段が形成された基板と、吐出口が形成され、かつ、凹部が形成されたノズル部材とを接合することで液室及び液流路が形成されているものであってもよいし、可動部は、ノズル部材と一体的に形成され、ノズル部材側が固定端で、基板側が自由端となる片持ち梁であってもよいし、液体が流れていない状態で、自由端と基板側との距離が最短となる姿勢を保持しているものであってもよい。また、ノズル部材は高分子重合体からなるものでもよいし、気泡発生手段は、熱エネルギを発生させるための電気熱変換体を備えているものであってもよいし、電気熱変換体によって印加される熱エネルギにより、液体に生ずる膜沸騰を利用して吐出口から液体を吐出させるものであってもよい。
【0019】
また、本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、液体を吐出する吐出口が形成された液室と、前記液室に連通する液流路と、前記液体に気泡を発生させる気泡発生手段とを有する液体吐出ヘッドの製造方法において、
前記気泡の膨張に伴って液体を伝播する正圧により変位することで前記液室と前記液流路との連通部を実質的に塞ぎ、かつ、前記気泡の収縮に伴って液体を伝播する負圧により変位することで前記液室と前記液流路とを実質的に連通させる可動部を前記液室に形成する工程を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態に関して図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドの側断面模式図を、また図2に、図1に示した液体吐出ヘッドの平面模式図を、図3に発熱体2が設けられた基体17の拡大断面図をそれぞれ示す。
【0021】
発熱体2の発熱面に実質的に平行に対面する様に吐出口3が配された、いわゆるサイドシュータータイプのヘッドであり、発熱体2が設けられた基板1と、発熱体2に対応した液室4及び液流路5を構成するための凹部及び液体を吐出する吐出口3が形成され、かつ、可動部7を有するノズル部材6とで概略構成される。
【0022】
基板1には、発熱体2に電気信号を供給するための配線電極の他に、発熱体2を選択的に駆動するためのトランジスタ、ダイオード、ラッチ、シフトレジスタ等の機能素子が一体的に作り込まれている。
【0023】
発熱体2は発熱抵抗体からなり、その寸法は本実施形態では30μm×30μmで、基板1上に設けられており、液体に米国特許第4,723,129号明細書に記載されている様な膜沸騰を生じさせて気泡を発生させるために利用される熱エネルギを発生する。
【0024】
また、発熱体2は図3に示すように、シリコン等からなる基体17上に、絶縁及び蓄熱を目的として酸化シリコンまたは窒化シリコンからなる下部層16を有する。その上に、発熱体2を構成するハフニウムボライド(HfB)、窒化タンタル(TaN)、タンタルアルミニウム(TaAl)等からなる0.01〜0.2μm厚の発熱抵抗層15と、パターニングされたアルミニウム等からなる0.2〜1.0μm厚の配線電極14とが配されている。この配線電極14から発熱抵抗層15に電圧を印加し、配線電極14の間に位置する発熱抵抗層15に電流を流して発熱させる。
【0025】
また、発熱抵抗層15上に酸化シリコンやチッ化シリコン等からなる保護層13が0.1〜2.0μm厚で形成されている。さらにその上には、タンタル等からなる0.1〜0.6μm厚の耐キャビテーション層27が成膜されており、インク等の各種の液体から少なくとも発熱抵抗層15を保護している。特に、気泡の発生、消泡の際に発生する圧力波や衝撃波は非常に強く、堅くてもろい酸化膜の耐久性を著しく低下させることがあるため、金属材料であるタンタル(Ta)等が耐キャビテーション層27として用いられる。
【0026】
なお、前述の保護層13及び耐キャビテーション層27は必ずしも必須ではなく、このような保護層13を必要としない発熱抵抗層15の材料としては、例えばイリジウム−タンタル−アルミ合金等が挙げられる。
【0027】
さらに、発熱体2として電気信号に応じて発熱する発熱抵抗層15で構成されたものを示したが、これに限られることなく、吐出液を吐出させるのに十分な気泡を発泡液に生じさせることのできるものであればよい。例えば、レーザ等の光を受けることで発熱するような光熱変換体や高周波を受けることで発熱するような発熱体2であってもよい。
【0028】
なお、前述の基体17には、発熱抵抗層15とこの発熱抵抗層15に電気信号を供給するための配線電極14とで構成される発熱体2の他に、この発熱体2を選択的に駆動するためのトランジスタ、ダイオード、ラッチ、シフトレジスタ等の機能素子が一体的に半導体製造工程によって作り込まれていてもよい。
【0029】
