JP2004033288A - 容器の蝶番構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体2の後端部に設けた軸孔4を穿設した蝶番片3と、蓋体6の後端部に設けた軸孔8を穿設した蝶番片7との端面同士が少なくとも一対対峙し、該対峙した端面に跨って蝶番軸10を挿通し、容器本体2と蓋体3とを開閉回動自在に結合する容器1の蝶番構造であって、蓋体2の蝶番片7の端面に、軸孔中心から偏心した短円柱状の突起部9を設け、該突起部9に対峙する容器本体2の蝶番片3の端面に、該突起部9の円周上の一箇所を摺接する円弧状の内周面を有し、該突起部9を相対回動可能に嵌合する凹嵌部5を設け、閉回動限で、突起部9の円周上の一箇所が、凹嵌部5の前側の内周面に当接し、開放回動限で、突起部9の円周上の一箇所が、凹嵌部5の後側の内周面に当接する構造である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体と蓋体とを開閉回動自在に結合した容器の蝶番構造に関し、特に、容器本体と蓋体とを結合した蝶番軸に剪断力が加わりにくい構造にするとともに、スムーズな開閉回動を可能とする容器の蝶番構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧用コンパクト容器として、容器本体の後端部に設けた軸孔を穿設した蝶番片と、同様に蓋体の後端部に設けた軸孔を穿設した蝶番片とを組合せ、各軸孔に金属製の蝶番軸若しくは合成樹脂製の蝶番軸を挿通し、容器本体に対して蓋体を開閉回動自在に結合したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
化粧料コンパクト容器の容器本体に対する蓋体の回動限においては、容器本体若しくは蓋体に何らかの外力が加わると、力が加わった部分が力点となり、回動限で容器本体の後端部に蓋体が突き当たった点が支点となって、容器本体の蝶番片に穿設された軸孔と蓋体の蝶番片に穿設された軸孔とに跨った蝶番軸が作用点となり、蝶番軸にてこの作用による局部的に大きな剪断力が働き、蝶番軸が破壊され易い、という問題があった。近年においては、廃棄時における分別回収の必要性やコスト面等を考慮して、合成樹脂製の化粧料コンパクト容器に合成樹脂製の蝶番軸を用いる趨勢となってきており、合成樹脂製の蝶番軸を用いた場合は、てこ作用による大きな剪断力によってより破壊されやすくなる、と云う問題がある。
【0004】
また、適度な抵抗感を感じさせる容器本体と蓋体とを相対回動は、容器本体と蓋体との軸孔に圧入した蝶番軸によって達成されるため、軸孔に圧入して容器本体と蓋体とを結合している蝶番軸に蓋体の重みが全て加わり、該蓋体の重みによって容器本体と蓋体との相対回動時に、蝶番軸が不快なキシミ音を発生する、と云う問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、容器本体と蓋体とに跨って結合する蝶番軸に、局部的な剪断力が加わらないようにすることを技術的課題とし、もって、てこ作用による蝶番軸の破壊を防止して、容器の耐久性、安全性および使用感を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1記載の発明の手段は、収納部を有する容器本体の後端部に設けた、軸孔を穿設した蝶番片と、蓋体の後端部に設けた、軸孔を穿設した蝶番片との端面同士が少なくとも一対対峙し、該対峙した端面に跨って、前記両蝶番片の軸孔に蝶番軸を挿通し、容器本体と蓋体とを開閉回動自在に結合する容器の蝶番構造であること、
蓋体の蝶番片の端面に、軸孔中心から偏心した短円柱状の突起部を設けたこと、該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に、該突起部の円周上の一箇所を摺接する円弧状の内周面を有し、該突起部を相対回動可能に嵌合する凹嵌部を設けたこと、
