JP2004038436A - 生産管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、製品の加工工程において作業者が次に加工すべき製品を速やかに把握でき生産活動を円滑に行える生産管理装置を提供することにある。
【解決手段】複数の工程毎に自工程での加工作業が完了すると作業完了データを送信するための無線式携帯端末1を配置する。各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバ2は、作業完了データを受信すると加工作業を完了した当該工程において加工すべき製品の工程滞留日数、作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数および当該工程の作業者の作業能力指数に基づき当該工程で加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末1に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の工程毎に自工程での加工作業が完了すると作業完了データを送信するための無線式携帯端末1を配置する。各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバ2は、作業完了データを受信すると加工作業を完了した当該工程において加工すべき製品の工程滞留日数、作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数および当該工程の作業者の作業能力指数に基づき当該工程で加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末1に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製品を加工する複数の工程から成る生産設備における各工程において加工作業すべき製品を適切に指示する生産管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車部品等の製品は複数の工程を経て加工される。このような生産設備では生産管理と実績収集を行うために計算機システム利用した生産管理装置が用いられている。生産管理装置はリアルタイムな生産実績情報の収集と、生産現場を管理監督する管理者が生産活動を円滑に行う上での判断基準となる生産計画の照会を主眼にしている。
【0003】
このため、生産現場で作業を行う作業者には生産実績情報を入力する利点が感じられず、延いては、迅速且つリアルタイムな生産実績情報の収集に限界が生じている。
【0004】
この様な背景の中、部品の加工工場では製品の組立工場のように組立てるものが製品に直結しておらず、且つ組立工場では、製晶出荷目が明確で受注から出荷までの生産計画が比較的容易に立案出来るのに比べ、加工工場の現場では生産計画が立て難いというのが実状である。
【0005】
加工工場は複数(多数)の工程をへて製品を加工するが、各工程ではこれから加工作業を行うべき製品が滞留しているのが現状である。このため、作業者は現在加工作業を行っているものが完了したら、次に処理すべき製品を滞留している製品のなかから判断し取出す必要がある。また、作業者白身で判断出来ないものについては現場管理者の判断を仰がなければならない状況が生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術は、作業者が加工作業を行いながら次に処理すべき製品を常に意識しながら作業を行わなければならず、あるいは現場管理者の判断を仰がなければならないた為に、生産活動を円滑にできないという問題点を有している。
【0007】
本発明の目的は、製品の加工工程において作業者が次に加工すべき製品を速やかに把握でき生産活動を円滑に行える生産管理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、複数の工程毎に自工程での加工作業が完了すると作業完了データを送信するための無線式携帯端末を配置し、各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバは、作業完了データを受信すると加工作業を完了した当該工程において加工すべき製品の工程滞留日数、作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数および当該工程の作業者の作業能力指数に基づき当該工程で加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしたことにある。
【0009】
本発明は各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバが作業完了データを送信した工程で次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしているので、作業者が次に加工すべき製品を判断することなく速やかに把握でき生産活動に専念できるので生産活動を円滑に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的に説明する。
