JP2004039522A - 燃料電池制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池スタックの排水素燃焼器が必要とする量の酸化ガスを大気への排出によることなく調整して供給可能とする。
【解決手段】排水素流量推定部26により燃料電池スタック1の水素入口温度および入口圧力からパージ弁3作動時の前記排水素ガス流量Qhを推定し、パージ時空気目標流量設定部23により排水素ガス推定流量Qhに合わせて前記排水素燃焼器4に供給する排空気流量Qair3の目標値を設定し、コンプレッサ11の目標回転数設定部25により前記空気目標流量Qairとなるよう前記空気流量を制御する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排燃料ガスを燃焼させる排燃料燃焼器を備えた燃料電池制御システムに関し、特に、排燃料燃焼器での排燃料ガスの燃焼に必要とする量の酸化ガスを供給可能とした燃料電池制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から燃料電池の排燃料ガスを燃焼器で燃焼させる燃料電池制御システムとして、例えば、特開2001−023669号公報に記載されたものがある。
【0003】
これは、燃焼器の温度を制御するために、コンプレッサから常に余剰の空気を供給し、燃焼器の温度が低すぎる場合は酸化ガスとしての余剰空気を大気に放出し、燃焼器の温度が高い場合は大気に放出せずに燃焼器に供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、パージ時等における排燃料ガスの増加を見込んで常時は余剰となる量の空気を供給するものであるため、燃焼器の温度制御に不要な余剰空気が常時大気へ排出され、コンプレッサにより電力を消費し続けるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、大気への排出によることなく排燃料燃焼器が排燃料ガスの燃焼に必要とする量の酸化ガスを供給可能とした燃料電池制御システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パージ手段によって排出される排燃料ガスと前記燃料電池スタックから排出される排酸化ガスとを反応させる排燃料燃焼器を備えた燃料電池制御システムにおいて、燃料電池スタックの運転状態検出手段の出力から前記排燃料ガス流量を推定する排燃料ガス流量推定手段と、前記排燃料ガス流量推定手段の出力に基づき前記排燃料燃焼器に供給する排酸化ガス流量の目標値を設定する排酸化ガス目標流量設定手段とを備え、前記排酸化ガス目標流量に基づき前記酸化ガス流量を酸化ガス流量制御手段により制御することを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
したがって、本発明では、排燃料ガス流量推定手段により燃料電池スタックの運転状態検出手段の出力からパージ手段作動時の前記排燃料ガス流量を推定し、排酸化ガス目標流量設定手段により排燃料ガス推定流量に合わせて前記排燃料燃焼器に供給する排酸化ガス流量の目標値を設定し、酸化ガス流量制御手段により前記排酸化ガス目標流量となるよう前記酸化ガス流量を制御する。このため、排燃料燃焼器に供給する酸化ガスが不足することによる排燃料燃焼器の過度の温度上昇による熱劣化を防止でき、しかも、酸化ガス供給手段の消費エネルギを最小限にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の燃料電池制御システムを各実施形態に基づいて説明する。
【0009】
(第1実施形態)
図1、2は、本発明を適用した第1の実施形態の燃料電池制御システムを示し、図1は燃料電池制御システムの概略構成図、図2はコントローラの構成図である。
【0010】
図1において、燃料電池制御システムは、燃料ガスとしての水素ガスおよび酸化ガスとしての空気の供給を受けて電気化学反応により電気エネルギを発生する燃料電池スタック1と、燃料電池スタック1へ水素ガスを供給し燃料電池スタック1よりの排水素ガスを還流させて再び燃料電池スタック1に供給する循環経路2と、前記循環経路1の水素ガスを排出するパージ手段3と、パージ時に排出される排水素ガスを燃焼させる排燃料燃焼器としての排水素燃焼器4と、燃料電池スタック1へ酸化ガスとしての空気を供給する空気(酸化ガス)供給手段5と、コントローラ6とを備える。
