JP2004033773A - シャント弁システムおよびロックアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体流量制御機器の機能を危うくすることなく、流体流量制御機器内の調整可能な弁機構の過失による如何なる調整をも簡単かつ有効に防止するロックアセンブリおよびシャント弁システムを提供する。
【解決手段】 ロックアセンブリは調整可能な弁機構の少なくとも一部に摩擦係合する少なくとも1つのグリップアームと該グリップアームの配置および解放を制御する駆動機構を含む。ロックアセンブリは医療用具を制御する流体流量の設定圧力に対して不利に作用することがある、過失による調整を防止する。特に、ロックアセンブリは強い外部磁場の存在下で起こるような過失による調整を防止する。ロックアセンブリは臨床家が機械的外力の付与または解除を経てロックアセンブリの係合解除を容易にすることで臨床家が必要に応じ流体流量制御機器の設定圧力の調整を可能にする。
【選択図】    図1A

Description

 この発明は、患者の1つの領域から他の領域へ体液を導く医療用具に関するものである。より詳細には、この発明はシャント弁システムに関するもので、当該システムはその中を流れる流体の流れを制御する調整可能なシャント弁を有しており、さらに詳細には上記シャント弁の調整を制御するロック機構を有するものである。
 脳水腫は、脳室すなわち脳のキャビティ内の脳脊髄液(以下、CSFという)の異常な蓄積によって引き起こされる1つの神経状態である。乳児、小児および成人に悪影響を及ぼす可能性のある脳水腫は、脳内のCSFの正常なドレナージ(排液)が何らかの方法で阻止されたときに発生する。そのような阻止は、例えば遺伝的素因、脳室内または無頭蓋体内の出血、脳膜炎または頭部外傷等の感染を含む多くのファクタによって引き起こされることがある。CSFの流動阻止は、CSFが脳室システムによって生成される速度とCSFが血流中に吸収される速度との間の不均衡状態の結果として生じる。この不均衡状態は脳圧を押し上げ、脳室を肥大化させる。治療せずに放置されると、脳水腫は硬膜下血腫、脳組織の圧迫および血流障害を含む医学的に深刻な容態に陥る可能性がある。
 脳水腫は、多くの場合、CSFの流れを脳室から、右心房、腹膜またはCSFが循環システムの一部として吸収される体の他の部位等、体の他の部分へ分流させるシャント弁システムを外科的に挿入することによって治療されている。種々のシャント弁システムは脳水腫の治療のために開発されてきた。典型的には、シャント弁システムは脳室カテーテル、シャント弁およびドレナージカテーテルを含むものである。シャント弁システムの一端には、上記脳室カテーテルが患者の頭蓋骨内の穴に挿通されて患者の脳室内に存在するような第1端を有することがあり、その脳室カテーテルの第2端はシャント弁の入口に多くの場合連結されている。脳室カテーテルの上記第1端はCSFが上記シャント弁システムに入れるように複数の穴または細孔を含めることがある。上記シャント弁システムの他端には、ドレナージカテーテルが上記シャント弁の出口に取り付けられた第1端と、CSFが血流中への再吸収のために上記シャント弁システムから排出されるように構成された第2端とを有している。
 一般に、種々の構成を有することがあるシャント弁は、上記シャント弁システム中を流れる流体の流速を調整するのに有効である。あるシャント弁システムでは、流体の流速は弁機構での差圧に比例していることがある。これらのシャント弁機構は流体の圧力がある一定の閾値レベルに達した後だけ流体を流すことを可能にする。このように、流体の圧力が閾値圧力より僅かに大きいときは、流体の流速は相対的に遅くなるが、上記圧力が増せば流体の流速も同時に増す。典型的には、上記シャント弁は無頭蓋体内の圧力が上記用具の任意のヒステリシス下にあるシャント弁の閾値圧力以下のあるレベルに減少するまで流体を正常に流すことを可能にすることになる。
 シャント弁は、流体が流れ始める閾値圧力レベルの調整を可能するように設計されることがある。侵襲性の外科的処置を避ける上記閾値圧力の外部調整を可能にすることが一般的に好まれている。あるシャント弁システムでは、上記シャント弁がこの弁の閾値圧力を制御する磁化ロータを含む。医師は、磁気プログラマ等の外部調整機構を用いて上記シャント弁の閾値圧力を調整することが可能である。しかしながら、これらの磁化ロータは、磁気共鳴映像法(以下、MRIという)による検査中等に発生する強力な外部磁場の存在下で、誤って調整されることがある。過失による上記閾値圧力の調整は、硬膜下血腫等の危険な容態に陥る可能性のある、CSFの過剰ドレナージまたはドレナージ不足のいずれかを招く。
 強力な外部磁場の存在下であっても、過失による弁調整を防止し、同時に閾値圧力の意図的な調整を可能にするロック機構を提供する多くの試みがなされてきた。そのようなアプローチの1つは、ネグレ(Negre)がロータ上に配された対向する2つのマイクロ磁石を有するロック手段を開示する特許文献1に詳細に記述されている。二方向性磁場の存在下で、これらのマイクロ磁場はロータ内で実質的に半径方向に直線的に移動してロック手段を駆動させる。しかしながら、上記ネグレのロック手段は強力な外部磁場の存在下で意図しない弁調整のリスクを排除しない。
 他のアプローチは、バートランドら(Bertrand)がロータアセンブリを所望の位置にロックする手段を含む弁を開示する特許文献2に記述されている。このロック手段は、上記ロータアセンブリの外周表面に一連の回転止めを係合するのに適した第1端を有するピンを用いており、これによりロータアセンブリの回転を防止している。上記ロック手段は、上記ピンを、上記外周表面内の回転止め内の第1の位置(伸張位置)から第2の位置(収縮位置)へ移動させる2つのレバーを有するピン駆動手段によって係合解除される。第1のレバーはピンの第2端に係合するのに適したシャフトを有する旋回可能なレバーであり、これに対して第2のレバーは上記第1の位置(伸張位置)内に上記ピンを押し付けるように付勢された手動的に駆動されるレバーである。しかしながら、この手動的に駆動されるレバーは、上記シャント弁からの流体を汲み上げるか、あるいはどっと流すのに用いられる弁チャンバ内に配置されている。このように、手動的に駆動されるレバーは、ポンプチャンバ内に配置されることによって、上記ピン駆動手段は上記ポンプチャンバの機能を損なうか、あるいは阻害することがある。
米国特許第5,643,194号 米国特許第5,637,083号 米国特許第4,615,691号
 従って、弁の閾値圧力の過失による調整を簡単かつ有効に防止し、さらには弁の閾値圧力の非侵襲性調整を可能にする改良されたロック機構を有するシャント弁が必要である。また、上記シャント弁の通常操作を危うくしないか、あるいは阻害することがないロック機構も必要である。さらには、医師が上記ロック機構の配置を容易に決定できるように設計されたロック機構も必要である。最終的には、X線またはMRIを含む種々の放射線画像技術を用いている間に人為現象または外部信号がほとんどないか、あるいは全くなく、このため必要な医療処置の邪魔をするか、あるいは当該処置を危うくすることがないロック機構が必要である。
