JP2004035068A - ジッパー付袋、その製造方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジッパー付袋のジッパーサイドに生じがちな漏れ通路をなくして漏れを防止したジッパー付袋及びその製造技術を提供する。
【解決手段】袋1A内に取り付けるジッパー4Aとして、雄側部材4a及び雌側部材4bの互いに向かい合ったシール用フランジ4ab、4bbの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くしてプレシール部11としたものを用い、そのジッパー4Aを製袋前の軟包装材2に取り付け、その軟包装材を用いて製袋を行う。このようにジッパーの端部を薄くしておくことで、軟包装材の外側から熱板を押し当てて軟包装材をジッパーのシール用フランジにシールした際にジッパーサイドを隙間のないように密封でき、ジッパーサイドに生じがちな漏れ通路を遮断することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟包装材で構成され、開口部にプラスチック製のジッパーを取り付けたジッパー付袋及びその製造方法並びに装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プラスチックフィルム等の軟包装材で構成され、開口部にプラスチック製のジッパーを取り付けた構成の平ピローパウチ、ガセットピローパウチ等のジッパー付袋が使用されている。このようなピロー形態のジッパー付袋の製造方法として、縦型ピロー包装機を用いる方法が知られている。この方法では、縦型ピロー包装機に供給する前の連続した帯状の軟包装材の所定位置に、雄側部材と雌側部材を互いに係合させた状態のジッパーを取り付け、そのジッパー付軟包装材を縦型ピロー包装機に送り、ジッパーを内側にして筒状に成形し、重ね合わせた両側縁のシール(背貼り)及び底部シールを行い(ガセットタイプの場合には更にサイド部分の折り込みを行い)、その筒状の軟包装材内に内容物を充填し且つその軟包装材を1個の袋の長さ分だけ下方に送り、その後、頂部シールと後続の袋のための底部シールを行い、同時にジッパーの雄側部材と雌側部材のそれぞれのシール用フランジにその外側に位置する軟包装材をシールし、次いで出来上がった袋を切り離すという動作を行っている。
【0003】
図14(a)、(b)はこの方法によって作ったガセットピロー形態のジッパー付袋1を概略的に示す斜視図及び正面図、図15(a)はジッパー付袋1のジッパーを取り付けた領域で且つサイド領域を示す概略平面図、図15(b)、(c)、(d)はそれぞれ、図15(a)のB−B概略断面図、C−C概略断面図、D−D概略断面図である。このガセット袋1は、全体が軟包装材2で形成されており、上端の開口部を頂部シール3で閉じ、その少し下にジッパー4を取り付け、下端を底部シール5で閉じた構成となっている。ここで、ジッパー4は、図15(d)から良く分かるように、雄側部材4aと雌側部材4bとからなり、雄側部材4aは突起状の嵌合部分4aaとその片側に設けられたシール用フランジ4abを備え、雌側部材4bは嵌合部分4aaを嵌合させる溝を形成した嵌合部分4baとその両側に設けられたシール用フランジ4bb及び仮止め用フランジ4bcを備えている。そして、このジッパー4は、製袋前の軟包装材2に対して仮止め用フランジ4bcをシールすることによって軟包装材2に取り付けられており、製袋工程内で、筒状に成形した軟包装材の外側から、図14、図15にハッチングで示す領域6に熱板を押し当て、加圧、加熱することにより雄側部材4a及び雌側部材4bのシール用フランジ4ab、4bbをそれぞれ、それに向かい合った軟包装材2にシールしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種のジッパー付袋1は、ジッパー4の端部の外側に軟包装材2の折り返し部分があり、その部分(ジッパーサイドという)を確実にシールすることができないため、ジッパーサイドに隙間が残り、この部分からの漏れを防止できないという問題があった。すなわち、図15(c)に示すように、ジッパー4は嵌合部分4aa、4baの嵌合によって開口を閉じているが、嵌合部分4aa、4baの端部の外側はシールしていないため、大きい隙間7aが残っている。この隙間7aを遮断するため、ジッパー4のシール用フランジ4ab、4bbを軟包装材2にシールする際に、熱板を、袋のシール用フランジを配した領域のみならず、袋の全幅に渡る領域6に押し付け、ジッパーサイドの密封を図っているが、シール用フランジ4ab、4bb自体が或る程度の厚さ(例えば、両シール用フランジを重ねた状態で約0.8mm程度)を持っているので、ジッパー端部より外側では軟包装材2に大きい圧力を加えることができず、このため密封シールが不完全となり、図15(b)に示すように、シール用フランジ4ab、4bbの外側のジッパーサイドにも隙間7bが残ってしまう。このため、ジッパー付袋1のジッパーサイドには、図15(a)に矢印8で示す漏れ通路が生じている。また、図15(b)において、この隙間7bを潰すように密封シールを施すことができたとしても、向かい合ったシール用フランジ4ab、4bbの間は接着されていないので、この部分には微小な隙間7cが生じており、ジッパーサイドには図15(a)に矢印9で示す漏れ通路も形成されている。このように従来のジッパー付袋1ではこれらの漏れ通路8、9が存在するため、漏れを防止できなかった。なお、ジッパー付袋1は、開口部先端に頂部シール3を形成しているため、袋を開封するまではジッパーサイドに漏れがあっても、袋の外に内容物が漏れ出すということはないが、内容物がジッパー4と頂部シール3の間に漏れ出し、見栄えを悪くすると言った問題となる。
