JP2004035961A - 多孔質金属体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多孔質金属体を連続生産する。
【解決手段】シリンダ21と、シリンダ21内を回転駆動しながら前後進するスクリュ22と、シリンダ21に原料を供給する原料供給装置26と、を有する射出成形機のシリンダ21に、原料供給装置26を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ22により混練、移送されるのと同時に、シリンダ21外周の加熱装置32による加熱により、最初にシリンダ21内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ22による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをキャビティ29に充填、凝固させることにより多孔質金属体を成形する。
【選択図】 図1
【解決手段】シリンダ21と、シリンダ21内を回転駆動しながら前後進するスクリュ22と、シリンダ21に原料を供給する原料供給装置26と、を有する射出成形機のシリンダ21に、原料供給装置26を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ22により混練、移送されるのと同時に、シリンダ21外周の加熱装置32による加熱により、最初にシリンダ21内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ22による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをキャビティ29に充填、凝固させることにより多孔質金属体を成形する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原料金属と発泡剤との混合物を用いて、多孔質の金属体を製造する多孔質金属体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の多孔質金属体の製造方法としては、図3に示す方法がある。
すなわち、金属材料の原料粉末1と、温度を一定以上に上げることにより解離反応を起こして気体を発する性質を有する発泡剤粉末2とを、混合装置3に投入し、混合装置3内で混合して混合粉末4を排出する。次に、混合粉末4を成形装置5に投入し、一定の形状に固め、混合粉末成形体6を成形する。この状態では、個々の混合粉末4は未だ相互に結合していないため、混合粉末成形体6を焼結装置7に投入し、焼結装置7により温度T1まで加熱して個々の粉末が結合した焼結体8を製造する。焼結装置7では、焼結反応を助長するために、混合粉末成形体6に押出し加工などを施して塑性変形を与えることもある。なお、温度T1は、発泡剤粉末2が解離反応する温度T2よりも低いので、焼結過程で発泡することはない。次に、焼結体8を加熱装置9に投入し、温度T2になるように加熱する。温度T2は、原料である金属が半溶融状態、あるいは溶融状態になり、かつ発泡剤が解離反応を起こして気体を発生するような温度に設定されている。したがって、溶融軟化した焼結体8中に微細に分散した発泡剤粉末2が気体を発生して、微細な泡を形成し、焼結体8は内部に多数の気泡を含んだ多孔質状態となる。これを冷却、固化させることにより、多孔質金属体10が得られる。なお、例えば、Al合金をTiH2 を発泡剤として発泡させる場合は、T1は約500℃、T2は約650℃となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の多孔質金属体の製造方法では以下のような課題を有する。
すなわち、混合粉末4の成形、混合粉末成形体6の焼結、焼結体8の発泡、と多段階のプロセスを有しており、それぞれのプロセスは、成形装置5、焼結装置7、加熱装置9で行われるため、それぞれのプロセスに対応した独立した装置を必要とする。また、バッチ処理であり、連続生産には適さないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためのものであり、原料金属と発泡剤の混合物を、射出成形機または押出機により連続的に混練、加熱、発泡させて、多孔質金属体を連続生産できる多孔質金属体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
本発明のうちで請求項1記載の発明は、シリンダ(21)と、シリンダ(21)内を回転駆動しながら前後進するスクリュ(22)と、シリンダ(21)に原料を供給する原料供給装置(26)と、を有する射出成形機のシリンダ(21)に、原料供給装置(26)を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ(22)により混練、移送されるのと同時に、シリンダ(21)外周の加熱装置(32)による加熱により、最初にシリンダ(21)内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ(22)による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをキャビティ(29)に充填、凝固させることにより多孔質金属体を成形することを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明のうちで請求項2記載の発明は、シリンダ(41)と、シリンダ(41)内を回転駆動しながら前後進するスクリュ(42)と、シリンダ(41)に原料を供給する原料供給装置(46)と、を有する押出機のシリンダ(41)に、原料供給装置(46)を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ(42)により混練、移送されるのと同時に、シリンダ(41)外周の加熱装置(49)による加熱により、最初にシリンダ(41)内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ(42)による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをダイス(43)を通じて押出し、凝固させることにより多孔質金属体を成形することを特徴とするものである。
