JP2004040914A - 充電装置および充電方法 - Google Patents

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Mikitaka Tamai
玉井 幹隆
Hideki Akamatsu
赤松 秀樹
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】電池の誤装着を防止することによって、安全性に優れた充電装置および充電方法を提供する。
【解決手段】充電制御回路30は、電圧測定回路20が測定した電圧値V23を取得し、これに基づいて充電回路10と負極用充電端子42との間の開閉動作を行う回路である。具体的に、充電制御回路30は、電圧測定回路20で測定した電圧値V23が0(V)である場合、負極用充電端子42と充電回路10との間を閉状態とし、電圧値V23が0(V)よりも大きい場合、開状態を維持する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電装置および充電方法に関し、特に電池の誤装着を防止し安全に充電を実行するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラをはじめとする多くの携帯機器が普及してきている。これらの機器の普及に伴い、電力供給源としての電池が多く使われるようになってきている。
ところで、これらの機器には、機器使用時における利便性などを考慮して、一次電池と二次電池とのどちらでも装着することができるような構造を採っているものが多い。
【0003】
特に、二次電池を機器に用いる場合には、2本以上の電池を組み合わせてパック化した状態で用いられることが多い。
また、二次電池の多くは、装着する機器の利便性を考慮して、一次電池と互換性を有するように、その寸法が設定されている。例えば、並べて配置され、直列に接続された2本の一次電池を用いる機器などには、2本の一次電池を組み合わせたのと同等の寸法で、一端面に正負両端子が形成されたパック電池なども用いることができるようになっているものがある。
【0004】
ところで、このような二次電池は、充電を実施することにより繰り返して使用できるというコスト面および環境面から優位性を有しているが、充電時において、誤装着などにより電池の発熱や液漏れなどといった問題を生じることがある。また、上記のように二次電池は、使用機器に対して一次電池との間で互いに互換性を有するように設計されているので、二次電池を装着して充電を行うところを、誤って一次電池を装着して充電を実行してしまうという問題も生じ得る。
【0005】
このような充電時における問題に対して、特許第2845822号公報には、充電回路において、電池の種類を判別するための専用端子を設けておき、この専用端子の電圧の有無によって装着された電池が一次電池であるか、二次電池であるかを判別し、一次電池への誤充電を防止するという技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記開示の技術では、上述の問題の内、一次電池を装着した際における誤充電を防止することはできるが、二次電池の装着方向(正極と負極)を間違えて充電を実行した場合に生じる液漏れなどの問題を解決することはできない。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、電池の誤装着を防止することによって、安全性に優れた充電装置および充電方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の充電装置は、二次電池に対して充電するための充電装置であって、電池本体を覆う絶縁性の外装体の一端面に2つの孔が設けられ、当該2つの孔を通して正極端子と負極端子とが外部に臨んだ構成を有するように二次電池が形成され、この2つの孔が、互いの大きさが異なるように形成、あるいは、互いの大きさが同じで反転した状態で反転前の形状と符合しない形状に形成されている場合に、充電装置における2つの充電端子の内の一方の端子が、二次電池における正極側および負極側の一方の孔と符号し、且つ、他方の側の孔と符号しない形状に形成されていることを特徴とする。
【0009】
この充電装置では、二次電池を収納する際に、正極側充電端子と二次電池の正極端子、負極側充電端子と二次電池の負極端子という組み合わせでしか接続されないので、装着方向(正極と負極の方向)を間違えた場合、二次電池が接続されない。