【0005】
この問題を解決するには、製袋後に別工程で、ジッパーのシール用フランジ及び嵌合部分の端部を含むジッパーサイドを再度熱板或いは超音波ホーンによってシールして隙間7a、7bを潰すことが考えられる。しかしながら、別工程で再度シールすることは工数が増えるためコスト高となる。しかも、袋1は外形が不安定であるため、製袋後では所望位置をシールすることが困難であるとか、ジッパーの嵌合部分はかなりの厚さがあるためシールが困難であるといった問題も生じる。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、製袋後に別工程でジッパーサイドのシールを行わなくても、ジッパーサイドに生じがちな漏れ通路をなくして、漏れを防止したジッパー付袋を提供することを課題とする。また、本発明はそのジッパー付袋の製造方法並びに装置を提供することも課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のジッパー付袋は上記課題を解決するため、ジッパーを構成する雄側部材及び雌側部材の互いに向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くし、そのシール用フランジに、袋を構成する軟包装材をシールするという構成としたものである。このように向かい合ったシール用フランジの両端部分の厚さを他の領域よりも薄くしておくことにより、袋を構成する軟包装材をシール用フランジの両端部分にシールした時に同時にその外側のジッパーサイドの軟包装材を互いにシールして隙間のないように密封でき、しかも、向かい合ったシール用フランジの両端部分は互いにシールしているので、この部分にも隙間は生じておらず、このためジッパーサイドの漏れ通路を遮断することができる。かくして、ジッパーサイドに漏れのないジッパー付袋を提供できる。
【0008】
本発明のジッパー付袋の形態は、ジッパーの端部の外側に袋を構成する軟包装材の折り返し部分がある形態のものであれば任意であり、代表的なものとして、平ピローパウチ、ガセットピローパウチ等のピロー形態のものを挙げることができ、特に、ガセットピローパウチは、袋の端部に折り目が二重に存在しており、ジッパーサイドのシールが一層困難であるので、本発明適用の効果が大きい。
【0009】
本発明のジッパー付袋の製造方法は、互いに嵌合した嵌合部分と、互いに向かい合う位置に袋内面へシールするためのシール用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材であって、少なくとも一方が更に仮止め用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材を有し、互いに向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くした構造のジッパーを、前記仮止め用フランジを用いて連続した軟包装材の所定位置に取り付け、そのジッパー付軟包装材を、前記ジッパーを内側にして筒状に成形し、袋の底部となる位置をシールし、内容物を充填し、袋の頂部となる位置をシールすると共に前記ジッパーのシール用フランジにその外側に位置する軟包装材をシールし、その後、形成された袋の切り離しを行うことを特徴とする。このように、製袋前の軟包装材に取り付けるジッパーを、互いに向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くした構造としておくことにより、そのジッパー付軟包装材を用いて製袋、底部シール、充填、頂部シール、ジッパーのシール用フランジの袋内面へのシールを行い、その後、袋を切り離すという動作を行うことで、ジッパーサイドの漏れ通路を遮断したジッパー付袋を製造できる。
【0010】
ここで、ジッパーのシール用フランジへの軟包装材のシールを、筒状に成形した軟包装材の、前記ジッパーのシール用フランジが位置する領域の全幅を、軟包装材の外側から熱板で加熱、加圧してシールすることによって行い、その際、前記ジッパーのシール用フランジの、互いにシールし且つ薄肉化した両端部分におけるシール条件と、その他の領域におけるシール条件を可変とすることが好ましい。この構成とすることで、ジッパーサイドの密封を確実に行うことができ、漏れを一層確実に防止したジッパー付袋を製造できる。
【0011】
