JP2004041935A - 膜ろ過装置の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間に優れた洗浄効果を得ることができる洗浄方法を実施することで、薬品洗浄頻度が多くなるデッドエンドろ過およびクロスフローろ過の不利な面を補うことができる膜ろ過装置の逆洗方法を提供する。
【解決手段】過酸化水素と酸の混合液を第1の逆洗用薬液として膜モジュール1に供給し、第1の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持する間に、ろ過膜に付着した膜面付着物を過酸化水素の存在下で酸と反応させて膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和し、その後第1の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去し、次に過酸化水素とアルカリの混合液を第2の逆洗用薬液として膜ろ過装置に供給し、第2の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持する間に、膜面付着物を過酸化水素の存在下でアルカリと反応させて微細断片に細分化し、その後第2の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は膜ろ過装置の洗浄方法に関し、上水(浄水)処理、下水・廃水処理、工場用水処理の技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
膜ろ過装置に使用する膜モジュールには種々のものが採用できる。たとえば、図3〜図4に示すものにおいて、ケーシング11は両端が膜エレメント装入口11aとして開口し、膜エレメント装入口11aの外周縁にフランジ12を有している。ケーシング11は内部に充填する複数の膜エレメント13を両側の膜エレメント装入口11aの各々から装入しており、両側の膜エレメント13の間に形成する給水空間11bに対応する位置に被処理水を供給する原水供給口14を有し、両側に濃縮水排出口15を有している。
【0003】
膜エレメント13はセラミック製で先端を閉塞した細い直管状をなし、管壁を膜形成材のみで成形してなり、管外径1〜4mmφ、管壁肉厚0.2〜0.8mmの形状をなすものである。
【0004】
このセラミック製の複数の膜エレメント13は、所定間隔で平行に配置するとともに基端を集束プレート16に形成した貫通孔に装入して配置し、各膜エレメント13の基端間に充填する接着材層17によって集束プレート16に水密に集束固定している。
【0005】
この基端側においてのみ集束固定した膜エレメント13の束は各膜エレメント装入口11aからケーシング11の内部に充填し、集束プレート16はシール材18を介してフランジ12に水密に配置する。各膜エレメント13の基端開口13aを覆って配置する集水部19はろ過水排出口20を有しており、シール材21を介して集束プレート16に水密に配置し、固定ボルト22でフランジ11、集束プレート16、集水部19を一体に締め付けて固定している。
【0006】
以下、上記した構成における作用を説明する。原水供給口14から供給する被処理水は給水空間11bに流入し、各膜エレメント13の閉塞した先端に対向する位置から基端側に向けて流れる。被処理水を各膜エレメント13の間の流路にクロスフローで通水して各膜エレメント13でろ過する。膜エレメント13を透過したろ過水は膜エレメント13の内部流路を通って基端開口13aから集水部19に流入し、ろ過水排出口20から排出される。被処理水の濃縮水は濃縮水排出口15から排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の構成においては、膜面汚染をできるだけ生じないようにクロスフローろ過を行っているが、運転フラックス(Flux)を大きくすると薬品洗浄頻度が多くなる欠点があった。
【0008】
一方、膜ろ過装置の運転方法にはクロスフローろ過以外にデッドエンドろ過(全量ろ過)がある。このデッドエンドろ過においては被処理水の全量をろ過するので、システム構成が簡単で、かつ水の回収率を高くすることができる。
【0009】
しかし、デッドエンドろ過では運転フラックスを大きくすると薬品洗浄頻度が多くなり、ろ過膜の洗浄が問題となる。この洗浄に係る先行技術としては、特開平11−114384号、特開平8−243361号等があるが、水道原水等を膜ろ過した時の膜面付着物(C,Ca,K,Si,P,S,Fe等からなる)は、逆洗やエアースクラビング等の物理洗浄及び硫酸、苛性ソーダや過酸化水素等の薬品単独での化学洗浄では短時間に除去することが困難であった。
