JPH05283059A - 角形密閉アルカリ蓄電池およびその充電器 - Google Patents
角形密閉アルカリ蓄電池およびその充電器Info
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- JPH05283059A JPH05283059A JP4080626A JP8062692A JPH05283059A JP H05283059 A JPH05283059 A JP H05283059A JP 4080626 A JP4080626 A JP 4080626A JP 8062692 A JP8062692 A JP 8062692A JP H05283059 A JPH05283059 A JP H05283059A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/10—Primary casings; Jackets or wrappings
- H01M50/102—Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure
- H01M50/103—Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure prismatic or rectangular
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負極に水素吸蔵合金を用いた角形密閉アルカ
リ蓄電池に関し、従来の充電器によって急速充電や逆充
電されることを防止するとともに、簡単容易に適正な充
電をすることができる角形密閉アルカリ蓄電池を提供す
る。 【構成】 負極に水素吸蔵合金を用いた角形密閉アルカ
リ蓄電池において、外装樹脂チューブで被覆した金属ケ
ースの側面の一部に金属ケースの露出部分を形成し、こ
の露出部分を一方の極の端子としたものである。これに
より、本発明の電池を従来の充電器に誤ってセットして
も、従来の電池とは端子の位置が異なるため急速充電さ
れることはない。そして本発明の電池の専用の充電器を
用いることにより、充電時に電池内圧が上昇して電解液
が外部に漏液することなく充電を行うことができる。
リ蓄電池に関し、従来の充電器によって急速充電や逆充
電されることを防止するとともに、簡単容易に適正な充
電をすることができる角形密閉アルカリ蓄電池を提供す
る。 【構成】 負極に水素吸蔵合金を用いた角形密閉アルカ
リ蓄電池において、外装樹脂チューブで被覆した金属ケ
ースの側面の一部に金属ケースの露出部分を形成し、こ
の露出部分を一方の極の端子としたものである。これに
より、本発明の電池を従来の充電器に誤ってセットして
も、従来の電池とは端子の位置が異なるため急速充電さ
れることはない。そして本発明の電池の専用の充電器を
用いることにより、充電時に電池内圧が上昇して電解液
が外部に漏液することなく充電を行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、角形密閉アルカリ蓄電
池の、とくにその端子構造と、これに対応した充電器に
関するものである。
池の、とくにその端子構造と、これに対応した充電器に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ニッケル・カドミウム蓄電池
などの小形密閉アルカリ蓄電池は、ポータブル機器の電
源として用いられているが、とくに角形のニッケル・カ
ドミウム蓄電池はポータブルカセットテーププレーヤー
の電源として広く用いられている。
などの小形密閉アルカリ蓄電池は、ポータブル機器の電
源として用いられているが、とくに角形のニッケル・カ
ドミウム蓄電池はポータブルカセットテーププレーヤー
の電源として広く用いられている。
【０００３】また、この角形のニッケル・カドミウム蓄
電池の充電器としては、図８に示したような充電器が一
般的に用いられている。
電池の充電器としては、図８に示したような充電器が一
般的に用いられている。
【０００４】図８に示したように、従来のニッケル・カ
ドミウム蓄電池の充電器には、充電器１の一面（上面）
に凹部２が設けられており、この凹部２の一側面には正
極端子３が設けられ、前記側面に対向した側面には負極
端子４が設けられている。そして、この凹部２にニッケ
ル・カドミウム蓄電池をセットし、プラグ５をＡＣコン
セントに差し込んで１時間以内で電池を満充電にするよ
うな急速充電を行っている。
ドミウム蓄電池の充電器には、充電器１の一面（上面）
に凹部２が設けられており、この凹部２の一側面には正
