JP2004038714A - 携帯端末応用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯端末1と自動販売機2とが通信状態になった後で、自動販売機2側から提供される情報に基づいて利用者が自動販売機2に対して特定の操作を行い、自動販売機2が入力された情報を予め記憶している情報と比較して一致した場合に販売可能状態に移行する携帯端末応用システムである。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やPHS端末等の携帯端末を用いて自動販売機から商品を購入する携帯端末応用システムに係り、特に利用者が自動販売機の近くにいて購入可能な状態にあるかどうかを確認してから販売可能状態に移行して、商品の受け渡しを確実に行うことができる携帯端末応用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機やPHS端末等の携帯端末から、自動販売機に搭載されたデータ通信用携帯電話機に電話をかけ、自動販売機を販売可能な状態にして商品を取得し、かけた電話の電話料金と一緒に商品の料金を引き落とす自動販売システムが考案されている。
【0003】
従来の自動販売機システムとしては、平成14年2月28日公開の特開2002−63631「端末および商品購入システム」(出願人:ソニー株式会社、発明者:久松史明他)がある。
この従来技術は、ユーザが、端末を利用して、自動販売機を管理するサーバに対して端末と自動販売機の識別情報を送信し、サーバから自動販売機に在庫されている商品情報を受け取り、希望する商品の情報をサーバに送信し、サーバがその商品を排出する命令を自動販売機に送信するものであり、ユーザは貨幣を使用しないで商品を購入できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動販売機システムでは、携帯電話はどこからでもかけることができるため、利用者が、間違って全く別の場所にある自動販売機に電話をかけてしまった場合、その自動販売機の近くにいた人が当該自動販売機を操作して商品を取得するといったトラブルが発生する恐れがあるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、購入者が商品を取得できる状態にあることを確認し、商品の受け渡しを確実に行うことができる携帯端末応用システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、携帯端末との通信によって販売可能状態に移行する自動販売機と、自動販売機で搬出された商品の料金を当該携帯端末に課金する管理センタとを備えた携帯端末応用システムであって、自動販売機が、携帯端末と通信状態になった後で、携帯端末の利用者によって自動販売機から受けた情報に基づいて自動販売機に対して特定の操作が行われると、操作によって入力された情報を予め記憶している情報と比較して一致した場合に販売可能状態に移行することを特徴とする携帯端末応用システムとしており、携帯端末の利用者が自動販売機の近傍にいて、商品を取得可能な状態であることを確認してから販売可能状態に移行することにより、商品の受け渡しを確実に行うことができ、利用者が誤って違う自動販売機の番号を発呼してしまった場合でも、他人がその自動販売機を操作して商品を取得してしまうトラブルを未然に防ぐことができる。
【0007】
また、本発明は、携帯端末との通信によって販売可能状態に移行する自動販売機と、自動販売機で搬出された商品の料金を当該携帯端末に課金する管理センタとを備えた携帯端末応用システムであって、自動販売機が、当該自動販売機が提供する情報に基づいて記携帯端末から前記通信回線を介して送信された情報を、予め記憶している情報と比較して、一致した場合に販売可能状態に移行する携帯端末応用システムとしており、自動販売機に特定の操作を行う操作部を設けなくても、利用者が自動販売機の近傍にいることを確認してから販売可能状態に移行し、商品の受け渡しを確実に行うことができ、利用者が誤って違う自動販売機の番号を発呼してしまった場合でも、他人がその自動販売機を操作して商品を取得してしまうトラブルを未然に防ぐことができる。
【0008】
また、本発明は、販売許可を受信すると販売可能状態に移行して商品を搬出する自動販売機と、携帯端末からの受信データに基づいて特定の自動販売機に販売許可を送信し、自動販売機で搬出された商品の料金を携帯端末に課金する管理センタとを備える携帯端末応用システムであって、管理センタが、携帯端末から特定の自動販売機の識別番号が送信されると、予め記憶している状態確認データを前記自動販売機に送信すると共に、携帯端末に、自動販売機から出力される状態確認データを取得して送信するよう要求し、携帯端末から状態応答データを受信すると、記憶している状態確認データと比較して、一致した場合に自動販売機に対して販売許可を送信する管理センタであり、自動販売機が、管理センタから状態確認データを受信すると、予め指定された態様で状態確認データを出力する携帯端末応用システムとしており、管理センタが利用者が近傍にいることを確認してから自動販売機に販売許可を出力することにより、数の多い自動販売機に利用者が近傍にいることを確認する処理手段を設ける必要がなく、自動販売機の構成を簡易にし、システム構築を容易にして、システム全体のコストを低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係る携帯端末応用システムは、携帯端末を用いて自動販売機で商品を購入するシステムであって、自動販売機と携帯端末とが通信状態になると、自動販売機からの音声又は表示のガイダンスに応じて、利用者が自動販売機に対して特定の操作を行い、自動販売機が、特定の操作によって入力された情報を記憶している情報と比較照合して一致した場合に販売可能状態に移行するものであり、利用者が自動販売機の近傍にいて商品の取得可能な状態であることを確認してから販売可能状態に移行することができ、利用者が誤って離れた場所にある自動販売機にアクセスしてしまった場合に他人に利用されてしまうのを防ぐことができるものである。
【0010】
本発明の実施の形態に係る携帯端末応用システムの概略構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末応用システム(本システム)の概略構成説明図である。
図1に示すように、本システムは、自動販売機利用者(利用者)が携帯する携帯端末1と、移動通信網に接続可能な自動販売機2と、基地局41を備えた移動通信網4と、移動通信網4に通信回線を介して接続し、複数の自動販売機2を統括して自動販売機2からの販売情報を収集して集金を行う販売機管理センタ3とから構成されている。
【0011】
尚、図1では自動販売機2は移動体通信の端末としての機能を備え、基地局41に無線接続するようになっているが、有線で公衆回線等を介して移動通信網4に接続する構成としても構わない。
そして、図1に示したシステムにおいては、携帯端末1と自動販売機2とは移動通信網4を介した音声通話回線又はデータ通信で接続するものである。
【0012】
また、本発明に係る別の携帯端末応用システム(別のシステム)としては、携帯端末1がインターネットを介して販売機管理センタ3に接続するものがある。図2は、本発明に係る別の携帯端末応用システムの概略構成説明図である。
図2に示すように、別のシステムは、販売機管理センタ3′が、インターネットを介して移動通信網に接続可能な構成となっており、この場合、携帯端末1は、自動販売機2と通信回線を介して音声又はデータで直接通信してもよいし、インターネット接続で販売機管理センタ3′を介して接続することも可能である。
【0013】
インターネット接続で販売機管理センタ3′に接続する場合には、携帯端末1は移動通信のインターネット接続モード上の特定のサイトにアクセスすることにより販売機管理センタ3′に接続し、販売機管理センタ3′は、販売情報の集計や課金だけでなく、携帯端末1から自動販売機2に対するアクセスの制御(利用可能な端末からのアクセスかどうか)や、利用者が商品取得可能な状態にあるかどうかの確認を行って自動販売機に販売許可を出力するサーバとしての機能を備えたものとなっている。
そのため、自動販売機2′の構成及び処理は図1に示したシステムに比べて簡易になっている。
【0014】
各構成部分の詳細な説明を行う前に、本システムの動作の概略について図1を用いて説明する。
自動販売機利用者(利用者)が携帯端末1を用いて自動販売機2で商品を購入する場合、携帯端末1を用いて自動販売機2に表示されている電話番号を発呼すると、移動通信網4を介して携帯端末1と自動販売機2とが通信状態となる。この際、自動販売機2は、携帯端末1の着信番号を記憶しておく。
【0015】
そして、本システムの特徴として、自動販売機2が、発呼してきた利用者が当該自動販売機2の近傍にいて当該自動販売機2から商品を購入できる状態であるかどうかを確認する確認処理を行う。この確認処理が本発明の特徴部分となっており、後で説明する。
【0016】
そして、自動販売機2が、利用者が商品の取得可能な状態であることを確認すると、商品販売可能状態となり、通常の自動販売機のように利用者が自動販売機2のボタンを押下するといった操作により商品を搬出し、利用者は商品を入手する。
【0017】
そして、自動販売機2は、携帯端末1の着信番号と販売商品の識別番号や販売数量といった販売情報を内部の記憶部に記憶しておき、販売毎又は定期的に販売機管理センタ3に送信する。
【0018】
販売機管理センタ3は、販売情報を保持するデータベースを備えており、定期的に集計して携帯端末1の利用者から料金を徴収する。料金の徴収の仕方は、移動通信業者に委託して携帯端末の電話代に上乗せして徴収したり、予め登録されたクレジットカードや銀行口座からの引き落としや、プリペイドカードによるものが考えられる。このようにして本システムの動作が行われるものである。
【0019】
尚、ここでは携帯端末1と自動販売機2とが通信網を介して直接通信し、利用者が商品取得可能な状態であることを自動販売機2が確認する動作を述べたが、図2に示した別のシステムでは、携帯端末1が販売機管理センタ3′に電話をかけて自動販売機2′の番号を指定し、販売機管理センタ3が利用者が商品取得可能な状態であることを確認して、自動販売機2′に販売許可を出力するようにしている。これらの確認処理については後で詳細に説明する。
【0020】