 この発明は、従来の流体管理システムに固有の欠点を克服するためになされたもので、その目的とするところは、流体流量制御機器の機能を危うくすることなく、当該流体流量制御機器内の調整可能な弁機構の過失による如何なる調整をも簡単かつ有効に防止するロックアセンブリおよびロックアセンブリを備えたシャント弁システムを提供することにある。
 この発明のロックアセンブリは、概ね、調整可能な弁機構の少なくとも一部に摩擦により係合する少なくとも1つのグリップアームと、該少なくとも1つのグリップアームの配備およびその解放を制御する駆動機構とを含むものである。
 なお、請求項1記載のシャント弁システムは、流体を受け入れる入口、流体を放出する出口および該出口と上記入口との間に生じる流体の差圧が設定された弁開放圧力を超えたときに流体の流れを調整するロータアセンブリを含む弁機構を含むチャンバを内蔵するハウジングと、上記ロータアセンブリの回転を防止するための選択的に係合可能なロックアセンブリとを含み、該ロックアセンブリには、上記ロータアセンブリに摩擦により係合して上記ロータアセンブリを所望の位置に選択的に保持するのに適した少なくとも1つの接触表面を有する少なくとも1つのグリップアームを備えるように構成したものである。
 請求項2記載のロックアセンブリは、シャント弁システムのロータアセンブリの回転を防止するためのロックアセンブリであって、上記ロータアセンブリを摩擦により係合する少なくとも1つのロータ接触表面を有する少なくとも1つのグリップアームと、上記グリップアームに機械的に連結する駆動機構とを含み、該駆動機構が上記少なくとも1つのグリップアームを、上記少なくとも1つのグリップアームが摩擦により上記ロータアセンブリに係合されるロック位置と上記少なくとも1つのグリップアームが上記ロータアセンブリから係合解除される非ロック位置との間で駆動するのに有効であるように構成したものである。
 請求項3記載のロックアセンブリは、流路と該流路中を流れる流体の流れを防止する流体レギュレータとを備えた医療用具に選択的に係合するロックアセンブリであって、上記流体レギュレータに摩擦により係合される第1の位置と上記流体レギュレータに係合されない第2の位置との間で選択的に移動可能なグリップアームに接続された変形可能な膜を有する駆動機構を含み、ここで、上記変形可能な膜は、この膜に付与され、上記グリップアームを第1の位置または第2の位置の一方を他方に移動させるのに十分な力を上記グリップアームに移すように構成したものである。
 この発明によれば、調整可能な弁機構の少なくとも一部に摩擦により係合する少なくとも1つのグリップアームと、該少なくとも1つのグリップアームの配置および解放を制御する駆動機構とを含むように構成したので、医療用具を制御する流体の流れを設定する圧力に対して不利に作用することがある過失による調整を防止することができるという効果がある。特に、上記ロックアセンブリは、例えばMRIによる検査中等に発生する強力な一方向性磁場等の強力な外部磁場の存在下における過失による調整を防止することができるという効果がある。上記ロックアセンブリは、臨床家が機械的な外力の付与または解除を経るようにして、上記ロックアセンブリの係合を容易に解除することを可能にし、これにより上記臨床家が必要に応じて流体流量制御機器の設定圧力を調整することを可能にするという効果がある。
 この発明によれば、流体を受け入れる入口、流体を放出する出口および該出口と上記入口との間に生じる流体の差圧が設定された弁開放圧力を超えたときに流体の流れを調整するロータアセンブリを含む弁機構を含むチャンバを内蔵するハウジングと、上記ロータアセンブリの回転を防止するための選択的に係合可能なロックアセンブリとを含むシャント弁システムであって、上記ロックアセンブリには、上記ロータアセンブリに摩擦により係合して上記ロータアセンブリを所望の位置に選択的に保持するのに適した少なくとも1つの接触表面を有する少なくとも1つのグリップアームを備えるように構成したので、流体流量制御機器の機能を危うくすることなく、当該流体流量制御機器内の調整可能な弁機構の過失による如何なる調整をも簡単かつ有効に防止することができるという効果がある。
 この発明によれば、流路と該流路中を流れる流体の流れを防止する流体レギュレータとを備えた医療用具に選択的に係合するロックアセンブリであって、上記流体レギュレータに摩擦により係合される第1の位置と上記流体レギュレータに係合されない第2の位置との間で選択的に移動可能なグリップアームに接続された変形可能な膜を有する駆動機構を含み、ここで、上記変形可能な膜は、この膜に付与され、上記グリップアームを第1の位置または第2の位置の一方を他方に移動させるのに十分な力を上記グリップアームに移すように構成したので、流体流量制御機器の機能を危うくすることなく、当該流体流量制御機器内の調整可能な弁機構の過失による如何なる調整をも簡単かつ有効に防止することができるという効果がある。
 この発明によれば、流路と該流路中を流れる流体の流れを防止する流体レギュレータとを備えた医療用具に選択的に係合するロックアセンブリであって、上記流体レギュレータに摩擦により係合される第1の位置と上記流体レギュレータに係合されない第2の位置との間で選択的に移動可能なグリップアームに接続された変形可能な膜を有する駆動機構を含み、ここで、上記変形可能な膜は、この膜に付与され、上記グリップアームを第1の位置または第2の位置の一方を他方に移動させるのに十分な力を上記グリップアームに移すように構成したので、流体流量制御機器の機能を危うくすることなく、当該流体流量制御機器内の調整可能な弁機構の過失による如何なる調整をも簡単かつ有効に防止することができるという効果がある。
 この発明の更なる態様、その本質および種々の利点は、付随する図面および図面や好適な実施の形態の詳細な記述から更に明白になるはずである。
 この発明のロックアセンブリは、所望の位置に調整可能な流体流量制御機器の調整可能な弁機構を安定保持し、これにより上記流体流量制御機器の過失による調整を防止するものである。概ね、この発明のロックアセンブリは、少なくとも1つのグリップアームを含み、このグリップアームはこのグリップアームの配備および解放を制御できる駆動機構に有効に連結されている。ロックアセンブリは医療用具を制御する流体流量の設定圧力に対して不利に作用することがある過失による調整を防止する。特に、ロックアセンブリは、例えばMRIによる検査中に遭遇する強い一方向性磁場等の外部磁場の存在下における過失による調整を防止する。ロックアセンブリは臨床家が機械的外力の付与または解除を経てロックアセンブリの係合解除を容易にすることで臨床家が必要に応じ流体流量制御機器の設定圧力の調整を可能にする。
実施の形態1.
