JP3051453B2 - 身体等の保護具 - Google Patents

身体等の保護具

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JP3051453B2
JP3051453B2 JP8532379A JP53237996A JP3051453B2 JP 3051453 B2 JP3051453 B2 JP 3051453B2 JP 8532379 A JP8532379 A JP 8532379A JP 53237996 A JP53237996 A JP 53237996A JP 3051453 B2 JP3051453 B2 JP 3051453B2
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ジャサイ・ゾルタン・カズマー
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、構造が簡単で小型の通気弁を備え、身体の
各部位に装着して膨縮させることができる袋体からな
り、身体の各部位に適合して簡便に保護できる身体保護
具に関する。
背景技術 医療、スポーツなどの様々な分野において、胴部や四
肢を含む身体の各部位を保護するための身体保護具が多
数みられる。
身体保護具のひとつに、身体の胸部位形状に合致させ
て湾曲成形した発泡ウレタン等の芯材の表面を布などで
被覆してなる胸パッドがある。この胸パッドは、平均的
体格の胸壁形状に合せた代表的なサイズに形成される。
一方、四肢を保護するサポータは、手首乃至腕あるい
は足の夫々のサイズに個人差が少ないため、適当な大き
さの筒状布帯にゴム紐などを織り込んで伸縮自在にした
ものを、大中小の3サイズあるいはそれ以上のサイズを
用意して誰でも使用できるようにしている。
このように個人差が大きい体格に合せてサイズの異な
る複数の身体保護具を準備することで大抵の場合に適合
できるが、異なったサイズの保護具を多数用意しておか
ねばならない不合理性が指摘される。
また、胴部サイズおよび形状は個人差が大きいため前
記胸パッドは誰にでも完全に適合させることはできず、
しかも、着衣の上から胸パッドを装着するなどのように
使用状態が異なれば、大抵の場合、装着に無理が生じ
る。保護具の芯材に発泡ウレタンなどのような可撓性材
料を利用するにしても、誰にも完全に適合する最適な装
着性をもたらすことはできず、保護具による保護性能を
十分に享受できないことが多かった。
本発明の発明者は、袋状に形成された扁平な包装体に
よる腕ホルダや指ホルダを特開平6−239268号で既に提
案している。このホルダは、扁平な包装体に通気弁を持
たせてなり、腕や指に巻装して前記通気弁から空気を注
入することで前記包装体を膨張させ、これによって腕や
指を保護するようになっている。
前記ホルダの包装体に設けた弁は、包装体壁面に小孔
を穿設して空気を注入させた上で粘着シールで封止する
構造であるため、包装体の膨張を微妙に調整できない。
また、粘着シールを用いてホルダの反復使用を実現しよ
うとしているが、反復使用に耐え得るす弁構造ではなか
った。また、前記ホルダの弁は空気を効果的に排出でき
る構成とは言えなかった。
上記したような空気弁は通常、開閉動作する弁体と、
弁体を一方向に付勢するバネ部材を含む複雑な要素から
なり、構成が簡素で取り扱いが簡便なはずの保護具に斯
かる複雑な弁を組み込むと、保護具が嵩張るので構造的
にも、また、耐久性の点でも望ましくない。
他の空気弁としては、空気管に単純な逆止弁を設けた
構成も考えられるが、これも、逆止弁を含む全体が厚く
なり、且つ、扁平な包装体に硬質の突起を作るため、使
用に際して違和感を生じる。
本発明は、上記従来の身体保護具の欠点を鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、構造が簡単小型
で、且つ、耐久性が高く、効果的に選択的通気が可能な
弁を備えた身体保護具を提供することにある。
本発明の他の目的は、保護対象の形状に適合して最適
な保護作用をもたらし得る身体の保護具を提供すること
にある。
本発明の更に他の目的は、胴部乃至四肢を含む人間の
身体の各部位のみならず、人体以外の各種物品乃至商品
などを効果的に包装保護できる身体の保護具を提供する
ことにある。
発明の開示 上記目的を達成するため、本発明による身体保護具
は、変形量の異なる複数のガスバリア性のシール部材よ
りなり、押圧により前記シール部材を弾性変形させた際
に各シール部材の間に通気路が形成され、押圧の解除に
より前記シール部材を弾性復元させて各シール部材の間
の通気路を閉鎖する弁を備え、前記弁を身体等に装着可
能な扁平でガスバリア性の両壁面を有する袋体に取付け
て袋体の内外を開閉自在としてなる。
弁がシール部材の弾性変形を利用して各シール部材間
の通気路を開放することで、袋体に空気等の流体を吸引
して扁平なに膨張させ、この袋体が身体等に装着され
る。弁は弾性復元して通気路を閉鎖するので、所望に応
じてシール部材を押圧することで膨張具合が調整され
る。排気に際しては、シール部材を押圧して通気路を開
放したうえで袋体を押圧すれば、空気等の流体が排出さ
れる。
シール部材を軟質シール部材と硬質シール部材で構成
することができる。硬軟2種類の材質の相違によりシー
ル部材の変形量が異なるので、両シール部材の間に空隙
が形成された通気路が開放する。弾性復元する際には、
硬質材質の相違によって変形量が異なり通気路が閉鎖さ
れる。
また、前記した軟質シール部材をフィルムで形成する
と共に、前記硬質シール部材を所望の厚みのシートで形
成し、各シール部材はそれぞれ異なる位置に通気孔が開
口され、且つ、常態において面状に積層状に密着させて
もよい。これにより、硬質のシートと軟質のフィルムと
の間に空隙を形成し、この空隙と異なる位置の通気孔と
が連通することによって通帰路が確保される。硬質のシ
ートと軟質のフィルムを積層状に密着させているので、
常態において連通孔は閉塞し、弁の機能を果たす。
さらに、硬質シール部材を弾性変形可能な球面形状に
中央を突出させ、この上面に軟質シール部材を球面形状
に合致させて密着させるとよい。これにより、硬質シー
ル部材が球面形状に突出した上に軟質シール部材を弾性
によって支持しているので、良好な密着封止できる。
軟質シール部材の中央に通気孔を設け、硬質シール部
材の側部に通気孔を設けてもよく、これによって、たと
えば尖った道具を中央の通気孔に通して硬質シール部材
を押圧することで、軟質シール部材との間に空隙が形成
され、通気路が大きくなる。尖った道具を抜くと、硬質
シール部材が弾性復元して、側部にある通気孔が軟質シ
ール部材に密着して封止され、弁の機能を達成する。
軟質シール部材の中央から側部に向けて長溝状の通気
孔を設け、硬質シール部材の側部で長溝を避けた位置に
通気孔を設けるとよく、たとえば指先等で軟質シール部
材の長溝部位を押圧すると、軟質シール部材と硬質シー
ル部材との間で空隙が形成されると同時に、指先等で封
止されない長溝部位が軟質シール部材の通気孔となって
通気路が形成される。押圧を解除すると弾性復元して、
硬質シール部材の側部が最初に復帰し、側部にある通気
孔が軟質シール部材に密着して封止され、弁の機能を達
成する。
硬質シール部材の下部から下方に向けて支柱が垂設さ
れてもよく、これにより、硬質シール部材を押圧すこと
で支柱を介して袋体を押し下げることで、袋体の開口が
十分に開放される。
軟質シール部材で断面略々H字形の弁体を形成し、硬
質シール部材で弁体の収容孔を有するスリーブ状の弁座
を形成して、弁体の押圧により弁体を弾性変形させて収
容孔との間に通気路が確保されるようにしてもよい。こ
れによれば、軟質の弁体を押圧すると、弾性変形によっ
て硬質の収容孔との間に通気路が形成される。
また、軟質シール部材で断面略々H字形の弁体を形成
し、硬質シール部材で弁体の収容孔を有するスリーブ状
の弁座を形成することで、弁体に設けられた回転加圧操
作部による押圧で弁体を弾性変形させて収容孔との間に
通気路が確保するようにしてもよい。この手段による
と、軟質の弁体を回転加圧操作部の回転操作によって押
圧すると、弾性変形により硬質の収容孔との間に通気路
が形成される。
硬質シール部材で断面略々H字形の弁体を形成し、軟
質シール部材で弁体の収容孔を有するスリーブ状の弁座
を形成して、弁体の押圧により弁座を弾性変形させて弁
体と弁座の収容孔との間に通気路を確保するようにして
もよく、これによれば、硬質の弁体を押圧すると、軟質
の弁座が弾性変形して収容孔との間に通気路が形成され
る。
軟質シール部材で基部をテーパ状とする断面略々H字
形の弁体を形成し硬質シール部材で弁体のテーパ状の収
容孔を有するスリーブ状の弁座を形成すると共に、弁体
の押圧により弁体を摺動させて基部と収容孔との間に通
気路が形成させるようにしてもよい。これによれば、弁
体の基部と弁座の収容孔との間のテーパ嵌合によって弁
体を摺動させ、収容孔との間に空隙が確保され、摺動に
よって弁体を弁座に嵌合すると、収容孔に基部が密着し
て封鎖される。
軟質シール部材の一部に、押圧により通気路を通過す
る流体を加圧することが可能なポンプ部を設けてもよ
い。また、シール部材の一部に、耐水性のキャップ部を
設けて耐水性を高めてもよい。
図面の簡単な説明 図1は本発明による身体保護具の弁の第1実施例を示