【0007】
本発明のうちで請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記金属材料がアルミニウム合金であることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明のうちで請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記金属材料がマグネシウム合金であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明のうちで請求項5記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、前記発泡剤が水素化チタンであることを特徴とするものである。
【0010】
本発明のうちで請求項6記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、前記発泡剤が炭酸ストロンチウムであることを特徴とするものである。
なお、上記かっこ内の符号は、後述する実施の形態の対応する部材を示す。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の第1の実施の形態による射出成形機を用いて多孔質金属体を製造する装置を示す。
【0012】
シリンダ21の先端にはノズル24が装着されており、シリンダ21の後端近くには原料供給孔25が設けられている。シリンダ21の外周には加熱装置32が、シリンダ21内にはスクリュ22がそれぞれ設けられており、スクリュ22は、これの後端に接続される駆動装置27により回転及び前後進可能である。スクリュ22の先端には逆流防止装置23が設けられており、多孔質金属スラリーの後方への逆流を防止する。原料供給孔25の上部には、原料供給装置26が設けられており、シリンダ21内に原料を供給可能である。ノズル24の先端には、これと接触して金型28が配設されており、金型28内にはキャビティ29が構成される。金型28は金型開閉装置30を装備しており、これにより、金型28を開閉可能である。なお、この装置のシリンダ21、スクリュ22、逆流防止機構23は、後述する本プロセスの温度である600℃以上の温度に耐える耐熱性と、溶融アルミニウム合金に対する耐食性と、を兼ね備えた材質で構成される。
【0013】
次に第1の実施の形態による多孔質金属体の製造方法について説明する。
金属原料としてダイカスト用のアルミニウム合金であるADC12合金の3mm程度の粒子を、発泡剤としてTiH2 (水素化チタン)の粉末をそれぞれ用いる。ADC12合金粒子の重量の約0.1%に相当する量のTiH2 粉末をあらかじめ合金粒子と混合した原料31を、原料供給装置26により原料供給孔25を介してシリンダ21内に供給する。シリンダ21温度は、先端部において630℃となるように加熱装置32により設定されている。供給された原料31は、シリンダ21内で、スクリュ22の回転により徐々に前方に運ばれると同時に加熱装置32から与えられる熱により温度が上昇していく。ADC12合金の固相線温度は約515℃であり、この温度を超えると次第に液相が現れ始め、スクリュ22による混練作用により、原料31に混合されている発泡剤粉末が金属中に微細に分散していく。原料31がシリンダ21の前方に更に送られ、温度が上昇すると、発泡剤粉末の分解反応が起こり、微細な水素ガスの気泡が多数発生する。この気泡が溶融金属中に分散して多孔質金属スラリーとなり、ノズル24を通じて金型28のキャビティ29内に射出される。射出された多孔質金属スラリーが、冷却、凝固したのち、金型開閉装置30が駆動し、金型28が開いて成形体33が取出される。
【0014】
この成形体33は、気泡の体積比が75パーセントに達しており、極めて軽い多孔質金属体である。
【0015】
また、この成形体33の製造は、通常の樹脂の射出成形と同様に連続的に行うことができるため、生産性が極めてよい。
【0016】
また、第2の実施の形態として、第1の実施の形態の射出成形機を用い、同様の製造方法により、ダイカスト用マグネシウム合金であるAZ91Dの多孔質金属体を成形することもできる。この場合、シリンダ設定温度は、約600℃、固相線温度は、約470℃となる。この場合、AZ91Dの粒子の大きさ、発泡剤、設定温度は第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0017】
また、第3の実施の形態として、第1の実施の形態の射出成形機を用い、同様の製造方法により、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの混合物を原料としてADC12合金の多孔質金属体を成形することもできる。この場合、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの粒子の大きさ、発泡剤の炭酸ストロンチウムのADC12合金への混合割合、設定温度は第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0018】
図2に第4の実施の形態による押出機を用いて多孔質金属体を製造する方法に用いた装置を示す。
【0019】
