JP2004028622A - 温度検出装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】赤外線検知用感熱素子10と抵抗素子の直列回路における共通接続点の電圧である第1の出力電圧aと、温度補償用感熱素子と抵抗素子の直列回路における共通接続点の電圧である第2の出力電圧bとをデジタル値に変換して、これらの2つのデジタル値をもとにマイコン16において検出対象の温度を検出する。また前記第1の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記赤外線検知用感熱素子10および伝送路の故障を検知し、前記第2の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記温度補償用感熱素子11および伝送路の故障を検知する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触の温度検出装置に関し、特に電子写真装置,静電記録装置等の画像形成装置に用いられる定着装置の温度検出に好適な温度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヒータにより加熱される定着ローラを用いた定着装置は、複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置において多用されている。
【0003】
このような定着装置では、定着ローラの表面温度を所定温度に維持するためのサーミスタや、定着ローラの異常昇温時にヒータへの通電経路を遮断するための温度ヒューズ,サーモスイッチ等の温度検知素子を定着ローラ表面に当接させている。
【0004】
このため、接触キズが定着ローラに発生し、白スジ,黒スジ,定着不良などの問題が発生することがある。
【0005】
そこで、温度検知手段を、記録材の通過領域である画像域外において定着ローラに当接させる手法が考えられるが、画像域内の温度検知が不可能であることや、定着装置が大型化するため、最近では温度検知手段を画像域内において定着ローラに非接触に近接させる手法が考えられている。
【0006】
この非接触温度検知手段は、開口部を有するケーシングと、このケーシングに内装されるとともに、開口部を通過した赤外線を吸収する高分子材料から成る赤外線吸収フィルムと、この赤外線吸収フィルムに密着するように配設した赤外線検知用のサーミスタ素子と、ケーシングの温度を検出する温度補償用のサーミスタ素子を備えたものである。
【0007】
この非接触温度検知手段は、ケーシングの開口部を通過した赤外線がその開口部の直下に配設した赤外線吸収フィルムに吸収されることによって赤外線吸収フィルムの温度が上昇し、赤外線吸収フィルムに密着して配設したサーミスタ素子がその温度変化を検出する。図7のように赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11はともに同等の温度−抵抗特性のものを使用しており、同一の抵抗値の固定抵抗R1およびR2がそれぞれ直列に接続されている。
【0008】
対象物からの赤外線を赤外線吸収フィルムが吸収するとフィルムの温度が上昇し、赤外線検知用サーミスタの抵抗値が温度補償用サーミスタに比して小さくなるため、b>aとなっており、電圧aと電圧bをA/Dコンバータによりデジタル値に変換してマイクロコンピュータに取り込むか、電圧aと電圧bの電位差を図4で示されるように抵抗ブリッジ回路でA−B間の電位差に相当する出力電圧をcとして検出して、電圧cと電圧bをA/Dコンバータによりデジタル値に変換してマイクロコンピュータに取り込み、マイクロコンピュータはこれらの2つの電圧のデジタル値をデータテーブルもしくは関数により変換して定着ローラの温度を検出している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例で説明した非接触温度検知手段を用いた温度検出手法では、定着ローラの温度制御中に赤外線検知用サーミスタ素子の故障や伝送線が断線してオープン状態になった場合、出力電圧aが基準電圧Vと同じになってしまうため、aとbの関係が逆転してb<aとなる。また、温度補償用サーミスタ素子の短絡や伝送線が筐体と短絡した場合には出力電圧bがGNDと同じになってしまうため、同様にaとbの関係が逆転してb<aとなる。するとマイクロコンピュータが出力電圧aとbもしくはaとcのデジタル値を基に温度に変換した際に、定着ローラの温度を実際より低い温度として検出してしまい、定着ローラを加熱し続ける結果、サーモスイッチ等の安全装置が働くまで定着ローラが過昇温してしまうと言う問題があった。
【0010】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、非接触の温度検知手段を用いた、感熱素子の断線や短絡による故障を正確に検出できる温度検出装置およびこの温度検出装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、温度検出装置を次の(1)ないし(8)のとおりに構成し、画像形成装置を次の(9)のとおりに構成する。
【0012】