ノズル部材6は、液体を吐出する吐出口3と、吐出口3の形成された液室4と、液室4に直接連通するための液体を流すための液流路5とがレーザ加工により形成されており、接着層8を介し基板1と接合される。図2に示すように液流路5の流路幅は、液室4の幅より狭く、液室4と液流路5との境界部に狭窄部9が形成されている。
【0030】
また、ノズル部材6には上述したように、平板片持梁形状の可動部7が設けられている。この可動部7は、幅が液流路5の幅よりも広く、また、液室4内の液流路5側に液室4の天井から基板1に対して垂直に設けられている。可動部7は液室4の天井側に開放時の支点となる固定端7bと、基板1側に自由端7aとを有し、ノズル部材6と同一部材からなる。本実施形態では可動部7、高分子フィルム(ポリイミド)にレーザ加工を施すことで形成されている。また、可動部7は、液流路5側へは狭窄部9に当接することより変位量が制限され(図1中矢印C)、液室4内方向へのみ大きく変位(図1中矢印D)する。
【0031】
基板1と可動部7の自由端7aとの間には、2μmの間隔のスリット10が形成されている。
【0032】
スリット10は、気泡が成長するときに、可動部7が変位する前に可動部7の周囲の隙間から気泡がすり抜けない程度の実質的に密閉な状態を形成している。可動部7の少なくとも自由端7aは、気泡による圧力が及ぶ領域内に配されている。したがって図1において、液体が流れていない状態では可動部7より液室4側の領域Aと液流路5側の領域Bとは実質的に隔離されている。
【0033】
発熱体2の発熱面から熱が発生して液室4で気泡が発生すると、気泡の発生と成長に伴う圧力或いは成長する気泡に圧された可動部7の自由端7aは、液流路5の狭窄部9により領域B側への変位が制限されるため、領域Aと領域Bとが遮断されることで液室4はほぼ完全な密閉状態となり、これと同時に気泡の圧力により液体が吐出口3から吐出される。
【0034】
なお、可動部7を含むノズル部材6を構成する材料としては、吐出する液体に対して耐溶剤性があり、可動部7として良好に動作するための弾性を有し、スリット10が形成できるものであればよく、本実施形態では、ポリイミド等の高分子フィルム(本実施形態では、宇部興産のユーピレックス)を用いた。
【0035】
なお、これ以外にノズル部材6の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブタジエン、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、ポリイミド、ポリサルフォン、液晶ポリマー(LCP)等の近年のエンジニアリングプラスチックに代表される耐熱性、耐溶剤性、成型製、レーザ加工性の良好な樹脂、及びその化合物、もしくは、二酸化珪素、チッ化珪素、ニッケル、金、ステンレス等の金属、合金及びその化合物、もしくは表面にチタンや金をコーティングしたものを用いてもよい。
【0036】
また、可動部7の厚さは、可動部7としての強度を達成でき、可動部7として良好に動作するという観点からその材質と形状等を考慮して決定すればよいが、0.5μm〜10μm程度が望ましい。
【0037】
図4は、発熱体2に印加される駆動信号の一例を示すグラフである。
【0038】
横軸は発熱体2に印加される駆動信号の時間、縦軸はその電圧値を示す。発熱体2を駆動し、液体を吐出するためには、前述の発熱抵抗層15に配線電極14を介してに示されるような矩形パルスを印加し、配線電極14間の発熱抵抗層15を急峻に発熱させる。
【0039】
本実施形態では、電圧24V、パルス幅7μsec、電流150mA、駆動信号を6kHzの周期で電気エネルギを発熱体2に印加した。
【0040】
なお、駆動信号の条件はこれに限られることなく、発泡液を適正に発泡させることができる駆動信号であればよい。
【0041】
図5は、本実施形態の液体吐出ヘッドの液流路に沿って切断した斜視図である。
【0042】
共通液室26は液流路5に吐出液を供給するためのものである。
【0043】
次に、本実施形態の液体吐出ヘッドの液体の吐出動作について説明する。
【0044】
図6(a)〜図6(c)は本実施形態の液体吐出ヘッドの吐出動作を説明するための断面模式図である。
【0045】
図6(a)は、発熱体2に電気エネルギ等のエネルギが印加される前の状態であり、発熱体2が熱を発生する前の初期状態を示している。可動部7の自由端7aと基板1との間には所定の間隔のスリット10が形成されている。また、液室4及び液流路5には液体で満たされている。
【0046】
図6(b)は、発熱体2に電気エネルギ等が印加されて発熱体2が発熱し、発生した熱によって膜沸騰に伴う気泡11が発生し膨張することで、吐出液12が吐出されようとしている状況を示している。
