JP2004038443A - 車両乗車指示方法、車両降車指示方法、通信機能付乗車券およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の路線が利用するバス停、バスターミナルでは目的のバスを選定し、乗車することが必要である。また、目的のバスに乗車出来た場合においても目的地への到着に気付かず乗り過ごすこともある。この発明は、乗客を出発地から目的地まで案内・誘導することが可能な車両乗車指示方法を提供する。
【解決手段】案内装置200との間で無線通信を行う通信手段10および文字を表示する報知手段35を有した通信機能付乗車券100において実行される車両乗車指示方法において、目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、車両を指示する車両指示情報を前記案内装置から受信する車両指示情報受信過程と、前記目的地情報に対応する前記車両指示情報を前記報知手段に表示する車両指示情報報知過程とを設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】案内装置200との間で無線通信を行う通信手段10および文字を表示する報知手段35を有した通信機能付乗車券100において実行される車両乗車指示方法において、目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、車両を指示する車両指示情報を前記案内装置から受信する車両指示情報受信過程と、前記目的地情報に対応する前記車両指示情報を前記報知手段に表示する車両指示情報報知過程とを設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電車、バスを運行管理する場合に好適な車両乗車指示方法、車両降車指示方法、通信機能付乗車券およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−44797には定期券に無線装置を搭載して、バス内に設置された主局に行き先駅を送信して、定期券の有効期間、購入区間を判断し、乗車すべき路線と異なる場合には車内アナウンスあるいは定期券上の表示器を介して乗客に知らせるバス案内システムが開示されている。
また、特開2001−283267には定期券の自動継続の手続き、料金の自動支払い、乗車券の乗り越し精算を自動的に行い利用者の負担を軽減したシステムが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記開示技術において使用される定期券乗車券においても複数の路線が利用するバス停、バスターミナルでは目的のバスを選定し、乗車することが必要である。このため、多数の系統のバスが発着するバスターミナル等においては、目的のバスを探し出すことが煩雑であった。また、目的のバスに乗車出来た場合においても目的地への到着に気付かず乗り過ごすこともある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、乗客を出発地から目的地まで案内・誘導することが可能な車両乗車指示方法、車両降車指示方法、通信機能付乗車券およびプログラムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載の車両乗車指示方法にあっては、案内装置との間で無線通信を行う通信手段(通信部)および情報を使用者に報知する報知手段(LED、液晶表示パネル、バイブレータ、スピーカ)を有した通信機能付乗車券において実行される車両乗車指示方法において、目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、車両を指示する車両指示情報を前記案内装置から受信する車両指示情報受信過程と、前記目的地情報に対応する前記車両指示情報を前記報知手段において報知する車両指示情報報知過程とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の車両降車指示方法にあっては、車両搭載装置(バス搭載装置)との間で無線通信を行う通信手段および情報を使用者に報知する報知手段を有した通信機能付乗車券において実行される車両降車指示方法において、目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、前記車両装置に前記目的地情報および前記通信機能付乗車券を識別する識別情報を送信する目的地情報送信過程と、前記目的地情報と前記車両の現在位置を示す現在位置情報とが一致したことを示す降車指示情報を、前記車両搭載装置から受信する降車指示受信過程と、前記降車指示情報を前記報知手段において報知する降車指示情報報知過程とを有することを特徴とする。
