JP2004028300A - 電磁弁及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータ部2に設けた薄肉部10とボビン19との間に生じる空間部を樹脂12で埋めることにより、ボビン19の変形を防止すること。
【解決手段】磁気回路の一部を形成するステータ部2は、バルブケース3の円筒部6を延長して設けられると共に、自身の外径側に凹部が形成されて、磁路断面積を低減する薄肉部10が設けられている。このステータ部2を有するバルブケース3は、切削加工等により所望の形状に仕上げられた後、ステータ部2に形成された凹部に対し、射出成形により樹脂12が充填され、その後、ソレノイド部を有するサブアセンブリが組み付けられる。この構成によれば、ステータ部2に形成された凹部を樹脂12で埋めているので、コイル18の発熱によってボビン19が軟化してもボビン19が変形することはなく、またコイル18の巻き付け力がボビン19に作用してもボビン19が変形することはない。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体流量を制御するための電磁弁及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特願2001−96008号に記載された電磁弁がある。
この電磁弁は、図10に示す様に、コイル100 が巻き付けられるボビン110 の内周に磁気回路の一部を形成するステータ部120 が配置され、そのステータ部120 が弁体130 を収容するバルブケース140 と一体に構成され、且つバルブケース140 との間に磁路断面積を低減する薄肉部150 が設けられている。
この構成では、コイル100 が通電されると、ステータ部120 を通る磁束が薄肉部150 で絞られるため、磁気飽和を生じる。これにより、薄肉部150 を通過できない磁束分は、ステータ部120 の図中下部120aからステータ部120 の図中上部120bへ流れるため、ステータ部120 の図中上部120bと弁体130 との間に吸引力が発生し、その吸引力によって弁体130 がスプリング160 の付勢力に抗して図示上方向へ移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の電磁弁では、薄肉部150 とボビン110 との間に空間部170 が生じるため、コイル100 の発熱によりボビン110 が軟化して変形することがある。また、コイル100 の巻き付け力がボビン110 に作用してボビン110 が変形することもある。
更には、冷熱サイクルによってボビン110 が膨張及び収縮する時に、薄肉部150 とボビン110 との間に空間部170 があると、ボビン110 の膨張と収縮が大きくなるため、コイル100 が擦れあってショートする虞があった。
【0004】
この対策として、特表平11−500509 号公報に示されるように、薄肉部とボビンとの間に生じる空間部に樹脂を充填する方法が考えられる。ところが、薄肉部とボビンとの間に生じる空間部が略密閉されている(空間の周囲が閉ざされている)ため、射出成形によって空間部に樹脂を充填しようとすると、高い射出圧力(約1000〜1600kgf/cm2 )が必要となり、薄肉部が樹脂圧で変形する虞があった。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ステータ部に設けた薄肉部とボビンとの間に生じる空間部を非磁性部材で埋めることにより、ボビンの変形を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明は、略筒状のボビンにコイルを巻き付けて形成されるソレノイド部と、このソレノイド部の内周に磁気回路の一部を形成するステータ部を有すると共に、このステータ部と一体に設けられた弁収容部を形成するバルブケースと、このバルブケースの弁収容部に往復動可能に収容され、コイルへの通電時にステータ部との間に生じる吸引力を受けて移動する可動体とを備え、バルブケースには、ステータ部の外径側に凹部が形成されて磁路断面積を低減する薄肉部が設けられている電磁弁であって、
