JP2004032489A - 文章入力装置及びこれを用いた携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力することが出来る携帯電話機を提供する。
【解決手段】本発明に係る携帯電話機は、ディスプレイ21と、タイマー14と、各単語について複数の変換候補文字列が時間帯別の優先順位をもって格納されているメモリ13とを具え、制御回路8は、単語入力に応じてメモリ13から対応する複数の変換候補文字列を抽出し、優先順位の順序でディスプレイ21に表示し、その中から1つの変換候補文字列が選択されたとき、該文字列を確定する。又、制御回路8は、文字列が選択される度にタイマー14によって現在の時間帯を認識し、時間帯別に該文字列の選択回数をカウントアップし、そのカウント値に基づいて、メモリ13に格納されている複数の変換候補文字列の時間帯別の優先順位を変更する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係る携帯電話機は、ディスプレイ21と、タイマー14と、各単語について複数の変換候補文字列が時間帯別の優先順位をもって格納されているメモリ13とを具え、制御回路8は、単語入力に応じてメモリ13から対応する複数の変換候補文字列を抽出し、優先順位の順序でディスプレイ21に表示し、その中から1つの変換候補文字列が選択されたとき、該文字列を確定する。又、制御回路8は、文字列が選択される度にタイマー14によって現在の時間帯を認識し、時間帯別に該文字列の選択回数をカウントアップし、そのカウント値に基づいて、メモリ13に格納されている複数の変換候補文字列の時間帯別の優先順位を変更する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キー操作によって文章を入力することが可能な文章入力装置、並びに該文章入力装置を用いた携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機においては、電子メールを作成する際に、キー操作によって1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力して変換操作を行なうことにより、入力した単語が漢字交じりの複数の変換候補文字列に変換される。そして、この中から1つの変換候補文字列を選択することにより、該文字列が確定されて、文章を入力することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話機においては、操作キーが小さく、然もキー数も少なくならざるを得ないため、文章入力時の操作性が悪く、より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力出来ることが望まれる。
しかしながら、従来の携帯電話機においてこの様な効率化を図ったものは知られていない。
そこで本発明の目的は、より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力することが出来る文章入力装置と、該文章入力装置を用いた携帯電話機を提供することである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る文章入力装置及び携帯電話機はそれぞれ、
文字を表示するためのディスプレイと、
現在の時間帯を認識するためのタイマー手段と、
複数の単語のそれぞれについて、対応する複数の変換候補文字列が時間帯別の優先順位をもって格納されている変換候補メモリ手段と、
単語の入力に応じて、変換候補メモリ手段から該単語に対応する複数の変換候補文字列を抽出し、優先順位の順序でディスプレイに表示する変換候補表示手段と、
ディスプレイに表示されている変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列が選択されたとき、該文字列を確定する変換候補確定手段と、
1つの単語の入力に対して1つの文字列が選択される度に、前記タイマー手段によって現在の時間帯を認識し、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数をカウントアップする選択回数カウント手段と、
選択回数カウント手段のカウント値に基づいて、変換候補メモリ手段に格納されている該単語に対応する複数の変換候補文字列についての時間帯別の優先順位を変更する優先順位変更手段
とを具えている。
【0005】
上記本発明の文章入力装置及び携帯電話機においては、複数の操作キーによって、1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力して変換操作を行なうと、変換候補メモリ手段が参照されて、入力した単語に対応する複数の変換候補文字列が抽出され、その時間帯に応じた優先順位の順序でディスプレイに表示される。ユーザがこの中から1つの変換候補文字列を選択すると、該文字列が確定される。又、1つの単語の入力に対して1つの文字列が選択される度に、現在の時間帯が認識され、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数がカウントアップされる。そして、該カウント値に基づいて、変換候補メモリ手段に格納されている該単語に対応する1或いは複数の変換候補文字列の時間帯別の優先順位が変更される。即ち、カウント値が大きな変換候補文字列ほど、高い優先順位となる。
