JP2004031077A - 有機el表示パネル製造のためのインクジェット塗布装置および塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機EL表示パネルの製造のための成膜に際し、適正で均一な膜厚のインクジェット塗布を可能とし、それによって優れた画質の画像表示を行う有機EL表示パネルの製造を可能とするインクジェット塗布装置および塗布方法を提供する。
【構成】発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域に発光層材料を吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を2秒以下にする機構とを具備することを特徴とする。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレクトロルミネッセンス(EL)表示パネルの製造に使用されるインクジェット塗布装置および塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット方式による有機EL表示パネルの製造は、次のようにして行われる。まず、陽極を構成する各画素電極上に感光性ポリイミドからなる隔壁を形成し、次いで、この隔壁の表面をフロロカーボンガスプラズマ処理によりテフロン化する撥水処理を施す。
【0003】
次に、正孔注入層用材料をインクジェット塗布装置のヘッドから吐出し、各画素電極上に塗布する。塗布後、真空乾燥や、大気中乾燥などの乾燥処理を施すことにより、正孔注入層を形成する。そして、発光層材料をインクジェット装置のヘッドから吐出し、各画素電極上の正孔注入層上に成膜する。成膜後、真空中あるいは大気中で、室温あるいは高温で、数分保持し、乾燥させて発光層を形成する。その後、全面に陰極を蒸着して、有機EL表示パネルが作製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した有機EL表示パネルの製造方法において、インクジェットノズルから吐出される液滴の大きさは、ノズル径、ノズルプレートと液の濡れ性、吐出波形、キャビティ容積、ピエゾ電圧波形などさまざまな要因に依存する。そして、それら一つ一つの値のばらつきが液滴量のばらつきとなる。液滴量のばらつきは、画素を構成するバンク内の膜の厚さのばらつきとなって現れる。
【0005】
即ち、発光層の膜厚のばらつきは、有機EL表示パネルの輝度のばらつきにつながる。そして、吐出量のばらつきはインクジェットヘッドのノズル毎の上記特性に強く依存することが多く、輝度のばらつきがノズルの吐出軌跡に従って、場合によっては明確にムラとなって見えることが多い。たとえば、一つのノズルで1ラインごとに吐出すると、輝度むらがライン状に目立ち、画質の大きな低下をきたすことになる。
【0006】
ここで、容易に考えられる対策は、同一の画素に対し複数のノズルで液滴を吐出し、液滴量を平均化する方法である。特性の異なるノズルでも、別々のノズルで複数の液滴を吐出することによって、輝度のムラは平均化される。これを実現するにあたっての問題は、乾燥しやすい材料にある。すなわち、複数の液滴を吐出した場合に、表面が乾き始めた膜とこの上に吐出する液滴とは、一般には濡れ性が良いために、隔壁により区分された画素領域の一部にのみ局在して広がりきらず、それに続く液滴が吸い寄せられてしまうために、画素領域は十分に埋まらないか、埋まったとしても、膜厚分布が平坦でなくなるという不都合が生じる。このために、適正な膜厚でない領域では発光輝度が十分に得られず、結果として画質が劣化することになる。
【0007】
本発明は、上記事情を考慮してなされ、有機EL表示パネルの製造のための成膜に際し、適正で均一な膜厚のインクジェット塗布を可能とし、それによって優れた画質の画像表示を行う有機EL表示パネルの製造を可能とするインクジェット塗布装置および塗布方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域にインクを吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を2秒以下にする機構とを具備することを特徴とするインクジェット塗布装置を提供する。
【0009】