次に、本システムの各構成部分について具体的に説明する。図3は、本システムで用いられる携帯端末1の構成の一例を示す構成ブロック図である。
図3に示すように、本システムの携帯端末1は、一般的な携帯端末の機能を備えたものであり、無線信号の送受信及び変復調を行う送受信部11と、通信処理及び装置全体の制御を行う制御部12と、データを記憶する記憶部13と、利用者がキー操作を行う入力部14と、赤外線による送受信を行うIrDAポート15と、データを表示する表示部16と、音声を入力して電気信号に変換するマイク17と、電気信号を音声に変換して出力するスピーカ18とから構成されている。
【0021】
ここで、携帯端末1は、IrDAポート15は必ずしも備えていなくてもよいし、IrDAポート15の他にもバーコードリーダや、ICチップリーダ、内蔵カメラを備える構成であってもよいし、更に、これらを組み合わせて備えている構造であっても構わない。
【0022】
次に、本システムの自動販売機2の構成について図4を用いて説明する。図4は、本システムの自動販売機2の構成ブロック図である。
図4に示すように、本システムの自動販売機2は、通常の自動販売機の制御を行う自動販売制御部31と、選択された商品を搬出する商品搬出部32と、利用者がボタンを押下することにより商品を選択する商品選択ボタン群33と、料金の受け渡しを行う金銭授受部34と、移動通信網に接続して利用者の携帯端末1と無線通信を行う携帯電話ユニット21と、装置全体の制御や本装置の特徴である確認処理を行う制御部22と、販売履歴等のデータを記憶する記憶部23と、スピーカを備え音声メッセージや特定の音を発生する音声信号発生部24と、販売情報や確認処理に関する情報を表示する表示部25と、入力キーを備えたキーボード部26と、販売履歴等を印刷するプリンタ部27と、赤外線の送受信を行うIrDAインタフェース28とから構成されている。
【0023】
尚、自動販売機2も、確認処理の方法によっては構成を省略しても構わず、例えば、キーボード部26やIrDAインタフェース28を備えていないものであってもよい。
【0024】
そして、上記構成部分の内、自動販売制御部31と、商品搬出部32と、商品選択ボタン群と、金銭授受部34とから構成される部分は、従来の自動販売機にも設けられている部分であるが、自動販売制御部31における処理が従来とは一部異なっている。
また、自動販売機2の外側又は表示部25には、利用者が認識できるように当該自動販売機2の電話番号が記載されている。
【0025】
本システムの特徴部分について具体的に説明する。
携帯電話ユニット21は、通常の携帯電話機の送受信部としての機能を備えたものであり、制御部22から入力された送信データをアンテナを介して無線信号として送信すると共に、アンテナを介して無線信号を受信して自己の端末番号(ここでは携帯電話番号)と比較して一致した場合に、制御装置22に受信信号を着信信号として出力するものである。
【0026】
制御部22は、携帯電話ユニット21から着信信号が入力されると、利用者が当該自動販売機2の近傍にいることを確認するための確認処理を行い、確認処理によって利用者が利用可能な状態にあることが確認された場合に、自動販売制御部31に販売許可を出力するものである。制御部22における確認処理については後で詳細に説明する。
【0027】
更に、制御部22は、携帯端末と通信中に、自動販売制御部31から販売情報として商品を識別する商品コードが入力されると、当該携帯端末の着信番号と商品コードと数量を対応付けて記憶部3に記憶するものである。
【0028】
このとき、制御部22は、通信が切断されるまで制御部22内のワークエリアに一時的に着信番号と販売した商品コード及び数量を記憶しておき、同一の商品コードが再度自動販売制御部31から入力されると当該商品コードの数量をインクリメントするようにしている。そして、通信が切断された後で、販売日時と、着信番号と商品コード及び数量をまとめて記憶部23に記憶するものである。
【0029】
また、制御部22は、携帯電話ユニット21に接続してデジタル通信データによってデータの授受を行うものであり、携帯端末への送信データをデジタル通信データに変調して携帯電話ユニット21へ出力したり、携帯電話ユニット21から入力された携帯端末からの受信データを復調して処理するものである。
【0030】
記憶部23は、種々のデータを記憶するものであり、制御部22における処理プログラムや、販売履歴の情報(販売情報)や、本装置の特徴である確認処理において用いる状態確認データや、音声メッセージや特定音を発生するためのデータやガイダンスの表示データ等を記憶している。
音声信号発生部24は、制御部22の指示に従って音声メッセージ又は特定音を発生するものである。
【0031】
自動販売制御部31は、従来の自動販売機部分の商品搬出部32と、商品選択ボタン群33と、金銭授受部34とを制御するものであり、本システムの特徴として、自動販売制御部31は、制御部22からの販売許可が入力された場合に、販売可能状態に移行して、商品選択ボタン群33又はその近くに設けられたランプ又はLEDを点灯し、商品選択ボタン群33からの入力を受け付けるものである。
【0032】