【0006】
これによって、時間帯毎に、選択の頻度が高い変換候補文字列の優先順位が上がり、ディスプレイに表示される複数の変換候補文字列の順序が入れ替わることになる。この結果、単語入力に応じてディスプレイに表示される複数の変換候補文字列は、過去のその時間帯に高い頻度で選択された変換候補文字列ほど、最上位位置に表示されることになる。
従って、ユーザがディスプレイに表示されている複数の変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列を選択する際、最上位位置に表示されている文字列を選択する可能性が高く、この場合、ユーザは文字列選択のためにカーソルを移動させる必要がない。これによってキー操作の回数が減少することになる。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係る文章入力装置及びこれを用いた携帯電話機によれば、より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1及び図2に示す携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る携帯電話機は、図1に示す如く、複数の操作キー(12)が配設された本体(1)の上端部に、ヒンジ機構(3)を介して、ディスプレイ(21)が配備された蓋体(2)の下端部を連結して構成され、本体(1)に対して蓋体(2)を開閉することが可能である。本体(1)と蓋体(2)の連結部には、蓋体(2)の開/閉状態を検知する開閉検知器(4)が取り付けられている。
本体(1)の上端部には、アンテナ(11)が突設されている。又、本体(1)の下端部にはマイクロフォン(9)が配備される一方、蓋体(2)の上端部にはスピーカ(10)が配備され、蓋体(2)を開いた状態で通話が可能となる。
【0009】
図2は、上記携帯電話機の電気的構成を表わしている。図示の如くデュープレクサ(5)に対して並列に受信回路(6)及び送信回路(7)が接続されており、アンテナ(11)によって受信された信号は、デュープレクサ(5)を経て受信回路(6)に供給され、受話信号が復調される。該受話信号は、制御回路(8)を経てスピーカ(10)に供給されて放音される。又、マイクロフォン(9)に入力された送話信号は、制御回路(8)を経て送信回路(7)に供給され、変調を受ける。変調を受けた送話信号は、デュープレクサ(5)を経てアンテナ(11)から送信される。
又、制御回路(8)には、上記の開閉検知器(4)、ディスプレイ(21)及び複数の操作キー(12)が接続されると共に、文章入力時の文字変換テーブル等を格納したメモリ(13)や、現在時刻を計測するタイマー(14)が接続されている。
【0010】
上記携帯電話機においては、複数の操作キー(12)の操作により文章を入力して、電子メールとして送信することが可能となっている。
文章の入力時、ユーザはキー操作によって1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力し、変換操作を行なう。これによって、入力した単語が対応する複数の変換候補文字列に変換され、これらの変換候補文字列がディスプレイ(21)に表示される。そこでユーザは、キー操作によってディスプレイ上のカーソルを移動させて、複数の変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列を選択する。これによって、該文字列が確定されることになる。
【0011】
上記メモリ(13)に格納されている文字変換テーブルには、複数の単語のそれぞれについて、対応する複数の変換候補文字列が、時間帯(本実施例では午前及び午後)で異なる優先順位をもって登録されている。
ユーザが1つの単語を入力して1つの文字列を選択する度に、タイマー(14)によって現在の時間帯(午前又は午後)が認識され、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数がカウントアップされる。そして、該カウント値に基づいて、メモリ(13)に格納されている文字変換テーブルの該単語に対応する複数の変換候補文字列についての時間帯別の優先順位が、カウント値の大きさの順序に入れ替えられる。
この結果、文章の入力時にディスプレイ(21)に複数の変換候補文字列を表示する際には、それらの優先順位の順序で表示されることになる。
【0012】
図3は、文章入力時に操作キー(12)の操作に応じて制御回路(8)が実行する文字変換手続きを表わしている。
先ずステップS1にて、ユーザによって文字列の読みが入力されたかどうかを判断し、イエスと判断されたときはステップS2に移行して、文字変換テーブルを参照することにより、その時間帯の入力文字列に対応する複数の変換候補文字列を抽出し、これらの変換候補文字列を優先順位の順序でリスト表示する。
これに応じて、ユーザは、必要に応じてカーソルを移動させて、所望の1つの変換候補文字列を選択する。
【0013】
続いて、ステップS3では、ユーザによって1つの変換候補文字列が選択されたかどうかを判断し、イエスと判断されたときはステップS4に移行して、現在の時間帯を認識する。午前であれば、ステップS5に移行して、選択した文字列について、午前の選択回数をカウントアップし、午後であれば、ステップS6に移行して、選択した文字列について、午後の選択回数をカウントアップする。
