JP2004039575A - プラズマディスプレイ - Google Patents

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Masaaki Asano
浅野 雅朗
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Abstract

【課題】従来のプラズマディスプレイにおける各色光を発光する蛍光体の劣化、特に、各色光を発光する蛍光体の劣化の進行度合いが一致せず、表示される映像の色バランスが崩れる原因となっていた点を解消することを課題とする。
【解決手段】基板21上に多数のリブ22で区画され、アドレス電極23と蛍光体層24を有する背面基板20上に、透明基板11の下面に、ブラックマトリックス18、補正用カラーフィルター層17、およびCCM(色変換蛍光体)層16とからなる色変換部を備え、透明電極12、バス電極13、誘電体層14、および保護層15が積層された前面基板10を積層してプラズマディスプレイ1を構成し、課題を解決することができた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改良されたプラズマディスプレイに関するものであり、一種類の蛍光体を発光させ、生じた光を色変換用蛍光体を用いて、必要な色に色変換することにより、カラー画像を表示し得るよう構成したプラズマディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイ(PDP)は、電極間でプラズマ放電を起こさせて紫外線等を生じさせ、生じた紫外線等が蛍光体を所定の色に発光させることにより、視覚可能な映像を与えるものであり、自己発光型で輝度が高く、従って、高コントラストが得られる特徴を有している。
【0003】
図3は、プラズマディスプレイの代表例として、AC(交流)型のタイプの一例の構造を示す図であり、この例では、プラズマディスプレイ100は、観察側(図では上側)となる前面基板110と、背面側(図では下側)となる背面基板120とから構成されている。なお、分かりやすくするため、図3では、前面基板110と背面基板120とを離して描いてあるが、実際には、両者は密着したものである。
【0004】
前面基板110は、最も上側に透明ガラス板等の透明基板111を有し、透明基板111の下側には、横方向に透明電極112が互いに平行に多数積層され、さらに透明電極112の下側には、透明電極112の片方の長辺に沿って、金属電極であるバス電極113が積層されることにより、複合電極を形成しており、両電極112、および113を含めた全面の下側には、さらに誘電体層114、および保護層115が順に積層されたものである。
【0005】
また、背面基板120は、最も下側にガラス板等の基板121を有し、基板121の上側には、同じ高さ、同じ厚み(図中、左右方向の寸法)のリブ(隔壁)122が、図面の手前から奥に向かって互いに平行に等間隔で多数積層されると共に、リブ122の間の基板121上には、アドレス電極123が積層されている。また、リブ122どうしではさまれた部分の底(アドレス電極123上を含む)およびリブ123の壁部分を連続的に覆って、蛍光体層124が積層されたものである。
【0006】
上記の前面基板110と背面基板120とは、背面基板120のリブ122を介して密着積層されており、内部に放電用のネオンもしくはキセノン等の希ガスが密封されており、このような密着積層状態における前面基板110の複合電極と背面基板120のアドレス電極123との間に交流電圧を作用させて放電を起こさせ、放電によって生じる紫外線が蛍光体層124の蛍光体を蛍光体の素材に特有な色に発光させることによって、前面基板110側より映像を視認することが可能になる。
【0007】
蛍光体層124を構成する蛍光体としては、赤色発光用、緑色発光用、および青色発光用の各々の蛍光体が準備され、これらの各々を用いて形成される、赤色発光用、緑色発光用、および青色発光用の3種類の蛍光体層124が繰返し配列されている。
【0008】