そして、自動販売制御部31は、商品選択ボタン群33からの入力に応じて商品搬出部32に指示を出力して商品の自動販売を行い、販売商品を識別する商品コードを制御部22に出力する。ここでは、自動販売制御部31は、商品選択ボタンが1回押下される毎に販売された商品コードを制御部22に出力するようにしている。
【0033】
また、自動販売制御部31は、従来の自動販売機と同様に、金銭授受部34から商品の価格以上の金銭が投入された場合に、販売可能状態に移行して、商品選択ボタン群33からの入力を受け付けるものである。この場合には、後から課金する必要がないので、商品コードを22に出力しなくても構わないが、現金販売である旨の識別子を付して商品コードを制御部22に出力すれば、商品の販売動向を調査してマーケティングに応用するといったことも可能となるものである。
【0034】
次に、本システムの特徴部分となっている確認動作について説明する。
本システムの商品販売の動作の概略は既に説明したとおりであるが、まず、図1に示したシステムで、携帯端末1が自動販売機2と直接通信し、自動販売機2が確認処理を行う場合について説明する。つまり、携帯端末1から自動販売機2を発呼して携帯端末1と自動販売機2とが通信状態となった後で、自動販売機2が、携帯端末1の利用者が本当に自動販売機2の近隣にいるかどうかを確認する方法である。
【0035】
まず、第1の確認方法は、自動販売機2に表示されている特定の番号を、利用者が、自動販売機2のキーボード部26から入力し、制御部22が、入力された番号を予め記憶部23に記憶されている番号と比較して一致した場合に自動販売制御部31に販売許可を出力するものである。
【0036】
第1の確認方法を用いた本システムの動作について図5を用いて具体的に説明する。図5は、本システムの第1の確認方法を示す説明図である。
図5に示すように、まず、利用者が自動販売機を認識し、自動販売機に記載されている電話番号を確認する(101)。このとき、自動販売機2は販売禁止状態であり、商品選択ボタン群33を押下しても無効となっている。
【0037】
そして、利用者が、携帯端末1を用いて自動販売機2の電話番号を発呼する(102)と、移動通信網を介して無線信号が自動販売機2の携帯電話ユニット21に受信され、携帯電話ユニット21は自己宛の受信かどうかを判断し、自己宛であることを認識すると回線が接続されて、携帯電話ユニット21は着信信号を制御部22に出力する。
【0038】
制御部22は、着信信号を受信すると、着信番号をワークエリアに記憶し、記憶部23に記憶されているメッセージを読み出して音声信号発生部24で音声に変換して、送信音声として携帯電話ユニット21を介して無線回線で携帯端末1にガイダンスメッセージを送信する(103)。
【0039】
たとえば、自動販売機2から「自動販売機に表示されている○桁の番号を、備え付けのキーボードから入力してください」「販売機に掲示されている販売機番号を携帯電話のキーボードより入力してください」といったガイダンスを送信すると、携帯端末1がこれを受信して着信音声として出力し、利用者は、自動販売機に表示されている指定された番号を読み取って(104)、自動販売機2のキーボード部26からキー入力する(105)。
【0040】
自動販売機に表示されている番号は、自動販売機の識別番号等他の自動販売機と区別できる番号がよく、数字だけでなく、数字とアルファベット等他の文字を組み合わせた文字列であっても構わない。また、「表示」は、表示部25における電気的な表示であってもよいし、プレートやステッカーを貼り付けることによる掲示であってもよいし、直接本体に記載されたものであっても構わない。
また、自動販売機2から出力されるガイダンスに従って、利用者に携帯端末1の番号をキーボード部26から入力させるものでもよく、この場合には、制御部22は、入力された番号を着信時に記憶している着信番号と比較する。
【0041】
そして、自動販売機2の制御部22が、入力された番号を予め記憶部23に状態確認データとして記憶している特定の番号と比較し、一致した場合に利用者が商品取得可能な状態であると確認し、状態確認応答として利用者の携帯端末1に「ご利用になれますので、商品をお選び下さい」といったメッセージを送信すると共に、自動販売制御部31に販売許可を出力し、販売可能状態に移行する(106)。すなわち、自動販売機2のキーボード部26から正しい情報が入力できたことにより、利用者が自動販売機の近くにいることが確認されるものである。
【0042】
また、キーボード部26から入力されたデータが記憶されている番号と一致しなかった場合には、制御部22は、携帯端末1に販売不可能を報知するメッセージを送信し、販売禁止状態を保持する。
【0043】
そして、従来の自動販売機と同様に利用者が自動販売機の商品選択ボタン32を押下して(107)、商品搬出部32が商品を搬出し(108)、自動販売制御部31が商品コードを制御部22に出力する。利用者は、107、108の動作を繰り返して商品の購入を行う。
【0044】
自動販売機2の制御部22は、自動販売制御部31から入力された商品コードとその数量(回数)を着信番号に対応付けてワークエリアに記憶しておく。
【0045】
