JP2000337917A

JP2000337917A - ナビゲーション装置

Info

Publication number: JP2000337917A
Application number: JP14791699A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Isotani; 俊之磯谷; Chikao Nagasaka; 近夫長坂; Yoshimasa Kunimatsu; 嘉昌國松; Masato Nishikawa; 正人西川
Original assignee: Tokai Rika Co Ltd
Current assignee: Tokai Rika Co Ltd
Priority date: 1999-05-27
Filing date: 1999-05-27
Publication date: 2000-12-08

Abstract

(57)【要約】【課題】実際の車両の駐車位置と本来の目的地との間
の道順をガイドすることができるナビゲーション装置を
提供する。【解決手段】選択した目的地に近い駐車場に到着し、
エンジンアイドリング状態に移行し、ナビゲーション部
３４に駐車信号が入力されると、モニタ２０に現在位置
（駐車位置）から目的地までの残りの経路を示すガイド
地図を所定時間表示する。また、同時に、フロントスピ
ーカ２２から、音声ガイド（例えば、「駐車場を出て右
折し、そのまま△△通りを１００ｍ、□□交差点を渡っ
て左折し２０ｍ」）を出力させる。乗員は、モニタ２０
に表示されているガイド地図を見ながら、音声ガイドを
聞くことにより、これから歩く目的地までの残りの道順
を記憶することができ、降車後は、迷わず目的地まで歩
いていくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置に係り、特に、前記車両の現在位置を把握して目的地
までの道順を案内するナビゲーション装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＧＰＳ（Global Positioning Sys
tem）航法等を利用して、乗員に車両の現在位置を知ら
せたり、目的地まで道案内することができるナビゲーシ
ョン装置が普及している。このナビゲーション装置の利
用走行には、初めての場所でも道に迷いにくい、電話回
線やＦＭから渋滞情報を入手できる、抜け道等を見つけ
やすく渋滞を避けることができる、等の利点がある。

【０００３】ところで、ナビゲーション装置には、目的
地を設定すると、周辺の駐車可能施設を自動的に検索
し、乗員に最適な（目的地に最も近い等）駐車場の位置
を案内する機能が付加されているものもある。この機能
により、目的地近辺まで到着しているのに、駐車場を探
し回って無駄な時間を費やすことを防ぐことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本来の
目的地と駐車場が必ずしも近接しているとは限らず、例
えば、ナビゲーション装置の駐車場案内機能（或いは現
場の標識や係員）によって、本来の目的地とは離れた位
置にある駐車場に誘導された場合、降車後はナビゲーシ
ョン装置を使用できないため、せっかく本来の目的地ま
での道順が分かるのに活用することができず、本来の目
的地に到達するまでに道に迷ってしまうことがあった。

【０００５】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、実際の車両の駐車位置と本来の目的地との
間の道順をガイドすることができるナビゲーション装置
を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、車両に搭載され、前記車
両の現在位置を把握して目的地までの道順を案内するナ
ビゲーション装置であって、必要時に、前記車両の現在
位置から所定の目的地までの道順を示すガイド情報に出
力する出力手段を有する、ことを特徴としている。

【０００７】請求項１に記載の発明によれば、出力手段
によって、必要時に、車両の現在位置から目的地までの
道順を示すガイド情報が出力される。これにより、例え
ば、運転者によって車両を運転している途中で停車し、
同乗者のみが降車して目的地まで歩いて行くときに、車
両の現在位置、すなわち停車（降車）位置から目的地ま
での道順を示すガイド情報を出力させることができる。
同乗者は、降車後、このガイド情報により、目的地まで
迷わずに歩いていくことができる。

【０００８】また、例えば、本来の目的地から離れた位
置にある駐車場に車両を駐車し、目的地に向かって歩い
て行く際に、車両の現在位置、すなわち駐車位置から目
的地までの道順を示すガイド情報を出力させることがで
きる。また、降車後に目的地に向かって歩いている途中
で道に迷ってしまったときに、車両の現在位置、すなわ
ち駐車位置から目的地までの道順を示すガイド情報を出
力させることができる。このガイド情報により、本来の
目的地とは離れた位置にある駐車場に車両を駐車して
も、乗員は迷わずに本来の目的地まで歩いていくことが
できる。

