JP2004041496A - ウエットティッシュ加温器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一のウエットティッシュW1の一部を挟み込むように他のウエットティッシュW2が折り畳まれて配置されているウエットティッシュ群収容部200の形成面201a側に当接して配置され、発熱部111と、前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に対応して形成されるウエットティッシュ用貫通孔118と、を有するウエットティッシュ加温器本体110と、ウエットティッシュ加温器蓋部120を備え、前記ウエットティッシュ加温器蓋部には、蓋側凸部121が形成され、この蓋側凸部と前記ウエットティッシュ用貫通孔との間には、前記ウエットティッシュを挟持し配置するための微小間隔dが形成されているウエットティッシュ加温器100。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のウエットティッシュを収容したウエットティッシュ群収容部のウエットティッシュを加温するためのウエットティッシュ加温器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、乳幼児に対してウエットティッシュを用いる場合に、ウエットティッシュが冷たいと、その冷たさのため乳幼児がウエットティッシュを嫌がり、乳幼児に対して上手にウエットティッシュを使うことが出来ない場合があった。
このため、ウエットティッシュを温めるためウエットティッシュ用ウォーマーが用いられている。
このウエットティッシュ用ウォーマーは、ウエットティッシュを多数収容するウエットティッシュ詰替容器を、その内部に配置させて加温器で温める構造のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなウエットティッシュ用ウォーマーは、その加温器で温めて直ぐにウエットティッシュを引き出し使用する場合は、ウエットティッシュが温められており、好適に使用できるものである。
しかし、一度、ウエットティッシュ用ウォーマーを使用すると加熱された状態が一定時間継続し、この状態で、時間が経過した後に、再度、ウエットティッシュを引き出して使用する場合等では、ウエットティッシュがウエットティッシュ用ウォーマーで加熱されると共に乾燥され易くなる。
特に、僅かに引き出された状態にある一枚目が乾燥した状態になりやすく、更に加熱されるため、変色等の変質が発生しやすいという問題があった。
【0004】
本発明は、以上の点に鑑み、ウエットティッシュ、特にポップアップされたウエットティッシュの乾燥や変色等の変質を防ぐことができるウエットティッシュ加温器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、請求項1の発明によれば、一のウエットティッシュの一部を挟み込むように他のウエットティッシュが折り畳まれて配置されている複数のウエットティッシュを収容するウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部の形成面側に当接して配置されるウエットティッシュ加温器であって、ウエットティッシュを加温するための発熱部と、前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に対応して形成されるウエットティッシュ用貫通孔と、を有するウエットティッシュ加温器本体と、前記ウエットティッシュ用貫通孔を覆うために配置されるウエットティッシュ加温器蓋部を備え、前記ウエットティッシュ加温器蓋部には、蓋側凸部が形成され、この蓋側凸部と前記ウエットティッシュ用貫通孔との間には、前記ウエットティッシュを挟持し配置するための微小間隔が形成されていることを特徴とするウエットティッシュ加温器により達成される。
【0006】
請求項1の構成によれば、本発明のウエットティッシュ加温器が当接して配置されるのは、前記ウエットティッシュ群収容部であり、このウエットティッシュ群収容部が収容しているウエットティッシュは、一のウエットティッシュの一部を挟み込むように他のウエットティッシュが折り畳まれて配置されている。
このため、前記ウエットティッシュ群収容部内の一のウエットティッシュを前記取り出し用開口部から利用者が引き出すと、この一のウエットティッシュの一部が他のウエットティッシュにより挟み込まれているため、他のウエットティッシュの一部も前記取り出し用開口部から引き出される。
したがって、他のウエットティッシュは利用者が把持し易いように、その一部が前記取り出し用開口部から、突出した状態となる。このように前記ウエットティッシュ群収容部内のすべてウエットティッシュが同様に折り畳まれているため、常に、次に使用するウエットティッシュの一部が前記取り出し用開口部から突出することとなる。このような方式を例えばポップアップ方式という。
【0007】
また、請求項1では、ウエットティッシュ加温器は前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部の形成面側に当接して配置され、このウエットティッシュ加温器は、ウエットティッシュ加温器本体とウエットティッシュ加温器蓋部とを有している。
そして、前記ウエットティッシュ加温器本体は、ウエットティッシュを加温するための発熱部と、前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に対応して形成されるウエットティッシュ用貫通孔と、を有する。
また、前記ウエットティッシュ加温器蓋部は、前記ウエットティッシュ用貫通孔を覆うために配置されている。
したがって、前記発熱部を有する前記ウエットティッシュ加温器本体を前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部の形成面側に当接することで、直近の使用にかかる複数のウエットティッシュのみを効果的に温めることができる。
【0008】
また、前記ウエットティッシュ加温器本体には前記ウエットティッシュ用貫通孔を有するので、上述のように温めたウエットティッシュをこの貫通孔を介して利用者が容易に取り出すことができる。
そして、このウエットティッシュ用貫通孔を覆うためにウエットティッシュ加温器蓋部が形成されているので、非使用時には、このウエットティッシュ加温器蓋部により前記ウエットティッシュ用貫通孔を閉状態にでき、ウエットティッシュ群収容部内のウエットティッシュの乾燥等を防止することができる。