極端子３が設けられ、前記側面に対向した側面には負極
端子４が設けられている。そして、この凹部２にニッケ
ル・カドミウム蓄電池をセットし、プラグ５をＡＣコン
セントに差し込んで１時間以内で電池を満充電にするよ
うな急速充電を行っている。
【０００５】また、近年、角形ニッケル・カドミウム蓄
電池より高容量で、かつ、ニッケル・カドミウム蓄電池
と互換性のある角形ニッケル・水素蓄電池が提案されて
おり、その充電時には上記の充電器を使用することが考
えられている。
電池より高容量で、かつ、ニッケル・カドミウム蓄電池
と互換性のある角形ニッケル・水素蓄電池が提案されて
おり、その充電時には上記の充電器を使用することが考
えられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、角形ニ
ッケル・水素蓄電池を上記の充電器を用いて１時間以内
で電池を満充電にするような急速充電を行うと、ニッケ
ル・カドミウム蓄電池とは急速充電特性が異なるニッケ
ル・水素蓄電池では、電池内圧が急速に上昇して電解液
が電池外部へ漏液するという問題が生じていた。
ッケル・水素蓄電池を上記の充電器を用いて１時間以内
で電池を満充電にするような急速充電を行うと、ニッケ
ル・カドミウム蓄電池とは急速充電特性が異なるニッケ
ル・水素蓄電池では、電池内圧が急速に上昇して電解液
が電池外部へ漏液するという問題が生じていた。
【０００７】また、従来の充電器では誤接続防止機構は
設けていないため、この充電器に電池の正、負極を逆に
してセットすると電池が逆充電されるという問題があっ
た。
設けていないため、この充電器に電池の正、負極を逆に
してセットすると電池が逆充電されるという問題があっ
た。
【０００８】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、ニッケル・水素蓄電池を従来の充電器に誤って
セットしても急速充電することや、電池の正、負極を逆
にして逆充電することを確実に防止することができ、専
用の充電器にのみ対応して充電することが可能で、電池
の充電時の安全性を向上することができる角形密閉アル
カリ蓄電池およびその充電器を提供するものである。
であり、ニッケル・水素蓄電池を従来の充電器に誤って
セットしても急速充電することや、電池の正、負極を逆
にして逆充電することを確実に防止することができ、専
用の充電器にのみ対応して充電することが可能で、電池
の充電時の安全性を向上することができる角形密閉アル
カリ蓄電池およびその充電器を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の角形密閉アルカリ蓄電池は、金属水酸化
物を主たる構成材料とする矩形状の正極板と、水素吸蔵
合金を主たる構成材料とする矩形状の負極板と、セパレ
ータと、アルカリ電解液からなる発電要素を、一方の極
の端子を兼ねる角形の金属ケースに収納し、他方の極の
端子を兼ねるキャップを備えた金属蓋体で前記金属ケー
スを封口して、外装樹脂チューブにより前記金属ケース
の大部分を絶縁被覆した角形密閉アルカリ蓄電池におい
て、前記外装樹脂チューブで絶縁被覆した金属ケースの
側面の一部に金属ケースの露出部分を形成し、この金属
ケースの露出部分を一方の極の端子としたものである。
めに、本発明の角形密閉アルカリ蓄電池は、金属水酸化
物を主たる構成材料とする矩形状の正極板と、水素吸蔵
合金を主たる構成材料とする矩形状の負極板と、セパレ
ータと、アルカリ電解液からなる発電要素を、一方の極
の端子を兼ねる角形の金属ケースに収納し、他方の極の
端子を兼ねるキャップを備えた金属蓋体で前記金属ケー
スを封口して、外装樹脂チューブにより前記金属ケース
の大部分を絶縁被覆した角形密閉アルカリ蓄電池におい
て、前記外装樹脂チューブで絶縁被覆した金属ケースの
側面の一部に金属ケースの露出部分を形成し、この金属
ケースの露出部分を一方の極の端子としたものである。
【００１０】ここで、前記外装樹脂チューブで被覆した
金属ケースはその側面の中央部分に金属ケースの露出部
分を形成し、この露出部分を一方の極の端子とすること
が好ましい。
金属ケースはその側面の中央部分に金属ケースの露出部
分を形成し、この露出部分を一方の極の端子とすること
が好ましい。
【００１１】また、前記角形密閉アルカリ蓄電池を充電
する充電器には、充電器の凹部の一側面または対向する
両側面に前記キャップに対応する一方の極の端子を設
け、前記凹部の底面の中央部分に金属ケースの露出部分
に対応する他方の極の端子を設けていることが好まし
い。