本発明のジッパー付袋の製造装置は、互いに嵌合した嵌合部分と、互いに向かい合う位置に袋内面へシールするためのシール用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材であって、少なくとも一方が更に仮止め用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材を有する、連続したジッパーを繰り出すジッパー供給装置と、該ジッパー供給装置からジッパーを間欠的に引き出し、所定長さに切断して、所定位置を間欠的に走行する連続した軟包装材に前記仮止め用フランジを用いて取り付けるジッパー取付装置と、前記ジッパー供給装置から繰り出されるジッパーの走行経路に設けられ、そのジッパーの互いに向かい合ったシール用フランジを、該ジッパーを所定長さに切断した時の端部となる領域で互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くするよう加圧するフランジシール兼薄肉化装置と、前記ジッパーを取り付けた軟包装材を筒状に成形すると共に筒状に成形した軟包装材内に内容物を充填する製袋充填装置と、筒状に成形した軟包装材を長手方向に離れた2個所で横方向にシールして底部シール及び頂部シールを形成するシール装置と、軟包装材を前記底部シールと頂部シールの間で切断する切断装置と、筒状に成形した軟包装材の、前記ジッパーのシール用フランジが位置する領域の全幅を、軟包装材の外側から加熱、加圧して前記シール用フランジに軟包装材をシールするジッパーシール装置を備えていることを特徴とする。この構成により、連続したジッパーの互いに向かい合ったシール用フランジの所定部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くし、その部分が端部となるようにジッパーを所定長さに切断し、そのジッパーを連続した帯状の軟包装材に取り付け、そのジッパー付軟包装材を用いて製袋、底部シール、充填、頂部シール、ジッパーの袋内面へのシール、及び出来上がった袋の切り離しを行うことができ、ジッパーサイドに漏れをないジッパー付袋を製造できる。
【0012】
ここで、前記ジッパーシール装置を、前記ジッパーのシール用フランジの、互いにシールし且つ薄肉化した両端部分を除く中間部分に軟包装材をシールする第一シール装置と、前記筒状の軟包装材の両端領域を前記ジッパーのシール用フランジの両端部分にそれぞれシールする第二シール装置を備えた構成とすることが好ましい。この構成とすることで、ジッパーサイドの密封を確実に行うことができ、ジッパーサイドに一層漏れのないジッパー付袋を製造できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、ガセットピロー形態のジッパー付袋を例にとって本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1(a)は本発明の一実施の形態に係るガセットピロー形態のジッパー付袋の概略斜視図、(b)はその概略正面図、図2(a)はそのジッパー付袋のジッパーを取り付けた領域で且つ袋のサイド領域の概略正面図、(b)、(c)はそれぞれ、(a)のE−E概略断面図、F−F概略断面図、図3(a)はそのジッパー付袋に取り付ける前のジッパーの概略平面図、(b)、(c)はそれぞれ、(a)のG−G概略断面図、H−H概略断面図であり、図14、図15に示す従来例と同一部品には同一符号を付している。図1〜図3において、この実施の形態に係るジッパー付袋1Aはガセットピローパウチであり、従来と同様に全体が軟包装材2で形成されており、下端に底部シール5を形成し、上端の開口部に頂部シール3を形成し、その少し下にジッパー4Aを取り付けた構成となっている。このジッパー4Aも、基本的な構造は従来と同様のもので、図2(c)から良く分かるように、雄側部材4aと雌側部材4bとからなり、雄側部材4aは突起状の嵌合部分4aaとシール用フランジ4abを備え、雌側部材4bは嵌合部分4aaを嵌合させる溝を形成した嵌合部分4baとシール用フランジ4bb及び仮止め用フランジ4bcを備えている。そして、このジッパー4Aは、雄側部材4aと雌側部材4bのそれぞれのシール用フランジ4ab、4bbを、向かい合う軟包装材2の領域6にヒートシールして取り付けられている。なお、雌側部材4bに設けている仮止め用フランジ4bcはジッパー4Aを製袋前の軟包装材2に取り付けるためのものであり、この仮止め用フランジ4bcもそれに向かい合う軟包装材2にシールされている。
【0014】
このジッパー付袋1Aに取り付けているジッパー4Aは上記したように基本的な構造は従来と同様であるが、それを軟包装材2に取り付ける前に、図3に示すように、雄側部材4a及び雌側部材4bの互いに向かい合ったシール用フランジ4ab、4bbの両端部分のハッチングで示す領域11を互いにシールすると共にその厚さt1 を他の領域の厚さt0 よりも薄くしている。以下、この領域11をプレシール部と称する。シール用フランジ4ab、4bbに形成するプレシール部11は、図面ではシール用フランジ4ab、4bbの全幅に形成しているが、必ずしも全幅に形成する必要はなく、シール用フランジ4ab、4bbに軟包装材2をシールする領域6(図2参照)よりも広い幅としておけばよい。ただし、このプレシール部11は、嵌合部分4aa、4baに接する位置まで形成し、嵌合部分4aa、4baに隣接した位置に隙間が生じないようにすることが好ましい。プレシール部11のジッパー長手方向のサイズは、2〜15mm程度に選定すればよく、好ましくは3〜6mm程度とする。プレシール部11における各シール用フランジの厚さt1 は小さいほど、ジッパーサイドの密封を確実とできる利点が得られるが、押しつぶしに時間がかかるといった欠点を生じる。そこで、厚さt1 は、他の領域の厚さ(元の厚さ)t0 の1/3〜2/3程度に選定すればよく、1/2程度に選定するのが好ましい。