【0009】
さらに、請求項1では、前記ウエットティッシュ加温器蓋部には、蓋側凸部が形成され、この蓋側凸部と前記ウエットティッシュ用貫通孔との間には、前記ウエットティッシュを挟持し配置するための微小間隔が形成されている。
したがって、上述のように前記ウエットティッシュ加温器蓋部で前記ウエットティッシュ用貫通孔を閉状態とした場合、上述のポップアップされて、次に使用のために突出しているウエットティッシュが、この微小空間内に配置される構成となっている。
このため、この微小空間が前記ウエットティッシュで埋められ、密閉性が高まり、ウエットティッシュと空気との接触面積が減少することとなる。そして、この状態を維持して、後の使用時まで放置されることとなるため、特に一枚目のウエットティッシュの乾燥が防止され、ひいては、ウエットティッシュの変色等の変質を防ぐことができる構成となっている。
【0010】
好ましくは、請求項2の発明によれば、請求項1の構成において、前記ウエットティッシュ用貫通孔は、その断面が、このウエットティッシュ用貫通孔が形成されるウエットティッシュ加温器本体の厚み方向において略台形に形成され、 前記ウエットティッシュ用貫通孔は、前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に当接して配置される側から、その孔が徐々に拡径して形成されていることを特徴とするウエットティッシュ加温器である。
【0011】
請求項2の構成によれば、前記ウエットティッシュ用貫通孔は、その断面が、このウエットティッシュ用貫通孔が形成されるウエットティッシュ加温器本体の厚み方向において略台形に形成され、前記ウエットティッシュ用貫通孔は、前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に当接して配置される側から、その孔が徐々に拡径して形成されている。
したがって、前記ウエットティッシュ用貫通孔には、前記厚み方向に傾斜面が形成され、この傾斜面は前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し開口部の周囲に対して形成される。
【0012】
このため、前記取り出し開口部から取り出されるウエットティッシュがこの取り出し開口部に対して角度を持って引き出されても、この傾斜によって案内され、ウエットティッシュが途中で引っ掛かること等がなく、利用者はスムーズにウエットティッシュを引き出すことができる。
また、この傾斜面は前記取り出し開口部の周囲に形成されているので、利用者は前記取り出し開口部の周囲のどの方向からウエットティッシュを角度を持って引き出しても、スムーズに引き出すことができる。
【0013】
好ましくは、請求項3の発明によれば、請求項2の構成において、前記ウエットティッシュ加温器蓋部の蓋側凸部は、前記ウエットティッシュ用貫通孔と同様に、その厚み方向において、その断面が略台形に形成され、前記蓋側凸部が、その基部から先端部に向かって徐々に縮径して形成されていることを特徴とするウエットティッシュ加温器である。
【0014】
請求項3の構成によれば、前記ウエットティッシュ加温器蓋部の蓋側凸部は、前記ウエットティッシュ用貫通孔と同様に、その厚み方向において、その断面が略台形に形成され、前記蓋側凸部が、その基部から先端部に向かって徐々に縮径して形成されている。
したがって、前記蓋側凸部は前記ウエットティッシュ用貫通孔の形状に沿って近接して配置させ易く、前記ウエットティッシュ加温器蓋部の開閉を阻害することなく、前記微小空間を形成し易い構成となっている。
【0015】
好ましくは、請求項4の発明によれば、請求項3の構成において、前記蓋側凸部の先端部は略平面となっており、この先端部の略平面の部分の形状及び面積が、前記先端部に対応して形成される前記ウエットティッシュ用貫通孔の前記ウエットティッシュ群収容部側の開口の形状及び面積と略同等となっていることを特徴とするウエットティッシュ加温器である。
【0016】
請求項4の構成によれば、前記蓋側凸部の先端部は略平面となっており、この先端部の略平面の部分の形状及び面積が、前記先端部に対応して形成される前記ウエットティッシュ用貫通孔の前記ウエットティッシュ群収容部側の開口の形状及び面積と略同等となっている。
したがって、前記ウエットティッシュ用貫通孔の前記ウエットティッシュ群収容部側の開口に対して近接して前記蓋側凸部の先端部を配置することができる。このため、前記微小空間には突出したウエットティッシュが配置されると共に、前記ウエットティッシュ用貫通孔に対して前記先端部も蓋として機能するため、ウエットティッシュ群収容部内のウエットティッシュや突出したウエットティッシュと空気との接触を減らすことができ、薬液等の蒸発を抑えることが可能となっている。
【0017】
好ましくは、請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかの構成において、前記ウエットティッシュ加温器蓋部の表面側には、前記蓋側凸部の形状に対応した蓋側凹部が形成されていることを特徴とするウエットティッシュ加温器。
【0018】
請求項5の構成によれば、前記ウエットティッシュ加温器蓋部の表面側には、前記蓋側凸部の形状に対応した蓋側凹部が形成されている。
したがって、前記ウエットティッシュ加温器蓋部を倒して、前記ウエットティッシュ用貫通孔を閉状態にし、利用者がウエットティッシュ加温器を持ち運ぶ際に、前記蓋側凹部は、利用者の指掛かりとして機能するので、利用者がウエットティッシュ加温器を持ち運びやすくなる。
【0019】
好ましくは、請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかの構成において、前記ウエットティッシュ加温器蓋部が前記ウエットティッシュ用貫通孔を塞ぐように閉状態に配置された際に、前記発熱部の上方には、前記ウエットティッシュ加温器蓋部が配置される構成となっていることを特徴とするウエットティッシュ加温器である。
【0020】
請求項6の構成によれば、前記発熱部の上方には、前記ウエットティッシュ加温器本体を介して、前記ウエットティッシュ加温器蓋部が配置される構成となっているので、利用者がウエットティッシュ加温器に触れた際でも、最も高熱となる前記発熱部の上には前記ウエットティッシュ加温器蓋部が配置されるので、このウエットティッシュ加温器蓋部と前記ウエットティッシュ加温器本体との隙間や、ウエットティッシュ加温器蓋部が断熱効果を発揮し、利用者に著しい熱さを感じさせない構成となっている。
