JP2004037069A - ラジオ付き電子レンジ及びその運用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な部品の追加でラジオ信号を聴取できると共に、使用の便利性を高めるためのキー入力回路を有するラジオ付き電子レンジ及びそれを用いたラジオ聴取方法を提供する。
【解決手段】料理を制御するための電子レンジ駆動用モジュール10と、電子レンジ駆動用モジュール10の制御を受けてラジオ信号を受信するラジオモジュール20,30とを含んでラジオ付き電子レンジを構成する。ラジオモジュール20,30は、高周波のラジオ信号を受信するアンテナ21と、駆動用モジュール10の制御下でPLL方式によってユーザが選択したチャネルの周波数に受信信号をチューニングして生成された発振周波数に基づいて受信信号を中間周波数信号に変換するPLL回路20と、上記の中間周波数信号から所望の帯域の信号を増幅、加工処理して出力するラジオ受信部30と、を含んで構成される。
【選択図】 図2
【解決手段】料理を制御するための電子レンジ駆動用モジュール10と、電子レンジ駆動用モジュール10の制御を受けてラジオ信号を受信するラジオモジュール20,30とを含んでラジオ付き電子レンジを構成する。ラジオモジュール20,30は、高周波のラジオ信号を受信するアンテナ21と、駆動用モジュール10の制御下でPLL方式によってユーザが選択したチャネルの周波数に受信信号をチューニングして生成された発振周波数に基づいて受信信号を中間周波数信号に変換するPLL回路20と、上記の中間周波数信号から所望の帯域の信号を増幅、加工処理して出力するラジオ受信部30と、を含んで構成される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラジオ付き電子レンジに関し、特に電子レンジにラジオ機能を付加してラジオ放送の聴取が可能であるようにしたラジオ付き電子レンジ及びそれを用いたラジオ聴取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子レンジはマイクロウェーブとヒータ熱を用いて簡単かつ迅速に調理が可能な調理機器である。最近技術の発達によって電子レンジに備えられている電気的な素子の容量が増大し、この素子を制御する機能も次第に向上している。更に、電子レンジの使用頻度が高くなるに伴い、電子レンジは単純に料理の機能を有するだけでなく、多様な方面で用いられ得ることが要求されている。
しなしながら、従来の電子レンジは単純に料理を作るための調理機器のみとして構成されている。
【0003】
図1は従来技術による電子レンジの構成図を示すものである。
図1に示すように、電子レンジは料理のための熱又はマイクロウェーブを発生させるマグネトロン、ヒータなどから構成された駆動部120と、この駆動部120を制御するための制御部110と、料理モードを選択するか入力する信号入力部100と、現在の料理の進行状態及びユーザが入力する状態などを表示する表示部130と、そして、アラーム信号のようにユーザが認識できる音声信号を出力する音声出力部140、などから成っている。
【0004】
上記のような構成を有する電子レンジは、単純に所望の料理を選択し、料理の状態を制御して、その料理を作るための構成のみからなっている。従って、このような電子レンジは単純に調理機器としての用途以外には利用されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子レンジの構成は次のような問題点を有する。
第一に、グローバル化の趨勢に応じたマルチメディアの機能を備えておらず、ユーザの要求を満足させることができなかった。
第二に、最近、技術の発達によって電子レンジに使用されている各種の電気的な部品はその容量が大きくなり、また早い処理速度を有して高性能化しているにも拘わらず、電子レンジを単純に料理のための調理機器としてのみ使用していたため、製品内に備えられている各種の電気的な部品の活用度が低くなっていた。このことが高性能や高価な製造費用にふさわしい製品の機能が備えられない原因となっていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、簡単な部品の追加でラジオ信号を聴取することができるラジオ付き電子レンジ及びその運用方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ラジオ信号を受信することのできる電子レンジであって、使用の便利性を高めるためのキー入力回路を有するラジオ付き電子レンジ及びその運用方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明によるラジオ付き電子レンジは、料理を制御するための電子レンジ駆動用モジュールと、前記電子レンジ駆動用モジュールの制御を受けてラジオ信号を受信するラジオモジュールとを含んで構成されている。
【0009】
本発明の他の特徴によれば、前記ラジオ付き電子レンジは、料理制御機能を備えた電子レンジであって、ラジオ動作信号を入力するための入力手段と、前記入力手段からの信号によりラジオ動作状態を表示するための表示手段と、ユーザが選択したラジオチャネルの信号を雑音なく受信できるようにPLL方式を用いてチューニングするラジオモジュールと、前記電子レンジを制御し、前記入力手段からの信号に従って前記ラジオモジュールを制御し、前記ラジオモジュールからの信号が前記表示手段に表示されるように前記表示手段を制御し、前記入力手段からの信号をモニタして周波数選択情報を生成するマイクロコンピュータと、前記周波数選択情報を格納するEEPROMと、を含んで構成されている。
【0010】
本発明のまた他の特徴によれば、ラジオ機能及び料理機能が同時に実現された電子レンジの運用方法は、前記ラジオ機能及び前記料理機能のうちの何れか一方の機能を選択する段階と、前記ラジオ機能選択時に、既格納された周波数選択情報をアップロードして、所定の方式に従って表示する段階と、前記表示した周波数情報のうちの何れか一つの周波数を選択する段階と、前記選択された周波数にチューニングして、所望のラジオ放送を聴取する段階と、を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて本発明によるラジオ付き電子レンジについて詳細に説明する。
【0012】
図2は本発明によるラジオ付き電子レンジの構成図を示すものである。
図2に示すように、本発明の実施形態によるラジオ付き電子レンジは、ラジオ機能の制御のためのラジオモジュール20,30と、電子レンジの駆動用モジュール10とを備えている。
ラジオモジュール20,30は、電子レンジの駆動用モジュール10の制御を受ける。ラジオモジュール20,30は、高周波のラジオ信号を受信するアンテナ21と、駆動用モジュール10の制御下でPLL(Phase Locked Loop )方式によって受信したラジオ信号をユーザが選択したチャネルの周波数にチューニングするために生成された発振周波数(局部発振周波数)に基づいて上記の受信したラジオ信号を中間周波数信号に変換するPLL回路20と、上記の中間周波数信号から所望の帯域の信号を増幅し、この増幅した信号を加工処理して出力するラジオ受信部30とを含んで構成されている。
【0013】
上記のラジオ付き電子レンジはラジオ受信部30の出力信号をユーザが認識できる大きさに増幅して出力するスピーカ29を更に含んで構成されている。
【0014】
電子レンジの駆動用モジュール10は、電子レンジで料理を行うときに、マグネトロン、ヒータ、ファンモータなどを駆動するためのリレー駆動部2と、ユーザ選択信号を入力する信号入力部のダイアル入力回路(dial input circuit)3とキー入力回路5と、電子レンジの現在の動作状態及びユーザが入力する信号などを表示する表示装置1と、ラジオモジュール20,30に連結され、ラジオモジュール20,30がユーザの所望するラジオ局のラジオ信号を雑音なく受信できるようにラジオモジュール20,30を制御すると共に、自動料理モード又は手動料理モードのようなメニュー選択、及びその選択されたメニューによって自動又は手動で設定された時間、温度、進行状態などを制御するマイクロコンピュータ7と、を含んで構成されている。
【0015】