【0015】
図3に示す構成のジッパー4Aを用いてジッパー付袋1Aを形成したことで、図2(b)に示すように、ジッパー付袋1Aのジッパーサイドでは、薄くしたプレシール部11が軟包装材2の折り返し部分のすぐ内側に位置している。このため、この部分に両側から熱板を押し当てて軟包装材2をプレシール部11にシールした際、プレシール部11よりも外側の軟包装材2も十分に加熱し、溶融してジッパーサイドの隙間を埋めることができる。このためジッパーサイドを隙間が無いようにシールできる。かくして、このジッパー付袋1Aでは、ジッパーサイドにほとんど隙間がなく、しかもジッパー4Aの端部はプレシール部11によって、向かい合ったシール用フランジ4ab、4bbが互いにシールされているので、シール用フランジ4ab、4bb間にも隙間がなく、図2(a)に矢印8、9で示すような従来のジッパー付袋に見られた漏れ通路が生じることはほとんどなく、良好に漏れを防止できる。
【0016】
次に、このジッパー付袋1Aの製造方法及び製造装置の一例を説明する。図4はジッパー付袋1Aの製造装置の1例を示す概略斜視図であり、符号20はジッパー付袋の製造装置全体を示す。22は連続したジッパー4を繰り出すジッパー供給装置、24は、そのジッパー供給装置22からジッパー4を所定長さずつ間欠的に引き出し、所定位置を切断して所定長さのジッパー4Aとし、そのジッパー4Aの仮止め用フランジ4bc(図2参照)を、所定位置を間欠的に走行する連続した軟包装材2にシールすることでジッパー4Aを軟包装材2に取り付けるジッパー取付装置、26はジッパー供給装置22から引き出されたジッパー4の走行経路に設けられたフランジシール兼薄肉化装置である。
【0017】
ジッパー供給装置22から引き出されるジッパー4は、図15に示す従来のジッパー4と同一断面のものである。フランジシール兼薄肉化装置26は、そのジッパー4の互いに向かい合ったシール用フランジを互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くするよう加圧してプレシール部11(図3参照)を形成するためのものであり、図5に示すように、ジッパー4を受けるアンビル27と、ジッパー4のシール用フランジ4ab、4bbを加圧してシールするための超音波ホーン28等を備えている。アンビル27には、ジッパー4の嵌合部分4aa、4baに対応する位置に嵌合部分の厚さより若干浅い窪み27aを備えている。これにより、超音波ホーン27でジッパー4のシール用フランジ4ab、4bb及び嵌合部分4aa、4baをアンビル27に押し付け、超音波振動を加えることにより、シール用フランジ4ab、4bbを嵌合部分に至るまでシールし且つ押しつぶして薄くすることができる。ここで、超音波ホーン27による加圧領域のジッパー長手方向の寸法は、図3に示すジッパー4Aの両端に形成しているプレシール部11のジッパー長手方向の寸法の2倍としており、フランジシール兼薄肉化装置26によって形成したシール領域の中央を切断して切り離すことにより、切り離された両側のジッパーのそれぞれの端部に、所定長さのプレシール部11を形成できる。図4において、フランジシール兼薄肉化装置26は、それによって形成したシール領域の中央が、ジッパー取付装置24によって切断される位置となるように配置されており、これにより、ジッパー取付装置24によって所定長さに切断したジッパー4Aの両端にプレシール部11が形成されることとなる。なお、フランジシール兼薄肉化装置26としては、図示の実施形態のように超音波ホーン27を用いたものに限らず、熱板を用いたヒートシール装置を用いても良いが、超音波ホーン27を用いる方が敏速にシール及び押しつぶしを行うことができるので好ましい。
【0018】
図4において、30は、ジッパー4Aを取り付けた軟包装材2を筒状に成形して背貼りを行うと共に筒状に成形した軟包装材内に内容物を充填する製袋充填装置、32はその下方に配置され、筒状に成形した軟包装材2を長手方向に離れた2個所で横方向にシールして底部シールと頂部シールを形成するシール装置、34は、筒状に成形した軟包装材2の、ジッパーのシール用フランジが位置する領域の全幅を、軟包装材2の外側から加熱、加圧してシール用フランジに軟包装材をシールするジッパーシール装置である。なお、図4には示していないが、前記シール装置32によって形成した底部シールと頂部シールの間を切断する切断装置、及び製袋充填装置30で筒状に成形した軟包装材2のサイド部分を内側に折り込んでガセット形態とするための折り込み手段も設けられている。これらの部品のうち、ジッパーシール装置34を除いた他の部品は、従来の縦型ピロー充填機に設けられているものと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0019】