従って、本発明の充電装置では、正極と負極とを正規な方向とは反対向きの状態で二次電池を装着しようとしても、電池の端子と充電端子とが接続されないので、充電が実行されることが無く、安全性が高い。
【0010】
上記充電装置においては、二次電池を収納した際に、2つの孔が設けられた端面と別の面に当接する箇所に電圧測定用の端子を設けておき、2つの充電端子の内の少なくとも一方と前記電圧測定用の端子との間における電圧を測定する測定部と、電圧測定値が0(V)の場合にのみ、充電の実行が可能であると判定する判定部と、判定部において充電が可能であると判定された場合に、前記二次電池に対して充電を実行する充電部とを備えることが望ましい。
【0011】
この充電装置では、一次電池が誤装着された場合に、電圧測定用の端子が一次電池の一方の端子と接続されることになり、電圧測定値が0(V)とはならないので、充電が実行されない。これに対して、上記構造の二次電池が装着された場合には、電圧測定用の端子が絶縁性の外装体と接触することになり、電圧測定値が0(V)となるので、充電が実行される。
【0012】
従って、上記充電装置は、上述のように正極と負極とを正規な方向とは反対向きの状態で二次電池を装着しようとしても、電池の端子と充電端子とが接続されないのに加えて、一次電池が誤装着された際に充電が実行されないので、より安全性が高い。
また、本発明の充電方法は、二次電池に対して充電するための充電方法であって、電池本体を覆う絶縁性の外装体の一端面に2つの孔が設けられ、当該2つの孔を通して正極端子と負極端子とが外部に臨んだ構成を有するように二次電池が形成され、この2つの孔が、互いの大きさが異なるように形成、あるいは、互いの大きさが同じで反転した状態で反転前の形状と符合しない形状に形成されている場合に、充電装置における2つの充電端子の内の一方の端子が、二次電池における正極側および負極側の一方の孔と符号し、且つ、他方の側の孔と符号しない形状に形成されており、充電装置における正極側および負極側の充電端子と、二次電池における正極端子および負極端子とがそれぞれ接続された場合にのみ充電を実行することを特徴とする。
【0013】
この充電方法では、二次電池を収納する際に、正極側充電端子と二次電池の正極端子、負極側充電端子と二次電池の負極端子という組み合わせでしか接続されないので、装着方向(正極と負極の方向)を間違えた場合、二次電池が接続されない。
従って、本発明の充電方法では、正極と負極とを正規な方向とは反対向きの状態で二次電池を装着しようとしても、電池の端子と充電端子とが接続されないので、充電を実行することが無く、安全性が高い。
【0014】
上記充電方法においては、二次電池を収納した際に、2つの孔が設けられた端面と別の面に当接する箇所に電圧測定用の端子を設けておき、2つの充電端子の内の少なくとも一方と電圧測定用の端子との間における電圧を測定するステップと、電圧測定値が0(V)の場合にのみ、充電の実行が可能であると判定するステップと、判定するステップにおいて充電が可能であると判定された場合に、二次電池に対して充電を実行するステップとを備えることが望ましい。
【0015】
この充電方法では、一次電池が誤装着された場合に、電圧測定用の端子が一次電池の一方の端子と接続されることになり、電圧測定値が0(V)とはならないので、充電が実行されない。これに対して、上記構造の二次電池が装着された場合には、電圧測定用の端子が絶縁性の外装体と接触することになり、電圧測定値が0(V)となるので、充電が実行される。
【0016】
従って、上記充電方法は、正極と負極とを正規な方向とは反対向きの状態で二次電池を装着しようとしても、電池の端子と充電端子とが接続されないのに加えて、一次電池が誤装着された際に充電を実行しないので、より安全性が高い方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
(回路構成)
以下では、電池充電装置の構成およびこれを用いた充電方法について、図1、2を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る充電装置1は、充電回路10、電圧測定回路20、充電制御回路30、電池ホルダー部40などを備えている。
【0018】
充電回路10は、電池ホルダー部40に装着された電池60に対して充電を行う回路であって、比較回路(不図示)およびピーク値記憶回路(不図示)などから構成され、−△V検出制御方式によって充電を実行するものである。ここで、−△V検出制御方式というのは、急速充電制御方式の一方式であって、充電末期のピーク電圧値をピーク値記憶回路に記憶させ、このピーク値から予め設定された差分(△V)だけ充電電圧が降下したことを比較回路で認識すると、急速充電を停止するという方式である。充電回路10は、充電制御回路30と電池ホルダー部40に臨む正極用充電端子41とに接続されている。