図1に本発明の一実施例を示す。
図1において、本発明の生産管理装置は、自工程での加工作業が完了すると生産実績データ(作業完了データ)を入カして無線で送信する無線式携帯端末1と、生産実績データを受信する加工作業を完了した当該工程において次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信する管理サーバ2とから構成される。無線式携帯端末1は複数の工程毎に配置される。
【0011】
作業者は現在進行中の加工作業が終了すると無線式携帯端末1の入力部3に生産実績データを入力して通信処理部4から管理サーバ2に送信する。管理サーバ2の通信処理部5で受信された生産実績データはデータチェック部7に入力される。データチェック部7は仕掛ファイル8のデータを用いて生産実績データの合理性チェックして実績データ登録部9に与える。
【0012】
実績データ登録部9は、入カした生産実績データに基いて仕掛工程ファイル6の該当工程に実績データと御述する各種計算結果を格納すると共に、生産実績ファイル10に実績データとして格納する。また、実績データ登録部9は作業に要した時間を標準能力マスタ14と比較して、作業者毎の能力指数を管理する担当能力ファイル15の作業者指数を更新する。
【0013】
作業者の能力指数の確定方法は、標準能力時間を100%とした場合に、各作業者が作業に要した時間の比率で計算され、結果を常に作業工程別の作業者コード毎に最新データとして格納する。
【0014】
次に、実績データ登録部9は工程仕掛分布処理部11に処理要求を行い、各工程毎に時時刻々変化する作業の仕掛状態を仕掛工程ファイル6から求め、何処の工程にどのロット番号(製品番号)が滞留しているかを判断し、仕掛分布ファイル12に格納させる。
【0015】
実績データ登録部9は工程仕掛分布処理部11への処理要求が終了すると、作業指示処理部13に処理要求を行う。作業指示処理部13は、予め仕掛工程ファイル6格納されている作業の遅れ進み日数と工程滞留日数と各工程の仕掛状態が格納された仕掛分布ファイル12のデータに基いて、次に作業を開始すべき最も適当な作業ロットを決定する。すなわち、次に加工する製品の作業優先度を求める。
【0016】
作業指示処理部13は次に加工する製品の作業優先度を処理応答として返信する伝文の作成を行い通信処理部5から携帯端末1に送信する。作業指示処理部13で作成した次に加工する製品の作業優先度の伝文は携帯端末1の表示部18に表示される。
【0017】
実績データ登録部9の処理を図2を参照して説明する。
実績データ登録部9はステップ90からステップ95において、ステップ96で計算するパラメータ情報を求める。生産実績データ(作業完了データ)の工程コード(B)とロット番号(C)を基に処理が開始され、ステッブ90では、工程コード(B)が加工作業工程の最初の工程かを仕掛工程ファイル6より判定し、最初の工程であれば工程コード(B)の前工程は有り得ないものとしてステップ92で前工程の完了実績日(E)を当日と決定する。
【0018】
工程コード(B)が最初の工程でなければステヅプ91とびステップ93において、仕掛工程ファイル6から前工程実績データを取得し、前工程の完了実績日(E)を決定する。
【0019】
仕掛工程ファイル6には図5に示すように、ロット番号、工程コード、完了予定日、完了実績日、仕掛状態、遅れ進み日数、滞留日数、リードタイム、担当者コード、実績数量等が格納されている。
【0020】
次にステッブ94では該当ロット番号の工程完了予定日(F)と最終レコード更新日(G)を取得する。標準能力マスタ14には、工程間の段取り時間を含めた作業者1人が作業に要する時問が設定されている。ステップ95では生産実績データの工程コード(B)と担当者コード(A)によって標準能力時間(H)を取得する。
【0021】
ステップ95からステップ96に移り、ステップ90からステッブ95で求められたデータに基いて工程リードタイム(W)と遅れ進み日数(X)、工程滞留日数(Y)、担当能力指数%(Z)を次式によって計算する。
工程リードタイム(W)=自工程の完了実績(当日)一前工程の完了実績日時(E)
…(数1)遅れ進み日数(X)=白工程の完了予定日(F)一自工程の完了実績日(当日)…(数2)
工程滞留日数(Y)=自工程の完力実績日(当日)一最終レコード更新目(G)…(数3)
担当能カ指数(Z)=工程リードタイム(W)×100%÷標準能カ指数(分)…(数4)ステップ96で求められた(W)、(X)、(Y)、(Z)の各値は、最終的に次作業の作業指示決定に用いるために仕掛工程ファイル6と担当能力ファイル15に格納される。
【0022】
次に工程仕掛分布処理部11で各工程毎の負荷状態を求めることについて図3を参照して説明する。
【0023】
