JP2001338250A

JP2001338250A - 口座端末、決済端末及び通信端末

Info

Publication number: JP2001338250A
Application number: JP2000160362A
Authority: JP
Inventors: Sunao Takatori; 直高取; Hisanori Kiyomatsu; 久典清松
Original assignee: Yozan Inc
Current assignee: Yozan Inc
Priority date: 2000-05-30
Filing date: 2000-05-30
Publication date: 2001-12-07

Abstract

(57)【要約】【課題】通信端末を利用して、商品購入を遠隔で行う
ことができる商品購入システムを提供すること。【解決手段】携帯電話、ＰＨＳ、ＰＤＡなどの通信端
末１から購入情報や使用者の顧客情報を店２の決済端末
３に送信し、店２は決済端末３から使用者の決済銀行４
の口座端末５に購入情報や顧客情報を送信し、決済銀行
４が使用者に購入の意志確認をして決済を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品購入システム
に用いる口座端末、決済端末及び通信端末に関し、特
に、決済を安全・確実に行うことができる口座端末、決
済端末及び通信端末に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年のディジタル無線通信システムの発
達に伴い、利用者は、携帯電話、ＰＨＳ(Personal Hand
yphone System)やＰＤＡ(Personal Digital Assistant)
などの通信端末を利用して、各種サービスの提供を受け
ることができるようになってきている。このような通信
端末を利用して商品の購入を遠隔で行うことが考えられ
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商品購
入は、通常商品を販売する店において、商品と代金を引
き換えることにより行う。したがって、この商品購入を
遠隔で行うためには、商品の購入意志と代金支払いをど
のように行うかが問題となる。本発明の目的は、商品購
入に際しての決済を安全・確実に行うことができる口座
端末、決済端末及び通信端末を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の口座端末は、買
い手に固有の顧客情報並びに売り手及び金額を含む購入
情報を受信する受信手段と、前記受信手段による受信に
応じて前記購入情報を前記買い手に所属する通信端末に
送信する送信手段と、を備える。また、前記顧客情報に
は、前記買い手に所属する携帯電話の電話番号が含まれ
ることで、買い手が希望する携帯電話で決済の確認をす
ることができる。

【０００５】さらに、前記買い手のそれぞれとそれに対
応する電話番号とのテーブルを備え、前記送信手段は、
前記受信手段によって受信された顧客情報に応じて前記
テーブルの対応する電話番号に電話することで、買い手
が予め登録しておいた携帯電話で決済の確認をすること
ができる。

【０００６】また、前記送信手段は、前記買い手に所属
する携帯電話に電話するものであり、前記受信手段は、
電話先からの了解情報を受信するものであり、さらに、
前記受信手段による了解情報の受信に基づいて課金処理
をする課金処理手段を備えることで、不正な購入や誤っ
た課金処理を確実に防止することができる。

【０００７】また、本発明の決済端末は、買い手に所属
する携帯電話の電話番号を含む顧客情報を受信する受信
手段と、前記受信手段によって受信した顧客情報並びに
売り手及び金額を含む購入情報を送信する送信手段と、
を備える。また、本発明の通信端末は、無線電話機能を
有する電話手段と、前記電話手段とは別に自身の電話番
号を含む顧客情報を送信する送信手段を備える。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図１
は、本発明の一実施の形態に係る口座端末、決済端末及
び通信端末から成る商品購入システムを説明する概略図
である。本発明の商品購入システムは、携帯電話、ＰＨ
Ｓ、ＰＤＡ、パソコンなどの通信端末１から購入情報や
使用者の顧客情報を店２の決済端末３に送信し、店２は
決済端末３から使用者の決済銀行４の口座端末（振替用
端末）５に購入情報や顧客情報を送信し、決済銀行４が
使用者に購入の意志確認をして決済を行うものである。

【０００９】図２は、通信端末１の内部構成を示すブロ
ック図である。通信端末１において、送受信部１２は、
アンテナ１１から受信された信号を無線受信処理すると
共に、口座端末５やその他の通信端末への信号を無線送
信処理する。変復調部１３は、送信信号に対して変調処
理を行うと共に、受信信号に対して復調処理を行う。表
示部１５は、使用者が入力した情報や決済銀行４の口座
端末５から送信された確認文章などを表示する。

【００１０】メモリ１６は、決済銀行の口座情報、パス
ワード、電話番号などを記憶する。また、メモリ１６
は、決済銀行から送信された確認文章を一時的に記憶す
る。入力部１７は、種々の情報や確認のための入力を行
う。顧客情報送信部１８は、例えば無線によって顧客情
報を決済端末３に送信する。これは、電話の通信機能と
は別に持つ。制御部１４は、変復調部１３、表示部１
５、入力部１７、顧客情報送信部１８などの制御を司
る。