【0010】
本発明は、高フラックス運転を行う膜ろ過装置において短時間に優れた洗浄効果を得る洗浄方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の膜ろ過装置の洗浄方法は、膜ろ過装置のろ過膜に付着した膜面付着物を過酸化水素の存在下で酸または還元剤と反応させることで膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和し、その後、膜面付着物を過酸化水素の存在下でアルカリと反応させることで膜面付着物を微細断片に細分化して膜面から除去するものである。
【0012】
請求項2に係る本発明の膜ろ過装置の洗浄方法は、過酸化水素と酸または還元剤の混合液を第1の逆洗用薬液として膜ろ過装置に供給し、第1の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持する間に、ろ過膜に付着した膜面付着物を過酸化水素の存在下で酸または還元剤と反応させて膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和し、その後第1の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去し、次に過酸化水素とアルカリの混合液を第2の逆洗用薬液として膜ろ過装置に供給し、第2の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持する間に、膜面付着物を過酸化水素の存在下でアルカリと反応させて微細断片に細分化し、その後第2の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、膜モジュール1の基本的構造は図3〜図4のものと同様であるので詳細な説明を省略するが、本発明を適用する膜モジュール1の構造は図3〜図4のものに限るものではなく、ろ過膜の材質は無機膜、有機膜などの何れのものであっても良く、ろ過膜の形状としては管状、中空糸状、平膜状、スパイラル状、プリーツ状、モノリス状等の何れのものであっても良い。また、装置の形状は浸漬型、圧力容器型等の何れのものであって良い。さらに、本実施の形態においては、例として浄水処理についてデッドエンドろ過を行う場合を説明するが、浄水処理以外およびクロスフローろ過にも適用可能である。
【0014】
図1において、膜モジュール1の原液側には第1バルブ2を介して被処理水供給系3を接続し、被処理水供給系3の途中に凝集剤注入ポンプ4を介して凝集剤薬品タンク5を接続しており、凝集剤薬品タンク5にポリ塩化アルミニウム(PAC)等の凝集剤を貯留している。また、膜モジュール1の原液側には第2バルブ6を介して薬液洗浄排液系7を接続している。
【0015】
膜モジュール1の透過液側には第3バルブ8を介して透過液排出系9を接続するとともに、第4バルブ10を介して逆洗液供給系11を接続しており、透過液排出系9の先端側が処理水槽12に連通し、逆洗液供給ポンプ13を有する逆洗液供給系11の基端側が処理水槽12に連通している。
【0016】
逆洗液供給系11の途中には、アルカリ注入ポンプ14を介してアルカリ薬品タンク15を接続し、酸注入ポンプ16を介して酸薬品タンク17を接続し、過酸化水素注入ポンプ18を介して過酸化水素薬品タンク19を接続している。
【0017】
アルカリ薬品タンク15に貯留するアルカリとしては種々あるが苛性ソーダが望ましく、洗浄時の濃度は1000〜10000mg/lであって、4000mg/l程度が望ましい。酸薬品タンク17に貯留する酸としては鉱酸でも有機酸でも良いが、浄水設備では有機酸は有機物であるために好ましくなく、鉱酸としては硫酸、塩酸が望ましく、洗浄時の濃度は1000〜10000mg/lであって、5000mg/l程度が望ましい。過酸化水素薬品タンク19に貯留する過酸化水素の洗浄時の濃度は3〜100mg/lであって、30mg/lが望ましい。還元剤薬品タンク21に貯留する還元剤としては、チオ硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、シュウ酸等があるが、浄水設備ではシュウ酸は有機物であるために好ましくなく、チオ硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウムが望ましく、洗浄時の濃度は1000〜10000mg/lであって、5000mg/l程度が望ましい。
【0018】
透過液排出系9には第3バルブ8の上流側において初期排水系22が第5バルブ23を介して連通しており、初期排水系22の先端側は薬液洗浄排液系7に連通し、薬液洗浄排液系7は排水槽24に連通している。また、膜モジュール1の原液側は第6バルブ25を介して初期排水系22に連通している。