する充電器には、充電器の凹部の一側面または対向する
両側面に前記キャップに対応する一方の極の端子を設
け、前記凹部の底面の中央部分に金属ケースの露出部分
に対応する他方の極の端子を設けていることが好まし
い。
【００１２】また、前記角形密閉アルカリ蓄電池におい
て、金属ケースの側面の一部には過熱防止素子を備える
とともに、この過熱防止素子自体のケースかまたはそれ
に接続したリード板の一部を露出させ、この露出部分を
一方の極の端子とすることが好ましい。
て、金属ケースの側面の一部には過熱防止素子を備える
とともに、この過熱防止素子自体のケースかまたはそれ
に接続したリード板の一部を露出させ、この露出部分を
一方の極の端子とすることが好ましい。
【００１３】
【作用】本発明の角形密閉アルカリ蓄電池では、従来、
一方の極の端子となっていた金属ケースの底部と側面の
全てを外装チューブで絶縁被覆し、金属ケースの側面の
一部に金属ケースの露出部分を形成し、この露出部分を
一方の極の端子としている。
一方の極の端子となっていた金属ケースの底部と側面の
全てを外装チューブで絶縁被覆し、金属ケースの側面の
一部に金属ケースの露出部分を形成し、この露出部分を
一方の極の端子としている。
【００１４】このため、本発明の角形密閉アルカリ蓄電
池を誤って従来の充電器にセットし急速充電しようとし
ても、従来の電池とは端子の位置が異なるため、急速充
電されることはない。
池を誤って従来の充電器にセットし急速充電しようとし
ても、従来の電池とは端子の位置が異なるため、急速充
電されることはない。
【００１５】また、本発明の角形密閉アルカリ蓄電池用
の専用充電器を用いてのみ充電を行うことが可能であ
り、これによりニッケル・水素蓄電池を適正な充電条件
で充電することができ、充電時に電池内圧が上昇して電
池外部に電解液が漏液することを防止することができ
る。
の専用充電器を用いてのみ充電を行うことが可能であ
り、これによりニッケル・水素蓄電池を適正な充電条件
で充電することができ、充電時に電池内圧が上昇して電
池外部に電解液が漏液することを防止することができ
る。
【００１６】また、過熱防止素子を備えた本発明の角形
密閉アルカリ蓄電池では、金属ケースの側面に設けた過
熱防止素子自体のケースか、またはそれに接続したリー
ド板の一部を露出して、この露出部分を一方の極の端子
としている。
密閉アルカリ蓄電池では、金属ケースの側面に設けた過
熱防止素子自体のケースか、またはそれに接続したリー
ド板の一部を露出して、この露出部分を一方の極の端子
としている。
【００１７】したがって、過熱防止素子が充電時の過電
流や過熱状態を素早く感知して作動するため、角形密閉
アルカリ蓄電池の充電時の安全性を向上させることがで
きる。
流や過熱状態を素早く感知して作動するため、角形密閉
アルカリ蓄電池の充電時の安全性を向上させることがで
きる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【００１９】図１に本発明の角形密閉アルカリ蓄電池の
外観形状を示す。図１に示したように、所定の矩形状の
正、負極板とセパレータを角形の金属ケース６に収納
し、アルカリ電解液を注液した後、正極端子を兼ねるキ
ャップ７を備えた金属蓋体で前記金属ケース６の開口部
を封口した。ついで、金属ケース６の底部全体にポリ塩
化ビニル製薄板８を当てがい、所定の外装用熱収縮性樹
脂チューブ９により金属ケース６の側面全体と薄板８の
周囲にまたがって被覆した。このとき、金属ケース６の
側面の中央部分に対応したチューブに孔をあけ金属ケー
スの露出部分１０を形成して、この露出部分１０を負極
端子とした。そして、このようにして作製した公称容量
８００ｍＡｈの角形密閉アルカリ蓄電池を本発明の電池
Ａとした。
外観形状を示す。図１に示したように、所定の矩形状の
正、負極板とセパレータを角形の金属ケース６に収納
し、アルカリ電解液を注液した後、正極端子を兼ねるキ
ャップ７を備えた金属蓋体で前記金属ケース６の開口部
を封口した。ついで、金属ケース６の底部全体にポリ塩
化ビニル製薄板８を当てがい、所定の外装用熱収縮性樹
脂チューブ９により金属ケース６の側面全体と薄板８の
周囲にまたがって被覆した。このとき、金属ケース６の
側面の中央部分に対応したチューブに孔をあけ金属ケー
スの露出部分１０を形成して、この露出部分１０を負極
端子とした。そして、このようにして作製した公称容量
８００ｍＡｈの角形密閉アルカリ蓄電池を本発明の電池
Ａとした。
【００２０】また、図２に示したように上記と同様の角
形密閉アルカリ蓄電池において、金属ケース６の側面の