蓋体の蝶番片に設けた突起部の偏心により、容器本体の前側で蓋体が係止する閉回動限で、蓋体の突起部の円周上の一箇所が、容器本体の凹嵌部の前側の内周面に当接し、蓋体の蝶番片が容器本体の後端部に突き当たる開放回動限で、蓋体の突起部の円周上の一箇所が、容器本体の凹嵌部の後側の内周面に当接するものとしたこと、にある。
【0007】
請求項1記載の発明にあっては、容器本体と蓋体との相対回動時に、蓋体の蝶番片の端面に設けた軸孔の中心から偏心した突起部の円周上の一箇所が、対峙する容器本体の蝶番片の端面に設けた凹嵌部の内周面に常に摺接しながら回動する。
【0008】
容器本体の前側で蓋体が係止する閉回動限にあっては、蓋体の突起部の円周上の一箇所が、容器本体の凹嵌部の前側の内周面に当接し、容器本体の前側で係止している蓋体が、この係止によって前側に傾こうとするのを防止する。
【0009】
また、蓋体の蝶番片が容器本体の後端部に突き当たる開放回動限にあっては、蓋体の突起部の円周上の一箇所が、容器本体の凹嵌部の後側の内周面に当接し、何らかの力が容器本体若しくは蓋体に加わった場合に、蓋体の蝶番片が容器本体の後端部に突き当たった部分を支点としたてこ作用によって、局部的に蝶番軸に加わろうとする剪断力を、突起部と凹嵌部が当接している部分が受け止めて、蝶番軸に該剪断力が加わらないように防止する。
【0010】
蓋体の蝶番片に設けた突起部と、容器本体の蝶番片に設けた凹嵌部とは、突起部の円周上の一箇所のみが摺接して相対回動するため、回動抵抗が大きくなることはなく、相対回動時の適度な抵抗感を維持することができる。
【0011】
請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明の構成に加え、突起部を、蓋体の蝶番片の軸孔を有する端面に設けたこと、凹嵌部を、容器本体の蝶番片の軸孔を有する端面に設けたこと、にある。
【0012】
請求項2記載の発明にあっては、蓋体の蝶番片の軸孔と容器本体の蝶番片の軸孔とに挿通した蝶番軸の周囲で、蓋体の蝶番片の端面に設けた突起部の円周上の一箇所と、該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に設けた凹嵌部とが当接するため、閉回動限における蓋体の前側への傾きを防止作用と、開放回動限における剪断力が蝶番軸に加わらないよう防止作用が確実なものとなり、蝶番軸に無理な力が加わらず、蝶番軸の破壊を防止できる。
【0013】
請求項3記載の発明の手段は、容器本体の後端部に設けた蝶番片と、蓋体の後端部に設けた蝶番片とが、軸孔を有する面が対峙する端面と、軸孔のない面が対峙する端面とを有し、突起部を蓋体の軸孔のない面に突設し、凹嵌部を容器本体の軸孔のない面に設けたこと、にある。
【0014】
請求項3記載の発明にあっては、蝶番軸を挿通した蓋体の蝶番片の端面の反対側の端面に突起部を設け、該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に凹嵌部を設けたため、円周上の一点を摺接して回動する突起部と凹嵌部との当接により、閉回動限における蓋体の前側への傾きの防止と、開放回動限における蝶番軸に剪断力が加わらないように防止する効果のみならず、蝶番軸を中心とした直線上で、突起部と凹嵌部とが相対回動することになり、蓋体の回動が安定化する。
【0015】
請求項4記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の構成に加え、凹嵌部を、上方に開口する縦溝状としたこと、にある。
【0016】