また、請求項3記載の通信機能付乗車券にあっては、請求項1記載の車両乗車指示方法あるいは請求項2記載の車両降車指示方法の何れかを実行することを特徴とする。
また、請求項4記載のプログラムにあっては、請求項1記載の車両乗車指示方法あるいは請求項2記載の車両降車指示方法の何れかを実行させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
1. 実施形態のシステム構成
本実施形態の通信機能付乗車券を用いた車両乗降指示システムを図1を参照して説明する。
図において、100は乗車券であり、カード型の筐体を有し(図2(b))、乗客が所持し定期券としても使用される。200は発車案内装置であり、バスターミナル、バス停に設置される。300はバス搭載装置であり、バス内部に設置される。
【0006】
ここで、乗車券100の構成は後述するので、各装置に共通かつ主要な構成を簡単に説明する。10,210,310は通信部であり、乗車券100と発車案内装置200との間、乗車券100とバス搭載装置300との間で電波による無線通信(Bluetooth等)を行う。なお、乗車券100による電波は弱く、通信可能な範囲は比較的狭く、伝達距離を補完するために、発車案内装置200とバス搭載装置300との間でも長距離通信が行われる。60,260,360は制御装置であり、CPUを用いて各部の制御を行う。70,270,370はメモリであり、フラッシュROM,RAMによりプログラム、パラメータが記憶される。
【0007】
2. 実施形態のハードウェア構成
本実施形態の乗車券100のハードウェア構成を図2(a)を参照して説明する。
図において、10は通信部であり、前述したように発車案内装置200との間、バス搭載装置300との間で通信を行う。20はバイブレータであり、偏心モータによって振動を発生し、ユーザに報知する。30は表示装置であり、5個のLED31,32,33,34,35および液晶表示パネル38(図2(b))により構成される。なお、これらのLEDは発光色が異なり、液晶表示パネル38には乗車区間・料金が表示される(図2(b))。40は音源であり、メロディ音を電子的に発生する。50はスピーカであり、音源40が発生したメロディ音を放音し、ユーザに報知する。65はCPUであり、各部を制御し、前述の制御装置60を構成する。75はフラッシュROMであり、プログラム、パラメータが記憶されている。76はRAMであり、パラメータを一時記憶する。なお、フラッシュROM75およびRAM76により、前述のメモリ70が構成される。80はI/O部であり、スイッチ85(図2(b))が含まれる。90はシステムバスであり、上述した各部を接続する。
【0008】
3. 実施形態の動作
本実施形態の乗車券100をバスターミナルでの乗車に利用した場合の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
乗車区間を指定して(定期券であれば乗車区間および有効期間が指定される。)、本実施形態の乗車券100を、乗客が購入すると、購入時においてフラッシュROM75に該区間情報(乗車地情報、目的地情報)が記憶され、図3のフローが起動する。
【0009】
ステップSP101においては、発車案内装置200から送信されるバス停情報であって、上記目的地に向かうバスが発車するバス停情報(以下、対応バス停情報という。)が受信されているか否かかが判定される。発車案内装置200はバスターミナル内の複数の停車地点(バス停)にそれぞれ設置されており、各発車案内装置200はバスターミナル内の全ての停車地点に関するバス停情報を送信している。乗客がバス停から離れており、バス停情報が受信されない場合、または受信したバス停情報が目的地に対応していない場合には「NO」と判定され、受信が繰り返される。一方、対応バス停情報が受信されれば、「YES」と判定され、処理はステップSP102に進む。
【0010】
ステップSP102においては、受信した対応バス停情報に対応する色のLEDを発光する。通常、バスターミナルの各停車地点(バス停)に設置されている標識の色が異なっている場合が多い。この場合、乗客は発車案内等を確認し、目的の標識を選定し、停車地点に並ぶ必要がある。この選定を容易にするために、フラッシュROM75に記憶された行き先情報と受信した対応バス停情報とを対比して目的の停車地点(バス停)に対応する色のLEDを発光して、乗客に案内する。そして、処理はステップSP103に進む。
【0011】