中央部分に（表１）に示したような規格で、寸法５mm×
７mmであるＰＴＣ素子１１（感熱素子）をはんだ付け
し、前記熱収縮性樹脂チューブ９により金属ケース６の
側面とＰＴＣ素子１１を被覆した後、ＰＴＣ素子１１を
覆っている熱収縮チューブ９の一部を切り欠いてＰＴＣ
素子１１のケースの一部を露出させた。そして、このＰ
ＴＣ素子１１の露出部分１２を負極端子とした角形密閉
アルカリ蓄電池を本発明の電池Ｂとした。
形密閉アルカリ蓄電池において、金属ケース６の側面の
中央部分に（表１）に示したような規格で、寸法５mm×
７mmであるＰＴＣ素子１１（感熱素子）をはんだ付け
し、前記熱収縮性樹脂チューブ９により金属ケース６の
側面とＰＴＣ素子１１を被覆した後、ＰＴＣ素子１１を
覆っている熱収縮チューブ９の一部を切り欠いてＰＴＣ
素子１１のケースの一部を露出させた。そして、このＰ
ＴＣ素子１１の露出部分１２を負極端子とした角形密閉
アルカリ蓄電池を本発明の電池Ｂとした。
【００２１】
【表１】
【００２２】次に、本発明の角形密閉アルカリ蓄電池用
充電器を図３に示す。
充電器を図３に示す。
【００２３】図３に示したように、本発明の充電器１の
凹部２には、その一側面に正極端子３が設けられてお
り、凹部２の底面の中央部分には負極端子４が設けられ
ている。なお５はプラグである。
凹部２には、その一側面に正極端子３が設けられてお
り、凹部２の底面の中央部分には負極端子４が設けられ
ている。なお５はプラグである。
【００２４】ついで、本発明の角形密閉アルカリ蓄電池
Ａ，Ｂを本発明の充電器により充電した後、放電を行っ
たときの充放電曲線を図４に示す。ここで、充放電試験
は８００ｍＡの電流で充電し、１５０ｍＡの電流で放電
して行った。
Ａ，Ｂを本発明の充電器により充電した後、放電を行っ
たときの充放電曲線を図４に示す。ここで、充放電試験
は８００ｍＡの電流で充電し、１５０ｍＡの電流で放電
して行った。
【００２５】図４に示したように、本発明の電池Ｂでは
電池Ａに比べて充電時の電圧が０．１Ｖだけ高くなっ
た。これはＰＴＣ素子の常温時の抵抗が１３０ｍΩであ
り、これを介して充電を行ったためであるが、この充電
電圧の上昇は充電器の設計の誤差範囲に含まれるため、
電池使用時の障害にはならない。また、本発明の電池Ｂ
の放電時における電圧は本発明電池Ａに対して０．０２
Ｖ降下しただけであり、放電容量の低下は見られなかっ
た。
電池Ａに比べて充電時の電圧が０．１Ｖだけ高くなっ
た。これはＰＴＣ素子の常温時の抵抗が１３０ｍΩであ
り、これを介して充電を行ったためであるが、この充電
電圧の上昇は充電器の設計の誤差範囲に含まれるため、
電池使用時の障害にはならない。また、本発明の電池Ｂ
の放電時における電圧は本発明電池Ａに対して０．０２
Ｖ降下しただけであり、放電容量の低下は見られなかっ
た。
【００２６】また、本発明の角形密閉アルカリ蓄電池で
は、従来の充電器にセットして急速充電しようとしても
従来の電池とは端子構造が異なるため、充電を行うこと
ができないので急速充電による電解液の電池外部への漏
液を防止することができた。
は、従来の充電器にセットして急速充電しようとしても
従来の電池とは端子構造が異なるため、充電を行うこと
ができないので急速充電による電解液の電池外部への漏
液を防止することができた。
【００２７】次に、本発明の電池Ｂを用いて大電流によ
る充電を行い、このときの電池の安全性を調べた。ここ
で、充電は、２５℃において１．６Ａの電流で行った。
このときの結果を図５に示す。
る充電を行い、このときの電池の安全性を調べた。ここ
で、充電は、２５℃において１．６Ａの電流で行った。
このときの結果を図５に示す。
【００２８】図５に示したように、本発明の電池Ｂで
は、充電開始後約１分でＰＴＣ素子が温度上昇し、その
抵抗値が著しく上昇して充電電流を低下させ、それ以上
の大電流による充電を防止することができた。
は、充電開始後約１分でＰＴＣ素子が温度上昇し、その
抵抗値が著しく上昇して充電電流を低下させ、それ以上
の大電流による充電を防止することができた。
【００２９】なお、本発明の実施例ではＰＴＣ素子を覆
っている熱収縮性樹脂チューブの一部を切り欠いてＰＴ
Ｃ素子を露出させ、この露出部分を負極端子としたが、
図６に示したようにリード板を備えたＰＴＣ素子を金属
ケースに溶接して、そのリード板の一部を露出させ、こ
の露出部分を負極端子としても良い。
っている熱収縮性樹脂チューブの一部を切り欠いてＰＴ
Ｃ素子を露出させ、この露出部分を負極端子としたが、
図６に示したようにリード板を備えたＰＴＣ素子を金属
ケースに溶接して、そのリード板の一部を露出させ、こ
