JP2004026835A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 Ｎ，Ｎ’−非置換キナクリドン化合物を、金属又は金属化合物の存在下に、ハロアリール化合物と反応させることによってＮ及びＮ’位をアリール化して、対応するＮ，Ｎ’−ジアリールキナクリドン化合物を生成せしめる工程を含んでなるＮ，Ｎ’−ジアリールキナクリドン化合物の生成方法。
【請求項２】 前記金属又は金属化合物が遷移金属を含む請求項１に記載の方法。
【請求項３】 前記金属又は金属化合物が銅又はパラジウムを含む請求項１に記載の方法。
【請求項４】 前記金属又は金属化合物が銅を含む請求項１に記載の方法。
【請求項５】 前記金属が、ＣｕＩ、ＣｕＣｌ、Ｃｕ₂Ｏ、二酢酸パラジウム、トリス（ジベンジリジンアセトン）ジパラジウム、ビス（トリフェニルホスフィン）パラジウムジクロリド及びテトラキス（トリフェニルホスフィン）パラジウムからなる群から選ばれた金属化合物である請求項１に記載の方法。
【請求項６】 前記金属化合物がＣｕＩを含む請求項１に記載の方法。
【請求項７】 前記反応を塩基の存在下に行う請求項１に記載の方法。
【請求項８】 前記反応を配位子の存在下に行う請求項１に記載の方法。
【請求項９】 式１：
【化１】

［式中、Ｒ₃及びＲ₄は、水素、アルキル、アリール、アルコキシ、フッ素、塩素、ニトロ又はシアノ基であることができ；Ｒ₆〜Ｒ₁₄は、水素；ハロゲン；ニトロ；シアノ；カルボキシル；あるいは分枝鎖もしくは直鎖を含むアルキル、トリフルオロメチル、エチル、アルコキシ、アリール、２，４，６−トリメチルフェニル、ナフチル、アリールオキシ、トリルオキシ、カルボンアミド、ベンズアミド、アシル、フェノキシカルボニル、スルホニル、アシルオキシ、ベンゾイルオキシ、Ｎ−置換カルバモイル、Ｎ−置換スルファモイル、複素環式オキシ基又は複素環式チオ基で更に置換されることができる基；化合物１の複素環窒素原子は水素原子以外の置換基を持たない］
のＮ，Ｎ’−非置換キナクリドン化合物を金属又は金属化合物の存在下に式２：
【化２】

［式中、Ｘはハロゲン原子を表し、使用するＲ₁₅は特定の用途に望ましい特性を達成するために当業者が選ぶことができ、例えばＲ₆〜Ｒ₁₄に関して広く記載したのと同一の置換基が挙げられる］
のハロアリール化合物と反応させることによってＮ及びＮ’位をアリール化して、対応するＮ，Ｎ’−ジアリールキナクリドン化合物を生成せしめる工程を含んでなる請求項１に記載のＮ，Ｎ’−ジアリールキナクリドン化合物の生成方法。