す断面図である。
図2は図1の弁の平面図である。
図3は図1の作用状態の要部拡大図である。
図4は本発明による身体保護具の弁の第2実施例を示
す要部拡大断面図である。
図5は図4の変形例を示す断面図である。
図6は本発明による身体保護具の弁の第3実施例を示
す断面図である。
図7は本発明による身体保護具の弁の第4実施例を示
す斜視図である。
図8は図7のX−X線断面図である。
図9は図8の作用状態の要部拡大図である。
図10は本発明による身体保護具の弁の第5実施例を示
す断面図である。
図11は本発明による身体保護具の弁の第6実施例を示
す斜視図である。
図12は図11のY−Y線断面図である。
図13は図12の作用状態の要部拡大図である。
図14は本発明による身体保護具の弁の第7実施例を示
す断面図である。
図15は図14の使用状態図である。
図16は図14,図15の他の使用状態を示す断面図であ
る。
図17は図16の斜視図である。
図18は本発明による身体保護具の弁の第8実施例を示
す断面図である。
図19は図18の動作状態図である。
図20は本発明による身体保護具の弁の第9実施例を示
す断面図である。
図21は図20の作用状態の要部拡大図である。
図22は本発明による身体保護具の弁の第10実施例を示
す断面図である。
図23は図22の作用状態図である。
図24は本発明による身体保護具の弁の第11実施例を示
す断面図である。
図25は図24の動作状態図である。
図26は本発明による身体保護具の弁の第12実施例を示
す断面図である。
図27は図26の動作状態図である。
図28は本発明による身体保護具の弁の第13実施例を示
す断面図である。
図29は図28の動作状態図である。
図30は本発明による身体保護具の弁の第14実施例を示
す断面図である。
図31は図30の動作状態図である。
図32は本発明による身体保護具の弁の第15実施例を示
す断面図である。
図33は図32の動作状態図である。
図34は図32の他の作用状態図である。
図35は本発明による身体保護具の弁の第16実施例を示
す断面図である。
図36は図29の作用状態の断面図である。
図37は本発明による身体保護具の弁の第17実施例を示
す断面図である。
図38は図37の作用状態の要部拡大図である。
図39は図37の他の作用状態図である。
図40は図37の別の作用状態図である。
図41は本発明による身体保護具の弁の第18実施例を示
す断面図である。
図42は図41の作用状態図である。
図43は本発明による身体保護具の弁の第19実施例を示
す断面図である。
図44は図43の作用状態図である。
図45は本発明による身体保護具の弁の第20実施例を示
す断面図である。
図46は図45の動作状態図である。
図47は図45の他の動作状態図である。
図48は本発明による身体保護具の弁の第21実施例を示
す断面図である。
図49は図48の動作状態図である。
図50は図48の他の動作状態図である。
図51は本発明による身体保護具の弁の第22実施例を示
す断面図である。
図52は図51の他の作用状態図である。
図53は図51の別の作用状態図である。
図54は本発明による身体保護具の第1実施例を示す使
用状態図である。
図55は図54のZ−Z線断面図である。
図56は本発明による身体保護具の第2の実施例を示す
展開図である。
図57は図56の使用状態図である。
図58は図56の側面図である。
図59は本発明による身体保護具の第3実施例を示す展
開図である。
図60は図59の使用状態図である。
図61は図59の側面図である。
図62は本発明による身体保護具の第4実施例を示す展
開図である。
図63は図62の断面図である。
図64は本発明による身体保護具の第5実施例を示す使
用状態図である。
図65は本発明による身体保護具の第6実施例を示す使
用状態図である。
図66は本発明による身体保護具の第7実施例を示す使
用状態図である。
図67は本発明による身体保護具の第8実施例を示す使
用状態図である。
図68は本発明による身体保護具の第9実施例を示す使
用状態図である。
図69は本発明による身体保護具の第10実施例を示す使
用状態図である。
図70は本発明による身体保護具の第11実施例を示す使
用状態図である。
図71は本発明による身体保護具の第12実施例を示す使
用状態図である。
図72は本発明による身体保護具の第13実施例を示す使
用状態図である。
図73は本発明による身体保護具の第14実施例を示す使
用状態図である。
図74は本発明による身体保護具の第15実施例を示す使
用状態図である。
図75は本発明による身体保護具の第16実施例を示す使
用状態図である。
図76は本発明による身体保護具の第17実施例を示す使
用状態図である。
図77は本発明による身体保護具の第18実施例を示す使
用状態図である。
図78は本発明による身体保護具の第19実施例を示す使
用状態図である。
図79は本発明による身体保護具の第20実施例を示す使
用状態図である。
図80は本発明による身体保護具の第21実施例を示す使
用状態図である。
図81は本発明による身体保護具の第22実施例を示す斜
視図である。
図82は本発明による身体保護具の第23実施例の使用状
態の正面図である。
図83は本発明による身体保護具の第24実施例を示す使
用状態図である。
図84は本発明による身体保護具の第25実施例を示す使
用状態図である。
図85は本発明による身体保護具の第26実施例を示す使
用状態図である。
図86は本発明による身体保護具の第27実施例を示す使
用状態図である。
図87は本発明による身体保護具の第28実施例を示す使
用状態図である。
図88は本発明による身体保護具の第29実施例を示す使
用状態図である。
図89は本発明による身体保護具の第30実施例を示す正
面図である。
図90は本発明による身体保護具の第31実施例を示す使
用状態図である。
図91は図90の動作を示す側面図である。
図92は本発明による身体保護具の第32実施例を示す使
用状態図である。
図93は本発明による身体保護具の第33実施例を示す使
用状態図である。
図94は本発明による身体保護具の第34実施例を示す使
用状態図である。
図95は本発明による身体保護具の第35実施例を示す使
用状態図である。
図96は本発明による身体保護具の第36実施例を示す使
用状態図である。
図97は本発明による身体保護具の第37実施例を示す使
用状態図である。
図98は本発明による身体保護具の第38実施例を示す使
用状態図である。
図99は本発明による身体保護具の第39実施例を示す使
用状態図である。
図100は本発明による身体保護具の第40実施例を示す
使用状態図である。
図101は本発明による身体保護具の第41実施例を示す
使用状態図である。
図102は本発明による身体保護具の第42実施例を示す
使用状態図である。
図103は本発明による身体保護具の第43実施例を示す
使用状態図である。
図104は本発明による身体保護具の第44実施例を示す
使用状態図である。
図105は本発明による身体保護具の第45実施例を示す
使用状態図である。
図106は本発明による身体保護具の第46実施例を示す
使用状態図である。
図107は本発明による身体保護具の第47実施例を示す
使用状態図である。
図108は本発明による身体保護具の第48実施例を示す
使用状態図である。
図109は本発明による身体保護具の第49実施例を示す
使用状態図である。
図110は本発明で使用した流体を排出する装置例を示
す斜視図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明に係る身体保護具の実施例を図面に基い
て説明する。
図1〜図3は、本発明に係る身体保護具に備えられた
弁の第1実施例を示す。
この実施例の弁aは、比較的軟質の薄い球面形の一方
のシール部材1と、比較的硬質の厚い球面形の他方のシ
ール部材2とからなり、球面状に重層されている。両シ
ール部材1、2は、ガスバリア性のシートから構成する
ことができ、シリコンやポリプロピレン等の合成樹脂材
のほかに、人工ゴム乃至天然ゴム等を用い、真空成形に
より球面形状に突出され、押厚に対する弾性復元性を有
している。一方のシール部材1は厚さ約0.01〜1mm程度
で、他方のシール部材2は厚さ約0.5〜3mm程度で形成さ
れることが望ましい。
シール部材1、2は、重ね合わせたときに互いに異な
る位置に通気孔11、21があって相互に封止する位置にあ
ることが必要である。シール部材1、2の重層部位を鏡
面仕上げし、強固な密着を図ることが好ましい。
一方のシール部材1は、中央部に空気等の流体Gが通
過する円形の通気孔11が開口され、周縁部に湾曲形のリ
ブ12が設けられている。他方のシール部材2は、中央部
から僅かに周縁部寄りに長孔形の通気孔21が放射状に複
数開口され、周縁部に湾曲形のリブ22が設けられてい
る。両シール部材1、2は、リブ12、22部分で袋体10に
対して高周波溶着や接着剤等により一体化されている。
なお、両シール部材1、2のリブ12、22以外の部分は、
接着されておらず単に当接しているのみである。
この実施例によると、前述の材質特性から、両シール
部材1、2の変形量が異なることになる。このため、他
方のシール部材2に対して一方のシール部材1をシール
するように取付けることにより、両シール部材1、2を
圧接させて両通気孔11、12を互いに閉鎖することができ
