JP2004025858A - 成形装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対向する型2,3の間に形成されたキャビティ4に成形材料を充填して、キャビティ4の形状に対応する成形品を得る成形装置1において、キャビティ4を、フィルム材11で区画することによって形成すると共に、フィルム材11の反キャビティ側に複数のマイクロアクチュエータ12を配置する。個々のマイクロアクチュエータ12のストロークを制御すると、フィルム材11が少なくとも部分的に変形するから、キャビティ4の形状を変更できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向する型の間に形成されたキャビティでもって、所定形状の成形品を得る成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現行の成形方法には、成形品の材質(例えば、樹脂、ガラスなど)や寸法(例えば、直径、肉厚など)、或いは用途等に適合した各種の方法がある。例えば、樹脂製品の製法としては、図12のような射出成形装置41を用いる射出成形法が代表的である(例えば特許文献1参照)。この射出成形装置41は、可動型42及び固定型43を所定の圧力で型締めした状態で、両型42,43間に形成されたキャビティ44に成形材料としての溶融樹脂を充填し、硬化させることによって所定形状の樹脂製品を成形するものである。一方、他の成形方法としては、プレス成形法やスピンキャスト製法なども知られている。これら何れの成形方法も、成形品の形状に対応した成形面を有する型を使用して成形する点で共通している。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−114885号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の何れの方法であっても、1つの型で成形可能な成形品の形状が1種類に限られることから、形状の異なる複数種類のものを成形する場合には、その種類の分だけ型が必要で、しかも異なる形状のものを成形する度に、いちいち型を取り替えなければならず、手間がかかっていた。
【0005】
例えば、コンタクトレンズは、眼球の表面形状や矯正度合の相違等に対応するため、その種類は数千種類にも及ぶ。個々の型は、所定の精度を要するために製造費用が嵩み、しかも数千種類の成形装置を準備するには莫大な費用が必要である。また、それらの保管場所の確保という問題や、個々の型のメンテナンスに手間がかかるといった問題もある。
【0006】
本発明はかかる課題に鑑み創案するに至ったものであって、その目的は、形状の異なる成形品を成形可能な成形装置を提供すると共に、該成形装置により成形された廉価な成形品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る成形装置は、対向する型の成形面相互間に形成されたキャビティに成形材料を充填して、キャビティ形状に対応する成形品を得る成形装置であって、前記型の成形面をフィルム材で構成し、前記フィルム材の反キャビティ側に配置した駆動手段により前記フィルム材を変形させることでキャビティ形状を変更するものである。このようにキャビティ形状を変更すれば、任意の形状の成形品を一つの成形装置で成形することが可能となる。
【0008】
「フィルム材」は、シート状及び膜状のものを含む概念である。このフィルム材は、対向する型の成形面の一部又は全部を構成し、その内面、即ちキャビティ側の面を、所定の形状から成形品の形状、例えば単一の曲率からなる曲面、異なる曲率を複数組み合わせた複合曲面、曲率を無限小とした平坦面、さらには曲面と平坦面を組み合わせた複合面等の適宜な形状に変形する。フィルム材の性質としては、強度と柔軟性とを両立できるもの、具体的には、上記変形によって破れることがなく、上記変形後も、その内面(キャビティ側の面)が折れ曲がることなく滑らかに連続した輪郭を描き、かつ、成形材料の充填後もこのような内面形状が維持されるものが求められる。また、フィルム材には、溶融状態の成形材料との接触に対する耐熱性、成形品の離型性及び入手容易性も求められる。上記性質を満たすフィルム材の素材としては、セラミックス膜(例えばシリコン窒化膜[Si3N4]等)、金属箔(例えばリン青銅等のバネ材)、プラスチック膜(例えばポリカーボネート膜等)などが挙げられる。
【0009】
「成形材料」としては、ガラス、金属、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などが代表的である。フィルム材の素材は、上記性質のほか、溶融状態の成形材料を硬化させる手段、即ち冷却、加熱、光の照射などによって限定される場合もある。例えばガラス、金属、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる成形材料に対しては、熱伝導性に優れたセラミックス又は金属箔などからなるフィルム材を使用し、また光硬化性樹脂からなる成形材料に対しては、透光性に優れた透明な合成樹脂(例えばポリカーボネート等)などからなるフィルム材を使用することが望ましい。フィルム材が透光性に優れた透明な合成樹脂からなる場合、フィルム材に1本又は複数本の光ファイバーケーブルを接続することで、光源からの光をフィルム材を介してキャビティ内に導入することができる。なお、キャビティ内の熱をフィルム材から放出しない場合、若しくはキャビティ内にフィルム材を介して熱又は光を導入しない場合は、フィルム材の素材を上記性質を満たすものの中から適宜選択する。