【0021】
好ましくは、請求項7の発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかの構成において、前記ウエットティッシュ加温器蓋部は、前記ウエットティッシュ加温器本体に対して支持手段によって揺動可能に支持されており、また、前記ウエットティッシュ加温器蓋部と前記ウエットティッシュ加温器本体とには、前記ウエットティッシュ加温器蓋部を前記ウエットティッシュ加温器本体に係止するための蓋部側係止片と本体側係止片がそれぞれ設けられ、さらに、これら蓋部側係止片と前記本体側係止片との係止を解除する解除手段が形成され、前記解除手段は、前記ウエットティッシュ加温器本体に対して揺動可能とされると共に、この解除手段の端部が前記ウエットティッシュ加温器蓋部の下縁部に対して配置される構成となっていることを特徴とするウエットティッシュ加温器である。
【0022】
請求項7の構成によれば、前記ウエットティッシュ加温器蓋部は、前記ウエットティッシュ加温器本体に対して支持手段によって揺動可能に支持される構成となっており、前記ウエットティッシュ加温器蓋部と前記ウエットティッシュ加温器本体とには、前記ウエットティッシュ加温器蓋部を前記ウエットティッシュ加温器本体に係止するための蓋部側係止片と本体側係止片がそれぞれ設けられ、これら蓋部側係止片と前記本体側係止片との係止を解除する解除手段が形成されている。
【0023】
したがって、利用者は前記蓋部側係止片と前記本体側係止片とを係止させることで、容易に前記ウエットティッシュ加温器蓋部を前記ウエットティッシュ加温器本体に対して閉状態に保持させることができる。
また、請求項7の構成によれば、前記解除手段は、前記ウエットティッシュ加温器本体に対して揺動可能とされると共に、この解除手段の端部が前記ウエットティッシュ加温器蓋部の下縁部に対して配置される構成となっている。
したがって、逆に前記ウエットティッシュ加温器蓋部を開状態にする場合は、前記解除手段を操作することで、前記ウエットティッシュ加温器蓋部の下縁部が解除手段の端部によって持ち上げられ、前記蓋部側係止片と前記本体側係止片との係止状態が解除されて開くことができる状態となる。
このように、利用者は確実にウエットティッシュ加温器蓋部を閉止されると共に、前記解除手段を操作することにより容易に前記ウエットティッシュ加温器蓋部を開けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0025】
(実施の形態の構成の概略等について)
図1は、本発明の実施の形態に係るウエットティッシュ加温器である例えばナップウォーマー100の構成を示す概略斜視図である。図2はウエットティッシュ群収容部であるウエットティッシュ詰替容器200の構成を示す概略斜視図である。図3は、図2の詰替容器200の内部構成を示すI−I’線概略断面図である。
ナップウォーマー100が用いられるウエットティッシュ詰替容器200は、例えば図2に示すように構成されている。
ウエットティッシュ詰替容器200は、図3に示すようにポリエチレンフィルムやアルミ等からなる変形可能な容器体201を有し、この容器体201内には、例えばウエットティッシュW1乃至W4が折り畳まれて配置されている。これらウエットティッシュW1等は、通常50枚から100枚程度収納されている。
【0026】
また、ウエットティッシュW1等は、不織布等に防腐剤、保湿剤、保湿可溶化剤、安定化剤、界面活性剤及び溶剤等の薬液を含浸させたものである。
【0027】
薬液が含浸されているウエットティッシュW1等は、図3に示すように、一のウエットティッシュW1の一部である端部を挟み込むように他のウエットティッシュW2が折り畳まれて配置されている。そして、同様にウエットティッシュW2の端部をウエットティッシュW3が挟み込むように折り畳まれ、ウエットティッシュW3の端部をウエットティッシュW4が挟み込むように折り畳まれている。
図3では説明の都合上、4枚のウエットティッシュを示しているが、このようなウエットティッシュが上述のように50枚から100枚程度、同様に折り畳まれて配置されている。
このような折り畳み方を例えばZ折りといい、このようにZ折りで折り畳まれたウエットティッシュW1等をポップアップ方式ともいう。
ポップアップ方式には、Z折りだけでなく、ウエットティッシュを2つに折るV折りやZ折りとV折りを混合させたもの等も含まれる。
【0028】
このように複数のウエットティッシュW1等を収容する容器体201には、ウエットティッシュW1等を取り出すための取り出し用開口部210が形成されている。
そして、この取り出し用開口部210を覆うように詰替容器蓋202が配置されている。
この詰替容器蓋202には、図2に示すように突片202aが形成され、この突片202aを利用者が把持して操作することで詰替容器蓋202が剥がされ、取り出し用開口部210が露出するようになっている。
【0029】
このような取り出し用開口部210が形成されている取り出し用開口部の形成面である図2の開口部形成面201aに図1のナップウォーマー本体110が当接して配置される構成となっている。
【0030】
図4は、図1のナップウォーマー本体110及びナップウォーマー蓋部120の構造を示す概略断面図である。具体的には図12のナップウォーマー蓋部120とナップウォーマー本体110のG−G’線概略断面図である。
図4に示すようにナップウォーマー本体110の内部には、発熱部であるヒータ111が例えば2個配置されている。
ヒータ111は、ウエットティッシュW1等を加温するためのものであって、例えばセラミックヒータであるPTCヒータ等である。
図5は、図4のヒータ111等の構成を示した概略図である。図5に示すように、アルミプレート113の上に、電極に挟まれるようにしてヒータ111が配置され、その上にスペーサ112とワッシャーを介してネジが配置されている。
【0031】
図6は、図4のヒータ111の電気的構成を示す概略回路図である。図6に示すように2個のヒータ111は、図1に示す電源プラグ116から電力が供給され、動作電圧が90V乃至110Vで、消費電流が約1.5A(最大供給時)で発熱するよう構成されている。