 図1Aはこの発明の実施の形態1によるロックアセンブリを備えたハウジングを示す斜視図であり、図1Bはこの発明の実施の形態1による弁機構を示す斜視図であり、図2はこの発明の実施の形態1による図1Aのハウジングを備えた図1Bの弁機構を示す斜視図であり、図3Aはこの発明の実施の形態1による係合状態における図2のロックアセンブリのA−A線断面図であり、図3Bはこの発明の実施の形態1による係合解除状態における図2のロックアセンブリのA−A線断面図である。
 図1A乃至図3Bに示された実施の形態1では、この発明のロックアセンブリは、図2に示されたシャント弁システム10などのシャント弁システムと一緒に使用可能である。この発明のロックアセンブリは、患者の体のある部位から過剰な流体を排出しかつ当該過剰な流体を他の部位へ導くように設計された種々のシャント弁システムとの使用が可能である。この発明のロックアセンブリとの使用が可能なシャント弁システムの一例は脳水腫を治療するために設計されたシャントシステムにおけるシャント弁システムである。脳水腫用シャントシステムでは、シャント弁システム10は、患者の脳室内に配される脳室カテーテル(図示せず)と、脳脊髄液(CSF)が患者の血流内に吸収される例えば心臓の右心房または腹膜等、患者の体の他の部位内に配されるドレナージカテーテル(図示せず)とに取り付けられている。従って、シャント弁システム10は、脳室から患者の体の他の部位への過剰なCSFの流れを制御するものである。
 図1Aに示されているように、この実施の形態1のロックアセンブリと一緒に使用される上記シャント弁システム10は、埋没した標的部位に接触する外表面14と、チャンバ18を規定する内表面16とを有するハウジング12を含むものである。チャンバ18は流体が上記シャント弁システム10を経由して流れるようになっている。シャント弁システム10のチャンバ18は、流体をシャント弁システム10内へ受け入れるための入口(図示せず)と、シャント弁システム10から流体を放出するための出口(図示せず)とを含むものである。典型的な脳水腫用シャントシステムでは、上記入口は脳室カテーテルと連通しており、上記出口はドレナージカテーテルと連通している。
 ここで図1Aを参照すると、外表面14と内表面16との距離はハウジング12の厚さを規定している。この厚さは変更可能であるが、好ましくは約0.5mm乃至1.0mmの範囲である。シャント弁システム10のハウジング12は、第1端部20と、これとある距離をもった第2端部22とを含むものである。ハウジング12の長さは変更可能であるが、好ましくは埋没した標的部位の寸法に従って決められる。より詳細には、ハウジング12は約2.5cm乃至5.0cmの範囲の長さを有している。
 シャント弁システム10のハウジング12は実質的に任意の形状を有することがあるが、好ましくは、図1Aに示されたように概ね矩形の形状を有している。この実施の形態1では、ハウジング12は、図1Aに示されたように、上面24と、底面26と、対向した側面28,30とを含むものである。上面24と底面26との距離はハウジング12の高さH1 を規定しており、この高さH1 は変更可能であるが、好ましくは約4.5mm乃至6.0mmの範囲である。同様に、対向した側面28と側面30との距離はハウジング12の幅を規定しており、この幅は変更可能であるが、好ましくは約7.0mm乃至10.0mmの範囲である。好ましくは、シャント弁システム10のハウジング12の形状および寸法、特にハウジング12の高さ、幅および長さは埋没した標的部位の寸法バランスに従って決められる。
 ここで図1Bおよび図2を参照すると、シャント弁システム10のハウジング12は、シャント弁システム10を経由する流体の流れを制御するのに有効である、例えば図1Bに示されたシャント弁機構32等の流体レギュレータを取り囲むように設計されている。この発明のロックアセンブリは、流体の流れを制御するのに有効であり実質的に任意のシャント弁機構32と一緒に使用可能であるが、好ましくはシャント弁機構32は、シャント弁システム10の入口と出口との間に生じる差圧に従って流体の流量を調節する差圧弁を含むものである。このように、差圧弁は、流体がシャント弁システム10を経由して流れ始める前に間に合わせなければならない閾値圧力を設定する。また、シャント弁機構32は、好ましくは流体がシャント弁システム10を経由して流れ始めるときの閾値圧力の非侵襲的調整を臨床家により可能にするようになっている。
 図1B乃至図3Bに示されたシャント弁機構32の一例は、例えば米国特許第4,615,691号によって開示されたハキム(Hakim)シャント弁機構等のボールインコーン(ball-in cone)機構として一般に呼ばれている。なお、当該特許の内容はここに参照することによってそっくりそのままこの明細書に組み込まれたものとする。典型的なボールインコーンシャント式の弁機構32では、シャント弁システム10を経由して流れ始めるときの閾値圧力は、円形オリフィス内に収容されかつ設定された閾値圧力が間に合わせられるまで流体の流れを上記オリフィスによって阻止するのに有効である球によって調整される。この球は、片持ち梁状のばねの第1端部に有効に連結されており、このばねの第2端部は図1B乃至図3Bに示されたロータアセンブリ34等のロータアセンブリに有効に連結されている。典型的には、上記ロータアセンブリ34は上記ばねの第2端部に係合するための概ね、螺旋階段の形状を有する階段状配列部分を含むものである。ロータアセンブリ34が回転したときに、上記ばねの第2端部は上記階段状配列部分の各階段を昇降し、これに対応して片持ち梁状のばねの振れに変化を齎すことになる。上記ばねの振れ角の変化は、その結果として球上のばねによって及ぼされる力を変える。ばねによって球に付与された力の変化は、流体がシャント弁システム10を経由して流れ始めるときの閾値圧力が対応して増減する結果を齎すことになる。
 好適には、この発明で使用される上記ボールインコーン式の弁機構32は臨床家が非侵襲的な方法でロータアセンブリ34を回転することによって閾値圧力を調整することを可能にするようになっている。上記シャント弁機構32のロータアセンブリ34は、外壁38と選択的に対向する内壁(図示せず)とを有するハウジング36内に保持された少なくとも1つの磁石を含むものである(図1B乃至図3B)。この磁石は強い外部磁場をシャント弁システム10に与え、その後に磁場を速く切り換えてロータアセンブリ34を回転させることによって臨床家がロータアセンブリ34を非侵襲的に調整することを可能にするものである。上述したように、ロータアセンブリ34が回転したときに、上記ばねの第2端部は上記階段状配列部分を昇降させられることでシャント弁機構32の閾値圧力に最終的な変化を齎す。
 この発明の1つの態様では、ロックアセンブリはシャント弁機構32のロータアセンブリ34の回転を有効に防止するものである。このようなロック機構の態様は自然環境の磁力による過失による望ましくないロータアセンブリ34の回転を防止するのに有利となる。例えば、シャント弁機構32がMRIによる検査中等に発生する強力な外部磁場の影響下にあるときには、これらの磁力はロータアセンブリ34に予期しない回転を起こさせることがある。この発明は、磁力による影響を受けないロックアセンブリを提供することによって上記問題を克服している。