る。
また、図3に示すように、一方のシール部材1の通気
孔11からピン状物Pで他方のシール部材2を押圧する
と、他方のシール部材2が変形し一方のシール部材1が
殆ど追従変形せず、両シール部材1、2の間に通気路3
が開放形成されて、流体Gの流通が許容され、開口105
から袋体10の内部に流入し或いは排出することになる。
また、両シール部材1、2を同時に押圧して開放する
と、各シール部材1、2の弾性復元速度の相違によって
両シール部材1、2間に通気路3が形成されることが起
こる。
従って、極めて簡素、小型の構造からなるにもかかわ
らず、流体Gの流通する通気路3が確実に開閉される。
また、この両シール部材1、2の弾性変形は、劣化を伴
わずに繰返しが可能であるために耐久性も高い。なお、
両シール部材1、2のリブ12、22は、全体形状の保形に
寄与し、各種装置への取付部ともなると同時に押圧時に
ストッパとしても機能する。
第1実施例において、リブ12、22を前提としたが、リ
ブ無し形状でも実施可能である。図示しないが、リブ相
当部分を平坦状として袋体10に沿わせ、袋体10と弁aと
の取付領域を拡張することが可能である。また、通気孔
11と通気孔21は両シール部材1、2の重層により相違す
る位置であれば、数や形状に関係なく実施可能である。
図4、図5に本発明に係る身体保護具に用いられる弁
の第2実施例を示す。
両シール部材1、2の重合わせ面のいずれか他方のシ
ール部材2の通気孔21の周囲に小突起211を環状に設け
ておく。この場合には、常時は重合わせ面での密着によ
る封鎖が行われているが、流入時には小突起211の周囲
での剥離誘導効果が起こり易くなるので、空気等の流入
が容易に行われる。図示しないが、一方のシール部材1
の通気孔11の重合わせ面側に小突起を設けてもよく、剥
離による間隙形成が迅速に行われる。
また、前記小突起211の機能は、図5に示すOリング1
11、Oリング受溝212からなる構造によっても奏され
る。Oリング111は、一方のシール部材1の通気孔11の
周りに接着剤等で固着されている。Oリング受溝212
は、他方のシール部材2の前記通気孔11に対面する位置
に刻設されている。
図6は本発明に係る身体保護具に設けた弁の第3実施
例であって、前述の弁aの第1実施例、第2実施例の表
裏、凹凸を逆構造としてある。
この実施例によると、弁aを袋体10に陥入させて袋体
10の外側への突出を抑えることができるため、身体等へ
の装着の際の違和感を防止することができる。
図7〜図9は本発明に係る身体保護具に用いられる弁
の第4実施例である。
一方のシール部材1は、中央部から周縁部に向けて放
射状に切割形の通気孔13が開口されている。通気孔13は
3方向へ放射状に設けるほかに、任意方向へ任意数だけ
放射状に設けることができる。他方のシール部材2は、
切割形の通気孔13を避けた位置である中央部から僅かに
周縁部寄りに円形の通気孔23が放射状に開口され、周縁
部にフランジ24が設けられている。フランジ24は他方の
シール部材2から平坦状に延出されている。
この実施例によると、前述の材質特性から、第1実施
例と同様に両通気孔13、23が互いに閉鎖される。また、
図8、図9に示すように、一方のシール部材1の通気孔
13で囲まれる1つの片部を指先等で押圧すると、押圧に
追従して変形する他方のシール部材2と押圧されず変形
しない一方のシール部材1の通気孔13で囲まれる他の片
部との間に通気路3が開放形成され、流体Gの流通が許
容されることになる。
また、他の作用、効果は、前述の第1実施例と同様に
奏される。この場合の他方のシール部材2のフランジ24
は、全体形状の保形に寄与している。なお、一方のシー
ル部材1に通気孔23を設けて他方のシール部材2に切割
形の通気孔13を置換形成することも可能である。
図10は本発明に係る身体保護具に用いられる弁の第5
実施例であって、前述の第4実施例の他方のシール部材
2の中央部の内側に支柱25を備えてある。
この実施例によると、支柱25によって全体形状が保形
され、必要以上の他方のシール部材2の変形が防止され
る。また、押圧により支柱25が袋体10の開口部位を押圧
して剥離するので、空気等の流入が容易に行われる。他
の作用、効果は、前述の第4実施例と同様に奏される。
図11〜図13は本発明に係る身体保護具に用いられる弁
の第6実施例であって、比較的軟質の合成樹脂材からな
る弁体形の一方のシール部材4と、比較的硬質の合成樹
脂材からなる弁座形の他方のシール部材5とからなる。
一方のシール部材4は、通気孔41に開口された薄板形
の押圧部42と、押圧部42の中央から円錐形に延びた脚部
43と、脚部43を介して押圧部42に相対する突起44付の底
板部45とからなり、断面略々H字形を呈する。他方のシ
ール部材5は、一方のシール部材4を収容するスリーブ
形からなるもので、前記押圧部42が係止する段部51と、
前記脚部43の最大径部分に嵌合可能な収容孔としての嵌
合孔52と、周囲に突出した平坦状のフランジ531とから
なる。
この実施例によると、全体構造が薄性化されており、
袋体10は他方のシール部材5の外周部532とフランジ531
とに取付可能となっている。そして、両シール部材4、
5を組付けた状態では、脚部43の最大径部分431と嵌合
孔52とがテーパ嵌合することにより、通気路3が閉鎖さ
れることになる。その際、底板部45の突起44が他方のシ
ール部材5の底部533に当接して通気路3を閉鎖してい
る。また、一方のシール部材4の押圧部42を押圧する
と、他方のシール部材5の変形を伴わずに一方のシール
部材4のみが変形して、脚部43の最大径部分と嵌合孔52
との嵌合が解除されると同時に、突起44と底部533との
当接が解除されて、通気路3が開放されることになる。
なお、一方のシール部材4の突起44は、底板部45が他
方のシール部材5に接着するのを防止する。他の作用、
効果は、第1実施例と同様に奏される。
図14〜図17は本発明に係る身体保護具に用いられる弁
の第7実施例であってり、前述の第6実施例の押圧部42
の表面中央部に突起421を設けてある。
この実施例によると、図14、図15に示すように、家庭
用電気掃除機2000の吸引ホース2001に嵌合するアダプタ
3000を使用することにより、流体Gを強制排出すること
ができる。このアダプタ3000は、前記突起421を押す突
起受3001と、吸引ホース2001に嵌合可能な嵌合部3002
と、突起受3001側と嵌合部3002の内部とを連通する通気
孔3003とを備えている。
また、図16、図17に示すように、シール部材4、5に
キャップ形の回転式栓4000を嵌合装着して、一方のシー
ル部材4の通気孔41を開閉し、シール性を高めることが
できる。なお、前記突起421が上方に突出しているた
め、回転式4000によってシール部材4、5の操作性が低
下することはない。
図18及び図19は本発明に係る身体保護具に用いられる
弁の第8実施例であって、前記第6実施例における比較
的軟質の合成樹脂材料からなる断面H字形の一方のシー
ル部材4の上部に突起42′を形成している。
この実施例によると、突起42′を摘んで前述の第6実
施例の押圧部42を引き上げることにより、シール部材4
を前記第6実施例とは逆の上方向へ変形させて通気路3
を開放することができる。この突起42′を摘む操作は通
気路3を確実に開放させることができる。なお、レール
部材5の外縁を鋭角にして袋体10に食い込み取り付けす
ることができる。
図20及び図21は本発明に係る身体保護具に用いられる
弁の第9実施例であって、比較的軟質の弁体形の一方の
シール部材4を上部4aと下部4bとに2分割し、上部4aに
雄ネジ4cを内蔵し下部4bに雌ネジ4dを内蔵して互いに回
動締付けして加圧できるようにしてある。なお、弁座形
の他方のシール部材5は硬質にし、第8実施例と同様に
袋体10に取り付けされる。
したがって、上部4a、下部4bを回動締付けすることに
よる弁体形の一方のシール部材4を弾圧変形させて弁座
形の他方のシール部材5に圧着させて、通気孔41を閉鎖
することができる。また、上部4a、下部4bを回動弛緩さ
せることにより弁体形の一方のシール部材4を弾性復元
形させて弁座形の他方のシール部材5への圧着を解除さ
せて、通気孔41を開放することができる。従って、締付
け力を利用することから、通気孔41を閉鎖を確実に行う
ことができる。
図22及び図23は本発明に係る身体保護具に用いられる
弁の第10実施例であって、前述の第9実施例の比較的軟
質の合成樹脂材料からなる一方のシール部材4の上部4
a、下部4bを一体にして、雄ネジ4cに薄い軟質の合成樹
脂材料からなるカバー4eを被せている。
この実施例によると、カバー4eを介して指先で雄ネジ
4cを簡単に操作することができ、操作性が高くなる。な
お、この実施例は、雄ネジ4cを捻回緊締することにより
通気孔41および通気路3を閉止するようになっている。
また、カバー4eのシール性が高いため、雄ネジ4c、雌ネ
ジ4dを金属で形成した場合の防水性が確保できる。
図24及び図25は本発明に係る身体保護具に用いられる
弁の第11実施例であって、前述の第10実施例の通気孔41
を省略して他方のシール材5に凹凸部5′を設けてい
る。
この実施例によると、凹凸部5′と一方のシール部材
4との当接・離間により通気路3の開放・閉止の応答性