【０００９】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、前記出力手段が、前記車両が駐車され
たときに、ガイド情報を出力する、ことを特徴としてい
る。

【００１０】請求項２に記載の発明によれば、出力手段
では、車両が駐車されたときに、車両の現在位置、すな
わち車両の駐車位置から目的地までの道順を示すガイド
情報が出力される。これにより、本来の目的地とは離れ
た位置にある駐車場に車両を駐車しても、乗員は迷わず
に本来の目的地まで歩いていくことができる。また、例
えば、駐車する予定の駐車場が満車等により利用するこ
とができず、急遽他の駐車場等に駐車した場合でも、実
際に駐車した位置からの道順が報知されるので、乗員は
迷わずに本来の目的地まで歩いていくことができる。

【００１１】請求項３に記載の発明は、車両に搭載さ
れ、前記車両の現在位置を把握して目的地までの道順を
案内するナビゲーション装置であって、前記車両を駐車
するための施設を自動的に検索する検索手段と、必要時
に、前記検索手段により検索された前記施設から所定の
目的地までの道順を示すガイド情報を出力する出力手段
と、を有することを特徴としている。

【００１２】請求項３に記載の発明によれば、検索手段
により、車両を駐車するための施設（例えば、目的地に
最も近い駐車場、目的地周辺で空車状態の駐車場など）
が自動的に検索される。出力手段によって、必要時に、
検索された車両を駐車するための施設から目的地までの
道順を示すガイド情報が出力される。

【００１３】これにより、本来の目的地とは離れた位置
にある駐車場に車両を駐車し、本来目的地まで歩いて行
かなければならなくても、必要なときに、例えば車両駐
車時、降車時、降車後に道に迷った時等に、ガイド情報
を出力させることができ、乗員は迷わずに本来の目的地
まで歩いていくことができる。

【００１４】また、車両を駐車するための施設が予め検
索されるので、実際に車両を駐車する前に、予めガイド
情報を出力しておくこともでき、例えば、急いでいる場
合は、乗員は駐車後直ちに降車して目的地に向かうこと
もできる。

【００１５】請求項４に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３の何れか１項に記載の発明において、前記出力手
段が、音声出力装置に前記ガイド情報を出力する、こと
を特徴としている。

【００１６】請求項４に記載の発明によれば、出力手段
から音声出力装置にガイド情報が出力されるので、音声
出力装置によって車両の現在位置或いは車両の駐車施設
から目的地までの道順を音声によってガイドすることが
できる。なお、この音声出力装置は、音声を出力するこ
とができれば如何なるものでもよく、例えば車両に搭載
されているオーディオ装置のスピーカのような車載型音
声出力装置でもよいし、携帯用音響装置（ポータブルＭ
Ｄプレーヤー等）のような携帯型音声出力装置でもよ
い。

【００１７】これにより、乗員は、車載型音声出力装置
の場合は、目的地までの道順を覚えて降車し、迷わずに
本来の目的地まで歩いていくことができる。また、携帯
型音声出力装置の場合は、目的地までの道順を聞きなが
ら、迷わずに本来の目的地まで歩いていくことができ
る。

【００１８】請求項５に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３の何れか１項に記載の発明において、前記出力手
段が、プリンタに前記ガイド情報を出力する、ことを特
徴としている。

【００１９】請求項５に記載の発明によれば、出力手段
からプリンタにガイド情報が出力されるので、プリンタ
によってガイド情報（車両の現在位置或いは車両の駐車
施設から目的地までの道順を示す地図、文字等）を印刷
することができる。乗員は、ガイド情報が印刷された用
紙を手に持ち、迷わずに本来の目的地まで歩いていくこ
とができる。

【００２０】請求項６に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３の何れか１項に記載の発明において、前記出力装
置が、情報報知機能を備えている個人情報端末装置に前
記ガイド情報を出力する、ことを特徴としている。