また、図6に示すように、温度ヒューズ117を有するので万一、ヒータ111が異常に加熱された場合や過電流が発生した場合で、105℃、2Aとなったら電力供給が遮断される。
なお、温度ヒューズ117の代わりに電流ヒューズやサーモスタット等を使用しても良い。
【0032】
図7は、図4のナップウォーマー本体110の概略平面図である。
図4及び図7に示すように、ナップウォーマー本体110の中心部には、ウエットティッシュ用貫通孔118が形成されている。このウエットティッシュ用貫通孔118は、図4に示すように、例えば正楕円形の開口部118aを有している。この開口部118aは、図2に示すウエットティッシュ詰替容器200の取り出し用開口部210の形状である例えば正楕円形と対応する形状となっている。
したがって、ウエットティッシュ詰替容器200の取り出し用開口部210がナップウォーマー本体110のウエットティッシュ用貫通孔118と対応して配置できる構成となっている。
【0033】
また、ウエットティッシュ用貫通孔118は、この開口部118aの図4における上方に向かって、すなわち、ナップウォーマー本体110の厚み方向において、その断面が略台形である傾斜面118b(図4及び図7参照)を有している。
このため、図4の開口部118aから、図において上方に向かって、その孔が徐々に拡径して形成される構成となっている。
【0034】
このようなナップウォーマー本体110のウエットティッシュ用貫通孔118を覆うために、図1及び図4に示すようにナップウォーマー蓋部120が設けられている。
図8は、ナップウォーマー蓋部120の構成を示す概略斜視図である。
このナップウォーマー蓋部120には、図4及び図8に示すように蓋側凸部121が形成されている。
この蓋側凸部121は図4及び図8に示すように、前記ウエットティッシュ用貫通孔118と同様に、その厚み方向において、その断面が略台形に形成され、蓋側凸部121がその基部から先端部に向かって徐々に縮径して形成されている。
【0035】
すなわち、図4及び図8に示すように、蓋側凸部121の側面には蓋側傾斜面121bが形成されている。
また、図8に示すように、蓋側凸部121の先端部の上面は略平面の先端部121aとなっている。この先端部121aの形状及び面積が、前記ウエットティッシュ用貫通孔118の開口部118aの形状及び面積と同等、具体的には双方とも正楕円形でほぼ同じ面積となっている。
【0036】
そして、図4に示すように、ナップウォーマー本体110にナップウォーマー蓋部120を閉状態になるように配置した場合、蓋側凸部121の蓋側傾斜面121bとウエットティッシュ用貫通孔118の傾斜面118bとの間には、図9に示すように微小空間dが形成される構成となっている。
図9は図4の矢印Dの部分の概略拡大図である。
この微小空間は、例えば約0.5mm乃至約2.0mmとなっている。
この微小空間dは、ウエットティッシュW1等を挟持して配置するための空間となっている。
【0037】
以上のように、本実施の形態のナップウォーマー100のナップウォーマー本体110が当接して配置されるのは、ウエットティッシュ詰替容器200である。そして、ウエットティッシュ詰替容器200が収容しているウエットティッシュW1等は、図3に示すように、ウエットティッシュW1の端部を挟み込むようにウエットティッシュW2が折り畳まれて配置されている。
このため、ウエットティッシュ詰替容器200内のウエットティッシュW1を図2に示す取り出し用開口部210から利用者が引き出すと、ウエットティッシュW1の端部がウエットティッシュW2により挟み込まれているため、ウエットティッシュW2の一部も取り出し用開口部210から引き出される。
【0038】
したがって、ウエットティッシュW2は利用者が把持しやすいように、その一部が図3に示すように取り出し用開口部210から突出した状態となる。
このようにウエットティッシュ詰替容器200内に収容されたすべてのウエットティッシュW1等が同様に折り畳まれているため、常に次に使用するウエットティッシュW2等の一部が取り出し用開口部210から突出することになる。
このような方式を上述のように例えばポップアップ方式という。
【0039】
また、本実施の形態では、ナップウォーマー100は、ウエットティッシュ詰替容器200の図2に示す開口部形成面201a側に当接して配置され、ナップウォーマー100は、ナップウォーマー本体110とナップウォーマー蓋部120とを有している。
そして、ナップウォーマー本体110は、ヒータ111と取り出し用開口部210に対応して形成されるウエットティッシュ用貫通孔118とを有している。このヒータ111には、図4に示すように、図において下方に伝熱板としてアルミプレート113が配置され、更にポリプロピレン(PP)製の下面筐体114が配置されている。
したがって、ヒータ111の熱はアルミプレート113に伝わり、その後下面筐体114を介してウエットティッシュ詰替容器200に伝わる構成となっている。
【0040】
このため、ヒータ111を有するナップウォーマー本体110をウエットティッシュ詰替容器200の開口部形成面201a側に当接することで、直近の使用、すなわち優先順位の高い複数のウエットティッシュW1等のみ、例えば最も上に位置するウエットティッシュから5枚分程度を効果的に温めることができる。このとき、ウエットティッシュ詰替容器200の上から5枚乃至10枚程度のウエットティッシュしか、加温されないため、加熱温度の影響が低減され、加温に伴う乾燥や変色等の変質を抑制することができる。
【0041】
また、ナップウォーマー本体110にはウエットティッシュ用貫通孔118を有するので、上述の加温されたウエットティッシュW1等を、この貫通孔を介して利用者が容易に取り出すことができる。
【0042】
さらに、ナップウォーマー蓋部120は、ウエットティッシュ用貫通孔118を覆うために配置されているので、ナップウォーマー100の非使用時には、ウエットティッシュ蓋部120によりウエットティッシュ用貫通孔118を閉状態にすることができ、ウエットティッシュ詰替容器200内のウエットティッシュW1等の乾燥等を防止することができる。
【0043】
そして、本実施の形態では、ナップウォーマー蓋部120には蓋側凸部121が形成され、この蓋側凸部121とウエットティッシュ用貫通孔118との間には、ウエットティッシュW2等を挟持し配置するための微小間隔dが形成されている(図9参照)。