バルブケースは、ステータ部の外周にソレノイド部を組み付ける際に、ステータ部に形成された凹部に予め非磁性部材を配置した状態でソレノイド部と組み付けられることを特徴とする。
【0006】
この方法では、ステータ部に形成された凹部に非磁性部材を配置してから、ステータ部の外周にソレノイド部を組み付けるので、薄肉部が変形することがない。また、薄肉部とボビンとの間に形成される空間部を非磁性部材で埋めることにより、コイルの発熱に伴うボビンの軟化及びコイルの巻きテンションによるボビンの変形を防止できる。
【0007】
(請求項2の発明)
請求項1に記載した電磁弁の製造方法において、
凹部に配置される非磁性部材は、射出成形によって凹部に充填される樹脂であることを特徴とする。
ステータ部をソレノイド部と組み付ける前に射出成形を行うことができるので、射出成形の際に高い樹脂圧をかける必要がなく、薄肉部が変形しない程度まで樹脂圧を下げることができる。
【0008】
(請求項3の発明)
請求項1に記載した電磁弁の製造方法において、
凹部に配置される非磁性部材は、予め凹部の形状に合わせて成形された成形部品であり、この成形部品が複数に分割された状態で凹部に嵌め込まれていることを特徴とする。
この方法では、成形部品を凹部に嵌め込むだけであるため、薄肉部が変形することはない。
【0009】
(請求項4の発明)
本発明は、略筒状のボビンにコイルを巻き付けて形成されるソレノイド部と、このソレノイド部の内周に磁気回路の一部を形成するステータ部を有すると共に、このステータ部と一体に設けられた弁収容部を形成するバルブケースと、このバルブケースの弁収容部に往復動可能に収容され、コイルへの通電時にステータ部との間に生じる吸引力を受けて移動する可動体とを備え、バルブケースには、ステータ部の外径側に凹部が形成されて磁路断面積を低減する薄肉部が設けられ、ボビンとの間で薄肉部の外周に形成される空間部に樹脂が充填されている電磁弁であって、空間部に樹脂を充填するための充填用通路が設けられていることを特徴とする。
この構成では、射出成形により充填用通路を通じて空間部に樹脂を充填することができるので、射出成形を行う際に、薄肉部が変形しない程度まで樹脂圧を下げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は電磁弁1の断面図である。
本実施例の電磁弁1は、例えばコモンレール式燃料噴射システムの高圧ポンプ(図示しない)に用いられ、コモンレールに圧送される燃料吐出量を制御する。
この電磁弁1は、ステータ部2を有するバルブケース3と、このバルブケース3に収容される弁体4と、電磁力により弁体4を駆動するソレノイド部S(図4参照)等より構成される。
【0011】
バルブケース3は、図2に示す様に、シリンダ5を形成する円筒部6(本発明の弁収容部)を有し、この円筒部6の壁面に、高圧ポンプの燃料溜室(図示しない)に開口する燃料ポート7が形成されている。なお、燃料溜室には、フィードポンプ(図示しない)によって燃料タンク(図示しない)から汲み上げられた燃料が供給される。
【0012】
燃料ポート7は、円筒部6の内周面側(シリンダ5側)に凹設された内側ポート7aと、円筒部6の外周面側(燃料溜室側)に凹設された外側ポート7bとで構成される。但し、内側ポート7aは、円筒部6の全周に渡って環状に形成され、外側ポート7bは、周方向の複数箇所に形成されて内側ポート7aに通じている。
また、バルブケース3には、電磁弁1を高圧ポンプに固定するためのフランジ部8が一体に設けられ、このフランジ部8に固定用ボルト(図示しない)を挿通するための孔8aが開けられている。
【0013】
ステータ部2は、ソレノイド部Sの内周に配置されて磁気回路の一部を形成している。このステータ部2は、図2に示す様に、バルブケース3の円筒部6を延長して設けられると共に、自身の外径側に凹部9が形成されて、磁路断面積を低減する薄肉部10が設けられている。この薄肉部10は、その肉厚が薄過ぎると強度上の問題が生じ、厚過ぎると磁束が流れ過ぎて性能が悪化する。従って、薄肉部10の肉厚は、強度と磁気特性を考慮して最適値に合わせ込むことが望ましく、本実施例では、0.3〜0.7mmとする。なお、薄肉部10の反ケース側(図1の上側)には、肉厚が次第に厚くなるテーパ部11が設けられている。