の露出部分を負極端子としても良い。
【００３０】また、本発明の実施例では図３に示したよ
うな充電器を用いたが、図７に示したように正極端子３
が対向する両側面にそれぞれ設けられていても良い。こ
れにより、電池の向きを左右逆にして充電器にセットし
ても、充電器１の負極端子４が電池の金属ケースの露出
部分に接していれば、電池の向きに関係なく充電を行う
ことができ、従来より簡単容易に充電を行うことができ
る。
うな充電器を用いたが、図７に示したように正極端子３
が対向する両側面にそれぞれ設けられていても良い。こ
れにより、電池の向きを左右逆にして充電器にセットし
ても、充電器１の負極端子４が電池の金属ケースの露出
部分に接していれば、電池の向きに関係なく充電を行う
ことができ、従来より簡単容易に充電を行うことができ
る。
【００３１】
【発明の効果】以上のように、本発明の角形密閉アルカ
リ蓄電池では、外装樹脂チューブで被覆した金属ケース
の側面の一部に金属ケースの露出部分を形成し、この露
出部分を一方の極の端子としているため、従来の充電器
にセットして急速充電しようとしても従来の電池とは端
子位置が異なるため、誤って急速充電されることはな
い。
リ蓄電池では、外装樹脂チューブで被覆した金属ケース
の側面の一部に金属ケースの露出部分を形成し、この露
出部分を一方の極の端子としているため、従来の充電器
にセットして急速充電しようとしても従来の電池とは端
子位置が異なるため、誤って急速充電されることはな
い。
【００３２】そして、本発明の充電器を用いることによ
り適正な充電が自動的になされ、充電時に電池温度、内
圧が異常上昇して電解液が外部に漏液することはない。
り適正な充電が自動的になされ、充電時に電池温度、内
圧が異常上昇して電解液が外部に漏液することはない。
【図１】本発明の角形密閉アルカリ蓄電池Ａを示す外観
形状図
形状図
【図２】ＰＴＣ素子を用いた本発明の角形密閉アルカリ
蓄電池Ｂを示す外観形状図
蓄電池Ｂを示す外観形状図
【図３】本発明の角形密閉アルカリ蓄電池を充電するた
めの充電器を示す図
めの充電器を示す図
【図４】本発明の角形密閉アルカリ蓄電池の充放電曲線
を示す図
を示す図
【図５】ＰＴＣ素子を用いた本発明の角形密閉アルカリ
蓄電池Ｂを大電流で充電したときの特性図
蓄電池Ｂを大電流で充電したときの特性図
【図６】ＰＴＣ素子を用いた本発明の角形密閉アルカリ
蓄電池Ｂの他の例を示す外観形状図
蓄電池Ｂの他の例を示す外観形状図
【図７】本発明の角形密閉アルカリ蓄電池を充電するた
めの充電器の他の例を示す図
めの充電器の他の例を示す図
【図８】従来の角形密閉アルカリ蓄電池を充電するため
の充電器を示す図
の充電器を示す図
１ 充電器 ２ 凹部 ３ 正極端子 ４ 負極端子 ５ プラグ ６ 金属ケース ７ キャップ ８ 薄板 ９ 熱収縮性樹脂チューブ １０ 金属ケースの露出部分 １１ ＰＴＣ素子 １２ ＰＴＣ素子の露出部分 １３ ＰＴＣ素子のリード板 １４ ＰＴＣ素子のリード板の露出部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 信吾 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】金属水酸化物を主たる構成材料とする矩形
状の正極板と、 水素吸蔵合金を主たる構成材料とする矩形状の負極板
と、 セパレータと、 アルカリ電解液からなる発電要素を、一方の極の端子を
兼ねる角形の金属ケースに収納し、他方の極の端子を兼
ねるキャップを備えた金属蓋体で前記金属ケースを封口
して、外装樹脂チューブにより前記金属ケースの大部分
を覆った角形密閉アルカリ蓄電池であって、 前記外装樹脂チューブで被覆した金属ケースの側面の一
部に金属ケースの露出部分を形成し、この露出部分を一
方の極の端子とした角形密閉アルカリ蓄電池。 - 【請求項２】前記金属ケースの側面の中央部分に金属ケ
ースの露出部分を形成し、この露出部分を一方の極の端
子とした請求項１記載の角形密閉アルカリ蓄電池。 - 【請求項３】金属水酸化物を主たる構成材料とする矩形
状の正極板と、 水素吸蔵合金を主たる構成材料とする矩形状の負極板
と、 セパレータと、 アルカリ電解液からなる発電要素を、一方の極の端子を
兼ねる角形の金属ケースに収納し、他方の極の端子を兼
ねるキャップを備えた金属蓋体で前記金属ケースを封口
して、外装樹脂チューブにより前記金属ケースの大部分
を覆った角形密閉アルカリ蓄電池であって、 前記金属ケースの側面の一部に過熱防止素子を備えると
ともに、前記過熱防止素子自体かまたはこれに接続した