【0011】
前記循環経路2は、図示しない水素供給源から供給される燃料ガスとしての水素ガスを水素圧力制御弁7、エゼクタ8を介して燃料電池スタック1に供給し、燃料電池スタック1からの排水素ガスをエゼクタ8に還流させ、エゼクタ8で供給される水素ガスと混合して燃料電池スタック1に循環させて供給する。前記水素圧力制御弁7は、コントローラ6よりの指令に応じて燃料電池スタック1に供給する水素ガスの圧力を調整し、燃料電池スタック1の運転圧力を調整する。運転圧力は可変圧であり、燃料電池スタック1から取り出す発電出力が高いときには運転圧力を高め、発電出力が低いときは運転圧力を低めるよう作動させる。水素圧力制御弁7の制御は水素入口圧力センサ9で測定され、水素入口温度センサ10による燃料電池スタック1入口での水素の温度と共にコントローラ6にフィードバックされる。
【0012】
パージ手段3(以下、水素パージ弁3とする)は、燃料電池スタック1から排出される排水素ガスを通常はエゼクタ8に還流させ、燃料電池スタック1内に水溢れ(以下フラッディング)等が発生した場合や燃料電池スタック1の運転圧を低下させるときには、コントローラ6により水素パージ弁3を動作させて前記循環経路2および燃料電池スタック1に存在する水素ガスを排水素燃焼器4へ排出する。
【0013】
前記空気供給手段5は、コンプレッサ11により酸化ガスとなる空気を空気流量センサ12を経由して燃料電池スタック1へ供給する。コンプレッサ11はコントローラ6によりの目標回転数に応じて駆動され、その供給流量は空気流量センサ12で計量され、その計量値はコントローラ6に入力される。燃料電池スタック1から排空気通路13に排出された空気(以下、排空気)は、空気圧力制御弁14で通路が絞られ、その上流側の空気圧力が制御される。制御の目標値はそのときの水素ガスの圧力に応じた目標値としている。空気の圧力は燃料電池スタック1入口に配置した空気入口圧力センサ15で測定され、コントローラ6に入力される。空気圧力制御弁14を通過した空気は排水素燃焼器4を経由して大気中に放出される。
【0014】
前記排水素燃焼器4は、燃料電池スタック1内に水溢れ(フラッディング)等が発生した場合や燃料電池スタック1の運転圧を低下させるときに水素パージ弁3から排出される排水素ガスを、空気圧力制御弁14から供給される排空気により燃焼反応させて処理する。処理時の排水素燃焼器4の温度は燃焼器温度センサ16で測定され、コントローラ6に入力される。
【0015】
前記燃料電池スタック1の運転状態を検出するために、その出力電流および出力電圧は、電流センサ17および電圧センサ18により測定され、コントローラ6に入力される。
【0016】
図2において、コントローラ6は、図示しない燃料電池スタック出力指令部から入力される目標出力、水素入口温度、水素入口圧力、燃焼器温度の各信号の入力を受け、これらの信号に基づいて、水素圧力制御弁7、空気圧力制御弁14、水素パージ弁3、および、コンプレッサ11の目標回転数を制御する。
【0017】
コントローラ6は、目標出力により目標運転圧力を演算する目標運転圧力設定部21と、目標出力により第1空気目標流量を演算する第1空気目標流量設定部22と、パージ時空気目標流量を演算するパージ時空気目標流量設定部23と、第1空気目標流量とパージ時空気目標流量とのいずれかを選択する空気目標流量選択部24と、コンプレッサ目標回転数を演算する目標回転数設定部25と、から構成している。
【0018】
前記第1空気目標流量設定部22は、目標出力から図3に示す制御マップを参照して目標出力に対応する第1空気目標流量Qair1を算出して、空気目標流量選択部24に出力する。図3に示す制御マップは、目標出力となる燃料電池スタック出力を横軸とし、第1の目標空気流量Qair1を縦軸としたものであり、目標出力の増加に連れて第1の目標空気流量Qair1が増加するようにしている。
【0019】
前記目標運転圧力設定部21は、図4に示す制御マップにより目標出力から燃料電池スタック1の水素入口圧力の目標運転圧力を算出し、水素入口圧力が目標運転圧力となるよう水素圧力制御弁7を制御する。空気圧力制御弁14は、水素入口圧力に応じた空気圧力制御の目標値により制御される。
【0020】
