JP2004041764A - 傾斜可能な座部を有する椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 脚部に取付けた取付体に対して、上面に座部を取付けた傾動体の傾動動作時におけるガタつきを完全に防止して安定化するとともに、ダンパー機能を十分に発揮して座部の緩やかな傾動動作を実現することが可能な傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構を提供する。
【解決手段】 脚部に取付ける取付体6と、上面に座部を取付ける傾動体9の前部同士を水平な回転軸8によって回動可能に連結し、回転軸より後方の傾動体の後部を上方へ弾性付勢し、座部の後部が上下動して立起姿勢とリクライニング姿勢を取ることが可能な椅子のダンパー機構であって、回転軸8から離れた取付体6と傾動体9の各側面が重合する位置間に、一方の側面にスライダー33を取付け、他方の側面にスライダーを押圧状態で摺接させてなる。
【選択図】    図3

Description

 本発明は、傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構に係わり、更に詳しくは座部の後部が上下動して立起姿勢とリクライニング姿勢を取ることが可能な椅子において、座部の傾動動作時における動作の安定化と座部の緩やかな傾動動作を実現するダンパー機構に関する。
  従来、脚部に取付ける取付体と、上面に座部を取付ける傾動体の前部同士を水平な回転軸によって回動可能に連結し、前記回転軸より後方の取付体と傾動体との間に該傾動体の後部を上方へ弾性付勢し、座部の後部が上下動して立起姿勢とリクライニング姿勢を取ることが可能な椅子は、本出願人も提供している。
 そして、従来の傾動体の取付体に対する傾動機構は、単に傾動体の両側面に渡して取付けた回転軸を、取付体の内部に固定した軸受にて回動可能に連結したものであり、軸受として上下二分割のブッシュで回転軸を挟み込んで、ガタつきを防止するとともに、ブッシュと回転軸との摺動摩擦によってある程度のダンパー機能を持たせた構造を採用していた。
 しかし、回転軸の軸方向への移動やガタつきの防止は不完全であり、また回転軸に直接摺接するブッシュでダンパー機能を持たせることは不十分である。そして、ブッシュが摩耗すると、全くダンパー機能を果たさなくなるばかりでなく、傾動動作時にガタつきが発生する恐れもあった。
 そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚部に取付けた取付体に対して、上面に座部を取付けた傾動体の傾動動作時におけるガタつきを完全に防止して安定化するとともに、ダンパー機能を十分に発揮して座部の緩やかな傾動動作を実現することが可能な傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構を提供する点にある。
 本発明は、前述の課題解決のために、脚部に取付ける取付体と、上面に座部を取付ける傾動体の前部同士を水平な回転軸によって回動可能に連結し、前記回転軸より後方の前記傾動体の後部を上方へ弾性付勢し、座部の後部が上下動して立起姿勢とリクライニング姿勢を取ることが可能な椅子のダンパー機構であって、前記回転軸から離れた前記取付体と傾動体の各側面が重合する位置間に、一方の側面にスライダーを取付け、他方の側面にスライダーを押圧状態で摺接させてなる傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構を構成した。
 ここで、硬質合成樹脂製の板状スライダーが、偏平な圧縮ゴムを介して取付体又は傾動体に取付けられていることが好ましい。
 更に、前記スライダーの取付面側に単又は複数のダボを突設し、前記圧縮ゴムと前記取付体又は傾動体の側面に前記ダボに対応して通孔を設け、前記スライダーのダボを、圧縮ゴムの通孔に挿通し且つ取付体又は傾動体の側面の通孔に係合した状態で、前記スライダーを押圧方向に弾性変位可能に取付けられているとより好ましい。
 以上にしてなる本発明の傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構によれば、以下の顕著な効果を奏するものである。
 請求項1によれば、回転軸を中心とする傾動体の回動動作を安定化し、座部の側方へのガタつきを防止するとともに、回転軸を中心とする回動において急激な動作を制限し、緩やかな座部の傾斜動作を実現することができ、更に回転軸を回動可能に保持する軸受の摩耗が少なくなって耐久性が向上する。