ステップSP103においては、ステップSP105において送信が停止されるまで、乗車券100の識別信号および行き先情報を(割り込み処理により)送信するように設定し、処理はステップSP104に進む。ここで、目的の停車地点(バス停)に設置してある発車案内装置200が識別信号および行き先情報を受信することにより、乗客の有無に関する情報が入手される。そして、発車案内装置200内の長距離用送信機によって、該情報がバス搭載装置300を介して、運転手に伝達される。したがって、目的のバスの運転手は乗客がバス停に存在することを認識できるから、乗り遅れの防止が図られる。
【0012】
ステップSP104においては、目的のバスに設置されたバス搭載装置300から発せられる到着信号が受信されているか否かが判定される。該到着信号にはバスの停車地情報が含まれ、該停車地情報とフラッシュROM75に記憶された目的地情報とを対比して乗客に報知することにより、乗り間違いを防止することが可能になる。到着信号が受信されなければ「NO」と判定され、受信が繰り返される。到着信号が受信されれば、「YES」と判定され、処理はステップSP105に進む。
【0013】
ステップSP105においては、バスの到着を乗客に報知するために、全てのLED31,32,33,34,35が点滅され、バイブレータ20が振動されるとともに、メロディが発生・放音される。なお、これらの点滅、振動、発生の内一つの動作のみを実行するようにしてもよい。さらに該報知に対して、乗客がスイッチ85を押下すると、報知が停止され、発車案内装置200への送信を停止する。そして、処理はステップSP106に進む。
【0014】
ステップSP106においては、バス搭載装置300から発せられるクリア信号が受信されているか否かかが判定される。受信されていなければ「NO」と判定され、本ステップ106が繰り返される。この間に、乗客はバスに乗車し、バスが発車する。受信されれば「YES」と判定され、ステップSP107に進む。
【0015】
ステップSP107においては、LED31,32,33,34,35の消灯、バイブレータ20の振動が停止され、メロディ信号が停止される。次に処理がステップSP108に進むと、バス搭載装置300に対して乗車券100の識別信号と目的地情報(降車駅情報)とが送信される。このとき誤ったバスに乗車していた場合には警告が発せられる。
【0016】
次に処理がステップSP109に進むと、バス搭載装置300から発せられる該識別信号とともに降車信号を受信しているか否かが判定される。受信していなければ「NO」と判定され、受信が繰り返される。この降車信号は、ステップSP108において送信した目的地情報と、到着するバス停の名称とが一致する際に送信されるものである。その降車信号を受信していれば「YES」と判定され、ステップSP110に進む。
【0017】
ステップSP110においては、全てのLED31,32,33,34,35が点滅され、バイブレータ20の振動あるいはメロディの発生が行われ、乗客にバス停への到着が報知される。そして、乗客がスイッチ85を押下すると、点滅、振動、メロディ発生が停止し、乗客が降車することになる。このように、本実施形態によれば、バス搭載装置300において目的地情報が記憶され、この目的地情報と現在のバス停の名称と一致するとバス搭載装置300から降車信号が送信されるから、乗客はバス内に設置された降車ボタンを押す必要が無く、乗り過ごしの心配がない。そして、乗車券100がバス会社に返却され、フローが終了する。なお、乗車券100の回収により、再利用が可能である。
【0018】
4. 変形例
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能であり、全て本発明の範疇に含まれる。
(1)上記実施形態は、バスへの乗降指示システムへ適用したが、電車への車両乗降指示システムにも応用可能である。この場合においては、発車案内装置200が各ホームに設置され、バス搭載装置300が電車内に設置され、乗車券100が改札で回収されることになる。
(2)上記実施形態は、バス停情報の全てを受信してから目的地情報と対比して、目的のバス停を表示させたが、予め目的地情報を発車案内装置200に送信してから目的地情報に対応するバス停情報を受信してもよい。
(3)上記実施形態は、バスへの乗降システムへ適用したが、座席誘導システムに応用することが出来る。上記実施形態の乗車券100を指定券として使用し、通路の分かれ目等のポイントに、通信部内蔵の案内装置を設けることにより、指定券上の表示装置に方向を示し、あるいは座席表を示すことにより誘導することが可能である。
(4)上記実施形態は、バスへの乗降システムへ適用したが、呼び出しシステムとしても応用可能である。たとえば、コンサートやスポーツ観戦等の多人数が切符を持って集合する場所において、プレゼント抽選の当選や迷子の親の呼び出し等、放送による呼び出しでは聞き逃す可能性が高い。しかし、通信機能付切符のバイブレーション機能を使用することにより、確実に連絡することが可能である。