前記パージ時空気目標流量設定部23は、パージ時の排燃料ガス流量推定手段としての排水素流量推定部26と、排水素流量に対応した空気量を演算する第2空気目標流量設定部27と、第2空気目標流量の空気系遅れを補正する空気系遅れ補正部28と、遅れ補正された第2空気目標流量をフィードバックされた燃焼器温度とに基づき補正して供給空気量を設定する第3空気目標流量設定部29とから構成している。排酸化ガス目標目標流量設定手段としては、前記パージ時空気目標流量設定部23から排水素流量推定部26を取去った各部分が相当している。
【0021】
前記パージ時空気目標流量設定部23の排水素流量推定部26は、以下に記載する手順によりパージ弁3より排水素燃焼器4に供給される排水素流量を推定する。
(1)水素パージ弁3を通過する全ガス流量を推定する。
(2)水素パージ弁3を通過するガスの水蒸気分圧を求める。
(3)水素パージ弁3を通過する全ガス中における水素流量を求める。
【0022】
先ず、(1)水素パージ弁3を通過する全ガス流量を推定する。全ガス流量Q1は下式(1−1)により、
Q1=A1×(2×ρc×(Pc−Pa))1/2  ・・・(1−1)
推定する。上記式中の記号は、
Q1:水素パージ弁3を通過する全ガス流量、
A1:水素パージ弁3の絞り開口面積、
ρc:水素循環通路2および燃料電池スタック1内にある水素ガスの密度、
Pc:水素循環通路2および燃料電池スタック1の内圧、
Pa:水素パージ弁3下流の圧力(ほぼ大気圧とみなせる)、
である。ただし、パージ弁3が閉じている場合には、全ガス流量Q1は零となる。
【0023】
次に、(2)水素パージ弁3を通過するガスの水蒸気分圧Ph20を求める。水蒸気分圧Ph20は、パージ弁3を通過するガスに含まれる水蒸気の分圧であり、温度変化に対する飽和蒸気圧の変化を示す飽和蒸気圧線図(Cox線図等)を用いて、水素入口温度センサ10で検出された温度に応じて求める。
【0024】
次いで、(3)水素パージ弁3を通過する全ガス中における水素流量Qhを推定する。水素流量Qhは、全ガス流量Q1から水蒸気分を差引くことで得ることができる。即ち、(1)で求めた全ガス流量Q1と、(2)で求めた水蒸気分圧Ph20と、水素入口圧力センサ9で検出された水素循環通路2の圧力と、から排水素流量推定値Qhを、下式(1−2)により、
Qh=Q1×(1−(Ph20/Pc))  ・・・(1−2)
算出する。この排水素流量推定値(Qh)はパージ弁3が閉じている通常運転時には、出力値が零となる。
【0025】
前記パージ時空気目標流量設定部23の第2空気目標流量設定部27は、排水素流量推定部26で得られた排水素流量Qhに対応した空気量を演算する。具体的には、入力された排水素流量推定値Qhに所望の係数Kiを乗じて第2空気目標流量Qair2を下記式(1−3)により、
Qair2=Qh×Ki  ・・・(1−3)
算出する。係数Kiは、排水素燃焼器4の温度が所望値以下になるように設定すればよい。
【0026】
前記パージ時空気目標流量設定部23の空気系遅れ補正部28は、空気供給系統の遅れを考慮して第2空気目標流量Qair2の進み補償を行う。例えば、以下のような式(1−4)により、進み補償第2空気目標流量Q’air2
Q’air2=Qair2×(1+τ1×s)/(1+τ2×s)  ・・・(1−4)
の演算を行う。なお、τ1、τ2は所望の定数であり、τ1>τ2の関係がある。
【0027】
前記パージ時空気目標流量設定部23の第3空気目標流量設定部29は、進み補償第2空気目標流量Q’air2と燃焼器温度センサ16の出力Trと所望の温度Ttの差とから第3空気目標流量Qair3を算出する。例えば、IP制御では、下記式(1−5)、および、式(1−6)により、
Qairfb=Kp(Tt−Tr)+Ki∫(Tt−Tr)dt  ・・・(1−5)
Qair3=Q’air2−Qairfb  ・・・(1−6)
第3空気目標流量Qair3を算出する。
【0028】
前記空気目標流量選択部24は、第1空気目標流量Qair1と第3空気目標流量(パージ時空気目標流量)Qair3とのいずれかを目標空気流量Qairとして選択する。選択基準としては、第1空気目標流量Qair1と第3空気目標流量Qair3とを比較し、数値の大きい方をセレクトハイして選択する。
【0029】
前記目標回転数設定部25は、入力される目標空気流量Qairを得るためのコンプレッサ11の目標回転数を求める。具体的には、目標空気流量Qairに対するコンプレッサ11の回転数を記憶した図5に示すマップに基づき、コンプレッサ11の目標回転数を求める。