図6(a)、(b)はシール装置32及びジッパーシール装置34における熱板の配置を概略的に示すものである。図6において軟包装材2は筒状に成形され、所定位置に送られて停止し、且つその中に内容物36を充填された状態にあるものとする。シール装置32は、軟包装材2の、内容物36を充填した部分で形成する袋の頂部をシールする熱板(トップシールバーという)38と、その上に続く次の袋の底部をシールするための熱板(ボトムシールバーという)39を備えている。また、切断装置は、ボトムシールバー39とトップシールバー38との間に配置されたカッター40を備えている。
【0020】
ジッパーシール装置34は、所定位置に停止している軟包装材2に取り付けているジッパー4Aのシール用フランジ4ab、4bbにその外側の軟包装材2をシールすることができる位置に配置されている。図7はこのジッパーシール装置34を、図6の矢印J−J方向に見た概略平面図、図8はそのジッパーシール装置34のジッパー端部近傍領域を、シール時の状態で示す概略断面図である。なお、軟包装材2は図7、図8に示す位置ではガセット形態(両端に折り返し部が2個ずつ形成された形態)になっているが、説明を簡略化するため、平ピローの形態で示している。
【0021】
図6〜図8において、ジッパーシール装置34は、ジッパー4Aの両端に形成しているプレシール部11(図3参照)を除く中間部分に軟包装材2をシールする第一シール装置42と、プレシール部11に軟包装材2をシールする第二シール装置43を有している。第一シール装置42は、ジッパー4Aの両端のプレシール部11を除いた中間部分をはさむ関係で配置された一対の熱板(ジッパー固定用バーという)45A、45Bと、一方のジッパー固定用バー45Aを保持した支持台46と、他方のジッパー固定用バー45Bを移動可能な形態で保持した支持台47と、そのジッパー固定用バー45Bを前方に押し出すよう作用するコイルバネ48と、支持台46、47を互いに接近する方向及び離れる方向に移動させる駆動装置等を備えている。第二シール装置43は、ジッパー4Aの端部のプレシール部11をはさむ関係で配置された一対の熱板(密封シール用バーという)50A、50Bと、一方の密封シール用バー50Aを他方の密封シール用バー50Bに対して押し付けるエアシリンダ51と、他方の密封シール用バー50Bを保持台46に固定する取付具53等を備えている。エアシリンダ51は支持台46に保持され、一緒に移動するようになっている。密封シール用バー50A、50Bは、軟包装材2をジッパー4Aのプレシール部11に貼り付けるのみならず、その外側のジッパーサイドの密封シールを行うためのものであり、軟包装材2の折り返した端部よりも更に外側に延びる長さとしている。また、ジッパー固定用バー45A、45Bと密封シール用バー50A、50Bは図6(b)に示すように直線状に配列されている。ジッパー固定用バー45A、45Bと密封シール用バー50A、50Bとは図8に拡大して示すように、両者間に0.3〜0.6mm程度の微小な隙間55が生じるように配置している。これは、熱膨張によるトラブルなどを回避するためである。この隙間55はあまり大きくなると、この隙間55において軟包装材2のジッパー4Aに対するシール不良を生じる恐れがあるが、上記した範囲内であれば、隙間55の両側からの伝熱や、溶融樹脂の流れ込み等によって良好にシールを行うことができる。
【0022】
ジッパーシール装置34によるシール動作は次のように行われる。すなわち、軟包装材2が所定位置(図6に示す位置)に停止している間に、支持台46、47が互いに接近する方向に移動して、ジッパー固定用バー45A、45Bで軟包装材2を外面からはさみ付け、軟包装材2をその内側に位置するジッパー4Aのシール用フランジ4ab、4bbにヒートシールする。同時にエアシリンダ51が作動して密封シール用バー50Aを押し出し、図8に示すようにジッパー4Aのプレシール部11の外側の軟包装材2を両側から、密封シール用バー50A、50Bではさみ付け、軟包装材2をプレシール部11にシールすると共にジッパーサイドの軟包装材2の内側に隙間が生じないように密封シールする。この際、プレシール部11は薄いので、密封シールを良好に行うことができ、ジッパーサイドに隙間が残らないようにすることができる。その後、エアシリンダ51が密封シール用バー50Aを後退させ、且つ支持台46、47が後退する。以上により1回のシール動作が終了する。ここで、ジッパー固定用バー45A、45B及び密封シール用バー50A、50Bの温度、加圧力、加圧時間、作動タイミング等のシール条件は、それぞれ良好なシールを行うことができる所望のように設定しておく。これにより、ジッパー4Aの軟包装材2に対するシール並びにジッパーサイドの密封シールをそれぞれ良好に行うことができる。
【0023】
なお、本発明に用いるジッパーシール装置34は、この実施の形態に示す構造に限らず、種々変更可能である。例えば、図7の実施の形態では、両側の密封シール用バー50A、50Aを共通のエアシリンダ51で移動させる構成としているが、この構成に代えて、両側の密封シール用バー50A、50Aにそれぞれ、別個のエアシリンダを連結して移動させる構成としてもよい。この構成とすると、各密封シール用バー50A、50Aを独立して移動させることができ、例え、一方の密封シール用バー50Aがプレシール部11から外れた薄肉化していない領域を踏んでしまった場合でも、他方の密封シール用バー50Aは、その影響を受けず、良好な密封シールを行うことができる。