また、本発明は、発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布方法において、前記基板上の画素領域の一つの画素に、複数滴の発光層材料を複数の異なるノズルから、2秒以下の吐出間隔で吐出する工程を具備することを特徴とするインクジェット塗布方法を提供する。
【0010】
本発明のインクジェット塗布装置および塗布方法において、基板の温度を、好ましくは120℃以下に、より好ましくは室温に維持することが望ましい。
【0011】
本発明のインクジェット塗布装置および塗布方法において、沸点が200℃以下の主溶媒を含む発光層材料を用いた場合には、複数滴の発光層材料の吐出間隔を1秒以下にすることが望ましい。また、最も低い沸点を有する溶媒の沸点が200℃以下である2種以上の混合溶媒を含む発光層材料を用いた場合にも、複数滴の発光層材料の吐出間隔を1秒以下にすることが望ましい。
【0012】
或は、最も低い沸点を有する溶媒がテトラリン、トリメチルベンゼン又は安息香酸メチルである2種以上の混合溶媒を含む発光層材料を用いた場合には、複数滴の発光層材料の吐出間隔を2秒以下にすることが望ましい。また、最も低い沸点を有する溶媒がメチルアニソール、メシチレン、アニソール、キシレン又はトルエンである2種以上の混合溶媒を含む発光層材料を用いた場合には、複数滴の発光層材料の吐出間隔を1秒以下にすることが望ましい。
【0013】
なお、本発明において液滴の吐出間隔が規定される膜は、有機発光層に限らず、正孔注入層、正孔輸送層であってもよい。
【0014】
以上のように構成される本発明によると、画素領域に発光薄膜材料を吐出する複数のノズルを備え、一つの画素に複数滴の発光薄膜材料を異なるノズルから吐出させているため、液滴量のばらつきによる発光層等の膜厚のばらつきを防止し、それによって有機EL表示パネルの輝度のばらつきを防止することが出来る。また、複数滴の発光薄膜材料の吐出間隔を2秒以下にすることにより、液滴の局在化による発光層等の不適正な膜厚を防止することが出来、それによって良好な画質を得ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るインクジェット塗布装置の概略を示す図である。
【0016】
図1(a)において、基板1がステージ2上に載置されており、ステージ2は、X方向のレール3aとY方向のレール3bにより、X方向およびY方向に移動可能とされている。基板1の上方には複数のノズルを備えたインクジェットヘッド4が配置され、このインクジェットヘッド4は、上下動可能とされている。
【0017】
図1(b)は、インクジェットヘッド4を取出して示す概略図であり、2列に配列した複数のノズル5a,5b,5c,5d,6a,6b,6c,6dを備えている。なお、インクジェットヘッドは、R,G,B毎に配置されている。
【0018】
このようなインクジェット塗布装置の操作に際しては、まず、ステージ2上に載置された基板上に形成された所定の領域(画素電極上の隔壁により区分された領域)にインクジェットヘッド4の複数のノズルから発光薄膜材料が吐出され、次いで、ステージ2のX方向およびY方向への移動により、基板上の異なる領域にンクジェットヘッド4の複数のノズルから発光薄膜材料が吐出され、これらの動作が順次行われ、個々の領域に対し、異なるノズルから所定量の発光薄膜材料が吐出されて、発光薄膜が形成される。
【0019】
本発明者らは、以上説明したインクジェット塗布装置を用い、適正で均一な膜厚のインクジェット塗布を行うために、鋭意研究を重ねた結果、一つの画素に複数の発光薄膜材料を吐出する際の吐出間隔を2秒以下にすることが必要であることを実験により見出した。その実験結果について、以下に図面を参照して説明する。
【0020】
図2に示すように、ガラス基板11上に形成された画素電極12上の、隔壁13により区分された領域に、1滴20pl(ピコリットル)の発光薄膜材料を、続けて2滴、インクジェットノズルから吐出、乾燥し、発光薄膜層14を形成した。次いで、この発光薄膜層14上に陰極15を形成し、1つの有機EL素子を作製した。図2(a)はこのようにして得た有機EL素子の平面図、2(b)は断面図である。
【0021】
インクジェットノズルからの発光薄膜材料の吐出間隔は10秒とした。その結果、図2に示すように、発光薄膜層14が十分に画素電極2上に広がっていないために、左側の部分16において、陰極15と陽極12とがショートしている様子がわかる。
【0022】