したがって、ナップウォーマー蓋部120でウエットティッシュ用貫通孔118を上述のように閉状態とした場合、次の使用のために突出しているウエットティッシュW1等が、この微小空間d内に配置される構成となっている。
このため、この微小空間dがウエットティッシュW1等の突出部分で埋められ、密閉性が高まり、ウエットティッシュW2等と空気との接触面積が減少することとなる。
そして、これによりウエットティッシュW1等の表面から乾燥することが防止され、ひいてはウエットティッシュW2等の変色等の変質を防ぐことができる構成となっている。
【0044】
また、図4に示すように、ウエットティッシュ用貫通孔118には、傾斜面118bが形成され、この傾斜面118bは、ナップウォーマー100をウエットティッシュ詰替容器200に対して配置したときに、取り出し用開口部210の周囲に対して形成される。
このため、図3に示す取り出し用開口部210から、ウエットティッシュ用貫通孔118を介して取り出されるウエットティッシュW1等が、この取り出し用開口部210に対して角度をもって引き出された場合、例えば、図4の矢印Eで示すθが45°の角度を持って引き出された場合でも、この傾斜面118bによってウエットティッシュW1等は案内され、ウエットティッシュW1等が途中で引っ掛かることがなく、利用者はスムーズにウエットティッシュW1等を引き出すことができる。
また、傾斜面118bは、取り出し用開口部210の周囲に形成されているので、利用者は取り出し用開口部210の、どの方向からウエットティッシュW1等を例えば45°の角度を持って引き出しても、引っ掛かることなくスムーズに引き出すことができる。
【0045】
一方、図4及び図7に示すように、ナップウォーマー蓋部120の蓋側凸部121は、ウエットティッシュ用貫通孔118の形状に対応するように、その厚み方向において、その断面が略台形に形成され、その基部(図4において上部)から先端部121aに向かって徐々に縮径して形成されている。
したがって、ナップウォーマー蓋部120の開閉を妨げることない構成となっている。更に、蓋側凸部121には、蓋側傾斜面121bが形成され、ウエットティッシュ用貫通孔118の傾斜面118bに沿って近接して配置させ易く、微小空間dを形成し易い構成となっている。
【0046】
また、図4及び図8に示す蓋側凸部121の先端部121aの上面は略正楕円形の略平面となっている。そして、ウエットティッシュ用貫通孔118の開口部118aと略同等の形状及び面積とされ、更に図2に示すようにウエットティッシュ詰替容器200の取り出し用開口部210の形状も略正楕円形で、その面積は先端部121aと略同等となっている。
したがって、ウエットティッシュ詰替容器200の取り出し用開口部210に対して、近接して蓋側凸部121の先端部121aを配置することができる。
このため、先端部121aとウエットティッシュ詰替容器200内のウエットティッシュW1等との隙間を減らすことができる。
すなわち、図15に示すようにウエットティッシュW1が配置される。
そして、このように空間を減らすことで、突出しているウエットティッシュW1等の一部が、よりこの空間内に埋められ、密閉性が高まり、空気との接触を減らすことができるので、ウエットティッシュW1等の薬液等の蒸発を抑えることが可能となっている。
図10は、図4の矢印Jの部分の概略拡大図である。
図10及び図8に示すように蓋側凸部121の基部における外周には密閉リブ126が設けられている。この密閉リブ126は、図8に示すナップウォーマー本体110の天面110fに接触する(図10参照)ように形成されている。
このため、微小空間dに、図15に示すように配置されたウエットティッシュW1の上端側から薬液等が蒸発することを、この密閉リブ126が防いでいる。
【0047】
(本実施の形態のその他の構成等について)
図1に示すようにナップウォーマー蓋部120の表面側には、蓋側凸部121に対応した形状、すなわち、その断面が略台形の形状に蓋側凹部122が形成されている。
したがって、ナップウォーマー蓋部120を倒してウエットティッシュ用貫通孔118を閉状態にし、利用者がナップウォーマー100を持ち運ぶ際に、蓋側凹部122は、利用者の指掛かりとして機能するので、利用者がナップウォーマー100を持ち運び易くなる。
【0048】
また、本実施の形態では、図4に示すナップウォーマー蓋部120が、ナップウォーマー本体110のウエットティッシュ用貫通孔118を塞ぐように閉状態に配置された際に、ヒータ111の図において上には断熱材115と筐体、更にナップウォーマー本体110との隙間を介してナップウォーマー蓋部120が配置される構成となっている。
したがって、利用者がナップウォーマー蓋部120に触れた場合でも、最も高熱となるヒータ111の上には、断熱材115とナップウォーマー蓋部120等が配置されるので、このナップウォーマー蓋部120と断熱材115等が断熱効果を発揮する。
このため、最も高熱となるヒータ111の上方であるナップウォーマー蓋部120に触れても、著しい熱さを感じさせない構成となっている。
【0049】
さらに、ナップウォーマー蓋部120は、図1に示すように、ナップウォーマー本体110に対して支持手段によって揺動可能に支持されている。
すなわち、ナップウォーマー蓋部120に形成されている係合凸部と、この係合凸部に対応してナップウォーマー本体110に形成されてる係合凹部との係合によって支持手段が構成されている。
図11はナップウォーマー蓋部120に形成された係合凸部123a、123bを示した概略図である。
図11に示された係合凸部123a、123bは、図1に示すようにナップウォーマー本体110に係合される。このとき、ナップウォーマー本体110には、図示しない係合凹部が係合凸部123a、123bに対応して形成されている。
【0050】
また、ナップウォーマー蓋部120は、付勢手段により、ナップウォーマー本体110から離間する方向に付勢力が与えられる構成としても良い。
すなわち、付勢手段として、例えばトーションスプリング等がナップウォーマー蓋部120の揺動軸の近傍に配置され、このトーションスプリングで付勢力が生じるようになっている。
【0051】
また、ナップウォーマー蓋部120とナップウォーマー本体110とには、ナップウォーマー蓋部120をナップウォーマー本体110に係止するための蓋部側係止片と本体側係止片とがそれぞれ設けられている。