【００２１】請求項６に記載の発明によれば、出力手段
から情報報知機能を備えている個人情報端末装置にガイ
ド情報が出力されるので、個人情報端末装置によってガ
イド情報（車両の現在位置或いは車両の駐車施設から目
的地までの道順を示す地図、文字、音声等）を報知する
ことができる。乗員は、個人情報端末装置を携帯し、且
つこの個人情報端末にガイド情報を報知させながら（例
えば、ディスプレイにガイド情報を表示させる等）、迷
わずに本来の目的地まで歩いていくことができる。

【００２２】請求項７に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３の何れか１項に記載の発明において、前記出力装
置が、情報報知機能を備えている携帯型モニタ装置に前
記ガイド情報を出力する、ことを特徴としている。

【００２３】請求項７に記載の発明によれば、出力手段
から携帯型モニタ装置にガイド情報が出力されるので、
携帯型モニタ装置によってガイド情報（車両の現在位置
或いは車両の駐車施設から目的地までの道順を示す地
図、文字等）を表示することができる。乗員は、携帯型
モニタ装置を携帯し、且つ携帯型モニタ装置に表示され
ているガイド情報を見ながら、迷わず本来の目的地まで
歩いていくことができる。

【００２４】なお、この携帯型モニタには、ナビゲーシ
ョン装置に備えられているモニタを車両からバッテリを
内蔵させて、車両から着脱可能にしたものを用いてもよ
いし、ガイド情報表示専用の携帯モニタでもよい。

【００２５】

【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の１例を詳細に説明する。

【００２６】図１には、本発明が適用されているナビゲ
ーション装置が搭載された車両内部の概略構成が示され
ている。

【００２７】図１に示されるように、車両１０には、ナ
ビゲーション装置１２が搭載されている。ナビゲーショ
ン装置１２は、本体１６とアンテナ１８とモニタ２０と
で構成されている。

【００２８】アンテナ１８では、ＧＰＳ衛星からの電波
を受信するようになっている。本体１６は、この電波か
ら車両１０の現在位置を把握し、モニタ２０に情報を表
示させたり（画面案内）、車両１０に搭載されている図
示しないＣＤプレーヤーやＤＶＤプレーヤー等のオーデ
ィオ用に設けられているフロントスピーカ２２から音声
を流したり（音声案内）して、現在位置や、目的地まで
の道順をユーザに知らせることができるようになってい
る。

【００２９】モニタ２０は、画面がタッチスクリーンに
なっており、ユーザはモニタ２０の画面上を指で触れる
ことにより、目的地設定、道案内モード設定（画面案内
／音声案内／画面案内と音声案内の併用）、駐車場案内
のＯＮ／ＯＦＦ設定（目的地に近い駐車場に案内する／
しない）等の操作を行なうことができるようになってい
る。

【００３０】図２には、ナビゲーション装置１２の詳細
構成が示されている。図２に示されるように本体１６
は、現在位置認識部３０、地図データ記憶部３２、ナビ
ゲーション部３４を備えている。

【００３１】現在位置認識部３０は、アンテナ１８に接
続されており、ＧＰＳにより車両の現在の位置を認識す
るようになっている。詳しくは、アンテナ１８によって
受信した３つ、又は４つのＧＰＳ衛星からの電波（軌道
情報や時刻の情報を含んでいる）を解析し、受信した各
ＧＰＳ衛星からの電波が到達するまでに要した時間を求
め、各ＧＰＳ衛星までの距離を演算することにより、車
両の現在位置を求めるようになっている。

【００３２】地図データ記憶部３２は、日本全国、或い
は関東、東北等の地域ごとの地図データが予め記憶され
ている。この地図データには、道路、鉄道、ＧＳ等の目
印となる建物といった情報の他に、駐車場の所在位置情
報も含まれている。

【００３３】ナビゲーション部３４は、現在位置認識部
３０と地図データ記憶部３２と接続されている。また、
モニタ２０及びフロントスピーカ２２とも接続されてい
る。

【００３４】ナビゲーション部３４は、地図データ記憶
部３２から必要な地域の地図データを読み出して、モニ
タ２０（図１参照）に地図を表示させることができるよ
うになっている。また、現在位置認識部３０で認識した
車両の現在位置を、モニタ２０の地図上に所定マークを
表示（以下、このときのモニタ２０の画面表示を「現在
位置画面」という）することができるようになってい
る。これにより、乗員は、車両の現在位置を把握するこ
とができる。なお、表示する地図の縮尺は適宜変えられ
るようになっている。