シリンダ41の先端にはダイス43が装着されており、シリンダ41の後端近くには原料供給孔45が設けられている。シリンダ41の外周には加熱装置49が、シリンダ41内にはスクリュ42がそれぞれ設けられており、スクリュ42は、これの後端に接続される駆動装置47により回転及び前後進可能である。原料供給孔45の上部には、原料供給装置46が設けられており、シリンダ41内に原料を供給可能である。ダイス43の先端には、これに接続して冷却装置44が配設されている。なお、この装置のシリンダ41、スクリュ42、ダイス43は、後述する本プロセスの温度である600℃以上の温度に耐える耐熱性と、溶融アルミニウム合金に対する耐食性と、を兼ね備えた材質で構成される。
【0020】
次に第4の実施の形態による多孔質金属体の製造方法について説明する。
原料金属としてダイカスト用のアルミニウム合金であるADC12合金の3mm程度の粒子を、発泡剤としてTiH2 (水素化チタン)の粉末をそれぞれ用いる。ADC12合金粒子の重量の約0.1%に相当する量のTiH2 粉末をあらかじめ合金粒子と混合した原料48を、原料供給装置46により原料供給孔45を介してシリンダ41内に供給する。シリンダ41温度は、先端部において630℃となるように加熱装置49を設定する。供給された原料48は、シリンダ41内で、スクリュ42の回転により徐々に前方に運ばれると同時に加熱装置49から与えられる熱により温度が上昇していく。ADC12合金の固相線温度は約515℃であり、この温度を超えると次第に液相が現れ始め、スクリュ42による混練作用により、原料48に混合されている発泡剤粉末が金属中に微細に分散していく。原料48がシリンダ41の前方に更に送られ、温度が上昇すると、発泡剤粉末の分解反応が起こり、微細な水素ガスの気泡が多数発生する。この気泡が溶融金属中に分散して多孔質金属スラリーとなり、ダイス43を通じて押出し、冷却装置44を通過させることによりダイス43の形状の断面を有する連続成形体50が成形される。
【0021】
この成形体50は、気泡の体積比が75パーセントに達しており、極めて軽い多孔質金属体である。
【0022】
また、この成形体50の製造は、通常の樹脂の射出成形と同様に連続的に行うことができるため、生産性が極めてよい。
【0023】
また、第5の実施の形態として、第4の実施の形態の押出機を用い、同様の製造方法により、ダイカスト用マグネシウム合金であるAZ91Dの多孔質金属体を成形することもできる。この場合、AZ91Dの粒子の大きさ、発泡剤のTiH2 粉末のAZ91Dへの混合割合、設定温度等は第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0024】
また、第6の実施の形態として、第4の実施の形態の押出機を用い、同様の製造方法により、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの混合物を原料としてADC12合金の多孔質金属体を成形することもできる。この場合も、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの粒子の大きさ、発泡剤の炭酸ストロンチウムのADC12合金への混合割合、設定温度等は第3の実施の形態の場合と全く同じである。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、射出成形機により、材料供給、溶融混練、発泡、射出成形の全てを一連の流れの中で行うことができるので、多孔質金属体を連続的に製造することができ、生産の高能率化を果すことができる。
また、従来は、粉体の成形、焼結、発泡とそれぞれ別々の専用装置を用いた多段のプロセスになっていたが、本発明では、一つの装置を用いた単一の工程で生産することができる。
また、従来は粉体の成形により形状を作り出していたが、本発明では、流動性に富む多孔質金属スラリーをキャビティに射出するという方法をとるため、形状に対する自由度が向上するとともに、寸法精度が向上する。
【0026】
また、本発明のうちで請求項2記載の発明は、押出機により、材料供給、溶融混練、発泡、押出成形の全てを一連の流れの中で行うことができるので、多孔質金属体を連続的に製造することができ、高能率な生産を行うことができる。
また、従来は、粉体の成形、焼結、発泡とそれぞれ別々の専用装置を用いた多段のプロセスになっていたが、本発明では、一つの装置を用いた単一の工程で生産することができる。
【0027】
また、本発明のうちで請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、アルミニウム合金の多孔質金属体を製造することができる。
【0028】
また、本発明のうちで請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、マグネシウム合金の多孔質金属体を製造することができる。
【0029】
また、本発明のうちで請求項5記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、発泡剤として水素化チタンを用いることができる。
【0030】
また、本発明のうちで請求項6記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、発泡剤として炭酸ストロンチウムを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の装置の断面図である。
【図2】第4の実施の形態の装置の断面図である。
【図3】従来の多孔質金属体の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
21、41 シリンダ
22、42 スクリュ
26、46 原料供給装置
29 キャビティ
32、49 加熱装置
43 ダイス
【発明の属する技術分野】
本発明は、原料金属と発泡剤との混合物を用いて、多孔質の金属体を製造する多孔質金属体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の多孔質金属体の製造方法としては、図3に示す方法がある。