【0024】
また、図7、図8に示す実施の形態では、軟包装材2の両側に配置されるシールバーをそれぞれ、中央領域のジッパー固定用バー45A、45Bと、その両端領域の密封シール用バー50A、50Bとに分離し、それぞれについてシール条件を設定しうるように構成しているが、軟包装材2の片側に配置されるシールバー或いは両側のシールバーとして、一体化したシールバーを用いることも可能である。図9は、その場合の実施の形態に係るジッパーシール装置34Aを示すものである。この実施の形態では、受け側のシールバーとして、筒状に成形した軟包装材2の全幅をシール可能な長さのジッパー固定用兼密封シール用バー45Cを用い、反対側のシールバーとして、中央領域のジッパー固定用バー45Aとその両端領域の密封シール用バー50A、50Aに分離したものを用いており、ジッパー固定用バー45Aとジッパー固定用兼密封シール用バー45Cで第一シール装置42を構成し、密封シール用バー50Aとジッパー固定用兼密封シール用バー45Cで第二シール装置43を構成している。そして、密封シール用バー50A、50Aにはそれぞれエアシリンダ51A、51Bを連結している。この実施の形態では、図10に示すように、ジッパー固定用兼密封シール用バー45Cとジッパー固定用バー45A及び密封シール用バー50Aで、軟包装材2をはさみ付けることにより、ジッパー4Aの軟包装材2内面への固定及びジッパーサイドの密封シールを行うことができる。ここで、ジッパー固定用兼密封シール用バー45Cは、軟包装材2に面する面を全長に渡って一平面としているので、図10に示すようにシールした状態において、軟包装材2には、密封シール用バー50Aに面する側にしか段差が生じない。このため、段差の発生箇所を少なくできる。軟包装材2に段差を与えることは軟包装材にストレスを与えることとなり、極端な場合にはこの部分にピンホールを発生することがあるので、段差を少なくすることで、ピンホール発生を防止できる。また、密封シール用バー50Aの角部50aは、シール不良を生じない範囲で、極力大きい半径に丸めることが好ましく、それによって軟包装材にかかるストレスを一層削減してピンホールの発生を防止できる。なお、この実施の形態においても、ジッパー固定用バー45Aと密封シール用バー50Aとの間隔dは0.3〜0.6mm程度に選定すればよい。更に、図9の実施の形態では、ジッパー固定用バー45Aと密封シール用バー50Aを分離した構造としているが、これに代えて、一体型のシールバーを用いることも可能である。例えば、シールバーとして、筒状に成形した軟包装材2の全幅をシール可能な長さで、且つジッパー4Aのプレシール部11及びその外側に対応する領域を、中間部分に対応する領域よりも少し高くなるように段差を付けたものを用いることで、ジッパー4Aの軟包装材2に対するシール並びにジッパーサイドの密封シールを行うことができる。
【0025】
次に、図4に示すガセット付袋の製造装置20による袋製造動作を説明する。ジッパー供給装置22から連続したジッパー4がジッパー取付装置24によって所定長さずつ間欠的に引き出され、その途中でフランジシール兼薄肉化装置26によってジッパー4の向かい合ったシール用フランジの所定領域が互いにシールされると共に薄肉化される。そして、ジッパー取付装置24は引き出したジッパー4を所定長さに切断して、両端にプレシール部11を備えたジッパー4A(図3参照)とし、それを仮止め用フランジ4bc(図2参照)を用いて、間欠的に走行している帯状の軟包装材2にシールして取り付ける。
【0026】
ジッパー4Aを取り付けられた軟包装材2は、製袋充填装置30によって、ジッパー4Aを内側にして筒状に成形され且つ背貼りされ、下方に配置したシール装置32によって袋の底部となる位置がシールされる(なお、この時、同時にその下に形成されている袋の頂部シールが形成されるが、これについては後述する)。次に、筒状に成形した軟包装材2内に内容物が充填され且つその軟包装材2が1個の袋の長さ分だけ下方に送られて停止する。この時の状態が図6に示す状態である。図6に示す位置に軟包装材2が停止した後、シール装置32のトップシールバー38及びボトムシールバー39が同時に軟包装材2を挟み付けてシールし、内容物36を充填した袋の上端に頂部シール3(図1参照)を形成すると共に、その上に続く次の袋の底部に底部シールを形成する。シール装置32によるシール動作と並行して、ジッパーシール装置34が作動し、上述した手順でジッパー4Aのシール用フランジ4ab、4bbにその外側の軟包装材2をシールすると共にジッパーサイドの密封シールを行う。その後、切断装置のカッター40が作動し、底部シールと頂部シールの間で軟包装材2を切断し、出来上がった袋1Aを切り離す。以上の動作を繰り返すことで、図1、図2に示すジッパー付袋1が次々と製造される。
【0027】