【0019】
また、充電回路10には、外部電源50が接続されており、これより充電のための電力が供給される。
電圧測定回路20は、電池ホルダー部40に臨む負極用充電端子42と電圧測定用端子43との間の電圧V23を測定するための回路である。電圧測定回路20は、充電制御回路30に接続されており、測定した電圧値V23を充電制御回路30に送信するようになっている。
【0020】
充電制御回路30は、上記電圧測定回路20より送信されてきた電圧値V23に基づいて充電回路10と負極用充電端子42との間の開閉動作を行う回路である。この回路は、負極用充電端子42と充電回路10との間に設けられている。
また、充電制御回路30は、電圧値V23に基づいて負極用充電端子42と充電回路10との間の開閉動作を行うとともに、装着された電池60が一次電池である旨の信号を装着機器に対して送信する。
(装着電池の判定)
次に、電池ホルダー部40に電池60が装着された場合において、上記充電制御回路30が実行する動作について、図2を用いて説明する。
【0021】
図2に示すように、電池ホルダー部40に対象となる電池60がセットされると、電圧測定回路20によって負極用充電端子42と電圧測定用端子43との間の電圧値V23が測定され、充電制御回路30は、電圧測定回路20から電圧値V23を受信する(ステップS1)。測定された電圧値V23を受信した充電制御回路30は、その電圧値V23が0(V)であるか否かによって、装着された電池60が二次電池であるか否かを判定する(ステップS2)。
【0022】
装着された電池60が二次電池であると判定された場合には、充電回路10と負極用充電端子42との間を閉状態として、充電回路10に電池60の充電を実行させる(ステップS3)。充電回路10は、上述のように、−△V検出制御方式を用いて充電を実施する。
一方、上記ステップS2において、受信した電圧値V23が0(V)よりも大きく、装着された電池60が一次電池であると判定した場合、充電制御回路30は、充電回路10と端子42との間を開状態のまま維持するとともに、装着された電池60が一次電池である旨の信号を電池の装着機器に対して送信する(ステップS4)。
(電池ホルダー部40の構造)
電池ホルダー部40の構造について、図3を用いて説明する。
【0023】
図3に示すように、電池60を収納する電池ホルダー部40には、正極用および負極用の充電端子41、42が形成された可動板45が設けられている。この可動板45は、絶縁性を有しており、2個のスプリング44によりケースに取り付けられている。正極用充電端子41には、凸部41cが形成されており、負極用充電端子42には、凸部42cが形成されている。これらの凸部41c、42cは、電池60を装着した際に、実際に電池60の端子と接触する部分である。
【0024】
一方、上記可動板40と電池60を収納する部分を挟んで反対側には、電圧測定用端子43が設けられている。この電圧測定用端子43は、全体が導電体となっており、2つの凸部43c1、43c2が形成されている。
次に、上記電池ホルダー部40に対して、具体的に一次電池61、62を装着した場合と、二次電池65を装着した場合の装着状態について、図4を用いて説明する。図4(a)は、電池ホルダー部40に2本の一次電池61、62装着した場合を示し、図4(b)は、2本の二次素電池66、67を有するパック電池65を装着した場合を示している。なお、図4では、便宜上、各端子41、42、43と電池61、62、65以外の図示を省略している。
【0025】
図4(a)に示すように、電池ホルダー部40に2本の一次電池61、62を装着する場合には、正極用充電端子41と電圧測定用端子43との間に一次電池61を装着するとともに、負極用充電端子42と電圧測定用端子43との間に一次電池62を装着する。ここで、電圧測定用端子43は、全体が導電体で形成されており、2つの凸部43c1、43c2が形成されている。
【0026】
以上のように装着されることにより、一次電池61、62は、充電回路10と充電制御回路30との間で、電圧測定用端子43を介して直列に接続されることになる。
なお、充電用端子41、42にも、電圧測定用端子43と同様に、それぞれ凸部41c、42cが設けられている。一次電池61、62を装着した際には、一次電池61の正極端子611に凸部41cが接触し、一次電池62の負極端子622に凸部42cが接触する。