 この発明のロックアセンブリは、少なくとも1つのグリップアームを含むもので、このグリップアームはロータアセンブリ34の少なくとも一部に摩擦により係合して、強い外部磁場の存在下であってもロータアセンブリ34の回転を防止することができる。ロックアセンブリは実質的に多くのグリップアーム40を含めることができるが、好ましくは図3Aおよび図3Bに示されているように、対向した左右対称のグリップアーム40を含むものである。ロータアセンブリ34の回転を防止するためには、これらのグリップアーム40はロータアセンブリ34の少なくとも一部に摩擦により係合してロータアセンブリ34の上記少なくとも一部に圧縮力を付与することができる。
 各グリップアーム40は、図1A、図2乃至図3Bに示されているように、シャント弁システム10のハウジング12の内表面16から突出するように構成されることがある。ロックアセンブリのグリップアーム40およびシャント弁システム10のハウジング12は一体に形成されてもよく、あるいはこれに代えて、グリップアーム40およびハウジング12は一緒につながった別個の部品で構成してもよい。この発明の属する技術分野における通常の知識を有する者(以下、当業者という)に知られた結合に関する種々の技術はハウジング12とグリップアーム40との結合に使用可能である。限定しない例示として、グリップアーム40はシャント弁システム10のハウジング12に対して溶接、超音波結合、粘着的な添付または機械的な嵌め合いによって結合されることが可能である。
 図1Aに示されているように、各グリップアーム40は、ロータアセンブリ34の少なくとも一部に摩擦により係合するように設計された少なくとも1つのロータ接触表面42を有するものである。各ロータ接触表面42の寸法および形状は変更可能である。好適には、各ロータ接触表面42はロータアセンブリ34の一部と結合するのに十分な寸法および形状を有している。ロータ接触表面42は、静止位置でロータアセンブリ34を保持しかつロータアセンブリ34の回転を付勢する如何なる外力の影響を打ち消す、すなわちロータアセンブリ34の静止状態を保持する制動力を与えることができるべきである。1つの実施の形態では、図3Aに示されているように、ロータ接触表面42はロータアセンブリ34の外壁38とつながって摩擦により係合してロータアセンブリ34を所望の静止位置に安定保持することが可能である。添付図面に図示されていない他の実施の形態では、ロータ接触表面42はロータアセンブリ34の内壁(図示せず)とつながって摩擦により係合することが可能であり、添付図面に図示されていない更に他の実施の形態では、ロータ接触表面42はロータアセンブリ34の外壁38およびこれに対向した内壁(図示せず)の双方とつながって摩擦により係合することが可能である。
 ロータ接触表面42がロータアセンブリ34の外壁38に摩擦により係合する1つの実施の形態では、外壁38は、図1B乃至図3Bに示されているように、滑らかに形成されてもよく、あるいは、これに代えて外壁38は摩擦増加表面の態様(図示せず)を含めてもよい。外壁38はこの外壁38の摩擦を増すことができる実質的に任意の表面態様を含めることができる。限定しない例示として、適当な摩擦増加表面の態様は、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせを含むものである。ロータ接触表面42がロータアセンブリ34の内壁(図示せず)単独に摩擦により係合するか、あるいは外壁38と一緒に用いられた内壁(図示せず)に摩擦により係合するかのいずれかである1つの実施の形態では、内壁は滑らかに形成され、あるいはこれに代えて内壁はこの内壁の摩擦を増すことができる実質的に任意の表面態様を含めることができる。適当な摩擦増加表面の態様は、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。これらの実施の形態のいずれかでは、ロータ接触表面42は滑らかであるか、あるいはこれに代えて上述した摩擦増加表面の態様のような摩擦増加表面の態様(図示せず)を含めることができる。好適には、ロータ接触表面42の摩擦増加表面の態様はロータアセンブリ34の外壁38、ロータアセンブリ34の内壁あるいはロータアセンブリ34の内外壁の双方に配された対応表面の態様とつながるように設計されている。
 グリップアーム40の始動は外部圧力を駆動機構44に付与することによって達成されることが可能である。駆動機構44はこれに付与される力がシャント弁システム10のハウジング12を経由してグリップアーム40に伝わり、ハウジング12を変形し、ロータアセンブリ34からグリップアーム40の解放を可能にする。これに代えて、駆動機構44に付与される力はグリップアーム40がロータアセンブリ34に係合することを可能にする。ロックアセンブリの駆動機構44は種々の形状を有することができるが、好ましくはシャント弁システム10のハウジング12上に配されている。駆動機構44およびハウジング12は一体に形成されてもよく、あるいはこれに代えて、駆動機構44およびハウジング12は一緒につながった別個の部品で構成してもよい。当業者に知られた結合に関する種々の技術は、駆動機構44に作用した力がハウジング12およびグリップアーム40に伝達されるようにハウジング12とグリップアーム40との結合に使用可能である。限定しない例示として、駆動機構44はハウジング12に対して溶接、超音波結合、粘着的な添付または機械的な嵌め合いによって結合されることが可能である。
 上述したように、駆動機構44は、この駆動機構44からの力を、ハウジング12を経由して、上述のようにハウジング12と一体化されているか、あるいはつながっているグリップアーム40に伝えることによってグリップアーム40の動作を制御するものである。1つの実施の形態では、上記システムはグリップアーム40が係合位置に付勢されるように構成されている。駆動機構44に付与される力は、付勢状態(第1の状態)からグリップアーム40がロータアセンブリ34の任意位置との接触から解除される変形状態(第2の状態)へハウジング12を移動させるのに十分である。力が駆動機構44に付与されたときには、ハウジング12の幅が増す、すなわち座屈し、その結果として図3Bに示されているようにグリップアーム40を外側へ膨らませることになる。ハウジング12がその第2の変形状態へ移動したときには、グリップアーム40はもはやロータアセンブリ34の任意の位置に摩擦により係合しておらず、臨床家はロータアセンブリ34を回転させることによってシャント弁機構32の閾値圧力を調整することが可能になる。駆動機構44に付与された力を排除したときには、ハウジング12は、グリップアーム40がハウジング12の中央に向けて付勢される第1の状態に戻る。