しかしながら、前面基板110と背面基板120との間に、赤色発光用、緑色発光用、および青色発光用の3種類の蛍光体層124を有する従来のプラズマディスプレイにおいては、蛍光体層を構成する蛍光体が、プラズマ雰囲気にさらされるため、劣化が進みやすく、しかも、各色光を発光する蛍光体の劣化の進行度合いが必ずしも一致せず、表示される映像の色バランスが崩れる原因ともなる。しかも、3種類の蛍光体層124を精度を維持して高精細化することが困難である上、3種類の蛍光体層124の各々の蛍光体層の形成時に欠点が生じると、不良品の発生率は加算的に増加する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明においては、従来のプラズマディスプレイにおける各色光を発光する蛍光体の劣化、特に、各色光を発光する蛍光体の劣化の進行度合いが一致せず、表示される映像の色バランスが崩れる原因となっていた点を解消し、また蛍光体層を精度を維持して高精細化することが困難であった点、および3種類の蛍光体層の各々に欠点が生じると、不良品の発生率は加算的に増加していた点を解消することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決する手段】
発明者は、プラズマディスプレイとは動作原理の異なる有機エレクトロルミネッセント(EL)ディスプレイの幾つかのタイプのうち、三原色を表現するために、有機EL素子としては青色発光タイプののみを使用し、赤色および緑色を、青色を変換して作り出すCCM方式のものが、発光源が単色で済み、有機EL素子を各色発色用の蛍光体で構成するのにくらべて、不良品の発生率を抑えることができる点に着目した。ただ、有機ELディスプレイは、そのEL材料が水分等に弱く、有機ELディスプレイを構成するための電極や絶縁層等に由来する水分や揮発成分がEL材料の劣化をまねきやすい傾向を有している。
【0011】
発明者は、有機ELディスプレイの発光源である有機EL素子を、単色のプラズマ方式の発光のものに変更することにより、有機ELディスプレイでは、避けにくい水分等による劣化が解消され、プラズマディスプレイと有機ELディスプレイとの利点を併せ持つディスプレイが得られることを見出した。
【0012】
第1の発明は、基板の前面に設けられた多数の互いに平行な隔壁と、前記隔壁の間の各々に設けられたアドレス電極とを有し、単色の蛍光体層が少なくとも前記アドレス電極上に積層された構造からなる背面基板の前面側と、透明基板の背面側に前記アドレス電極と直交する多数の透明電極を有する前面基板の背面側とが、前記隔壁を介して密着積層され、かつ、前記背面基板、前記前面基板、および前記隔壁で囲まれた空間内に放電用ガスが密封されて発光部が形成されており、前記透明電極よりも観察側の位置には、前記発光部に対応して設けられた色変換層、および前記発光部の非発光部に対応して設けられたブラックマトリックスとを有する色変換部が形成されていることを特徴とするプラズマディスプレイに関するものである。
第2の発明は、基板の前面に設けられた多数の互いに平行な隔壁と、前記隔壁の間の各々に設けられたアドレス電極とを有し、単色の蛍光体層が少なくとも前記アドレス電極上に積層された構造からなる背面基板の前面側と、透明基板の背面側に前記アドレス電極と直交する多数の透明電極を有する前面基板の背面側とが、前記隔壁を介して密着積層され、かつ、前記背面基板、前記前面基板、および前記隔壁で囲まれた空間内に放電用ガスが密封されて発光部が形成されており、前記前面基板よりも前面側の位置には、前記透明基板とは別の透明基板に前記発光部に対応して設けられた色変換層、および前記発光部の非発光部に対応して設けられたブラックマトリックスとを有する色変換基板が配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイに関するものである。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記色変換部は、前記色変換層の観察側に、さらに補正用カラーフィルター層が積層されているものであることを特徴とするプラズマディスプレイに関するものである。
第4の発明は、第1〜第3いずれかの発明において、前記発光部における前記蛍光体層が紫外線発光型であることを特徴とするプラズマディスプレイに関するものである。
第5の発明は、第1〜第4いずれかの発明において、前記発光部における前記蛍光体層が青色発光型であることを特徴とするプラズマディスプレイに関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のプラズマディスプレイを、AC型を例に取って構造を示す図で、符号のうち、図3の符号の数字から100を除いた数字と一致するものは、図3と共通する部分を示している。プラズマディスプレイ1は、上側(観察側)の前面基板10と、下側の背面基板20とから構成されている。なお、図4におけるのと同様、前面基板10と背面基板20とを離して描いてあるが、実際には両者が密着して積層されている。