本発明者は、吐出の時間間隔を変えて発光薄膜層4を形成し、得られた有機EL素子について、ショート画素の発生割合を1条件100万個の画素に対して測定した。その結果を図3に示す。この場合の発光薄膜材料の溶媒としては、ドデシルベンゼンを用いた。
【0023】
図3から、吐出間隔が2秒以下ではショート不良が発生せず、吐出間隔が2秒を越えると、ショート不良の確立が急激に上昇することがわかる。この結果から、不良を発生させないためには、2秒以下で連続して吐出する必要があることがわかった。
【0024】
また、本発明者は、詳細な実験を繰り返した結果、基板温度は120℃以下であることが好ましく、より好ましくは室温がよいことがわかった。基板温度が120℃を越えると、発光薄膜材料が熱破壊し始め、輝度低下もしくは寿命低下を招くこととなり、好ましくない。
【0025】
更に、本発明者は、詳細な実験を繰り返した結果、沸点が200℃以下の主溶媒を含む発光薄膜材料を用いた場合、および最も低い沸点を有する溶媒の沸点が200℃以下である2種以上の混合溶媒を含む発光薄膜材料を用いた場合には、複数滴の材料の吐出間隔を1秒以下にすることが望ましいことがわかった。その理由は、先に吐出乾燥した部分に後からの発光薄膜材料が引き寄せられるので、先の乾燥部分が十分にバンク内に広がっていないと、結果として後の材料も広がらず、バンク底を覆いきれないからである。先の乾燥した膜は発光薄膜材料と濡れ性が非常に良いことが本質であり、これを避けるには乾燥前の液体状態で2滴目以降を吐出するしかない。
【0026】
更にまた、本発明者は、詳細な実験を繰り返した結果、最も低い沸点を有する溶媒がテトラリン、トリメチルベンゼン又は安息香酸メチルである2種以上の混合溶媒を含む材料を用いた場合には、複数滴の材料の吐出間隔を2秒以下にすることが望ましく、また、最も低い沸点を有する溶媒がメチルアニソール、メシチレン、アニソール、キシレン又はトルエンである2種以上の混合溶媒を含む発光薄膜材料を用いた場合にも、複数滴の発光薄膜材料の吐出間隔を1秒以下にすることが望ましいことがわかった。それらの理由は、前述と同様に乾燥膜への後続材料の濡れによる広がり不足を避けるためであり、乾燥速度が溶媒の沸点が低いほど速くなるので、吐出間隔を調整する必要が出てくるためであると考えられる。
【0027】
以下、本発明の実施形態としての実施例について説明する。
【0028】
図4および図5は、本発明の一実施形態に係るインクジェット塗布装置および塗布方法を用いた、3色のフルカラー有機EL表示パネルの製造工程を示す断面図である。この有機EL表示パネルの製造方法は、透明基板上にTFTアレイ部を形成する工程と、各TFTに対応して設けられる有機EL素子を形成する工程と、この有機EL素子を封止する工程とを有する。そして、有機EL素子を形成する工程では、画素電極を形成する工程と、該各画素電極上に有機化合物からなる発光薄膜層を形成する工程と、この発光薄膜層上に陰極を形成する工程とを含み、発光薄膜層を形成する工程は、例えば、正孔注入層または正孔輸送層を形成する工程と、有機化合物からなる赤色発光層、緑色発光層、青色発光層をパターン形成する工程とを有する。薄膜発光層の形成にはインクジェット方式を使用し、複数のノズルから多重液滴吐出を行うことで輝度むらの低減を行い、さらに吐出間隔は0.5秒とすることにより液滴の局在化を防止している。
【0029】
まず、透明基板21上にTFTアレイ部が形成されたアレイ基板100上に、画素電極22を形成した。画素電極22の形成は、透明基板21上にITOターゲットをスパッタし、次いでパターニングすることにより行った。
【0030】
次いで、絶縁膜23aと絶縁膜23bで構成される隔壁(バンク)23を形成し、上記の各透明画素電極22の間を電気的に絶縁する。この隔壁23により、発光材料の混色の防止、画素と画素との間からの光洩れ等を防止することができる。隔壁23を構成する材料としては、EL材料の溶媒に対し耐久性を有するものであれば、特に限定されないが、本実施形態では絶縁膜23aに酸化シリコン膜、絶縁膜23bに感光性アクリル系樹脂を使用した。隔壁23の形成は、CVDにより成膜した酸化シリコン膜をパターニングし、その後塗布により形成した感光性アクリル系樹脂膜をフォトリソグラフィによりパターニングすることにより行った(図4(a))。
【0031】