仕掛工程ファイル6には、図5に示すように各ロット番号毎にどの工程を経て製品が流れて行くかを管理する為に工程系列毎の順番でレコードが構成されており、生産実績データを受信する度に現在の仕掛工程にフラグが立つようになる。したがって、ロット番号と各工程の仕掛フラグから最新の仕掛工程とそのロット番号及び仕掛数量を求めることができる。
【0024】
ステップ111からステップ114において各工程の仕掛状態を算出し、仕掛分布ファイル12に格納する。仕掛分布ファイル12には図6に示すように、製品の品種がどの工程で加工されるかのデータが格納されている。
【0025】
図4に作業指示処理部13で次に開始すべき加工作業を決定するフローを示す。
【0026】
作業指示処理部13はステップ131にて自工程に現在仕掛かっている製品数を抽出する。製品数は仕掛ロット番号を調べて抽出する。製品数の抽出は、前述した仕掛分布ファイル12を調査すれば、自工程の仕掛状況が判明する。
【0027】
ステップ132において仕掛ロット数が0個で仕掛が無いと判断するとステップ133に移行して応答伝文に「次作業の無し」を設定し携帯端末1に返答する。自工程に1個以上の製品が仕掛かっている場合には、最初にステップ134にて最短納期のロットデータが最優先で選択され1個か複数個(n個)かを判定する。ステップ134で1個と判定するとステップ135に移行して応答伝文に「1個のロット番号を次作業」に設定し携帯端末1に返答する。
【0028】
同一納期の製品が複数個自工程に仕掛かっている場合は、次作業の決定論理によるロットの選択が行われる。次作業の決定は図2に示すステップ96の計算結果を用いて行われる。
【0029】
まず、ステップ136で同一納期製品の全ての仕掛ロット番号を抽出し仕掛工程ファイル6から実績データを取得する。ステップ137に移行して、図2のステップ96で求めた遅れ進み日数(X)において遅れが生じているロットに対し遅れ日数に重み付けデータの「5」が掛け合わされる。つまり、遅れ日数×5がその値になる。次に工程滞留日数(Y)に同じく重み付けデータの「3」が掛け合わされる。つまり、滞留日数×3がその値になる。この計算結果で総和が最も大きい値のものが次作業の開始ロットとして選択侯補になる。
【0030】
しかしながら、この値だけを採用した場合、次工程の作業負荷を無視する事になり、次工程の過負荷を招く恐れが生じる。つまり、次工程に製品ロットが数多く仕掛かっている場合は、製品の流れを円滑にする為に極カ、次工程に製品を流さない様にする必要がある。
【0031】
ステップ138において次工程の仕掛個数を判定し1個の場合にはステップ139に移り応答伝文に「遅れ進み日数(X)が最大のロット番号を次作業」に設定し携帯端末1に返答する。
【0032】
一方、ステップ138において次工程の仕掛個数が複数個(n個)と判定すると、ステップ140で次工程の負荷{工程滞留日数(Y)}を求めステップ141において自工程の遅れ進み日数(X)と次工程負荷(Y)によって次に加工する作業を決定する。このように、各工程問の負荷バランスを調整して次作業を決定する。作業指示処理部13で作成する応答伝文の一例を図7に示す。
【0033】
このようにして各工程毎の次作業を決定するのであるが、各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバが作業完了データを送信した工程で次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしているので、作業者が次に加工すべき製品を判断することなく速やかに把握でき生産活動に専念できるので生産活動を円滑に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバが作業完了データを送信した工程で次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしているので、作業者が次に加工すべき製品を判断することなく速やかに把握でき生産活動に専念できるので生産活動を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明を説明するためのフローチャートである。
【図5】仕掛工程ファイルの一例構成図である。
【図6】仕掛分布ファイルの一例構成図である。
【図7】応答伝文の一例構成図である。
【符号の説明】
1…無線式携帯端末、2…管理サーバ、3…入力部、4、5…通信処理部、6…仕掛工程ファイル、7…データチェック部、8…仕掛ファイル、9…実績データ登録部、10…生産実績ファイル、11…工程仕掛分布処理部、12…仕掛分布ファイル、13…作業指示処理部、14…標準能力マスタ、15…担当能力ファイル。
【発明の属する技術分野】
本発明は製品を加工する複数の工程から成る生産設備における各工程において加工作業すべき製品を適切に指示する生産管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車部品等の製品は複数の工程を経て加工される。このような生産設備では生産管理と実績収集を行うために計算機システム利用した生産管理装置が用いられている。生産管理装置はリアルタイムな生産実績情報の収集と、生産現場を管理監督する管理者が生産活動を円滑に行う上での判断基準となる生産計画の照会を主眼にしている。