【００１１】図３は、決済端末３の内部構成を示すブロ
ック図である。通信端末１と、店２に設置される決済端
末３とでは、決済端末３に個人情報送信部１８がない点
が異なるが、基本的には同じハード構成である。その機
能については後述する。図４は、口座端末５の内部構成
を示すブロック図である。決済銀行４に設置された口座
端末５において、送受信部５２は、アンテナ５１から受
信された信号を無線受信処理すると共に、通信端末１や
決済端末３への信号を無線送信処理する。変復調部５３
は、送信信号に対して変調処理を行うと共に、受信信号
に対して復調処理を行う。表示部５５は、店２の決済端
末３からの顧客情報や購入情報などを必要に応じて表示
する。

【００１２】メモリ５６は、顧客情報、購入情報、口座
情報、パスワード、電話番号などを記憶する。入力部５
７は、種々の情報の入力を行う。課金処理部５８は、決
済の確認があったときに、使用者の口座から決済を行
う。確認文章作成部５９は、顧客情報、購入情報、口座
情報から使用者に確認してもらう文章を作成する。制御
部５４は、変復調部５３、表示部５５、入力部５７、課
金処理部５８、確認文章作成部５９などの制御を司る。
次に、上記構成を有する商品購入システムにおいて、商
品購入する手順について説明する。

【００１３】図５は、本発明の一実施の形態に係る商品
購入システム全体の動作を説明するフローチャートであ
る。ステップＳ１では、使用者が通信端末１に初期情報
を入力する。例えば、決済銀行の口座番号やＩＤ番号、
あらかじめ設定したパスワード、電話番号などの顧客情
報を入力部１７で入力する。このように入力された情報
は、メモリ１６に記憶される。店２で商品を購入する場
合、店員は店２に設置された決済端末３に購入情報（例
えば、商品名、数量、代金）を入力する（ステップＳ
２）。このように入力された情報は、メモリ３６に記憶
される。

【００１４】つぎに、客である通信端末１の使用者はそ
の通信端末１に記憶されている顧客情報を決済端末３に
送信する。この場合、使用者は入力部１７でパスワード
を入力し（ステップＳ３）、入力したパスワードがメモ
リ１６に記憶されたパスワードと一致したときのみ、通
信端末１は顧客情報を決済端末３に送信する（ステップ
Ｓ４、Ｓ５）。なお、このパスワードの照合について
は、必要に応じて行うようにし、省略しても良い。ま
た、顧客情報を決済端末３に送信する形態は特に制限さ
れず、ラベルタグ（ＩＣ等の電子回路を内蔵するラベル
に無線通信機能を付けたもの）、Bluetooth（日経エレ
クトロニクス2000年１月17日号p.37-44参照）、有線接
続、磁気ストライプ読取りなどを用いることができる。
決済端末３は、購入情報や使用者から受信した顧客情報
を決済銀行４の口座端末５に送信する（ステップＳ
６）。

【００１５】図６は、決済端末３から口座端末５に送信
される購入情報や顧客情報を示す図である。決済銀行４
の口座端末５には、図６に示す購入情報や顧客情報が送
信される。口座端末５では、図６に示す購入情報や顧客
情報がメモリ５６に記憶されると共に、この購入情報や
顧客情報が確認文章作成部５９に送られる。確認文章作
成部５９では、購入情報や顧客情報を用いて使用者の決
済の意志確認のための文章（確認情報）を作成する（ス
テップＳ７）。

【００１６】図７は、口座端末５で作成される確認文章
の例を示す図である。確認文章作成部５９で作成された
文章、例えば図７の文章Ａを自動的に使用者の通信端末
１に送信する。通信端末１では、口座端末５からの確認
文章を受信すると、メモリ１６に記憶すると共に、表示
部１５に表示させる。使用者は、文章Ａを見て、内容に
間違いがないかどうかを判断し、間違いがなければその
旨を示す入力を行う（ここでは１を入力する）（ステッ
プＳ８）。

【００１７】この間違いがない旨の情報は、通信端末１
から口座端末５に送信される。口座端末５では、間違い
がない旨の情報を受信したとき、すなわち使用者の確認
がとれたときに、次の確認文章、例えば図７の文章Ｂを
自動的に使用者の通信端末１に送信する。通信端末１で
は、口座端末５からの確認文章を受信すると、表示部１
５に表示させる。使用者は、文章Ｂを見て、パスワード
を入力する（ステップＳ９）。

【００１８】このパスワードは、通信端末１から口座端
末５に送信される。口座端末５では、パスワードを受信
したときに、メモリ５６に記憶された顧客情報のパスワ
ードと受信したパスワードが一致するかどうかを照合す
る（ステップＳ１０）。そして、パスワードが一致した
ときにのみ、課金処理部５８で振替を行う（ステップＳ
１１）。その後、次の確認文章、例えば図７の文章Ｃを
自動的に使用者の通信端末１に送信する。そして、決済
が完了したときには、店２の決済端末３に、振替終了済
の旨を通知する。

