JP2004029980A - 銀行振込のための受取人認証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】振込通知を使用した資金の受取のための受取人の認証を確実にする。
【解決手段】プロバイダや会社等法人組織のシステム管理者がクライアントのユーザをよく知っている点に着目し、これら組織の中継システム700を介して受取人のクライアント800から銀行システム600に特定の銀行口座への振込を指示したときに、プロバイダの通信システム700が受取人の認証を行って銀行用認証情報を交付する。銀行システム600はこの銀行用認証情報により受取人を認証する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行振込のための受取人認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ユーザはインターネットを利用して、銀行のサイトにアクセスし、オンラインバンキングサービスを利用して振込の依頼を行うことができるようになってきた。この場合、ユーザは予めオンラインサービスに関するユーザ登録を行い、オンラインサービスを利用するためのユーザIDおよびパスワード(認証情報と総称する)を受け取る。この個人用の認証情報を利用してオンラインサービス用のページ(画面)にアクセスした後、振込先の銀行名、支店名、預金種別、銀行口座番号、自己の名前や連絡先など振込に要する情報をクライアントから入力する。
【0003】
振込先(受取人)の振込口座番号や名前を入力するために、入力情報の種類が多いことおよび銀行口座番号自体が他人に漏れることから受取人の電子メールアドレスを指定して、資金の振込を行う米国のPayPal社が実施している送金方法も知られている。この方法は、代金の支払依頼者が自己のクライアントから代行業者のサーバにアクセスしてクレジットカードでの決済を依頼する。送金者は電子メールアドレスの形態で指定される。代行業者のサーバは指定された電子メールアドレスに対して代金支払いがあった旨の通知を行う。代金受取者はクライアントを使用して代行業者のサイトの特定ページにアクセスして、代金を受け取る自己の銀行口座を指定する。代行業者は指定された銀行口座に対して代金を振り込むと共に、代金支払者のクレジットカードによる代金決済を行う。代金受取人に送られる代金支払通知の中には、代金受取人がアクセスすべきページ、すなわち、代金受取のために代行業者のサーバで用意している特定のページのURLを記載する。代金受取人自身も代行業者に利用登録が必要で代金受取用口座を登録する。これにより、代金支払者は代金受取者の銀行口座を知る必要はなく、代金受取者は所望の自己の銀行口座に代金を振り込んでもらうことが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような電子メールを使用して、受取人に資金の送金を通知し、資金の受取人側から入金すべき銀行口座を教えてもらうような振込方法を使用する場合、次のような問題がある。
(1)代行業者が介在する場合、その代行業者に対して送金人および受取人の双方ともユーザ登録を行わなければならず、汎用性にかける。
(2)代金受取者に送られる代金支払通知の電子メールがインターネットの盗聴、電子メールのメールサーバ(電子メールを受け取るコンピュータのこと)からの電子メールの漏洩などにより電子メールに記載されたアクセス先のURLが代金受取人以外の不正利用者に知れると代金受取者になりすまして、代金を受け取ってしまうことが可能となる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、資金の受取者に対して資金の送金を通知し、資金の受取者が資金の入金口座を指定する振込方法を実現する際に、セキュリティ性をさらに高めることができる銀行振込のための受取人認証方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、資金の送金人のクライアントから銀行システムに対して受取人への資金の振込依頼を行うと共に、該銀行システムを介して資金の受取人のクライアントに対して送金の通知を送り、前記受取人のクライアントからは前記銀行システムに対して特定の銀行口座への振込を指示し、前記資金の振込依頼では前記受取人がメールアドレスの形態で指示される銀行振込のための受取人認証方法であって、前記銀行システムと前記受取人のクライアントとの間に中継システムを介在させ、前記受取人のクライアントが前記振込による資金の受取の指示のために前記銀行システムにアクセスする際に、前記中継システムは、当該アクセスしたクライアントについて受取人の認証を行って、認証に合格したことを示す銀行用認証情報を交付し、前記銀行システムでは前記銀行用認証情報に基づいて、アクセスしてきたクライアントの受取人の認証を行うことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記メールアドレスの存在確認を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記送金の通知の受信確認を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記中継システムによる前記銀行用認証情報の交付の確認を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記メールアドレスの存在確認、前記送金の通知の受信確認および前記中継システムによる前記銀行用認証情報の交付の確認の後、前記受取人のクライアントから資金の受取の指示を受け付けることを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記中継システムはプロバイダの通信システムであることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1はシステム全体の構成および各構成部の処理内容を示す。図1において、500は送金人(振込を行う者)が使用するクライアントコンピュータ(以下単にクライアント)であり、インターネットなどの一般に公開された通信ネットワークに接続可能となっている。クライアント500としては通信機能を有するパソコン、携帯電話機等種々の情報処理機器を使用することができる。クライアント500と後述の銀行システム600にはプロバイダの通信システムなどが介在するが本発明とは関係ないので、図1では図示していない。
【0014】
600は銀行システムである。銀行システム600は複数のコンピュータを有しているので、図2を使用して内部構成を説明する。なお、本願は資金を扱う発明であるので、セキュリティ目的のために実施のシステムとは一部異ならせている点を了承されたい。図2において、1000はWEBサーバであり、送金人に対しては資金送金のための情報を入力するための画面情報、正確には、クライアント500で表示するHTML文書および後述の受取人のクライアント800で資金受取のための情報を入力するための画面情報(HTML文書)を内蔵し、クライアント500および800が特定のURLで画面情報を要求してきたりあるいは上記クライアントに強制的に表示させる必要があるときに、そのための画面情報を要求先のクライアントに送信する。また、クライアントから資金送金および資金受取のための情報がそれぞれ送られてきたときにはWEBサーバ1000は受信した情報を後述の情報処理用サーバ1020に転送し、情報処理用サーバ1020情報処理結果に関連する種々の情報を送金人のクライアント500および受取人のクライアント800に転送する。
【0015】
1010はメールサーバであり、情報処理用サーバ1020により作成された電子メールを送金人および受取人に送信する。
【0016】
1020は情報処理用サーバであり、受取人への振込通知メールおよび振込依頼者(送金人)への送金完了通知メール、中継システム(プロバイダの通信システム700)に通知する資金受取情報を作成する。さらに受取人のクライアント800の資金の受取人の受取人認証をも行う。情報処理用サーバ1020の処理内容は後で詳細に説明する。
【0017】
1030は本発明に係わる振込処理で使用するための、顧客の銀行口座番号、アクセス用個人認証情報、名前、住所、メールアドレス等の個人情報を保存している記憶装置である。
【0018】
1040は勘定処理システムであり、送金人から依頼した資金を送金人の銀行口座から引き落とす出金処理および受取人の銀行口座に対する資金の振込処理を行う。なお、受取人の銀行口座が送金人と同じ銀行の場合、上記振込処理は入金処理となる。本実施形態では、この入金処理をも振込処理と呼ぶことにする。
【0019】
1050は銀行口座内容を記載したデータファイル(一般には元帳と呼ばれている)などを記憶した記憶装置である。元帳には、銀行口座ごとに預金口座金額や入出金に係わる日付、金額等の情報が記載されている。
【0020】
図1に戻り、700は銀行システムと受取人のクライアント800との間に介在する中継システムであり、この形態では受取人が契約しているプロバイダ(インターネット接続業者)の通信システムが利用される。通信システム700のハードウェアは従来と同様とすることができるが、従来と相違する点は、資金受取のための情報を入力するための画面情報(HTML文書)を受取人のクライアント600の表示画面上に強制的に表示させるとともに、表示された画面で入力された情報、すなわち、資金受取のための情報に付加する認証情報(後述の銀行用認証情報)をクライアント800に交付する点である。この処理は後で詳しく説明するが、この銀行用認証情報の有無を銀行システム600が判定することにより、なりすましの不正利用者を判別することが本発明の新規特徴の一つとなる。
