JP2004032117A - 来訪者受付応対システム - Google Patents

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Shinji Honda
本田 慎司
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Abstract

【目的】来訪者に対するセキュリティ機能に配慮するとともに、来訪者へのもてなしやコミュニケーションの充実を図りつつ、人件費の削減を達成可能な方法として、受付嬢一人体制の導入が可能な来訪者受付応対システムを提供しようとするものである。
【構成】屋内に設けられた受付・待合ルーム及び応対ルームと、受付・待合ルームに備えられている、玄関、内部出入口、有人受付端末及び無人受付端末と、応対ルームに備えられている応対終了通知端末と、これらの端末を制御する中央制御部と、この中央制御部に備えられたモード切替手段、応対者検索・連絡手段及び応対ルーム使用管理手段とで構成する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、来訪者受付応対システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外部の来訪者が会社等に訪問して、その会社の担当者と打合せを行なうことは、日常、頻繁になされている。このため、会社等には、これらの来訪者の受付を行なう受付・待合ルームや、商談室、応接室といった、その来訪者に応対するための応対ルーム等が設けられるとともに、来訪者の受付には、受付嬢が対応するのが一般的である。この受付嬢が対応する有人の受付システムは、来訪者へのもてなしやコミュニケーションの充実を図る点から、最も望ましい姿であることは異論が無い。さらに、受付嬢が一人の場合、受付嬢は所用で席をはずすこともあり、受付担当者が不在となる場合があるので、これを防ぐ観点から受付嬢二人体制を採用している場合も多い。しかしながら昨今の経済状態の厳しさから経費削減が叫ばれており、人件費の削減を目的に、受付担当者の配置を廃止し、これに代わって、無人の端末機を用いた受付システムを利用するところが増えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの無人の端末機を用いた受付システムは、単に来訪者が担当者に連絡して応対を要請する機能しか備えていないものがほとんどであり、来訪者に対するセキュリティ機能への配慮が見受けられない。また、これらの無人の端末機を用いた受付システムでは、文字通り無人であるため、来訪者に対して冷たい印象を与えかねず、かといって、受付嬢二人体制を維持していくには、費用がかかりすぎるといった問題点を抱えている。
そこでこの発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、来訪者に対するセキュリティ機能に配慮するとともに、来訪者へのもてなしやコミュニケーションの充実を図りつつ、人件費の削減を達成可能な方法として、受付嬢一人体制の導入が可能な来訪者受付応対システムを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の来訪者受付応対システムは、屋内に設けられた来訪者の受付・待合ルーム及び、この同じ屋内で、且つ、受付・待合ルームの外に設けられた応対ルームと、受付・待合ルームに備えられている、玄関、応対ルームを含む屋内に通じた、応対者がその所在場所から受付・待合ルームに進入したり、来訪者を伴って応対ルームへ退出したりする内部出入口、受付担当者により操作される有人受付端末、及び、来訪者またはこの来訪者により要請された応対者により操作される無人受付端末と、応対ルームに備えられ、応対者により操作される応対終了通知端末と、これらの端末を制御する中央制御部とを備えている。
そして、この中央制御部に、有人モードと無人モードとを有人受付端末における切替操作により切替えるとともに、無人モードの場合に、無人モードであることを無人受付端末に表示してなるモード切替手段と、有人モードの場合は有人受付端末における、或は、無人モードの場合は無人受付端末における、検索操作により応対者の所在場所を検索するとともに、応対者に対する応対要請のための通話路を提供する応対者検索・連絡手段と、使用可能な応対ルームの表示を、有人受付端末及び無人受付端末に行なうとともに、有人モードの場合は有人受付端末における、或は、無人モードの場合は無人受付端末における、表示の中からの応対ルームの選択操作により応対ルームの使用開始を知り、応対終了通知端末の操作により応対ルームの使用終了を知ることで、応対ルームの使用を管理する応対ルーム使用管理手段とを備えることを特徴としている。