 請求項2によれば、圧縮ゴムによってスライダーを弾性的に且つ面圧が一様に他側面に圧接することが可能であり、また取付体と傾動体の製造誤差を吸収することが可能である。更に、スライダーと圧縮ゴムとを積層状態で取付体又は傾動体の側面に取付けるので、取付状態が安定である。
 請求項3によれば、スライダーを押圧方向にのみ弾性変位可能に取付けることができ、しかもスライダーがそれを取付けた取付体又は傾動体の側面に対して平行な方向に移動することが全くなく、取付強度の向上が図れる。
 次に添付図面に示した本発明の実施形態に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る椅子の側面図、図2は同じく正面図、図3〜図7は座部のロッキング装置の各部を示し、図中1は脚部、2は座部、3は背凭れ部、4はロッキング装置をそれぞれ示している。
 本発明に係る椅子は、脚部1に支持された座部2と、該座部2の後方立上部に対して弾性的に前後傾動可能に連結された背凭れ部3とよりなり、前記座部2は脚部1との間に設けたロッキング装置4によって着座者の体重の後方移動に伴って後部が弾性的に下降し、体重の前方移動に伴って元の位置まで上昇する構造のものである。勿論、着座者の着座姿勢によって座部2の後部が最上方位置(立起姿勢)と最下方位置(リクライニング姿勢)との中間位置も取り得るものである。
 前記ロッキング装置4は、前記脚部1に立設したガスシリンダー5の上端に後端部を取付けた金属製の取付体6と、該取付体6の前部に軸受7にて支持された水平な回転軸8によって前部を回動可能に連結した金属製の傾動体9と、該傾動体9の後部を上方へ弾性付勢するための付勢手段10と、前記取付体6に対する傾動体9の傾斜状態を固定するロック機構11と、前記回転軸8を中心とする傾動体9の傾動時にその動作を緩衝するためのダンパー機構12とから構成されている。ここで、座部2に座った着座者の重心は、前記ガスシリンダー5の近傍に設定されている。
 前記取付体6は、上方開放した箱型形状を有し、後端部にガスシリンダー5のテーパー状先端部5Aを嵌入するテーパー状取付管13を上下貫設し、前端部には前記軸受7が固定され、該軸受7と前記取付管13との中間部には前記付勢手段10が設けられ、更に該付勢手段10と取付管13との間にはロック機構11の本体部11Aが設けられている。尚、前記ガスシリンダー5の操作ピン5Bは、前記取付体6の内部に露出している。
 前記傾動体9は、下方開放した略箱型形状を有し、前記軸受7及びダンパー機構12に対応する前部が二股に分かれた構造を有し、この両側に分かれた部分に貫設した回転軸8を前記取付体6に固定した軸受7に回動可能に支持されて取付体6と連結するとともに、座部2を上面に固定する取付板14と取付体6の下面板15との間に前記付勢手段10が設けられ、更に取付板14の下面には前記ロック機構11の係止板11Bが下設されている。そして、この傾動体9は、前記取付体6の上部を覆うような形状となっている。
 前記軸受7は、図3及び図5に示すように、金属製の保持枠16を取付体6の下面板15の前部に溶着し、該保持枠16には横方向に延びた上方開放の収容溝17を有するとともに、上縁前後に延びた固定板18,18を有し、前記収容溝17内に上下二分割した合成樹脂製のブッシュ19,19を間に前記回転軸8を挟んで収容し、上方のブッシュ19の上面に当接するように前後の固定板18,18に押え板20をビス21,…にて固定した構造である。
 前記付勢手段10は、図3に示すように、前記取付体6の下面板15に貫通した螺軸21の下端であって、該下面板15の下面に摺接する位置に強弱ノブ22を固定するとともに、下面板15の上面側の螺軸21に突設した環状フランジ部23と該下面板15との間にベアリング24を介装し、当該螺軸21を定位置回転可能となすとともに、該螺軸21の上部に受板25に固着したナット26を螺合し、圧縮コイルばね27の下端を該受板25に当止し、該圧縮コイルばね27の上端を前記傾動体9の取付板14に下方へ突設した環状凸部28に外挿し且つ取付板14に当止した構造である。そして、前記強弱ノブ22を回転させることにより、螺軸21に対して受板25が上下に変位して圧縮コイルばね27の圧縮状態を変えて、前記回転軸8を中心とする傾動体9の後部の下降に対する弾性抵抗力を調節するのである。