(1)温度検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、および前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通接続点の電圧である第2の出力電圧とにより前記温度検出対象の温度を検出する第1の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第1の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第2の故障検知手段とを備えた温度検出装置。
【0013】
(2)前記(1)記載の温度検出装置において、
前記第1の故障検知手段により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の断線を検知し、
前記第2の故障検知手段により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の短絡を検知する温度検出装置。
【0014】
(3)検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通接続点の電圧である第2の出力電圧とをデジタル値に変換して、これらの2つのデジタル値をもとに前記検出対象の温度を検出する第2の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記赤外線検知用感熱素子および伝送路の故障を検知する第3の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記温度補償用感熱素子および伝送路の故障を検知する第4の故障検知手段とを備えた温度検出装置。
【0015】
(4)前記(3)記載の温度検出装置において、
前記第3の故障検知手段により前記赤外線検知用感熱素子および伝送路の断線を検知し、前記第4の故障検知手段により前記温度補償用感熱素子および伝送路の短絡を検知する温度検出装置。
【0016】
(5)検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通接続点の電圧であるの第2の出力電圧と、前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧の差分の電圧である第3の出力電圧のうち、前記第1の出力電圧もしくは前記第2の出力電圧と前記第3の出力電圧を用いて前記検出対象の温度を検出する3の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第1の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第2の故障検知手段とを備えた温度検出装置。
【0017】
(6)前記(5)記載の温度検出装置において
前記第1の故障検知手段は前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の断線を検知し、前記第2の故障検知手段は前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の短絡を検知する温度検出装置。
【0018】
(7)検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通の接続点の電圧である第2の出力電圧と、前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧の差分の電圧である第3の出力電圧のうち、第1の出力電圧もしくは第2の出力電圧と第3の出力電圧をデジタル値に変換して、これらの2つのデジタル値をもとに前記検出対象の温度を検出する第4の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第3の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第4の故障検知手段とを備えた温度検出装置。
【0019】
(8)前記(7)記載の温度検出装置において
前記第3の故障検知手段により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の断線を検知し、前記第4の故障検知手段により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の短絡を検知する温度検出装置。
【0020】
(9)前記(1)ないし(8)のいずれかに記載の温度検出装置を用いて、定着ローラの温度を非接触で検出する画像形成装置。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、画像記録装置に用いられる、温度検出装置の実施例により詳しく説明する。
【0022】
【実施例】
(実施例1)
記録紙上の未定着画像を定着させる画像記録装置は、画像記録装置内部に、図示を省略したが、表面に静電潜像を形成する像担持体、像担持体の表面の電荷を除電する前露光手段、像担持体の表面を所望の電位に帯電させる1次帯電手段、帯電した像担持体上を露光して静電潜像を形成させる露光手段、像担持体上の静電潜像を現像剤で現像して可視像化する現像器、現像器で現像された像担持体上のトナー画像を記録材に転写する転写装置等が設けられている。また、記録材に転写されたトナー画像を、加熱および加圧された定着ローラにより溶融定着させるローラ定着装置である定着ユニットが画像記録装置の所定位置に配置され、各部材により画像形成の各プロセスが適宜実行されることにより所望の画像を得ることができるようになっている。なお、記録材には記録紙やOHP用紙などが用いられる。