がよくなる。好ましくは、凹凸部5′を複数設けるとよ
い。
図26及び図27は本発明に係る身体保護具に用いられる
弁の第12実施例であって、前述の第6〜8実施例より薄
性化してある。即ち、比較的硬質の合成樹脂材からなる
弁体形の一方のシール部材4と、比較的軟質の合成樹脂
材からなる弁座形の他方のシール部材5とからなり、他
方のシール部材5の外周とそのフランジ541を袋体10に
取付可能となっている。
一方のシール部材4は断面略H字形を呈し、片上461
が他方のシール部材5の肩部542に係合され、下方462が
他方のシール部材5の環状突部54に係合される。詳しく
は、一方のシール部材4の突起463が、他方のシール部
材5の溝543に係合するようになっている。
この実施例によると、上片461と肩部542との係合と、
突起463の溝543との係合とによって閉鎖されている。次
に、一方のシール部材4を押圧することにより、他方の
シール部材5の弾性変形により環状溝部46、環状突部54
の係合が崩れて通気路3が開放されることになる。他の
作用、効果は、前述の第6実施例と同様に奏される。こ
の実施例において、突起463を他方のシール部材2に設
け、溝543を一方のシール部材1に設けることも可能で
ある。
図28、図29は本発明の保護具に設けた弁の第13実施例
であって、前述の第8実施例と同様に弁体形のシール部
材4を軟質とし弁座形のシール部材5を硬質としてあ
る。
さらに、弁体形のシール部材4には、内側面に当接す
る基板491からシール部材4の中央部を貫通して立上げ
たネジ軸492に螺合させ外側面に当接するようにした回
転板493からなる回転加圧操作部49が設けられている。
この実施例によれば、回転加圧操作部49の回転板493
を回転させて基板491との間でシール部材4を締付ける
と、シール部材4が上下に圧縮された格好で弾圧変形さ
れ、通気孔3が閉鎖されることになる(図29)。
なお、回転加圧操作部49の回転板493を逆方向へ回転
させて基板491との間でシール部材4を緩めると、シー
ル部材4が上下に伸張した格好に弾圧復元され、通気孔
3が開放されることになる。従って、通気孔3の開閉を
確実に行うことができる(図28)。
図30、図31は本発明に係る身体保護具に設けた弁の第
14実施例であって、前述の第10実施例の回転加圧操作部
49の回転数493をシール部材4に埋込み形になってい
る。
この実施例によると、外部への突出量が減少されて外
観構造が簡素化される。また、回転加圧操作部49の回転
板493とシール部材4との当接面積が拡大されるため、
回転板493の不測の緩みが防止される。
図32〜図34は本発明に係る身体保護具に設けた弁の第
15実施例であって、比較的軟質の合成樹脂材からなる弁
体形の一方のシール部材4と、比較的硬質の合成樹脂材
からなる弁座形の他方のシール部材5とからなる。
一方のシール部材4は、中央に脚部471を円錐形に有
して両端2箇所に係合部472、473が設けられ、1つの係
合部473の側に圧力受穴474が設けられている。他方のシ
ール部材5は、一方のシール部材4の係合部472、473に
対応した係合受部55、56が設けられ、その中央にはスリ
ーブ状の通気孔57を有している。
この実施例によると、一方のシール部材4が押圧され
て変形摺動する。そして、図32、図34に示すように、係
合部472、473、係合受部55、56が係合すると同時に、通
気孔57に脚部471がテーパ嵌合した状態で通気路3が閉
鎖される。また、図33に示すように、係合部472、473、
係合受部55、56が離脱すると同時に、脚部471が通気孔5
7から離脱した状態で通気路3が開放される。なお、一
方のシール部材4の圧力受穴474は、取付けられる装置
類の内部圧力を作用させて、一方のシール部材4の摺動
を閉鎖側へ移動補助する。他の作用、効果は、前述第9
実施例と同様に奏される。
図29、図30は本発明に係る身体保護具に設けた弁の第
16実施例であって、比較的軟質の合成樹脂材からなる弁
体形の一方のシール部材4と、比較的硬質の合成樹脂材
からなる弁座形の他方のシール部材5とからなる。
一方のシール部材4は中央に脚部481を円柱形に有
し、上端にフランジ482が張出されている。上記脚部481
には複数周面にフランジ側から軸線方向途中まで溝孔48
3が設けられている。他方のシール部材5は略々円柱形
の通気孔581に脚部481を嵌合し、上端にはフランジ482
を受段部582で嵌合して閉鎖している。なお、他方のシ
ール部材5の下位には通気孔581の軸線方向を短縮する
切込部58cが形成され、外側には袋体10に挿入取付され
る取付部584が薄く張出されている。
この実施例によると、脚部481とフランジ482とが通気
孔581と受段部582とに係合することで溝孔483が閉鎖さ
れている。図32に示すように、一方のシール部材4を押
圧すると、脚部481が押し下げられて溝孔483が通気孔58
1から下方へ逃げ、溝孔483が切込部583に臨むことで通
気路3が開放される。他の作用、効果は、前述の第15実
施例と同様に奏される。
図37〜図40は本発明に係る身体等保護具に用いられる
弁の第17実施例であって、比較的軟質の合成樹脂材から
なる段付中空体形の一方のシール部材6と、比較的硬質
の合成樹脂材からなる中空体形の他方のシール部材7か
らなる。一方のシール部材6は、側面の外側に大きく膨
らんだポンプ部61と、ポンプ部61から上部へテーパ形に
先絞り形になったテーパ部62と、上部中央部に開口され
た通気孔63とを備えている。ポンプ部61の下部には袋体
10を取付するための縮形部611が形成されている。
他方のシール部材7は、一方のシール部材6に内蔵さ
れてなるもので、テーパ部62に接する頭部71と、頭部71
近くに開口された通気孔72とを備え、底部711には通気
孔721が開口されている。常時は、テーパ部62と頭部71
とが当接して閉鎖している。
この実施例によると、図38に示すように、一方のシー
ル部材6のポンプ部61を押圧すると、ポンプ部61の内部
の流体Gが押圧されて通気孔72から他方のシール部材7
の内部から通気孔721へと圧送されると同時に、シール
部材6の変形により頭部71からテーパ部62が離れて通気
路3が開放され、通気孔63から流体Gが流入することに
なる。
なお、図39に示すように、一方のシール部材6のポン
プ部61を大きく押圧すると、流体Gを外部に放出するこ
とができる。また、この後押圧を解除すると、図40に示
すように、頭部71にテーパ部62が当接した状態でポンプ
部61が膨出するために、他方のシール部材7の内部の流
体Gが吸い出されることになる。他の作用、効果は、前
述の第1実施例と同様に奏される。
図41、図42は本発明の保護具に設けた弁の第18実施例
であって、前述の第16実施例の一方のシール部材6の通
気孔63を切割形として常時は封止してある。なお、一方
のシール部材6のテーパ部62は、他方のシール部材7の
頭部71には当接しないようになっている。常時は通気孔
63が閉鎖されている。
この実施例は、一方のシール部材6のポンプ部61を押
圧することにより、通気孔63を押し開き通気路3を開放
することができる。他の作用、効果は、前述の第17実施
例と同様に奏される。
図43、図44は本発明の保護具の弁の第19実施例であっ
て、軟質の合成樹脂材からなる球面形の一方のシール部
材6と、硬質の合成樹脂材からなる球面形の他方のシー
ル部材7とを最中合わせにして、夫々に一方弁64、73を
備えてある。なお、一方のシール部材6の一方弁64に
は、栓65が設けられている。
この実施例によると、一方のシール部材6の押圧変形
による両シール部材6、7間の圧力上昇により一方弁6
4、73が強制開放されて、通気路3が開放されることに
なる。他の作用、効果は、前述の第1実施例と同様に奏
される。
図45〜図47は本発明による保護具に設けた弁の第20実
施例であって、比較的軟質の2つのドーム形のシール部
材10′、20′を最中合わせにし、一方のシール部材10′
の内部の側部から他方のシール部材の内部の中央部に向
けて比較的硬質の支柱30′を配設してなる。なお、一方
のシール部材10′の中央部には、常時開放形の通気孔10
a′が設けられている。また、他方のシール部材20′の
中央部には、常時閉鎖形の通気スリット20a′が設けら
れている。
この実施例によると、図46に示すように、一方のシー
ル部材10′を通気孔10a′を塞ぐようにして押圧するこ
とにより、両リール部材10′、20′の間隙の内圧を高め
て、他方のシール部材20′の通気スリット20a′を開放
させて、流体Gを流入させることができる。また、図47
に示すように、一方のシール部材10′の側部から支柱3
0′を押圧することにより、支柱30′の端部で他方のシ
ール部材20′の通気スリット20a′を押開くように開放
させて、流体Gを排出させることができる。
図48〜図50は本発明に係る身体保護具に設けた弁の第
21実施例であって、比較的軟質の通気性のある一方のシ
ール部材40′を比較的硬質のドーム形の他方のシール部
材50′に最中合わせにしてある。他方のシール部材50′
の中央部には、常時閉鎖形の通気スリット50a′が設け
られている。
この実施例によると、図49に示すように、一方のシー
ル部材40′を押圧し、他方のシール部材50′を側部から
押圧することにより、両シール部材40、50′の間隙にあ