 前記ロック機構11は、図3及び図4に示すように、前記取付体6の側方から貫通し且つ回動可能に軸部29Aを保持したロックレバー29のクランク部29Bを、前記取付体6の内部に固定した本体部11Aに一体形成した円弧状係止孔30内で移動可能とするとともに、クランク部29Bを円弧状係止孔30の両終端部と中間部との三段階で弾性的に係止可能とし、そして前記傾動体9の取付板14の下面に突設した係止板11Bの先端部に第1係止凹部31と、その上方の一側面側に第2係止凹部32を形成した構造である。そして、前記円弧状係止孔30の一方の終端にクランク部29Bが位置する場合に、係止板11Bはクランク部29Bの側方を上下に通過可能、即ち傾動体9が自由に傾動可能となし、円弧状係止孔30の他方の終端にクランク部29Bが位置する場合に、係止板11Bの第1係止凹部31がクランク部29Bに係合して傾動体9の後部の下動を規制して立起姿勢を維持し、また傾動体9の後部を最下方位置まで沈めた状態で円弧状係止孔30の中間部にクランク部29Bを位置させることによって、該クランク部29Bが第2係止凹部32に係合して傾動体9の後部の上動を規制してリクライニング姿勢を維持するのである。ここで、前記ロックレバー29の軸部29Aを中心として回転させると、該軸部29Aに対して偏心したクランク部29Bが前記円弧状係止孔30に沿って移動するようになっている。
 前記ダンパー機構12は、図3、図6及び図7に示すように、前記回転軸8から若干離れた位置であって、前記取付体6と傾動体9の各側面が重合する位置間に、一方の側面にスライダー33を圧縮ゴム34を介して取付け、他方の側面にスライダー33を摺接させた構造である。このダンパー機構12によって、前記回転軸8を中心とする傾動体9の回動動作を安定化する。即ち、座部2の側方へのガタつきを防止するとともに、回転軸8を中心とする回動において急激な動作を制限し、緩やかな座部2の傾斜動作を実現するのである。
 また、前記取付体6の後部には、下面板15の上位に略平行に上面板35の後部を溶着するとともに、該上面板35の前縁から下方へ延びた脚板36の下端を前記下面板15に溶着し、当該下面板15と上面板35とに貫通して前記取付管13が溶着されている。そして、前記上面板35の前部と脚板36の上端部であって幅方向の略中央部に前記ロック機構11の本体部11Aを装着するための切欠開口37を形成している。更に、前記取付体6の後端から後方へ若干突出した上面板35の端縁35Aに緩衝材38を取付け、前記傾動体9の後端から下方へ延び、更に前方へ若干折曲した折曲片39を前記緩衝材38の下方位置に配設し、傾動体9の後部が最上昇した位置で前記折曲片39が緩衝材38に当接し、傾動体9の後部が最下降した位置で前記取付板14が緩衝材38に当接するように設定している。
 また、前記ロックレバー29の軸部29Aを貫設した側とは反対側に、上下昇降レバー40の軸部40Aから直角に折曲した中間部40Bを回動可能に保持し、該中間部40Bから直角に折曲して軸部40Aと平行に延びたクランク部40Cの先端部を前記ガスシリンダー5の操作ピン5Bの先端に当接させている。そして、前記上下昇降レバー40の軸部40Aを上方に持ち上げることによって、クランク部40Cの先端で前記操作ピン5Bを押し込んで、ガスシリンダー5による座部2の高さ調節を可能としている。尚、前記ロックレバー29の軸部29Aの先端部にはハンドル29Cが嵌着され、前記上下昇降レバー40の軸部40Aの先端部にも同様にハンドル40Dが嵌着されている。ここで、前記ハンドル29Cは、ロックレバー29の回転に適した形状であり、前記ハンドル40Dは、上下昇降レバー40の上下動に適した形状となっている。
 そして、前記ロックレバー29の軸部29Aが取付体6を貫通した部分と、前記上下昇降レバー40の軸部40Aが取付体6を貫通した部分には、合成樹脂製のスペーサー41が嵌着されている。このスペーサー41は、取付体6の両側において同一形状のものであるが、それぞれロックレバー29の軸部29Aをガタつきなく回動可能に支持し、上下昇降レバー40の軸部40Aをガタつきなく上下スライド可能に支持できる構造である。
 次に、図6〜図8に基づいて更に本発明のダンパー機構12を説明する。本発明のダンパー機構12は、脚部1に取付ける取付体6と、上面に座部2を取付ける傾動体9の前部同士を水平な回転軸8によって回動可能に連結し、前記回転軸8より後方の傾動体9の後部を上方へ弾性付勢し、座部2の後部が上下動して立起姿勢とリクライニング姿勢を取ることが可能な椅子において、前記回転軸8から離れた前記取付体6と傾動体9の各側面が重合する位置間に、一方の側面にスライダー33を取付け、他方の側面にスライダー33を押圧状態で摺接させてなることを要旨としている。