【0030】
以上の構成になる燃料電池制御システムにおいては、パージ弁3が閉じている場合には、燃料電池スタック1は水素圧力制御弁7で設定された水素圧力と、水素圧力に対応した空気圧力制御弁14による空気圧力とによる運転圧力により発電作動する。
【0031】
燃料電池スタック1から排出された排水素は、パージ弁3を経由してエゼクタ8に戻され、供給された水素と混合して、燃料電池スタック1に供給される。燃料電池スタック1から排出された排空気は空気圧力制御弁14を経由して排水素燃焼器4に供給され、排水素燃焼器4から排出される。
【0032】
コントローラ6は、目標運転圧力設定部21で設定した運転圧力となるよう水素圧力制御弁7、空気圧力制御弁14を制御する。第1空気目標流量設定部22は第1空気目標流量Qair1を演算する。
【0033】
パージ時空気目標流量設定部23は、パージ弁3が閉じているため、排水素流量推定部26での排水素流量が零となり、第2空気目標流量Qair2、進み補正の第2空気目標流量Q’air2、第3空気目標流量Qair3は零となる。このため、空気目標流量選択部24は第1空気目標流量Qair1を選択し、目標回転数設定部25は第1空気目標流量Qair1に応じたコンプレッサ11の目標回転数を出力する。
【0034】
図6は、本発明を適用した場合の排水素流量H、排空気流量Aのシミュレーション結果であり、図7は、本発明を適用した場合の排水素燃焼器4の温度シミュレーション結果である。図6,7において、上記パージ弁3が閉じている状態が、時点t0から時点t1までに示されている。時点t0〜t1においては、パージ弁3から排水素燃焼器4に至る排水素ガスHは零であり、空気圧力制御弁14から排出される排空気Aのみが排水素燃焼器4に供給されている。
【0035】
燃料電池スタック1内に水溢れ(フラッディング)等の発生や燃料電池スタック1の運転圧力低下の必要が生じ、時点t1において、コントローラ6が水素パージ弁3を開作動させると、水素循環通路2および燃料電池スタック1に存在する水素ガスはパージ弁3を経由して排水素燃焼器4へ排出される。
【0036】
パージ時空気目標流量設定部23は、排水素流量推定部26で目標出力、水素入口温度、および、水素入口圧力に基づきパージ弁3より排出される排水素流量Qhを推定し、第2空気目標流量設定部27は第2空気目標流量Qair2を演算し、空気系遅れ補正部28は進み補正の第2空気目標流量Q’air2を演算する。更に、第3空気目標流量設定部29は燃焼器温度センサ16よりの温度信号による補正により第3空気目標流量Qair3を演算する。この第3空気目標流量Qair3は、空気系の作動遅れを見込んで進み補償された第2空気目標流量Q’air2に基づいているため、図6に示すように時点t1から流量が急激に立ち上がる排水素流量HQhに先行して、時点t1で第1空気目標流量Qair1を超え、空気目標流量選択部24で第3空気目標流量Qair3が選択され、第3空気目標流量Qair3に基づいてコンプレッサ11の目標回転数設定部25によりコンプレッサ目標回転数が設定される。
【0037】
このため、排水素流量H(Qh)の増量を見込んで、図6の時点t1において、増量した第3空気目標流量Qair3に基づくコンプレッサ目標回転数によりコンプレッサ11が駆動されて燃料電池スタック1に空気が供給され、増量した排空気Aが排水素燃焼器4に供給される。排水素燃焼器4での温度Tは、図7に示すように、時点t1において一時的に上昇する部分が存在するが、増量された排空気量Aが供給されることで急激な温度上昇が抑制され、排水素の増加と共に平衡温度までに上昇する。
【0038】
図6,7において、点線で示す線(A)、(T)は、空気系遅れ補正部での進み補償を行わない場合、即ち、コンプレッサ11の目標回転数への立ち上がりが遅れを持つ場合の排空気流量(図6の(A))と燃焼器温度(図7の(T))の変化を示すものである。図6に示すように、排空気流量(A)のように立ち上がりが遅れる場合には、図7に示すように、パージ直後に排水素燃焼器4が温度(T)のように過熱して好ましくない。
【0039】