次に、UV照射して隔壁23を硬化させた後、隔壁23により区分された各画素電極22上に、有機化合物からなる正孔注入層(又は正孔輸送層)24を形成した。正孔注入層24としては、バイエル社から市販されているバイトロンPを用い、これを画素電極22上にスピンコートした。更に、200℃の真空状態で1時間加熱し、乾燥硬化した(図4(b))。
【0032】
その後、各正孔注入層24上に所定のパターンで有機発光層25を形成した。有機発光層25は、3色ともインクジェット方式で作成した。即ち、ドデシルベンゼンとキシレンを1:1の比率で混合した溶媒に染料を溶解した、濃度1%の有機発光層材料20plを、0.5秒の間隔で、一画素につきそれぞれ別々のノズルから複数滴、間欠吐出する方法で行った(図4(c))。
【0033】
なお、有機発光層材料に含まれる染料としては、以下のものを用いた。
【0034】
赤画素用:PC Red 136P(日本化薬(株)製)
緑画素用:PC Green F0P(日本化薬(株)製)
青画素用:PC Blue 43P(日本化薬(株)製)
また、溶媒であるドデシルベンゼンの沸点は331℃、キシレンの沸点は140℃である。
【0035】
次に、120℃の真空状態で1時間加熱して、有機発光層25を乾燥固定した。なお、有機発光層材料の粘度は8cpであり、液滴の吐出の際の飛行曲がりは、基板とノズル先端との距離0.4mmにおいて10μm以下となるように抑えている。
【0036】
次いで、真空蒸着法で全面に100オングストロームのBa膜26、および2000オングストロームのAg膜27(図4(d))を順次積層し、最後に対向ガラス基板200をシール材300にて張り合わせて、有機EL表示パネルを完成させた(図5)。
【0037】
なお、上述の実施形態においては、対向電極間に発光薄膜層を備えた表示素子において、発光薄膜層を正孔注入層と有機発光層の2層で形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、さらに有機発光層上に電子輸送層を備えた3層構造や、機能的に複合された単層構造のものであってもよい。
【0038】
また、上述の実施形態においては、正孔輸送層をスピンコートにより形成するう場合について述べたが、本発明はこれに限定されず、例えばインクジェット塗布により形成してもよい。
【0039】
以上のようにして製造された有機EL表示パネルによると、輝度むらがなく、優れた画質の表示が得られた。
【0040】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、特性の異なる複数のノズルを用いたとしても、一つの画素に複数の液滴を異なるノズルから吐出することにより、輝度ムラを緩和することが出来るとともに、吐出間隔を2秒以下にすることにより、1滴目の発光層材料が乾き始めた膜に2滴目がピニングされて生じるショート不良を防止し、それによって輝度ムラを低減することが出来、しいては画質の向上した有機EL表示パネルを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット塗布装置の概略を示す図。
【図2】インクジェット塗布における問題点を説明する図。
【図3】インクジェット塗布における液滴の吐出間隔とショートの確率との関係を示す特性図。
【図4】本発明の一実施形態に係るインクジェット塗布装置を用いた有機EL表示素子の製造工程を示す断面図。
【図5】本発明の一実施形態に係るインクジェット塗布装置を用いて得た有機EL表示素子を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・基板
2・・・ステージ
3a・・・X方向のレール
3b・・・Y方向のレール
4・・・インクジェットヘッド
5a,5b,5c,5d,6a,6b,6c,6d・・・ノズル
11,21・・・ガラス基板
12,22・・・透明陽極電極
13,23・・・隔壁
14,25・・・発光層
15,26・・・Ba膜
23a,23b・・・絶縁膜
27・・・Ag膜
100・・・アレイ基板
200・・・対向ガラス基板
300・・・シール材

Claims (12)

  1. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域に発光層材料を吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を2秒以下にする機構とを具備することを特徴とするインクジェット塗布装置。