【0003】
このため、生産現場で作業を行う作業者には生産実績情報を入力する利点が感じられず、延いては、迅速且つリアルタイムな生産実績情報の収集に限界が生じている。
【0004】
この様な背景の中、部品の加工工場では製品の組立工場のように組立てるものが製品に直結しておらず、且つ組立工場では、製晶出荷目が明確で受注から出荷までの生産計画が比較的容易に立案出来るのに比べ、加工工場の現場では生産計画が立て難いというのが実状である。
【0005】
加工工場は複数(多数)の工程をへて製品を加工するが、各工程ではこれから加工作業を行うべき製品が滞留しているのが現状である。このため、作業者は現在加工作業を行っているものが完了したら、次に処理すべき製品を滞留している製品のなかから判断し取出す必要がある。また、作業者白身で判断出来ないものについては現場管理者の判断を仰がなければならない状況が生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術は、作業者が加工作業を行いながら次に処理すべき製品を常に意識しながら作業を行わなければならず、あるいは現場管理者の判断を仰がなければならないた為に、生産活動を円滑にできないという問題点を有している。
【0007】
本発明の目的は、製品の加工工程において作業者が次に加工すべき製品を速やかに把握でき生産活動を円滑に行える生産管理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、複数の工程毎に自工程での加工作業が完了すると作業完了データを送信するための無線式携帯端末を配置し、各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバは、作業完了データを受信すると加工作業を完了した当該工程において加工すべき製品の工程滞留日数、作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数および当該工程の作業者の作業能力指数に基づき当該工程で加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしたことにある。
【0009】
本発明は各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバが作業完了データを送信した工程で次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしているので、作業者が次に加工すべき製品を判断することなく速やかに把握でき生産活動に専念できるので生産活動を円滑に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的に説明する。
図1に本発明の一実施例を示す。
図1において、本発明の生産管理装置は、自工程での加工作業が完了すると生産実績データ(作業完了データ)を入カして無線で送信する無線式携帯端末1と、生産実績データを受信する加工作業を完了した当該工程において次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信する管理サーバ2とから構成される。無線式携帯端末1は複数の工程毎に配置される。
【0011】
作業者は現在進行中の加工作業が終了すると無線式携帯端末1の入力部3に生産実績データを入力して通信処理部4から管理サーバ2に送信する。管理サーバ2の通信処理部5で受信された生産実績データはデータチェック部7に入力される。データチェック部7は仕掛ファイル8のデータを用いて生産実績データの合理性チェックして実績データ登録部9に与える。
【0012】
実績データ登録部9は、入カした生産実績データに基いて仕掛工程ファイル6の該当工程に実績データと御述する各種計算結果を格納すると共に、生産実績ファイル10に実績データとして格納する。また、実績データ登録部9は作業に要した時間を標準能力マスタ14と比較して、作業者毎の能力指数を管理する担当能力ファイル15の作業者指数を更新する。
【0013】
作業者の能力指数の確定方法は、標準能力時間を100%とした場合に、各作業者が作業に要した時間の比率で計算され、結果を常に作業工程別の作業者コード毎に最新データとして格納する。
【0014】
次に、実績データ登録部9は工程仕掛分布処理部11に処理要求を行い、各工程毎に時時刻々変化する作業の仕掛状態を仕掛工程ファイル6から求め、何処の工程にどのロット番号(製品番号)が滞留しているかを判断し、仕掛分布ファイル12に格納させる。
【0015】
実績データ登録部9は工程仕掛分布処理部11への処理要求が終了すると、作業指示処理部13に処理要求を行う。作業指示処理部13は、予め仕掛工程ファイル6格納されている作業の遅れ進み日数と工程滞留日数と各工程の仕掛状態が格納された仕掛分布ファイル12のデータに基いて、次に作業を開始すべき最も適当な作業ロットを決定する。すなわち、次に加工する製品の作業優先度を求める。