【0019】
以下、上記した構成における作用を説明する。通常運転時には、第1バルブ2および第3バルブ8を開栓し、第2バルブ6、第4バルブ10および第5バルブ23を閉栓する。この状態で、被処理水供給系3から被処理水を膜モジュール1の原液側に供給する。このとき、凝集剤薬品タンク5からPAC等の凝集剤を凝集剤注入ポンプ4を通して被処理水供給系3に供給する。
【0020】
凝集剤を伴った被処理水はその全量が膜モジュール1で膜分離され、分離物が膜面付着物(C,Ca,K,Si,P,S,Fe等からなる)としてろ過膜に付着し、ろ過膜を透過した透過液が透過液排出系9を通して処理水槽12へ流入する。
【0021】
逆洗運転時には、第1バルブ2、第3バルブ8、第5バルブ23を閉栓し、第2バルブ6および第4バルブ10を開栓し、逆洗液供給ポンプ13を駆動して処理水槽12の処理水を逆洗水として供給する。この状態で、第1の洗浄工程として、酸注入ポンプ16を駆動して酸薬品タンク17から酸として硫酸を所定濃度(5000mg/l)となるように供給し、過酸化水素注入ポンプ18を駆動して過酸化水素薬品タンク19から過酸化水素を所定濃度(30mg/l)となるように供給し、硫酸と過酸化水素の混合液を第1の洗浄薬液として膜モジュール1に供給する。
【0022】
逆洗液供給ポンプ13を停止し、第1の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持し、この間にろ過膜に付着した凝集剤由来の金属水酸化物である膜面付着物を過酸化水素の存在下で硫酸と反応させて膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和する。その後、押出工程において逆洗液供給ポンプ13を駆動して第1の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去し、除去物を薬液洗浄排液とともに薬液洗浄排液系7を通して排水槽24へ排出する。
【0023】
次に、第2の洗浄工程として、アルカリ注入ポンプ14を駆動してアルカリ薬品タンク15から水酸化ナトリウム溶液を所定濃度(4000mg/l)となるように供給し、過酸化水素注入ポンプ18を駆動して過酸化水素薬品タンク19から過酸化水素を所定濃度(30mg/l)となるように供給し、水酸化ナトリウム溶液と過酸化水素の混合液を第2の洗浄薬液として膜モジュール1に供給する。
【0024】
逆洗液供給ポンプ13を停止し、第2の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持し、この間に、ろ過膜に残留する膜面付着物を過酸化水素の存在下で水酸化ナトリウムと反応させて微細断片に細分化する。その後、押出工程において逆洗液供給ポンプ13を駆動して第2の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去し、除去物を薬液洗浄排液とともに薬液洗浄排液系7を通して排水槽24へ排出する。
【0025】
この硫酸・過酸化水素混合液と苛性ソーダ・過酸化水素混合液の使用順序を逆にすると洗浄効果が減じられる。すなわち、過酸化水素の存在下で硫酸が膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和して後に、過酸化水素の存在下で水酸化ナトリウムにより膜面付着物を微細断片に細分化することが重要であり、付着力の緩和を行わずに細分化を先行して行っても効果が少ない。
【0026】
次に、フラッシング工程として、逆洗液供給ポンプ13を停止し、第2バルブ6、第4バルブ10を閉栓するとともに、第1バルブ2、第6バルブ25を開栓する。この状態で被処理水を膜モジュール1に通液してフラッシングし、ろ過膜に付着している物質および膜モジュール1の原液側に浮遊している物質を洗い流し、その排液は初期排水系22を通して排水槽24へ排水する。
【0027】
そして次に、第6バルブ25を閉栓するとともに、第5バルブ23を開栓して初期ブローを行い、その排液は初期排水系22を通して排水槽24へ排水する。その後、第5バルブ23を閉栓して通常の通水運転に復帰する。上述した操作における各バルブの開閉状態を表1に示す。
【0028】
【表1】
Figure 2004041935
ところで、酸注入ポンプ16、酸薬品タンク17に代えて、図2に示すように還元剤注入ポンプ20を介して還元剤薬品タンク21を接続することも可能であり、この場合に第1の洗浄工程は還元剤注入ポンプ20を駆動して還元剤薬品タンク21からチオ硫酸ナトリウム溶液を所定濃度(5000mg/l)となるように供給することでも可能である。