【0010】
これら種々の形状に変形可能なフィルム材は、反キャビティ側、即ちフィルム材の表裏のうち、キャビティ側と反対の側に配置した駆動手段によって、その形状を定めることができる。「駆動手段」は、1個又は複数個のマイクロアクチュエータを有し、マイクロアクチュエータのストロークを制御することでフィルム材を変形させると共にその変形後の形状を維持するものである。マイクロアクチュエータは、マイクロオーダーのストローク調整が可能なアクチュエータで、例えば圧電効果を利用したピエゾアクチュエータ(電歪アクチュエータを含む。)、静電力を利用した静電アクチュエータ、電磁気を利用した磁界式アクチュエータ等を使用することが可能である。
【0011】
駆動手段としては、フィルム材の反キャビティ側の面を複数のマイクロアクチュエータの進退移動面で押引することによりフィルム材を変形させるものが挙げられる。この場合、各マイクロアクチュエータをストロークを個別に制御することで、複雑なキャビティ形状を任意に定めることができる。一方、コンタクトレンズの如く小型の成形品を成形する場合には、フィルム材の反キャビティ側のスペースが狭いため、超小型のマイクロアクチュエータ(例えば超小型静電アクチュエータ等)によりフィルム材を変形させることも可能であるが、現状では超小型のマイクロアクチュエータが高価であるため、成形装置の製造コストが嵩んでしまう。このような場合、非超小型のマイクロアクチュエータ(例えばピエゾアクチュエータ等)をフィルム材から離間して配置すると共に非圧縮性流体を介して非超小型のマイクロアクチュエータの出力をフィルム材に伝達するように駆動手段を構成することもできる。具体的には、マイクロアクチュエータの出力を非圧縮性流体を介して出力側シリンダに伝達し、この出力側シリンダの進退動によりフィルム材を押引することや、フィルム材の反キャビティ側にフィルム材でもって流体室を区画形成し、かつ、この流体室内に満たした非圧縮性流体をマイクロアクチュエータのストロークにより出し入れすることによりフィルム材を変形させるものが挙げられる。このように非圧縮性流体を介してマイクロアクチュエータの出力をフィルム材に伝達する駆動手段は、非圧縮性流体の流動経路等の断面積を変更することによりマイクロアクチュエータの出力を増幅することが可能である。
【0012】
以上に述べた成形装置によって、対象となる成形品、例えばレンズ(凹レンズ、凸レンズ、凹凸レンズ)を成形することができる。この成形装置は、表面形状の異なる多くの種類の成形品を小ロット生産する場合に好適なもので、この点からコンタクトレンズ、眼鏡用レンズ、光電スイッチの投受光用レンズ(光電スイッチレンズ)等の成形装置として特に適合するものである。なお、本発明は、レンズの成形のみならず、他の如何なるものにも適用可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る成形装置の実施形態について説明する。
【0014】
【第1実施形態】
本発明に係る成形装置1は、図1の如く、対向する一対の可動型2及び固定型3を具備し、可動型2及び固定型3の間に、溶融状態の成形材料を充填するためのキャビティ4を形成してある。可動型2及び固定型3は、対向部に凹状の収容部8,9を有する型本体5,6と、型本体5,6の収容部8、9に配置した駆動手段10と、駆動手段10のキャビティ側に装着してキャビティ4を区画形成するフィルム材11とを備えたものである。両型2,3の分割面Pには、成形材料をキャビティ4に導入するためのランナ(図示略)及びゲート7を形成してある。
【0015】
駆動手段10は、進退移動面13を往復移動させる複数のマイクロアクチュエータ12(一部にのみ符号を付す。)の集合体であって、図2(A)〜(D)に例示する種々の形状(例えば扇形状や多角形状など)の進退移動面13をキャビティ4を挟んで対峙させたものである。図2の各図のうち、(A)及び(B)図は、キャビティ4を平面視で円形とした場合の進退移動面13の配列例で、(A)図の進退移動面13は、異径円環状の複数の面を半径方向に同心配置したもので、(B)図の進退移動面13は(A)図の各円環状の面をさらに円周方向の複数箇所で分割したものである。また、(C)及び(D)図は、キャビティ4を平面視で多角形状とした場合の進退移動面13の配列例で、(C)図の進退移動面13は三角形状の複数の面、(D)図の進退移動面13は六角形状の複数の面からなっている。なお、上記各図では各進退移動面13を同一もしくは相似形状としているが、異なる形状の進退移動面13を組み合わせて使用することも可能である。また、図2(A)〜(D)では、マイクロアクチュエータ12の進退移動面13を隙間なく配置したものを示したが、マイクロアクチュエータ12の進退移動面13間に隙間があっても構わない。