【0023】
次に図5により定着ユニットの構成を説明する。図5において、2は加熱ローラであり、アルミニウム,鉄等のパイプ材にシリコーンゴム,フッ素ゴム等の耐熱弾性体の層を形成し表面にPFA,PTFEといった離型層を被覆したローラである。前記加熱ローラ2に圧接して配設された加圧ローラ3も加熱ローラと同様に芯金の上にシリコーンゴム,フッ素ゴム等の耐熱弾性体の層を形成したローラである。前記加熱ローラ(加熱部材)2と加圧ローラ(バックアップ部材)3には記録材Sが通紙され、記録材S上のトナーTは加熱ローラ2と加圧ローラ3との間で加熱および加圧されて定着される。前記加熱ローラ2の内部にはヒータ4が配設されており、加熱ローラ2を内部より加熱する。また前記加熱ローラ2の表面温度を検知するために温度検知手段たる温度検知素子5が加熱ローラに面して非接触に配置されており、加熱ローラ2の温度を検出する。温度検知素子5からのデータに基づいて加熱ローラ2の表面温度を所定の設定温度(プリント温度)または非定着時の待機温度(スタンバイ温度)に保つようになっている。加熱ローラにはまた、過昇温を検知するため、サーモスイッチ6が非接触に配設されており、過昇温が検知された場合、ヒータへの通電を遮断するようになっている。
【0024】
次に、温度検知素子5の構成について詳細を図6を用いて説明する。図6において、7はアルミ等熱伝導性の高い材料でできたケースであり、ケース7の一面に設けた開口部8に加熱ローラから放射される赤外光を吸収する耐熱フィルム9が閉塞するように設けられる。耐熱フィルム9のケース内面側には、赤外線検知用サーミスタ素子10を接着剤等で密着させて固定する。赤外線検知用サーミスタ素子10の近傍には、ケース内の雰囲気温度を測定するための温度補償用サーミスタ素子11を配設する。赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11のリード線12は、ケース7に設けたソケット(図示なし)にそれぞれ接続して外部に取り出すようにする。
【0025】
次に、温度検知素子5の動作について簡単に説明する。まず、ケース7の開口部8に取り付けた樹脂フィルム9に加熱ローラ2からの赤外線が入射すると、フィルム9に赤外線が吸収されてフィルム9の温度が赤外線量に応じて上昇する。そして、樹脂フィルム9の温度は、フィルム裏面に密着固定した赤外線検知用サーミスタ素子10に伝導してサーミスタ素子10の抵抗変化として検出する。赤外線検知用サーミスタ素子10の抵抗は、ケースの温度による影響を受けており、温度補償用サーミスタ素子11を用いて、ケース温度に相当する温度を検出してその影響を排除している。ここでケーシングをアルミ等熱伝導性の高い材料でできたケースにするのは、雰囲気温度の変化に対する温度補償用サーミスタ素子11の追従性を向上させるためである。
【0026】
次に実施例1である、前記温度検知素子5を用いた、“温度検出装置”を、図1を用いて説明する。
【0027】
図1において、赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11はそれぞれ33kΩの抵抗素子R1,R2と直列に接続されて、基準電源Vとグランドの間に接続されている。すなわち、赤外線検知用サーミスタ素子10,温度補償用サーミスタ素子11,抵抗素子R1,R2は抵抗ブリッジ回路を構成しており、この抵抗ブリッジ回路には基準電源電圧が印加されている。抵抗ブリッジ回路の出力である、赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11の出力はそれぞれ電圧a,bである。電圧a,bは8bitA/Dコンバータ12,13に入力され、電圧aに対応するデジタル出力jと電圧bに対応するデジタル出力kがマイクロコンピュータ16で読まれる。マイコン16はそれらのデジタル出力をデータテーブルに当てはめ、加熱ローラ2の温度を検出し、その温度が目標温度以下の場合はヒータ4に通電し、目標温度以上の場合は通電を止める。出力電圧aはコンパレータ14にも入力され、固定抵抗R3とR4により分圧された電圧値VHと比較される。VHは赤外線検知サーミスタが極低温であっても電圧出力aが超えないように設定されている。赤外線検知用サーミスタ素子は例えば0℃であっても1000kΩの抵抗値を持っており、それに対して抵抗素子R1は33kΩに設定されているため、R3=33kΩ、R4=1.5MΩとすることで極低温下でも赤外線検知サーミスタが断線していなければコンパレータ14の出力mは“L”となっている。一方、赤外線検知サーミスタが断線してa=Vとなると、コンパレータ14の出力mが“H”となり、マイコン16は信号mを入力ポートで読み取ることで赤外線検知用サーミスタ10もしくはその伝送線が断線していると判断し、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。また、出力電圧bはコンパレータ15にも入力され、固定抵抗R5とR6により分圧された電圧値VLと比較される。VLは温度補償用サーミスタ11が通常使用状態での最高温度であっても電圧出力bが下回らないように設定されている。温度補償用サーミスタ素子11は例えば180℃であっても7kΩの抵抗値を持っており、それに対して抵抗素子R2は33kΩに設定されているため、R5=33kΩ、R6=5.6kΩとすることで通常使用状態ではコンパレータ15の出力nは“L”となっている。一方、温度補償用サーミスタが短絡してb=GNDとなると、コンパレータ15の出力nが“H”となり、マイコン16は信号nを入力ポートで読み取ることで温度補償用サーミスタ11もしくはその伝送線が短絡していると判断し、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。