 他の実施の形態では、上記システムはロータ接触表面42がロータアセンブリ34の任意の位置に摩擦係合しない解除状態に付勢される。駆動機構44に力が付与されたときには、グリップアーム40のロータ接触表面42はロータアセンブリ34の一部に摩擦により係合する。この実施の形態では、例示として駆動機構44への力の付与はハウジング12の幅を狭くさせ、その結果としてグリップアーム40を内方へ収縮させる、すなわち挟んで締め付け、これによりグリップアーム40がロータアセンブリ34に摩擦により係合する。ハウジング12が変形状態(第2の状態)へ動かされたときには、グリップアーム40はロータアセンブリ34の一部に摩擦により係合してシャント弁機構32の故意または過失による如何なる調整をも防止する。駆動機構44に付与された力を排除したときには、グリップアーム40がロータアセンブリ34の任意の位置に摩擦係合しない、すなわちグリップアーム40がハウジング12の中央から離れて座屈する、付勢状態(第1の状態)にハウジング12は戻る。
 好適な実施の形態では、駆動機構44は、図1Aおよび図2に示されているように、シャント弁システム10のハウジング12上に配された変形可能な膜46である。変形可能な膜46は実質的に任意の寸法および形状を採り得るが、好ましくは図1A、図2乃至図3Bに示されているように概ねボタン形状をなしている。駆動機構44としての変形可能な膜46およびシャント弁システム10のハウジング12は一体に形成されてもよく、あるいはこれに代えて、変形可能な膜46およびハウジング12は当業者に知られた結合に関する種々の技術のいずれかを用いて一緒につながった別個の部品で構成してもよい。
 好適には、駆動機構44としての変形可能な膜46は、患者の体内に埋め込まれた後のシャント弁システム10の触覚的な手掛り位置を与えるように寸法および形状が決められている。触覚的な手掛りを与えるためには、変形可能な膜46は図1に示されているように高さH2 だけハウジング12から突出している。この実施の形態では、変形可能な膜46の高さH2 は好ましくは約1.0mm乃至3.0mmの範囲である。他の実施の形態では、変形可能な膜46はまた、患者の体内におけるシャント弁システム10の位置を示すことができる例えば視覚的な隆起等の視覚的な手掛りを与えるように構成可能である。さらに、駆動機構44としての変形可能な膜46は、ロックアセンブリのグリップアーム40が係合状態にあるとき、すなわちグリップアーム40がロータアセンブリ34の一部に摩擦により係合するときを知らせることができる聴覚的な手掛りを含むようになっている。例えば、変形可能な膜46は、グリップアーム40を配備するために駆動機構44に圧力が付与されたときに、クリック音などの可聴音を生成できるように構成された予備成形ばねを含めることが可能である。
 この発明のロックアセンブリおよびこの発明のロックアセンブリと一緒に使用されるシャント弁システム10は実質的に任意の生体相溶性材料から構成可能である。例えば、シャント弁システム10のハウジング12は実質的に任意の生体相溶性材料から形成可能であるが、好ましくは、ハウジング12は、例えばシリコーン、ダウコーニング社製のシラスティック(SILASTIC:登録商標)の生物医学的グレード液状シリコーンラバー、ナイロン、ポリエーテルスルホン、およびこれらの組み合わせ等の任意の適当な可撓性の生体相溶性材料から形成可能である。さらに、ロックアセンブリのグリップアーム40は実質的に任意の適当な生体相溶性材料から形成できる。グリップアーム40を構成する適当な生体相溶性材料は、例えばシリコーン、ダウコーニング社製のシラスティック(SILASTIC:登録商標)の生物医学的グレード液状シリコーンラバー、ナイロン、ポリエーテルスルホン、およびこれらの組み合わせ等の可撓性材料を含むが、これらに限定されない。1つの選択的な実施の形態では、グリップアーム40はゲル媒体を内包する変形可能な膜を形成するように構成可能である。この実施の形態では、グリップアーム40の変形可能な膜は、例えば上述した可撓性材料等の実質的に任意の可撓性の生体相溶性材料から構成可能である。
 駆動機構44としての変形可能な膜46は種々の材料から構成可能であるが、好ましくは、変形可能な膜46は可撓性の生体相溶性材料から構成されている。適当な生体相溶性材料は、シリコーンエラストマ、ポリウレタン、ナイロンおよびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。他の実施の形態では、変形可能な膜46は形状記憶材料から構成されるか、あるいはこれに代えて埋設した形状記憶材料を含むように構成可能である。変形可能な膜46が形状記憶材料を含む1つの実施の形態では、上記形状記憶材料は、好ましくは、変形可能な膜46内に埋設されたばね線である。この発明での使用に適した形状記憶材料は、形状記憶金属合金および形状記憶ポリマを含むが、これらに限定されない。適当な形状記憶金属合金は、ニチノール(TiNi)等のニッケル−チタン合金、CuZnAlおよびCuAlNi等の銅系合金、FeNiAlおよびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。例えば変性ポリシクロオクテン等の適当な形状記憶ポリマは、熱可塑性の網状構造、熱硬化性の網状構造、互いに絡み合った網状構造、やや絡み合った網状構造、混合された網状構造およびこれらの組み合わせを含む。この発明で使用される形状記憶ポリマとしては、直鎖状の熱可塑性エラストマあるいは、側鎖または他の樹枝状構成要素を有する分岐状の熱可塑性エラストマの使用が可能である。
 当業者の一人は、上記形状記憶材料がこの発明の変形可能な膜46に使用可能であり、第1の静止しているときの形状から、1つまたは複数の外部刺激の存在下で第2の記憶されていた形状への変化が可能であることを容易に正当に評価するはずである。限定しない例示として、この発明の形状記憶材料は、温度変化、pH変化、イオン性の変化、光の存在、電場の存在、磁場の存在、超音波の存在、またはこれらの外部刺激の組み合わせに応じて形状を変化させることが可能である。
 駆動機構44、特に変形可能な膜46が形状記憶材料を含む添付図面に示されていない他の実施の形態では、上記駆動機構44は外力が存在しない場合でも、グリップアーム40の配備および解放を制御することが可能である。この実施の形態では、変形可能な膜46の形状記憶材料は、上述したように、第1の静止しているときの形状から、1つまたは複数の外部刺激の存在下で第2の記憶されていた形状への変化が可能である。このように、この実施の形態では、駆動機構44に付与される力は変形可能な膜46における形状記憶材料の変化によって与えられる。この力はハウジング12を伝わり、ハウジング12を、付勢状態(第1の状態)と変形状態(第2の状態)との間で動かす。
 上記実施の形態が対向した左右対称のアームを有するように記述されかつ図示されたが、この実施の形態1のロックアセンブリは、それが少なくとも1つのグリップアーム40を含むならば、実質的に任意数のグリップアーム40を含めることが可能であると理解されるはずである。
実施の形態2.