【0016】
マイクロアクチュエータ12としては、成形品の寸法等に応じて適当な範囲のストローク調整が可能なものを適用するのが望ましい。具体的には、ピエゾアクチュエータ、静電アクチュエータ、磁界式アクチュエータなど種々のマイクロアクチュエータの中から、成形品の寸法や表面精度等に応じたストローク量を有するものを選択使用する。そして、各マイクロアクチュエータ12のストローク量を個々に管理することにより、その進退移動面13に固着されたフィルム材11の形状を自在に変形することが可能となる。
【0017】
フィルム材11は、接着、溶着又は蒸着などの適当な方法でマイクロアクチュエータ12の進退移動面13に固定したシート状又は膜状の部材であって、駆動手段10の各マイクロアクチュエータ12の駆動によって自由に形状を変更可能で、かつ、形状変更後の成形面が段差を形成することなく滑らかに連続する材料からなっている。また、フィルム材11には、上記変形にも耐え得る強度、疲労強度、溶融状態の成形材料との接触に対する耐熱性、成形材料が硬化した後の離型性、さらには入手容易性等が必要に応じて求められる。なお、フィルム材11の成形面側には、成形品の離型性を高めるため、予め公知の離型剤を塗布しておいてもよい。
【0018】
第1実施形態の成形装置1は、上記の如く構成され、図1の状態からフィルム材11の反キャビティ側に配した駆動手段10のマイクロアクチュエータ12の一部又は全部を駆動させると、例えば図3(A)又は(B)の如く、進退移動面13間に段差が生じてキャビティ4の形状が変化する。このとき、各マイクロアクチュエータ12の進退移動面13をフィルム材11で被覆してあるので、上記の段差が解消され、滑らかに連続した成形面が得られる。そして、フィルム材11で区画されたキャビティ4に、図示外のランナ及びゲート7を介して溶融状態の成形材料を導入して硬化させた後、型開きして任意の形状の成形品が得られる。成形品は、駆動手段10を駆動してキャビティ形状を変形させることにより離型させることもできる。
【0019】
このように本発明は、対向する型2,3の間に形成されたキャビティ4に成形材料を充填して、キャビティ形状に対応する成形品を得る成形装置であって、キャビティ4を、フィルム材11で区画することによって形成し、フィルム材11を少なくとも部分的に変形させることでキャビティ形状を変更可能に構成したので、任意の形状の成形品を一つの成形装置1で成形することが可能になる。
【0020】
【第2実施形態】
次に、図4及び図5を参照しつつ本発明の第2実施形態について説明する。
【0021】
第2実施形態の成形装置1は、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなるコンタクトレンズ成形用のものであって、基本的には図1に示す装置と共通の構成を有するものであるので、共通の機能・作用を有する部材には、同一参照番号を付して重複説明を省略する。以下では、両者の相違点を中心に説明する。
【0022】
図4の成形装置1は、可動型2側の収容部8の天井面を凸面状に、固定型3側の収容部9の底面を凹面状に形成してあり、可動型2及び固定型3の収容部8,9に装着した駆動手段10の各マイクロアクチュエータ12aの進退移動面13によって、キャビティ4を予め成形品であるコンタクトレンズの概略形状に形成してある。
【0023】
駆動手段10は、微細なストローク調整が可能な複数の静電アクチュエータ12aの集合体で、その進退移動面13の配置態様は、図2(A)〜(D)に示すものに準じることができる。例えば、単焦点レンズのみを成形する場合には、同図(A)のような配列が、単焦点レンズだけでなく多焦点レンズも成形可能にする場合には、同図(B)〜(D)に示す配列が好適である。
【0024】
静電アクチュエータ12aは、一般にスペース効率に優れているので、コンタクトレンズのような小型成形品の成形に好適である。なお、静電アクチュエータ12aとしては、並行平板型、櫛歯型、トーションミラー型又はスクラッチドライブ型など多種類のものがあり、いずれを用いてもよいが、ここでは、静電アクチュエータ12aの一例として、櫛歯型静電アクチュエータについて図5を参照しつつ簡単に説明しておく。
【0025】
櫛歯型静電アクチュエータ12aは、図5に示すように、可動型2又は固定型3の収容部8,9表面に固定される固定部31と、往復動可能な駆動部32とを備えている。固定部31は、絶縁体からなる筐体33の内部に導電体からなる櫛歯状の固定子34を装着してある。駆動部32は、先端面が上記進退移動面13である支持部35の底部に絶縁膜36を介して導電体からなる櫛歯状の可動子37を装着してある。固定子34及び可動子37を噛合させるように駆動部32を固定部31に嵌め込むと共に、固定子34及び可動子37に図示外の交流電源を接続して、その位相を変更すると、固定子34及び可動子37の間に静電力が働いて駆動部32が昇降する。