【0005】
上記の来訪者受付応対システムにおいて、無人モードの場合に、来訪者の来訪を検知することにより、無人受付端末が自動的に応答するようにしてもよい。
【0006】
また、応対者の不在が、応対者検索・連絡手段に予め登録されるとともに、検索時に、応対者検索・連絡手段が応対者の不在を有人受付端末及び無人受付端末に表示することが好ましい。
【0007】
また、応対者の所持する器具または非接触式端末の使用により、内部出入口の開閉を行なう内部出入口開閉制御手段を中央制御部に備えることが好ましい。
【0008】
また、モード切替手段が、有人受付端末に代えて、受付担当者の存否を検知する受付担当者検知センサにより、有人モードと無人モードとの切替えを行なうようにしてもよい。
【0009】
また、有人受付端末と無人受付端末とを、表示操作面を表裏反転可能な一台の受付端末で兼用することも実用的である。
【0010】
また、モード切替手段に、有人モードと無人モードとの双方を同時に併用可能な併用モードを備えるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例につき、図面に基づき詳しく説明する。本実施例の来訪者受付応対システムは、各部門に分かれて所属する従業員を多数擁する会社において、その会社の従業員が外部の来訪者との応対が円滑に行なえるようにするためのシステムである。また、このシステムは、来訪者に対して、受付担当者が受付を行なう有人モードと、受付担当者が不在の場合に、端末が受付を行なう無人モードとを備えている。
図1は、本実施例の来訪者受付応対システムを採用した会社の使用する建物における、本システムに関連する部屋の配置を示した図であり、図2は、このシステムの構成を示した図である。図1において、このシステムは、この会社の建物の屋内1に配置された来訪者5の受付や待合を行なう一つの受付・待合ルーム2と、応対者6が来訪者5に対応する複数の応対ルーム3を使用している。また、受付・待合ルーム2には、来訪者5が出入りする玄関7、及び、屋内1の応対ルーム3を含む他の部屋に通じており、受付担当者4、来訪者5、応対者6等が、受付・待合ルーム2への出入りや、受付・待合ルーム2と応対ルーム3との間の移動等を行うために出入りする、第1内部出入口8と第2内部出入口9とが備えられている。また、受付・待合ルーム2内には、受付デスク2aと来訪者5用のソファ2bが配置され、受付デスク2aでは、受付担当者4が待機している。また、応対ルーム3には、テーブル3aとイス3bとが備えられている。
【0012】
この本実施例の来訪者受付応対システムは、図2に示すように、中央制御部11と、これに接続される、有人受付端末12、無人受付端末13、受付担当者検知センサ14、来訪者検知センサ15、第1内部出入口赤外線受光器16a、第1内部出入口開閉制御部16b、第2内部出入口赤外線受光器17a、第2内部出入口開閉制御部17b、内線電話交換機21、不在者登録端末23、及び、応対終了ボタン31で構成され、内線電話交換機21には内線電話機22が接続されている。このほか、本システムでは、第1出入口ボタン18aと第2出入口ボタン18bとを備えた赤外線信号を発する内部出入口開閉リモコン18が用いられる。
この内、中央制御部11、有人受付端末12、無人受付端末13、受付担当者検知センサ14、来訪者検知センサ15、第1内部出入口赤外線受光器16a、第1内部出入口開閉制御部16b、第2内部出入口赤外線受光器17a、及び、第2内部出入口開閉制御部17bは、受付・待合ルーム2内に備えられ、内線電話機22、及び、不在者登録端末23は、応対者6の所在場所である各部門10に備えられ、応対終了ボタン31は各応対ルーム3に設置されている。また、内線電話交換機21は、屋内1内に設置されている。
【0013】