(5)上記実施形態においては、LED31,32,33,34,35を用いてバス停情報を表示したが、液晶表示パネル38に表示してもよい。
(6)上記実施形態においては、フラッシュROM75に記憶されたプログラムによって車両乗車指示方法、車両降車指示方法を実行する機能を実現したが、例えば携帯型パーソナルコンピュータ上で動作するアプリケーションプログラムによっても同様の機能を実現することができる。このアプリケーションプログラムのみをCD−ROM、フレキシブルディスク等の記憶媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布してもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明においては、目的地に到達する車両を通信機能付乗車券に表示することが出来る。
また、請求項2記載の発明においては、乗車している車両が目的地に到達することを通信機能付乗車券に表示し、乗客に報知することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のシステム構成を示す図である。
【図2】本実施形態のブロック図および外観図である。
【図3】本実施形態のフローチャートである。
【符号の説明】
10,210,310…通信部(通信手段)、20…バイブレータ、30…表示装置、31,32,33,34,35…LED(報知手段)、38…液晶表示パネル(報知手段)、40…音源、50…スピーカ、60、260,360…制御装置、65…、CPU、70,270,370…メモリ、75…フラッシュROM、76…RAM、80…I/O部、85…スイッチ、90…バスライン、100…乗車券、200…案内装置、300…バス搭載装置(車両搭載装置)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電車、バスを運行管理する場合に好適な車両乗車指示方法、車両降車指示方法、通信機能付乗車券およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−44797には定期券に無線装置を搭載して、バス内に設置された主局に行き先駅を送信して、定期券の有効期間、購入区間を判断し、乗車すべき路線と異なる場合には車内アナウンスあるいは定期券上の表示器を介して乗客に知らせるバス案内システムが開示されている。
また、特開2001−283267には定期券の自動継続の手続き、料金の自動支払い、乗車券の乗り越し精算を自動的に行い利用者の負担を軽減したシステムが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記開示技術において使用される定期券乗車券においても複数の路線が利用するバス停、バスターミナルでは目的のバスを選定し、乗車することが必要である。このため、多数の系統のバスが発着するバスターミナル等においては、目的のバスを探し出すことが煩雑であった。また、目的のバスに乗車出来た場合においても目的地への到着に気付かず乗り過ごすこともある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、乗客を出発地から目的地まで案内・誘導することが可能な車両乗車指示方法、車両降車指示方法、通信機能付乗車券およびプログラムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載の車両乗車指示方法にあっては、案内装置との間で無線通信を行う通信手段(通信部)および情報を使用者に報知する報知手段(LED、液晶表示パネル、バイブレータ、スピーカ)を有した通信機能付乗車券において実行される車両乗車指示方法において、目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、車両を指示する車両指示情報を前記案内装置から受信する車両指示情報受信過程と、前記目的地情報に対応する前記車両指示情報を前記報知手段において報知する車両指示情報報知過程とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の車両降車指示方法にあっては、車両搭載装置(バス搭載装置)との間で無線通信を行う通信手段および情報を使用者に報知する報知手段を有した通信機能付乗車券において実行される車両降車指示方法において、目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、前記車両装置に前記目的地情報および前記通信機能付乗車券を識別する識別情報を送信する目的地情報送信過程と、前記目的地情報と前記車両の現在位置を示す現在位置情報とが一致したことを示す降車指示情報を、前記車両搭載装置から受信する降車指示受信過程と、前記降車指示情報を前記報知手段において報知する降車指示情報報知過程とを有することを特徴とする。