以上に説明したように、このガセット付袋1Aの製造装置では、連続したジッパー4の供給経路にフランジシール兼薄肉化装置26を設け、且つジッパーシール装置34として、図6、図7に示すものを用いた以外は、従来の縦型ピロー充填機と同様の装置を用い、従来と同様に、軟包装材の筒状への成形、底部シール、内容物充填、頂部シール、ジッパーの袋内面へのシール及び切断の一連の動作を行うことによって、ジッパーサイドに生じがちな漏れ通路のないジッパー付袋を製造できる。かくして、製袋後に別工程でジッパーサイドのシールを行う必要がなく、低コストで漏れのないジッパー付袋を製造できる。
【0028】
なお、上記した実施の形態では、ジッパー4Aとして、雌側部材4bに仮止め用フランジ4bcを設けたものを用いているが、仮止め用フランジは雌側部材に設ける場合に限らず、雄側部材4aに設けるように変更してもよい。更に、上記の実施の形態では、ジッパー供給装置22から引き出すジッパー4として、図2(c)に断面を示すように、雄側部材4aが嵌合部分4aaの片側のみにフランジを備えたものを用いているが、本発明は、この構造のジッパーに限らず、図11に示すジッパー4Bのように、雄側部材4aが嵌合部分4aaの両側にシール用フランジ4abと補助フランジ4acを備えたものを用いることもできる。ところで、このジッパー4Bを用いた場合、雌側部材4bの仮止め用フランジ4bcを軟包装材に貼り付け、その軟包装材を図4に示す装置で筒状に成形すると、図12(a)、(b)に示すように、軟包装材に貼り付けていない雄側部材4aの補助フランジ4acの端部60がめくれることがある。そこで、このめくれを防止するため、図13に示すように、ジッパー4Bの向かい合ったシール用フランジ4ab、4bbの端部を互いにシールし且つ薄くしてプレシール部11を形成すると共に、仮止め用フランジ4bcと補助フランジ4acの端部のハッチング62で示す領域を互いにシールしておく。これにより、ジッパー4Bを用いても補助フランジ4acの端部のめくれを生じることなく、製袋を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のジッパー付袋は、ジッパーサイドの密封シールが確実で隙間がほとんどなく、しかも向かい合ったシール用フランジの端部領域が互いにシールされているので、この領域を通過する漏れもなく、このため、漏れが生じて見栄えを悪くするとか衛生上の問題が生じるといったことがないという効果を有している。
【0030】
また、本発明のジッパー付袋の製造方法によれば、互いに向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くした構造のジッパーを、連続した軟包装材に取り付け、そのジッパー付軟包装材を用いて、筒状への成形、底部シール、内容物充填、頂部シール及びジッパーの軟包装材(袋内面)へのシールを行った後、出来上がった袋を切断して切り離すという一連の動作を行うことによって、ジッパーサイドに生じがちな漏れ通路のないジッパー付袋を製造でき、製袋後に別工程でジッパーサイドのシールを行う必要がなく、このため、低コストで、漏れのないジッパー付袋を製造できるという効果を有している。
【0031】
また、本発明のジッパー付袋の製造装置によれば、連続したジッパーから、所定長さで且つ互いに向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くした構造のジッパーを作り、そのジッパーを連続した帯状の軟包装材に取り付け、そのジッパー付軟包装材を用いて、筒状への成形、底部シール、内容物充填、頂部シール及びジッパーの軟包装材(袋内面)へのシールを行った後、出来上がった袋を切断して切り離すという一連の動作を行うことができ、これによってジッパーサイドに漏れのないジッパー付袋を生産性よく低コストで製造できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態に係るジッパー付袋の概略斜視図
(b)はその概略正面図
【図2】(a)は図1のジッパー付袋のジッパーを取り付けた領域で且つ袋のサイド領域の概略正面図
(b)は(a)のE−E概略断面図
(c)は(a)のF−F概略断面図
【図3】(a)は図1に示すジッパー付袋に取り付ける前のジッパーの概略平面図
(b)は(a)のG−G概略断面図
(c)は(a)のH−H概略断面図
【図4】ジッパー付袋1Aの製造装置の1例を示す概略斜視図
【図5】図4に示す装置に設けているフランジシール兼薄肉化装置の概略断面図
【図6】(a)、(b)は図4に示す装置におけるシール装置32及びジッパーシール装置34の熱板の軟包装材2に対する配置を示す概略断面図及び概略正面図
【図7】図6に示すジッパーシール装置34を、矢印J−J方向に見た概略平面図
【図8】図7に示すジッパーシール装置34のジッパー端部近傍領域を、シール時の状態で示す概略断面図
【図9】ジッパーシール装置の変形例を示す、図7と同様な概略平面図
【図10】図9に示すジッパーシール装置34Aのジッパー端部近傍領域を、シール時の状態で示す概略断面図
【図11】(a)、(b)は、ジッパーの変形例を示す概略端面図及び平面図
【図12】(a)、(b)は、図11のジッパーを軟包装材に取り付けて製袋した時にジッパーのフランジに生じがちなめくれを示すジッパーの概略端面図及び平面図
【図13】(a)、(b)は、図11のジッパーを、端部のフランジ間をシールした状態で示す概略端面図及び平面図