【0014】
前面基板10は、最も上側の透明基板11の下側に、格子状のブラックマトリックス18と、ブラックマトリックス18の無い部分には補正用カラーフィルター層17が設けられており、補正用カラーフィルター層17の下側には、補正用カラーフィルター層17に対応した位置に、色変換層(CCM層)16が設けられており、これら、ブラックマトリックス18、補正用カラーフィルター層17、およびCCM層16が従来のプラズマディスプレイには無い、色変換部を構成している。これらのうち、補正用カラーフィルター層17は省略し得る。また、ブラックマトリックスも省略し得るが、映像のコントラストの向上の関観点から、設けてあった方がよい。CCM層16の下側、およびブラックマトリックス18の下側を覆う全面には中間コート層(図では中間層)19が設けられ、中間コート層19の下面が平滑化されている。この中間コート層19は、必要に応じ、設けるもので、その役割は、基板10とCCM層16とを接着させる役割、および、空気が存在すると光の取り出し効率が悪くなるため、空気を排除する役割の二つである。
【0015】
CCM層16は、蛍光体層24が紫外光を発光するものであるときは、紫外光→青色光、紫外光→緑色光、および紫外光→赤色光に、それぞれカラー変換する蛍光体からなるカラー変換物質(CCM;Color Changing Media)層を、適宜な順で繰返し配列したものである。あるいは、蛍光体層24が青色光を発光するものであるときは、青色光→緑色光、青色光→赤色光に、それぞれカラー変換する蛍光体からなるカラー変換物質(CCM;Color Changing Media)層を、適宜な順で繰返し配列したものである。なお、蛍光体が青色光を発光するときは、CCM層16としては、青色光に変換する層は不要であるので、設けないか、もしくは、設けないことによる凹凸を回避する目的で、無色透明な層を設けておいてもよい。
【0016】
補正用カラーフィルター層17は、CCM層16で変換された光を色補正するもので、下層のCCM層16に応じた色補正機能を有している。即ち、CCM層16から出た青色光を補正する青色補正用カラーフィルター層、緑色光を補正する緑色補正用カラーフィルター層、および赤色光を補正する赤色補正用カラーフィルター層が、下層のCCM層16の各々に対応して設けられている。本発明のプラズマディスプレイにおいては、CCM層16により色変換されて、赤色光、緑色光、および青色光の三原色の各光が生じるので、一応のカラー映像の再現は可能になるが、これらの光をさらに補正して、所定の帯域内の光を取り出し、ディスプレイの演色性を高める意味で、補正用カラーフィルター層16を設けることが好ましい。
【0017】
中間コート層19の下面には、横方向(左右方向)に透明電極12が互いに平行に多数積層されている。透明電極12は、隣接する二つ(例えば、符号12、および12’)が一つの画素に対応したものとされており、この一対の透明電極12の下側の、互いに外側となる側の長辺(透明電極12の長辺)に沿ってバス電極13および13’が積層されて、複合電極を形成しており、複合電極を含めた全面の下側には、さらに誘電体層14、および保護層15が順に、いずれも一面に積層されて、以上により、前面基板11が形成されている。
【0018】
背面基板20は、最も下側の基板21の上側に、リブ22が、図面の手前から奥に向かって互いに平行に等間隔で多数積層されると共に、リブ22の間に、アドレス電極23が積層されており、これらに加えて、リブ22どうしではさまれた部分の底、およびリブ23の壁面を連続的に覆って、蛍光体層24が積層されたものである。本発明においては、この蛍光体層24としては、従来技術におけるように、リブ22の間毎に異なる色変換を行なわせる必要が無いので、背面基板全面に渡って、いずれのリブ22の間、いずれのリブ22の壁面においても、単一な蛍光体層(同じ蛍光体を含む蛍光体層)24を形成しておく。蛍光体層24を構成する蛍光体としては、例えば、可視光よりもエネルギーが高い紫外光、もしくは可視光の中でもエネルギーが高い青色光を発光するものであることが望ましい。なお、このようにリブ22を設けるのに替えて、リブ22を設けずに、間隔をあけてアドレス電極を有した基板21上に絶縁層で上下をはさんだ蛍光体層を積層し、その上に透明電極を設け、さらに、その上に色変換部を積層することのより、AC電圧発光型のディスプレイとすることもできる。
【0019】