電子レンジの駆動用モジュール10は電子レンジ駆動用モジュール10の各ブロックに電源を供給するための電源回路4を更に含んで構成されている。
【0016】
ダイアル入力回路3は、ダイアルの回転量に従って入力信号が変化するものであって、一般的に自動料理のためのメニュー、時間及び温度などの入力のために用いられる。
【0017】
キー入力回路5は、電子レンジの外部ケースに備えられた各種のキー信号を選択し、選択したキー信号に相当するコードをマイクロコンピュータ7へ伝送する機能を行う。
【0018】
ダイアル入力回路3及びキー入力回路5は、ラジオ付き電子レンジのラジオ機能を用いるとき、チャネル選局のための入力手段としても用いられる。
従って、ダイアル入力回路3とキー入力回路5にはラジオチャネルを選択するためのボタンを備えていなければならない。
【0019】
リレー駆動部2は、電子レンジを用いて料理を作るときに必要とするマイクロウェーブを発生させるマグネトロン(図示せず)及び、熱を発生させるヒータへの電源を接続/遮断するリレー(図示せず)からなっている。
そして、冷却及び加熱動作時に発生する気体を庫内に循環させるファンモータへの電源を接続/遮断するリレー(図示せず)を更に含んで構成されている。
【0020】
マイクロコンピュータ7は、電子レンジの料理動作を制御するために図2に示された各ブロックを制御する。このために、マイクロコンピュータ7は上記料理制御のために必要な制御アルゴリズムをメモリに格納している。特に、各料理メニューに対する制御過程、動作温度、動作時間などの制御プロセスに従った制御アルゴリズムを格納している。
【0021】
マイクロコンピュータ7はラジオ機能を制御するためにも用いられる。即ち、マイクロコンピュータ7は、後述するラジオ受信部30が現在受信している放送チャネルの周波数を認識し、ユーザが選択した放送チャネルの周波数と一致しているか否かを確認する。もし、一致していなければ、マイクロコンピュータ7は後述するPLL回路20を繰り返し制御して、現在受信している放送チャネルの周波数がユーザが選択した放送チャネルの周波数にチューニングされるようにする。従って、マイクロコンピュータ7は、ラジオ機能制御のための制御アルゴリズムを備えなければならない。
【0022】
表示装置1は、マイクロコンピュータ7から信号を印加され、電子レンジの機能遂行中に料理進行の状態、選択された料理モードなどの表示を行う。しかしながら、ラジオ機能遂行中には上記のチューニング動作に従う現在の入力周波数、最終的に確定された周波数など、ラジオ機能の遂行過程でユーザが選択するチャネルの周波数を表示する。
【0023】
PLL回路20は、マイクロコンピュータ7の内部のシリアルポート(serialport )に接続されている。これは、PLL回路20内の素子がシリアル方式で実行されるので、PLL回路20に入力されるデータはシリアルデータであるためである。
PLL回路20は、PLL方式によってチューニング動作を行うための要素であって、マイクロコンピュータ7から制御信号を受けて受信するチャネルの周波数をユーザが選択したチャネルの周波数にチューニングすることができるようにする。
【0024】
このためにPLL回路20は、マイクロコンピュータ7の制御に従って受信する放送チャネルの周波数をユーザが選択したチャネルに相当する所望の周波数にチューニングするための基準周波数の信号を発生させる基準周波数発振器9と、マイクロコンピュータ7の制御に従って電圧調整部19から入力された信号の周波数を、上記の基準周波数の信号と位相比較するための信号の周波数に分割するディバイダ(divider)13と、ディバイダ13から出力される周波数の信号と基準周波数発振器9により発生する基準周波数の信号との位相を比較する位相比較器11と、上記の2つの周波数の信号間の位相差に相当する直流電圧を出力するローパスフィルタ17と、そのローパスフィルタ17からの直流電圧に従った発振周波数(f0)、即ち、マイクロコンピュータ7からのチューニングデータにより決定された局部発振周波数(f0)の信号を出力する電圧調整部19と、上記の発振周波数(f0)の信号とアンテナ21により受信されたラジオ信号をミキシングして、受信したラジオ信号を中間周波数信号に変換するミクサ(mixer )23と、を含んで構成され、またラジオ受信部30は、ミクサ23からの出力信号から所望の帯域の信号を増幅して出力する中間周波回路(intermediate frequency circuit:IF回路)25と、中間周波回路25の出力をステレオ音声に変換してスピーカ29で出力するマルチプレクサ回路27と、を含んで構成されている。
【0025】
電圧調整部19の出力はディバイダ13にフィードバックされ、このような動作は上記の発振周波数(f0)が選局されたチャネルの周波数に正確にチューニングされるまでに繰り返され、このような繰り返し動作をマイクロコンピュータ7が制御する。この制御のためにマイクロコンピュータ7は中間周波回路25及びマルチプレクサ回路27からの入力信号を認識し、分析を行う。この認識及び分析の結果に応じて、マイクロコンピュータ7は、ディバイダ13及び基準周波数発振器9にそれぞれ第2及び第1外部制御信号を印加する。例えば、マイクロコンピュータ7はディバイダ13が電圧調整部19からの入力信号の周波数を基準周波数発振器9の基準周波数の信号と位相比較するための信号の周波数に分割するように制御し、また基準周波数発振器9が所定の基準周波数を発振するように制御する。また、マイクロコンピュータ7はディバイダ13及び基準周波数発振器9の動作のスタートと停止を制御する。
【0026】
PLL回路20は、ユニバーサルカウンタ15を更に含んで構成されている。ユニバーサルカウンタ15は、中間周波回路25から出力される中間周波数信号をカウントし、その結果をマイクロコンピュータ7に出力する。マイクロコンピュータ7は、ユニバーサルカウンタ15の出力信号を表示装置1に表示させる。
【0027】
上記のように構成するために、電子レンジ駆動用モジュール10の内部のマイクロコンピュータ7は、内部のシリアルポートを通じてPLL回路20内のディバイダ13と基準周波数発振器9とに接続されている。そして、マイクロコンピュータ7は、PLL回路20内のユニバーサルカウンタ15の出力信号を入力するために、ユニバーサルカウンタ15と接続されている。また、マイクロコンピュータ7は、ラジオ受信部30の内部の中間周波回路25の出力端子と接続され、更にマルチプレクサ回路27の出力端子とも接続されている。
【0028】
次に、上記の構成からなる本発明によるラジオ付き電子レンジの動作過程について述べる。
【0029】
まず、電子レンジの料理のための動作過程を説明する。
電子レンジに電源が入力されると、電源回路4を通じてマイクロコンピュータ7に電源が供給される。電源回路4から供給される電源は、ラジオモジュール20,30と電子レンジ駆動用モジュール10全体に共有して使用される。
電子レンジの内部に電源が供給されている状態で、ユーザがダイアル入力回路3又はキー入力回路5によって料理モードを選択する。この選択された料理モードはマイクロコンピュータ7に入力される。
【0030】
マイクロコンピュータ7は、選択された料理が行われ得るように電子レンジ駆動用モジュール10の各要素を制御する。
選択された料理が自動料理である場合には、マイクロコンピュータ7は選択された料理モードに相当する既設定された制御アルゴリズムを認識した後、該当する駆動装置(一例として、マグネトロン又はヒータ)を駆動させるために、リレー駆動部2に制御信号を印加し、また、現在進行している料理状態を表示装置1が表示するように表示装置1に信号を出力する。
【0031】
選択された料理が手動料理(manual cooking)である場合は、マイクロコンピュータ7はユーザにより入力される信号に相当する値を表示装置1が表示するように表示装置1に信号を出力し、上記の選択した手動料理が行われ得るように、必要な駆動装置を駆動させるための制御信号を印加する。そして、料理が始まった後には、現在進行している料理状態に従うデータを表示装置1に表示させる。
【0032】
上記のような電子レンジの料理動作に従う制御は一般的な制御動作と同様に行われる。
次に、電子レンジでラジオ機能を遂行する動作について説明する。
【0033】
電源回路4を通じて電子レンジの内部に電源が供給されている状態で、ユーザが電子レンジでラジオ機能を行うようにしようとするとき、ダイアル入力回路3又はキー入力回路5を用いて受信したいラジオチャネルを選択する。この選択されたラジオチャネルについての情報はマイクロコンピュータ7に供給される。
【0034】
マイクロコンピュータ7は、上記の情報からラジオ機能の遂行要求や、ユーザが所望するラジオチャネルを認識する。その認識の結果に応じて、マイクロコンピュータ7はラジオ聴取のための制御信号をPLL回路20に出力する。
即ち、マイクロコンピュータ7は、ラジオ付き電子レンジがオンされ、ラジオ機能が最初に選択されるとき、以前に格納されてからアップロードされたチャネル情報からチューニングされるべきラジオチャネルの周波数を認識する。
【0035】
マイクロコンピュータ7は、上記の認識したラジオチャネルの中心周波数(center frequency)を作るためのPLLデータをディバイダ13に出力し、また、基準周波数発振器9に動作信号を出力する。電子レンジ駆動用モジュール10は、上記のチャネル情報を格納するためにEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を更に含んで構成されている。
【0036】
ディバイダ13は、電圧調整部19からフィードバックされて入力される周波数を分割して位相比較器11に与える。基準周波数発振器9は基準周波数を発生し、それを位相比較器11に出力する。
【0037】
位相比較器11は、ディバイダ13により分割された周波数の信号と基準周波数発振器9から生成された基準周波数の信号とを入力され、両周波数の信号の位相を比較する。
ローパスフィルタ17は上記の両周波数の信号の位相差に相当する直流電圧を生成して電圧調整部19に供給する。
【0038】
電圧調整部19は、ローパスフィルタ17から出力された直流電圧に従った発振周波数(f0)、即ち、マイクロコンピュータ7のチューニングデータにより決定された発振周波数(f0)をミクサ23に与える。
ミクサ23は、アンテナ21を通じて受信されたラジオ信号と上記の発振周波数(f0)とをミキシングし、このときに得られた中間周波数(IF)をラジオ受信部30に出力する。
ラジオ受信部30内の中間周波回路25は、入力される受信信号から所望の帯域の信号のみを増幅して出力する。
【0039】
中間周波回路25から出力される信号は、ユニバーサルカウンタ15に入力され、ユニバーサルカウンタ15はこの入力信号を数値化してマイクロコンピュータ7に供給する。
マイクロコンピュータ7は、ユニバーサルカウンタ15の出力信号を表示装置1に表示させる。従って、ユーザは表示装置1に表示される信号により選択されたチャネルの周波数を確認することが可能となる。
【0040】
中間周波回路25から出力される中間周波数信号(SD)はマイクロコンピュータ7に直接入力される。マイクロコンピュータ7は、上記の入力された信号の周波数が、ユーザが選局したチャネルの周波数と一致しているかどうかを確認する。もし、ユーザが選局したチャネルの周波数と中間周波回路25から直接入力される信号(SD)とが異なる場合は、マイクロコンピュータ7は上記の両周波数を一致させるためにPLL回路20によるチューニング動作が繰り返して行われるようPLL回路20を制御する。
【0041】
マイクロコンピュータ7は、マルチプレクサ回路27から直接入力される信号(ST)と、中間周波回路25から直接入力される信号(SD)とを比較して、両信号が同一であることを再確認する過程を行う。
【0042】
上記のような過程でラジオチャネルの選局が完了すると、表示装置1はユニバーサルカウンタ15によりカウントされたユーザ選択ラジオチャネル周波数を表示する。
中間周波回路25から出力される信号はユーザが選局したラジオチャネルに従う信号となる。従って、マルチプレクサ回路27は中間周波回路25の出力信号をステレオ音声に変換し、スピーカ29を介して出力する。
【0043】
図3は本発明による電子レンジに備えられた各種のキーボタンを示す。
図3を参照すると、ボリューム調整のためのボリュームキー212と、周波数の帯域を微細に調節するためのチューニングキー210と、周波数の帯域を大まかに調節するための帯域キー204と、後述する周波数の選択情報を格納するためのメモリキー208と、ラジオ機能の初期化時にEEPROM6からアップロードされる周波数選択情報(例えば、選択された回数に従う周波数リスト、ユーザにより既設定された所定の個数の周波数リスト、又は最後に選択された周波数に対する情報)に基づき、所望の周波数を選択するためのプリセットキー206と、ラジオ聴取のためのオン/オフキー202などを備える。そして、参照番号1は表示装置を示している。その他にも電子レンジの料理のための各種のキーボタンが備えられている。
【0044】
図4は本発明による電子レンジでラジオ周波数をEEPROMに格納するための過程のフローチャートを示している。
図2に示すように、本発明では選局した周波数を次の選局時に用いられるように格納するEEPROM6を備えている。EEPROM6はマイクロコンピュータ7の制御を受け、選局された周波数を格納する。
即ち、図4に示すように、ユーザがラジオを聴取しようとする時、ラジオオン/オフボタン202を選択する(S300)。
オン/オフボタン202に相当する特定の信号がマイクロコンピュータ7に入力される。
【0045】
マイクロコンピュータ7は、上記の信号によってユーザがラジオ機能を選択したことを認識する。ユーザはチューニングキー210を用いて聴取したい放送チャネルの周波数を選択する(S310)。最終の選局が完了した後、ユーザがメモリキー208を選択すると(S320,S330)、マイクロコンピュータ7は、上記の選局された周波数をEEPROM6に格納させる(S340)。マイクロコンピュータ7は、EEPROM6に格納される周波数を、プリセットを行うための情報に含ませることができる。これは、プリセットキー206が選択されるときに、EEPROM6に格納された周波数を読み込むためである。
上記の動作によってユーザは多数個の周波数をマイクロコンピュータ7のプリセット機能によってEEPROM6に格納することができる。
【0046】
図5は本発明による電子レンジでEEPROMに格納された周波数を用いてラジオ信号を受信する過程のフローチャートを示す。
【0047】
図5に示すように、ユーザは電子レンジを用いてラジオを聴取しようとする時、まず、ラジオオン/オフキー202を選択する。その後、ユーザはプリセットキー206を選択する(S400)。
マイクロコンピュータ7は、上記のS400段階でプリセットキー206が選択されると、ユーザがEEPROM6に格納された周波数を用いてラジオチャネルの選局を行おうとすることを認識する。従って、マイクロコンピュータ7は、格納されたラジオ周波数に対する情報をEEPROM6から読み込む(S410)。上述したように、上記のラジオ周波数に対する情報は、選択された回数に従う周波数リスト、ユーザにより既設定された所定の個数の周波数リスト、又は最後に選択された周波数に対する情報の中の少なくとも一つであり得るし、他の適用も可能である。
【0048】
マイクロコンピュータ7は、ユーザがプリセットキー206を選択するごとにEEPROM6に格納された多数個の周波数を表示装置1に順次に及び/又は同時に表示するように制御する(S420)。
【0049】
マイクロコンピュータ7は本発明によりユーザがラジオ機能を選択した時、多く使われた周波数の順で表示装置1に周波数が表示されるように制御することも可能である。
上記の動作の制御のためにマイクロコンピュータ7は、EEPROM6の特定の部分に各周波数毎に使用された回数を格納し、プリセットキー206が選択されると、上記の使用回数の多い順序に該当する周波数を表示装置1に表示するように制御する。
【0050】
図6は本発明による電子レンジから選択された周波数の選択頻度数をチェックして格納する過程のフローチャートを示す。
図6に示すように、マイクロコンピュータ7は、ユーザがラジオ機能(ラジオオンキー)を選択し(S500)、受信したいラジオチャネルの周波数を選定したとき(S510)、EEPROM6の特定の部分に選定された周波数の使用頻度数を格納する制御を行う(S520)。
この様な動作で、使用された周波数の使用頻度数が格納されると、上記のS420段階でEEPROM6に格納された周波数を表示するとき、多く使われた周波数の順序に表示が行われるように制御することが可能である。