中央制御部11は、本実施例の来訪者受付応対システムの制御を行なう部分で、マイクロコンピュータやメモリー等でなるハードウエアと、本システムの運用に必要なソフトウエアとを備えている。この中央制御部11の各種の制御の下で、これに接続されている各機器等がそれぞれの機能を実現する。
有人受付端末12は受付・待合ルーム2の受付デスク2aに設置され、送受話器12aのほか、表示用のディスプレイやこのディスプレイの表面に設けられた入力用のタッチパネル、或はこれらを制御するハードウエアやソフトウエアを備えており、受付担当者4によって操作される。無人受付端末13も同じく受付・待合ルーム2の受付デスク2aに設置され、スピーカ13a及び送受話器13bのほか、有人受付端末12と同様、表示用のディスプレイやこのディスプレイの表面に設けられた入力用のタッチパネル、或はこれらを制御するハードウエアやソフトウエアを備えており、来訪者4、或は、特定の場合には、応対者6によって操作される。図3は、この無人受付端末13の使用状態を示した図である。有人受付端末12と無人受付端末13とは共に受付デスク2aに設置されているが、それぞれが有する表示用のディスプレイの表示面は、有人受付端末12が受付担当者4の方を向いているのに対して、無人受付端末13は来訪者5が接近してくる方向を向いている。
【0014】
受付担当者検知センサ14は、受付・待合ルーム2の受付デスク2aに設置された有人受付端末12の前に、受付担当者4が存在しているか否かを検知するセンサであり、受付担当者4の所在位置周辺の壁や天井、或は受付デスク2aや有人受付端末12等に設置されており、このセンサの出力により、中央制御部11が本システムの有人モードと無人モードとを切替える。即ち、受付担当者4が存在している場合は有人モードであり、存在していない場合は無人モードである。
来訪者検知センサ15は、無人受付端末13の前に来訪者5が存在しているか否かを検知するセンサであり、来訪者5が無人受付端末13の前に立った時の来訪者5の所在位置周辺の壁や天井、或は受付デスク2aや有人受付端末12等に設置されている。そして、無人モードの場合に、このセンサの来訪者5の検知出力により、中央制御部11が無人受付端末13に指令することで、無人受付端末13のディスプレイの画面に無人モードであることを表示させるとともに、この無人受付端末13に備えられているスピーカ13aを介して「いらっしゃいませ。表示画面をご覧下さい。」等の挨拶を発声させる等して、自動応答させる。
【0015】
第1内部出入口赤外線受光器16aは第1内部出入口開閉制御部16bと、また、第2内部出入口赤外線受光器17aは第2内部出入口開閉制御部17bと組になっており、それぞれ、受付・待合ルーム2に設けられた第1内部出入口8や第2内部出入口9のドアの開閉を行なうために設けられている。これは、来訪者5に対するセキュリティの観点から設けられたものであり、第1出入口ボタン18aと第2出入口ボタン18bとを備えた赤外線信号を発する内部出入口開閉リモコン18を所持している応対者6の指示により、第1内部出入口8や第2内部出入口9のドアの開閉が行なわれる。即ち、応対者6が内部出入口開閉リモコン18の第1出入口ボタン18aを押すと、内部出入口開閉リモコン18から第1内部出入口のドアを開ける指令が赤外線で発射され、これを第1内部出入口赤外線受光器16aが受けると中央制御部11に通知し、中央制御部11が第1内部出入口開閉制御部16bに対して第1内部出入口8のドアを開けるように指令するので、第1内部出入口開閉制御部16bが第1内部出入口8のドアを開ける。同様にして、内部出入口開閉リモコン18の第2出入口ボタン18b、第2内部出入口赤外線受光器17a、中央制御部11、及び、第2内部出入口開閉制御部17bにより、第2内部出入口のドア9を開けることができる。
また、玄関7には、来訪者を検知して玄関7のドアを開閉する一般的な自動ドア開閉システムが使用されている。
【0016】
内線電話交換機21は、各部門10に備えられた内線電話機22相互の通話機能を提供するほか、中央制御部11の指令により、有人受付端末12に備えられた送受話器12a及び無人受付端末13備えられた送受話器13bとの通話機能をサポートする。
各部門10に備えられた不在者登録端末23は、休暇等で来訪者5に対する応対が不可能で、応対者6になれない社員を、予め、中央制御部11のメモリーに登録しておくための端末であり、そのために必要入力用のキーボードや表示用のディスプレイ、或はこれらを制御するハードウエアやソフトウエアを備えている。また、実際には不在ではないものの、都合により、応対しない場合も、この不在者登録端末23により登録するようにしてもよい。