気泡11の膨張により、液室4内の液体を伝播した正圧は可動部7を矢印Eの方向へと可動させる。しかし、可動部7の、矢印E方向への機械的変位は、ストッパとなる狭窄部9により制限される。これにより、液室4は実質的に密閉状態となり、気泡11の膨張に伴う圧力は領域Bには伝播しない。また、この密閉状態は気泡11の力を、大気に開放されている吐出口3の方へ集中させることとなる。この様にして、気泡11の成長に基づく圧力波は、吐出口3に向けて直上方向に集中的に伝わる。この様な圧力波の直接的な伝播により、吐出液12が滴として吐出口から高速、高吐出力、高吐出効率で吐出される(図6(c)参照)。また、液室4が密閉され吐出に寄与する液体の容積が常に一定であるため毎回の吐出量が安定に吐出される。
【0047】
図6(c)は、気泡11がその内部圧力の減少によって収縮し、消滅していく状態を示している。気泡11の収縮による負圧により、可動部7が液室4の領域A側に変位する(図中矢印F方向)。この時、領域A及び領域Bは連通した状態になる。これに伴い、液流路5から液室4へは、吐出された液量に相当する量の液体が速やかに供給される。この液流路5から液室4への速やかなる液体の供給は、気泡11によるバック波の影響を受けることがないため領域Bから領域Aへの液体流れの一方向性が強いことと、可動部7が開き、液体の供給に対する可動部7の抵抗が低減されることとが並行してなされることによるものである。
【0048】
なお、発熱体2上での気泡11の消滅に伴い、吐出口3から上流側に向かって液体のメニスカス25が後退するが、上述のように液体の供給が急速に達成されることで、液体が吐出口3の位置でメニスカス25が形成され、定常状態に戻る。
【0049】
また、以上の説明に用いた図1、図5、図6の基板1の表面は、発熱体2の発熱面と実質的に平坦につながり、発熱体2の表面が大きく落ち込んだ形状となっていない。このような場合、領域Aへの液体の供給は、基板の表面に沿ってなされる。このため、発熱体2の発熱面上に液体が淀むことが抑制され、液体中に溶存していて析出した析出気泡や、消泡できずに残ったいわゆる残留気泡が除去され易く、また液体への蓄熱が高くなり過ぎることもない。従って、より安定した気泡の発生を高速に繰り返し行うことができる。なお、基板1の表面が実質的に平坦な内壁に限らず、図3に示したような発熱体表面となだらかにつながり、なだらかな内壁を有する液流路であればよく、発熱体2上に液体の淀みを生じたり液体中に大きな乱流を生じたりしない形状であればよい。
【0050】
次に、気泡から液体への圧力伝搬について、本実施形態の液体吐出ヘッドにおける気泡から液体への圧力伝搬の状況を示す図である図7と、従来の液体吐出ヘッドにおける気泡から液体への圧力伝搬の状況を示す図とを比較しながら説明する。
【0051】
図13に示すように、従来の液体吐出ヘッドは、液流路105方向に発生した気泡111による圧力V7、V8の伝搬方向を規制する障害物はない。このため、気泡111は液流路105方向に大きく成長し、気泡111による圧力伝搬方向は、圧力V1〜V8のように気泡111の表面のほぼ垂直方向に沿った様々な方向を向いている。このうち、液吐出に最も影響を及ぼす吐出口103へ向かう圧力成分は、V3〜V6、すなわち吐出口103に近い側の圧力伝搬成分である。しかし、V3及びV4は吐出口103に最も近いため液吐出に効率よく寄与するが、V5及びV6の吐出口103へ向かう成分は比較的小さい。
【0052】
これに対し、図7に示すように、本実施形態の場合には、可動部7により液室4と液流路5が遮断されることで、液室4は密閉状態となり、気泡11の圧力伝搬成分V3〜V6を吐出口3の方へと導く。その結果、気泡11の圧力が直接的に効率よく液吐出に寄与する。そして、気泡11自体も吐出口3方向へ成長し、これにより気泡11による圧力のほとんどすべてが吐出口3の方へ向けられる。このように、可動部7によって気泡11の圧力伝搬方向のみならず気泡11自体の成長をも制御することにより、吐出効率、吐出力及び吐出速度等の飛躍的な向上を達成することができる。
【0053】
なお、吐出液に用いることができる記録液体として以下の表1に示すような組成のインクを用いて記録を行った。
【0054】
【表1】
Figure 2004042536
【0055】
吐出力の向上によってインクの吐出速度が高くなったため、液滴の着弾精度が向上し非常に良好な記録画像を得ることができた。
【0056】
以上により、気泡発生時に液室と液流路を実質的に遮断することで、液室内容積を一定になり毎回の吐出量が安定し、気泡及び気泡発生時の圧力の液流路への伝播を防ぐことで、吐出効率、吐出力及び吐出速度を飛躍的に向上させ、リフィル時間を短縮できる。
【0057】
次に、上述した本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法について説明する。
【0058】
液体吐出ヘッドの製造工程の概略は、次の通りである。
【0059】