その後、ステップS7では、選択回数のカウント値に基づいて、文字変換テーブルを更新する。即ち、各変換候補文字列について、時間帯毎に、選択回数が大きい程、高い優先順位を付与する。
最後にステップS8にて、選択された文字列を確定する。
【0014】
上記手続きによれば、ステップS2にてディスプレイに表示される複数の複数の変換候補文字列は、その時間帯で過去に選択された回数が多いもの程、上位位置に表示されることになる。
例えば、図4(a)に示す例では、“かえる”と読みを入力したときに、その変換候補文字列として4つの文字列「返る」、「帰る」、「替える」及び「代える」が、それまでの選択回数の大きさに応じた順序で表示されているが、その後の午後の使用において、帰宅を知らせるメールの送信時に「帰る」を選択することによって、「返る」の選択回数と「帰る」の選択回数が逆転した場合、図4(b)の如く、その後の午後の使用においては、4つの変換候補文字列の表示が「帰る」、「返る」、「替える」、「代える」の順序に入れ替わり、「帰る」が最上位位置に表示されることになる。
【0015】
従って、ユーザは、ディスプレイに表示されている複数の変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列を選択する際、多くの場合、最上位位置に表示されている文字列を選択すればよく、その選択にカーソルの移動は不要である。図4(b)の例では、夜に“かえる”と入力すれば、「帰る」が最上位位置に表示されるので、カーソルの移動は不要となる。これによってキー操作の回数が減少し、効率的に文章を入力することが可能となる。
特に、携帯電話機の多くのユーザは通勤や通学などによって毎日概ね同じサイクルで生活を送っており、その様な生活の中で携帯電話機によって送信する電子メールは、時間帯が同じであれば同じ内容を含む可能性が高いので、上述の如く時間帯によって変換候補文字列の表示順序を変えることで、大きな効果を得ることが出来る。
【0016】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施例では、文章入力時に変換対象の文字列の読みを入力することによって、これを漢字交じりの文字列に変換しているが、これに限らず、1つの文字を入力することによって、該文字を予めユーザによって登録されている文字列に変換する方式を採用することも可能である。例えば“こ”を入力することによって、昼は「こんにちは」を高い優先順位で、夜は「こんばんわ」を高い優先順位で表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話機の斜視図である。
【図2】該携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】該携帯電話機における文字変換手続きを表わすフローチャートである。
【図4】変換候補文字列の表示例を示す図である。
【符号の説明】
(1) 本体
(2) 蓋体
(3) ヒンジ機構
(12) 操作キー
(21) ディスプレイ
(8) 制御回路
(13) メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、キー操作によって文章を入力することが可能な文章入力装置、並びに該文章入力装置を用いた携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機においては、電子メールを作成する際に、キー操作によって1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力して変換操作を行なうことにより、入力した単語が漢字交じりの複数の変換候補文字列に変換される。そして、この中から1つの変換候補文字列を選択することにより、該文字列が確定されて、文章を入力することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話機においては、操作キーが小さく、然もキー数も少なくならざるを得ないため、文章入力時の操作性が悪く、より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力出来ることが望まれる。
しかしながら、従来の携帯電話機においてこの様な効率化を図ったものは知られていない。
そこで本発明の目的は、より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力することが出来る文章入力装置と、該文章入力装置を用いた携帯電話機を提供することである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る文章入力装置及び携帯電話機はそれぞれ、
文字を表示するためのディスプレイと、
現在の時間帯を認識するためのタイマー手段と、
複数の単語のそれぞれについて、対応する複数の変換候補文字列が時間帯別の優先順位をもって格納されている変換候補メモリ手段と、
単語の入力に応じて、変換候補メモリ手段から該単語に対応する複数の変換候補文字列を抽出し、優先順位の順序でディスプレイに表示する変換候補表示手段と、
ディスプレイに表示されている変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列が選択されたとき、該文字列を確定する変換候補確定手段と、