また、請求項3記載の通信機能付乗車券にあっては、請求項1記載の車両乗車指示方法あるいは請求項2記載の車両降車指示方法の何れかを実行することを特徴とする。
また、請求項4記載のプログラムにあっては、請求項1記載の車両乗車指示方法あるいは請求項2記載の車両降車指示方法の何れかを実行させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
1. 実施形態のシステム構成
本実施形態の通信機能付乗車券を用いた車両乗降指示システムを図1を参照して説明する。
図において、100は乗車券であり、カード型の筐体を有し(図2(b))、乗客が所持し定期券としても使用される。200は発車案内装置であり、バスターミナル、バス停に設置される。300はバス搭載装置であり、バス内部に設置される。
【0006】
ここで、乗車券100の構成は後述するので、各装置に共通かつ主要な構成を簡単に説明する。10,210,310は通信部であり、乗車券100と発車案内装置200との間、乗車券100とバス搭載装置300との間で電波による無線通信(Bluetooth等)を行う。なお、乗車券100による電波は弱く、通信可能な範囲は比較的狭く、伝達距離を補完するために、発車案内装置200とバス搭載装置300との間でも長距離通信が行われる。60,260,360は制御装置であり、CPUを用いて各部の制御を行う。70,270,370はメモリであり、フラッシュROM,RAMによりプログラム、パラメータが記憶される。
【0007】
2. 実施形態のハードウェア構成
本実施形態の乗車券100のハードウェア構成を図2(a)を参照して説明する。
図において、10は通信部であり、前述したように発車案内装置200との間、バス搭載装置300との間で通信を行う。20はバイブレータであり、偏心モータによって振動を発生し、ユーザに報知する。30は表示装置であり、5個のLED31,32,33,34,35および液晶表示パネル38(図2(b))により構成される。なお、これらのLEDは発光色が異なり、液晶表示パネル38には乗車区間・料金が表示される(図2(b))。40は音源であり、メロディ音を電子的に発生する。50はスピーカであり、音源40が発生したメロディ音を放音し、ユーザに報知する。65はCPUであり、各部を制御し、前述の制御装置60を構成する。75はフラッシュROMであり、プログラム、パラメータが記憶されている。76はRAMであり、パラメータを一時記憶する。なお、フラッシュROM75およびRAM76により、前述のメモリ70が構成される。80はI/O部であり、スイッチ85(図2(b))が含まれる。90はシステムバスであり、上述した各部を接続する。
【0008】
3. 実施形態の動作
本実施形態の乗車券100をバスターミナルでの乗車に利用した場合の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
乗車区間を指定して(定期券であれば乗車区間および有効期間が指定される。)、本実施形態の乗車券100を、乗客が購入すると、購入時においてフラッシュROM75に該区間情報(乗車地情報、目的地情報)が記憶され、図3のフローが起動する。
【0009】
ステップSP101においては、発車案内装置200から送信されるバス停情報であって、上記目的地に向かうバスが発車するバス停情報(以下、対応バス停情報という。)が受信されているか否かかが判定される。発車案内装置200はバスターミナル内の複数の停車地点(バス停)にそれぞれ設置されており、各発車案内装置200はバスターミナル内の全ての停車地点に関するバス停情報を送信している。乗客がバス停から離れており、バス停情報が受信されない場合、または受信したバス停情報が目的地に対応していない場合には「NO」と判定され、受信が繰り返される。一方、対応バス停情報が受信されれば、「YES」と判定され、処理はステップSP102に進む。
【0010】
ステップSP102においては、受信した対応バス停情報に対応する色のLEDを発光する。通常、バスターミナルの各停車地点(バス停)に設置されている標識の色が異なっている場合が多い。この場合、乗客は発車案内等を確認し、目的の標識を選定し、停車地点に並ぶ必要がある。この選定を容易にするために、フラッシュROM75に記憶された行き先情報と受信した対応バス停情報とを対比して目的の停車地点(バス停)に対応する色のLEDを発光して、乗客に案内する。そして、処理はステップSP103に進む。
【0011】