すなわち、基板1上のノズル部材6と対向した箇所に予め樹脂層を形成し、その上にレーザ加工によりノズル、可動部7、吐出口3、液流路5の形成されたノズル部材6を接合することにより、液体吐出ヘッドを製造する。
【0060】
以下に、液体吐出ヘッドの製造工程の詳細に関して説明する。
【0061】
まず、本実施形態の液体吐出ヘッドに用いられるノズル部材6の製造方法の一例を図8を用いて説明する。
【0062】
ノズル部材6は、ポリイミド、ポリエステル、ポリサルフォン等の重合体物質であり、好ましくは15〜200μmまでの間の厚みであり、25〜75μmまでの間の厚みが最も好ましく、多くのノズルが連続して形成可能な、連続的な長尺の高分子フィルム18の形態で供給される。複数の製造工程を通じて、長尺の高分子フィルム18には、その搬送を補助するためのスプロケットホール(不図示)が形成されている。
【0063】
高分子フィルム18は、大径のリール19上にセットされている。上述の第1及び第2の実施形態では、高分子フィルム18としてポリイミド(宇部興産社のユーピレックス)を用いたが、その他にも東レ−デュポン社のカプトン等でもよい。
【0064】
接着層8の接着剤は、塗布ローラ20、不図示のスピンコータ等によって高分子フィルム18上に塗布され、その後、乾燥させ、定着させた。また、この接着剤としては、エポキシ樹脂(主材として油化シェル社のエピコート1001、硬化材として旭電化社のSP170)を用いた。但し、その他にも、フェノール樹脂、レソルシノール樹脂、ユリア樹脂、エチレン尿素樹脂、フラン樹脂、ポリウレタン、シリコーン樹脂などが適用可能である。この接着剤からなる接着層8の厚みは2μmとした。ただし、1〜25μmまでの間で良好な接着状態が得られた。
【0065】
次に、レーザ22から放射される所定数のパルスのレーザビームにより、高分子フィルム18上に配されたフォトマスク21を介して高分子フィルム18のレーザ加工を行い、液流路5、可動部7、吐出口3、液室4等の各種機能構造を形成した。このレーザ加工工程は、レーザ22を用いて、1,500mJ/cmのパワーで行った。本発明では、吐出口3の口径はφ30μmとした。レーザ発信源として、KrFエキシマレーザを用いた。その他の発信源として、F2、ArF、KrCl、XeCl、YAGレーザを用いてもよい。
【0066】
次いで、各機能構造を形成した高分子フィルム18をブレード23によりカットした。
【0067】
次に基板1の製造方法について説明する。
【0068】
図9(a)〜図9(d)は、本発明の液体吐出ヘッドに用いられる基板1の製造方法の一例を示す図である。
【0069】
図9(a)に示すように、シリコンウエハからなる基板1上に、半導体製造工程で用いるのと同様の製造装置を用いてハフニウムボライドや窒化タンタル等からなる発熱体2を有する電気熱変換素子を形成する。その後、次工程における感光性樹脂との密着性の向上を目的として基板1の表面を洗浄する。さらなる密着性の向上は、基板1の表面に紫外線−オゾン等による表面改質を行った後、例えばシランカップリング剤(日本ユニカ製:A189)をエチルアルコールで1重量%に希釈した液を上記改質表面上にスピンコートすることで達成される。
【0070】
次に、上記のようにして表面洗浄を行うことで密着性を向上させた基板1上に、図9(b)に示すように、紫外線感光性樹脂フィルム(東京応化製:ドライフィルム オーディルSY−318)であるドライフィルム30をラミネートした。
【0071】
次に、図9(c)に示すように、ドライフィルム30上にフォトマスク31を配し、このフォトマスク31を介してドライフィルム30のうち、ノズル部材6との接着領域として残す部分に紫外線Uを照射した。この露光工程は、キヤノン(株)製:MPA−600を用いて、約600mJ/cmの露光量で行った。
【0072】
次に、図9(d)に示すように、ドライフィルム30を、キシレンとブチルセルソルブアセテートとの混合液からなる現像液(東京応化製:BMRC−3)で現像した。未露光部分を溶解し、露光して硬化した部分をノズル部材6との接着領域として形成した。さらに、基板1の表面に残った不要物を酸素プラズマアッシング装置(アルカンテック社製:MAS−800)で約90秒間処理して取り除いた。引き続いて、150℃で2時間、さらに紫外線照射100mJ/cmを行い、露光部分を完全に硬化させた。
【0073】
この後、バンプボンダー(九州松下製)を用いて、素子基板の電気接続部に金のスタッドバンプを形成した。シリコン基板を、厚さ0.05mmのダイヤモンドブレードを取り付けたダイシングマシン(東京精密製:AWD−4000)で各々の素子基板に切断、分離した。
【0074】