請求項4記載の発明にあっては、凹嵌部を上方に開口する縦溝状としたため、突起部を凹嵌部に嵌合して組付ける、容器本体と蓋体との組付けが容易になるとともに、蓋体と容器本体との相対回動時に、上方に開口している縦溝状の凹嵌部で突起部を支持して、蝶番軸にのみ蓋体の重みが加わらないようにしているため、不快なキシミ音を発生しない。
【0017】
請求項5記載の発明の手段は、請求項1、2、3または4記載の構成に加え、蝶番軸を、合成樹脂製としたこと、にある。
【0018】
請求項5記載の発明にあっては、蝶番軸を、合成樹脂製とした場合であっても、合成樹脂製の蝶番軸に局部的に大きな剪断力が加わらないため、容器の安全性、耐久性が確保される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図面を参照にしながら説明する。
図1は、化粧用コンパクト容器1の開放状態を示す分解斜視図、図2は、容器1の開放状態を示す横断面図である。
【0020】
容器1は、容器本体2と、蓋体6と、一対の蝶番軸10とから構成されている。一般的に、容器本体2及び蓋体6は、成形材料としてポリプロピレン,ABS,AS等を用い、蝶番軸10は、成形材料としてナイロン等を用いている。
【0021】
化粧料を収納する収納部11を設けた角皿体状の容器本体2は、後端両側部に後方に突出するそれぞれ軸孔4を穿設した一対の蝶番片3を設け、前端中央部に係止凹部12を設けている。
【0022】
鏡体14を貼着した蓋体6は、後端中央部に軸孔8を穿設した一つの蝶番片7を垂下設し、前端中央部に係止凹部12に係止する係止凸部13を垂下設している。容器本体2と蓋体6との閉塞は、係止凹部12と係止凸部13との係止により保持される。
【0023】
蝶番片3と蝶番片7とは、容器1の両側で対峙する一対の端面を有することとなり、対峙する蝶番片3の軸孔4と蝶番片7の軸孔8とに跨って、蝶番軸10を挿通する。
【0024】
蝶番片7の端面には、軸孔9の周囲に、軸孔中心から偏心した短円柱状の突起部9を設け、該突起部9に対峙する蝶番片3の端面には、軸孔4の周囲に、突起部9の円周上の一箇所を摺接して相対回動可能とする円弧状の内周面を有する、上方に開口した縦溝状の凹嵌部5を設けている。
【0025】
図2は、容器本体2の前側で蓋体6が係止している、容器本体2と蓋体6との閉回動限状態を示す横断面図である。また、図3(a)は、図2の縦断面X−X矢視図であり、図3(b)は、開放回動限状態を示す縦断面X−X矢視図である。
【0026】
図2および図3(a)に示すように、係止凹部12に係止凸部13が係止した閉回動限状態にあっては、突起部9の円周上の一点が、凹嵌部5の前側の内周面に突き当たり、係止凹部12と係止凸部13との係止によって蓋体6が前側方向に傾こうとするのを防止している。このため、蝶番軸10に、蓋体6の前側への傾きを防止する無理な力が加わらない。
【0027】
図3(b)に示すように、容器本体2の後端部に蝶番片7が突き当たる開放回動限にあっては、軸孔8の中心から偏心している突起部9が回動して、突起部9の円周上の一点が、凹嵌部5の後側の内周面に突き当る。
【0028】
容器本体2若しくは蓋体6に何らかの力(図中矢印F)が加わった場合、容器本体2の後端部に蝶番片7が突き当たっている部分(図中A点)が支点となり、該支点(A点)を中心としたてこ作用により、容器本体2と蓋体6とを結合している蝶番軸10の方向に剪断力(図中矢印B)が働く。この蝶番軸10に働こうとする剪断力(矢印B)を、凹嵌部5の後側の内周面に突き当たっている突起部9とで受け止めるため(図中C点)、蝶番軸10にてこ作用による剪断力が加わらず、蝶番軸10の破壊を防止できる。
【0029】
更に、容器本体2と蓋体6との相対回動時にあっては、回動時における蓋体6の重みが全て蝶番軸10に加わることのないように、上方に開口した縦溝状の凹嵌部5の円弧状の内周面で突起部9を支持しているため、蝶番軸10に蓋体6の重みが加わることによって発生していた不快なキシミ音を発生することはない。