【0021】
800は資金の受取人のクライアントである。通信機能を有する汎用の情報処理機器を使用することができる。この形態では受取人のクライアント800はダイヤルアップによりプロバイダの通信システム700と接続する例を説明する。
【0022】
上記全体システムでは、HTML文書を使用して情報の入力を行うが、HTML文書を表示したり、提供するためのソフトウェアプログラムは周知であり、詳細な説明を要しないであろう。
【0023】
以上のシステム構成下で行われる振込処理を図1を参照しながら次に説明する。
【0024】
(送金の依頼)
送金人はクライアント500を使用して、銀行のサイト(銀行システム600)にログインし、送金(振込)指示用の画面情報を読み出してクライアント500の表示画面に図3に示すように表示させる。このとき、銀行システム600のWEBサーバ1000から上記画面情報がクライアント500に送られる。
【0025】
図3の画面を説明する。400は振込先(受取人)が使用しているプロバイダを選択するための情報入力欄である。複数のプロバイダ名の中から1つを選択する。
【0026】
410は振込先の電子メール(e−メール)アドレス記入欄である。420は振込金額記入欄である。430は振込指定日入力欄である。440は上記情報入力を行った後、振込の指示を行うボタンである。送金人が振込の指示ボタン440を操作すると、上記記入欄に入力された情報(振込関連情報と総称することがある)が銀行システム600のWEBサーバ1000に送られる(図1の処理1)。
【0027】
銀行システム600のWEBサーバ1000は振込関連情報を受信し、記憶装置1030に保存し(処理2)、受信した振込関連情報を情報処理用サーバ1020に転送する。振り込み関連情報には、以下のフラグ情報、すなわち、セキュリティチェックのために受取人のメールアドレスがプロバイダに登録されていることを示すフラグ情報、受取人に振込通知が送られたことを示すフラグ情報および受取人に対して銀行用認証情報が交付されたことを示すフラグ情報が付帯情報として用意される。フラグ情報の設定処理については後述する。
【0028】
情報処理用サーバ1020は、振込関連情報の中に含まれているメールアドレスの照会をプロバイダの通信システム700に対してたとえば、メールにより行う。プロバイダの通信システム700は照会の依頼を受けたメールアドレスをフォーマットチェックした後、会員情報データベース内を検索して、メールアドレスが登録されているか否かを判定する(処理3および4)。
【0029】
その判定結果が銀行システム600の情報処理用サーバ1020に返される。メールアドレスが登録されていない場合には、振込の受付を取り消す旨のメッセージがWEBサーバ1000を介して送金人のクライアント500に送られて(処理5)、表示される。
【0030】
送金人のクライアント500では、メールアドレスを正しいものに変更した後、振込依頼をやり直す(処理6→処理1)。
【0031】
一方、メールアドレスが登録されている場合には、メールアドレスに対応する受取人の名前が登録有無情報と共にプロバイダの通信システム700から銀行システム600の情報処理用サーバ1020に送られる。情報処理サーバ1020はメールアドレスの登録確認の後、メールアドレスが登録されていることを示すフラグ(送金人の振込関連情報に付帯するフラグ情報の中の1つ)をオンに設定する(処理7)。情報処理用サーバ1020は次に、送金人のクライアント500の表示を受取人確認用画面に切り替えて、メールアドレスの受取人氏名の確認を送金人に要請する。送金人がボタン操作により誤りを指示した場合には、表示画面を図3の画面に戻して、メールアドレス等の再入力を依頼する(処理8のNO→処理6)。
【0032】
送金人がボタン操作により確認(受取人指名が正しい)を指示した場合には(処理8のYES→処理9)、情報処理用サーバ1020は振込依頼が確定したものとして、勘定処理システム1040に対して記憶装置1030内に保存してある振込関連情報と送金人関連の情報を引渡す。送金人関連の情報は、送金人のクライアント500が銀行システム600にログインしたときに使用されたユーザIDである。振込勘定システム1040はユーザIDから送金人の銀行口座番号を対応テーブルにより取得し、その銀行口座番号の銀行口座から振込関連情報の示す金額だけ出金処理する(処理10)。具体的には記憶装置1050内の元帳内の銀行口座の預金残高が更新される。出金された資金は、仮想的に記憶装置1050内の一時預かり用領域にプールされる。このために送金人の氏名、銀行口座番号や振込関連情報が上記一時預かり領域に保存される。
【0033】
(振込通知)