【0027】
このように一次電池61、62が装着された場合には、負極用充電端子42と電圧測定用端子43との間に一次電池62が接続された状態となり、電圧測定回路20が一次電池62の端子621、622間の電圧を検出することになる。この場合、電力を消費した電池であっても、容量が残っているのが一般的であるので、電圧が測定される。
【0028】
従って、このように電池ホルダー部40に2本の一次電池61、62が装着された場合には、電圧測定回路20が負極用充電端子42と電圧測定用端子43との間で電圧V23を測定し、充電制御回路30が装着された電池60が一次電池であると判定する(上記図2のステップS2参照)。
次に、図4(b)に示すように、二次電池を装着する場合には、素電池66、67を備えるパック電池65が用いられる。パック電池65は、素電池66と素電池67とが接続リード69を介して直列接続されており、これら構成部品の全てが樹脂ケース68内に収納された構成となっている。この内、樹脂ケース68は、絶縁性を有している。
【0029】
パック電池65では、樹脂ケース68の一端面に設けられた2つの開口部681、682(図4(b)では、不図示)から素電池66の正極端子661および素電池67の負極端子672がそれぞれ樹脂ケース68の外部に露出するようになっている。
電池ホルダー部40にこのようなパック電池65を装着した場合には、正極用充電端子41の凸部41cが素電池66の正極端子661に接続され、負極用充電端子42の凸部42cが素電池67の負極端子672と接続される。
【0030】
また、電圧測定用端子43の両凸部43c1、43c2は、樹脂カバー68に当接する。
このようにパック電池65が装着された場合には、電圧測定用端子43が絶縁性を有する樹脂ケース68と当接しているが素電池66の正極端子671と電気的に接続されていないので、負極用充電端子42と電圧測定用端子43との間が開状態となっている。よって、電圧測定回路20は、電圧値V23=0(V)を測定結果として、充電制御回路30に出力する。
【0031】
従って、パック電池65が電池ホルダー部40に装着された場合には、電圧測定回路20より電圧値V23=0(V)という信号を取得した充電制御回路30が装着された電池60がパック電池(二次電池)65であると判定し、負極用充電端子42と充電回路10との間を閉状態にして、充電を実行させる。
(パック電池の逆装着を防止する機能)
次に、本実施の形態に係る電池充電装置が有する正負極逆装着防止機能について、図5および図6を用いて説明する。
【0032】
図5(a)に示すように、本実施の形態で充電対象とするパック電池65は、樹脂ケース68の一端面に開口部681、682を有している。この開口部681、682の内底には、素電池66および素電池67の正極端子661および負極端子672がそれぞれ露出されている。つまり、この露出した部分がパック電池65における正極端子および負極端子の実際の接点ということになる。
【0033】
上記開口部681、682は、それぞれの開口径がd66、d67の略円形断面で開口されている。
正極端子661および負極端子672に接続される充電端子41、42は、それぞれ凸部41cと凸部42cを備えているが、各直径がd41、d42で形成されている。
【0034】
また、電圧測定用端子43に設けられた凸部43c1、43c2は、各直径がd431、d432で形成されている。
上記開口径d66、d67および凸部直径d41、d42、d431、d432の大小関係は、次式の通りである。
【0035】
【数1】
Figure 2004040914
【0036】
【数2】
Figure 2004040914
以上のような寸法関係で凸部41c、42c、43c1、43c2が形成されていれば、正常にパック電池65を電池ホルダー部40に装着することはできるが、正極と負極とを本来の方向とは逆向きに装着しようとしたり、電圧測定用端子43側に正負極の両端子661、672を向けて装着したりしようとしても、凸部41c、42c、43c1、43c2と開口部681、682とが適合しないので装着ができない。
【0037】
一例として、正極と負極とを本来の方向とは逆向きの状態にしてパック電池65を電池ホルダー部40に装着しようとする場合について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、正極と負極とを本来の方向とは逆向きの状態でパック電池65を装着しようとした場合には、負極用充電端子42の凸部42cが樹脂ケース68の開口部681の周辺部分にあたる。これにより、負極用充電端子42は、素電池66の正極端子661と接触しない。