上記の前面基板10と背面基板20とは、リブ22を介して密着積層され、内部にネオンもしくはキセノン等の希ガスが密封されて、発光部が形成されており、この発光部の前面基板10の複合電極と背面基板20のアドレス電極23との間に交流電圧を作用させて放電させる。放電により、いずれのリブ22の間においても、蛍光体層24に含まれる蛍光体が紫外光を発光するか、もしくは青色光を発光するかのいずれかの発光を起こす。
【0020】
蛍光体層24が紫外光を発光する場合には、色変換部のCCM層16として、紫外光を青色光、緑色光、および赤色光の各色光に変換するものを選択して設けておき、必要により、色補正用カラーフィルター層17を介することにより、三原色が生じる。従って、予め、三原色に色分解された画像の信号に基づいて、発光部を発光させることにより、カラー映像を視認することが可能になる。蛍光体層24が青色光を発光する場合には、色変換部のCCM層16としては、青色光を緑色光、および赤色光の各色光に変換するものを選択して設けておき、必要により、色補正用カラーフィルター層17を介することにより、三原色が生じるので、同様にして、カラー映像を視認することが可能になる。
【0021】
上記における透明基板11は、プラズマディスプレイ1の観察側にあり、前面基板10全体を支える支持体である。必要に応じて、さらに、観察側には、擦傷防止のためのハードコート層、帯電防止層、汚染防止層、反射防止層、防眩層等が直接積層されるか、もしくは透明フィルム上に積層されて適用されていてもよく、あるいは、タッチパネルのような機能が付加されていてもよい。
【0022】
透明基板11は、大別すると、ガラスや石英ガラス等の無機質の板状透明基材、もしくはアクリル樹脂等の有機質の(=合成樹脂製の)板状透明基材、または、合成樹脂製の透明フィルム状基材である。厚みのごく薄いガラスも透明フィルム状基材として利用することができる。透明基板11としては、色変換部や透明電極等を形成する側の表面の平滑性が高いものが好ましい。
【0023】
透明基板11を合成樹脂で構成する際の合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、メタクリル酸メチル樹脂等のアクリル樹脂、トリアセチルセルロース樹脂等のセルロース樹脂、エポキシ樹脂、または環状オレフィン樹脂もしくは環状オレフィン共重合樹脂等を挙げることができる。
【0024】
ブラックマトリックス18は、各画素毎に発光する区域を区画すると共に、発光する区域どうしの境界における外光の反射を防止し、映像のコントラストを高めるためのもので、通常、黒色の細線で構成された、縦横の格子状等、もしくは一方向のみの格子状等のパターン状に形成されたものであり、発光部の発光は、このブラックマトリックス18の開孔部を経由し、観察側に到達する。なお、ブラックマトリックス18無しでも、プラズマディスプレイ1としての働きはなし得るが、上記のような観点で、ブラックマトリックス18を設けることが多い。
【0025】
ブラックマトリックス18を形成するには、まず、透明基板11を十分に洗浄したのち、クロム等の金属を使用して、蒸着、イオンプレーティング、もしくはスパッタリング等の各種の方法で金属薄膜を形成する。この場合、十分に遮光し得る光学濃度、耐洗浄性および加工特性等を考慮すると、クロムによる金属薄膜が最も好ましい。形成された金属薄膜からブラックマトリックス18を形成するためには、通常のフォトリソグラフィー法等を利用することができ、例えば、形成された金属薄膜の表面にフォトレジストを塗布し、パターンマスクで被覆して露光、現像、エッチング、および洗浄等の各工程を経て、ブラックマトリックス18を形成することができる。また、ブラックマトリックス18は、無電界メッキ法、もしくは黒色のインキ組成物を用いた印刷法等を利用しても形成することができる。ブラックマトリックス18の厚みは、薄膜で形成する場合には、0.2μm〜0.4μm程度であり、印刷法によるときは0.5μm〜2μm程度である。
【0026】
補正用カラーフィルター層17は、ブラックマトリックス18の開孔部に対応して設けられるもので、各画素に対応して、赤色光用、緑色光用、および青色光用の三種類が規則的に配列したものである。図1では明らかではないが、補正用カラーフィルター層17の各色の部分は、ブラックマトリックス18の開孔部毎に設けたものであってもよいが、便宜的には、図1における手前側から奥側の方向に帯状に設けたものであっても、ブラックマトリックス18の開孔部に対応したものである。本発明のプラズマディスプレイ1においては、蛍光体層24から発した青色光が、CCM層16により変換されて赤色光、緑色光、および青色光の三原色の各光が生じるので、一応のカラー映像の再現は可能になるが、これらの光をさらに補正して、所定の帯域内の光を取り出し、ディスプレイの演色性を高める意味で、補正用カラーフィルター層17を設けることが好ましい。