1つの単語の入力に対して1つの文字列が選択される度に、前記タイマー手段によって現在の時間帯を認識し、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数をカウントアップする選択回数カウント手段と、
選択回数カウント手段のカウント値に基づいて、変換候補メモリ手段に格納されている該単語に対応する複数の変換候補文字列についての時間帯別の優先順位を変更する優先順位変更手段
とを具えている。
【0005】
上記本発明の文章入力装置及び携帯電話機においては、複数の操作キーによって、1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力して変換操作を行なうと、変換候補メモリ手段が参照されて、入力した単語に対応する複数の変換候補文字列が抽出され、その時間帯に応じた優先順位の順序でディスプレイに表示される。ユーザがこの中から1つの変換候補文字列を選択すると、該文字列が確定される。又、1つの単語の入力に対して1つの文字列が選択される度に、現在の時間帯が認識され、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数がカウントアップされる。そして、該カウント値に基づいて、変換候補メモリ手段に格納されている該単語に対応する1或いは複数の変換候補文字列の時間帯別の優先順位が変更される。即ち、カウント値が大きな変換候補文字列ほど、高い優先順位となる。
【0006】
これによって、時間帯毎に、選択の頻度が高い変換候補文字列の優先順位が上がり、ディスプレイに表示される複数の変換候補文字列の順序が入れ替わることになる。この結果、単語入力に応じてディスプレイに表示される複数の変換候補文字列は、過去のその時間帯に高い頻度で選択された変換候補文字列ほど、最上位位置に表示されることになる。
従って、ユーザがディスプレイに表示されている複数の変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列を選択する際、最上位位置に表示されている文字列を選択する可能性が高く、この場合、ユーザは文字列選択のためにカーソルを移動させる必要がない。これによってキー操作の回数が減少することになる。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係る文章入力装置及びこれを用いた携帯電話機によれば、より少ないキー操作の回数で効率的に文章を入力することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1及び図2に示す携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る携帯電話機は、図1に示す如く、複数の操作キー(12)が配設された本体(1)の上端部に、ヒンジ機構(3)を介して、ディスプレイ(21)が配備された蓋体(2)の下端部を連結して構成され、本体(1)に対して蓋体(2)を開閉することが可能である。本体(1)と蓋体(2)の連結部には、蓋体(2)の開/閉状態を検知する開閉検知器(4)が取り付けられている。
本体(1)の上端部には、アンテナ(11)が突設されている。又、本体(1)の下端部にはマイクロフォン(9)が配備される一方、蓋体(2)の上端部にはスピーカ(10)が配備され、蓋体(2)を開いた状態で通話が可能となる。
【0009】
図2は、上記携帯電話機の電気的構成を表わしている。図示の如くデュープレクサ(5)に対して並列に受信回路(6)及び送信回路(7)が接続されており、アンテナ(11)によって受信された信号は、デュープレクサ(5)を経て受信回路(6)に供給され、受話信号が復調される。該受話信号は、制御回路(8)を経てスピーカ(10)に供給されて放音される。又、マイクロフォン(9)に入力された送話信号は、制御回路(8)を経て送信回路(7)に供給され、変調を受ける。変調を受けた送話信号は、デュープレクサ(5)を経てアンテナ(11)から送信される。
又、制御回路(8)には、上記の開閉検知器(4)、ディスプレイ(21)及び複数の操作キー(12)が接続されると共に、文章入力時の文字変換テーブル等を格納したメモリ(13)や、現在時刻を計測するタイマー(14)が接続されている。
【0010】
上記携帯電話機においては、複数の操作キー(12)の操作により文章を入力して、電子メールとして送信することが可能となっている。
文章の入力時、ユーザはキー操作によって1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力し、変換操作を行なう。これによって、入力した単語が対応する複数の変換候補文字列に変換され、これらの変換候補文字列がディスプレイ(21)に表示される。そこでユーザは、キー操作によってディスプレイ上のカーソルを移動させて、複数の変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列を選択する。これによって、該文字列が確定されることになる。
【0011】
上記メモリ(13)に格納されている文字変換テーブルには、複数の単語のそれぞれについて、対応する複数の変換候補文字列が、時間帯(本実施例では午前及び午後)で異なる優先順位をもって登録されている。