【0014】
このステータ部2を有するバルブケース3は、切削加工等により所望の形状(図2参照)に仕上げられた後、ステータ部2に形成された凹部9に対し、射出成形により樹脂12が充填される(図3参照)。この時、薄肉部10には、射出成形時の樹脂圧が作用するが、凹部9の形状が単純であり、樹脂12が凹部9に流れ込み易いので、薄肉部10が変形しない程度まで樹脂圧を低くできる(例えば、500kgf/cm程度)。
このバルブケース3は、磁束を通すことのできる電磁ステンレス鋼(フェライト系のステンレス鋼SUS13等)等の軟質磁性材料より形成され、シリンダ5表面には、例えばNiPメッキによる薄い硬化層が設けられている。
【0015】
弁体4は、図1に示す様に、バルブケース3のシリンダ5に往復動可能に挿入され、スプリング13により閉弁方向(図1の下方)へ付勢されて、シリンダ5の開口部に固定されたストッパ14に当接して静止している。この弁体4は、自身の内部を図1の上下方向に貫通する内部通路15を有し、この内部通路15の一端がストッパ14に形成された連通孔14aを通じて高圧ポンプの低圧通路(図示しない)に連通し、内部通路15の他端がスプリング13を収容するステータ部2の内部空間16に連通している。これにより、弁体4の摺動方向(図1の上下方向)に燃料圧力が作用しないため、安定した弁体4の作動が可能となる。
【0016】
また、弁体4には、肉厚方向に貫通する調量孔17が形成されている。この調量孔17は、弁体4の摺動方向に沿って同一幅を有するスリット状に形成され、弁体4が所定量以上リフトする(図1の上方へ移動する)と、バルブケース3の燃料ポート7と連通し、弁体4のリフト量(コイル18に通電される電流量によって決定される)に応じて燃料ポート7との連通面積が変化して、燃料ポート7を通過する燃料量を可変する。なお、弁体4がストッパ14に当接して静止している時(閉弁時)は、図1に示す様に、調量孔17が燃料ポート7と連通することはなく、弁体4の内部通路15と高圧ポンプの燃料溜室との間が遮断されている。
【0017】
この弁体4は、燃料の流量調節を行うだけでなく、ソレノイド部Sの電磁力を受けるアーマチャ部4aが一体に設けられている(図1参照)。従って、この弁体4は、磁束を通すことのできる純鉄または低炭素鋼等の軟質磁性材料より形成され、その表面には、例えばNiPメッキによる薄い硬化層が設けられている。これにより、磁気特性を保持しつつ、耐摩耗性の向上及び摩擦力の低減を実現でき、弁体4はシリンダ5内をスムーズに移動することが可能となる。
なお、本実施例の電磁弁1は、コイル18の非通電時に弁体4がストッパ14に当接して閉弁状態を維持し、コイル18の通電時に弁体4がリフトして開弁する(調量孔17が燃料ポート7と連通する)ノーマリクローズタイプとして構成されている。
【0018】
ソレノイド部Sは、樹脂製のボビン19にコイル18を巻き付けて形成され、金属製のハウジング20(このハウジング20は磁気回路の一部を形成している)及びコネクタ部21と一体にサブアセンブリSAを構成している。
このサブアセンブリSAの組立て手順を図4を参照して説明する。
(a)…ボビン19にコイル18を巻き付けてソレノイド部Sを形成する。
(b)…ソレノイド部Sの外周を覆う様にハウジング20を組み付ける。
(c)…射出成形によりコネクタ部21をハウジング20の上部に形成する。
このサブアセンブリSAは、図5に示す様に、バルブケース3に組み付けられて、例えばレーザ溶接(かしめ、圧入等でも良い)で一体化され、その後、スプリング13、弁体4、ストッパ14、Oリング22を組み付けて、図1に示す電磁弁1が完成する。
【0019】
(第1実施例の効果)