【００３５】また、ナビゲーション部３４では、乗員に
より、モニタ２０の画面を指で触れることによって目的
地が設定された場合には、現在位置から目的地までの経
路を決定するようになっている。また、駐車場案内がＯ
Ｎに設定されている場合は、地図データ記憶部３２に記
憶されている駐車場の所在地情報から目的地周辺の駐車
場を検索し、最も目的地に近い駐車場を選択し、該駐車
場までの経路を決定するようになっている。

【００３６】ナビゲーション部３４は、この決定した経
路に従って走行するように、モニタ２０の現在位置画面
に進行方向を示すマークを表示したり（画面案内）、フ
ロントスピーカ２２から「右折」、「左折」、「直進」
等を指示する音声を流したりして（音声案内）誘導し、
目的地又は選択された駐車場までの道案内をするように
なっている。

【００３７】なお、画面案内、音声案内、或いは画面案
内と音声案内の両方を行なうかは、モニタ２０の画面に
触れることによって、乗員により設定された案内モード
に従って選択されて実行されるようになっている。ま
た、音声案内は、フロントスピーカ２２の代わりに、車
両の後方に備えられているバックスピーカ（図示省略）
や、ドアに備えられているサイドスピーカ（図示省略）
から音声を流して行なうようにしてもよいし、ナビゲー
ション装置１２に音声案内用スピーカを備えさせてもよ
い。また、これらのスピーカ（フロントスピーカ、バッ
クスピーカ、サイドスピーカ、ナビゲーション装置の音
声案内用スピーカ）のうち複数のスピーカから音声を流
して音声案内を行なうようにしてもよい。

【００３８】また、ナビゲーション部３４には、車両１
０から車両の駐車開始を示す駐車信号が入力されるよう
になっている。この駐車信号は、パーキング状態に移行
したときに入力されるようになっている。本実施の形態
では、エンジンアイドリング状態で、且つＰＫＢ（ParK
ing Brake）２４がＯＮ状態で、且つシフトレバー２６
がＰ（Parking）モード状態になったときにパーキング
状態に移行したとして、駐車信号がナビゲーション部３
４に入力されるようになっている（図１参照）。

【００３９】なお、エンジンアイドリング状態、ＰＫＢ
２４がＯＮ状態、シフトレバー２６がＰモード状態、イ
グニッションキースイッチ２８がＯＮからＯＦＦ（又は
Ｌｏｃｋ）に操作されたとき等、駐車に関わる何れかの
操作がなされたとき、あるいは、これらの操作が２つ以
上組み合わせて行なわれたときに、駐車信号がナビゲー
ション部３４に入力されるようにしてもよい。

【００４０】ナビゲーション部３４は、駐車場案内がＯ
Ｎに設定されている場合に駐車信号が入力されると、現
在位置（駐車位置）から目的地までの残りの経路のガイ
ド地図をモニタ２０に所定時間表示させるようになって
いる。また、同時に、フロントスピーカ２２に、音声ガ
イド（例えば、「駐車場を出て右折し、そのまま△△通
りを１００m、□□交差点を渡って左折し２０ｍ」）を
出力させるようになっている。

【００４１】次に、本実施の形態の作用として、所望の
目的地が設定され、駐車場案内がＯＮに設定されている
場合のナビゲーション装置１２の処理について、図３を
参照して説明する。

【００４２】モニタ２０の画面に触れることによって、
乗員により所望の目的地が設定され、駐車場案内がＯＮ
に設定されると、ナビゲーション装置１２では、設定さ
れた目的地の周辺の駐車場を検索し、目的地に最も近い
駐車場を選択し、この駐車場までの経路を決定する（ス
テップ１００）。