 図4はこの発明の実施の形態2によるロックアセンブリを示す分解斜視図であり、図5Aはこの発明の実施の形態2による係合解除状態における図4のロックアセンブリを破断して示す斜視図であり、図5Bはこの発明の実施の形態2による係合状態における図4のロックアセンブリを破断して示す斜視図である。
 図4乃至図5Bに示されたこの発明の実施の形態2によるロックアセンブリに従えば、ロックアセンブリは流体の流れを調節するための任意の医療用具と一緒に使用可能である。例えば、実施の形態2におけるロックアセンブリは、実施の形態1のロックアセンブリと関連した上述のシャント弁システムの第2の実施の形態と一緒に使用可能である。この実施の形態2によれば、シャント弁システム50は、埋没した標的部位に接触する外表面54と、流体チャンバ58を規定する内表面56とを有するハウジング12を含むものである(図5A)。流体チャンバ58は流体がシャント弁システム50を経由して流れるようになっている。シャント弁システム50の流体チャンバ58は、流体をシャント弁システム50内へ受け入れるための入口(図示せず)と、シャント弁システム50から流体を放出するための出口(図示せず)とを含むものである。
 ここで図4を参照すると、外表面54と内表面56との距離はハウジング52の厚さを規定する。この厚さは変更可能であるが、好ましくは、ハウジング52の厚さは約0.5mm乃至1.0mmの範囲である。シャント弁システム50のハウジング52はまた、第1端部60と、これとある距離をもった第2端部62とを含むものである。ハウジング52の長さは変更可能であるが、好ましくは埋没した標的部位の寸法に従って決められる。より詳細には、ハウジング52は約2.5cm乃至5.0cmの範囲の長さを有している。
 シャント弁システム50のハウジング52は実質的に任意の形状を有することがあるが、好ましくは、図4に示されたように概ね矩形の形状を有している。この実施の形態2では、ハウジング52は、図4に示されたように、上面64と、底面66と、対向した側面68,70とを含むものである。図5Aおよび図5Bに示されているように、ハウジング52の上面64はベース72として形成可能である。このベース72はハウジング52の対向した側面68,70上に配された対応の溝に摺動的に係合するようになっている。図5Aおよび図5Bに示されているように、上面64(またはベース72)および底面66との距離はハウジング52の高さH3 を規定しており、この高さH3 は変更可能であるが、好ましくは約4.5mm乃至6.0mmの範囲である。同様に、対向した側面68と側面70との距離はハウジング52の幅を規定しており、この幅は変更可能であるが、好ましくは約7.0mm乃至10.0mmの範囲である。好ましくは、シャント弁システム50のハウジング52の形状および寸法、特にハウジング52の高さ、幅および長さは埋没した標的部位の寸法バランスに従って決められる。
 図5Aおよび図5Bに示されているように、ハウジング52は、この発明の実施の形態1によるロックアセンブリと関連した上述のシャント弁機構32を取り囲むように設計されている。シャント弁機構32は、円形オリフィス内に収容された球74と、片持ち梁状のばね76と、ロータアセンブリ78とを含むものである。シャント弁機構32のロータアセンブリ78は、概ね、螺旋階段の形状を有する階段状配列部分80を含むものである。ロータアセンブリ78の階段状配列部分80は、図5Aおよび図5Bに示されているように、滑らかに形成されてもよく、あるいは、これに代えて階段状配列部分80は摩擦増加表面の態様(図示せず)を含めることが可能である。階段状配列部分80はその摩擦を増すことが可能である実質的に任意の表面態様を含めることが可能である。限定しない例示として、適当な摩擦増加表面の態様は、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせを含むものである。
 この発明の一側面では、ロックアセンブリは、シャント弁機構32のロータアセンブリ78の回転を有効に防止することが可能である。実施の形態1のシャント弁システム10と関連して上述したように、このロックアセンブリの態様は自然環境の磁力による過失による望ましくないロータアセンブリ78の回転を防止するのに有利となる。
 ここで図4乃至図5Bを参照すると、この発明のロックアセンブリはシャント弁システム50のハウジング52の内表面56から突出する少なくとも1つのグリップアーム82を含むものである。グリップアーム82はロータアセンブリ78の階段状配列部分80の少なくとも一部に摩擦により係合して階段状配列部分80の一部に圧縮力を付与することで、外部磁力の存在下であってもロータアセンブリ78を所望の静止位置に安定保持する。グリップアーム82は種々の形状を採ることが可能であるが、好ましくは、ロックアセンブリは少なくとも1つの膨張可能な袋84として形成されることがある単独のグリップアーム82を含むものである。好適には、膨張可能な袋84は、図5Bに示されているように、ハウジング52のベース72上に配されかつロータアセンブリ78の階段状配列部分80に接触したときに変形可能なボタン形状をなしている。この発明の1つの実施の形態では、ハウジング52のベース72およびロックアセンブリのグリップアーム82は一体に形成されてもよく、あるいはこれに代えて、ベース72およびグリップアーム82は当業者に知られた結合に関する種々の技術のいずれかを用いて一緒につながった別個の部品で構成してもよい。
 グリップアーム82は、上述したように、ロータアセンブリ78の階段状配列部分80の少なくとも一部に摩擦により係合して圧縮力を付与できる少なくとも1つのロータ接触表面86を有している。各ロータ接触表面86の寸法および形状は変更可能であるが、好ましくは、各ロータ接触表面86は、図5Bに示されているように、ロータアセンブリ78の階段状配列部分80の一部に係合するのに十分な寸法および形状を有している。ロータ接触表面86は静止位置でロータアセンブリ78を保持しかつロータアセンブリ78の回転を付勢する如何なる外力の影響を打ち消すことができるべきである。ロータ接触表面86は滑らかに形成されるか、あるいは、他の実施の形態ではロータ接触表面86は摩擦増加表面の態様(図示せず)を含めることが可能である。適当な摩擦増加表面の態様は溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
 グリップアーム82の始動は外部圧力を駆動機構88に付与することによって達成されることが可能である。駆動機構88は種々の形状を採ることが可能であるが、好ましくは、駆動機構88は、図4に示されているように、シャント弁システム50のハウジング52内の対応の溝に摺動可能でありベース72上に配された変形可能な膜として形成されることが可能である。駆動機構88は密閉システムを形成するチャネル92によってグリップアーム82に接続可能であり、これにより駆動機構88およびグリップアーム82は互いに連通し、駆動機構88に付与される力がそのまま等しくグリップアーム82に伝わることになる。図5Aおよび図5Bに示されたこの実施の形態では、駆動機構88およびグリップアーム82は空気等のガス性媒体で満たされるか、あるいはこれに代えて、駆動機構88およびグリップアーム82は駆動機構88からグリップアーム82への力を伝えるのに有効な液状媒体で満たされることが可能である。他の実施の形態では、駆動機構88およびグリップアーム82は駆動機構88からグリップアーム82への力を伝えるゲル媒体で満たされることが可能である。