【0051】
図7は本発明による電子レンジでラジオ周波数の利用情報が表示装置に表示されるように制御する過程のフローチャートである。
本発明はラジオオンキー202の選択と同時に最も使用回数の多かったラジオ周波数が表示装置1に表示されるように制御することも可能である。この際の過程を図7に示している。
【0052】
図7に示すように、上記の動作の制御のためにマイクロコンピュータ7は、図6の過程の使用された周波数の使用頻度数を用いる。そして、ラジオオンキー202が選択されるのを監視し、ラジオオンキー202が選択されると(S600)、図6の過程によりEEPROM6に格納された使用頻度数に基づいて、使用された周波数の回数が最も多い周波数をEEPROM6から読み込み(S610)、それが表示装置1に表示されるように制御する(S620)。
【0053】
そして、本発明の実施形態で電子レンジの料理モードが動作中の状態ではラジオモジュールの動作は行われないようにすることが好ましい。これは、電子レンジの駆動装置のマグネトロンはマイクロウェーブを発振して料理を行うため、料理動作中にラジオモジュールが動作すると、上記のマグネトロンから発生する高周波ノイズによってラジオ受信が正常に行われることが難しいからである。
【0054】
従って、電子レンジの使用中に上記のラジオ機能関連キーが選択されると、表示部1にエラーを表示するか、エラー発生による警報音が鳴るように制御することが好ましい。逆に、ラジオ機能の遂行中にも、電子レンジの料理制御のためのボタンが入力されると、まずラジオ機能の停止を命じるメッセージ又は警報音が出力されるように制御することが好ましい。
【0055】
上述したように、本発明はラジオ聴取機能が備えられた電子レンジで選局されたラジオチャネル周波数に対する情報をEEPROM6に格納する。プリセットキー206の選択ごとに、EEPROM6に格納されたチャネル周波数に対する情報は表示装置1に順次に及び/又は同時に表示される。従って、ユーザはラジオチャネル周波数を容易に選択することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上で説明した本発明により次のような効果が得られる。
第一に、本発明により電子レンジに料理機能の外にラジオ聴取機能が備えられることにより、電子レンジを用いたラジオ聴取が可能である。従って、別途のラジオの購入に伴う費用の支払いが必要なくなる。
第二に、本発明は電子レンジに備えられた各種の電気的な素子が、料理機能の制御及びラジオ機能の制御に共用されるため、製品内に備えられた電気的な素子の活用度が高くなるという効果が得られる。
第三に、本発明は一つの電子機器を用いて一つ以上の機能を備えるようにしている。従って、このようなマルチ化された電子レンジを消費者に提供することによって、製品に対する満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による電子レンジの構成を示す図である。
【図2】本発明によるラジオ付き電子レンジの構成を示す図である。
【図3】本発明による電子レンジに備えられた各種のキーボタンを示す図である。
【図4】本発明による電子レンジでラジオ周波数をEEPROMに格納するための過程のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明による電子レンジでEEPROMに格納された周波数を用いてラジオ信号を受信する過程のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明による電子レンジで選択された周波数の選択頻度数をチェックして格納する過程のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明による電子レンジでラジオ周波数の利用情報が表示装置に表示されるように制御する過程のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…表示装置
2…リレー駆動部
3…ダイアル入力回路
4…電源回路
5…キー入力回路
6…EEPROM
7…マイクロコンピュータ
9…基準周波数発振器
11…位相比較器
13…ディバイダ
15…ユニバーサルカウンタ
17…ローパスフィルタ
19…電圧調整部
21…アンテナ
23…ミクサ
25…中間周波回路
27…マルチプレクサ回路
29…スピーカ
【発明の属する技術分野】
本発明はラジオ付き電子レンジに関し、特に電子レンジにラジオ機能を付加してラジオ放送の聴取が可能であるようにしたラジオ付き電子レンジ及びそれを用いたラジオ聴取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子レンジはマイクロウェーブとヒータ熱を用いて簡単かつ迅速に調理が可能な調理機器である。最近技術の発達によって電子レンジに備えられている電気的な素子の容量が増大し、この素子を制御する機能も次第に向上している。更に、電子レンジの使用頻度が高くなるに伴い、電子レンジは単純に料理の機能を有するだけでなく、多様な方面で用いられ得ることが要求されている。
しなしながら、従来の電子レンジは単純に料理を作るための調理機器のみとして構成されている。
【0003】
図1は従来技術による電子レンジの構成図を示すものである。
図1に示すように、電子レンジは料理のための熱又はマイクロウェーブを発生させるマグネトロン、ヒータなどから構成された駆動部120と、この駆動部120を制御するための制御部110と、料理モードを選択するか入力する信号入力部100と、現在の料理の進行状態及びユーザが入力する状態などを表示する表示部130と、そして、アラーム信号のようにユーザが認識できる音声信号を出力する音声出力部140、などから成っている。
【0004】
上記のような構成を有する電子レンジは、単純に所望の料理を選択し、料理の状態を制御して、その料理を作るための構成のみからなっている。従って、このような電子レンジは単純に調理機器としての用途以外には利用されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子レンジの構成は次のような問題点を有する。
第一に、グローバル化の趨勢に応じたマルチメディアの機能を備えておらず、ユーザの要求を満足させることができなかった。
第二に、最近、技術の発達によって電子レンジに使用されている各種の電気的な部品はその容量が大きくなり、また早い処理速度を有して高性能化しているにも拘わらず、電子レンジを単純に料理のための調理機器としてのみ使用していたため、製品内に備えられている各種の電気的な部品の活用度が低くなっていた。このことが高性能や高価な製造費用にふさわしい製品の機能が備えられない原因となっていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、簡単な部品の追加でラジオ信号を聴取することができるラジオ付き電子レンジ及びその運用方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ラジオ信号を受信することのできる電子レンジであって、使用の便利性を高めるためのキー入力回路を有するラジオ付き電子レンジ及びその運用方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明によるラジオ付き電子レンジは、料理を制御するための電子レンジ駆動用モジュールと、前記電子レンジ駆動用モジュールの制御を受けてラジオ信号を受信するラジオモジュールとを含んで構成されている。
【0009】
本発明の他の特徴によれば、前記ラジオ付き電子レンジは、料理制御機能を備えた電子レンジであって、ラジオ動作信号を入力するための入力手段と、前記入力手段からの信号によりラジオ動作状態を表示するための表示手段と、ユーザが選択したラジオチャネルの信号を雑音なく受信できるようにPLL方式を用いてチューニングするラジオモジュールと、前記電子レンジを制御し、前記入力手段からの信号に従って前記ラジオモジュールを制御し、前記ラジオモジュールからの信号が前記表示手段に表示されるように前記表示手段を制御し、前記入力手段からの信号をモニタして周波数選択情報を生成するマイクロコンピュータと、前記周波数選択情報を格納するEEPROMと、を含んで構成されている。
【0010】