【0038】
また、上述のように負極用充電端子42が樹脂ケース68に当たってパック電池65をそれ以上押し込むことができないので、正極用充電端子41も、素電池67の負極端子672に接続されることがない。
同様に、パック電池65における端子661、672を電圧測定用端子43の方に向けてパック電池65を装着しようとした場合にも、開口部681の開口径d66より電圧測定用端子43の凸部43c1、43c2の径d431、432の方が大きいので、装着が防止される。
【0039】
以上のように、本発明の実施の形態に係る電池充電装置1では、正極用充電端子41と負極用充電端子42との各凸部41c、42cが上述のような寸法関係で形成されているので、パック電池65を誤った向きで装着してしまうということが防止される。これにより、充電時におけるパック電池65の破壊、あるいは、それによる事故の発生が防止される。
【0040】
従って、電池充電装置1は、電池の種類および装着方向を含めた誤装着を防止することができ、安全性の面から優れる。
また、このような優位性を有する電池充電装置1は、充電装置として単体で用いてもよいが、使用機器の中に組み込まれてもよい。電池充電装置1が組み込まれた機器では、一次電池および二次電池のどちらも装着することが可能であるとともに、装着状態のまま充電を実行しようとした場合にも、装着された電池60が二次電池である場合にのみ充電が実行される。装着されている電池60が一次電池である場合には、充電が実行されないとともに、充電制御回路30が出力する信号に基づいて、ユーザーに対して装着電池が一次電池であるという情報が出力されるので、利便性が高い。
(その他の事項)
なお、上記発明の実施の形態は、本発明を説明するための一形態であり、これに限定を受けるものではない。つまり、上記課題を解決するための手段として記載した内容以外の部分については、上記発明の実施の形態に限定を受けるものではない。例えば、上記実施の形態では、2本の素電池から構成されたパック電池を用いたが、3本以上の素電池から構成されるパック電池にも同様に本発明の技術を適用することができる。
【0041】
また、上記実施の形態では、電池充電装置1に備える充電回路として−△V検出制御方式で制御する回路を一例に説明したが、他の充電制御方式、例えば、電池電圧検出方式、電池温度検出方式、タイマー方式、さらには、準定電流充電方式を用いるものでもよい。
さらに、二次電池としてのパック電池65における正負両極端子の形状、および、これに対応する充電端子41、42の形状についても、上記実施の形態に限定を受けるものではない。例えば、充電端子41、42の側が凹状であり、電池の端子側が凸状の形状としておいてもよいし、正極端子を円形、負極端子を三角形というようにし、充電端子をそれに相当する形状にしてもよい。つまり、充電端子および電池両極端子は、電池の正極端子に対して正極用の充電端子だけが接続可能であり、電池の負極端子に対して負極用の充電端子だけが接続可能となっていれば同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明のように、本発明の充電装置では、電池本体を覆う絶縁性の外装体の一端面に2つの孔が設けられ、当該2つの孔を通して正極端子と負極端子とが外部に臨んだ構成を有するように二次電池が形成され、この2つの孔が、互いの大きさが異なるように形成、あるいは、互いの大きさが同じで反転した状態で反転前の形状と符合しない形状に形成されている場合に、充電装置における2つの充電端子の内の一方の端子を、二次電池における正極側および負極側の一方の孔と符号し、且つ、他方の側の孔と符号しない形状に形成することとしたので、二次電池を収納する際に、正極側充電端子と二次電池の正極端子、負極側充電端子と二次電池の負極端子という組み合わせでしか接続されないので、装着方向(正極と負極の方向)を間違えた場合、二次電池が接続されない。
【0043】
従って、この充電装置では、正極と負極とを正規な方向とは反対向きの状態で二次電池を装着しようとしても、電池の端子と充電端子とが接続されないので、充電が実行されることが無く、安全性が高い。