すなわち、金属材料の原料粉末1と、温度を一定以上に上げることにより解離反応を起こして気体を発する性質を有する発泡剤粉末2とを、混合装置3に投入し、混合装置3内で混合して混合粉末4を排出する。次に、混合粉末4を成形装置5に投入し、一定の形状に固め、混合粉末成形体6を成形する。この状態では、個々の混合粉末4は未だ相互に結合していないため、混合粉末成形体6を焼結装置7に投入し、焼結装置7により温度T1まで加熱して個々の粉末が結合した焼結体8を製造する。焼結装置7では、焼結反応を助長するために、混合粉末成形体6に押出し加工などを施して塑性変形を与えることもある。なお、温度T1は、発泡剤粉末2が解離反応する温度T2よりも低いので、焼結過程で発泡することはない。次に、焼結体8を加熱装置9に投入し、温度T2になるように加熱する。温度T2は、原料である金属が半溶融状態、あるいは溶融状態になり、かつ発泡剤が解離反応を起こして気体を発生するような温度に設定されている。したがって、溶融軟化した焼結体8中に微細に分散した発泡剤粉末2が気体を発生して、微細な泡を形成し、焼結体8は内部に多数の気泡を含んだ多孔質状態となる。これを冷却、固化させることにより、多孔質金属体10が得られる。なお、例えば、Al合金をTiH2 を発泡剤として発泡させる場合は、T1は約500℃、T2は約650℃となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の多孔質金属体の製造方法では以下のような課題を有する。
すなわち、混合粉末4の成形、混合粉末成形体6の焼結、焼結体8の発泡、と多段階のプロセスを有しており、それぞれのプロセスは、成形装置5、焼結装置7、加熱装置9で行われるため、それぞれのプロセスに対応した独立した装置を必要とする。また、バッチ処理であり、連続生産には適さないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためのものであり、原料金属と発泡剤の混合物を、射出成形機または押出機により連続的に混練、加熱、発泡させて、多孔質金属体を連続生産できる多孔質金属体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
本発明のうちで請求項1記載の発明は、シリンダ(21)と、シリンダ(21)内を回転駆動しながら前後進するスクリュ(22)と、シリンダ(21)に原料を供給する原料供給装置(26)と、を有する射出成形機のシリンダ(21)に、原料供給装置(26)を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ(22)により混練、移送されるのと同時に、シリンダ(21)外周の加熱装置(32)による加熱により、最初にシリンダ(21)内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ(22)による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをキャビティ(29)に充填、凝固させることにより多孔質金属体を成形することを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明のうちで請求項2記載の発明は、シリンダ(41)と、シリンダ(41)内を回転駆動しながら前後進するスクリュ(42)と、シリンダ(41)に原料を供給する原料供給装置(46)と、を有する押出機のシリンダ(41)に、原料供給装置(46)を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ(42)により混練、移送されるのと同時に、シリンダ(41)外周の加熱装置(49)による加熱により、最初にシリンダ(41)内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ(42)による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをダイス(43)を通じて押出し、凝固させることにより多孔質金属体を成形することを特徴とするものである。
【0007】
本発明のうちで請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記金属材料がアルミニウム合金であることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明のうちで請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記金属材料がマグネシウム合金であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明のうちで請求項5記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、前記発泡剤が水素化チタンであることを特徴とするものである。
【0010】
本発明のうちで請求項6記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、前記発泡剤が炭酸ストロンチウムであることを特徴とするものである。
なお、上記かっこ内の符号は、後述する実施の形態の対応する部材を示す。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の第1の実施の形態による射出成形機を用いて多孔質金属体を製造する装置を示す。
【0012】