本発明のまた他の特徴によれば、ラジオ機能及び料理機能が同時に実現された電子レンジの運用方法は、前記ラジオ機能及び前記料理機能のうちの何れか一方の機能を選択する段階と、前記ラジオ機能選択時に、既格納された周波数選択情報をアップロードして、所定の方式に従って表示する段階と、前記表示した周波数情報のうちの何れか一つの周波数を選択する段階と、前記選択された周波数にチューニングして、所望のラジオ放送を聴取する段階と、を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて本発明によるラジオ付き電子レンジについて詳細に説明する。
【0012】
図2は本発明によるラジオ付き電子レンジの構成図を示すものである。
図2に示すように、本発明の実施形態によるラジオ付き電子レンジは、ラジオ機能の制御のためのラジオモジュール20,30と、電子レンジの駆動用モジュール10とを備えている。
ラジオモジュール20,30は、電子レンジの駆動用モジュール10の制御を受ける。ラジオモジュール20,30は、高周波のラジオ信号を受信するアンテナ21と、駆動用モジュール10の制御下でPLL(Phase Locked Loop )方式によって受信したラジオ信号をユーザが選択したチャネルの周波数にチューニングするために生成された発振周波数(局部発振周波数)に基づいて上記の受信したラジオ信号を中間周波数信号に変換するPLL回路20と、上記の中間周波数信号から所望の帯域の信号を増幅し、この増幅した信号を加工処理して出力するラジオ受信部30とを含んで構成されている。
【0013】
上記のラジオ付き電子レンジはラジオ受信部30の出力信号をユーザが認識できる大きさに増幅して出力するスピーカ29を更に含んで構成されている。
【0014】
電子レンジの駆動用モジュール10は、電子レンジで料理を行うときに、マグネトロン、ヒータ、ファンモータなどを駆動するためのリレー駆動部2と、ユーザ選択信号を入力する信号入力部のダイアル入力回路(dial input circuit)3とキー入力回路5と、電子レンジの現在の動作状態及びユーザが入力する信号などを表示する表示装置1と、ラジオモジュール20,30に連結され、ラジオモジュール20,30がユーザの所望するラジオ局のラジオ信号を雑音なく受信できるようにラジオモジュール20,30を制御すると共に、自動料理モード又は手動料理モードのようなメニュー選択、及びその選択されたメニューによって自動又は手動で設定された時間、温度、進行状態などを制御するマイクロコンピュータ7と、を含んで構成されている。
【0015】
電子レンジの駆動用モジュール10は電子レンジ駆動用モジュール10の各ブロックに電源を供給するための電源回路4を更に含んで構成されている。
【0016】
ダイアル入力回路3は、ダイアルの回転量に従って入力信号が変化するものであって、一般的に自動料理のためのメニュー、時間及び温度などの入力のために用いられる。
【0017】
キー入力回路5は、電子レンジの外部ケースに備えられた各種のキー信号を選択し、選択したキー信号に相当するコードをマイクロコンピュータ7へ伝送する機能を行う。
【0018】
ダイアル入力回路3及びキー入力回路5は、ラジオ付き電子レンジのラジオ機能を用いるとき、チャネル選局のための入力手段としても用いられる。
従って、ダイアル入力回路3とキー入力回路5にはラジオチャネルを選択するためのボタンを備えていなければならない。
【0019】
リレー駆動部2は、電子レンジを用いて料理を作るときに必要とするマイクロウェーブを発生させるマグネトロン(図示せず)及び、熱を発生させるヒータへの電源を接続/遮断するリレー(図示せず)からなっている。
そして、冷却及び加熱動作時に発生する気体を庫内に循環させるファンモータへの電源を接続/遮断するリレー(図示せず)を更に含んで構成されている。
【0020】
マイクロコンピュータ7は、電子レンジの料理動作を制御するために図2に示された各ブロックを制御する。このために、マイクロコンピュータ7は上記料理制御のために必要な制御アルゴリズムをメモリに格納している。特に、各料理メニューに対する制御過程、動作温度、動作時間などの制御プロセスに従った制御アルゴリズムを格納している。
【0021】
マイクロコンピュータ7はラジオ機能を制御するためにも用いられる。即ち、マイクロコンピュータ7は、後述するラジオ受信部30が現在受信している放送チャネルの周波数を認識し、ユーザが選択した放送チャネルの周波数と一致しているか否かを確認する。もし、一致していなければ、マイクロコンピュータ7は後述するPLL回路20を繰り返し制御して、現在受信している放送チャネルの周波数がユーザが選択した放送チャネルの周波数にチューニングされるようにする。従って、マイクロコンピュータ7は、ラジオ機能制御のための制御アルゴリズムを備えなければならない。
【0022】
表示装置1は、マイクロコンピュータ7から信号を印加され、電子レンジの機能遂行中に料理進行の状態、選択された料理モードなどの表示を行う。しかしながら、ラジオ機能遂行中には上記のチューニング動作に従う現在の入力周波数、最終的に確定された周波数など、ラジオ機能の遂行過程でユーザが選択するチャネルの周波数を表示する。
【0023】
PLL回路20は、マイクロコンピュータ7の内部のシリアルポート(serialport )に接続されている。これは、PLL回路20内の素子がシリアル方式で実行されるので、PLL回路20に入力されるデータはシリアルデータであるためである。
PLL回路20は、PLL方式によってチューニング動作を行うための要素であって、マイクロコンピュータ7から制御信号を受けて受信するチャネルの周波数をユーザが選択したチャネルの周波数にチューニングすることができるようにする。
【0024】
このためにPLL回路20は、マイクロコンピュータ7の制御に従って受信する放送チャネルの周波数をユーザが選択したチャネルに相当する所望の周波数にチューニングするための基準周波数の信号を発生させる基準周波数発振器9と、マイクロコンピュータ7の制御に従って電圧調整部19から入力された信号の周波数を、上記の基準周波数の信号と位相比較するための信号の周波数に分割するディバイダ(divider)13と、ディバイダ13から出力される周波数の信号と基準周波数発振器9により発生する基準周波数の信号との位相を比較する位相比較器11と、上記の2つの周波数の信号間の位相差に相当する直流電圧を出力するローパスフィルタ17と、そのローパスフィルタ17からの直流電圧に従った発振周波数(f0)、即ち、マイクロコンピュータ7からのチューニングデータにより決定された局部発振周波数(f0)の信号を出力する電圧調整部19と、上記の発振周波数(f0)の信号とアンテナ21により受信されたラジオ信号をミキシングして、受信したラジオ信号を中間周波数信号に変換するミクサ(mixer )23と、を含んで構成され、またラジオ受信部30は、ミクサ23からの出力信号から所望の帯域の信号を増幅して出力する中間周波回路(intermediate frequency circuit:IF回路)25と、中間周波回路25の出力をステレオ音声に変換してスピーカ29で出力するマルチプレクサ回路27と、を含んで構成されている。
【0025】
電圧調整部19の出力はディバイダ13にフィードバックされ、このような動作は上記の発振周波数(f0)が選局されたチャネルの周波数に正確にチューニングされるまでに繰り返され、このような繰り返し動作をマイクロコンピュータ7が制御する。この制御のためにマイクロコンピュータ7は中間周波回路25及びマルチプレクサ回路27からの入力信号を認識し、分析を行う。この認識及び分析の結果に応じて、マイクロコンピュータ7は、ディバイダ13及び基準周波数発振器9にそれぞれ第2及び第1外部制御信号を印加する。例えば、マイクロコンピュータ7はディバイダ13が電圧調整部19からの入力信号の周波数を基準周波数発振器9の基準周波数の信号と位相比較するための信号の周波数に分割するように制御し、また基準周波数発振器9が所定の基準周波数を発振するように制御する。また、マイクロコンピュータ7はディバイダ13及び基準周波数発振器9の動作のスタートと停止を制御する。
【0026】