【0017】
上記のほか、中央制御部11は、有人受付端末12、無人受付端末13、及び、内線電話交換機21と協働して応対者検索・連絡機能を、また、有人受付端末12、無人受付端末13、及び、応対終了ボタン31と協働して応対ルーム使用管理機能を実現している。
【0018】
応対者検索・連絡機能は次のように実現される。中央制御部11は、そのメモリーに、社員の名前とその所属部門名、及び、その内線電話番号を記録している。そこで、有人モードの場合は有人受付端末12で、或は、無人モードの場合は無人受付端末13で、応対を要請する社員の名前の頭文字を、ディスプレイに表示される五十音の表中から選んでタッチパネルから入力すると、該当する社員名のフルネームと所属部門名が表示されるので、その中から該当者を選んでタッチパネルから入力すると、有人受付端末12に備えられた送受話器12aまたは無人受付端末13備えられた送受話器13bと応対者6の内線電話機22とが接続され、通話可能な状態となるので、通話により応対を要請する。尚、該当する対応者6が予め不在者登録されている場合は、ディスプレイに応対者6の不在を表示する。
【0019】
応対ルーム使用管理機能は次のように実現される。中央制御部11は、そのメモリーに、複数の応対ルーム3のそれぞれの、例えば、A応対ルーム、B応対ルーム、等の識別名称に対応させて、その識別名称毎の使用の可否、即ち、現在その応対ルームが使用中であるか否かにより判明する使用の可否を設定するメモリーエリアを設けておく。そして、応対者6が来訪者5に対して応対するために、使用する応対ルーム3を選ぶに際して、有人モードの場合は有人受付端末12のディスプレイに、或は、無人モードの場合は無人受付端末13のディスプレイに、各応対ルーム3の識別名称とその使用の可否を表示する。最初は、全ての応対ルーム3は使用されていない状態なので、全ての応対ルーム3が使用可に設定されており、使用可と表示される。そこで、応対ルーム3の一つを選んでタッチパネルから入力して、その当該応対ルーム3を使用する。この際の、上記のタッチパネルからの入力により、中央制御部11のその当該応対ルーム3のメモリーエリアに使用不可と設定されると共に、その当該応対ルーム3が使用不可と表示されるので、その後のその当該応対ルーム3の使用を防ぐことができる。その当該応対ルーム3における応対が終了すると、応対者6がその当該応対ルーム3に備えられた応対終了ボタン31を押すことにより、上記のその当該応対ルーム3のメモリーエリアに使用可と設定されると共に、その当該応対ルーム3の使用の可否の表示が使用可となり、その後のその当該応対ルーム3の使用が可能となる。
【0020】
次に、本実施例の来訪者受付応対システム使用した場合の動作について説明する。図4、図5、及び、図6は、本システムの動作を説明したフローチャートであり、図4は、有人モードと無人モードとの切替の、図5は、有人モードにおける、そして、図6は、無人モードにおける動作を説明したものである。尚、図5及び図6において、下線の部分は、本システムが主体となって行なわれる動作を示したものである。また、図1において、実線は来訪者の動線を、また、点線は応対者の動線を示している。
上述した通り、本システムは、来訪者に対して、受付担当者が受付を行なう有人モードと、受付担当者が不在の場合に、端末が受付を行なう無人モードとを備えている。そして、いずれのモードに設定するかは、受付・待合ルーム2の受付デスク2aに設置された有人受付端末12の前に、受付担当者4が存在しているか否かによる。そこで、この両モードの切替えには、受付担当者検知センサ(D1)14が用いられる。即ち、図4において、受付担当者検知センサ(D1)14がONであれば(S1)、受付担当者4が存在しているので、中央制御部11は有人モードを設定し(S2)、受付担当者検知センサ(D1)14がOFFであれば(S3)、受付担当者4が存在しているので、中央制御部11は無人モードを設定する(S4)。
【0021】