 駆動機構88からグリップアーム82へ伝えられる力は、シャント弁機構32の閾値圧力が固定される位置へおよび当該位置からグリップアーム82を動かすのに十分である。1つの実施の形態では、グリップアーム82は、ロータ接触表面86がロータアセンブリ78の階段状配列部分80の任意の位置に摩擦係合しない図5Aに示された係合解除状態に付勢されている。駆動機構88によって力が付与されたときには、グリップアーム82は、ロータ接触表面86がロータアセンブリ78の階段状配列部分80の一部に摩擦により係合する図5Bに示された係合状態に動かされる。この実施の形態では、駆動機構88への力の付与はグリップアーム82のロータ接触表面86をハウジング52のベース72から外方へ膨張または拡張させる。このグリップアーム82の変形は、図5Bに示されているように、ロータ接触表面86をロータアセンブリ78の階段状配列部分80に摩擦により係合させるのに十分である。1つの実施の形態では、駆動機構88へ付与された力を排除したときには、図5Aに示されているように、グリップアーム82は、もはやグリップアーム82がロータアセンブリ78の任意の位置に摩擦係合しない第1の状態に戻る。他の実施の形態では、チャネル92は、グリップアーム82から駆動機構88への流体、ガス性媒体またはゲル媒体の流れを当初阻止できる吹出し弁(図示せず)を含めることが可能であるが、流体、ガス性媒体またはゲル媒体がある期間にわたって駆動機構88へしみ出させることも可能である。
 好適な実施の形態では、駆動機構88は、図4乃至図5Bに示されているように、シャント弁システム50のベース72上に配された変形可能な膜90である。変形可能な膜90は実質的に任意の寸法および形状を採り得るが、好ましくは、埋没した標的部位の寸法に従って設計されている。好適な実施の形態では、変形可能な膜90は概ねボタン形状をなしており、図4および図5Aに示されているように、グリップアーム82に対する左右対称位置に対向している。駆動機構88の変形可能な膜90およびシャント弁システム50のベース72は一体に形成されるか、あるいはこれに代えて、変形可能な膜90およびベース72は、上述したように、当業者に知られた結合に関する種々の技術のいずれかを用いて一緒につながった別個の部品で構成してもよい。
 好適には、駆動機構88としての変形可能な膜90は、患者の体内に埋め込まれたシャント弁システム50の触覚的な手掛り位置を与えるように寸法および形状が決められている。触覚的な手掛りを与えるためには、変形可能な膜90は図5Aおよび図5Bに示されているようにハウジング52の上面64すなわちベース72の上に突出している。この実施の形態では、変形可能な膜90の高さは、好ましくは約1.0mm乃至3.0mmの範囲である。他の実施の形態では、変形可能な膜90はまた、患者の体内におけるシャント弁システム50の位置を示すことができる例えば視覚的な隆起等の視覚的な手掛りを与えるように構成可能である。さらに、駆動機構88としての変形可能な膜90は、ロックアセンブリのグリップアーム82がロータアセンブリ78の階段状配列部分80の少なくとも一部に摩擦により係合している係合状態にあるときを知らせることができる聴覚的な手掛りを含むようになっている。例えば、変形可能な膜90は、グリップアーム82を配備するために駆動機構88に圧力が付与されたときに、クリック音などの可聴音を生成できるように構成された予備成形ばねを含めることが可能である。
 この発明の実施の形態2によるロックアセンブリは実質的に任意の生体相溶性材料から構成可能である。適当な生体相溶性材料は、この発明の実施の形態1によるロックアセンブリと関連して上述されている。
 特に、変形可能な膜90は形状記憶材料から構成されるか、あるいはこれに代えて、変形可能な膜90は埋設した形状記憶材料を含むように構成可能である。変形可能な膜90が形状記憶材料を含む1つの実施の形態では、上記形状記憶材料は、好ましくは、変形可能な膜90内に埋設されたばね線である。この発明での使用に適した形状記憶材料は、実施の形態1によるシャント弁システム10と関連して上述されたものを含む。この発明の変形可能な膜90に使用可能な形状記憶材料は第1の静止しているときの形状から、1つまたは複数の外部刺激の存在下で第2の記憶されていた形状へ変化するのに有効である。限定しない例示として、この発明の形状記憶材料は、温度変化、pH変化、イオン性の変化、光の存在、電場の存在、磁場の存在、超音波の存在、またはこれらの外部刺激の組み合わせに応じて形状を変化させることが可能である。
 利用にあたっては、臨床家により変形可能な膜90に力が付与されるなど、駆動機構88に機械的な外力が付与されたときには、駆動機構88内の流体、ガス性媒体またはゲル媒体はグリップアーム82の膨張可能な袋84に伝えられると、グリップアーム82はうなり出す、すなわち伝えられた追加の液状媒体で拡張するようになる。拡張したグリップアーム82は、図5Bに示されているように、シャント弁システム50のシャント弁機構32のロータアセンブリ78の階段状配列部分80上に追加の力を働かせる。このように、拡張したグリップアーム82は、ロータアセンブリ78の階段状配列部分80に接触しかつ階段状配列部分80の一部に圧縮力を付与することで、ロータアセンブリ78の回転を防止する。1つの実施の形態では、グリップアーム82および変形可能な膜90は弾性を有しており、機械的な外力の解放時にグリップアーム82および変形可能な膜90内の液状媒体は平衡に達し、グリップアーム82はもはや拡張されないはずである。選択的には、チャネル72は、グリップアーム82から駆動機構88への流体、ガス性媒体またはゲル媒体の流れを当初阻止できる吹出し弁(図示せず)を含めることが可能であるが、流体、ガス性媒体またはゲル媒体がある期間にわたって駆動機構88へしみ出させることも可能である。グリップアーム82が収縮しかつ再び静止状態に戻ると、ロータアセンブリ78はこれを押し付けるグリップアーム82によってもはや、強制された状態にならないはずである。従って、図5Bに示されているように、ロータアセンブリ78は係累なしに自由に回転できる。
 拡張時にロータアセンブリ78の階段状配列部分80に接触しようとするグリップアーム82はまた、その外表面上に摩擦増加表面の態様を含めることが可能である。適当な摩擦増加表面の態様は、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。これらの摩擦増加表面の態様は、協同的にロータアセンブリ78の階段状配列部分80とつながることで、ロータアセンブリ78の回転防止の更なる手段を提供するものである。
 当業者の一人は上述の実施の形態に基づいてこの発明の更なる態様および利点を正当に評価するはずである。従って、この発明は添付の特許請求の範囲によって示されたものを除き、特に示されかつ記述されたものによって限定されない。この明細書に引用した全ての刊行物および参考文献は参照することによってそっくりそのまま明白に組み込まれたものとする。
 この発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
 (1)上記ロータアセンブリはさらに外壁を含み、上記少なくとも1つのグリップアームの上記少なくとも1つの接触表面は上記ロータアセンブリの外壁に摩擦により係合するのに適している請求項1記載のシャント弁システム。
 (2)上記ロータアセンブリはさらに内壁を含み、上記少なくとも1つのグリップアームの上記少なくとも1つの接触表面は上記ロータアセンブリの内壁に摩擦により係合するのに適している請求項1記載のシャント弁システム。