ステップSP103においては、ステップSP105において送信が停止されるまで、乗車券100の識別信号および行き先情報を(割り込み処理により)送信するように設定し、処理はステップSP104に進む。ここで、目的の停車地点(バス停)に設置してある発車案内装置200が識別信号および行き先情報を受信することにより、乗客の有無に関する情報が入手される。そして、発車案内装置200内の長距離用送信機によって、該情報がバス搭載装置300を介して、運転手に伝達される。したがって、目的のバスの運転手は乗客がバス停に存在することを認識できるから、乗り遅れの防止が図られる。
【0012】
ステップSP104においては、目的のバスに設置されたバス搭載装置300から発せられる到着信号が受信されているか否かが判定される。該到着信号にはバスの停車地情報が含まれ、該停車地情報とフラッシュROM75に記憶された目的地情報とを対比して乗客に報知することにより、乗り間違いを防止することが可能になる。到着信号が受信されなければ「NO」と判定され、受信が繰り返される。到着信号が受信されれば、「YES」と判定され、処理はステップSP105に進む。
【0013】
ステップSP105においては、バスの到着を乗客に報知するために、全てのLED31,32,33,34,35が点滅され、バイブレータ20が振動されるとともに、メロディが発生・放音される。なお、これらの点滅、振動、発生の内一つの動作のみを実行するようにしてもよい。さらに該報知に対して、乗客がスイッチ85を押下すると、報知が停止され、発車案内装置200への送信を停止する。そして、処理はステップSP106に進む。
【0014】
ステップSP106においては、バス搭載装置300から発せられるクリア信号が受信されているか否かかが判定される。受信されていなければ「NO」と判定され、本ステップ106が繰り返される。この間に、乗客はバスに乗車し、バスが発車する。受信されれば「YES」と判定され、ステップSP107に進む。
【0015】
ステップSP107においては、LED31,32,33,34,35の消灯、バイブレータ20の振動が停止され、メロディ信号が停止される。次に処理がステップSP108に進むと、バス搭載装置300に対して乗車券100の識別信号と目的地情報(降車駅情報)とが送信される。このとき誤ったバスに乗車していた場合には警告が発せられる。
【0016】
次に処理がステップSP109に進むと、バス搭載装置300から発せられる該識別信号とともに降車信号を受信しているか否かが判定される。受信していなければ「NO」と判定され、受信が繰り返される。この降車信号は、ステップSP108において送信した目的地情報と、到着するバス停の名称とが一致する際に送信されるものである。その降車信号を受信していれば「YES」と判定され、ステップSP110に進む。
【0017】
ステップSP110においては、全てのLED31,32,33,34,35が点滅され、バイブレータ20の振動あるいはメロディの発生が行われ、乗客にバス停への到着が報知される。そして、乗客がスイッチ85を押下すると、点滅、振動、メロディ発生が停止し、乗客が降車することになる。このように、本実施形態によれば、バス搭載装置300において目的地情報が記憶され、この目的地情報と現在のバス停の名称と一致するとバス搭載装置300から降車信号が送信されるから、乗客はバス内に設置された降車ボタンを押す必要が無く、乗り過ごしの心配がない。そして、乗車券100がバス会社に返却され、フローが終了する。なお、乗車券100の回収により、再利用が可能である。
【0018】
4. 変形例
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能であり、全て本発明の範疇に含まれる。
(1)上記実施形態は、バスへの乗降指示システムへ適用したが、電車への車両乗降指示システムにも応用可能である。この場合においては、発車案内装置200が各ホームに設置され、バス搭載装置300が電車内に設置され、乗車券100が改札で回収されることになる。
(2)上記実施形態は、バス停情報の全てを受信してから目的地情報と対比して、目的のバス停を表示させたが、予め目的地情報を発車案内装置200に送信してから目的地情報に対応するバス停情報を受信してもよい。
(3)上記実施形態は、バスへの乗降システムへ適用したが、座席誘導システムに応用することが出来る。上記実施形態の乗車券100を指定券として使用し、通路の分かれ目等のポイントに、通信部内蔵の案内装置を設けることにより、指定券上の表示装置に方向を示し、あるいは座席表を示すことにより誘導することが可能である。
(4)上記実施形態は、バスへの乗降システムへ適用したが、呼び出しシステムとしても応用可能である。たとえば、コンサートやスポーツ観戦等の多人数が切符を持って集合する場所において、プレゼント抽選の当選や迷子の親の呼び出し等、放送による呼び出しでは聞き逃す可能性が高い。しかし、通信機能付切符のバイブレーション機能を使用することにより、確実に連絡することが可能である。