次に、このようにして得られた基板1に対して、図10に示すように、ノズル部材6を位置決めし、接合した。ノズル部材6の基板1に対する接合は、基板1の発熱体2が設けられた面に対して、ノズル部材6の接着剤8が対向するように配置し、ノズル部材6の吐出口3と基板1の発熱体2とを位置決めしたのち、加熱された加熱ツール24によってノズル部材6を基板1に対して圧着し、その後キュア炉にて接着剤8を完全硬化させた。
【0075】
以上の方法で可動部7を有する液体吐出ヘッドを組み立てた。
【0076】
上述した製造方法によれば、メッキ等の複雑な製造工程を経ることなく容易に、かつ、位置ズレのない精度の高い可動部7を得ることができることに加え、液流路5、可動部7等をポリイミドで形成しているため、酸やアルカリ性の液体に強く信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。
【0077】
また、本例の製造方法によって製造された液体吐出ヘッドは、発熱体2とノズル32とが高精度に位置決めされているので、発熱体2の発熱による発泡の圧力を効率よく受けることができ、吐出効率において優れたものとなる。
【0078】
特に、ノズル部材6をエキシマレーザで一括して加工することで、液流路5と、可動部7と、ノズル32との相対位置精度を高めることができる。また高密度に形成することも可能である。そして、これらの高密度、高精度製造技術により、吐出し安定化が図られ印字品位が向上した液体吐出ヘッドを得ることができる。また、基板1はウエハ上に、ノズル部材6は高分子フィルム18上に一括形成することが可能なため、ヘッドを多量に低コストで製造することが可能である。
【0079】
なお、本発明の液体吐出ヘッドのノズル部材6は、液流路5を一体的に作り込んだ樹脂の成形体に対してエキシマレーザを照射することにより、吐出口3を穿孔加工した溝付部材であってもよい。また、ニッケルの電鋳により、吐出口3が設けられたオリフィスプレートを形成し、オリフィスプレートの裏面に厚さ25μmのドライフィルムを配し、これをパターニングすることで可動部7と、液室4と、液流路5とを形成したものであってもよい。
(第2の実施形態)
次に、図11に本発明の第2の実施形態の液体吐出ヘッドの側断面模式図を、また図12に、図11に示した液体吐出ヘッドの平面模式図をそれぞれ示す。
【0080】
本実施形態の液体吐出ヘッドは、液室34の両側に可動部37と、液流路35と、狭窄部39とが設けられている点が第1の実施形態と異なるが、それ以外の構成は基本的に同様であるため、詳細の説明は省略する。
【0081】
また、本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法も、第1の実施形態に示した製造方法と同様であるため、詳細の説明は省略する。
【0082】
本実施形態も、第1の実施形態と同様に気泡の膨張時に液室と液流路を実質的に遮断することで、液室内容積を一定になり毎回の吐出量が安定し、気泡及び気泡発生時の圧力の液流路への伝播を防ぐことで、吐出効率、吐出力及び吐出速度を飛躍的に向上させ、リフィル時間を短縮できる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、可動部が気泡の膨張に伴って液体を伝播する正圧により変位することで液室と液流路との連通部を実質的に塞ぐため、液体を吐出させるための気泡の膨張時に発生するバック波による圧力の液流路側への伝播が阻止される。また、可動部が気泡の収縮に伴って液体を伝播する負圧により変位することで液室と液流路とを実質的に連通されるため、吐出された液量に相当する量の液体が速やかに供給される。これらにより、気泡の膨張により発生する圧力エネルギが吐出口付近の液体に効率よく伝達されるとともに、液体の供給が速やかに行われるため、吐出効率、吐出力及び吐出速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドの側断面模式図である。
【図2】図1に示した液体吐出ヘッドの平面模式図である。
【図3】発熱体が設けられた基板の拡大断面図である。
【図4】発熱体に印加される駆動信号の一例を示すグラフである。
【図5】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドの斜視断面模式図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドの吐出動作を説明するための断面模式図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドにおける、気泡から液体への圧力伝搬について説明する図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドに用いられるノズル部材の製造方法の一例を説明する図である。
【図9】本発明の第1の実施形態のノズル部材の製造方法の一例を説明するための図である。