なお、上記実施形態において、パージ時に供給する空気目標流量Qairに進み補償を持たせたものについて説明したが、図示しないが、供給する空気目標流量に進み補償を行うことに代えて、水素パージ弁3の動作を遅らせて排水素燃焼器4の急激な温度上昇を抑制するようにするものであってもよい。この場合には、水素パージ弁3を開く前に、先ずコンプレッサ11の回転数を上昇させ、排水素燃焼器4に空気を供給しておくようにする。
【0040】
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
【0041】
(ア)排燃料ガス流量推定手段としての排水素流量推定部26により燃料電池スタック1の運転状態検出手段としての水素入口圧力と水素入口温度からパージ弁3作動時の前記排燃料ガス(排水素ガス)流量を推定し、排酸化ガス目標流量設定手段としてのパージ時空気目標流量設定部23により排水素ガス推定流量に合わせて前記排燃料燃焼器としての排水素燃焼器4に供給する排酸化ガス(排空気)流量の目標値Qairを設定し、酸化ガス流量制御手段としてのコンプレッサ11の目標回転数設定部25により前記空気目標流量Qairとなるよう前記空気流量を制御する。このため、排水素燃焼器4に供給する空気が不足することによる排水素燃焼器4の過度の温度上昇を防止でき、しかも、酸化ガス供給手段としてのコンプレッサ11の消費エネルギを最小限にできる。
【0042】
(イ)排燃料ガス流量としての排水素ガス流量Qhは、燃料電池スタック1入口での水素ガスの温度と圧力に基づき推定するため、非常に安価に燃料電池制御システムを構成することができる。
【0043】
(ウ)排酸化ガス目標流量設定手段としてのパージ時空気目標流量設定手段23は前記酸化ガス供給手段としてのコンプレッサ11からの空気が前記排水素燃焼器4に到達するまでの遅れ時間を見込んで進み補償してコンプレッサ11を作動させるため、特にパージ直後に排水素燃焼器4が過熱することを防止できる。
【0044】
(エ)前記パージ手段4は前記酸化ガス供給手段としてのコンプレッサ11からの空気が前記排水素燃焼器4に到達するまでの遅れ時間を見込んだ遅れ時間後に動作させると、供給遅れが非常に大きい場合でも、排水素燃焼器4の過熱防止および排水素ガスの未燃焼成分の排出防止を容易に達成することができる。
【0045】
(オ)排水素燃焼器4の温度を燃焼器温度センサ16により測定し、その検出温度によりパージ時空気目標流量設定手段23は排水素燃焼器4に供給する空気流量を補正するため、何らかの要因により排水素ガス流量の推定値に偏差が生じた場合でも排水素燃焼器4の過熱を防止することができる。
【0046】
(第2実施形態)
図8〜10は、本発明を適用した第2の実施形態の燃料電池制御システムを示し、パージ弁3作動時に燃料電池スタック1をバイパスして空気を排水素燃焼器4に供給する一方、排水素が過剰な場合には排水素を排水素燃焼器4で燃焼させずに排出するようにしたものである。図8は燃料電池制御システムの概略構成図、図9,10はコントローラにより定時的に実行される制御の制御フローチャートである。
【0047】
図8において、パージ弁3作動時に燃料電池スタック1をバイパスして空気を排水素燃焼器4に供給するために、燃料電池スタック1および空気圧力制御弁14をバイパスする空気バイパス通路30と、空気バイパス通路30に配置されコントローラ6によって制御される空気バイパス弁31とが設けられる。また、排水素が過剰な場合には排水素を燃焼させずに排出するために、排水素燃焼器4の入口を大気に開放する排水素バイパス通路32と、排水素バイパス通路32に配置されコントローラ6によって制御される排水素バイパス弁33とが設けられる。その他の構成要素は第1の実施形態と同様であり、具体的な説明は省略する。
【0048】
先ず、前記空気バイパス弁31について説明する。空気バイパス弁31は、パージ弁3の作動中に定時的に図9に示す制御フローチャートにより制御される。以下、空気バイパス弁31の動作について図9により説明する。
【0049】
即ち、ステップ110では、第1実施形態で説明した空気目標流量Qairの算出を行う。
【0050】
ステップ120では、算出した空気目標流量Qairが空気バイパス弁31の開放流量Qt以上であるか否かを判定する。開放流量Qtは、例えば、燃料電池スタック1が最大負荷で発電しているときの空気流量の1.5倍程度に設定する。空気目標流量Qairが開放流量Qt以上である場合(空気目標流量Qair≧開放流量Qt)にはステップ130へ進む。未満の場合には(空気目標流量Qair<開放流量QT)はステップ140へ進む