【0016】
作業指示処理部13は次に加工する製品の作業優先度を処理応答として返信する伝文の作成を行い通信処理部5から携帯端末1に送信する。作業指示処理部13で作成した次に加工する製品の作業優先度の伝文は携帯端末1の表示部18に表示される。
【0017】
実績データ登録部9の処理を図2を参照して説明する。
実績データ登録部9はステップ90からステップ95において、ステップ96で計算するパラメータ情報を求める。生産実績データ(作業完了データ)の工程コード(B)とロット番号(C)を基に処理が開始され、ステッブ90では、工程コード(B)が加工作業工程の最初の工程かを仕掛工程ファイル6より判定し、最初の工程であれば工程コード(B)の前工程は有り得ないものとしてステップ92で前工程の完了実績日(E)を当日と決定する。
【0018】
工程コード(B)が最初の工程でなければステヅプ91とびステップ93において、仕掛工程ファイル6から前工程実績データを取得し、前工程の完了実績日(E)を決定する。
【0019】
仕掛工程ファイル6には図5に示すように、ロット番号、工程コード、完了予定日、完了実績日、仕掛状態、遅れ進み日数、滞留日数、リードタイム、担当者コード、実績数量等が格納されている。
【0020】
次にステッブ94では該当ロット番号の工程完了予定日(F)と最終レコード更新日(G)を取得する。標準能力マスタ14には、工程間の段取り時間を含めた作業者1人が作業に要する時問が設定されている。ステップ95では生産実績データの工程コード(B)と担当者コード(A)によって標準能力時間(H)を取得する。
【0021】
ステップ95からステップ96に移り、ステップ90からステッブ95で求められたデータに基いて工程リードタイム(W)と遅れ進み日数(X)、工程滞留日数(Y)、担当能力指数%(Z)を次式によって計算する。
工程リードタイム(W)=自工程の完了実績(当日)一前工程の完了実績日時(E)
…(数1)遅れ進み日数(X)=白工程の完了予定日(F)一自工程の完了実績日(当日)…(数2)
工程滞留日数(Y)=自工程の完力実績日(当日)一最終レコード更新目(G)…(数3)
担当能カ指数(Z)=工程リードタイム(W)×100%÷標準能カ指数(分)…(数4)ステップ96で求められた(W)、(X)、(Y)、(Z)の各値は、最終的に次作業の作業指示決定に用いるために仕掛工程ファイル6と担当能力ファイル15に格納される。
【0022】
次に工程仕掛分布処理部11で各工程毎の負荷状態を求めることについて図3を参照して説明する。
【0023】
仕掛工程ファイル6には、図5に示すように各ロット番号毎にどの工程を経て製品が流れて行くかを管理する為に工程系列毎の順番でレコードが構成されており、生産実績データを受信する度に現在の仕掛工程にフラグが立つようになる。したがって、ロット番号と各工程の仕掛フラグから最新の仕掛工程とそのロット番号及び仕掛数量を求めることができる。
【0024】
ステップ111からステップ114において各工程の仕掛状態を算出し、仕掛分布ファイル12に格納する。仕掛分布ファイル12には図6に示すように、製品の品種がどの工程で加工されるかのデータが格納されている。
【0025】
図4に作業指示処理部13で次に開始すべき加工作業を決定するフローを示す。
【0026】
作業指示処理部13はステップ131にて自工程に現在仕掛かっている製品数を抽出する。製品数は仕掛ロット番号を調べて抽出する。製品数の抽出は、前述した仕掛分布ファイル12を調査すれば、自工程の仕掛状況が判明する。
【0027】
ステップ132において仕掛ロット数が0個で仕掛が無いと判断するとステップ133に移行して応答伝文に「次作業の無し」を設定し携帯端末1に返答する。自工程に1個以上の製品が仕掛かっている場合には、最初にステップ134にて最短納期のロットデータが最優先で選択され1個か複数個(n個)かを判定する。ステップ134で1個と判定するとステップ135に移行して応答伝文に「1個のロット番号を次作業」に設定し携帯端末1に返答する。
【0028】
同一納期の製品が複数個自工程に仕掛かっている場合は、次作業の決定論理によるロットの選択が行われる。次作業の決定は図2に示すステップ96の計算結果を用いて行われる。
【0029】
まず、ステップ136で同一納期製品の全ての仕掛ロット番号を抽出し仕掛工程ファイル6から実績データを取得する。ステップ137に移行して、図2のステップ96で求めた遅れ進み日数(X)において遅れが生じているロットに対し遅れ日数に重み付けデータの「5」が掛け合わされる。つまり、遅れ日数×5がその値になる。次に工程滞留日数(Y)に同じく重み付けデータの「3」が掛け合わされる。つまり、滞留日数×3がその値になる。この計算結果で総和が最も大きい値のものが次作業の開始ロットとして選択侯補になる。
【0030】
しかしながら、この値だけを採用した場合、次工程の作業負荷を無視する事になり、次工程の過負荷を招く恐れが生じる。つまり、次工程に製品ロットが数多く仕掛かっている場合は、製品の流れを円滑にする為に極カ、次工程に製品を流さない様にする必要がある。