 (3)上記ロックアセンブリは上記少なくとも1つのグリップアームの配備およびその解放を行うための駆動機構をさらに含む請求項1記載のシャント弁システム。
 (4)上記駆動機構は、上記ハウジング上に配された変形可能な膜を含み、該変形可能な膜は該膜に対して上記ハウジングを介して付与される力を上記少なくとも1つのグリップアームに移すように構成されており、当該力は上記少なくとも1つのグリップアームが上記ロータアセンブリに摩擦により係合される第1の状態と上記少なくとも1つのグリップアームが上記ロータアセンブリから係合解除される第2の状態との間において上記少なくとも1つのグリップアームを移動させるのに十分なものである実施態様(3)記載のシャント弁システム。
 (5)上記変形可能な膜は、シリコンエラストマ、ポリウレタン、ナイロンおよびこれらの組み合わせからなる群より選択されたラバー系材料から形成されている実施態様(4)記載のシャント弁システム。
 (6)上記駆動機構の変形可能な膜は形状記憶材料を含む実施態様(4)記載のシャント弁システム。
 (7)上記駆動機構に含まれた形状記憶材料は上記変形可能な膜内に埋設されたばね線である実施態様(6)記載のシャント弁システム。
 (8)上記ロック機構は、対向した左右対称のグリップアームを含む請求項1記載のシャント弁システム。
 (9)上記ロック機構は、膨張可能な袋として形成された少なくとも1つのグリップアームを含む請求項1記載のシャント弁システム。
 (10)上記ロータアセンブリの外壁は、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせからなる群より選択された摩擦増加表面を含む実施態様(1)記載のシャント弁システム。
 (11)上記ロータアセンブリの内壁は、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせからなる群より選択された摩擦増加表面を含む実施態様(2)記載のシャント弁システム。
 (12)上記少なくとも1つのグリップアームは、溝、回転止め、隆起、波型、粗面およびこれらの組み合わせからなる群より選択された摩擦増加表面を含む請求項1記載のシャント弁システム。
 (13)上記ロータアセンブリはさらに外壁を含み、上記少なくとも1つのグリップアームの上記少なくとも1つの接触表面は上記ロータアセンブリの外壁に摩擦により係合するのに適している請求項2記載のロックアセンブリ。
 (14)上記ロータアセンブリはさらに内壁を含み、上記少なくとも1つのグリップアームの上記少なくとも1つの接触表面は上記ロータアセンブリの内壁に摩擦により係合するのに適している請求項2記載のロックアセンブリ。
 (15)上記駆動機構は、上記ハウジング上に配された変形可能な膜を含み、該変形可能な膜は該膜に対して上記ハウジングを介して付与される力を上記少なくとも1つのグリップアームに移すように構成されており、当該力は上記ロック位置と非ロック位置との間において上記少なくとも1つのグリップアームを移動させるのに十分なものである請求項2記載のロックアセンブリ。
 (16)上記駆動機構の変形可能な膜は形状記憶材料を含む実施態様(15)記載のロックアセンブリ。
 (17)上記駆動機構に含まれた形状記憶材料は上記変形可能な膜内に埋設されたばね線である実施態様(16)記載のロックアセンブリ。
 (18)対向した左右対称のグリップアームをさらに含む請求項2記載のロックアセンブリ。
 (19)膨張可能な袋として形成された少なくとも1つのグリップアームを含む請求項2記載のロックアセンブリ。
この発明の実施の形態1によるロックアセンブリを備えたハウジングを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による弁機構を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による図1Aのハウジングを備えた図1Bの弁機構を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による係合状態における図2のロックアセンブリのA−A線断面図である。 この発明の実施の形態1による係合解除状態における図2のロックアセンブリのA−A線断面図である。 この発明の実施の形態2によるロックアセンブリを示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態2による係合解除状態における図4のロックアセンブリを破断して示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による係合状態における図4のロックアセンブリを破断して示す斜視図である。
符号の説明
 10 シャント弁システム
 12 ハウジング
 14 外表面
 16 内表面
 18 チャンバ
 20 第1端部
 22 第2端部
 24 上面
 26 底面
 28 側面
 30 側面
 32 シャント弁機構
 34 ロータアセンブリ
 36 ハウジング
 38 外壁
 40 グリップアーム
 42 ロータ接触表面
 44 駆動機構
 46 変形可能な膜
 50 シャント弁システム
 52 ハウジング
 54 外表面
 56 内表面
 58 流体チャンバ
 60 第1端部
 62 第2端部
 64 上面
 66 底面
 68 側面
 70 側面
 72 ベース
 74 球
 76 片持ち梁状のばね
 78 ロータアセンブリ
 80 階段状配列部分80
 82 グリップアーム
 84 膨張可能な袋
 86 ロータ接触表面
 88 駆動機構
 90 変形可能な膜
 92 チャネル

Claims (3)

  1.  流体を受け入れる入口、流体を放出する出口および該出口と前記入口との間に生じる流体の差圧が設定された弁開放圧力を超えたときに流体の流れを調整するロータアセンブリを含む弁機構を含むチャンバを内蔵するハウジングと、
     前記ロータアセンブリの回転を防止するための選択的に係合可能なロックアセンブリとを含み、該ロックアセンブリは、前記ロータアセンブリに摩擦により係合して前記ロータアセンブリを所望の位置に選択的に保持するのに適した少なくとも1つの接触表面を有する少なくとも1つのグリップアームを備えたシャント弁システム。
  2.  シャント弁システムのロータアセンブリの回転を防止するためのロックアセンブリであって、前記ロータアセンブリを摩擦により係合する少なくとも1つのロータ接触表面を有する少なくとも1つのグリップアームと、
     前記グリップアームに機械的に連結する駆動機構とを含み、該駆動機構は前記少なくとも1つのグリップアームを、前記少なくとも1つのグリップアームが摩擦により前記ロータアセンブリに係合されるロック位置と前記少なくとも1つのグリップアームが前記ロータアセンブリから係合解除される非ロック位置との間で駆動するのに有効であるロックアセンブリ。
  3.  流路と該流路中を流れる流体の流れを防止する流体レギュレータとを備えた医療用具に選択的に係合するロックアセンブリであって、
     前記流体レギュレータに摩擦により係合される第1の位置と前記流体レギュレータに係合されない第2の位置との間で選択的に移動可能なグリップアームに接続された変形可能な膜を有する駆動機構を含み、ここで、前記変形可能な膜は、この膜に付与され、前記グリップアームを第1の位置または第2の位置の一方を他方に移動させるのに十分な力を前記グリップアームに移すように構成されているロックアセンブリ。
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