PLL回路20は、ユニバーサルカウンタ15を更に含んで構成されている。ユニバーサルカウンタ15は、中間周波回路25から出力される中間周波数信号をカウントし、その結果をマイクロコンピュータ7に出力する。マイクロコンピュータ7は、ユニバーサルカウンタ15の出力信号を表示装置1に表示させる。
【0027】
上記のように構成するために、電子レンジ駆動用モジュール10の内部のマイクロコンピュータ7は、内部のシリアルポートを通じてPLL回路20内のディバイダ13と基準周波数発振器9とに接続されている。そして、マイクロコンピュータ7は、PLL回路20内のユニバーサルカウンタ15の出力信号を入力するために、ユニバーサルカウンタ15と接続されている。また、マイクロコンピュータ7は、ラジオ受信部30の内部の中間周波回路25の出力端子と接続され、更にマルチプレクサ回路27の出力端子とも接続されている。
【0028】
次に、上記の構成からなる本発明によるラジオ付き電子レンジの動作過程について述べる。
【0029】
まず、電子レンジの料理のための動作過程を説明する。
電子レンジに電源が入力されると、電源回路4を通じてマイクロコンピュータ7に電源が供給される。電源回路4から供給される電源は、ラジオモジュール20,30と電子レンジ駆動用モジュール10全体に共有して使用される。
電子レンジの内部に電源が供給されている状態で、ユーザがダイアル入力回路3又はキー入力回路5によって料理モードを選択する。この選択された料理モードはマイクロコンピュータ7に入力される。
【0030】
マイクロコンピュータ7は、選択された料理が行われ得るように電子レンジ駆動用モジュール10の各要素を制御する。
選択された料理が自動料理である場合には、マイクロコンピュータ7は選択された料理モードに相当する既設定された制御アルゴリズムを認識した後、該当する駆動装置(一例として、マグネトロン又はヒータ)を駆動させるために、リレー駆動部2に制御信号を印加し、また、現在進行している料理状態を表示装置1が表示するように表示装置1に信号を出力する。
【0031】
選択された料理が手動料理(manual cooking)である場合は、マイクロコンピュータ7はユーザにより入力される信号に相当する値を表示装置1が表示するように表示装置1に信号を出力し、上記の選択した手動料理が行われ得るように、必要な駆動装置を駆動させるための制御信号を印加する。そして、料理が始まった後には、現在進行している料理状態に従うデータを表示装置1に表示させる。
【0032】
上記のような電子レンジの料理動作に従う制御は一般的な制御動作と同様に行われる。
次に、電子レンジでラジオ機能を遂行する動作について説明する。
【0033】
電源回路4を通じて電子レンジの内部に電源が供給されている状態で、ユーザが電子レンジでラジオ機能を行うようにしようとするとき、ダイアル入力回路3又はキー入力回路5を用いて受信したいラジオチャネルを選択する。この選択されたラジオチャネルについての情報はマイクロコンピュータ7に供給される。
【0034】
マイクロコンピュータ7は、上記の情報からラジオ機能の遂行要求や、ユーザが所望するラジオチャネルを認識する。その認識の結果に応じて、マイクロコンピュータ7はラジオ聴取のための制御信号をPLL回路20に出力する。
即ち、マイクロコンピュータ7は、ラジオ付き電子レンジがオンされ、ラジオ機能が最初に選択されるとき、以前に格納されてからアップロードされたチャネル情報からチューニングされるべきラジオチャネルの周波数を認識する。
【0035】
マイクロコンピュータ7は、上記の認識したラジオチャネルの中心周波数(center frequency)を作るためのPLLデータをディバイダ13に出力し、また、基準周波数発振器9に動作信号を出力する。電子レンジ駆動用モジュール10は、上記のチャネル情報を格納するためにEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を更に含んで構成されている。
【0036】
ディバイダ13は、電圧調整部19からフィードバックされて入力される周波数を分割して位相比較器11に与える。基準周波数発振器9は基準周波数を発生し、それを位相比較器11に出力する。
【0037】
位相比較器11は、ディバイダ13により分割された周波数の信号と基準周波数発振器9から生成された基準周波数の信号とを入力され、両周波数の信号の位相を比較する。
ローパスフィルタ17は上記の両周波数の信号の位相差に相当する直流電圧を生成して電圧調整部19に供給する。
【0038】
電圧調整部19は、ローパスフィルタ17から出力された直流電圧に従った発振周波数(f0)、即ち、マイクロコンピュータ7のチューニングデータにより決定された発振周波数(f0)をミクサ23に与える。
ミクサ23は、アンテナ21を通じて受信されたラジオ信号と上記の発振周波数(f0)とをミキシングし、このときに得られた中間周波数(IF)をラジオ受信部30に出力する。
ラジオ受信部30内の中間周波回路25は、入力される受信信号から所望の帯域の信号のみを増幅して出力する。
【0039】
中間周波回路25から出力される信号は、ユニバーサルカウンタ15に入力され、ユニバーサルカウンタ15はこの入力信号を数値化してマイクロコンピュータ7に供給する。
マイクロコンピュータ7は、ユニバーサルカウンタ15の出力信号を表示装置1に表示させる。従って、ユーザは表示装置1に表示される信号により選択されたチャネルの周波数を確認することが可能となる。
【0040】
中間周波回路25から出力される中間周波数信号(SD)はマイクロコンピュータ7に直接入力される。マイクロコンピュータ7は、上記の入力された信号の周波数が、ユーザが選局したチャネルの周波数と一致しているかどうかを確認する。もし、ユーザが選局したチャネルの周波数と中間周波回路25から直接入力される信号(SD)とが異なる場合は、マイクロコンピュータ7は上記の両周波数を一致させるためにPLL回路20によるチューニング動作が繰り返して行われるようPLL回路20を制御する。
【0041】
マイクロコンピュータ7は、マルチプレクサ回路27から直接入力される信号(ST)と、中間周波回路25から直接入力される信号(SD)とを比較して、両信号が同一であることを再確認する過程を行う。
【0042】
上記のような過程でラジオチャネルの選局が完了すると、表示装置1はユニバーサルカウンタ15によりカウントされたユーザ選択ラジオチャネル周波数を表示する。
中間周波回路25から出力される信号はユーザが選局したラジオチャネルに従う信号となる。従って、マルチプレクサ回路27は中間周波回路25の出力信号をステレオ音声に変換し、スピーカ29を介して出力する。
【0043】
図3は本発明による電子レンジに備えられた各種のキーボタンを示す。
図3を参照すると、ボリューム調整のためのボリュームキー212と、周波数の帯域を微細に調節するためのチューニングキー210と、周波数の帯域を大まかに調節するための帯域キー204と、後述する周波数の選択情報を格納するためのメモリキー208と、ラジオ機能の初期化時にEEPROM6からアップロードされる周波数選択情報(例えば、選択された回数に従う周波数リスト、ユーザにより既設定された所定の個数の周波数リスト、又は最後に選択された周波数に対する情報)に基づき、所望の周波数を選択するためのプリセットキー206と、ラジオ聴取のためのオン/オフキー202などを備える。そして、参照番号1は表示装置を示している。その他にも電子レンジの料理のための各種のキーボタンが備えられている。
【0044】
図4は本発明による電子レンジでラジオ周波数をEEPROMに格納するための過程のフローチャートを示している。
図2に示すように、本発明では選局した周波数を次の選局時に用いられるように格納するEEPROM6を備えている。EEPROM6はマイクロコンピュータ7の制御を受け、選局された周波数を格納する。
即ち、図4に示すように、ユーザがラジオを聴取しようとする時、ラジオオン/オフボタン202を選択する(S300)。
オン/オフボタン202に相当する特定の信号がマイクロコンピュータ7に入力される。
【0045】
マイクロコンピュータ7は、上記の信号によってユーザがラジオ機能を選択したことを認識する。ユーザはチューニングキー210を用いて聴取したい放送チャネルの周波数を選択する(S310)。最終の選局が完了した後、ユーザがメモリキー208を選択すると(S320,S330)、マイクロコンピュータ7は、上記の選局された周波数をEEPROM6に格納させる(S340)。マイクロコンピュータ7は、EEPROM6に格納される周波数を、プリセットを行うための情報に含ませることができる。これは、プリセットキー206が選択されるときに、EEPROM6に格納された周波数を読み込むためである。