る流体Gを開放された他方のシール部材50′の通気スリ
ット50a′から流入させることができる。また、図50に
示すように、他方のシール部材50′を側部から押圧する
ことのみにより、開放された他方のシール部材50′の通
気スリット50a′から流体Gを排出させて、一方のシー
ル部材40′を通過排出させることができる。
図51〜図53は本発明に係る身体保護具に設けた弁の第
22実施例であって、比較的軟質の合成樹脂材からなる中
空隆起体形の一方のシール部材8と、比較的硬質の合成
樹脂材からなる中空隆起体形の他方のシール部材9とか
らなる。
一方のシール部材8は、頂部中央部に連結孔81が開口
され、連結孔81の周囲に係合穴82が設けられ、側面に通
気孔83が開口されている。他方のシール部材9は、一方
のシール部材8を覆うように組付けられてなるもので、
頂部中央部に連結孔91が開口され、連結孔91の周囲の下
部に係合穴82に係合する係合突起穴92が設けられ、連結
片96に接続されたキャップ部95とが設けられている。こ
のキャップ部95には、通気孔93と、この連結孔91に挿通
され前記連結孔81に嵌合する突柱94とが設けられてい
る。
この実施例によると、図52に示すように、他方のシー
ル部材9のキャップ部95を押圧すると、変形した一方の
シール部材8と他方のシール部材9との間に通気路3が
開放される。また、図53に示すように、さらに他方のシ
ール部材9のキャップ部95を押圧すると、通気路3が閉
鎖されて、しかも他方のシール部材9の連結孔91の閉鎖
される。従って、シール性が良好になるため、防水性が
要求される箇所、部位での使用に好適となる。なお、他
の作用、効果は、前述の第1実施例と同様に奏される。
図54、図55に本発明に係る身体保護具の第1実施例の
使用例を示す。
この実施例では、前述の弁の第1乃至第19実施例のい
ずれかの弁aを袋体10に取付けて袋体10の内外を開放、
閉鎖可能にして、胸当パッドとして使用できるようにし
てなるものである。弁aは図1〜図51に示すように袋体
10に取付される。弁aは胸パッドの一側端に位置して取
り付けされるが、押圧しやすい位置を選択できる。
この実施例では、図54、図55に示すように、ポリウレ
タン等の発泡性膨縮材101をガスバリア性の合成樹脂フ
ィルム102の間に圧縮収納し、その片側に伸縮性の良好
なカバー103を被服し、他の片側に粘着材104を介して伸
縮性の良好なカバー材103を被服してある。図1に示す
ように合成樹脂フィルム102とカバー材103とに開口105
を設け、この開口105に位置して弁aが取付けられる。
この実施例によると、弁aを開放すると、図55に示す
ように、外気で膨張する発泡性防縮材101により、さら
に外気が袋体10に吸入されて自然に膨張する。この袋体
10が膨張したクッション効果は、胸bとブラジャーとの
間に挿入すること等によって、女性の胸bを美しい形態
に保つのに寄与する。弁aの開放具合に応じて発泡性膨
縮材101を膨張させて袋体10の膨張が調整される。即
ち、袋体10を種々の形態に形成し、胸bに種々の角度か
ら当てることにより、多様な形態を選択することができ
る。特に、第4実施例の弁aを取付すると、胸bに装着
した状態で弁aを押圧することで、厚み調整を行える。
また、使用しない場合には、図54に示すように、弁a
を押圧しながら袋体10を押圧して袋体10の内部の空気を
追い出すことになる。なお、この空気の追い出しは、袋
体10のクッション硬度の調整にも利用することができ
る。
この実施例は、ブラジャーや他の衣類あるいは水着、
スポーツスーツ等に挿入装着したり着脱可能にすること
も可能である。図中粘着材104を胸側に設けたが、反対
側でブランジャーに粘着取付可能にもできる。また、袋
体10は、胸bの整形の外に、緩衝保護機能、保温機能等
を有する。図示しないが、ブラジャーや下着として一体
的に使用可能である。
図56〜図58は本発明に係る身体保護具の第2実施例で
あって、前述の第1実施例の袋体10を裏側(胸bに接す
る側)に相対的に大きく膨張するように構成している。
図56は収縮状態で、図57は半膨張状態、図58は完全包丁
状態を示している。
この実施例によると、袋体10をブラジャーに差し入れ
て使用した場合に、胸bを大きく膨張させて胸bの形を
整えるのに有効となる。
図59〜図61は本発明に係る身体保護具の第3実施例で
あって、首cのギプスとして使用するに好適な袋体10よ
りなる。ギブスとなる袋体10は、首cに巻い巻いて固定
できるように全体として細長帯状を呈し、両端にはベル
クロファスナなどの面ファスナ20が設けられ、押圧操作
が容易な前面下部に弁aが設けられている。また、ギブ
スとなる袋体10の内部に形状保形のために幅方向に渡っ
て補助骨材30を複数本内蔵している。補助骨材30はそれ
自体で保形性を有しており、補助骨材30の両端部には顎
等への当たりを柔らかくするためのパッド40を設けるこ
とができる。また、ギブスとなる袋体10には、通気窓50
を開口しておくことができる。
この実施例によれば、ギブスとなる袋体10として首に
巻付けした後に、弁aを押圧して内部の発泡性膨縮材を
膨張させ、補助骨材30で縦方向への保形性を維持させる
ことができ、弁aの押圧調整により所望の膨張具合が得
られる。
図62、図63は本発明に係る身体保護具の第4実施例で
あって、腕dの吊包帯として使用するに好適な袋体10よ
りなる。吊包帯は、吊下げ可能な長さ形状のバンド帯50
と、このバンド帯50の幅広の下部に腕を包囲できる形状
に添設される袋体10とから構成され、バンド帯50の係止
金具52により結束され、必要に応じて袋体10を膨張させ
て腕を緩衝保護することができる。
図64は本発明に係る身体保護具の第5実施例であっ
て、手首eのサポータとして使用するに好適な袋体10よ
りなる。即ち、サポータとなる袋体10は全体として細長
帯状を呈し、両端のベルクロファスナなどの面ファスナ
ー20により膝に巻設される。前面の弁aを押圧して袋体
内部を膨張させて手首eを保護する。
図65に本発明の第6実施例であって、手の甲fのサポ
ータとして使用するに好適なものを示してある。この実
施例のサポータには、袋体10の側部に弁aが設けられ、
必要に応じて指を挿通する指掛リング60と紐帯61に設け
られるベルクロファスナなどの面ファスナ20とから構成
することができる。この実施例によれば、手の甲fの緩
衝保護となるうえに、保温効果を上げられる。
図66は本発明に係る身体保護具の第7実施例であっ
て、前述の第6実施例の変形例からなるもので、指掛リ
ング60を省略してある。即ち、上部と下部とに紐帯62、
61を設け、端部を面ファスナ20で結束できるようにした
ものである。この実施例では、袋体10を手の甲fから掌
側へと延長することができ、緩衝保護範囲を拡張するこ
とができる。
図67は本発明に係る身体保護具の第8実施例であっ
て、膝gのサポータとして使用するに好適な帯状の袋体
10よりなる。この実施例は、補助骨材30を抜き差しして
着脱できるようなポケット63を設けている。好ましく
は、幅方向で向けてポケット63を複数配置し、所望部位
に補助骨材30を選択して抜き差しすることができる。
図68は本発明に係る身体保護具の第9実施例であっ
て、ふくらはぎhのサポータとして使用するに好適なも
のを示してある。この実施例は、袋体10を略方方形と
し、その上下に伸縮性の良好な帯状の締付部70を設け
て、簡単には離脱しないようになっている。
図69に本発明の第10実施例であって、腕dのサポータ
として好適に使用できる。この実施例は、補助骨材30を
ポケット63に対して抜き差しして着脱できるようにして
ある。また、締付部70も設けられている。
図70は本発明に係る身体保護具の第11実施例であっ
て、肘iのサポータとして使用するに好適な袋体10を示
してある。サポータとなる袋体10は肘iの内側では二股
状に紐帯64、65が延ばされ、外側では帯状に袋体が添設
されている。この実施例によれば、二股状の紐帯64、65
により肘iを内側へ容易にまげることができ、外側では
広い範囲での緩衝保護が図られる。
図71は本発明に係る身体保護具の第12実施例であっ
て、多目的利用できるもので、袋体10をリング形とし
て、体の各部を挿入したり他の機器等に装着使用したで
きるようにしてある。好ましくは、膨張させずに装着し
た後に弁aを押圧して所望に応じて膨張させればよい。
また、図示しないが、一体リング状にしてもよく、この
場合は浮輪にも用途拡大できる。
図72は本発明に係る身体保護具の第13実施例であっ
て、腹jのサポータとして使用するに好適である。サポ
ータとなる袋体10は、帯状を呈し、幅方向に向けて補助
骨材30を抜き差しして着脱できるようなポケット63が設
けられてある。また、締付部20も設けられている。ま
た、発汗による湿疹の発生を防止するため、通気孔80が
多数設けられている。
図73は本発明に係る身体保護具の第14実施例であっ
て、股間kのサポータとして使用するに好適な袋体10を
示してある。この実施例は、下着等に位置固定できるよ
うに外側にベルクロファスナなどの面ファスナ20が設け
られている。面ファスナ20に代えて、図示しないが、粘
着剤層を設けることも可能である。このサポータとなる
袋体10は各種運動競技のプロテクタとして使用可能であ
る。
図74は本発明の第15実施例であって、腰lのサポータ