【0027】
CCM層16は、ブラックマトリックス18の開孔部、および補正用カラーフィルター層17に対応して設けられ、やはり、各画素毎に、赤色光用、緑色光用、および青色光用の三種類が規則的に配列したものであるが、このうち、青色光用については、発光部が青色光を発光する場合には、色変換を行なう必要がないので、何も設けなくてもよいが、何もないと他の部分と並んだ際に相対的に凹部となるので、実際には、無色透明の素通しのパターン(ダミーパターン)を形成しておくとよい。また、CCM層16の各部分は、補正用カラーフィルター層17の各色の部分と同様、ブラックマトリックス5の開孔部のみに設けたものであってもよいが、図1における手前側から奥側の方向に帯状に設けたものであっても、ブラックマトリックス18の開孔部に対応してものとすることができる。
【0028】
発光部が青色光を発光する場合、CCM層16は、赤色変換層、および緑色変換層からなるものであり、それぞれの色変換を行なう赤色変換蛍光色素、もしくは緑色変換蛍光色素を樹脂中に溶解もしくは分散した組成物で構成される。
【0029】
赤色変換蛍光色素としては、4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン等のシアニン系色素、1−エチル−2−[4−(p−ジメチルアミノフェニル)−1,3−ブタジエニル]−ピリジウム−パークロレート等のピリジン系色素、ローダミンB、もしくはローダミン6G等のローダミン系色素、またはオキサジン系色素等を例示することができる。
【0030】
緑色変換蛍光色素としては、2,3,5,6−1H,4H−テトラヒドロ−8−トリフルオロメチルキノリジノ(9,9a,1−gh)クマリン、3−(2’−ベンゾチアゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン、もしくは3−(2’−ベンズイミダゾリル)−7−N,N−ジエチルアミノクマリン等のクマリン色素、ベーシックイエロー51等のクマリン色素系染料、または、ソルベントイエロー11、もしくはソルベントイエロー116等のナフタルイミド系色素等を例示することができる。
【0031】
発光部が紫外光を発光する場合、CCM層16は赤色変換層、緑色変換層、および青色変換層からなるものであり、それぞれの色変換を行なう赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、もしくは青色変換用蛍光色素(ただし、いずれも紫外光を変換するものである。)を樹脂中に溶解もしくは分散した組成物で構成され、赤色変換蛍光色素、および緑色変換蛍光色素としては、発光部が青色光を発光する場合のCCM層16を構成する場合と同じ物を原則的に使用することができ、青色変換蛍光色素としては、1,4−ビス(2−メチルスチリン)ベンゼン、もしくはトランス−4,4’−ジフェニルスチルベン等のスチルベン系色素、または7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン等のクマリン系色素を例示することができる。
【0032】
赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、および青色変換蛍光色素としては、さらに、直接染料、酸性染料、塩基性染料、もしくは分散染料等の各種染料のうちからも蛍光性のあるものを選択して使用することができ、赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、および青色変換蛍光色素としては、一種、もしくは二種以上を併用することができる。
【0033】
赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、もしくは青色変換蛍光色素を溶解、もしくは分散させる樹脂としては、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、もしくはポリアミド樹脂等の透明樹脂を例示することができる。または、樹脂としては、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する電離放射線硬化性樹脂(実際には、電子線硬化性樹脂もしくは紫外線硬化性樹脂であって、後者であることが多い。)を使用することもできる。