上記の動作によってユーザは多数個の周波数をマイクロコンピュータ7のプリセット機能によってEEPROM6に格納することができる。
【0046】
図5は本発明による電子レンジでEEPROMに格納された周波数を用いてラジオ信号を受信する過程のフローチャートを示す。
【0047】
図5に示すように、ユーザは電子レンジを用いてラジオを聴取しようとする時、まず、ラジオオン/オフキー202を選択する。その後、ユーザはプリセットキー206を選択する(S400)。
マイクロコンピュータ7は、上記のS400段階でプリセットキー206が選択されると、ユーザがEEPROM6に格納された周波数を用いてラジオチャネルの選局を行おうとすることを認識する。従って、マイクロコンピュータ7は、格納されたラジオ周波数に対する情報をEEPROM6から読み込む(S410)。上述したように、上記のラジオ周波数に対する情報は、選択された回数に従う周波数リスト、ユーザにより既設定された所定の個数の周波数リスト、又は最後に選択された周波数に対する情報の中の少なくとも一つであり得るし、他の適用も可能である。
【0048】
マイクロコンピュータ7は、ユーザがプリセットキー206を選択するごとにEEPROM6に格納された多数個の周波数を表示装置1に順次に及び/又は同時に表示するように制御する(S420)。
【0049】
マイクロコンピュータ7は本発明によりユーザがラジオ機能を選択した時、多く使われた周波数の順で表示装置1に周波数が表示されるように制御することも可能である。
上記の動作の制御のためにマイクロコンピュータ7は、EEPROM6の特定の部分に各周波数毎に使用された回数を格納し、プリセットキー206が選択されると、上記の使用回数の多い順序に該当する周波数を表示装置1に表示するように制御する。
【0050】
図6は本発明による電子レンジから選択された周波数の選択頻度数をチェックして格納する過程のフローチャートを示す。
図6に示すように、マイクロコンピュータ7は、ユーザがラジオ機能(ラジオオンキー)を選択し(S500)、受信したいラジオチャネルの周波数を選定したとき(S510)、EEPROM6の特定の部分に選定された周波数の使用頻度数を格納する制御を行う(S520)。
この様な動作で、使用された周波数の使用頻度数が格納されると、上記のS420段階でEEPROM6に格納された周波数を表示するとき、多く使われた周波数の順序に表示が行われるように制御することが可能である。
【0051】
図7は本発明による電子レンジでラジオ周波数の利用情報が表示装置に表示されるように制御する過程のフローチャートである。
本発明はラジオオンキー202の選択と同時に最も使用回数の多かったラジオ周波数が表示装置1に表示されるように制御することも可能である。この際の過程を図7に示している。
【0052】
図7に示すように、上記の動作の制御のためにマイクロコンピュータ7は、図6の過程の使用された周波数の使用頻度数を用いる。そして、ラジオオンキー202が選択されるのを監視し、ラジオオンキー202が選択されると(S600)、図6の過程によりEEPROM6に格納された使用頻度数に基づいて、使用された周波数の回数が最も多い周波数をEEPROM6から読み込み(S610)、それが表示装置1に表示されるように制御する(S620)。
【0053】
そして、本発明の実施形態で電子レンジの料理モードが動作中の状態ではラジオモジュールの動作は行われないようにすることが好ましい。これは、電子レンジの駆動装置のマグネトロンはマイクロウェーブを発振して料理を行うため、料理動作中にラジオモジュールが動作すると、上記のマグネトロンから発生する高周波ノイズによってラジオ受信が正常に行われることが難しいからである。
【0054】
従って、電子レンジの使用中に上記のラジオ機能関連キーが選択されると、表示部1にエラーを表示するか、エラー発生による警報音が鳴るように制御することが好ましい。逆に、ラジオ機能の遂行中にも、電子レンジの料理制御のためのボタンが入力されると、まずラジオ機能の停止を命じるメッセージ又は警報音が出力されるように制御することが好ましい。
【0055】
上述したように、本発明はラジオ聴取機能が備えられた電子レンジで選局されたラジオチャネル周波数に対する情報をEEPROM6に格納する。プリセットキー206の選択ごとに、EEPROM6に格納されたチャネル周波数に対する情報は表示装置1に順次に及び/又は同時に表示される。従って、ユーザはラジオチャネル周波数を容易に選択することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上で説明した本発明により次のような効果が得られる。
第一に、本発明により電子レンジに料理機能の外にラジオ聴取機能が備えられることにより、電子レンジを用いたラジオ聴取が可能である。従って、別途のラジオの購入に伴う費用の支払いが必要なくなる。
第二に、本発明は電子レンジに備えられた各種の電気的な素子が、料理機能の制御及びラジオ機能の制御に共用されるため、製品内に備えられた電気的な素子の活用度が高くなるという効果が得られる。
第三に、本発明は一つの電子機器を用いて一つ以上の機能を備えるようにしている。従って、このようなマルチ化された電子レンジを消費者に提供することによって、製品に対する満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による電子レンジの構成を示す図である。
【図2】本発明によるラジオ付き電子レンジの構成を示す図である。
【図3】本発明による電子レンジに備えられた各種のキーボタンを示す図である。
【図4】本発明による電子レンジでラジオ周波数をEEPROMに格納するための過程のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明による電子レンジでEEPROMに格納された周波数を用いてラジオ信号を受信する過程のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明による電子レンジで選択された周波数の選択頻度数をチェックして格納する過程のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明による電子レンジでラジオ周波数の利用情報が表示装置に表示されるように制御する過程のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…表示装置
2…リレー駆動部
3…ダイアル入力回路
4…電源回路
5…キー入力回路
6…EEPROM
7…マイクロコンピュータ
9…基準周波数発振器
11…位相比較器
13…ディバイダ
15…ユニバーサルカウンタ
17…ローパスフィルタ
19…電圧調整部
21…アンテナ
23…ミクサ
25…中間周波回路
27…マルチプレクサ回路
29…スピーカ
Claims (25)
- 料理を制御するための電子レンジ駆動用モジュールと、
前記電子レンジ駆動用モジュールの制御を受けてラジオ信号を受信するラジオモジュールと、
を含んで構成されるラジオ付き電子レンジ。 - 前記電子レンジ駆動用モジュールと前記ラジオモジュールは選択的に動作することを特徴とする請求項1に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記ラジオモジュールは、
ユーザが選択したチャネルに相当する周波数へのチューニングのための周波数チューニング部と、
前記受信するラジオ信号の周波数を数値化するためのカウンタと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記周波数チューニング部はPLL方式を用いて前記ユーザが選択したチャネルに相当する所望の周波数にチューニングすることを特徴とする請求項3に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記周波数チューニング部は、
第1外部制御信号に従って前記ユーザが選択したチャネルに相当する所望の周波数へのチューニングのための基準周波数を発振する基準周波数発振器と、