【図14】(a)は従来のジッパー付袋の概略斜視図
(b)はその概略正面図
【図15】(a)は図14のジッパー付袋のジッパーを取り付けた領域で且つ袋のサイド領域の概略正面図
(b)は(a)のB−B概略断面図
(c)は(a)のC−C概略断面図
(d)は(a)のD−D概略断面図
【符号の説明】
1、1A ジッパー付袋
2 軟包装材
3 頂部シール
4、4A、4B ジッパー
4a 雄側部材
4aa 嵌合部分
4ab シール用フランジ
4b 雌側部材
4ba 嵌合部分
4bb シール用フランジ
4bc 仮止め用フランジ
6 ジッパー及びジッパーサイドのシール領域
11 プレシール部
20 ジッパー付袋の製造装置
22 ジッパー供給装置
24 ジッパー取付装置
26 フランジシール兼薄肉化装置
30 製袋充填装置
32 シール装置
34 ジッパーシール装置
38 熱板(トップシールバー)
39 熱板(ボトムシールバー)
40 カッター
42 第一シール装置
43 第二シール装置
45A、45B 熱板(ジッパー固定用バー)
50A、50B 熱板(密封シール用バー)
51 エアシリンダ

Claims (6)

  1. 軟包装材で構成され、開口部にプラスチック製のジッパーを取り付けたジッパー付袋において、前記ジッパーが、互いに嵌合する嵌合部分を備えた雄側部材及び雌側部材を備え、該雄側部材及び雌側部材は、互いに向かい合う位置に、袋内面へシールするためのシール用フランジを備え、その向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くしていることを特徴とするジッパー付袋。
  2. 前記ジッパー付袋がピロー形態の袋である、請求項1記載のジッパー付袋。
  3. 互いに嵌合した嵌合部分と、互いに向かい合う位置に袋内面へシールするためのシール用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材であって、少なくとも一方が更に仮止め用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材を有し、互いに向かい合ったシール用フランジの両端部分を互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くした構造のジッパーを、前記仮止め用フランジを用いて連続した軟包装材の所定位置に取り付け、そのジッパー付軟包装材を、前記ジッパーを内側にして筒状に成形し、袋の底部となる位置をシールし、内容物を充填し、袋の頂部となる位置をシールすると共に前記ジッパーのシール用フランジにその外側に位置する軟包装材をシールし、その後、形成された袋の切り離しを行うことを特徴とするジッパー付袋の製造方法。
  4. 前記ジッパーのシール用フランジへの軟包装材のシールを、筒状に成形した軟包装材の、前記ジッパーのシール用フランジが位置する領域の全幅を、軟包装材の外側から熱板で加熱、加圧してシールすることによって行い、その際、前記ジッパーのシール用フランジの、互いにシールし且つ薄肉化した両端部分におけるシール条件と、その他の領域におけるシール条件を可変としたことを特徴とする請求項3記載のジッパー付袋の製造方法。
  5. 互いに嵌合した嵌合部分と、互いに向かい合う位置に袋内面へシールするためのシール用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材であって、少なくとも一方が更に仮止め用フランジを備えた雄側部材及び雌側部材を有する、連続したジッパーを繰り出すジッパー供給装置と、該ジッパー供給装置からジッパーを間欠的に引き出し、所定長さに切断して、所定位置を間欠的に走行する連続した軟包装材に前記仮止め用フランジを用いて取り付けるジッパー取付装置と、前記ジッパー供給装置から繰り出されるジッパーの走行経路に設けられ、そのジッパーの互いに向かい合ったシール用フランジを、該ジッパーを所定長さに切断した時の端部となる領域で互いにシールすると共にその厚さを他の領域よりも薄くするよう加圧するフランジシール兼薄肉化装置と、前記ジッパーを取り付けた軟包装材を筒状に成形すると共に筒状に成形した軟包装材内に内容物を充填する製袋充填装置と、筒状に成形した軟包装材を長手方向に離れた2個所で横方向にシールして底部シール及び頂部シールを形成するシール装置と、軟包装材を前記底部シールと頂部シールの間で切断する切断装置と、筒状に成形した軟包装材の、前記ジッパーのシール用フランジが位置する領域の全幅を、軟包装材の外側から加熱、加圧して前記シール用フランジに軟包装材をシールするジッパーシール装置を備えていることを特徴とするジッパー付袋の製造装置。
  6. 前記ジッパーシール装置が、前記ジッパーのシール用フランジの、互いにシールし且つ薄肉化した両端部分を除く中間部分に軟包装材をシールする第一シール装置と、前記筒状の軟包装材の両端領域を前記ジッパーのシール用フランジの両端部分にそれぞれシールする第二シール装置を備えていることを特徴とする請求項5記載のジッパー付袋の製造装置。
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