そして、携帯端末1からの終了指示又は自動販売機2の終了ボタン押下により、購入終了指示が入力されると(111)、携帯端末1及び自動販売機2は回線を切断し(112)、制御部22は、自動販売制御部31に対して販売禁止指示を出力し、販売禁止状態に移行する。また、制御部22は、着信番号と当該利用者が購入した商品の商品コード及びその数量を対応付けて記憶部23に記憶する。
【0046】
そして、制御部22は、販売情報を販売毎又は定期的に販売機管理センタ3に送信する。販売機管理センタ3では、複数の自動販売機2からの販売情報を集計して、利用者に課金する。このようにして第1の確認方法を用いたシステムの動作が行われるものである。
【0047】
次に、第2の確認方法について説明する。
第2の確認方法も図1のシステムにおいて行われるものであり、自動販売機2から無線通信回線を介して音声又はデータで送信された特定商品の組み合わせを携帯端末1で受信し、利用者が、指定された組み合わせに従って、自動販売機2の商品選択ボタンを押下することにより、自動販売機2の制御部22が、予め記憶されている組み合わせと比較して一致した場合に販売可能状態に移行するものである。つまり、第2の確認方法は、自動販売機2から無線通信回線を介して情報を携帯端末1に送信し、利用者が、自動販売機に対して、受信した情報に応じた特定の操作を行うものである。
【0048】
ここで、第2の確認方法を用いたシステムの動作について図6を用いて説明する。図6は、第2の確認方法を用いたシステムの動作を示す説明図である。
図6に示すように、201〜203は図5に示した第1の確認方法の101〜103と同様である。携帯端末1と自動販売機2とが通信状態になると、自動販売機から「今から送信する3つの商品のボタンを押して下さい」といったガイダンスが送信され(203)、それに続いて自動販売機2から特定の商品の組み合わせが無線回線を介して送信される。音声接続の場合には音声で、インターネット接続の場合には画像や文字データで送信する。
【0049】
ここで、自動販売機2の記憶部23には予め商品の組み合わせが複数記憶されており、制御部2は任意に選択した組み合わせを携帯端末1に送信し、選択した組み合わせを状態確認データとしてワークエリアに保持しておく。
【0050】
そして、利用者が指示に従って自動販売機2の商品選択ボタン群33を押下すると、(205)、自動販売機2の制御部22は、自動販売制御部31から押下された商品の商品コードを受け取り、ワークエリアに保持した商品の組み合わせと比較し、一致した場合に、携帯端末1に状態確認応答を出力し、自動販売制御部31に販売許可を出力して可能状態に移行する。以下は、図5の107〜112に示した動作と同様である。
【0051】
自動販売機2から送信される情報は、特定商品の組み合わせに限らず、番号や文字列として自動販売機2に設けられたキーボード部26から入力させる方法であってもよい。また、これらの番号や文字列は予め記憶部23に用意されたものであっても、その都度乱数発生等で発生させたものであっても構わない。このようにして、第2の確認方法を用いたシステムの動作が行われるものである。
【0052】
第1又は第2の確認方法を用いた本システムによれば、携帯端末1と自動販売機2とが通信状態になった後で、自動販売機2側から提供される識別番号等の情報に基づいて利用者が自動販売機のキーボード部26から当該識別番号を入力し、自動販売機2が、入力された識別番号が記憶している番号等と一致した場合に販売可能状態に移行するようにしているので、利用者が自動販売機の近傍にいて、商品を取得可能な状態であることを確認してから商品販売可能状態に移行することができ、利用者が誤って遠くにある自動販売機の番号を発呼してしまった場合でも、他人に自動販売機を操作されてしまい、課金されるというトラブルを防ぐことができ、利便性を向上させることができる効果がある。
【0053】
また、本システムによれば、利用者の状態確認を各自動販売機2が行うようにしているので、販売機管理センタ3の処理を軽減することができ、販売機管理センタ3と各自動販売機との間のトラフィックを少なくすることができる効果がある。
【0054】
次に、第3の確認方法について図7を用いて説明する。図7は、第3の確認方法を示す説明図である。
第3の確認方法は、自動販売機2に表示されている番号や文字列又はバーコードや特定のイメージを状態確認データとして携帯端末1から無線通信回線を介して自動販売機2に送信し、自動販売機2の制御部22が記憶部23に予め記憶されているデータと比較して、一致した場合に31に販売許可を出力して、販売可能状態に移行するものである。つまり、第3の確認方法では、無線通信回線を介さずに携帯端末1に入力された状態確認データを、無線通信回線を介して携帯端末1から自動販売機2へ状態応答データとして送信する点が特徴となっている。
【0055】
図7に示すように、301〜303は図4に示した第1の確認方法の101〜103と同様である。携帯端末1と自動販売機2とが通信状態になると、自動販売機から「自動販売機の○○に表示されている番号を携帯端末からキー入力して送信して下さい」といったガイダンスが送信され(303)、利用者が自動販売機2に表示されている番号を読み取って、携帯端末1からキー入力して状態応答データとして無線通信回線を介して送信する(304)。
【0056】