として使用するに好適な袋体10を示してある。サポータ
となる袋体10は細長小判形状を呈し、下着等に位置固定
できるように外側に面ファスナ20が設けられている。こ
の実施例による保護具は各種プロテクタとして利用可能
である。
図75は本発明に係る身体保護具の第16実施例であっ
て、航空機、船舶に装備されるライフジャケットとして
使用するに好適な袋体10を示してある。ライフジャケッ
トとなる袋体10は首cを挿通するV字穴81と、胸と背後
とに添設するカバー部82とから成り、使用目的に応じて
膨張具合を選択可能である。
図76は本発明に係る身体保護具の第17実施例であっ
て、頭mのサポータとして使用するに好適なものを示し
てある。この実施例は、袋体10が細いはちまき状に形成
されている。面ファスナ20で結束後に所望に応じて膨張
させることで、はちまきの結束強度を調整可能である。
図77は本発明による身体保護具の第18実施例であっ
て、防災頭巾として使用するに好適な袋体10を示してあ
る。この実施例は、袋体10の内部に硬質の湾曲板形の補
助骨材30が設けられ、耐衝撃性が高められている。
図78は本発明による身体保護具の第19実施例であっ
て、鼻nのサポータとして使用するに好適な袋体10を示
してある。この実施例は、袋体10に紐状の耳掛け90が取
付けられている。
図79は本発明による身体保護具の第20の実施例であっ
て、顔oの略全面を覆うサポータとして使用するに好適
な袋体10を用いている。この実施例は、袋体10に紐状の
固定用ベルト100が取付けられており、目部分101と口部
分102が開口されている。
図80は本発明による身体保護具の第21実施例であっ
て、耳pのサポータとして使用するに好適なものを示し
てある。この実施例は、楕円形に形成された袋体10を球
状にして一側に耳pを挿入可能な切込200が設けられて
いる。この実施例によれば、耳保温と耳栓として機能す
る。
図81は本発明による身体保護具の第22実施例であっ
て、顎qのサポータとして使用するに好適な袋体10を示
してある。この実施例は、袋体10が帯状に延長され、そ
の両端部に耳pに掛けることが可能な孔300が設けられ
ている。この実施例によれば、顎qを緩衝保護すること
ができる。
図82は本発明による身体保護具の第23実施例であっ
て、臀部当として使用するに好適な袋体10を示してあ
る。この実施例は、ガータベルトとして着脱を容易にし
てある。この実施例によれば、臀部の緩衝、保温等の外
に、臀部の形態を矯正することができる。
図83は本発明による身体保護具の第24実施例であっ
て、臀部当とて使用する袋体10をマット形にして、下着
rに差し込めるようにしてある。この実施例によると、
他の衣類に差し込む等の他用途への利用も可能になる。
図84は本発明による身体保護具の第25実施例であっ
て、和服の下帯として使用するに好適な袋体10を示して
ある。下帯10は腹部に巻設される帯状に形成され、痩せ
太り具合に応じて弁aを押圧して膨らみを調整可能であ
る。
図85は本発明による身体保護具の第26実施例であっ
て、手袋の全体を袋体10に構成してある。なお、手首付
近には、締付部70が設けられ、小指側には結束用の面フ
ァスナ20が設けられている。この実施例では、図締しな
いが、締付部70を広幅にしてベルクロファスナなどの面
ファスナ20を結束用として用いることができる。
図86は本発明による身体保護具の第27実施例であっ
て、座布団、クッション類を袋体10に構成してある。弁
aを押圧することで好みの厚さが得られる。
この実施例は椅子の座席に設けて椅子の高さ調節可能
なクッションとして利用することができ、美容室などで
好適に用いることができる。
図87は本発明による身体保護具の第28実施例であっ
て、車両のシートSの腰当に好適な袋体10を示してあ
る。この実施例は、袋体10にシートSに固定するバンド
400を取付けてある。袋体10は逆台形状を呈しているの
で、腰全体を支持可能であって、疲労等に応じて厚みを
可変することができる。
図88は本発明による身体保護具の第29実施例であっ
て、車両のシートベルトBに取付け使用するに好適な袋
体10を示してある。この実施例は、袋体10にシートベル
トBに固定する取付用バンド500を取付けてある。袋体1
0は胸と腹部とを広い範囲で覆って緩衝保護するので、
エアーバック的な効果が期待できる。
この実施例では、シートベルトBのベルト自体に袋体
10を添設するか、あるいは、袋体10でベルトを構成する
ことができ、シートベルトB自体の緩衝効果を上げるこ
とができる。
図89は本発明による身体保護具の第30実施例であっ
て、人形や玩具の一部を袋体10で例えば魚形状に構成し
てある。この実施例では、人形や玩具の容積の可変が可
能であるうえに、不使用時には収縮させることで運搬、
収納に適する。
図90、図91は本発明による身体保護具の第31実施例で
あって、縫いぐるみからなる玩具の全体を袋体10で構成
して、縫いぐるみの内部への充填材を省略してある。膨
張により所定の形状が得られる。
図92は本発明による身体保護具の第32実施例であっ
て、便座カバーの全体を袋体10で略々馬蹄形にしてい
る。
図93は本発明による身体保護具の第33実施例であっ
て、ドアノブDの蓋体として使用するに好適なものを示
してある。この実施例は、袋体10をドアノブDに着脱可
能にするためにファスナ600を設けてある。
図94は本発明による身体保護具の第34実施例であっ
て、つば700を除く帽子のキャップ701を半球状の袋体10
として構成してある。図示しないが、つば無キャップ70
1を深く形成して紐を設ければ、硬質ヘルメットとして
も機能させることが可能である。同様に、ヘルメットの
内側に添設してヘルメット内での緩衝効果を上げること
ができる。
図95は本発明による身体保護具の第35実施例であっ
て、衣類のベストの左右側にそれぞれ袋体10を夫々設け
てある。ベストとしては左右の袋体10を任意に膨張させ
ることができる。背面側にも袋体10を分割して設けるこ
とで身体胴部前後を緩衝保護可能である。弁aはベスト
の下部前方に配置することで操作が容易である。
図96は本発明による身体保護具の第36実施例であっ
て、衣類のスカートの左右側にそれぞれ袋体10を設けて
ある。これによれば、身体の脚部や腰への衝撃を緩和す
ることができる。図示していないが、斯かるスカートを
ロングパンツ状として第35実施例のベストを一体化すれ
ばウエットスーツとしても活用可能である。
図97は本発明による身体保護具の第37実施例であっ
て、自転車のサドル自体を袋体10で構成してある。な
お、この実施例の変形例として、袋体10をサドルに対す
るカバー構造とすることもできる。
図98は本発明による身体保護具の第38実施例であっ
て、履物としてスリッパの爪先カバー部分800を袋体10
で構成してある。勿論、踵部分801を袋体で構成するこ
とも可能である。
図99は本発明の第39実施例であって、アイマスクのマ
スク部802を袋体10で構成し、紐803を付けてなるもので
ある。なお、マスク部802に眼球部位に小孔804を穿ける
と、袋体の膨張具合に応じて小孔804の径と軸長さとを
調整することが可能となり、眼球矯正作用を発揮可能と
なる。
図100は本発明による身体保護具の第40実施例を示す
もので、下着のトランクスの一部を袋体10で構成してあ
る。格闘技や球技等の防護用下着として使用可能となる
うえに、必要に応じて厚さ調整を行える。
図101は本発明の身体保護具の第41実施例であって、
鞄の全体を袋体10で構成してある。補助骨材900は保形
が必要な枠形状とすることが望ましい。この鞄はガラス
細工などの壊れ易い物の運搬等に利用される。
図102は本発明の第42実施例であって、紙袋Eの手提
紐を袋体10で構成している。膨張に応じて紙手提紐が膨
張するので、手提運搬に好適である。
図103は本発明による身体保護具の第43実施例を示す
もので、スノーボード、サーフィンボード等の運搬用袋
の本体部分を袋体10で構成してある。十分な緩衝作用を
果して運搬を行え、格別な梱包を必要としない。
図104は本発明の身体保護具の第44実施例であって、
ゴルフクラブのヘッドカバーを袋体10で構成してある。
図105は本発明による身体保護具の第45実施例を示す
もので、書類等を収納する封筒として使用するに好適な
袋体10を示してある。なお、袋体10には、接着剤5000を
塗布した封止用片6000が取付けられている。
図106は本発明の身体保護具の第46実施例を示すもの
で、低周波を発振する発振機構1000を袋体10に装備して
ある。この発振機構1000は、バッテリ、スイッチ、コン
トローラ等を備えた制御部1001と、低周波を発振源とな
る発振電極1002とからなる。
この実施例によると、低周波により身体等を刺激し
て、血行やホルモンの分泌を促進することができる。な
お、この実施例では弁aが内側端に配置されている。
図107は本発明の保護具の第47実施例を示すもので、
発振機構1000の制御部1001と発振電極1002とを着脱可能
にして、制御部1001をブラジャーの止め金具として機能
させている。
図108は本発明の第48実施例を示すもので、発振機構1
000を頭部mに巻くヘッドバンドに装備してある。な
お、この実施例の使用部位のように、発振機構1000によ
る低周波の刺激が不快感をもたらすおそれがある場合に