次に、有人モードにおける動作について説明する。図5において、来訪者5が受付・待合ルーム2に備えられた玄関7を通って来訪すると(S11)、受付担当者4は「いらっしゃいませ。」等の挨拶を交わしながら来訪者5に対応すると共に、来訪者5の用件を伺って、応対者6を聞き出す。そして、有人受付端末12で操作をすると、中央制御部11が応対者検索・連絡機能を実行して、応対者6の内線電話機22と有人受付端末12に備えられた送受話器12aとの間の通話路を確立する(S12)。そこで、受付担当者4はこの通話路を用いて、応対者6と通話をして、来訪者5が来訪していることを伝えるとともに、応対を要請する(S13)。ここでもし、応対者6が予め不在者登録されている場合は、有人受付端末12のディスプレイに応対者6の不在を表示するので、受付担当者4は来訪者5に対して、応対者6が不在であることを告げる。そうでない場合は、応対を要請された応対者6は、内部出入口開閉リモコン18を持参して受付・待合ルーム2に赴き、内部出入口開閉リモコン18を操作することで、中央制御部11が第1内部出入口開閉制御部16bに指令することにより、第1内部出入口8のドアが開くので、応対者6が受付・待合ルーム2の中に入る(S14)。
【0022】
受付・待合ルーム2の中に入った応対者6は来訪者5と対面するとともに、受付担当者4に対して使用する応対ルーム3の選択を依頼する。依頼を受けた受付担当者4は、有人受付端末12で応対ルーム使用可否表示操作をすると、中央制御部11が応対ルーム使用可否表示をするので、受付担当者4が有人受付端末12で使用する当該応対ルーム3の選択操作をすると、中央制御部11が当該応対ルーム3のメモリーエリアに使用不可を設定して、以後の使用を防止する(S15)。そして、受付担当者4が当該応対ルーム3を応対者6に知らせると(S16)、応対者6は所持している内部出入口開閉リモコン18を操作することで、上記と同様に第2内部出入口9のドアが開くので、来訪者5を伴って当該応対ルーム3へ移動して(S17)、来訪者5に対する対応を行なう。この来訪者5に対する対応が終了すると、応対者6は応対ルーム3に備えられている応対終了ボタン31を押すと、中央制御部11が当該応対ルーム3のメモリーエリアに使用可を設定して、以後の使用を可能にする(S15)。同時に、応対者6は上記と同様に所持している内部出入口開閉リモコン18を操作することで、第2内部出入口9のドアが開くので、来訪者5を伴って受付・待合ルーム2へ戻る(S17)。そこで、来訪者5が受付・待合ルーム2から外へ退出することで、本システムの一連の動作が終了する。
【0023】
次に、無人モードにおける動作について説明する。図6において、来訪者5が受付・待合ルーム2に備えられた玄関7を通って来訪すると(S21)、無人モードの場合であるので、このセンサが来訪者5を検知すると、中央制御部11が無人受付端末13に指令することで、これに備えられているスピーカ13aを介して「いらっしゃいませ。表示画面をご覧下さい。」等の挨拶を発声させる(S22)。そして、無人受付端末13のディスプレイの画面に従って、来訪者5が無人受付端末13で操作をすると、中央制御部11が応対者検索・連絡機能を実行して、応対者6の内線電話機22と無人受付端末13に備えられた送受話器13bとの間の通話路を確立する(S23)。そこで、来訪者5はこの通話路を用いて、応対者6と通話をして、来訪者5が自らの来訪を伝えるとともに、応対を要請する(S24)。応対者6が予め不在者登録されている場合は、有人モードと同様に処理される。応対を要請された応対者6は、内部出入口開閉リモコン18を持参して受付・待合ルーム2に赴き、内部出入口開閉リモコン18を操作することで、中央制御部11が第1内部出入口開閉制御部16bに指令することにより、第1内部出入口8のドアが開くので、応対者6が受付・待合ルーム2の中に入る(S14)。
【0024】
受付・待合ルーム2の中に入った応対者6は来訪者5と対面するとともに、無人受付端末13で応対ルーム使用可否表示操作をすると、中央制御部11が応対ルーム使用可否表示をするので、応対者6がむ人受付端末13で使用する当該応対ルーム3の選択操作をすると、中央制御部11が当該応対ルーム3のメモリーエリアに使用不可を設定して、以後の使用を防止する(S26)。そして、これ以降は、応対者6は来訪者5を伴って当該応対ルーム3へ移動する等、上述した有人モードと同様の動作を行なって、本システムの一連の動作を終了する(S27、S28、S29、S30)。
【0025】