【0034】
CCM層16の形成は、上記の赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、もしくは青色変換蛍光色素と樹脂とを、必要に応じ、溶剤、希釈剤、もしくはモノマー等、さらには、適宜な添加剤と共に混合して、赤色光用、緑色光用、および青色光用の各区域を形成するための感光性樹脂組成物とした後、これらの感光性樹脂組成物を一様に塗布し、乾燥させた後、所定のパターン露光を行ない、その後、現像するプロセスを、各色毎に繰返すことによって行なうことができる。あるいは、所定の色に着色したインキ組成物を形成して用い、各色毎に印刷することにより行なってもよい。発光部が青色光を発光する場合、CCM層16の青色光用の区域の形成は、上記の感光性樹脂組成物もしくはインキ組成物から、赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、もしくは青色変換蛍光色素を除いた、色素を含まない組成のものを用い、その他は、各区域を形成するのと同様な手法により行なうことができる。CCM層16における樹脂と、赤色変換蛍光色素、緑色変換蛍光色素、もしくは青色変換蛍光色素の割合は、例えば、樹脂/蛍光色素=100/0.5〜100/5(質量基準)程度である。また、CCM層7の厚みは5μm〜20μm程度であることが好ましい。
【0035】
中間層19は、その下の各層が積層される際に、積層の対象となる面を平滑化するものであると共に、CCM層16を、被覆して劣化しにくくする役割を果たすものであるが、省くことが可能である。中間層19は透明樹脂で構成され、具体的な樹脂としては、CCM層16を構成する樹脂として前記したものと同様な樹脂を使用し、必要に応じ、溶剤、希釈剤、もしくはモノマー等、さらには、適宜な添加剤と共に混合して、感光性樹脂組成物とした後、この感光性樹脂組成物を、一様に塗布し、乾燥させた後、電離放射線を照射して硬化させることによるか、または、電離放射線硬化性ではない通常の塗料組成物とした後、適宜なコーティング手段により塗布を行なった後、乾燥させることによって形成することができる。中間層19の厚みとしては、下層の凹凸状態にもよるが1μm〜5μmであることが好ましい。以上の説明における、基板11から中間層19までが、CCM基板である。
【0036】
透明電極12は、アドレス電極と23との間に電圧をかけ、所定の位置で発光を起こさせるためのものである。透明電極12は、一画素毎に、ブラックマトリックス18のない部分に設けられた一対のいずれも帯状の透明導電層12および12’からなっており、透明電極12のみでは、導電性が不足するため、ごく狭い幅の金属電極であるバス電極13および13’が、透明導電層12および12’の下部に、一対の透明電極に関して見れば、外側どうしになるよう設けられて複合電極を形成している。
【0037】
透明電極12は、透明性および導電性を有する金属酸化物の薄膜で構成されるのが普通である。具体的には、金属酸化物として、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、酸化亜鉛、もしくは酸化第2錫を例示することができ、層のシート抵抗が数百Ω/cm以下であることが好ましく、厚みとしては、10nm〜1μm程度であることが好ましい。透明電極12は、上記のような金属酸化物の一様な薄膜を形成後に、フォトエッチングにより不要部を除去することにより形成することが好ましい。
【0038】
また、バス電極13は、導電性を確保する点で、金、銀、銅、もしくはアルミニウム等の導電性金属で形成し、マスクを用いた蒸着法もしくはフォトエッチングにより所定の形状に設ける。
【0039】
透明電極12およびバス電極13の下、並びに、これら複合電極のない部分(中間層19が露出しているか、中間層19が無ければCCM層16が露出している部分。)を含めた全面には、誘電体層14および保護層15が順次積層されている。
【0040】
誘電体層14は、例えば、低融点ガラス、二酸化ケイ素、酸化鉛、もしくは窒化ケイ素等の素材の膜であり、これらを含む塗料を用いて塗布し、焼成することにより形成することができる。
【0041】
