JP2004036110A - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、駐車ゾーン内を走行する走行台車には、出入口と該駐車ゾーンとの間を結ぶ昇降台を案内する案内部材を備えた駐車装置において、出入口下部には、該昇降台を案内する第二の案内部材を備え、案内部材は出入口位置付近まで昇降台を案内し、第二の案内部材は出入口位置での該昇降台を案内するものである。そして、案内部材は端部が末広がり形状をしているU溝の案内レール、前記第二の案内部材は、端部が先細り形状をしている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降機能付き走行台車を利用した機械式駐車装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、図2に示すように駐車ゾーン1を平面的な広がりをもって多段に配置し、この駐車ゾーン1内の複数の駐車室に面して昇降機能付き走行台車2を走行させて、出入口3と駐車ゾーン1との間で自動車の入出庫動作を行う中規模の機械式駐車装置が提案されている。
【0003】
一般的なケースとしては、地上に出入口3が設けられ、地下に駐車ゾーン1が配置される場合が多く、例えば特公平3−26754号公報や図3に示すように走行台車2上で昇降する昇降台4については上に出っ張らない、所謂せり上げ式の構造をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで当然ながら、車両の入出庫動作に伴って出入口3の位置する昇降路の開口部5に対し、昇降台4が出入りすることになるが、単に走行台車2上のフレーム6に沿って昇降台4を案内すると、走行台車2の停止精度によっては、該開口部5の真下に常に正確に停止できるとは限らず、特に走行台車2の走行方向に対して停止誤差を見越した大き目の寸法、又昇降台4の昇降行程距離が長くなればそれだけ走行台車2の幅方向にもずれが生じ、その分のブレを見越した開口部面積を予め確保しなければならなかった。これは結局、昇降台4と開口部5との四方向に亘って大きな隙間を生ずることになり、利用者に対する安全面での不安を残すことにつながっていた。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、たとえ走行台車の停止位置が多少ずれることがあっても、安全面に問題がなくかつ昇降台の昇降に支障を来す虞の少ない機械式駐車装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駐車ゾーン内を走行する走行台車には、出入口と該駐車ゾーンとの間を結ぶ昇降台を案内する案内部材を備えた駐車装置において、出入口下部には、該昇降台を案内する第二の案内部材を備え、案内部材は出入口位置付近まで昇降台を案内し、第二の案内部材は出入口位置での該昇降台を案内するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、特に走行台車の停止誤差をも考慮に入れた機械式駐車装置を構成するものである。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例を示す走行台車の全体図(図3と同一方向から見た図)、図4は図1のA部拡大図、図5は図4のP−P線矢視図、図6は図5のQ−Q線矢視図、図7、図8及び図9はそれぞれ図4、図5及び図6における昇降台4の昇降途中の状態を示す状態図である。
【0009】
図中、図2及び図3と同一符号のものは同一のものを示すが、20は走行台車2上に立設されたHビームで、このHビーム20にU溝状の両側に立ち上がり片21aを有する案内レール21が設置され、上端は図1、図4及び図7に示すように末広がり形状になっており、かつ図6及び図9に示すように立ち上がり片21aの高さが徐々に低くなっている。40は昇降台4の昇降フレームで、このフレーム40にはつば付きローラ40aが取付けられ、案内レール21によりこのローラ40aは図7に示すように出入口3の間近まで案内される。
【0010】
50は出入口3下部の昇降路側に設けられた案内レールで、図4及び図7に示すように下端が先細り状であり、昇降フレーム40に設けられたローラ40bを図4に示すように案内するが、この案内レール21とつば付きローラ40a及び案内レール50とローラ40bとの位置関係は、図4及び図7に示すように円滑に案内切換えが行なわれるように上下方向にずらして配置されている。そして、51は同じく出入口3下部の昇降路側に設けられたローラで、図5及び図6に示すように昇降台4の側面を案内するように構成されている。そして、61,62,63は駆動チェーン(図示しない)が巻き掛けられたスプロケットであるが、この昇降台4の昇降駆動機構については、周知なため詳細な説明は省略する。
【0011】