上記の本実施例の来訪者受付応対システムによれば、来訪者5に対して、受付担当者4が有人受付端末12を用いて受付を行なう有人モードと、受付担当者4が不在の場合に、無人受付端末13が受付を行なう無人モードとを備えているので、来訪者5へのもてなしやコミュニケーションの充実を図りつつ、人件費の削減を達成可能な方法として、受付嬢一人体制の導入が可能な来訪者受付応対システムを提供することができる。
また、受付・待合ルーム2から応対ルーム3を含む屋内1の他の部屋に行くには、第1内部出入口8または第2内部出入口9を通る必要があるが、そのためには、内部出入口開閉リモコン18を使用する必要があり、これは、応対者6のみしか所持していないので、来訪者5が勝手に、応対ルーム3を含む屋内1の他の部屋に行くことはできず、来訪者に対するセキュリティ機能に配慮した来訪者受付応対システムを提供することができる。
【0026】
上記の本実施例の来訪者受付応対システムでは、有人モードと無人モードとの切替を受付担当者検知センサ14の出力を用いて行なっているが、この代わりに、受付担当者4が有人受付端末12の操作により行なうようにしてもよい。即ち、通常は有人モードに設定しておき、受付担当者4が受付・待合ルーム2の受付デスク2aから離れる時に、有人受付端末12を操作して無人モードに設定し、受付デスク2aに戻った時に有人モードに戻せばよい。
【0027】
また、上記の本実施例の来訪者受付応対システムでは、第1内部出入口8または第2内部出入口9のドアを開くのに、赤外線を用いた出入口赤外線受光器と内部出入口開閉リモコン18の組み合せによる仕組を用いているが、無線を用いた方式を採用するようにしてもよい。これらの赤外線や無線を用いる方式は非接触方式であるため、取り扱いが容易な利点がある。しかし、これには限られず、カードを用いたキーシステムや、通常の鍵を用いるようにしてもよい。
【0028】
また、上記の本実施例の来訪者受付応対システムでは、受付用の端末として、有人受付端末12と無人受付端末13の2台の端末を用いているが、タッチパネルを供えた表示、操作用のディスプレイが表裏反転する仕組を備えた1台の端末を用いることにより、これらを兼用するようにしてもよい。このようにすることにより、受付・待合ルームの受付デスク上に1台の受付用端末を設置するだけで、この受付用端末の向きを変えるための配置換えをすることなく、表示用のディスプレイの向きを変えるだけで、有人モードと無人モードの双方に対応することができる。
【0029】
また、上記の本実施例の来訪者受付応対システムでは、有人モードと無人モードのいずれかのモードを切替えて使用するが、有人受付端末12と無人受付端末13とを同時に使用できる併用モードを設け、モードの切替えとして、有人モード、無人モード、または、併用モードのいずれかとするようにしてもよい。このように、併用モードを設けておくことにより、来訪者が多い場合に、有人受付端末12及び無人受付端末13の双方を使用することができ、応対を円滑に進めることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、来訪者に対して、受付担当者が有人受付端末を用いて受付を行なう有人モードと、受付担当者が不在の場合に、無人受付端末が受付を行なう無人モードとを備えているので、来訪者へのもてなしやコミュニケーションの充実を図りつつ、人件費の削減を達成可能な方法として、受付嬢一人体制の導入が可能な来訪者受付応対システムを提供することができる。
また、受付・待合ルームから応対ルームを含む屋内の他の部屋に行くには、内部出入口を通る必要があるが、そのためには、応対者のみしか所持していない器具または非接触式端末を使用するようにしているので、来訪者が勝手に応対ルームを含む屋内の他の部屋に行くことはできず、来訪者に対するセキュリティ機能に配慮した来訪者受付応対システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の来訪者受付応対システムに関連する部屋の配置を示した図である。
【図2】本実施例の来訪者受付応対システムの構成を示した図である。
【図3】本実施例の来訪者受付応対システムに用いられる無人受付端末の使用状態を示した図である。
【図4】本実施例の来訪者受付応対システムにおけるモード切替動作を示したフローチャートである。