は、低周波の発振機構1000に変えてマグネット等を使用
することもできる。
図109は本発明による身体保護具の第49実施例を示す
もので、発振機構1000を足に巻く靴下止めバンドに装備
してある。
図110は、前述の身体等の保護具の各実施例の使用後
に用いる脱流体装置7000を示すものである。
この脱流体装置7000は、平板形の中仕切板7001を挟ん
で1対の筐体7002をヒンジ7003で開閉可能にした化粧用
コンパクトタイプからなる。筐体7002は、硬質の合成樹
脂材からなる枠体7004の外側に柔軟性の合成樹脂材から
なる蓋体7005を設けてなるもので、中仕切板7001との間
に前述の身体等の保護具を収納して蓋体7005を圧縮する
ことにより、弁aから排出される流体Gの排出速度を加
速させることができるようになっている。
なお、筐体7002の枠体7004には、弁aが挿入される弁
受部7006が設けられている。また、筐体7002の蓋体7005
には、弁aから排出された流体Gを外部に排出する流体
排出孔7007が開口されている。また、筐体7002の枠体70
04には係止突起7008が設けられ、中仕切板7001には係止
突起7008に対応した係止溝7009が設けられ、中仕切板70
01、筐体7002を一体的に閉鎖保持することができるよう
になっている。
この脱流体装置7000を使用すると、袋体10からの流体
Gの排出を簡単、迅速に行うことができる。
以上、図示した実施例の外に、身体等の保護具として
は、緩衝保護機能、保温機能等を利用して各種に分野に
利用することができる。また、この機能を補助するため
に、遠赤外線を放射する材質を選択したり、太陽熱を利
用する機構を装備したりすることもできる。
上記各実施例において、袋体10に膨縮材が圧縮収納さ
れたものを前提として説明したが、これに限定するもの
ではない。膨縮材を収納していない袋体10に対しては、
弁aからポンプ部あるいは口部から空気を吹き込みして
膨張させることができ、排出時には弁aを開放して袋体
10を押圧すれば足りる。
施の形態において、補助骨材30を設けた場合を示した
が、各袋体には必要に応じて付加することを妨げないも
のである。
また、袋体10の内部または外側に体温で一定形状に変
形する樹脂材からなる変形保護要素を備えることもでき
る。この樹脂材には、ポリマージェル、ハイドロジェ
ル、スマートジェル、ターミナルジェルと称せられるも
のがある。なお、ターミナルジェルは、室温では液体で
体温で暖められると粘着性が発揮されて一定形状に成形
される。この変形保護要素を備えると、身体の各部の保
護や矯正を補助することができる。
以上のように本発明による身体保護具は、膨張収縮可
能な袋体に変形量の異なる複数のシール部材を組付ける
ことによって、変形量の相違によって弁開閉を行う二方
弁を極めて簡単な構造で且つ小型化して実現することが
できた。また、複数のシール部材の変形量を利用してい
るので、繰返し使用により劣化して動作不良を起こさな
い効果がある。
さらに、弁開放に伴って膨縮材が自己膨張して袋体を
保形させることができ、身体等の保護具として好適に使
用することができ、弁の押圧操作によって膨張具合をコ
ントロールできる効果がある。しかも、自己膨張した袋
体を保形維持することができ、しかも膨張具合を弁調整
で補正できる効果がある。
産業上の利用可能性 以上のように、本発明に係る身体保護具は、押圧によ
り前記シール部材を弾性変形させた際に各シール部材の
間に通気路が形成され、押圧解除により前記シール部材
を弾性復元させて各シール部材の間の通気路を閉鎖する
弁を扁平な袋体に設けて袋体を簡便に保護対象に装着し
て簡単に膨張させることができるので、医療分野におい
て人体の胴部乃至四肢を含む身体の各部位を保護乃至固
定できる保護具として、あるいは、スポーツ分野におけ
るサポーター、プロテクター、コルセットなどの用途に
適すると共に、身体以外の様々な形態の物品乃至商品を
簡単且つ確実に保護するのに適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−147004(JP,U) 実開 昭62−185984(JP,U) 実開 平4−58678(JP,U) 実開 昭62−163375(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 15/00 - 15/20 F16K 24/00 - 24/06 A41D 13/00 A61F 13/04 A63B 71/08

Claims (43)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変形量の異なるガスバリア性のシール部材
    (1、2)よりなり、押圧により前記シール部材(1、
    2)を弾性変形させた際に各シール部材の間に通気路が
    形成され、押圧の解除により前記シール部材(1、2)
    を弾性復元させて各シール部材の間の通気路を閉鎖する
    弁(a)を備え、前記弁(a)を身体等に装着可能なガ
    スバリア性の両壁面を有する扁平な袋体(10)に取付け
    て袋体の内外を開閉自在としてなる身体保護具。
  2. 【請求項2】シール部材(1、2)は、軟質シール部材
    と硬質シール部材とからなる請求の範囲第1項記載の身
    体保護具。
  3. 【請求項3】軟質シール部材がフィルムから構成される
    と共に硬質シール部材が所望厚みのシートから構成さ
    れ、各シール部材(1、2)はそれぞれ異なる位置に通
    気孔が開口され、常時は面状に積層されて密着している
    ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の身体保護具。
  4. 【請求項4】硬質シール部材が弾性変形可能な球面形状
    に中央を突出され、この上面に軟質シール部材が球面形
    状に沿って付形されて密着されていることを特徴とする
    請求の範囲第3項記載の身体保護具。
  5. 【請求項5】軟質シール部材の中央に通気孔が設けら
    れ、硬質シール部材の側部に通気孔が設けられているこ
    とを特徴とする請求の範囲第3項記載の身体保護具。
  6. 【請求項6】軟質シール部材の中央から側部に向けて長
    溝状の通気孔が設けられ、硬質シール部材の側部で長溝
    を避けた位置に通気孔が設けられていることを特徴とす
    る請求の範囲第3項記載の身体保護具。
  7. 【請求項7】硬質シール部材の下部から下方に向けて支
    柱が垂設されていることを特徴とする請求の範囲第4項
    記載の身体保護具。
  8. 【請求項8】軟質シール部材で断面略々H字形の弁体が
    構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ状
    の弁座が硬質シール部材から構成され、弁体の押圧によ
    り弁体を弾性変形させて収容孔との間に通気路が形成さ
    れることを特徴とする請求の範囲第2項記載の身体保護
    具。
  9. 【請求項9】軟質シール部材で断面略々H字形の弁体が
    構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ状
    の弁座が硬質シール部材から構成され、弁体に設けられ
    た回転加圧操作部による押圧で弁体を弾性変形させて収
    容孔との間に通気路が形成されることを特徴とする請求
    の範囲第2項記載の身体保護具。
  10. 【請求項10】硬質シール部材で断面略々H字形の弁体
    が構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ
    状の弁座が軟質シール部材から構成され、弁体の押圧に
    より弁座を弾性変形させて弁体と弁座の収容孔との間に
    通気路が形成されることを特徴とする請求の範囲第2項
    記載の身体保護具。
  11. 【請求項11】軟質シール部材で基部をテーパ状とする
    断面略々H字形の弁体が構成されると共にこの弁体のテ
    ーパ状の収容孔を有するスリーブ状の弁座が硬質シール
    部材から構成され、弁体の押圧により弁体を摺動させて
    基部と収容孔との間に通気路が形成されることを特徴と
    する請求の範囲第2項記載の身体保護具。
  12. 【請求項12】軟質シール部材の一部には、押圧により
    通気路を通過する流体を加圧することが可能なポンプ部
    が設けられていることを特徴とする請求の範囲第2項記
    載の身体保護具。
  13. 【請求項13】シール部材(1、2)の一部には、耐水
    性のキャップ部が設けられていることを特徴とする請求
    の範囲第1項記載の身体保護具。
  14. 【請求項14】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付け、内部に膨縮材
    を圧縮収納した袋体の内外を開閉自在としたことを特徴
    とする身体保護具。
  15. 【請求項15】シール部材(1、2)は、軟質シール部
    材と硬質シール部材とからなることを特徴とする請求の
    範囲第14項記載の身体保護具。
  16. 【請求項16】軟質シール部材がフィルムから構成され