ここで、自動販売機2が提示する状態確認データは、表示されている番号や文字列の他、バーコードやイメージであっても構わない。また、バーコードの場合には、携帯端末1に設けられたバーコードリーダで読み取って送信する。また、イメージの場合には、携帯端末1に設けられた内蔵カメラでイメージを読み込んで状態応答データとして送信する。いずれの場合も、表示される情報は、表示部22での表示でも、ステッカー等の掲示でも、直接本体に記載されたものでも構わないが、自動販売機の近くにいる利用者のみが取得できる情報である。
【0057】
そして、自動販売機2が、携帯端末1から送信された状態応答データとして番号を受信すると、制御部22は、受信した番号を予め状態確認データとして記憶している番号と比較して、一致した場合に自動販売制御部31に販売許可を出力して販売可能状態に移行するようになっている。この後の動作は、図5の107〜112に示した動作と同様である。
【0058】
また、状態確認データとして、自動販売機2のスピーカから特定の音声や認識音を出力して、その音を通信中である携帯端末1のマイクで入力して、送話音声で自動販売機2に送信し、自動販売機2の制御部22が自分が出力した音(状態確認データ)と、戻ってきた音(状態応答データ)を比較するといったものでもよい。認識音としては、例えばプッシュダイヤルのトーン信号による数字列が考えられる。音の比較は、音そのものでもよいし、モデム等で復調したデータを照合してもよい。
尚、回線接続時のガイダンスは、各種の状態確認データの取得操作及び送信操作に応じた内容となっており、予め記憶部23に記憶されているものである。
【0059】
第3の確認方法では、自動販売機2の近傍にいる利用者にしか取得できない情報を取得して送信してくることで、利用者が自動販売機2の近くにいて商品取得可能な状態にあることを確認しているものである。
【0060】
次に、第4の確認方法について図8を用いて説明する。図8は、第4の確認方法を示す説明図である。第4の確認方法は、携帯端末1及び自動販売機2の双方にIrDAポートが設けられている場合に用いられるものである。
図4に示すように、第4の確認方法は、携帯端末1と自動販売機2とが通信状態になった後、自動販売機2から赤外線ポートを特定の位置に近づけるようガイダンスを送信し(403)、自動販売機のIrDAインタフェース28から携帯端末1のIrDAポート15に識別番号を送信する(404)。赤外線通信は、近距離で非接触にて通信するものであり、携帯端末1が自動販売機2の近傍にいないと受信できない。
【0061】
そして、携帯端末1が、IrDAポート15で識別番号を受信して、無線通信回線を介して送信する(405)。これを自動販売機2が受信して、制御部22が比較照合し、一致した場合に利用者に状態確認応答を出力し(406)、販売可能状態に移行する。このようにして第4の確認方法が行われるものである。
また、赤外線を利用した通信の他、特定周波数を用いた近距離無線通信インタフェース(Blue Tooth等)を用いることも可能である。
【0062】
第3又は第4の確認方法を用いた本発明の実施の形態に係るシステムは、自動販売機2が、1が自動販売機2の近くにいる場合にのみ取得できる情報を提供し、携帯端末1が当該情報を取得して通信回線を介して自動販売機2に送信するようにしているので、携帯端末1の利用者が自動販売機の近くにいて、商品の取得が可能な状態であることを確認してから、商品販売可能状態に移行することができ、利用者が誤って遠くにある自動販売機を発呼してしまった場合でも、他人に勝手に自動販売機を操作されることがなくなり、利便性を向上させることができる効果がある。
【0063】
尚、自動販売機2はここで述べた複数の確認方法を実現するための手段としての制御プログラムのいずれか又は全て又はそれらの組み合わせを備えており、複数備えている場合にどの方法を用いるかは予め設定するようになっている。そして、設定に従って、処理プログラムが起動されるようになっている。
【0064】
次に、図2に示した本発明の実施の形態に係る別の携帯端末応用システムにおいて行われる確認方法(第5の確認方法)について図を用いて説明する。図9は、本発明の別の携帯端末応用システムにおいて行われる確認方法(第5の確認方法)を示す説明図である。
図9に示すように、第5の確認方法は、携帯端末1が販売機管理センタ3′に接続し、販売機管理センタ3′が確認処理を行う点が特徴となっている。
【0065】
尚、図2に示した別のシステムにおける自動販売機2′の構成は、自動販売機2とほぼ同様であるので図示を省略して同一の符号を用いて説明するが、制御部22における処理が一部異なっている。
【0066】
図9に示すように、まず、利用者が携帯端末1からインターネット接続モードによって販売機管理センタ3′に接続する(501)と、販売機管理センタ3′は、着信番号を記憶して、応答及び自動販売機を指定するガイダンス「いらっしゃいませ。自動販売機番号を入力して下さい」等を送信し(502)、利用者は携帯端末1から自動販売機2′に表示されている自動販売機番号を入力して送信する(503)。
【0067】