【0030】
図4は、本発明の他の実施例を示す、容器本体2と、蓋体6および蝶番軸10の分解斜視図である。容器本体2は、後端の両側端部からそれぞれ軸孔4を穿設した一対の蝶番片3を設け、後端中央部から軸孔を穿設していない一つの蝶番片3aを設けている。
【0031】
一方、蓋体6は、蝶番片3と蝶番片3aとの間に嵌合する一対の蝶番片7を後端部に垂下設している。蝶番片7の蝶番片3と対峙する端面には軸孔8を穿設し、他方の端面には、軸孔8中心から偏心した短円柱状の突起部9を突設している。
【0032】
突起部9と対峙する蝶番片3aの両端面には、軸孔4を中心とした円弧状の内周面を有し、突起部9の円周上の一点を摺接して相対回動可能に突起部9を嵌合する、上方に開口した縦溝状の凹嵌部5を設けている。
【0033】
突起部9を凹嵌部5に嵌合し、軸孔4と軸孔8に蝶番軸10を挿通して、容器本体2と蓋体6とを組付けると、蝶番軸10を挿通した反対側の面で、突起部9が円周上の一箇所を凹嵌部5の内周面に摺接しつつ相対回動することとなり、蝶番軸10を中心とした直線上で蝶番軸10と軸孔4および軸孔8との相対回動のみならず、突起部9と凹嵌部5とが相対回動することになり、蓋体6の回動が安定化する。
【0034】
図5の横断面図に示すように、閉回動限にあっては、突起部9が凹嵌部5の前側の内周面に当接し、容器本体2の前側で、係止凹部12と係止突起13とが係合することにより蓋体6が前側に傾こうとするのを防止している。
【0035】
また、蝶番片7が容器本体2の後端部に突き当たる開放回動限にあっては、突起部9が凹嵌部4の後側の内周面に当接し、容器本体2若しくは蓋体6に何らかの力が加わった場合に、蝶番片7が容器本体2の後端部に突き当たった部分を支点として蝶番軸10に働こうとする剪断力を受け止めて、蝶番軸10の破壊を防止する。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1に記載した発明にあっては、容器本体の前側で蓋体が係止する閉回動限で、蓋体の蝶番片の端面に設けた突起部が、該突起部が嵌合している該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に設けた凹嵌部の前側の内周面に当接し、蓋体が前側に傾こうとするのを防止することができる。
【0037】
また、蓋体の蝶番片が容器本体の後端部に突き当たる開放回動限で、蓋体の蝶番片の端面に設けた突起部が、該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に設けた凹嵌部の後側の内周面に当接し、蓋体の蝶番片が容器本体の後端部に突き当たった部分を支点とした、蝶番軸に働く剪断力を受け止めて、蝶番軸の破壊を防止することができる。
【0038】
蓋体の蝶番片に設けた突起部は、円周上の一箇所を容器本体の蝶番片に設けた凹嵌部の内周面に摺接して相対回動するため、蝶番片の軸孔に挿入した蝶番軸によって設定された適度な抵抗感を有する蓋体の回動を妨げることなく、蝶番軸を補強して、容器の耐久性、安全性を向上する。
【0039】
請求項2記載の発明にあっては、蓋体の蝶番片の軸孔と容器本体の蝶番片の軸孔とに挿通した蝶番軸の周囲で、蓋体の蝶番片の端面に設けた突起部の円周上の一箇所と該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に設けた凹嵌部の内周面とが当接するため、蓋体の蝶番片が容器本体の後端部に突き当たる開放回動限で、蓋体の蝶番片が突き当たった部分を支点としたてこ作用により蝶番軸に働く剪断力を確実に受け止めて、確実に蝶番軸の破壊を防止できる。
【0040】