  2. 前記基板の温度を120℃以下に維持する機構を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット塗布装置。
  3. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域に、沸点が100℃以下の主溶媒を含む発光層材料を吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を1秒以下にする機構とを具備することを特徴とするインクジェット塗布装置。
  4. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域に、最も低い沸点を有する溶媒の沸点が100℃以下である2種以上の混合溶媒を含む発光層材料を吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を1秒以下にする機構とを具備することを特徴とするインクジェット塗布装置。
  5. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域に、最も低い沸点を有する溶媒がテトラリン、トリメチルベンゼン又は安息香酸メチルである2種以上の混合溶媒を含む発光層材料を吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を2秒以下にする機構とを具備することを特徴とするインクジェット塗布装置。
  6. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布装置において、前記基板上の画素領域に、最も低い沸点を有する溶媒がメチルアニソール、メシチレン、アニソール、キシレン又はトルエンである2種以上の混合溶媒を含む発光層材料を吐出する複数のノズルと、一つの画素に複数滴の発光層材料を異なるノズルから吐出させる機構と、前記複数滴の発光層材料の吐出間隔を1秒以下にする機構とを具備することを特徴とするインクジェット塗布装置。
  7. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布方法において、前記基板上の画素領域の一つの画素に、複数滴の発光層材料を複数の異なるノズルから、2秒以下の吐出間隔で吐出する工程を具備することを特徴とするインクジェット塗布方法。
  8. 前記基板の温度を120℃以下に維持することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット塗布方法。
  9. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布方法において、前記基板上の画素領域の一つの画素に、沸点が100℃以下の主溶媒を含む発光層材料の複数滴を複数の異なるノズルから、1秒以下の吐出間隔で吐出する工程を具備することを特徴とするインクジェット塗布方法。
  10. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布方法において、前記基板上の画素領域の一つの画素に、最も低い沸点を有する溶媒の沸点が100℃以下である2種以上の混合溶媒を含む発光層材料の複数滴を複数の異なるノズルから、1秒以下の吐出間隔で吐出する工程を具備することを特徴とするインクジェット塗布方法。
  11. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布方法において、前記基板上の画素領域の一つの画素に、最も低い沸点を有する溶媒がテトラリン、トリメチルベンゼン又は安息香酸メチルである2種以上の混合溶媒を含む発光層材料の複数滴を複数の異なるノズルから、2秒以下の吐出間隔で吐出する工程を具備することを特徴とするインクジェット塗布方法。
  12. 発光層を陽極層および陰極層で挟持した有機EL素子を基板上に複数個配列してなる有機EL表示パネルの製造のためのインクジェット塗布方法において、前記基板上の画素領域の一つの画素に、最も低い沸点を有する溶媒がメチルアニソール、メシチレン、はアニソール、キシレン又はトルエンである2種以上の混合溶媒を含む発光層材料の複数滴を複数の異なるノズルから、1秒以下の吐出間隔で吐出する工程を具備することを特徴とするインクジェット塗布方法。
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