情報処理用サーバ1020は上記出金処理の後、資金受取情報を作成する(処理11)。資金受取情報はプロバイダに連絡する情報であり、受取人のメールアドレス、銀行の資金受取用URLおよび銀行用認証情報を含み資金受取に関連する銀行用認証情報の交付を依頼するための情報である。銀行用認証情報は、ワンタイムIDでもよいし、イメージを使用したものでもよい。
【0034】
作成された資金受取情報は情報処理サーバ1020からプロバイダの通信システム700に送られて、通信システム700内の不図示の記憶装置に保管される(処理12)。
【0035】
情報処理用サーバ1020はさらに、図4に示す振込通知用の電子メールを作成し、メールサーバ1010を介して受取人のメールアドレスに対して送信する(処理13)。送信された電子メールはプロバイダの通信システム700で受信され、内部のメールボックスに保存される(処理14)。電子メールがプロバイダの通信システム700で受け付けられたことをプロバイダの通信システム700からの応答確認で知ると、情報処理用サーバ1020は記憶装置1030内のメール受信確認用のフラグ情報をオン(メール受信)に設定する(処理17)。
【0036】
図4の振込通知用電子メールを説明する。450は振込案内文であり、この文の中の送金人名Xは、記憶装置1030の一時預かり領域の名前が使用される。また、送信先のメールアドレスyyy@zzzz.co.jpは送金人が入力し、記憶装置1030に記憶されているメールアドレスが使用される。460は受取人が読み出すべき画面情報(図6の符号1100)の記憶位置を示すURLである。URL460にはリンクが張られている。
【0037】
(電子メールの表示処理)
受取人はプロバイダの通信システム700にログインし、従来と同様にしてメールボックス内の振込通知の電子メールをクライアント800に取り込み、表示画面上に表示させる。表示画面上のURL460をマウスによりクリックすると、クライアント800のブラウザが自動的に、通信システム700のWEBサーバ(不図示)に対してURL460の文字列を送信し、そのURLに対応する図5の画面情報(通信システム700により認証するための画面)を要求することができる(処理18)。
【0038】
(受取人の認証)
受取人のクライアント800の表示画面上には表示された図5の認証画面により受取人は本サービスを利用するためのIDおよびパスワードを入力欄712に入力する。なお、図5の認証画面情報はプロバイダの通信システム700に格納されている。このIDおよびパスワードは、受取人がプロバイダに対して本サービスの利用を申し込みした際にプロバイダから交付されたものである。なお、プロバイダにログインするためのIDおよびパスワードを併用することも可能である。プロバイダの通信システム700はログインボタン713の受取人の操作に応じて内部のデータベースに登録してある照合用のIDおよびパスワードと図5の認証画面で入力されたIDおよびパスワードとを照合することによりプロバイダ側での受取人認証を行う(処理19)。
【0039】
認証に不合格の場合には図5の表示画面に戻してIDおよびパスワードの再入力を依頼する(処理19のNO→処理20→処理18)。
【0040】
認証に合格すると、プロバイダの通信システム700は、受取人が認証に合格していることを示す銀行用認証情報と資金受け取り用の画面(図6の画面情報1100)に誘導するURL情報(図5の711参照)を資金受取情報(処理12にて保管)から取り出して、受取人のクライアント800に送信する(処理21)。
【0041】
銀行システム600の情報処理用サーバ1020は、銀行用認証情報がプロバイダの通信システム700から受取人のクライアント800に送信したことを、プロバイダの通信システム700からの応答確認で知ると、記憶装置1030内の銀行用認証情報交付確認用のフラグ情報をオン(銀行用認証情報交付)に設定する(処理22)。受取人のクライアント800はプロバイダの通信システム700からの送信を受け、銀行システム600のWEBサーバ1000に図6の画面情報を要求する(処理23)。なお、この処理はリダイレクトと呼ばれる処理により受取人の操作なしで自動的に行われる。図6の画面情報の要求に銀行用認証情報とその画面情報のURLが使用される。
【0042】
銀行システム600の情報処理用サーバ1020は受取人のクライアント800からの図6の画面情報1100の要求に対して、(1)メールアドレスが登録されたものであること、(2)振込通知が受信されていること(この場合にはプロバイダの通信システム700内のメールボックスの受信通知や受取人の開封確認を使用してもよい)、(3)プロバイダの通信システム700により銀行用認証情報が交付されていることおよび(4)受取人のクライアント800から提示される銀行用認証情報を確認し、全てに合格した場合に上記画面を表示する(処理24)。