【００１９】このように、本実施の形態に係る商品購入
システムでは、通信端末を利用して、商品購入を安全・
確実に行うことができる。この発明の実施例を図面を参
照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施例
に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない
範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。

【００２０】本実施の形態においては、店２の決済端末
３と決済銀行４の口座端末５との間の送受信を無線で行
う場合について説明しているが、本発明においては、店
２の決済端末３と決済銀行４の口座端末５との間の送受
信を有線で行うようにしても良い。

【００２１】また、本実施の形態においては、決済端末
３が店２に設置されている場合について説明している
が、本発明においては、決済端末が自動販売機に設置さ
れていても良い。また、本発明は、決済銀行の代わりに
クレジット会社である場合でも同様に適用することがで
きる。

【００２２】また、本実施の形態においては、顧客の電
話番号を通信端末１から決済端末３を介して口座端末５
に送信する場合について説明しているが、口座端末のメ
モリ５６に、顧客を識別する固有情報とその電話番号と
のテーブルを記憶しておいて、受信した顧客に固有の情
報に基づいてその対応する電話番号に電話するようにし
てもよい。これによれば顧客は電話番号を送信する顧客
情報送信部を有する携帯電話を持つ必要はなく、普通の
携帯電話と決済カード（普通のクレジットカードや銀行
カード等のこと）を持っているだけで、決済の確認を携
帯電話で行うことができる。

【００２３】また、本発明は、通信端末１のメモリ１６
にその通信履歴を記憶しておき、口座端末５のメモリ５
６に過去に受信された各通信端末１の通信履歴を記憶し
ておいて、口座端末５において、今回受信されたその通
信端末１の通信履歴と、すでに記憶されている過去の通
信履歴とを照合して、本人確認を行うようにしても良
い。

【００２４】また、本発明は、インターネット上での販
売にも適用することができる。この場合、決済端末や口
座端末はインターネットで接続可能な状態であれば良
い。さらに、本発明は、商品購入のみでなく、サービス
の提供に対して代金を支払う場合にも適用することが可
能である。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の口座端
末、決済端末及び通信端末によって、商品購入に際する
決済確認を通信端末によって安全・確実に行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る口座端末、決済端
末及び通信端末から成る商品購入システムを説明する概
略図である。

【図２】通信端末１の内部構成を示すブロック図であ
る。

【図３】決済端末３の内部構成を示すブロック図であ
る。

【図４】口座端末５の内部構成を示すブロック図であ
る。

【図５】本発明の一実施の形態に係る商品購入システム
全体の動作を説明するフローチャートである。

【図６】決済端末から口座端末に送信される購入情報や
顧客情報の例を示す図である。

【図７】口座端末で作成される確認文章の例を示す図で
ある。

【符号の説明】

１通信端末２店３決済端末４決済銀行５口座端末１１，３１，５１アンテナ１２，３２，５２送受信部１３，３３，５３変復調部１４，３４，５４制御部１５，３５，５５表示部１６，３６，５６メモリ１７，３７，５７入力部１８顧客情報送信部５８課金処理部５９確認文章作成部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】買い手に固有の顧客情報並びに売り手及
び金額を含む購入情報を受信する受信手段と、前記受信
手段による受信に応じて前記購入情報を前記買い手に所
属する通信端末に送信する送信手段と、を備えることを
特徴とする口座端末。
【請求項２】前記顧客情報には、前記買い手に所属す
る携帯電話の電話番号が含まれることを特徴とする請求
項１記載の口座端末。
【請求項３】前記買い手のそれぞれとそれに対応する
電話番号とのテーブルを備え、前記送信手段は、前記受
信手段によって受信された顧客情報に応じて前記テーブ
ルの対応する電話番号に電話することを特徴とする請求
項１記載の口座端末。
【請求項４】前記送信手段は、前記買い手に所属する
携帯電話に電話するものであり、前記受信手段は、電話
先からの了解情報を受信するものであり、さらに、前記
受信手段による了解情報の受信に基づいて課金処理をす
る課金処理手段を備えることを特徴とする請求項１記載
の口座端末。
【請求項５】買い手に所属する携帯電話の電話番号を
含む顧客情報を受信する受信手段と、前記受信手段によ
って受信した顧客情報並びに売り手及び金額を含む購入
情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする
決済端末。
【請求項６】無線電話機能を有する電話手段と、前記
電話手段とは別に自身の電話番号を含む顧客情報を送信
する送信手段を備えることを特徴とする通信端末。