販売機管理センタ3′が自動販売機番号を受信すると、販売機管理センタ3′は、まず、当該自動販売機2を呼び出して携帯端末1との回線とは別回線で接続し(504)、自動販売機2に状態確認データを送信し(505)、状態確認データの出力を要求する(506)。状態確認データは、自動販売機2から携帯端末1に対して出力するデータであり、認識信号音(認識音)、識別番号、IrDAデータ等がある。ここで、販売機管理センタ3′は各自動販売機2に対して送信した状態確認データを自動販売機2の識別番号に対応付けて記憶している。尚、販売機管理センタ3′と自動販売機2′との通信はインターネットを介して行い、例えばパケット通信サービス(DoPa等)を利用する。
【0068】
そして、販売機管理センタ3′は、携帯端末1に対して、自動販売機から出力される状態確認データを取得して、販売機管理センタ3′宛に状態応答データとして送信するよう、ガイダンス及び送信要求を行う(507)。ガイダンスの出力は、携帯端末1の表示部に文字等で出力する。又は、携帯端末1宛ではなく、自動販売機2′宛に送信し、自動販売機2′の表示部にガイダンスを表示させることも可能である。
【0069】
自動販売機2が、販売機管理センタ3′からの要求に従って、認識信号音を出力したり、識別番号を表示したり、IrDAデータ出力等の状態確認データを出力すると、携帯端末1は、自動販売機2からそれぞれのデータに対応した手段で状態確認データを取得する(508)。ここで、状態確認データは、携帯端末1が自動販売機2′の近くにある場合にのみ取得可能なものである。
【0070】
そして、携帯端末1は、取得した状態確認データを状態応答データとして販売機管理センタ3′に通信回線を介して送信する(509)。
そして、販売機管理センタ3′は、携帯端末1から受信した状態応答データを予め記憶しておいた状態確認データと比較して、一致した場合に利用者が商品取得可能状態にあると判断し、携帯端末1及び自動販売機2′に状態確認を送信する(510)。
【0071】
状態確認を受信すると、自動販売機2′の制御部22は自動販売制御部31に販売許可を出力し、自動販売機2′は販売可能状態になる。すなわち、販売機管理センタ3′から自動販売機2′への状態確認は、請求項に記載した販売許可に相当するものである。
そして、利用者が、自動販売機2の商品選択ボタン群33を押下して商品を選択すると(511)、商品搬出部32が商品を搬出し(512)、自動販売制御部31が商品コードを制御部22に出力して、制御部22が販売機管理センタ3′に商品購入データとして商品コードを送信する(513)。
【0072】
そして、511、512、513の手順を繰り返して商品を購入する。購入を終了する場合には、携帯端末1から販売機管理センタ3′に対して購入終了指示を送信するか、又は自動販売機2′の終了ボタンを押下して購入終了指示を入力する(515)。携帯端末1から購入終了指示を受けた場合、販売機管理センタ3′が自動販売機2′に対して購入終了指示を送信する。
【0073】
自動販売機2′は、購入終了指示が入力されると、販売可能状態から販売不可能状態に移行し、販売機管理センタ3′に対して終了応答を送信し(516)、販売機管理センタ3′が確認すると携帯端末1との接続及び自動販売機2′との接続を切断する。このようにして別のシステムにおける動作が行われるものである。
【0074】
別のシステムによれば、携帯端末1が販売機管理センタ3′に発呼して接続し、販売機管理センタ3′が、指定された自動販売機2′に対して状態確認データを送信すると共に出力を要求し、携帯端末1が自動販売機2′から出力された状態確認データを取得して、通信回線で販売機管理センタ3′に状態応答データとして送信し、販売機管理センタ3′が記憶しておいた状態確認データと受信した状態応答データとを比較照合する確認処理を行って、一致した場合に自動販売機2′に販売許可を送信するようにしているので、数の多い自動販売機側に確認処理を行う手段を設ける必要がなく、従来の自動販売機に通信手段と販売可能/不可能の設定手段を設ける程度の構成で済むため、システムを容易に構築することができ、システム全体のコストを低減することができる効果がある。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯端末との通信によって販売可能状態に移行する自動販売機と、自動販売機で搬出された商品の料金を当該携帯端末に課金する管理センタとを備えた携帯端末応用システムであって、自動販売機が、携帯端末と通信状態になった後で、携帯端末の利用者によって自動販売機から受けた情報に基づいて自動販売機に対して特定の操作が行われると、操作によって入力された情報を予め記憶している情報と比較して一致した場合に販売可能状態に移行することを特徴とする携帯端末応用システムとしているので、携帯端末の利用者が自動販売機の近傍にいて、商品を取得可能な状態であることを確認してから販売可能状態に移行することにより、商品の受け渡しを確実に行うことができ、利用者が誤って違う自動販売機の番号を発呼してしまった場合でも、他人がその自動販売機を操作して商品を取得してしまうトラブルを未然に防ぐことができる効果がある。
【0076】