保護層15は、酸化アルカリ土類金属化合物、もしくは、誘電体層14を形成するものとして挙げた素材の粒子をアルカリ土類金属化合物で被覆した無機複合粒子を用い、これらを含む塗料を用いて塗布し、焼成することにより形成することができる。あるいは、保護層15は、酸化マグネシウム含有ペーストの塗布および焼成によっても得ることができる。なお、誘電体層14および保護層15の形成を、それぞれの層形成用の塗料(もしくはペースト)を用いて、重ね塗りした後、一度の焼成によって行なうと、なおよい。
【0042】
背面基板20の基板21は、プラズマディスプレイ1の最も背面側にあり、背面基板20全体を支える支持体である。基板21は、前面基板10の場合と異なり、必ずしも透明である必要はないが、リブ23および蛍光体層24で被覆されるので、透明なものであってもよい。基板21を構成する材質としては、透明基板11と同様なものを挙げることができる。
【0043】
リブ22は、放電する区域を区画すると共に、背面基板20と前面基板10との間隔を決定するものである。リブ22は、0.1mm程度の一定ピッチで、高さが0.1mm程度、厚みが0.02mm程度のものであり、高分子等の厚膜のサンドブラストによる研削、感光性樹脂の露光・現像、もしくはガラスフリットを含むインキ組成物のスクリーン印刷等によって形成することができる。
【0044】
アドレス電極23は、前面基板の透明電極12との間に電圧をかけ、所定の位置で発光させるためのもので、導電性の金属により構成され、薄膜のフォトエッチング、導電性金属とガラスフリットを含むインキ組成物のスクリーン印刷等により形成される。
【0045】
蛍光体層24は、紫外線を発光する蛍光体、例えば、BaSi:Pb等、または青色光を発光する蛍光体、例えば、YSiO:Ce、CaWO:Pb、BaMgAl1017:Eu、もしくはBaMgAl1423:Eu等から構成される。あるいは、AC電圧発光型の場合、(Ba,Mg)AlSO:Eu、もしくはBaAlSO:Euから構成される。蛍光体層24の形成は、蛍光体、バインダー樹脂、および溶剤等からなる塗料組成物を用い、適宜なノズルから吐出させる等の方法により、リブ22およびアドレス電極23が設けられた基板21上に適用し、適用後、通常は焼成を行なって、蛍光体以外の成分を除去することにより行なう。従来のプラズマディスプレイの背面基板の製造時には、リブ22の間に、赤色発光用、緑色発光用、および青色発光用の三つの蛍光体層を繰返し設けなければならないが、本発明のプラズマディスプレイの場合、背面基板全面に渡って単一な蛍光体層を設けるものであるので、塗料組成物の適用も、リブ22およびアドレス電極23が設けられた基板21上への均一なコーティングによっても行なえる利点がある。また、三つの蛍光体層を設ける際には、それぞれの蛍光体層が隣の区域にはみ出して形成されるのを防止する意味で、リブ22の上部には蛍光体層を設けないが、本発明のプラズマディスプレイの場合、極端に言えば、リブ22の頂部も含めて、隙間無く蛍光体層を設けることができるので、発光量を増加させ、より高い輝度を得ることが可能になる。
【0046】
以上の説明においては、プラズマディスプレイ1の透明基板11と透明電極12との間に、ブラックマトリックス18、補正用カラーフィルター層17、およびCCM層16からなる色変換部を設けた態様を説明したが、これら各層からなる色変換部は、透明基板11の観察側に設けることも可能である。
【0047】
図2は、色変換部を観察側に設けたプラズマディスプレイの例を示す図であって、前面基板10の透明基板11の観察側に、ブラックマトリックス18が設けられており、少なくともブラックマトリックス18の無い部分にCCM層16および補正用カラーフィルター層17が透明基板11側より順に積層されたものである。このように、プラズマ放電による発光部分と色変換部との間に透明基板11が介在する場合、プラズマ放電による紫外光もしくは青色光が、透明基板11を透過する際に、減衰するか、および/または散乱する傾向があるため、透明基板11を極力薄くすることが好ましい。次段落における透明基板11および11’についても同様である。
【0048】
なお、上記のように透明基板11の観察側に直接、色変換部を設けるのに替えて、透明基板11とはべつの透明基板11’に色変換部を設けたものを、前面基板10の透明基板11の観察側に適用してもよい。図3に示すように、透明基板11’の背面側に、ブラックマトリックス18が設けられており、少なくともブラックマトリックス18の無い部分にCCM層16および補正用カラーフィルター層17が設けられた色変換部10’が配置されて、プラズマディスプレイ1’が構成されている。要は、色変換部を、プラズマ放電による発光部分よりも観察側に設ければよい。図3においても、背面基板20と前面基板10との間、前面基板10と色変換部10’との間を離して描いてあるが、実際には、いずれの間も、密着して積層されたものである。