ステップ130では、空気バイパス弁31に開弁指令を出力し、終了する。
【0051】
ステップ140では、空気バイパス弁31に閉弁指令を出力し、終了する。
【0052】
なお、パージ動作の最中に排水素燃焼器4での空燃比を制御しようとすると、燃料電池スタック1が最大負荷で発電しているような場合は、排水素燃焼器4に非常に大量の空気を供給する必要がある。このために、大量の空気を燃料電池スタック1に供給してもよいが、1)発電に寄与しない空気が大量に燃料電池スタック1を通過することにより、燃料電池スタック1が乾燥すること、2)燃料電池スタック1の圧力損失により燃料電池スタック1入口の空気圧力が過大になること、等の問題点が生じる可能性があるが、空気バイパス弁31と空気バイパス通路30を用いることで、上記問題も解消される。なお、空気バイパス弁31は、ON/OFF弁である場合について説明しているが、流量制御弁により連続的にバイパス空気量を制御するよう構成してもよい。
【0053】
次に、前記排水素バイパス弁について説明する。排水素燃焼器4の温度をモニタし、供給する空気流量を制御する場合において、何らかの原因、例えば、空気が供給できなくて排水素燃焼器4が加熱し、熱劣化が促進することも考えられる。前記排水素バイパス弁33は、このような排水素燃焼器4の温度が高すぎる場合に、開放して排水素バイパス通路32を介して排水素を大気へ放出して、排水素燃焼器4の過度の温度上昇を防止する。
【0054】
排水素バイパス弁33は、パージ弁3の作動中に定時的に図10に示す制御フローチャートにより制御される。以下、排水素バイパス弁33の動作について図10により説明する。
【0055】
即ち、ステップ210では、燃焼器温度センサ16の出力Trによる補正空気量Qairfbがその上限値Qtfb以上であるか否かを判断する。これにより、排水素燃焼器4の温度が補正範囲内にあるか否かが判断できる。補正空気量Qairfbが上限値Qtfb以上であれば、即ち、補正範囲を逸脱(補正空気量Qairfb≧上限値Qtfb)であれば、ステップ220へ進み、補正空気量Qairfb<上限値Qtfbであればステップ240へ進む。
【0056】
ステップ220では、燃焼器温度センサ16の信号Trがその上限値Ttcm以上であるか否かを判断する。温度Trが上限値Ttcmより高ければ、排水素燃焼器4に過度の温度上昇の可能性があり,ステップ230へ進み、排水素燃焼器4に溶損の可能性がない場合、即ち、排水素燃焼器4の温度Trがその上限値Ttcmよりも低ければステップ240へ進む。
【0057】
ステップ230では、排水素バイパス弁33を開弁し、ステップ240では排水素バイパス弁33を閉弁して、夫々制御演算を終了する。
【0058】
なお、排水素バイパス弁33は、ON/OFF弁である場合について説明しているが、流量制御弁により連続的にバイパス排水素量を制御するよう構成してもよい。
【0059】
本実施形態においては、第1実施形態による効果(ア)〜(オ)に加えて、以下に記載する効果を奏することができる。
【0060】
(カ)空気バイパス弁31を備えた空気バイパス通路30により燃料電池スタック1をバイパスして排水素燃焼器4に空気が供給できるため、非常に大量の空気を排水素燃焼器4に供給しなければならない場合においても、燃料電池スタック1に過大な圧力が作用することを防止できる。しかも、空気の排水素燃焼器4への供給遅れを少なくでき、過渡時の空燃比の適正化や緊急冷却要の場合にも速やかに対応させることができる。
【0061】
(キ)排水素燃焼器4の温度による空気流量の補正量が補正範囲を超えた場合には排水素を燃焼させること無く排水素バイパス弁33により放出するために、何らかの要因により排水素燃焼器4に空気が供給できなくなった場合でも排水素燃焼器4の過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料電池制御システムの概略構成図。
【図2】同じくコントローラの概略構成図。
【図3】第1の空気目標流量算出マップ。
【図4】燃料電池スタック目標圧力マップ。
【図5】コンプレッサ目標回転数マップ。
【図6】排水素流量、排空気流量のシミュレーション結果を示すグラフ。
【図7】排水素燃焼器温度のシミュレーション結果を示すグラフ。
【図8】本発明の第2実施形態を示す車両用燃料電池制御システムの概略構成図。