また、本発明の充電方法では、電池本体を覆う絶縁性の外装体の一端面に2つの孔が設けられ、当該2つの孔を通して正極端子と負極端子とが外部に臨んだ構成を有するように二次電池が形成され、この2つの孔が、互いの大きさが異なるように形成、あるいは、互いの大きさが同じで反転した状態で反転前の形状と符合しない形状に形成されている場合に、充電装置における2つの充電端子の内の一方の端子を、二次電池における正極側および負極側の一方の孔と符号し、且つ、他方の側の孔と符号しない形状に形成することにより、正極側および負極側の充電端子と、二次電池における正極端子および負極端子とがそれぞれ接続された場合にのみ充電を実行することとしたので、二次電池を収納する際に、正極側充電端子と二次電池の正極端子、負極側充電端子と二次電池の負極端子という組み合わせでしか接続されず、装着方向(正極と負極の方向)を間違えた場合、二次電池が接続されない。
【0044】
従って、この充電方法では、正極と負極とを正規な方向とは反対向きの状態で二次電池を装着しようとしても、電池の端子と充電端子とが接続されないので、充電を実行することが無く、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る電池充電装置を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る電池充電装置における端子間電圧測定から充電に至るまでのフローチャートである。
【図3】電池ホルダー部を示す平面図である。
【図4】一次電池および二次電池(パック電池)の各々を電池充電装置に装着したところを示す平面図である。
【図5】充電装置における端子と二次電池の正負両端子との関係を示す平面図(一部断面図)である。
【図6】二次電池を逆装着しようとした状態の断面図である。
【符号の説明】
1.電池充電装置
10. 充電回路
20. 電圧測定回路
30. 充電制御回路
40. 電池ホルダー部
41、42. 充電端子
43. 電圧測定用端子
61、62. 一次電池
65. パック電池
66、67. 二次素電池

Claims (4)

  1. 二次電池に対して充電するための充電装置であって、
    前記二次電池は、電池本体を覆う絶縁性の外装体の一端面に2つの孔が設けられ、当該2つの孔を通して正極端子と負極端子とが外部に臨んだ構成を有し、
    前記2つの孔は、互いの大きさが異なるように形成、あるいは、互いの大きさが同じで反転した状態で反転前の形状と符合しない形状に形成されており、
    充電装置における2つの充電端子の内の一方の端子は、前記二次電池における正極側および負極側の一方の孔と符号し、且つ、他方の側の孔と符号しない形状に形成されている
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 前記二次電池を収納した際に、前記2つの孔が設けられた端面と別の面に当接する箇所に電圧測定用の端子が設けられており、
    前記2つの充電端子の内の少なくとも一方と前記電圧測定用の端子との間における電圧を測定する測定部と、
    前記電圧測定値が0の場合にのみ、充電の実行が可能であると判定する判定部と、
    前記判定部において充電が可能であると判定された場合に、前記二次電池に対して充電を実行する充電部とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 二次電池に対して充電するための充電方法であって、
    前記二次電池は、電池本体を覆う絶縁性の外装体の一端面に2つの孔が設けられ、当該2つの孔を通して正極端子と負極端子とが外部に臨んだ構成を有し、
    前記2つの孔は、互いの大きさが異なるように形成、あるいは、互いの大きさが同じで反転した状態で反転前の形状と符合しない形状に形成されており、
    充電装置における2つの充電端子の内の一方の端子は、前記二次電池における正極側および負極側の一方の孔と符号し、且つ、他方の側の孔と符号しない形状に形成されており、
    前記充電装置における正極側および負極側の充電端子と、前記二次電池における正極端子および負極端子とがそれぞれ接続された場合にのみ充電を実行する
    ことを特徴とする充電方法。
  4. 前記二次電池を収納した際に、前記2つの孔が設けられた端面と別の面に当接する箇所に電圧測定用の端子が設けられており、
    前記2つの充電端子の内の少なくとも一方と前記電圧測定用の端子との間における電圧を測定するステップと、
    前記電圧測定値が0の場合にのみ、充電の実行が可能であると判定するステップと、
    前記判定部において充電が可能であると判定された場合に、前記二次電池に対して充電を実行するステップとを備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の充電方法。
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