【0028】
なお、本実施例では過昇温を防止するために赤外線検知用サーミスタの断線と温度補償用サーミスタの短絡を検知するように構成したが、さらにコンパレータを追加することで、赤外線検知用サーミスタの短絡や温度補償用サーミスタの断線を検知するようにすれば、より効果的である。
【0029】
以上説明したように、本実施例によれば、赤外線検知サーミスタおよび温度補償用サーミスタの故障を検知することができ、定着ローラが過昇温する前にヒータへの通電を停止することが可能となる。
【0030】
(実施例2)
次に実施例2である“温度検出装置”を図2を用いて説明する。赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11はそれぞれ33kΩの抵抗素子R1,R2と直列に接続されて、基準電源Vとグランドの間に接続されている。すなわち、赤外線検知用サーミスタ素子10,温度補償用サーミスタ素子11,抵抗素子R1,R2は抵抗ブリッジ回路を構成しており、この抵抗ブリッジ回路には基準電源電圧が印加されている。抵抗ブリッジ回路の出力である、赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11の出力はそれぞれ電圧a,bである。電圧a,bは8bitA/Dコンバータ12,13に入力され、電圧aに対応するデジタル出力jと電圧bに対応するデジタル出力kがマイクロコンピュータ16で読まれる。マイコン16はそれらのデジタル出力をデータテーブルに当てはめ、加熱ローラ2の温度を検出し、その温度が目標温度以下の場合はヒータ4に通電し、目標温度以上の場合は通電を止める。マイコン16は同時に赤外線検知サーミスタの断線検知のため、デジタル値jの値がFFHかどうかを判定する。赤外線検知用サーミスタ素子は例えば0℃であっても1000kΩの抵抗値を持っており、それに対して抵抗素子R1は33kΩに設定されているため、0℃という低温下であっても、デジタル出力はF7Hとなり、断線以外でFFHとなることはない。デジタル値jの値がFFHであった場合、赤外線検知用サーミスタ10もしくはその伝送線が断線していると判断し、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。
【0031】
さらにマイコン16は温度補償用サーミスタの短絡検知のため、デジタル値kの値が30H以下かどうかを判定する。温度補償用サーミスタ素子は通常の使用状態においては180℃以上の高温になることは無く、デジタル値が所定値30H以下になったことで、サーミスタ素子や伝送線のグランドとの短絡異常と判断でき、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。
【0032】
以上説明したように、本実施例では過昇温を防止するために赤外線検知用サーミスタの断線と温度補償用サーミスタの短絡を検知するように構成したが、さらにデジタル値jが30H以下であった場合に赤外線検知用サーミスタの短絡と判断し、また、デジタル値kの値がFFHであった場合に温度補償用サーミスタの断線と判断するようにすれば、より効果的である。
【0033】
(実施例3)
次に実施例3である“温度検出装置”を図3を用いて説明する。赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11はそれぞれ33kΩの抵抗素子R1,R2と直列に接続されて、基準電源Vとグランドの間に接続されている。すなわち、赤外線検知用サーミスタ素子10,温度補償用サーミスタ素子11,抵抗素子R1,R2は抵抗ブリッジ回路を構成しており、この抵抗ブリッジ回路には基準電源電圧が印加されている。抵抗ブリッジ回路の出力である、赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11の出力はそれぞれ電圧a,bである。差動増幅回路17は電圧a,bを入力としており、15倍に増幅された出力が電圧cである。電圧a,cは8bitA/Dコンバータ12,13に入力され、電圧aに対応するデジタル出力jと電圧cに対応するデジタル出力mがマイクロコンピュータ16で読まれる。マイコン16はそれらのデジタル出力をデータテーブルに当てはめ、加熱ローラ2の温度を検出し、その温度が目標温度以下の場合はヒータ4に通電し、目標温度以上の場合は通電を止める。本実施例では、電圧aとcにより温度検出するようにしたが、電圧aの代りに電圧bを使用することも可能である。
【0034】