シリンダ21の先端にはノズル24が装着されており、シリンダ21の後端近くには原料供給孔25が設けられている。シリンダ21の外周には加熱装置32が、シリンダ21内にはスクリュ22がそれぞれ設けられており、スクリュ22は、これの後端に接続される駆動装置27により回転及び前後進可能である。スクリュ22の先端には逆流防止装置23が設けられており、多孔質金属スラリーの後方への逆流を防止する。原料供給孔25の上部には、原料供給装置26が設けられており、シリンダ21内に原料を供給可能である。ノズル24の先端には、これと接触して金型28が配設されており、金型28内にはキャビティ29が構成される。金型28は金型開閉装置30を装備しており、これにより、金型28を開閉可能である。なお、この装置のシリンダ21、スクリュ22、逆流防止機構23は、後述する本プロセスの温度である600℃以上の温度に耐える耐熱性と、溶融アルミニウム合金に対する耐食性と、を兼ね備えた材質で構成される。
【0013】
次に第1の実施の形態による多孔質金属体の製造方法について説明する。
金属原料としてダイカスト用のアルミニウム合金であるADC12合金の3mm程度の粒子を、発泡剤としてTiH2 (水素化チタン)の粉末をそれぞれ用いる。ADC12合金粒子の重量の約0.1%に相当する量のTiH2 粉末をあらかじめ合金粒子と混合した原料31を、原料供給装置26により原料供給孔25を介してシリンダ21内に供給する。シリンダ21温度は、先端部において630℃となるように加熱装置32により設定されている。供給された原料31は、シリンダ21内で、スクリュ22の回転により徐々に前方に運ばれると同時に加熱装置32から与えられる熱により温度が上昇していく。ADC12合金の固相線温度は約515℃であり、この温度を超えると次第に液相が現れ始め、スクリュ22による混練作用により、原料31に混合されている発泡剤粉末が金属中に微細に分散していく。原料31がシリンダ21の前方に更に送られ、温度が上昇すると、発泡剤粉末の分解反応が起こり、微細な水素ガスの気泡が多数発生する。この気泡が溶融金属中に分散して多孔質金属スラリーとなり、ノズル24を通じて金型28のキャビティ29内に射出される。射出された多孔質金属スラリーが、冷却、凝固したのち、金型開閉装置30が駆動し、金型28が開いて成形体33が取出される。
【0014】
この成形体33は、気泡の体積比が75パーセントに達しており、極めて軽い多孔質金属体である。
【0015】
また、この成形体33の製造は、通常の樹脂の射出成形と同様に連続的に行うことができるため、生産性が極めてよい。
【0016】
また、第2の実施の形態として、第1の実施の形態の射出成形機を用い、同様の製造方法により、ダイカスト用マグネシウム合金であるAZ91Dの多孔質金属体を成形することもできる。この場合、シリンダ設定温度は、約600℃、固相線温度は、約470℃となる。この場合、AZ91Dの粒子の大きさ、発泡剤、設定温度は第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0017】
また、第3の実施の形態として、第1の実施の形態の射出成形機を用い、同様の製造方法により、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの混合物を原料としてADC12合金の多孔質金属体を成形することもできる。この場合、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの粒子の大きさ、発泡剤の炭酸ストロンチウムのADC12合金への混合割合、設定温度は第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0018】
図2に第4の実施の形態による押出機を用いて多孔質金属体を製造する方法に用いた装置を示す。
【0019】
シリンダ41の先端にはダイス43が装着されており、シリンダ41の後端近くには原料供給孔45が設けられている。シリンダ41の外周には加熱装置49が、シリンダ41内にはスクリュ42がそれぞれ設けられており、スクリュ42は、これの後端に接続される駆動装置47により回転及び前後進可能である。原料供給孔45の上部には、原料供給装置46が設けられており、シリンダ41内に原料を供給可能である。ダイス43の先端には、これに接続して冷却装置44が配設されている。なお、この装置のシリンダ41、スクリュ42、ダイス43は、後述する本プロセスの温度である600℃以上の温度に耐える耐熱性と、溶融アルミニウム合金に対する耐食性と、を兼ね備えた材質で構成される。
【0020】
次に第4の実施の形態による多孔質金属体の製造方法について説明する。
原料金属としてダイカスト用のアルミニウム合金であるADC12合金の3mm程度の粒子を、発泡剤としてTiH2 (水素化チタン)の粉末をそれぞれ用いる。ADC12合金粒子の重量の約0.1%に相当する量のTiH2 粉末をあらかじめ合金粒子と混合した原料48を、原料供給装置46により原料供給孔45を介してシリンダ41内に供給する。シリンダ41温度は、先端部において630℃となるように加熱装置49を設定する。供給された原料48は、シリンダ41内で、スクリュ42の回転により徐々に前方に運ばれると同時に加熱装置49から与えられる熱により温度が上昇していく。ADC12合金の固相線温度は約515℃であり、この温度を超えると次第に液相が現れ始め、スクリュ42による混練作用により、原料48に混合されている発泡剤粉末が金属中に微細に分散していく。原料48がシリンダ41の前方に更に送られ、温度が上昇すると、発泡剤粉末の分解反応が起こり、微細な水素ガスの気泡が多数発生する。この気泡が溶融金属中に分散して多孔質金属スラリーとなり、ダイス43を通じて押出し、冷却装置44を通過させることによりダイス43の形状の断面を有する連続成形体50が成形される。
【0021】
この成形体50は、気泡の体積比が75パーセントに達しており、極めて軽い多孔質金属体である。
【0022】
また、この成形体50の製造は、通常の樹脂の射出成形と同様に連続的に行うことができるため、生産性が極めてよい。
【0023】