【0031】
ステップ138において次工程の仕掛個数を判定し1個の場合にはステップ139に移り応答伝文に「遅れ進み日数(X)が最大のロット番号を次作業」に設定し携帯端末1に返答する。
【0032】
一方、ステップ138において次工程の仕掛個数が複数個(n個)と判定すると、ステップ140で次工程の負荷{工程滞留日数(Y)}を求めステップ141において自工程の遅れ進み日数(X)と次工程負荷(Y)によって次に加工する作業を決定する。このように、各工程問の負荷バランスを調整して次作業を決定する。作業指示処理部13で作成する応答伝文の一例を図7に示す。
【0033】
このようにして各工程毎の次作業を決定するのであるが、各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバが作業完了データを送信した工程で次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしているので、作業者が次に加工すべき製品を判断することなく速やかに把握でき生産活動に専念できるので生産活動を円滑に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバが作業完了データを送信した工程で次に加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている携帯端末に送信するようにしているので、作業者が次に加工すべき製品を判断することなく速やかに把握でき生産活動に専念できるので生産活動を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明を説明するためのフローチャートである。
【図5】仕掛工程ファイルの一例構成図である。
【図6】仕掛分布ファイルの一例構成図である。
【図7】応答伝文の一例構成図である。
【符号の説明】
1…無線式携帯端末、2…管理サーバ、3…入力部、4、5…通信処理部、6…仕掛工程ファイル、7…データチェック部、8…仕掛ファイル、9…実績データ登録部、10…生産実績ファイル、11…工程仕掛分布処理部、12…仕掛分布ファイル、13…作業指示処理部、14…標準能力マスタ、15…担当能力ファイル。
Claims (3)
- 製品を加工する複数の工程から成る生産設備において、前記複数の工程毎に配置され、自工程での加工作業が完了すると作業完了データを送信するための無線式携帯端末と、前記携帯端末から作業完了データを受信して各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバを備え、前記管理サーバは前記作業完了データを受信すると、加工作業を完了した当該工程において加工すべき製品の工程滞留日数、作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数および当該工程の作業者の作業能力指数に基づき当該工程で加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている前記携帯端末に送信することを特徴とする生産管理装置。
- 製品を加工する複数の工程から成る生産設備において、前記複数の工程毎に配置され、自工程での製品の加工作業が完了すると工程コード、作業完了製品のロット番号および担当作業者コードを含む作業完了データを送信するための無線式携帯端末と、前記携帯端末から作業完了データを受信して各工程毎の作業仕掛状況を管理する管理サーバを備え、前記管理サーバは前記作業完了データを受信すると、加工作業を完了した当該工程において加工すべき製品の工程滞留日数、作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数および作業者の製品の品種に対する作業能力指数に基づき当該工程で加工すべき製品の作業優先度を求めて当該工程に配置されている前記携帯端末に送信することを特徴とする生産管理装置。
- 請求項1、2のいずれか1項において、前記作業者の作業能力指数は製品の該当品種の工程滞留日数と作業完了予定目に対する作業遅れ進み日数と過去の加工実績データに基づき更新するようにしたことを特徴とする生産管理装置。
Priority Applications (1)
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JP2002192958A JP2004038436A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 生産管理装置 |
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- 2002-07-02 JP JP2002192958A patent/JP2004038436A/ja active Pending
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