 ここで、前記スライダー33を押圧状態で摺接するには、該スライダー33を硬質合成樹脂製で板状に成形し、偏平な圧縮ゴム34を介して取付体6又は傾動体9に取付けるのである。また、前記スライダー33の取付面42側に単又は複数のダボ43,…を突設し、前記圧縮ゴム34と前記取付体6又は傾動体9の側面に前記ダボ43に対応して通孔44,45,…を設け、前記スライダー33のダボ43,…を、圧縮ゴム34の通孔44,…に挿通し且つ取付体6又は傾動体9の側面の通孔45,…に係合した状態で、前記スライダー33を押圧方向に弾性変位可能に取付けている。
 更に詳しくは、前記傾動体9は、前記取付板14の両側縁を下方へ折曲して側面板46,46を形成し、前部において取付板14の一部を切り欠いて開口部47を形成すると同時に、該開口部47の両側縁から下方へ軸支板48,48を切起し形成している。前記軸支板48は、前記側面板46との間に所定の間隔を設けて平行に形成されており、また側面板46よりも大きく下方へ突出している。そして、前記取付体6には周囲に立ち上がった壁面を有し、両側壁板49,49を前記外方の側面板46と内方の軸支板48とで挟むように、取付体6と傾動体9は回転軸8にて連結される。また、前記軸支板48,48の前端部には、前記回転軸8を嵌挿して溶着するための軸孔50,50を形成しているとともに、その後方の両軸支板48,48間に補強軸51を架設状態で溶着している。ここで、前記取付体6に固定された軸受7は、前記傾動体9の両軸支板48,48間に位置する。
 前記スライダー33及び圧縮ゴム34は、本実施形態では前記傾動体9の軸支板48の側面に取付けているため、該軸支板48に前記通孔45,…を所定位置に形成している。また、本実施形態では、スライダー33の突設したダボ43は合計4個であり、それに対応して前記補強軸51の周囲に4個の通孔45,…を形成し、当然ではあるが前記圧縮ゴム34にも4個の通孔44,…を同じ配列で形成している。また、前記ダボ43,…は、取付面42の上下左右に突設しているが、左右のダボ43,43は断面が縦長の長円であり、それに対応する通孔44,45も長円孔であり、上下のダボ43,43は断面が円形であり、それに対応する通孔44,45も円形である。このように、各ダボ43,…の形状と通孔44,45を異ならせることにより、スライダー33及び圧縮ゴム34の取付ける向きが所定の方向になる。尚、前記ダボ43、通孔44,45の数は、1個でも可能であるが、好ましくは2個以上である。
 そして、前記ダンパー機構12を所定位置に組付けるには、先ずスライダー33のダボ43,…に圧縮ゴム34の通孔44,…を挿入した状態で、該ダボ43,…を前記傾動体9の各軸支板48の外面側に係合して取付け、好ましくはスライダー33と圧縮ゴム34の接合面同士及び圧縮ゴム34と軸支板48の接合面同士を接着して取付ける。その状態で、前記スライダー33,33を取付体6の側壁板49,49の内面に圧接しながら、前記傾動体9を取付体6の所定位置に配設し、前記回転軸8を軸受7にて回動可能に保持するのである。この組付状態では、取付体6に対して傾動体9の上方への回動は、前記折曲片39が緩衝材38に当接して規制されるので、スライダー33が側壁板49から離れることがないのである。
 また、前記スライダー33のダボ43は、前記軸支板48の通孔45に単に係合しているだけであるので、取付位置は規定されるものの、該スライダー33の押圧方向、つまり軸支板48に対して直交方向には変位可能となっている。また、前記スライダー33は、取付体6と傾動体9との組付時に側壁板49の側面への挿入を容易にするため、少なくとも上下縁を面取りした断面台形状となっている。更に、前記スライダー33と圧縮ゴム34の素材については、例えば、スライダー33はポリアセタール、圧縮ゴム34は発泡ポリウレタンエラストマーを用いて作製されている。
 また、前記スライダー33と圧縮ゴム34の他の実施形態として、図9に示したものは、前記スライダー33の取付面42の左右に断面縦長の長円形のダボ43,43を2個突設するとともに、下縁を取付面42から突出させて突縁52を形成し、圧縮ゴム34にも対応する通孔44,44を形成したものである。そして、スライダー33と圧縮ゴム34とを接合した際に、前記突縁52で圧縮ゴム34の下縁を受けて取付強度をより高めるとともに、更に前記傾動体9の軸支板48に取付けた際に、前記突縁52を前記傾動体9の軸支板48の下縁に当止するようにすると、スライダー33を側壁板49の端縁から圧接する作業時に軸支板48から外れる恐れがなく更に好ましい。