【図5】本実施例の来訪者受付応対システムの有人モードにおける動作を示したフローチャートである。
【図6】本実施例の来訪者受付応対システムの無人モードにおける動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1  屋内
2  受付・待合ルーム
2a  受付デスク
2b  ソファ
3  応対ルーム
3a  テーブル
3b  イス
4  受付担当者
5  来訪者
6  応対者
7  玄関
8  第1内部出入口
9  第2内部出入口
10  各部門
11  中央制御部
12  有人受付端末
12a  送受話器
13  無人受付端末
13a  スピーカ
13b  送受話器
14  受付担当者検知センサ
15  来訪者検知センサ
16a  第1内部出入口赤外線受光器
16b  第1内部出入口開閉制御部
17a  第2内部出入口赤外線受光器
17b  第2内部出入口開閉制御部
18  内部出入口開閉リモコン
18a  第1出入口ボタン
18b  第2出入口ボタン
21  内線電話交換機
22  内線電話機
23  不在者登録端末
31  応対終了ボタン

Claims (7)

  1. 屋内に設けられた来訪者の受付・待合ルーム及び、この同じ屋内で、且つ、前記受付・待合ルームの外に設けられた応対ルームと、前記受付・待合ルームに備えられている、玄関、前記応対ルームを含む前記屋内に通じた、応対者がその所在場所から前記受付・待合ルームに進入したり、前記来訪者を伴って前記応対ルームへ退出したりする内部出入口、受付担当者により操作される有人受付端末、及び、来訪者またはこの来訪者により要請された応対者により操作される無人受付端末と、前記応対ルームに備えられ、前記応対者により操作される応対終了通知端末と、これらの端末を制御する中央制御部と、を備えた来訪者受付応対システムであって、
    前記中央制御部に、
    有人モードと無人モードとを、前記有人受付端末における切替操作により切替えるとともに、前記無人モードの場合に、前記無人モードであることを、前記無人受付端末に表示してなるモード切替手段と、
    前記有人モードの場合は前記有人受付端末における、或は、前記無人モードの場合は前記無人受付端末における、検索操作により前記応対者の前記所在場所を検索するとともに、前記応対者に対する応対要請のための通話路を提供する応対者検索・連絡手段と、
    使用可能な前記応対ルームの表示を、前記有人受付端末及び前記無人受付端末に行なうとともに、前記有人モードの場合は前記有人受付端末における、或は、前記無人モードの場合は前記無人受付端末における、前記表示の中からの前記応対ルームの選択操作により前記応対ルームの使用開始を知り、前記応対終了通知端末の操作により前記応対ルームの使用終了を知ることで、前記応対ルームの使用を管理する応対ルーム使用管理手段と、を備えることを特徴とする来訪者受付応対システム。
  2. 前記無人モードの場合に、前記来訪者の来訪を検知することにより、前記無人受付端末が自動的に応答してなる請求項1記載の来訪者受付応対システム。
  3. 前記応対者の不在が、前記応対者検索・連絡手段に予め登録されるとともに、前記検索時に、前記応対者検索・連絡手段が前記応対者の不在を前記有人受付端末及び前記無人受付端末に表示してなる請求項1または2記載の来訪者受付応対システム。
  4. 前記応対者の所持する器具または非接触式端末の使用により、前記内部出入口の開閉を行なう内部出入口開閉制御手段を、前記中央制御部に、備えてなる請求項1から3のいずれか1項に記載の来訪者受付応対システム。
  5. 前記モード切替手段が、前記有人受付端末に代えて、前記受付担当者の存否を検知する受付担当者検知センサにより、前記有人モードと前記無人モードとの切替えを行なってなる請求項1記載の請求項1から4のいずれか1項に記載の来訪者受付応対システム。
  6. 前記有人受付端末と前記無人受付端末とを、表示操作面を表裏反転可能な一台の受付端末で兼用してなる請求項1から5のいずれか1項に記載の来訪者受付応対システム。
  7. 前記モード切替手段に、有人モードと無人モードとの双方を同時に併用可能な併用モードを備えてなる請求項1から4のいずれか1項に記載の来訪者受付応対システム。
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