本実施例の電磁弁1は、ステータ部2に形成された凹部9を樹脂12で埋めているので、ボビン19との間で薄肉部10の外周に空間部が形成されることはない。これにより、コイル18の発熱によってボビン19が軟化してもボビン19が変形することはなく、またコイル18の巻き付け力がボビン19に作用してもボビン19が変形することはない。
更に、冷熱サイクルが作用しても、ボビン19の変形(膨張と収縮)を抑制できるので、コイル18の擦れあいによるショートも回避できる。
【0020】
また、本実施例では、バルブケース3にサブアセンブリSAを組み付ける前に射出成形を実施しているので、成形時の樹脂圧を薄肉部10が変形しない程度まで下げることができる。その結果、射出成形時に薄肉部10が変形することがないので、薄肉部10が弁体4に干渉することもなく、弁体4のスムーズな摺動を確保できる。
なお、バルブケース3のシリンダ5表面及び弁体4の表面に薄い硬化層を設けているが、その硬化処理として、実施例に記載したNiPメッキ以外にも、バルブケース3のシリンダ5表面及び弁体4の表面に軟窒化を実施したり、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)などのセラミックコーティングを施しても良い。
【0021】
(第2実施例)
図6はバルブケース3の断面図である。
本実施例は、ステータ部2に形成された凹部9(図2参照)を埋める手段として、凹部9に嵌め込む成形部品23を使用する一例である。
この成形部品23は、図7に示す様に、予め凹部9の形状に合わせて樹脂成形されており、且つ凹部9への嵌め込みを容易にするため、半円形状に二分割されている。
この成形部品23は、第1実施例で説明したサブアセンブリSAをバルブケース3に組み付ける前に、凹部9に嵌め込まれる(図6参照)。
【0022】
この方法においても、ボビン19と薄肉部10との間に生じる空間部を成形部品23で埋めることができるので、第1実施例と同様に、ボビン19の変形を防止できる。
また、本実施例では、凹部9を樹脂で埋めるために射出成形を行う必要がなく、予め成形された成形部品23を凹部9に嵌め込むだけであるため、薄肉部10が変形する心配もない。
なお、成形部品23は、三分割以上でも良い。また、成形部品23は、必ずしも樹脂製である必要はなく、磁気を通さない非磁性部材(例えばオーステナイト系ステンレスSUS304)でも良い。
【0023】
(第3実施例)
図8はバルブケース3にサブアセンブリSAを組み付けた状態の断面図である。本実施例は、薄肉部10とボビン19との間に形成される空間部に樹脂12を充填するための充填用通路24を設けた場合の一例である。
充填用通路24は、図8に示す様に、バルブケース3にサブアセンブリSAを組み付けた状態で、ボビン19の内周面とステータ部2に形成された平坦面2a(図9参照)との間に形成される。
【0024】
ステータ部2には、図9に示す様に、凹部9から反ケース側(図9の上側)にステータ部2の外径を低減する平坦面2aが設けられる。これにより、バルブケース3にサブアセンブリSAを組み付けた時に、ボビン19の内周面と平坦面2aとの間に隙間が生じ、その隙間が充填用通路24として形成される。
【0025】
この構成によれば、充填用通路24を使用して薄肉部10とボビン19との間に形成される空間部に樹脂12を容易に充填できるので、射出成形時の樹脂圧を薄肉部10が変形しない程度まで低く抑えることが可能である。
また、本実施例の方法では、1回の射出成形によってコネクタ部21の成形と同時に空間部に対して樹脂12を充填できるので、別々に射出成形を行う場合より射出成形の回数を減らすことができ、コストダウンが可能である。
【0026】
(変形例)
上記の実施例では、弁体4にアーマチャ部4aを一体化して設けているが、アーマチャ部4aを別部品として形成し、弁体4がアーマチャ部4aと一体に可動する構成としても良い。
また、本発明の電磁弁1をコモンレール式燃料噴射システムの高圧ポンプに用いた実施例を記載したが、これ以外にも、例えば電磁式の燃料噴射弁に適用したり、ABS(アンチロックブレーキシステム)等を備えるブレーキ装置やその他、作動油の油圧制御装置に適用することもできる。
【0027】