図12は、図14で示すナップウォーマー蓋部120とナップウォーマー本体110のF−F’線の概略断面図である。図13は図12のHで示した部分の概略拡大図である。
前記蓋部側係止片や前記本体側係止片は、具体的には、図13に示すように、ナップウォーマー蓋部120の先端における内側(図中右方向)に突出して形成されている蓋側係止片124や、ナップウォーマー本体110から外側(図中左方向)に突出した瘤状に形成される本体側係止片119となっている。
【0052】
このような蓋側係止片124や本体側係止片119との係止を解除する解除手段である開放ボタン150がナップウォーマー本体110に対して揺動可能に図12及び図13に示すように形成されている。
【0053】
このように構成されているため、利用者は蓋側係止片124と本体側係止片119とを係止させることで、容易にナップウォーマー蓋部120をナップウォーマー本体110に対して閉状態に保持させることができる。
具体的には、図11に示すように蓋側係止片124が本体側係止片119を乗り越えて図において本体側係止片124の下方に位置することで係止されることになる。
【0054】
逆に、ナップウォーマー蓋部120を開状態にするには、図12及び図13に示す開放ボタン150を操作することで、蓋側係止片124と本体側係止片119との係止状態が解除されることになる。
具体的には、開放ボタン150を押すことで、図13の矢印の方向に、解除手段の端部である開放ボタン150の先端部側が上方に持ち上げられる。そして、開放ボタン150の先端部がナップウォーマー蓋部120の下縁部である蓋側係止片124の下側に配置されている。このため、蓋側係止片124と本体側係止片119との係止を強制的に解除することができる構成となっている。
また、付勢手段を設けた場合には、このように解除されたナップウォーマー蓋部120は、上述のトーションスプリングの付勢力によってナップウォーマー本体110から離間する方向に揺動し、開状態となる(図1参照)。
【0055】
(連結バンド部140等について)
本実施の形態のナップウォーマー100には、図1に示すように連結バンド部140と、この連結バンド部140で接続されているナップウォーマー下板部130等を備えている。
連結バンド部140は柔軟性を有するバンド本体142と、このバンド本体142の長さを調節するための操作用リング141等を有している。
図14は、ナップウォーマー100にウエットティッシュ詰替容器200を装着した状態を示す概略斜視図であり、図15は、図14のF−F’線の概略断面図である。
図15に示すように、ナップウォーマー本体110には、バンド本体142の一方が固定され、他方側にバンド本体142を保持させるバンドフック110aを有すると共に、このバンドフック110aに配置されたバンド本体142をハンドフック110aとの間に挟み込んで、バンド本体110aが移動しずらいようにするバンドストッパ110bとを有している。バンドフック110aはナップウォーマー本体110と一体に形成されている。
【0056】
図16はバンドストッパの構成を示した概略斜視図である。図16に示すバンドストッパ110bはEVA、シリコーンゴム等から成っており、内部に中空の部分が形成されている。
このようの柔軟性に富む材質からなり、さらに内部に中空部分が形成されているので、ハンドストッパ110bはより柔軟性に富む構成となっている。
また、摩擦力を発生させやすい材質ともなっている。したがって、図15のようにバンド本体142をバンドフック110aとバンドストッパ110bとで挟み込むことで、バンド本体142が容易に移動しずらいよう仮固定することができる構成となっている。
したがって、ウエットティッシュ詰替容器200の厚みの変化に対応して、利用者が操作用リング141を操作して、最適な挟持力になるようバンド本体142の長さを調整できると共に、一旦、調整した位置でバンド本体142が仮固定される。
このため、ウエットティッシュW1等の使用に伴い、ウエットティッシュ詰替容器200が薄くなっても、バンド本体142の長さを調整することができる。更に、若干の厚みの変化に対してはバンド本体142の弾性により、ナップウォーマー本体110のヒータ111の熱を適切にウエットティッシュ詰替容器200の伝えることができる構成となっている。
【0057】
また、図15に示すように、バンド本体142は、ナップウォーマー下板部の内側に配置されているため、バンド本体142が汚れにくい構成となっている。さらに、ナップウォーマー下板部130の外形寸法はナップウォーマー本体110の外形寸法より例えば5mm程度小さく形成されている。
一方、ナップウォーマー本体110には、図15に示すように裾部110cが下方に突出して形成されている。
したがって、非使用時で、ウエットティッシュ詰替容器200を装着していないナップウォーマー100は、ナップウォーマー下板部130をナップウォーマー本体110の裾部110c内に収容できる構成となっている。
このため、利用者がナップウォーマー100はコンパクトになり、持ち運び易くなる。
【0058】
図17は、図15のナップウォーマー下板部130の構成を示す概略斜視図である。
図17に示すナップウォーマー下板部130を設けることで、連結バンド部140の長さを調整しても、ウエットティッシュ詰替容器200が傾かず、均等に精度良くナップウォーマー本体110に当接されるので、適切な加温がより確実になる構成となっている。
また、ナップウォーマー下板部130には、図17に示すように縦リブ131が形成されているので、ナップウォーマー下板部130が、成形時や、使用する際に強くバンド本体142に引かれても、歪み難い構成となっている。
更に、これに載置されるウエットティッシュ詰替容器200がナップウォーマー下板部130上でズレることがないので正確に保持することができる。
また、ナップウォーマー下板部130は図17に示すように外周方向に突出した横リブ132や中央に中央凸部133を有するため、さらに歪み難く、しっかりウエットティッシュ詰替容器200を保持できる構成となっている。
【0059】
(その他の構成等について)
また、図4及び図8に示すように、ナップウォーマー本体110には、ナップウォーマー蓋部120の外形に沿って突出している外形リブ125を収容するための溝部110dが形成されており、更に密閉性が高められている。
また、この溝部110dは図4に示すように外形リブ125の肉厚より大きく形成されている。したがって、この溝部110dの清掃が容易となりナップウォーマー100を清潔に維持することができる。