このような構成であれば、車両の入出庫動作を行う際に、走行台車2が出入口3における開口部5の略真下に停止して、駆動機構により昇降台4を上昇させると、先ず昇降フレーム40が図7及び図8に示すように案内レール21に沿って上昇するが、昇降台4が開口部5の手前所定位置に到達すると、図7に示すようにローラ40aが案内レール21の末広がり位置に達すると共に、ローラ40bが案内レール50に案内され始めて案内レール21の影響を完全に受けなくなり、走行台車2の多少の停止位置ずれに関わらず、昇降台4の前後方向(走行台車2の走行方向)の位置決めが極めて正確に行なわれる。一方、昇降台4の幅方向では図5及び図6に示すように昇降台側面がローラ51に直接案内されるため、左右方向の位置決めも正確に行なわれるため、結局昇降台4の前後左右全ての位置決めが整うので、開口部5の四方向全てにおいて寸法内に昇降台4が正確に誘導される。
【0012】
ここで、本発明に係る昇降台4の昇降駆動機構については、特に制約や規制はなく、駆動チェーンによる以外のどのような駆動機構であっても適用できる。本発明では、走行台車2の走行方向とともに幅方向についても、走行台車2の停止位置や昇降台4の昇降行程距離にかかわらず昇降台4自体を直接案内するため、開口部5の大きさにぴったりの案内・誘導がなされることになる。
【0013】
尚、以上の説明では、案内レールの形状やローラの形状について、事細かに記載しているが、飽くまでも一つの例示であり、本発明についてこの実施例に限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、走行台車の停止精度や昇降台の昇降行程距離にかかわらず昇降台の位置決めが正確にできるため、開口部の大きさを必要最低限に抑えることができ、隙間を塞ぐための特別な装置の必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】従来の機械式駐車装置の一例を示す全体図である。
【図3】せり上げ式昇降機能を有する昇降台の概略図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】図4のP−P線矢視図である。
【図6】図5のQ−Q線矢視図である。
【図7】図4における昇降台4の昇降途中の状態を示す状態図である。
【図8】図5における昇降台4の昇降途中の状態を示す状態図である。
【図9】図6における昇降台4の昇降途中の状態を示す状態図である。
【符号の説明】
1 駐車ゾーン
2 走行台車
3 出入口
4 昇降台
5 開口部
21、50 案内レール
40 昇降フレーム
40a,40b,51 ローラ
Claims (8)
- 駐車ゾーン内を走行する走行台車には、出入口と該駐車ゾーンとの間を結ぶ昇降台を案内する案内部材を備えた駐車装置において、
前記出入口下部には、該昇降台を案内する第二の案内部材を備え、前記案内部材は出入口位置付近まで該昇降台を案内し、前記第二の案内部材は出入口位置での該昇降台を案内することを特徴とする機械式駐車装置。 - 該昇降台はローラを備えた昇降フレームを介して案内されることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
- 前記案内部材は、U溝の案内レールであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機械式駐車装置。
- 前記案内部材は、端部が末広がり形状をしていることを特徴とする請求項3に記載の機械式駐車装置。
- 前記案内部材は、U溝の立ち上がり片が先細り形状をしていることを特徴とする請求項3に記載の機械式駐車装置。
- 前記第二の案内部材は、端部が先細り形状をしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機械式駐車装置。
- 前記案内部材及び前記第二の案内部材は、前記走行台車の走行方向の案内であることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項6に記載の機械式駐車装置。
- 前記案内部材及び前記第二の案内部材は、前記走行台車の幅方向の案内であることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項5に記載の機械式駐車装置。
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JP2002191618A JP3925329B2 (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | 機械式駐車装置 |
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JP2008238181A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Honda Motor Co Ltd | 鋳造装置及び鋳造方法 |
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