【0043】
これらの(1)〜(3)の事項確認は上述したフラグ情報のオン/オフで判定できる。なお、(1)〜(3)の条件は場合により省略することもできる。
【0044】
(資金の受取)
銀行システム600における受取人のクライアント800の認証処理(処理24)に合格した場合は、銀行システム600は受取人のクライアント800を正当な受取人のクライアントとして認定し、資金の支払(受取人の受取)を行う(処理25)。
【0045】
例えば、受取人の銀行口座が銀行システム600を保有する銀行にある場合、図6のボタン1010を受取人が操作すると、この操作に応じて、図6の画面情報1200の要求がWEBサーバ1000により受信されて、画面情報1200が受取人のクライアント800に送られる。受取人のクライアント800では画面情報1200が表示される。受取人はクライアント800を介し図6の画面情報1200よりIDおよびパスワードを受付け、受取人の銀行口座を認証特定する。このIDおよびパスワードは銀行システムを保有する銀行のインターネットバンキングを利用するために予め利用者に発行されたものである。認証に合格した場合には、情報処理用サーバ1020からWEBサーバ1000を介して受取人のクライアント800に図6の画面情報1300を送信し、受取人のクライアント800の表示画面に表示する。
【0046】
受取人はキーボード等を利用して入力欄1310に銀行口座を指定した後、入金(振込)ボタン1320を操作する。
【0047】
(振込(入金)処理)
受取人のクライアント800から送られた入金指示はWEBサーバ1000から情報処理用サーバ1020を経由して、勘定処理システム1040に送られ、指示された銀行口座に振込(入金)処理を行う。具体的には、指示された銀行の残高に送金人から指示された金額を加算する。必要があれば、送金人に関する情報をも元帳に銀行口座番号に関連させて記載する。
【0048】
(振込完了通知)
振込処理の終了の勘定処理用システム1040からの連絡により情報処理用サーバ1020は振り込み完了通知を作成して受取人のメールアドレス先に振り込み完了通知を電子メールする。受取人のクライアント500では、振込完了通知の受信、開封により、振込が行われたことを確認することができる(処理26)。
【0049】
(その他処理)
受取人の表示画面で図6の1100(図7の1100)の表示で、ボタン1120が操作された場合、すなわち、受取人の銀行口座が銀行システム600の保有する銀行にないことが指示された場合には、受取人のクライアント800の表示画面の表示は図6の符号1300に変化する。この画面で受取人は振込先の銀行名および口座番号等従来と同様の電子振込に必要な情報を入力欄1310に入力する。
【0050】
受取人が振込(指示)ボタン1320を操作すると、入力された情報(振込関連情報)がプロバイダの通信システム700を介して銀行システム600のWEBサーバ1000および情報処理用サーバ1020を経由して勘定処理用システム1040に送られる。勘定処理用システム1040は引渡された振込関連情報と記憶装置1050内の一時預かり領域に記憶されている仮想的な資金を使用して他銀行の指定された銀行口座への電子振込処理を従来と同様にして行う。その後、送金人に対して振込完了通知が電子メールされる。
【0051】
上述の実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態では、送金人から振込があったことを受取人に対してメールにて通知したが、他のオンラインでの通信形態、たとえば、FTP(ファイル転送)やメッセージ通信形態を使用して通知処理を行ってもよい。
2)上述の実施形態では受取人から振り込まれた資金の受取の指示は、専用の画面情報(HTML文書などのハイパーテキストマークアップランゲージ文書)を使用して行ったが、他の方法、たとえば、電子メールやFTPを使用してもよい。いずれの方法を採るにしても。受取人からの資金の受取の指示に対して銀行システム600と受取人のクライアントとを接続する中継システム(700)において、上記指示に認証情報を付加し、銀行システム600でその認証を行えばよい。
3)上述の実施形態では本発明の中継システムとしてプロバイダの通信システム700が銀行システム600と受取人のクライアント800を接続したが、受取人のクライアント800が法人組織のLANに接続されている場合には、LANとインターネットを接続する通信サーバに認証情報交付処理を実行させればよい。
4)上述の実施形態では銀行用認証情報をプロバイダの通信システム700から受取人のクライアント800に送り、クライアント800から銀行システム600に銀行用認証情報を転送している。しかしながら、クライアント800から銀行システム600にアクセスする際に、そのアクセスにおいて、クライアント800から銀行システム600に送信させる情報に対してプロバイダの通信システム700が上記銀行用認証情報を付加してもよい。