【0060】
また、図6及び図14に示すようにナップウォーマー本体110にはヒータ111に通電されていることを示す通電ランプ110eが形成されているので、利用者は容易に通電状態を把握することができる。
【0061】
本実施の形態のナップウォーマー100は以上のように構成されているが、以下、その動作等を使用方法と共に説明する。
先ず、利用者は、図2に示すようなウエットティッシュ詰替容器200の詰替容器蓋202を突片202aを持ち引き剥がし、取り出し用開口部210を露出させる。
次に、図1に示すバンド本体142を持ってベルトの長さをウエットティッシュ詰替容器200が入るように調整する。
そして、ウエットティッシュ詰替容器200をナップウォーマー下板部130上に載置し、図14に示すようにナップウォーマー本体110とナップウォーマー下板部130で挟むように配置する。このときウエットティッシュ詰替容器200の開口部形成面201aが(図2参照)、ナップウォーマー本体110の下面筐体114に当接していないときは、図15の操作用リング141を引くことで容易に当接させることができる。
また、バンド本体142は、弾性を有するので伸縮するため多少強めに当接させてもゴムの伸長で適切な当接に調整することができる。また、このように多少強めに当接させることができるので、後述するベルト本体142の締め直しの回数を減らすことができる。
【0062】
次に、図1の電源プラグをコンセントに差し込むことで電力がヒータ111に供給され、同時に図14の通電ランプ110eが点灯する。
ヒータ111は105℃まで上昇すると図6に示すように温度ヒューズ117で遮断されるので、ヒータ111が加熱されすぎるのを防いでいる。
ヒータ111は60℃±10℃で動作するように制御される。
ヒータ111が発熱すると、その熱は、図4に示すように伝熱板であるアルミプレート113から下面筐体114を介して、この下面筐体114に当接して配置されているウエットティッシュ詰替容器200の開口部形成面201に伝わり、ウエットティッシュ詰替容器200内のウエットティッシュW1等に伝わる。このとき、ウエットティッシュW1等は、最も上に位置するウエットティッシュW1が約60℃となり、上から5枚目のウエットティッシュW5は約50℃、上から10枚目で約45℃となる。
【0063】
次に、ウエットティッシュW1を使用する場合は、利用者は図12の開放ボタン150を操作し、蓋側係止片124と本体側係止片119との係止を解除し、ナップウォーマー蓋部120を開く。
次に、利用者が図3に示すウエットティッシュW1を引き出して使用する。このウエットティッシュW1の温度は使用に適した温度となるので心地よく、特に乳幼児等が機嫌を損ねることがない。
このようにウエットティッシュW1が引き出されると、図3に示す次にウエットティッシュW2は、上述のポップアップ方式なので一部が突出した状態となる。
【0064】
ここで、利用者が一旦、ナップウォーマー蓋部120を閉めると、この突出したウエットティッシュW2の一部は、図4の蓋側凸部121の先端部121aとウエットティッシュ詰替容器200の取り出し用開口部210との間と、微小間隔dとに押し込められることなる。
したがって、このナップウォーマー蓋部120とナップウォーマー本体110とウエットティッシュ詰替容器200との間に押し込められたウエットティッシュW2によって、このウエットティッシュW2の表面は、空気との接触面積が減ることになり、乾燥が防げ、ひいては変色等の変質も防ぐことになる。
【0065】
次に、利用者がナップウォーマー蓋部120を開けたときは、上述の適温に温められ乾燥等していないウエットティッシュW2を使うことができることになる。
また、利用者がウエットティッシュW2等を引き出すとき図4の矢印Eのように斜めから角度、例えば45°で引き出しても、ナップウォーマー本体110のウエットティッシュ用貫通孔118には、傾斜面118bがあるため、ウエットティッシュW2等が途中で引っ掛かることなくスムーズにとり出すことができる。
【0066】
次に、このようにウエットティッシュW2等を使用して、ウエットティッシュ詰替容器200の厚みがバンド本体142の弾性による許容範囲を超えるほど薄くなったときは、ウエットティッシュ詰替容器200の開口部形成面201aとナップウォーマー本体110との当接が不十分になるまたは、離間してしまうので、図13の操作用リング141を操作して再びウエットティッシュ詰替容器200を適切に当接させる。
図16は、ウエットティッシュ詰替容器200のウエットティッシュW1等が残り少なくなった状態を示す概略斜視図である。
このように、本実施の形態のナップウォーマー100は、連結バンド部140を操作することで最後のウエットティッシュまで加温し使用することができる。しかも、最後のウエットティッシュまで乾燥や黄変を起こすことがない。
【0067】
次に、最後のウエットティッシュを使い終わったら、バンド本体142を長くして、ナップウォーマー本体110とナップウォーマー下板部130との間隔を広げて、ウエットティッシュ詰替容器200を取り外し、新しいウエットティッシュ詰替容器200を装着することになる。
新しいウエットティッシュ詰替容器200を装着しない場合は、上述のように外形の大きさが5mm程度小さく形成されているナップウォーマー下板部130を図13に示すナップウォーマー本体110の裾部110c内に収めることで、ナップウォーマー100をコンパクトにすることができ、収納や持ち運びがし易くなっている。
【0068】
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。例えば図8の蓋側凸部の先端部121aの少なくとも外周に中空のシリコンチューブや発泡等の柔軟なパッキンを配置し、更に乾燥を防ぐように構成してもよい。
同様に、図4及び図9の微小空間dに位置するようウエットティッシュ用貫通孔118の傾斜面118bやナップウォーマー蓋部120の蓋側傾斜面121bの一部に周状にパッキンを配置してもよい。
さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ウエットティッシュ、特にポップアップされたウエットティッシュの乾燥や変色等の変質を防ぐことができるウエットティッシュ加温器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウエットティッシュ加温器である例えばナップウォーマーの構成を示す概略斜視図である。