【００４３】次いで、ステップ１０２では、選択された
駐車場まで決定された経路に従って走行するように、乗
員を誘導する。このとき、乗員により案内モードに画面
案内が設定されている場合は、モニタ２０の現在位置画
面に進行方向を示すマークを表示して、駐車場まで誘導
し、音声案内が選択されている場合は、フロントスピー
カ２２から右折、左折、直進等を指示する音声を流して
駐車場まで誘導する。画面案内と音声案内の併用が選択
されている場合は、両者を行なって駐車場まで誘導す
る。

【００４４】ステップ１００で選択された駐車場に到着
し、パーキング状態（エンジンアイドリング状態、且つ
ＰＫＢ２４がＯＮ状態、且つシフトレバー２６がＰモー
ド状態に操作された状態）に移行し、ナビゲーション部
３４に駐車信号が入力されると、ステップ１０４で肯定
判定され、ステップ１０６に移行する。

【００４５】ステップ１０６では、モニタ２０に現在位
置（駐車位置）から目的地までの残りの経路を示すガイ
ド地図を所定時間表示させる。また、同時に、フロント
スピーカ２２から、音声ガイド（例えば、「駐車場を出
て右折し、そのまま△△通りを１００m、□□交差点を
渡って左折し２０ｍ」）を出力させる（ステップ１０
８）。

【００４６】乗員は、モニタ２０に表示されているガイ
ド地図を見ながら、音声ガイドを聞くことにより、これ
から歩く目的地までの残りの道順を記憶することがで
き、降車後は、迷わず目的地まで歩いていくことができ
る。

【００４７】なお、上記では、駐車場案内機能によっ
て、目的地に最も近い駐車場が自動的に検索されて選択
される（ステップ１００参照）としたが、本発明はこれ
に限定されるものではない。例えば、目的地周辺（例え
ば目的地から５００ｍ以内）の空車状態の駐車場が検索
されるようにしてもよい。

【００４８】このとき、複数の駐車場が検索された場合
には、モニタ２０の画面上に触れる等によって乗員によ
り駐車する駐車場を１つ選択させて、選択された駐車場
まで誘導し、この駐車場から目的地までのガイド情報を
出力するようにしてもよい。或いは、検索された駐車場
のうちの何れか１つに到着しパーキング状態になったと
きに駐車信号が入力されるようにし、検索された駐車場
のうち、実際に到着した駐車場から目的地までのガイド
情報を出力するようにしてもよい。

【００４９】また、上記では、駐車位置から目的地まで
の道順を示すガイド情報として、音声ガイドをフロント
スピーカ２２から出力させたが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。

【００５０】例えば、車両１０にナビゲーション装置１
２に接続されたプリンタ５０を備えておき、このプリン
タ５０にガイド情報を出力するようにしてもよい（図４
（Ａ）参照）。

【００５１】この場合、例えば、駐車してモニタ２０に
ガイド地図が表示されたときに、モニタ２０の画面に触
れる等によって乗員により印刷が指示されたら、ガイド
情報としての目的地までの地図（例えば、モニタ２０に
表示されているガイド地図、分かり易く調整された地
図、印刷用に色数を減らしたりサイズ小さくして簡略化
した地図等）を用紙５２に印刷するようにするとよい。
乗員は地図が印刷された用紙５２を持って降車すること
ができ、地図が印刷された用紙５２を片手に、安心して
目的地までいくことができる。

【００５２】なお、プリンタ５０は、黒色単色ドットプ
リンタ（例えば、レシート用プリンタ）のような簡易な
もので十分である。また、当然ながら、目的地までの道
順を示すテキスト（例えば、「駐車場を出て右折し、そ
のまま△△通りを１００m、□□交差点を渡って左折し
２０ｍ」）を地図の代わりに印字してもよいし、地図と
ともにテキストを印字してもよい。

【００５３】また、携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベル、
モバイルＰＣ等の個人情報端末（以下、Personal Data
Assistantを略して「ＰＤＡ」という）６０にガイド情
報を出力するようにしてもよい（図４（Ｂ）参照）。