 また、図10に示したものは、前述の図9に示したものに対して、前記スライダー33の突縁52を傾斜部52Aと受部52Bとで構成するとともに、前記圧縮ゴム34の下縁に前記傾斜部52Aに沿った面取り部53を形成したものである。この場合も、前記突縁52の受部52Bを更に突出させて、傾動体9の軸支板48に取付けた際に、該軸支板48の下縁に当止するようにすれば更に好ましいのである。
 尚、前記スライダー33と圧縮ゴム34は、前記取付体6の側壁板49,49の内側面に取付けても同様の作用を期待できるが、側壁板49の外面側にスライダー33のダボ43が突出するので、外観的に好ましくない。但し、ダボ43を用いないスライダー33の取付構造であれば、傾動体9の軸支板48と取付体6の側壁板49の何れにスライダー33を取付けても同様である。
本発明に係る椅子の側面図である。 同じく正面図である。 本発明に係る椅子のロッキング装置を示す縦断面図である。 取付体に各部品を装着した状態の一部省略平面図である。 軸受の構造を示す分解斜視図である。 取付体と傾動体の関係及びダンパー機構を示す一部破断した分解斜視図である。 同じく横断面図である。 本発明のダンパー機構を示す要部断面図である。 スライダーと圧縮ゴムの他の実施形態を示す分解斜視図である。 スライダーと圧縮ゴムの更に他の実施形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 脚部         2 座部
3 背凭れ部       4 ロッキング装置
5 ガスシリンダー    5A テーパー状先端部
5B 操作ピン      6 取付体
7 軸受         8 回転軸
9 傾動体        10 付勢手段
11 ロック機構     11A 本体部
11B 係止板      12 ダンパー機構
13 取付管       14 取付板
15 下面板       16 保持枠
17 収容溝       18 固定板
19 ブッシュ      20 押え板
21 ビス        22 螺軸
22A 環状フランジ部  23 強弱ノブ
24 ベアリング     25 受板
26 ナット       27 圧縮コイルばね
28 環状凸部      29 ロックレバー
29A 軸部       29B クランク部
29C ハンドル     30 円弧状係止孔
31 第1係止凹部    32 第2係止凹部
33 スライダー     34 圧縮ゴム
35 上面板       35A 端縁
36 脚板        37 切欠開口
38 緩衝材       39 折曲片
40 上下昇降レバー   40A 軸部
40B 中間部      40C クランク部
40D ハンドル     41 スペーサー
42 取付面       43 ダボ
44 通孔        45 通孔
46 側面板       47 開口部
48 軸支板       49 側壁板
50 軸孔        51 補強軸
52 突縁        52A 傾斜部
52B 受部       53 面取り部

Claims (3)

  1.  脚部に取付ける取付体と、上面に座部を取付ける傾動体の前部同士を水平な回転軸によって回動可能に連結し、前記回転軸より後方の前記傾動体の後部を上方へ弾性付勢し、座部の後部が上下動して立起姿勢とリクライニング姿勢を取ることが可能な椅子のダンパー機構であって、前記回転軸から離れた前記取付体と傾動体の各側面が重合する位置間に、一方の側面にスライダーを取付け、他方の側面にスライダーを押圧状態で摺接させてなることを特徴とする傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構。
  2.  硬質合成樹脂製の板状スライダーが、偏平な圧縮ゴムを介して取付体又は傾動体に取付けられている請求項1記載の傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構。
  3.  前記スライダーの取付面側に単又は複数のダボを突設し、前記圧縮ゴムと前記取付体又は傾動体の側面に前記ダボに対応して通孔を設け、前記スライダーのダボを、圧縮ゴムの通孔に挿通し且つ取付体又は傾動体の側面の通孔に係合した状態で、前記スライダーを押圧方向に弾性変位可能に取付けられている請求項1又は2記載の傾斜可能な座部を有する椅子のダンパー機構。
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