【0049】
【発明の効果】
請求項1または請求項2の発明によれば、色変換部を設けて色変換することによりカラー映像を得ることができ、背面基板には単一な蛍光体層を形成すれば済むので、従来のプラズマディスプレイにおける各色用の蛍光体の劣化による色バランスの崩れがなく、製造も容易で、より高輝度が得られるプラズマディスプレイを提供することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、さらに補正用カラーフィルター層が追加されているので、より演色性の高められたプラズマディスプレイを提供することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3いずれかの発明の効果に加え、発光部分としては、紫外線のみを発光するものを用いてカラー映像を得ることが可能なプラズマディスプレイを提供することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4いずれかの発明の効果に加え、発光部分としては、青色光のみを発光するものを用いてカラー映像を得ることが可能であり、色変換部としては、青色光→緑色光、および青色光→赤色光の二通りの色変換を行なうものを用いて、カラー映像を得ることが可能なプラズマディスプレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイを示す図である。
【図2】別の態様の本発明のプラズマディスプレイを示す図である。
【図3】色変換部を別体とした本発明のプラズマディスプレイを示す図である。
【図4】従来のプラズマディスプレイを示す図である。
【符号の説明】
1   プラズマディスプレイ
10  前面基板
11  透明基板
12  透明電極
13  バス電極
14  誘電体層
15  保護層
20  背面基板
21  CCM層
22  リブ
23  アドレス電極
24  蛍光体層

Claims (5)

  1. 基板の前面に設けられた多数の互いに平行な隔壁と、前記隔壁の間の各々に設けられたアドレス電極とを有し、単色の蛍光体層が少なくとも前記アドレス電極上に積層された構造からなる背面基板の前面側と、透明基板の背面側に前記アドレス電極と直交する多数の透明電極を有する前面基板の背面側とが、前記隔壁を介して密着積層され、かつ、前記背面基板、前記前面基板、および前記隔壁で囲まれた空間内に放電用ガスが密封されて発光部が形成されており、前記透明電極よりも観察側の位置には、前記発光部に対応して設けられた色変換層、および前記発光部の非発光部に対応して設けられたブラックマトリックスとを有する色変換部が形成されていることを特徴とするプラズマディスプレイ。
  2. 基板の前面に設けられた多数の互いに平行な隔壁と、前記隔壁の間の各々に設けられたアドレス電極とを有し、単色の蛍光体層が少なくとも前記アドレス電極上に積層された構造からなる背面基板の前面側と、透明基板の背面側に前記アドレス電極と直交する多数の透明電極を有する前面基板の背面側とが、前記隔壁を介して密着積層され、かつ、前記背面基板、前記前面基板、および前記隔壁で囲まれた空間内に放電用ガスが密封されて発光部が形成されており、前記前面基板よりも前面側の位置には、前記透明基板とは別の透明基板に前記発光部に対応して設けられた色変換層、および前記発光部の非発光部に対応して設けられたブラックマトリックスとを有する色変換基板が配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイ。
  3. 前記色変換部は、前記色変換層の観察側に、さらに補正用カラーフィルター層が積層されているものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラズマディスプレイ。
  4. 前記発光部における前記蛍光体層が紫外線発光型であることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか記載のプラズマディスプレイ。
  5. 前記発光部における前記蛍光体層が青色発光型であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか記載のプラズマディスプレイ。
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