【図9】空気バイパス弁の制御フローチャート。
【図10】排気バイパス弁の制御フローチャート。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
2 循環経路
3 パージ手段としての水素パージ弁
4 排燃料燃焼機としての排水素燃焼器
5 空気供給手段
6 コントローラ
7 水素圧力制御弁
8 エゼクタ
9 水素入口圧力センサ
10 水素入口温度センサ
11 コンプレッサ
12 空気流量センサ
14 空気圧力制御弁
16 燃焼器温度センサ
21 目標運転圧力設定部
22 第1空気目標流量設定部
23 パージ時空気目標流量設定部
24 空気目標流量選択部
25 目標回転数設定部
26 排水素流量設定部
27 第2空気目標流量設定部
28 空気系遅れ補正部
29 第3空気目標流量設定部
31 空気バイパス弁
33 排水素バイパス弁

Claims (7)

  1. 燃料ガスと酸化ガスが供給されて電力を生成するセルを複数積層してなる燃料電池スタックと、
    燃料ガスを燃料電池スタックに循環供給する循環経路と、
    酸化ガスを燃料電池に供給する酸化ガス供給手段と、
    前記酸化ガスの流量を制御する手段と、
    前記燃料電池スタックの運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    前記循環経路の燃料ガスを排出するパージ手段と、
    前記パージ手段によって排出される排燃料ガスと前記燃料電池スタックから排出される排酸化ガスとを反応させる排燃料燃焼器と、からなる燃料電池制御システムにおいて、
    前記運転状態検出手段の出力から前記排燃料ガス流量を推定する排燃料ガス流量推定手段と、
    前記排燃料ガス流量推定手段の出力に基づき前記排燃料燃焼器に供給する排酸化ガス流量の目標値を設定する排酸化ガス目標流量設定手段と、を備え、
    前記酸化ガス流量制御手段は前記排酸化ガス目標流量に基づき前記酸化ガス流量を制御することを特徴とする燃料電池制御システム。
  2. 前記循環経路は、前記燃料電池スタック入口近傍の燃料ガスの圧力を検出する手段と、前記燃料電池スタック入口近傍の燃料ガスの温度を検出する手段とを備え、
    前記排燃料ガス流量推定手段は、前記燃料ガスの圧力検出手段と温度検出手段の検出信号により排燃料ガス流量を推定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池制御システム。
  3. 前記排酸化ガス目標流量設定手段は、前記酸化ガス供給手段からの酸化ガスが前記排燃料燃焼器に到達するまでの遅れ時間を見込んで前記酸化ガス供給手段を進み補償して作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池制御システム。
  4. 前記パージ手段は、前記酸化ガス供給手段からの酸化ガスが前記排燃料燃焼器に到達するまでの遅れ時間を見込んだ遅れ時間後に動作することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池制御システム。
  5. 前記酸化ガス供給手段は、排燃料燃焼器に酸化ガスを直接供給可能なバイパス通路を備え、
    前記運転状態検出手段の出力に応じて前記バイパス通路を流れる酸化ガス流量を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の燃料電池制御システム。
  6. 前記排燃料燃焼器は、排燃料燃焼器の温度を測定する燃焼器温度検出手段を備え、
    前記排酸化ガス目標流量設定手段は、燃焼器温度検出手段の出力に応じて前記排酸化ガス目標流量を補正することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の燃料電池制御システム。
  7. 前記排燃料燃焼器は、排燃料ガスを排燃料燃焼器を経由することなく放出可能であり、
    前記燃焼器温度検出手段による前記排酸化ガス目標流量の補正量が補正範囲の上限値を超える場合には、前記排燃料燃焼器を経由することなく排燃料ガスを放出することを特徴とする請求項6に記載の燃料電池制御システム。
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