【００５４】この場合、例えば、ＰＤＡ６０と着脱可能
な所定のコード６２を介して、ナビゲーション装置１２
とＰＤＡ６０を接続しておく。そして、駐車してモニタ
２０にガイド地図が表示されたときに、モニタ２０の画
面に触れる等によって乗員により印刷が指示されたら、
ガイド情報として目的地までの地図（例えば、モニタ２
０に表示されているガイド地図、分かり易く調整された
地図、伝送用に色数を減らしたりサイズ小さくして簡略
化した地図等）データをナビゲーション装置１２からＰ
ＤＡ６０に送信するようにするとよい。乗員は、コード
６２をＰＤＡ６０から取り外し、ＰＤＡ６０のみを車外
に持ち出すことができ、ＰＤＡ６０のディスプレイに目
的地までの地図を表示させながら、安心して目的地まで
いくことができる。

【００５５】また、ナビゲーション装置１２に送受信装
置を備えておき、ＰＤＡを携帯して降車後、道に迷った
場合に、ＰＤＡ６０からナビゲーション装置１２の送受
信装置に通信して、目的地までの地図（例えば、モニタ
２０に表示されているガイド地図、分かり易く調整され
た地図、伝送用に色数を減らしたりサイズ小さくして簡
略化した地図等）データをＰＤＡ６０に送信させるよう
にしてもよい。

【００５６】また、当然ながら、目的地までの道順を示
すテキストデータ（例えば、「駐車場を出て右折し、そ
のまま△△通りを１００m、□□交差点を渡って左折し
２０ｍ」）を地図データの代わりにＰＤＡ６０に送信し
てもよいし、地図データとともにテキストデータを送信
してもよい。

【００５７】さらに、携帯可能なモニタ７０にガイド情
報を出力するようにしてもよい（図４（Ｃ）参照）。

【００５８】この場合、例えば、モニタ２０とは別に、
バッテリーが内蔵された小型の専用モニタ７０を備え、
且つ専用モニタ７０と着脱可能な所定のコード７２を介
して、ナビゲーション装置１２と専用モニタ７０を接続
しておく。そして、駐車してモニタ２０にガイド地図が
表示されたときに、モニタ２０の画面に触れる等によっ
て乗員により印刷が指示されたら、ガイド情報として目
的地までの地図（例えば、モニタ２０に表示されている
ガイド地図、分かり易く調整された地図、伝送用に色数
を減らしたりサイズ小さくして簡略化した地図等）デー
タをナビゲーション装置１２から専用モニタ７０に送信
するようにするとよい。

【００５９】乗員は、コード７２を専用モニタ７０から
取り外し、モニタ７０のみを車外に持ち出すことがで
き、専用モニタ７０に目的地までの地図を表示させなが
ら、安心して目的地までいくことができる。

【００６０】また、当然ながら、目的地までの道順を示
すテキストデータ（例えば、「駐車場を出て右折し、そ
のまま△△通りを１００m、□□交差点を渡って左折し
２０ｍ」）を地図データの代わりにモニタ７０に送信し
てもよいし、地図データとともにテキストデータ送信し
てもよい。

【００６１】また、ナビゲーション装置１２のモニタ２
０にバッテリーを内蔵しておき、また、車両１０から持
ち出し可能なように、着脱可能な所定のコード７２によ
って本体１６と接続しておいてもよい。この場合、乗員
が駐車場に駐車して降車する際に、ガイド地図が表示さ
れている状態でモニタ２０を取り外し、車外に持ち出す
ことができ、モニタ２０に表示されているガイド地図を
見ながら、安心して目的地までいくことができる。

【００６２】なお、当然ながら、モニタ２０には、ガイ
ド地図ではなく、目的地までの道順を示すテキスト（例
えば、「駐車場を出て右折し、そのまま△△通りを１０
０m、□□交差点を渡って左折し２０ｍ」）を表示して
もよいし、ガイド地図とともにテキストを表示してもよ
い。

【００６３】また、上記では、ナビゲーション装置に駐
車信号が入力されたら、ガイド情報を出力するようにし
たが、本発明はこれに限定されるものではない。車両が
駐車していなくても、モニタ２０の画面に触れる等によ
って、乗員によりガイド情報の出力が指示されたら、前
述のステップ１００で選択された駐車場から目的地まで
の道順を示すガイド情報を出力するようにしてもよい。