(5)上記実施形態においては、LED31,32,33,34,35を用いてバス停情報を表示したが、液晶表示パネル38に表示してもよい。
(6)上記実施形態においては、フラッシュROM75に記憶されたプログラムによって車両乗車指示方法、車両降車指示方法を実行する機能を実現したが、例えば携帯型パーソナルコンピュータ上で動作するアプリケーションプログラムによっても同様の機能を実現することができる。このアプリケーションプログラムのみをCD−ROM、フレキシブルディスク等の記憶媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布してもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明においては、目的地に到達する車両を通信機能付乗車券に表示することが出来る。
また、請求項2記載の発明においては、乗車している車両が目的地に到達することを通信機能付乗車券に表示し、乗客に報知することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のシステム構成を示す図である。
【図2】本実施形態のブロック図および外観図である。
【図3】本実施形態のフローチャートである。
【符号の説明】
10,210,310…通信部(通信手段)、20…バイブレータ、30…表示装置、31,32,33,34,35…LED(報知手段)、38…液晶表示パネル(報知手段)、40…音源、50…スピーカ、60、260,360…制御装置、65…、CPU、70,270,370…メモリ、75…フラッシュROM、76…RAM、80…I/O部、85…スイッチ、90…バスライン、100…乗車券、200…案内装置、300…バス搭載装置(車両搭載装置)
Claims (4)
- 案内装置との間で無線通信を行う通信手段および情報を使用者に報知する報知手段を有した通信機能付乗車券において実行される車両乗車指示方法において、
目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、
車両を指示する車両指示情報を前記案内装置から受信する車両指示情報受信過程と、
前記目的地情報に対応する前記車両指示情報を前記報知手段において報知する車両指示情報報知過程と
を有することを特徴とする車両乗車指示方法。 - 車両搭載装置との間で無線通信を行う通信手段および情報を使用者に報知する報知手段を有した通信機能付乗車券において実行される車両降車指示方法において、
目的地情報を記憶する目的地情報記憶過程と、
前記車両装置に前記目的地情報および前記通信機能付乗車券を識別する識別情報を送信する目的地情報送信過程と、
前記目的地情報と前記車両の現在位置を示す現在位置情報とが一致したことを示す降車指示情報を、前記車両搭載装置から受信する降車指示受信過程と、
前記降車指示情報を前記報知手段において報知する降車指示情報報知過程と
を有することを特徴とする車両降車指示方法。 - 請求項1記載の車両乗車指示方法あるいは請求項2記載の車両降車指示方法の何れかを実行することを特徴とする通信機能付乗車券。
- 請求項1記載の車両乗車指示方法あるいは請求項2記載の車両降車指示方法の何れかを実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002193107A JP2004038443A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 車両乗車指示方法、車両降車指示方法、通信機能付乗車券およびプログラム |
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ID=31702141
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004038443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329835A (ja) * | 2004-05-20 | 2005-12-02 | Nec Corp | 携帯情報端末への車内アナウンス方法及び車内アナウンスシステム |
JP6253828B1 (ja) * | 2017-04-27 | 2017-12-27 | 加川 征彦 | 鉄道路線駅表示方法、およびバス路線停留所表示方法 |
-
2002
- 2002-07-02 JP JP2002193107A patent/JP2004038443A/ja active Pending
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