JP2004041906A - スクリュー式濾過脱水装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】公知のスクリュー式濾過脱水装置において、スクリューコンベア11の駆動時にスクリューブレード11Bと摺接して偏心回転運動する環状可動プレート3は、内摺部分が金属製で、その他の部分が合成樹脂製であり、金属製部分3Aの外周面と合成樹脂製部分3Bの内周面とが回り止め構造3Cにより嵌着されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の技術分野】
本発明は、オキシデーションディッチ法等に代表される比較的小規模の下水処理作業において発生する懸濁微粒子を含む懸濁液を、濃縮工程を経由しない低濃度の状態により、濾液と懸濁微粒子とに分離するためのスクリュー式濾過脱水装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
多数枚の環状濾過プレートを所要の間隔を保持して積層状に定着させ、該環状濾過プレートの各積層間にそれぞれ環状可動プレートを遊嵌して形成された各細隙を濾水流出溝とする筒状の濾過体に形成し、該濾過体の始端開口部を固液の送り込み口とし終端開口部を脱水固分の送り出し口として、スクリューブレードの外径が環状可動プレートの内径よりも大きく環状濾過プレートの内径よりは小さく形成されたスクリューコンベアを前記濾過体の中心孔に嵌装させ、該スクリューコンベアの駆動時にスクリューブレードの外縁が環状可動プレートの内周部へ斜交状に摺接することで、該環状可動プレートを偏心回転運動させるよう構成したスクリュー式濾過脱水装置は公知である。
【0003】
この式の濾過脱水装置における環状可動プレートは従来、全体を金属で一体構造に作られていて重量があり、これを多数枚使用するため原動機への負荷が大きく、また、スクリューブレードと摺接する環状可動プレート内周部の磨耗が激しく、内周部が磨耗すれば環状可動プレート全体を新しいものと交換しなければならないという欠点がある。
【0004】
【発明の目的】
本発明の目的は、スクリューコンベアによって偏心回転させられる環状可動プレートが軽量で、原動機への負荷が軽減されると共にローコストに製造でき、また、環状可動プレートに磨耗が生じた場合には当該磨耗部分のみを交換して、他の部分は再使用することも可能なよう構成されたスクリュー式濾過脱水装置を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】
本発明に係るスクリュー式濾過脱水装置では、多数枚の環状濾過プレートを所要の間隔を保持して積層状に定着させ、該環状濾過プレートの各積層間にそれぞれ環状可動プレートを遊嵌して形成された各細隙を濾水流出溝とする筒状の濾過体に形成し、該濾過体の始端開口部を固液の送り込み口とし終端開口部を脱水固分の送り出し口として、スクリューブレードの外径が環状可動プレートの内径よりも大きく環状濾過プレートの内径よりは小さく形成されたスクリューコンベアを前記濾過体の中心孔に嵌装してなるスクリュー式濾過脱水装置において、前記環状可動プレートは、スクリューブレードと摺接する内周部分が金属製で、その他の部分合成樹脂製であり、該金属製部分の外周面と合成樹脂製部分の内周面とが回り止め構造により嵌着されている。
【0006】
【実施例】
以下実施例の図1ないし図6により説明をする。
【0007】
1は筒状の濾過体であり、多数枚の環状濾過プレート2・・2を所要の間隔を保持して積層状に定着させ、該環状濾過プレート2・・2の各積層間にそれぞれ環状可動プレート3・・3を遊嵌させて形成された細隙を濾水流出溝4・・4とし、各環状濾過プレート2・・2の外周には例えば各環状可動プレート3・・3の外径よりも大径に形成された座部5・・5を有し、該座部5・・5に付設された間隔保持具6・・6により、各環状濾過プレート2・・2間の間隔を各環状可動プレート3・・3の肉厚よりも僅かに大きく保持されるよう規整する。7・・7は各座部5・・5を支承する固定体であり、濾過体1の外側に沿うように各環状可動プレート3と非接触状体を保って架設されている。
【0008】