リード板の一部を露出してこの露出部分を一方の極の端
子とした角形密閉アルカリ蓄電池。 - 【請求項４】請求項１または請求項３に記載の角形密閉
アルカリ蓄電池をその凹部にセットして充電を行う充電
器であって、 前記凹部の一側面または対向する両側面に前記角形密閉
アルカリ蓄電池のキャップに対応する一方の極の端子を
設け、前記凹部の底面の中央部分に金属ケースの露出部
分に対応する他方の極の端子を設けた角形密閉アルカリ
蓄電池の充電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4080626A JPH05283059A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 角形密閉アルカリ蓄電池およびその充電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4080626A JPH05283059A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 角形密閉アルカリ蓄電池およびその充電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05283059A true JPH05283059A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13723568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4080626A Pending JPH05283059A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 角形密閉アルカリ蓄電池およびその充電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05283059A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007189188A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-07-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンデンサ |
| JPWO2005036675A1 (ja) * | 2003-10-10 | 2007-10-04 | 福田金属箔粉工業株式会社 | 電源装置用外装缶、電源装置用外装蓋、および当該外装缶又は外装蓋を使用した電源装置 |
| US7452629B2 (en) | 2003-03-14 | 2008-11-18 | Panasonic Corporation | Nickel metal hydride storage battery |
| US7666549B2 (en) | 2002-06-26 | 2010-02-23 | Panasonic Corporation | Enclosed nickel-metal hydride storage battery |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP4080626A patent/JPH05283059A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7666549B2 (en) | 2002-06-26 | 2010-02-23 | Panasonic Corporation | Enclosed nickel-metal hydride storage battery |
| US7452629B2 (en) | 2003-03-14 | 2008-11-18 | Panasonic Corporation | Nickel metal hydride storage battery |
| JPWO2005036675A1 (ja) * | 2003-10-10 | 2007-10-04 | 福田金属箔粉工業株式会社 | 電源装置用外装缶、電源装置用外装蓋、および当該外装缶又は外装蓋を使用した電源装置 |
| JP2007189188A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-07-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンデンサ |
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