また、本発明によれば、携帯端末との通信によって販売可能状態に移行する自動販売機と、自動販売機で搬出された商品の料金を当該携帯端末に課金する管理センタとを備えた携帯端末応用システムであって、自動販売機が、当該自動販売機が提供する情報に基づいて記携帯端末から前記通信回線を介して送信された情報を、予め記憶している情報と比較して、一致した場合に販売可能状態に移行する携帯端末応用システムとしているので、自動販売機に特定の操作を行う操作部を設けなくても、利用者が自動販売機の近傍にいることを確認してから販売可能状態に移行し、商品の受け渡しを確実に行うことができ、利用者が誤って違う自動販売機の番号を発呼してしまった場合でも、他人がその自動販売機を操作して商品を取得してしまうトラブルを未然に防ぐことができる効果がある。
【0077】
また、本発明によれば、販売許可を受信すると販売可能状態に移行して商品を搬出する自動販売機と、携帯端末からの受信データに基づいて特定の自動販売機に販売許可を送信し、自動販売機で搬出された商品の料金を携帯端末に課金する管理センタとを備える携帯端末応用システムであって、管理センタが、携帯端末から特定の自動販売機の識別番号が送信されると、予め記憶している状態確認データを前記自動販売機に送信すると共に、携帯端末に、自動販売機から出力される状態確認データを取得して送信するよう要求し、携帯端末から状態応答データを受信すると、記憶している状態確認データと比較して、一致した場合に自動販売機に対して販売許可を送信する管理センタであり、自動販売機が、管理センタから状態確認データを受信すると、予め指定された態様で状態確認データを出力する携帯端末応用システムとしているので、管理センタが利用者が近傍にいることを確認してから自動販売機に販売許可を出力することにより、数の多い自動販売機に利用者が近傍にいることを確認する処理手段を設ける必要がなく、自動販売機の構成を簡易にし、システム構築を容易にして、システム全体のコストを低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯端末応用システム(本システム)の概略構成説明図である。
【図2】本発明に係る別の携帯端末応用システムの概略構成説明図である。
【図3】本システムで用いられる携帯端末1の構成の一例を示す構成ブロック図である。
【図4】本システムの自動販売機2の構成ブロック図である。
【図5】本システムの第1の確認方法を示す説明図である。
【図6】第2の確認方法を用いたシステムの動作を示す説明図である。
【図7】第3の確認方法を示す説明図である。
【図8】第4の確認方法を示す説明図である。
【図9】本発明の別の携帯端末応用システムにおいて行われる確認方法(第5の確認方法)を示す説明図である。
【符号の説明】
1…携帯端末、 2…自動販売機、 3…販売機管理センタ、 4…移動通信網、 41…基地局、 11…送受信部、 12…制御部、 13…記憶部、 14…入力部、 15…IrDAポート、 16…表示部、 17…マイク、 18…スピーカ、 21…携帯電話ユニット、 22…制御部、 23…記憶部、 24…音声信号発生部、 25…表示部、 26…キーボード部、 27…プリンタ部、 28…IrDAインタフェース、 31…自動販売制御部、 32…商品搬出部、 33…商品選択ボタン群、 34…金銭授受部
Claims (3)
- 携帯端末との通信によって販売可能状態に移行する自動販売機と、前記自動販売機で搬出された商品の料金を前記携帯端末に課金する管理センタとを備えた携帯端末応用システムであって、
前記自動販売機が、携帯端末と通信状態になった後で、前記携帯端末の利用者によって前記自動販売機から受けた情報に基づいて前記自動販売機に対して特定の操作が行われると、前記操作によって入力された情報を予め記憶している情報と比較して一致した場合に販売可能状態に移行する自動販売機であることを特徴とする携帯端末応用システム。 - 携帯端末との通信によって販売可能状態に移行する自動販売機と、前記自動販売機で搬出された商品の料金を前記携帯端末に課金する管理センタとを備えた携帯端末応用システムであって、
前記自動販売機が、当該自動販売機が提供する情報に基づいて前記携帯端末から前記通信回線を介して送信された情報を、予め記憶している情報と比較して、一致した場合に販売可能状態に移行する自動販売機であることを特徴とする携帯端末応用システム。 - 販売許可を受信すると販売可能状態に移行して商品を搬出する自動販売機と、携帯端末からの受信データに基づいて特定の自動販売機に販売許可を送信し、前記自動販売機で搬出された商品の料金を前記携帯端末に課金する管理センタとを備える携帯端末応用システムであって、
前記管理センタが、携帯端末から特定の自動販売機の識別番号が送信されると、予め記憶している状態確認データを前記自動販売機に送信すると共に、前記携帯端末に、前記自動販売機から出力される状態確認データを取得して送信するよう要求し、前記携帯端末から状態応答データを受信すると、前記記憶している状態確認データと比較して、一致した場合に前記自動販売機に対して販売許可を送信する管理センタであり、
前記自動販売機が、前記管理センタから状態確認データを受信すると、予め指定された態様で前記状態確認データを出力する自動販売機であることを特徴とする携帯端末応用システム。
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