ユーザが1つの単語を入力して1つの文字列を選択する度に、タイマー(14)によって現在の時間帯(午前又は午後)が認識され、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数がカウントアップされる。そして、該カウント値に基づいて、メモリ(13)に格納されている文字変換テーブルの該単語に対応する複数の変換候補文字列についての時間帯別の優先順位が、カウント値の大きさの順序に入れ替えられる。
この結果、文章の入力時にディスプレイ(21)に複数の変換候補文字列を表示する際には、それらの優先順位の順序で表示されることになる。
【0012】
図3は、文章入力時に操作キー(12)の操作に応じて制御回路(8)が実行する文字変換手続きを表わしている。
先ずステップS1にて、ユーザによって文字列の読みが入力されたかどうかを判断し、イエスと判断されたときはステップS2に移行して、文字変換テーブルを参照することにより、その時間帯の入力文字列に対応する複数の変換候補文字列を抽出し、これらの変換候補文字列を優先順位の順序でリスト表示する。
これに応じて、ユーザは、必要に応じてカーソルを移動させて、所望の1つの変換候補文字列を選択する。
【0013】
続いて、ステップS3では、ユーザによって1つの変換候補文字列が選択されたかどうかを判断し、イエスと判断されたときはステップS4に移行して、現在の時間帯を認識する。午前であれば、ステップS5に移行して、選択した文字列について、午前の選択回数をカウントアップし、午後であれば、ステップS6に移行して、選択した文字列について、午後の選択回数をカウントアップする。
その後、ステップS7では、選択回数のカウント値に基づいて、文字変換テーブルを更新する。即ち、各変換候補文字列について、時間帯毎に、選択回数が大きい程、高い優先順位を付与する。
最後にステップS8にて、選択された文字列を確定する。
【0014】
上記手続きによれば、ステップS2にてディスプレイに表示される複数の複数の変換候補文字列は、その時間帯で過去に選択された回数が多いもの程、上位位置に表示されることになる。
例えば、図4(a)に示す例では、“かえる”と読みを入力したときに、その変換候補文字列として4つの文字列「返る」、「帰る」、「替える」及び「代える」が、それまでの選択回数の大きさに応じた順序で表示されているが、その後の午後の使用において、帰宅を知らせるメールの送信時に「帰る」を選択することによって、「返る」の選択回数と「帰る」の選択回数が逆転した場合、図4(b)の如く、その後の午後の使用においては、4つの変換候補文字列の表示が「帰る」、「返る」、「替える」、「代える」の順序に入れ替わり、「帰る」が最上位位置に表示されることになる。
【0015】
従って、ユーザは、ディスプレイに表示されている複数の変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列を選択する際、多くの場合、最上位位置に表示されている文字列を選択すればよく、その選択にカーソルの移動は不要である。図4(b)の例では、夜に“かえる”と入力すれば、「帰る」が最上位位置に表示されるので、カーソルの移動は不要となる。これによってキー操作の回数が減少し、効率的に文章を入力することが可能となる。
特に、携帯電話機の多くのユーザは通勤や通学などによって毎日概ね同じサイクルで生活を送っており、その様な生活の中で携帯電話機によって送信する電子メールは、時間帯が同じであれば同じ内容を含む可能性が高いので、上述の如く時間帯によって変換候補文字列の表示順序を変えることで、大きな効果を得ることが出来る。
【0016】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施例では、文章入力時に変換対象の文字列の読みを入力することによって、これを漢字交じりの文字列に変換しているが、これに限らず、1つの文字を入力することによって、該文字を予めユーザによって登録されている文字列に変換する方式を採用することも可能である。例えば“こ”を入力することによって、昼は「こんにちは」を高い優先順位で、夜は「こんばんわ」を高い優先順位で表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話機の斜視図である。
【図2】該携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】該携帯電話機における文字変換手続きを表わすフローチャートである。
【図4】変換候補文字列の表示例を示す図である。
【符号の説明】
(1) 本体
(2) 蓋体
(3) ヒンジ機構
(12) 操作キー
(21) ディスプレイ
(8) 制御回路
(13) メモリ
Claims (2)
- 1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力して変換操作を行なうことにより、入力した単語を対応する1或いは複数の変換候補文字列に変換し、この中から1つの変換候補文字列を選択することにより、該文字列を確定して、文章を入力することが可能な文章入力装置において、
文字を表示するためのディスプレイと、
現在の時間帯を認識するためのタイマー手段と、
複数の単語のそれぞれについて、対応する複数の変換候補文字列が時間帯別の優先順位をもって格納されている変換候補メモリ手段と、
単語の入力に応じて、変換候補メモリ手段から該単語に対応する複数の変換候補文字列を抽出し、優先順位の順序でディスプレイに表示する変換候補表示手段と、