請求項3記載の発明にあっては、蝶番軸を挿通した蓋体の蝶番片の端面の反対側の端面に突起部を設け、該突起部に対峙する容器本体の蝶番片の端面に凹嵌部を設けたため、蝶番軸と軸孔との相対回動のみならず、蝶番軸を中心とした直線上で突起部と凹嵌部とが相対回動することにより、蓋体の回動を安定化し、良好な使用感を得ることができる。
【0041】
請求項4記載の発明にあっては、容器本体の蝶番片の端面に設けた凹嵌部を、上方に開口した縦溝状とし、蓋体の蝶番片の端面に設けた突起部の組付けを容易にするとともに、容器本体と蓋体との相対回動時に、突起部を下方から凹嵌部で支持して、蝶番軸にのみ蓋体の重みが加わらないようにして、不快なキシミ音の発生を防止し、容器の良好な使用感を得ることができる。
【0042】
請求項5記載の発明にあっては、合成樹脂製の蝶番軸を用いることにより、分別回収の必要性をなくすことができ、合成樹脂製の蝶番軸を用いた場合であっても、局部的に大きな剪断力が蝶番軸に加わらないため、容器の耐久性、安全性を確保して、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、容器の分解斜視図。
【図2】図1の容器の蝶番構造部分の横断面図。
【図3】(a)は、閉回動限における図2に示す容器の縦断面X−X矢視図、(b)は、開放回動限における図2に示す容器の縦断面X−X矢視図。
【図4】本発明の他の実施例を示す、容器の分解斜視図。
【図5】図4の容器の蝶番構造部分の横断面図。
【符号の説明】
1 ; 容器
2 ; 容器本体
3 ; 蝶番片
3a ; 蝶番片
4 ; 軸孔
5 ; 凹嵌部
6 ; 蓋体
7 ; 蝶番片
8 ; 軸孔
9 ; 突起部
10 ; 蝶番軸
11 ; 収納部
12 ; 係止凹部
13 ; 係止凸部
14 ; 鏡体
Claims (5)
- 収納部(11)を有する容器本体(2)の後端部に設けた、軸孔(4)を穿設した蝶番片(3)と、蓋体(6)の後端部に設けた、軸孔(8)を穿設した蝶番片(7)との端面同士が少なくとも一対対峙し、該対峙した端面に跨って、前記両蝶番片(3),(7)の軸孔に蝶番軸(10)を挿通し、前記容器本体(2)と蓋体(6)とを開閉回動自在に結合する容器(1)の蝶番構造であって、前記蝶番片(7)の端面に、前記軸孔(4)中心から偏心した短円柱状の突起部(9)を設け、該突起部(9)に対峙する前記蝶番片(3)の端面に、前記突起部(9)の円周上の一箇所を摺接する円弧状の内周面を有し、該突起部(9)を相対回動可能に嵌合する凹嵌部(5)を設け、前記突起部(9)の偏心により、前記容器本体(2)の前側で前記蓋体(6)が係止する閉回動限では、前記突起部(9)の円周上の一箇所が前記凹嵌部(5)の前側の内周面に当接し、前記蝶番片(7)が前記容器本体(2)の後端部に突き当たる開放回動限で、前記突起部(9)の円周上の一箇所が前記凹嵌部(5)の後側の内周面に当接するものとした容器の蝶番構造。
- 突起部(9)を、蓋体(6)の蝶番片(7)の軸孔(8)を有する端面に設け、凹嵌部(5)を、容器本体(2)の蝶番片(3)の軸孔(4)を有する端面に設けた請求項1記載の容器の蝶番構造。
- 容器本体(2)の後端部に設けた蝶番片(3)と、蓋体(6)の後端部に設けた蝶番片(7)とが、軸孔を有する面が対峙する端面と、軸孔のない面が対峙する端面とを有し、突起部(9)を蓋体(6)の軸孔のない面に突設し、凹嵌部(5)を容器本体(2)の軸孔のない面に設けた請求項1記載の容器の蝶番構造。
- 凹嵌部(5)を、上方に開口する縦溝状とした請求項1、2または3記載の容器の蝶番構造。
- 蝶番軸(10)を、合成樹脂製とした請求項1、2、3または4記載の容器の蝶番構造。
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