更に、上記の実施例では、コイル18の非通電時に閉弁するノーマリクローズタイプの電磁弁1を記載したが、コイル18の非通電時に開弁するノーマリオープンタイプの電磁弁としても良い。あるいは、コイル18の非通電時に僅かな流路面積(開弁量)を保持できるような構成としても良い。例えば、弁体4の調量孔17とバルブケース3の燃料ポート7とを僅かに連通させておき、コイル18への通電量を増加させるに従って流路面積が増加する構成としても良い。
また、実施例に記載した電磁弁1は、コイル18に通電される電流量に応じて弁体4のリフト量(流路面積)が決定されるが、弁体4が開弁位置と閉弁位置とを移動するON/OFF式の電磁弁でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁弁の断面図である(第1実施例)。
【図2】バルブケースの断面図である。
【図3】凹部に樹脂を充填した状態を示すバルブケースの断面図である。
【図4】サブアゼンブリの組立て手順を示す工程図である。
【図5】バルブケースにサブアセンブリを組み付けた状態を示す断面図である。
【図6】バルブケースの断面図である(第2実施例)。
【図7】成形部品の平面図(a)と断面図(b)である(第2実施例)。
【図8】バルブケースにサブアセンブリを組み付けた状態を示す断面図である(第3実施例)。
【図9】バルブケースの断面図である(第3実施例)。
【図10】電磁弁の断面図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 電磁弁
2 ステータ部
3 バルブケース
4 弁体(可動体)
6 円筒部(弁収容部)
9 凹部
10 薄肉部
12 樹脂(非磁性部材)
18 コイル
19 ボビン
23 成形部品(非磁性部材)
24 充填用通路
S ソレノイド部

Claims (4)

  1. 略筒状のボビンにコイルを巻き付けて形成されるソレノイド部と、
    このソレノイド部の内周に磁気回路の一部を形成するステータ部を有すると共に、このステータ部と一体に設けられた弁収容部を形成するバルブケースと、
    このバルブケースの前記弁収容部に往復動可能に収容され、前記コイルへの通電時に前記ステータ部との間に生じる吸引力を受けて移動する可動体とを備え、
    前記バルブケースには、前記ステータ部の外径側に凹部が形成されて磁路断面積を低減する薄肉部が設けられている電磁弁であって、
    前記バルブケースは、前記ステータ部の外周に前記ソレノイド部を組み付ける際に、前記ステータ部に形成された前記凹部に予め非磁性部材を配置した状態で前記ソレノイド部と組み付けられることを特徴とする電磁弁の製造方法。
  2. 請求項1に記載した電磁弁の製造方法において、
    前記凹部に配置される前記非磁性部材は、射出成形によって前記凹部に充填される樹脂であることを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1に記載した電磁弁の製造方法において、
    前記凹部に配置される前記非磁性部材は、予め前記凹部の形状に合わせて成形された成形部品であり、この成形部品が複数に分割された状態で前記凹部に嵌め込まれていることを特徴とする電磁弁の製造方法。
  4. 略筒状のボビンにコイルを巻き付けて形成されるソレノイド部と、
    このソレノイド部の内周に磁気回路の一部を形成するステータ部を有すると共に、このステータ部と一体に設けられた弁収容部を形成するバルブケースと、
    このバルブケースの前記弁収容部に往復動可能に収容され、前記コイルへの通電時に前記ステータ部との間に生じる吸引力を受けて移動する可動体とを備え、
    前記バルブケースには、前記ステータ部の外径側に凹部が形成されて磁路断面積を低減する薄肉部が設けられ、前記ボビンとの間で前記薄肉部の外周に形成される空間部に樹脂が充填されている電磁弁であって、
    前記空間部に樹脂を充填するための充填用通路が設けられていることを特徴とする電磁弁。
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