出力電圧aはコンパレータ14にも入力され、固定抵抗R3とR4により分圧された電圧値VHと比較される。VHは赤外線検知サーミスタが極低温であっても電圧出力aが超えないように設定されている。赤外線検知用サーミスタ素子は例えば0℃であっても1000kΩの抵抗値を持っており、それに対して抵抗素子R1は33kΩに設定されているため、R3=33kΩ,R4=1.5MΩとすることで極低温下でも赤外線検知サーミスタが断線していなければコンパレータ14の出力mは“L”となっている。一方、赤外線検知サーミスタが断線してa=Vとなると、コンパレータ14の出力mが“H”となり、マイコン16は信号mを入力ポートで読み取ることで赤外線検知用サーミスタ10もしくはその伝送線が断線していると判断し、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。また、出力電圧bはコンパレータ15にも入力され、固定抵抗R5とR6により分圧された電圧値VLと比較される。VLは温度補償用サーミスタが通常使用状態での最高温度であっても電圧出力bが下回らないように設定されている。温度補償用サーミスタ素子は例えば180℃であっても7kΩの抵抗値を持っており、それに対して抵抗素子R1は33kΩに設定されているため、R3=33kΩ,R4=5.6kΩとすることで通常使用状態ではコンパレータ15の出力nは“L”となっている。一方、温度補償用サーミスタが短絡してb=GNDとなると、コンパレータ15の出力nが“H”となり、マイコン16は信号nを入力ポートで読み取ることで温度補償用サーミスタ11もしくはその伝送線が短絡していると判断し、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。
【0035】
本実施例では過昇温を防止するために赤外線検知用サーミスタの断線と温度補償用サーミスタの短絡を検知するように構成したが、さらにコンパレータを追加することで、赤外線検知用サーミスタの短絡や温度補償用サーミスタの断線を検知するようにすればより効果的である。
【0036】
(実施例4)
次に実施例4である“温度検出装置”を図4を用いて説明する。赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11はそれぞれ33kΩの抵抗素子R1,R2と直列に接続されて、基準電源Vとグランドの間に接続されている。すなわち、赤外線検知用サーミスタ素子10,温度補償用サーミスタ素子11,抵抗素子R1,R2は抵抗ブリッジ回路を構成しており、この抵抗ブリッジ回路には基準電源電圧が印加されている。抵抗ブリッジ回路の出力である、赤外線検知用サーミスタ素子10と温度補償用サーミスタ素子11の出力はそれぞれ電圧a,bである。差動増幅回路17は電圧a,bを入力としており、15倍に増幅された出力が電圧cである。電圧a,b、cは8bitA/Dコンバータ12,13、18に入力され、電圧aに対応するデジタル出力jと電圧bに対応するデジタル出力nおよび電圧cに対応するデジタル出力mがマイクロコンピュータ16で読まれる。マイコン16はそれらのデジタル出力のうちjとmをデータテーブルに当てはめ、加熱ローラ2の温度を検出し、その温度が目標温度以下の場合はヒータ4に通電し、目標温度以上の場合は通電を止める。本実施例では、デジタル出力jとmにより温度検出するようにしたが、デジタル出力jの代わりにnを使用することも可能である。
【0037】
マイコン16は同時に赤外線検知サーミスタの断線検知のため、デジタル値jの値がFFHかどうかを判定する。赤外線検知用サーミスタ素子は例えば0℃であっても1000kΩの抵抗値を持っており、それに対して抵抗素子R1は33kΩに設定されているため、0℃という低温下であっても、デジタル出力はF7Hとなり、断線以外でFFHとなることはない。デジタル値jの値がFFHであった場合、赤外線検知用サーミスタ10もしくはその伝送線が断線していると判断し、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。さらにマイコン16は温度補償用サーミスタの短絡検知のため、デジタル値nの値が30H以下かどうかを判定する。温度補償用サーミスタ素子は通常の使用状態においては180℃以上の高温になることは無く、デジタル値が所定値30H以下になったことで、サーミスタ素子や伝送線のグランドとの短絡異常と判断でき、ヒータ4への通電を止めるとともに装置の動作を停止して、表示装置に温度検知素子5が故障したことを表示する。
【0038】
本実施例では過昇温を防止するために赤外線検知用サーミスタの断線と温度補償用サーミスタの短絡を検知するように構成したが、さらにデジタル値jが30H以下であった場合に赤外線検知用サーミスタの短絡と判断し、また、デジタル値nの値がFFHであった場合に温度補償用サーミスタの断線と判断するようにすればより効果的である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、赤外線検知サーミスタおよび温度補償用サーミスタの故障を検知することができ、例えば、定着ローラが過昇温する前にヒータへの通電を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の要部構成を示す図
【図2】実施例2の要部構成を示す図
【図3】実施例3の要部構成を示す図
【図4】実施例4の要部構成を示す図
【図5】定着ユニットの構成を示す断面図
【図6】温度検知素子の詳細を示す断面図
【図7】従来例の説明図
【符号の説明】
7 ケース
9 耐熱フィルム
10 赤外線検知用サーミスタ素子
11 温度補償用サーミスタ素子
16 マイクロコンピュータ
R1,R2 抵抗
Claims (9)