ディスプレイに表示されている変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列が選択されたとき、該文字列を確定する変換候補確定手段と、
1つの単語の入力に対して1つの文字列が選択される度に、前記タイマー手段によって現在の時間帯を認識し、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数をカウントアップする選択回数カウント手段と、
選択回数カウント手段のカウント値に基づいて、変換候補メモリ手段に格納されている該単語に対応する複数の変換候補文字列についての時間帯別の優先順位を変更する優先順位変更手段
とを具えていることを特徴とする文章入力装置。 - 1或いは複数の仮名文字からなる単語を入力して変換操作を行なうことにより、入力した単語を対応する1或いは複数の変換候補文字列に変換し、この中から1つの変換候補文字列を選択することにより、該文字列を確定して、文章を入力することが可能な携帯電話機において、
文字を表示するためのディスプレイと、
現在の時間帯を認識するためのタイマー手段と、
複数の単語のそれぞれについて、対応する複数の変換候補文字列が時間帯別の優先順位をもって格納されている変換候補メモリ手段と、
単語の入力に応じて、変換候補メモリ手段から該単語に対応する複数の変換候補文字列を抽出し、優先順位の順序でディスプレイに表示する変換候補表示手段と、
ディスプレイに表示されている変換候補文字列の中から1つの変換候補文字列が選択されたとき、該文字列を確定する変換候補確定手段と、
1つの単語の入力に対して1つの文字列が選択される度に、前記タイマー手段によって現在の時間帯を認識し、時間帯別に、該単語に対応する該文字列についての選択回数をカウントアップする選択回数カウント手段と、
選択回数カウント手段のカウント値に基づいて、変換候補メモリ手段に格納されている該単語に対応する複数の変換候補文字列についての時間帯別の優先順位を変更する優先順位変更手段
とを具えていることを特徴とする携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002187523A JP2004032489A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 文章入力装置及びこれを用いた携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002187523A JP2004032489A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 文章入力装置及びこれを用いた携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004032489A true JP2004032489A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31182538
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002187523A Pending JP2004032489A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 文章入力装置及びこれを用いた携帯電話機 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004032489A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010122899A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Clarion Co Ltd | ナビゲーション装置および文字列予測方法 |
JP2011227560A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Nec Corp | 入力支援装置、入力支援方法、及び、プログラム |
JP2013114426A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Kyocera Corp | 情報通信装置 |
JP2014167829A (ja) * | 2014-06-06 | 2014-09-11 | Nec Corp | 入力支援装置、入力支援方法、及び、プログラム |
US8954039B2 (en) | 2009-10-28 | 2015-02-10 | Kyocera Corporation | Electronic device and electronic device control method |
-
2002
- 2002-06-27 JP JP2002187523A patent/JP2004032489A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8954039B2 (en) | 2009-10-28 | 2015-02-10 | Kyocera Corporation | Electronic device and electronic device control method |
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