濾過体1の始端開口部は固液の送り込み口8となり終端開口部は脱水固分の送り出し口9となり、中心孔10にはスクリューコンベア11を嵌装する。12はスクリューコンベア11を駆動するための原動機、13は送り出し口9に付設された吐出圧調整弁である。前記スクリューコンベア11はスクリューブレード11Bの外径が環状濾過プレート2の内径よりも小径で、環状可動プレート3の内径よりも大きく形成されており、原動機12により駆動されて固液混合体を移送させると共にスクリューブレード11Bの外縁が環状可動プレート3・・3の内周部へ斜交状に摺接して該環状可動プレート3・・3を偏心回転させる。各環状可動プレート3は、スクリューブレード11Bと摺接する内周部分3Aを金属製とし、その他の部分3Bは合成樹脂製として、該金属製部分3Aの外周面と合成樹脂製部分3Bの内周面とが例えば、楕円等の非真円形、多角形或いは歯輪状等に形成された回り止め構造3Cにより嵌着されている。
【0009】
【作用】
原動機12を駆動させるとスクリューコンベア11が回転し、環状可動プレート3・・3は環状濾過プレート2・・2間の間隙に沿って偏心回転運動を行い、送り込み口8から濾過体1内へ送り込まれた固液はスクリューブレード11Bに沿って旋回しながら軸方向へ前進する過程において、濾過された濾水は濾水流出溝4・・4より流出し、脱水されて含水比の低くなった固分は前方の送り出し口9から順次排出される。長期間使用することにより環状可動プレート3に磨耗が生じる。つまりスクリューブレード11Bと摺接する内周部分の金属製部分3A或いは両サイドの環状濾過プレート3A、3Aと摺接する合成樹脂製部分3Bが磨耗することになる。金属製部分3Aと合成樹脂製部分3Bとが取り外し可能に嵌着されている場合には、合成樹脂製部分3Bが横ずれを生じることもあるが、両サイドの環状濾過プレート3A、3Aに挟扼されているため金属製部分3Aから脱輪することはない。
【0010】
【発明の効果】
本発明スクリュー式濾過脱水装置によれば、スクリューコンベア11によって偏心回転させられる環状可動プレート3の大部分が合成樹脂製で軽量なため、原動機12への負荷が軽減されると共に製造コストを低減し得る効果もある。また、金属製部分3Aと合成樹脂製部分3Bとが取り外し可能に嵌着されている場合には磨耗の生じた部分のみを交換すれば足り、金属製部分3Aと合成樹脂製部分3Bとが取り外し不能に嵌着されている場合には環状可動プレート3の全体を交換することになるが、全体が金属製の従来のものと異なりローコストに作られているため経済性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施対象となるスクリュー式濾過脱水装置の構成を略示した縦断側面図である。
【図2】本発明装置の縦断正面図である。
【図3】本発明装置における環状可動プレートの正面図であって、金属製部分と合成樹脂製部分とが非真円形に形成された回り止め構造により嵌着される事例を示す。
【図4】本発明装置における環状可動プレートの正面図であって、金属製部分と合成樹脂製部分とが多角形に形成された回り止め構造により嵌着される事例を示す。
【図5】本発明装置における環状可動プレートの正面図であって、金属製部分と合成樹脂製部分とが歯輪状に形成された回り止め構造により嵌着される事例を示す。
【図6】本発明装置における環状可動プレートの嵌着部での横ずれ状態を示す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 筒状の濾過体
2 環状濾過プレート
3 環状可動プレート
3A 環状可動プレートの金属製部分
3B 環状可動プレートの合成樹脂製部分
3C 回り止め構造
4 濾水流出溝
8 固液の送り込み口
9 脱水固分の送り出し口
10 濾過体の中心孔
11 スクリューコンベア
11B スクリューブレード
Claims (1)
- 多数枚の環状濾過プレートを所要の間隔を保持して積層状に定着させ、該環状濾過プレートの各積層間にそれぞれ環状可動プレートを遊嵌して形成された各細隙を濾水流出溝とする筒状の濾過体に形成し、該濾過体の始端開口部を固液の送り込み口とし終端開口部を脱水固分の送り出し口として、スクリューブレードの外径が環状可動プレートの内径よりも大きく環状濾過プレートの内径よりは小さく形成されたスクリューコンベアを前記濾過体の中心孔に嵌装してなるスクリュー式濾過脱水装置において、前記環状可動プレートは、スクリューブレードと摺接する内周部分が金属製で、その他の部分が合成樹脂製であり、該金属製部分の外周面と合成樹脂製部分の内周面とが回り止め構造により嵌着されていることを特徴とする、スクリュー式濾過脱水装置。
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