- 温度検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、および前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通接続点の電圧である第2の出力電圧とにより前記温度検出対象の温度を検出する第1の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第1の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第2の故障検知手段とを備えたことを特徴とする温度検出装置。 - 請求項1記載の温度検出装置において、
前記第1の故障検知手段により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の断線を検知し、
前記第2の故障検知手段により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の短絡を検知することを特徴とする温度検出装置。 - 検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通接続点の電圧である第2の出力電圧とをデジタル値に変換して、これらの2つのデジタル値をもとに前記検出対象の温度を検出する第2の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記赤外線検知用感熱素子および伝送路の故障を検知する第3の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記温度補償用感熱素子および伝送路の故障を検知する第4の故障検知手段とを備えたことを特徴とする温度検出装置。 - 請求項3記載の温度検出装置において、
前記第3の故障検知手段により前記赤外線検知用感熱素子および伝送路の断線を検知し、前記第4の故障検知手段により前記温度補償用感熱素子および伝送路の短絡を検知することを特徴とする温度検出装置。 - 検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通接続点の電圧であるの第2の出力電圧と、前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧の差分の電圧である第3の出力電圧のうち、前記第1の出力電圧もしくは前記第2の出力電圧と前記第3の出力電圧を用いて前記検出対象の温度を検出する3の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第1の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第2の故障検知手段とを備えたことを特徴とする温度検出装置。 - 請求項5記載の温度検出装置において
前記第1の故障検知手段は前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の断線を検知し、前記第2の故障検知手段は前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の短絡を検知することを特徴とする温度検出装置。 - 検出対象からの赤外線を吸収するフィルムと、前記フィルムの温度を検知する赤外線検知用感熱素子と、前記フィルムを保持する保持体の温度を検知する温度補償用感熱素子とを有する非接触温度検知手段を用いた温度検出装置であって、
前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子を直列接続した第1の直列回路と前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子を直列接続した第2の直列回路とを並列接続した抵抗ブリッジ回路における、前記赤外線検知用感熱素子と第1の抵抗素子の共通接続点の電圧である第1の出力電圧と、前記温度補償用感熱素子と第2の抵抗素子の共通の接続点の電圧である第2の出力電圧と、前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧の差分の電圧である第3の出力電圧のうち、第1の出力電圧もしくは第2の出力電圧と第3の出力電圧をデジタル値に変換して、これらの2つのデジタル値をもとに前記検出対象の温度を検出する第4の温度検出手段と、
前記第1の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第3の故障検知手段と、
前記第2の出力電圧をデジタル値に変換した値を基に前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の故障を検知する第4の故障検知手段とを備えたことを特徴とする温度検出装置。 - 請求項7記載の温度検出装置において
前記第3の故障検知手段により前記赤外線検知用感熱素子およびその伝送路の断線を検知し、前記第4の故障検知手段により前記温度補償用感熱素子およびその伝送路の短絡を検知することを特徴とする温度検出装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の温度検出装置を用いて、定着ローラの温度を非接触で検出することを特徴とする画像形成装置。
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