【００６４】これにより、予めガイド情報を報知装置に
出力させておくことができるので、急いでいる場合は、
乗員は、駐車後直ちに降車して目的地に向かうことがで
きる。

【００６５】また、上記では、駐車場案内機能によって
目的地周辺の駐車場を検索し、最も目的地に近い駐車場
まで車両を誘導し、該駐車場から本来の目的地までの道
順をガイド情報として出力する場合を例に説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。

【００６６】例えば、駐車場案内機能をＯＦＦに設定し
ている場合、或いは駐車場案内機能がないナビゲーショ
ン装置１２の場合は、実際に車両が駐車した位置（パー
キング状態のときの車両の現在位置）から目的地までの
道順を示すガイド情報を出力するようにしてもよい。

【００６７】また、駐車場案内機能をＯＮに設定してい
る場合でも、実際に車両が駐車した位置（パーキング状
態のときの車両の現在位置）から目的地までの道順を示
すガイド情報を出力するようにしてもよい。これによ
り、例えば、ステップ１００で選択された駐車場が満車
状態等で利用することができず、急遽他の駐車場を探し
て駐車した場合でも、実際の駐車位置からの道順がガイ
ドされるので、迷わずに本来の目的地まで歩いていくこ
とができる。

【００６８】

【発明の効果】上記に示したように、本発明のナビゲー
ション装置は、実際の車両の駐車位置と本来の目的地と
の間の道順をガイドすることができるという優れた効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態におけるナビゲーション装置が載
置された車両内の外観図である。

【図２】本実施の形態におけるナビゲーション装置の詳
細構成を示すブロック図である。

【図３】本実施の形態における処理の流れを示すフロー
チャートである。

【図４】その他の実施の形態を示し、（Ａ）はガイド情
報の出力先がプリンタの場合、（Ｂ）はガイド情報の出
力先がＰＤＡの場合、（Ｃ）はガイド情報の出力先が携
帯型の専用モニタの場合の概略図である。

【符号の説明】

１０車両１２ナビゲーション装置１６本体１８アンテナ２０モニタ２２フロントスピーカ（音声出力装置）３０現在位置認識部３２地図データ記憶部３４ナビゲーション部（出力手段、検索手段）５０プリンタ５２用紙６０個人情報端末（個人情報端末装置）７０専用モニタ（携帯型モニタ装置）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者國松嘉昌愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者西川正人愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地株式会社東海理化電機製作所内Ｆターム(参考） 2F029 AA02 AB07 AC02 AC18 5H180 AA01 BB05 BB13 FF05 FF22 FF25 FF27 FF32

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両に搭載され、前記車両の現在位置を
把握して目的地までの道順を案内するナビゲーション装
置であって、必要時に、前記車両の現在位置から所定の目的地までの
道順を示すガイド情報に出力する出力手段を有する、ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項２】前記出力手段が、前記車両が駐車された
ときに、ガイド情報を出力する、ことを特徴とする請求項１に記載のナビゲーション装
置。
【請求項３】車両に搭載され、前記車両の現在位置を
把握して目的地までの道順を案内するナビゲーション装
置であって、前記車両を駐車するための施設を自動的に検索する検索
手段と、必要時に、前記検索手段により検索された前記施設から
所定の目的地までの道順を示すガイド情報を出力する出
力手段と、を有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項４】前記出力手段が、音声出力装置に前記ガ
イド情報を出力する、ことを特徴とする請求項１乃至請求項３に記載のナビゲ
ーション装置。
【請求項５】前記出力手段が、プリンタに前記ガイド
情報を出力する、ことを特徴とする請求項１乃至請求項３に記載のナビゲ
ーション装置。
【請求項６】前記出力装置が、情報報知機能を備えて
いる個人情報端末装置に前記ガイド情報を出力する、ことを特徴とする請求項１乃至請求項３に記載のナビゲ
ーション装置。
【請求項７】前記出力手段が、携帯型モニタ装置に前
記ガイド情報を出力する、ことを特徴とする請求項１乃至請求項３に記載のナビゲ
ーション装置。