また、第5の実施の形態として、第4の実施の形態の押出機を用い、同様の製造方法により、ダイカスト用マグネシウム合金であるAZ91Dの多孔質金属体を成形することもできる。この場合、AZ91Dの粒子の大きさ、発泡剤のTiH2 粉末のAZ91Dへの混合割合、設定温度等は第1の実施の形態の場合と全く同じである。
【0024】
また、第6の実施の形態として、第4の実施の形態の押出機を用い、同様の製造方法により、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの混合物を原料としてADC12合金の多孔質金属体を成形することもできる。この場合も、ADC12合金と炭酸ストロンチウムの粒子の大きさ、発泡剤の炭酸ストロンチウムのADC12合金への混合割合、設定温度等は第3の実施の形態の場合と全く同じである。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、射出成形機により、材料供給、溶融混練、発泡、射出成形の全てを一連の流れの中で行うことができるので、多孔質金属体を連続的に製造することができ、生産の高能率化を果すことができる。
また、従来は、粉体の成形、焼結、発泡とそれぞれ別々の専用装置を用いた多段のプロセスになっていたが、本発明では、一つの装置を用いた単一の工程で生産することができる。
また、従来は粉体の成形により形状を作り出していたが、本発明では、流動性に富む多孔質金属スラリーをキャビティに射出するという方法をとるため、形状に対する自由度が向上するとともに、寸法精度が向上する。
【0026】
また、本発明のうちで請求項2記載の発明は、押出機により、材料供給、溶融混練、発泡、押出成形の全てを一連の流れの中で行うことができるので、多孔質金属体を連続的に製造することができ、高能率な生産を行うことができる。
また、従来は、粉体の成形、焼結、発泡とそれぞれ別々の専用装置を用いた多段のプロセスになっていたが、本発明では、一つの装置を用いた単一の工程で生産することができる。
【0027】
また、本発明のうちで請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、アルミニウム合金の多孔質金属体を製造することができる。
【0028】
また、本発明のうちで請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、マグネシウム合金の多孔質金属体を製造することができる。
【0029】
また、本発明のうちで請求項5記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、発泡剤として水素化チタンを用いることができる。
【0030】
また、本発明のうちで請求項6記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか記載の発明において、発泡剤として炭酸ストロンチウムを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の装置の断面図である。
【図2】第4の実施の形態の装置の断面図である。
【図3】従来の多孔質金属体の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
21、41 シリンダ
22、42 スクリュ
26、46 原料供給装置
29 キャビティ
32、49 加熱装置
43 ダイス
Claims (6)
- シリンダ(21)と、シリンダ(21)内を回転駆動しながら前後進するスクリュ(22)と、シリンダ(21)に原料を供給する原料供給装置(26)と、を有する射出成形機のシリンダ(21)に、原料供給装置(26)を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ(22)により混練、移送されるのと同時に、シリンダ(21)外周の加熱装置(32)による加熱により、最初にシリンダ(21)内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ(22)による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをキャビティ(29)に充填、凝固させることにより多孔質金属体を成形することを特徴とする多孔質金属体の製造方法。
- シリンダ(41)と、シリンダ(41)内を回転駆動しながら前後進するスクリュ(42)と、シリンダ(41)に原料を供給する原料供給装置(46)と、を有する押出機のシリンダ(41)に、原料供給装置(46)を介して原料金属と発泡剤とを供給し、原料金属と発泡剤とをスクリュ(42)により混練、移送されるのと同時に、シリンダ(41)外周の加熱装置(49)による加熱により、最初にシリンダ(41)内の原料金属が固相線温度以上で溶融化し、スクリュ(42)による混練作用により発泡剤粉末が溶融金属中に分散し、続いて、発泡剤が発泡温度に加熱されて気泡を発生させることにより多孔質金属スラリーを形成し、該多孔質金属スラリーをダイス(43)を通じて押出し、凝固させることにより多孔質金属体を成形することを特徴とする多孔質金属体の製造方法。
- 前記金属材料がアルミニウム合金であることを特徴とする請求項1又は2記載の多孔質金属体の製造方法。
- 前記金属材料がマグネシウム合金であることを特徴とする請求項1又は2記載の多孔質金属体の製造方法。
- 前記発泡剤が水素化チタンであることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか記載の多孔質金属体の製造方法。
- 前記発泡剤が炭酸ストロンチウムであることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか記載の多孔質金属体の製造方法。
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