    ると共に硬質シール部材が所望厚みのシートから構成さ
    れ、各シール部材はそれぞれ異なる位置に通気孔が開口
    され、常時は面状に積層されて密着していることを特徴
    とする請求の範囲第15項記載の身体保護具。
  17. 【請求項17】硬質シール部材が弾性変形可能な球面形
    状に中央を突出され、この上面に軟質シール部材が球面
    形状に沿って付形されて密着されていることを特徴とす
    る請求の範囲第16項記載の身体保護具。
  18. 【請求項18】軟質シール部材の中央に通気孔が設けら
    れ、硬質シール部材の側部に通気孔が設けられているこ
    とを特徴とする請求の範囲第16項記載の身体保護具。
  19. 【請求項19】軟質シール部材の中央から側部に向けて
    長溝状の通気孔が設けられ、硬質シール部材の側部で長
    溝を避けた位置に通気孔が設けられていることを特徴と
    する請求の範囲第16項記載の身体保護具。
  20. 【請求項20】硬質シール部材の下部から下方に向けて
    支柱が垂設されていることを特徴とする請求の範囲第17
    項記載の身体保護具。
  21. 【請求項21】軟質シール部材で断面略々H字形の弁体
    が構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ
    状の弁座が硬質シール部材から構成され、弁体の押圧に
    より弁体を弾性変形させて収容孔との間に通気路が形成
    されることを特徴とする請求の範囲第15項記載の身体保
    護具。
  22. 【請求項22】硬質シール部材で断面略々H字形の弁体
    が構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ
    状の弁座が軟質シール部材から構成され、弁体の押圧に
    より弁座を弾性変形させて弁体と弁座の収容孔との間に
    通気路が形成されることを特徴とする請求の範囲第15項
    記載の身体保護具。
  23. 【請求項23】軟質シール部材で基部をテーパ状とする
    断面略々H字形の弁体が構成されると共にこの弁体のテ
    ーパ状の収容孔を有するスリーブ状の弁座が硬質シール
    部材から構成され、弁体の押圧により弁体を摺動させて
    基部と収容孔との間に通気路が形成されることを特徴と
    する請求の範囲第15項記載の身体保護具。
  24. 【請求項24】軟質シール部材の一部には、押圧により
    通気路を通過する流体を加圧することが可能なポンプ部
    が設けられていることを特徴とする請求の範囲第15項記
    載の身体保護具。
  25. 【請求項25】シール部材(1、2)の一部には、耐水
    性のキャップ部が設けられていることを特徴とする請求
    の範囲第15項記載の身体保護具。
  26. 【請求項26】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能でガスバリア性の両壁面
    を有する袋体(10)に取付け、内部に膨縮材を圧縮収納
    すると共に一部には膨張形態を保形する補助骨材が設け
    られた袋体(10)の内外を開閉自在としたことを特徴と
    する身体保護具。
  27. 【請求項27】シール部材(1、2)は、軟質シール部
    材と硬質シール部材とからなることを特徴とする請求の
    範囲第26項記載の身体保護具。
  28. 【請求項28】軟質シール部材がフィルムから構成され
    ると共に硬質シール部材が所望厚みのシートから構成さ
    れ、各シール部材はそれぞれ異なる位置に通気孔が開口
    され、常時は面状に積層されて密着していることを特徴
    とする請求の範囲第27項記載の身体保護具。
  29. 【請求項29】硬質シール部材が弾性変形可能な球面形
    状に中央を突出され、この上面に軟質シール部材が球面
    形状に沿って付形されて密着されていることを特徴とす
    る請求の範囲第28項記載の身体保護具。
  30. 【請求項30】軟質シール部材の中央に通気孔が設けら
    れ、硬質シール部材の側部に通気孔が設けられているこ
    とを特徴とする請求の範囲第28項記載の身体保護具。
  31. 【請求項31】軟質シール部材の中央から側部に向けて
    長溝状の通気孔が設けられ、硬質シール部材の側部で長
    溝を避けた位置に通気孔が設けられていることを特徴と
    する請求の範囲第28項記載の身体保護具。
  32. 【請求項32】硬質シール部材の下部から下方に向けて
    支柱が垂設されていることを特徴とする請求の範囲第29
    項記載の身体保護具。
  33. 【請求項33】軟質シール部材で断面略々H字形の弁体
    が構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ
    状の弁座が硬質シール部材から構成され、弁体の押圧に
    より弁体を弾性変形させて収容孔との間に通気路が形成
    されることを特徴とする請求の範囲第27項記載の身体保
    護具。
  34. 【請求項34】硬質シール部材で断面略々H字形の弁体
    が構成されると共にこの弁体の収容孔を有するスリーブ
    状の弁座が軟質シール部材から構成され、弁体の押圧に
    より弁座を弾性変形されて弁体と弁座の収容孔との間に
    通気路が形成されることを特徴とする請求の範囲第27項
    記載の身体保護具。
  35. 【請求項35】軟質シール部材で基部をテーパ状とする
    断面略々H字形の弁体が構成されると共にこの弁体のテ
    ーパ状の収容孔を有するスリーブ状の弁座が硬質シール
    部材から構成され、弁体の押圧により弁体を摺動させて
    基部と収容孔との間に通気路が形成されることを特徴と
    する請求の範囲第27項記載の身体保護具。
  36. 【請求項36】軟質シール部材の一部には、押圧により
    通気路を通過する流体を加圧することが可能なポンプ部
    が設けられていることを特徴とする請求の範囲第27項記
    載の身体保護具。
  37. 【請求項37】シール部材(1、2)の一部には、耐水
    性のキャップ部が設けられていることを特徴とする請求
    の範囲第26項記載の身体保護具。
  38. 【請求項38】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付けて袋体(10)の
    内外を閉閉自在とし、袋体に身体等を刺激する電磁波等
    の発振機構を装備したことを特徴とする身体保護具。
  39. 【請求項39】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付け、内部に膨縮材
    を圧縮収納した袋体の内外を開閉自在とし、袋体に身体
    等を刺激する電磁波等の発振機構を装備したことを特徴
    とする身体保護具。
  40. 【請求項40】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付け、内部に膨縮材
    を圧縮収納すると共に一部には膨張形態を保形する補助
    骨材が設けられた袋体(10)の内外を開閉自在とし、袋
    体(10)に身体等を刺激する電磁波等の発振機構を装備
    したことを特徴とする身体保護具。
  41. 【請求項41】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付けて袋体の内外を
    開閉自在とし、袋体(10)に体温で一定の形状に変形す
    る樹脂材からなる変形保護要素を設けたことを特徴とす
    る身体保護具。
  42. 【請求項42】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付け、内部に膨縮材
    を圧縮収納した袋体の内外を開閉自在とし、袋体に体温
    で一定の形状に変形する樹脂材からなる変形保護要素を
    設けたことを特徴とする身体保護具。
  43. 【請求項43】変形量の異なる複数のガスバリア性のシ
    ール部材(1、2)を組付け、押圧により各シール部材
    を弾性変形させて各シール部材の間に通気路が開放さ
    れ、押圧の解除により各シール部材が弾性復元して各シ
    ール部材の間に通気路が閉鎖されてなる弁(a)を備
    え、この弁を身体等に装着可能なシート状でガスバリア
    性の両壁面を有する袋体(10)に取付け、内部に膨縮材
    を圧縮収納すると共に一部には膨張形態を保形する補助
    骨材が設けられた袋体の内外を開閉自在とし、袋体に体
    温で一定の形状に変形する樹脂材からなる変形保護要素
    を設けたことを特徴とする身体保護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7771381B2 (en) 2002-07-10 2010-08-10 Codman & Shurtleff Inc. Shunt valve locking mechanism

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