【図2】ウエットティッシュ群収容部であるウエットティッシュ詰替容器の構成を示す概略斜視図である。
【図3】図2の詰替容器の内部構成を示す概略断面図である。
【図4】図1のナップウォーマー本体及びナップウォーマー蓋部の構造を示す概略断面図である。
【図5】図4のヒータ等の構成を示した概略図である。
【図6】図4のヒータの電気的構成を示す概略回路図である。
【図7】図4のナップウォーマー本体の概略平面図である。
【図8】ナップウォーマー蓋部の構成等を示す概略斜視図である。
【図9】図4の矢印Dの部分の概略拡大図である。
【図10】図4の矢印Jの部分の概略拡大図である。
【図11】ナップウォーマー蓋部に形成された係合凸部を示した概略図である。
【図12】図14で示すナップウォーマー蓋部とナップウォーマー本体のF−F’線の概略断面図である。
【図13】図12のHで示した部分の概略拡大図である。
【図14】ナップウォーマーにウエットティッシュ詰替容器を装着した状態を示す概略斜視図である。
【図15】図14のF−F’線の概略断面図である。
【図16】バンドストッパの構成を示した概略斜視図である。
【図17】図15のナップウォーマー下板部の構成を示す概略斜視図である。
【図18】ウエットティッシュ詰替容器のウエットティッシュが残り少なくなった状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
100・・・ナップウォーマー、110・・・ナップウォーマー本体、110a・・・バンドフック、110b・・・バンドストッパ、110c・・・裾部、110d・・・溝部、110e・・・通電ランプ、110f・・・天面、111・・・ヒータ、112・・・スペーサ、113・・・アルミプレート、114・・・下面筐体、115・・・断熱材、116・・・電源プラグ、117・・・温度ヒューズ、118・・・ウエットティッシュ用貫通孔、118a・・・開口部、118b・・・傾斜面、119・・・本体側係止片、120・・・ナップウォーマー蓋部、121・・・蓋側凸部、121a・・・先端部、121b・・・蓋側傾斜面、122・・・蓋側凹部、123a、123b・・・係合凸部、124・・・蓋側係止片、125・・・外形リブ、126・・・密閉リブ、130・・・ナップウォーマー下板部、131・・・縦リブ、132・・・横リブ、133・・・中央リブ、140・・・連結バンド部、141・・・操作用リング、142・・・バンド本体、150・・・開放ボタン、200・・・ウエットティッシュ詰替容器、201・・・容器体、201a・・・開口部形成面、202・・・詰替容器蓋、202a・・・突片、210・・・取り出し用開口部
Claims (7)
- 一のウエットティッシュの一部を挟み込むように他のウエットティッシュが折り畳まれて配置されている複数のウエットティッシュを収容するウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部の形成面側に当接して配置されるウエットティッシュ加温器であって、
ウエットティッシュを加温するための発熱部と、
前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に対応して形成されるウエットティッシュ用貫通孔と、を有するウエットティッシュ加温器本体と、
前記ウエットティッシュ用貫通孔を覆うために配置されるウエットティッシュ加温器蓋部を備え、
前記ウエットティッシュ加温器蓋部には、蓋側凸部が形成され、この蓋側凸部と前記ウエットティッシュ用貫通孔との間には、前記ウエットティッシュを挟持し配置するための微小間隔が形成されていることを特徴とするウエットティッシュ加温器。 - 前記ウエットティッシュ用貫通孔は、その断面が、このウエットティッシュ用貫通孔が形成されるウエットティッシュ加温器本体の厚み方向において略台形に形成され、
前記ウエットティッシュ用貫通孔は、前記ウエットティッシュ群収容部の取り出し用開口部に当接して配置される側から、その孔が徐々に拡径して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のウエットティッシュ加温器。 - 前記ウエットティッシュ加温器蓋部の蓋側凸部は、前記ウエットティッシュ用貫通孔と同様に、その厚み方向において、その断面が略台形に形成され、
前記蓋側凸部が、その基部から先端部に向かって徐々に縮径して形成されていることを特徴とする請求項2に記載のウエットティッシュ加温器。 - 前記蓋側凸部の先端部は略平面となっており、
この先端部の略平面の部分の形状及び面積が、前記先端部に対応して形成される前記ウエットティッシュ用貫通孔の前記ウエットティッシュ群収容部側の開口の形状及び面積と略同等となっていることを特徴とする請求項3に記載のウエットティッシュ加温器。 - 前記ウエットティッシュ加温器蓋部の表面側には、前記蓋側凸部の形状に対応した蓋側凹部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のウエットティッシュ加温器。
- 前記ウエットティッシュ加温器蓋部が前記ウエットティッシュ用貫通孔を塞ぐように閉状態に配置された際に、
前記発熱部の上方には、前記ウエットティッシュ加温器蓋部が配置される構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のウエットティッシュ加温器 - 前記ウエットティッシュ加温器蓋部は、前記ウエットティッシュ加温器本体に対して支持手段によって揺動可能に支持されており、
また、前記ウエットティッシュ加温器蓋部と前記ウエットティッシュ加温器本体とには、前記ウエットティッシュ加温器蓋部を前記ウエットティッシュ加温器本体に係止するための蓋部側係止片と本体側係止片がそれぞれ設けられ、
さらに、これら蓋部側係止片と前記本体側係止片との係止を解除する解除手段が形成され、
前記解除手段は、前記ウエットティッシュ加温器本体に対して揺動可能とされると共に、この解除手段の端部が前記ウエットティッシュ加温器蓋部の下縁部に対して配置される構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のウエットティッシュ加温器。
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