【図10】本発明の第1の実施形態の基板の製造方法の一例を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施形態の液体吐出ヘッドの側断面模式図である。
【図12】図11に示した液体吐出ヘッドの平面模式図である。
【図13】従来の液体吐出ヘッドの側断面模式図である。
【符号の説明】
1  基板
2  発熱体
3  吐出口
4、34  液室
5、35  液流路
6  ノズル部材
7、37  可動部
7a  自由端
7b  固定端
8  接着層
9、39  狭窄部
10  スリット
11  気泡
12  吐出液
13  保護層
14  配線電極
15  発熱抵抗層
16  下部層
17  基体
18  高分子フィルム
19  リール
20  塗布ローラ
21、31  フォトマスク
22  レーザ
23  ブレード
24  加熱ツール
25  メニスカス
26  共通液室
27  耐キャビテーション層
30  ドライフィルム

Claims (11)

  1. 液体を吐出する吐出口が形成された液室と、前記液室に連通する液流路と、前記液体に気泡を発生させる、前記液室に設けられた気泡発生手段と、前記液室内に設けられた変位可能な可動部とを有する液体吐出ヘッドを用いる液体吐出方法であって、
    前記可動部が前記気泡の膨張に伴って液体を伝播する正圧により変位することで前記液室と前記液流路との連通部を実質的に塞ぐ工程と、
    前記可動部が前記気泡の収縮に伴って液体を伝播する負圧により変位することで前記液室と前記液流路とを実質的に連通させる工程とを有することを特徴とする液体吐出方法。
  2. 前記可動部は前記液室の壁面を固定端とする片持ち梁であり、前記液体が流れていない状態では、前記可動部の自由端と、前記壁面と対向する別の壁面との距離が最短となる姿勢を保持する工程を含む請求項1に記載の液体吐出方法。
  3. 液体を吐出する吐出口が形成された液室と、前記液室に連通する液流路と、前記液体に気泡を発生させる、前記液室に設けられた気泡発生手段とを有する液体吐出ヘッドにおいて、
    前記気泡の膨張時には前記膨張により前記液体を伝播した正圧により変位することで前記液室と前記液流路との連通部を実質的に塞ぎ、前記気泡の収縮時には前記収縮により前記液体を伝播した負圧により変位することで前記液室と前記液流路とを実質的に連通させる、前記液室に設けられた変位可能な可動部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. 前記気泡発生手段と前記吐出口とは対向して配置されている請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記気泡発生手段が形成された基板と、前記吐出口が形成され、かつ、凹部が形成されたノズル部材とを接合することで前記液室及び前記液流路が形成されている請求項3または4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記可動部は、前記ノズル部材と一体的に形成され、前記ノズル部材側が固定端で、前記基板側が自由端となる片持ち梁である請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記可動部は、前記液体が流れていない状態で、前記自由端と前記基板側との距離が最短となる姿勢を保持している請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記ノズル部材は高分子重合体からなる請求項5ないし7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記気泡発生手段は、熱エネルギを発生させるための電気熱変換体を備えている請求項3ないし8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギにより、液体に生ずる膜沸騰を利用して前記吐出口から液体を吐出させる請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 液体を吐出する吐出口が形成された液室と、前記液室に連通する液流路と、前記液体に気泡を発生させる気泡発生手段とを有する液体吐出ヘッドの製造方法において、
    前記気泡の膨張に伴って液体を伝播する正圧により変位することで前記液室と前記液流路との連通部を実質的に塞ぎ、かつ、前記気泡の収縮に伴って液体を伝播する負圧により変位することで前記液室と前記液流路とを実質的に連通させる可動部を前記液室に形成する工程を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
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