第2外部制御信号に従い、局部発振周波数として入力された発振周波数を分割するディバイダと、
前記ディバイダの出力と前記基準周波数発振器の出力との位相を比較する位相比較器と、
前記ディバイダの出力と基準周波数発振器の出力との間の位相差に相当する電圧を出力するローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタの出力電圧に相当する前記発振周波数の信号を出力する電圧調整部と、
前記電圧調整部から出力された発振周波数の信号を用いて、前記受信するラジオ信号を中間周波数の信号に変換するミクサと、
を含むことを特徴とする請求項3に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記基準周波数発振器及び前記ディバイダは前記第1外部制御信号及び第2外部制御信号に従って動作が開始されることを特徴とする請求項5に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記第1,第2外部制御信号は前記電子レンジ駆動用モジュールから印加されることを特徴とする請求項6に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記基準周波数発振器及び前記ディバイダは、それぞれ、前記第1外部制御信号及び第2外部制御信号に従って前記所望の周波数に前記受信するラジオ信号をチューニングするための前記基準周波数の信号を発振し、前記電圧調整部の発振周波数を前記基準周波数の信号と位相比較するための信号の周波数に分割することを特徴とする請求項5に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記第1,第2外部制御信号は前記電子レンジ駆動用モジュールから印加されることを特徴とする請求項8に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記ディバイダの出力と、前記基準周波数発振器の出力とが一致するまで前記ディバイダ、基準周波数発振器、位相比較器、ローパスフィルタ、及び電圧調整部の動作が繰り返して行われることを特徴とする請求項5に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記ラジオモジュールは、
前記周波数チューニング部の出力の所望の帯域の信号を増幅する中間周波回路と、
前記中間周波回路の出力をステレオ音声に変換して出力するマルチプレクサ回路と、
前記マルチプレクサ回路を増幅して出力するスピーカと、
を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記電子レンジ駆動用モジュールは、前記中間周波回路及び前記マルチプレクサ回路からの出力が入力されて該出力間の比較を行い、該比較の結果及び、ユーザにより選択されたチャネルに該当する周波数に従って、前記ラジオモジュールを制御することを特徴とする請求項11に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記電子レンジ駆動用モジュールは、
前記電子レンジ駆動用モジュールと、前記ラジオモジュールとを選択的に駆動するように該電子レンジ駆動用モジュールとラジオモジュールを制御し、前記ラジオモジュールの使用についての周波数選択情報を生成するマイクロコンピュータと、
前記周波数選択情報を格納するための記憶部と、
を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記記憶部はEEPROMにより実現されることを特徴とする請求項13に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記周波数選択情報はユーザ設定による所定の個数の周波数候補群、最近使われた周波数、選択頻度数による所定の個数の周波数候補群の中の少なくとも一つであることを特徴とする請求項13に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 前記電子レンジ駆動用モジュールは、
前記マイクロコンピュータに接続された入力手段であって、前記電子レンジ駆動用モジュール及び前記ラジオモジュールの動作のためのデータを入力するための入力手段と、
前記マイクロコンピュータに連結された表示手段であって、前記マイクロコンピュータの制御に従って前記電子レンジ駆動用モジュール及び前記ラジオモジュールの動作状態を表示するための表示手段と、
を更に含むことを特徴とする請求項13に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記入力手段は、
前記料理を作るための多数の入力キーと、
前記ラジオモジュールの初期動作時に前記周波数選択情報に従う周波数候補の中の一つを選択するためのプリセットキーと、
聴取したいチャネルに相当する周波数を微細に調節するためのチューニングキーと、
前記聴取したいチャネルに相当する周波数を大まかに調節するための帯域キーと、
ユーザ選択による周波数選択情報を前記記憶部に格納するためのメモリキーと、
を含んで構成されることを特徴とする請求項16に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記入力手段は、
前記ラジオモジュールをオン/オフさせるためのラジオオン/オフキーと、
前記ラジオモジュールの駆動時に、ボリュームを調節するためのボリュームキーと、を更に含むことを特徴とする請求項16に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記表示手段は、
前記ラジオモジュールの初期動作時に、前記周波数選択情報に従う周波数候補群を順次に及び/又は同時に表示することを特徴とする請求項16に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記電子レンジ駆動用モジュールは、
前記マイクロコンピュータに接続され、前記ラジオ付き電子レンジの駆動電圧を供給する電源部と、
前記電子レンジ駆動用モジュールの動作のために前記電源部を接続/遮断するリレー駆動部と、
を更に含むことを特徴とする請求項13に記載のラジオ付き電子レンジ。 - 前記ラジオモジュールと前記マイクロコンピュータはシリアル通信を行うことを特徴とする請求項13に記載のラジオ付き電子レンジ。
- 料理制御機能を備えた電子レンジであって、
ラジオ動作信号を入力するための入力手段と、
前記入力手段からの信号に従うラジオ動作状態を表示するための表示手段と、
ユーザが選択したラジオチャネルの信号を雑音なく受信できるようにPLL方式を用いてチューニングするラジオモジュールと、
前記電子レンジを制御し、前記入力手段からの信号に従って前記ラジオモジュールを制御し、前記ラジオモジュールからの信号が前記表示手段に表示されるように該表示手段を制御し、前記入力手段からの信号をモニタして周波数選択情報を生成するマイクロコンピュータと、
前記周波数選択情報を格納するEEPROMと、
を含んで構成されることを特徴とするラジオ付き電子レンジ。 - ラジオ機能及び料理機能が同時に実現されるラジオ付き電子レンジの運用方法であって、
前記ラジオ機能及び前記料理機能の中の何れか一つの機能を選択する段階と、
前記ラジオ機能選択時に、既格納された周波数選択情報をアップロードして、所定の方式に従って表示する段階と、
前記表示した周波数選択情報の中の何れか一つの周波数を選択する段階と、
前記選択された周波数にチューニングして、所望のラジオ放送を聴取する段階と、
を備えていることを特徴とするラジオ付き電子レンジの運用方法。 - 前記周波数を選択する段階を継続的にモニタする段階と、
前記モニタの結果を参照して、最後に用いられた周波数又は選択頻度数の高い所定の個数の周波数候補群を前記周波数選択情報として生成する段階と、
を更に備えることを特徴とする請求項23に記載のラジオ付き電子レンジの運用方法。 - 前記所定の方式は、
最も最近選択された周波数を表示するか、或いは選択頻度数の高い所定の個数の周波数候補群を順次表示するかの何れか一方を表示する方式である請求項23に記載のラジオ付き電子レンジの運用方法。
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