5)本発明でいう受取人とは個人、グループ、法人等、振込まれた資金を受け取る対象を指す。また、送金人も同様に個人、グループ、法人等とすることができる。
6)上述の実施形態では銀行システム600の受取人の認証では上述した(1)〜(4)の確認を行っているが、たとえば、銀行のインターネットバンキングサービスの会員などのように受取人の種類によっては確認事項を(4)の銀行用認証情報だけとしてもよい。
【0052】
上述以外にも種々の改良形態が可能であるが、その改良形態が本願の特許請求の範囲の示す技術思想に基づく限り、その改良形態は本発明の技術的範囲内となる。
【0053】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、プロバイダや会社等法人組織のシステム管理者がクライアントのユーザをよく知っている点に着目し、これら組織の中継システムを介して受取人のクライアントから銀行システムに特定の銀行口座への振込を指示したときにのみ、その指示が銀行システムにより受け付けられる。したがって、従来の振込方法に比べると不正利用者のいわゆるなりすましを阻止することができ、セキュリティ性がさらに向上する。また、銀行システムが振込依頼をおよび資金の受取の指示を受け付けることにより汎用性が高まる。特に銀行システムを保有する銀行に銀行口座を有していない者は資金の受取のためにわざわざ銀行にユーザ登録する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成および情報の流れを示すブロック図である。
【図2】銀行システムの内部構成を示すブロック図である。
【図3】振込依頼を行うための画面を説明するための説明図である。
【図4】振込通知の一例を示す説明図である。
【図5】プロバイダの通信システムにより認証に使用する画面を示す説明図である。
【図6】振込の指示を行うための画面を説明するための説明図である。
【図7】資金受取の指示を行うための画面を説明するための説明図である。
【符号の説明】
500、800 クライアント
600 銀行システム
700 通信システム
1000 WEBサーバ
1010 メールサーバ
1020 情報処理用サーバ
1030 記憶装置

Claims (6)

  1. 資金の送金人のクライアントから銀行システムに対して受取人への資金の振込依頼を行うと共に、該銀行システムを介して資金の受取人のクライアントに対して送金の通知を送り、前記受取人のクライアントからは前記銀行システムに対して特定の銀行口座への振込を指示し、前記資金の振込依頼では前記受取人がメールアドレスの形態で指示される銀行振込のための受取人認証方法であって、
    前記銀行システムと前記受取人のクライアントとの間に中継システムを介在させ、
    前記受取人のクライアントが前記振込による資金の受取の指示のために前記銀行システムにアクセスする際に、前記中継システムは、当該アクセスしたクライアントについて受取人の認証を行って、認証に合格したことを示す銀行用認証情報を交付し、
    前記銀行システムでは前記銀行用認証情報に基づいて、アクセスしてきたクライアントの受取人の認証を行う
    ことを特徴とする銀行振込のための受取人認証方法。
  2. 請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記メールアドレスの存在確認を行うことを特徴とする銀行振込のための受取人認証方法。
  3. 請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記送金の通知の受信確認を行うことを特徴とする銀行振込のための受取人認証方法。
  4. 請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記銀行システムは、前記中継システムによる前記銀行用認証情報の交付の確認を行うことを特徴とする銀行振込のための受取人認証方法。
  5. 請求項1に記載の銀行振込のための受取人認証方法において、
    前記銀行システムは、前記メールアドレスの存在確認、前記送金の通知の受信確認および前記中継システムによる前記銀行用認証情報の交付の確認の後、前記受取人のクライアントから資金の受取の指示を受け付けることを特徴とする銀行振込のための受取人認証方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の銀行振込のための受取人認証方法において、前記中継システムはプロバイダの通信システムであることを特徴とする銀行振込のための受取人認証方法。
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