【0029】
本発明でデッドエンドろ過を行う場合、被処理水量から薬液逆洗に要する水量を減じた量が処理水量となる。薬液逆洗に要する水量は第1および第2洗浄工程、押出工程、フラッシング工程、初期ブロー工程で使用する洗浄水の量であり、その総水量は被処理水量の1〜2%程度であるので、回収率は98〜99%にまで高まる。
【0030】
表2は、硫酸および苛性ソーダの濃度を変えた場合の洗浄効果を示すものであり、1000〜10000mg/lの濃度において短時間に原水圧力の回復を図ることが可能なことが明らかである。
【0031】
【表2】
Figure 2004041935
表3は、種々の薬品を使用して上述した洗浄操作を行ったテスト結果を示すものである。この結果より、酸、アルカリ、過酸化水素のそれぞれを単独で使用した場合、第1の洗浄薬液として酸を単独で使用し、第2の洗浄薬液としてアルカリを単独で使用した場合、第1の洗浄薬液としてアルカリを単独で使用し、第2の洗浄薬液として酸を単独で使用した場合には、短時間での洗浄操作では十分な洗浄効果が得られない。しかし、本発明のように、第1の洗浄薬液として酸と過酸化水素の混合液もしくは還元剤と過酸化水素の混合を使用し、第2の洗浄薬液としてアルカリと過酸化水素の混合液を使用することで短時間に優れた洗浄効果を発揮できる。
【0032】
【表3】
Figure 2004041935
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、膜ろ過装置のろ過膜に付着した膜面付着物を過酸化水素の存在下で酸と反応させることで膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和し、その後、膜面付着物を過酸化水素の存在下でアルカリと反応させることで膜面付着物を微細断片に細分化して膜面から除去することで、短時間に優れた洗浄効果を発揮できるので、薬品洗浄頻度が多くなる高フラックスろ過の不利な面を補うことができる。このため、例えば運転フラックスが大きく水の回収率が高く、必要膜面積を大幅に低減可能な優れた作用効果を持つデッドエンドろ過を容易に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における浄水処理設備を示すフローシート図である。
【図2】本発明の他の実施の形態における浄水処理設備を示すフローシート図である。
【図3】従来のセラミック膜モジュールを示す斜視図である。
【図4】同セラミック膜モジュールの断面図である。
【符号の説明】
1  膜モジュール
2  第1バルブ
3  被処理水供給系
4  凝集剤注入ポンプ
5  凝集剤薬品タンク
6  第2バルブ
7  薬液洗浄排液系
8  第3バルブ
9  透過液排出系
10  第4バルブ
11  逆洗液供給系
12  処理水槽
13  逆洗液供給ポンプ
14  アルカリ注入ポンプ
15  アルカリ薬品タンク
16  酸注入ポンプ
17  酸薬品タンク
18  過酸化水素注入ポンプ
19  過酸化水素薬品タンク
20  還元剤注入ポンプ
21  還元剤薬品タンク
22  初期排水系
23  第5バルブ
24  排水槽
25  第6バルブ

Claims (2)

  1. 膜ろ過装置のろ過膜に付着した膜面付着物を過酸化水素の存在下で酸または還元剤と反応させることで膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和し、その後、膜面付着物を過酸化水素の存在下でアルカリと反応させることで膜面付着物を微細断片に細分化して膜面から除去することを特徴とする膜ろ過装置の洗浄方法。
  2. 過酸化水素と酸または還元剤の混合液を第1の逆洗用薬液として膜ろ過装置に供給し、第1の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持する間に、ろ過膜に付着した膜面付着物を過酸化水素の存在下で酸または還元剤と反応させて膜面付着物の膜面に対する付着力を緩和し、その後第1の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去し、次に過酸化水素とアルカリの混合液を第2の逆洗用薬液として膜ろ過装置に供給し、第2の逆洗用薬液がろ過膜に浸潤する状態を所定時間保持する間に、膜面付着物を過酸化水素の存在下でアルカリと反応させて微細断片に細分化し、その後第2の逆洗用薬液をろ過膜から押し出して膜面付着物を膜面から分離除去することを特徴とする膜ろ過装置の洗浄方法。
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