【0026】
フィルム材11は、上記第1実施形態で列挙した性質のほか、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を硬化させるために、熱伝導性に優れた素材(例えばシリコン窒化膜[シリコンナイトライドSi3N4]や金属箔等)で構成され、各静電アクチュエータ12aの進退移動面13の一部又は全部に接着等の手段で固着してある。
【0027】
第2実施形態に係る成形装置1は、上記の如く構成され、キャビティ4をフィルム材11で区画し、さらにフィルム材11の反キャビティ側に複数の静電アクチュエータ12aからなる駆動手段10を配したので、駆動手段10を構成する個々の静電アクチュエータ12aのストローク量を管理することにより、キャビティ形状の微細な変更(数μm〜数十μm程度)が可能になる。これにより、表面曲率の異なる複数種類のコンタクトレンズを一つの成形装置1で成形することができる。
【0028】
また、熱伝導性に優れたフィルム材11を使用することで、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなるコンタクトレンズの成形に利用できる。キャビティ4内の熱可塑性樹脂からなる溶融状態の成形樹脂は、図示外の冷却装置で両型2,3を冷却すると、キャビティ4を区画しているフィルム材11の全面から熱を放出して硬化する。またキャビティ4内の熱硬化性樹脂からなる溶融状態の成形材料は、図示外の加熱装置で型2,3を加熱すると、キャビティ4を区画しているフィルム材11の全面から加熱されて硬化する。
【0029】
【第3実施形態】
次に、図6及び図7を参照しつつ本発明の第3実施形態について説明する。
【0030】
第3実施形態の成形装置1は、UV硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂)からなるコンタクトレンズを成形するためのものである。なお、上記第1及び第2実施形態と共通の機能・作用を有する部位には、同一参照番号を付して重複説明を省略する。以下では、両者の相違点を中心に説明する。
【0031】
フィルム材11は、上記第1実施形態で列挙した性質のほか、UV硬化性樹脂を硬化させるために紫外線等の光を透過させる性質を有する素材(以下、透光材という。)からなり、その外周部に複数本(例えば8本)の光ファイバーケーブル14a,14b,…,14hをフィルム材11の円周方向等間隔(等角度)に接続してある。透光材は、光学素子の材料となり得る透明な合成樹脂であって、成形品の離型性を考慮して成形品の材料とは異なるもの(例えばポリカーボネート)を使用することが望ましい。なお、フィルム材11及び成形品の材料が同じである場合、フィルム材11のキャビティ側の面に離型剤を塗布しておく。
【0032】
第3実施形態の成形装置1は、上記の如く、透光性を有するフィルム材11でキャビティ4を区画することで、UV硬化性樹脂からなるコンタクトレンズの成形に利用できる。具体的には、図示外の光源から光ファイバーケーブル14a,14b,…を介してフィルム材11に紫外線を導入すると、フィルム材11の全面からキャビティ4に向けて紫外線が照射される。キャビティ4に充填したUV硬化性樹脂からなる溶融状態の成形材料は、フィルム材11を透過した紫外線によりUV重合する。
【0033】
【第4実施形態】
次に、図8乃至図9を参照しつつ本発明の第4実施形態について説明する。
【0034】
第4実施形態の成形装置1は、上記第3実施形態と同様に、UV硬化性樹脂からなるコンタクトレンズを成形するためのもので、図8の如く、可動型2の上方に配置した光源15から透光部16を介してキャビティ4内の溶融樹脂に紫外線を照射するように構成した点と、固定型3側の成形面のみをフィルム材11で構成した点と、非圧縮性流体を介してマイクロアクチュエータ(ピエゾアクチュエータ12b)の出力をフィルム材11に伝達するように駆動手段10を構成した点とが第1〜第3実施形態と相違している。なお、上記第1〜第3実施形態と共通の機能・作用を有する部位には、同一参照番号を付して重複説明を省略する。以下では、両者の相違点を中心に説明する。図8では、ランナ及びゲートの図示を省略している。
【0035】
可動型2は、透光性及び剛性を有するクオーツガラスや合成樹脂等の素材からなる透光部16を有し、透光部16の下面でもって成形面を構成すると共に透光部16の上面を可動型2の上部に露出してある。
【0036】
固定型3は、フィルム材11で成形面を構成し、フィルム材11の反キャビティ側に駆動手段10を配置してある。フィルム材11は、上記第1実施形態で列挙した性質を有する素材であれば如何なるものでもよく、その外周縁部を固定型3の収容部9の側壁上部に固定手段17で固定してある。駆動手段10は、フィルム材11の反キャビティ側に複数の出力側シリンダ18を配置すると共に各出力側シリンダ18の進退移動面13aにフィルム材11を接着し、かつ、各出力側シリンダ18に流体流動管19を介して接続した複数の入力側シリンダ20のピストンロッド21をピエゾアクチュエータ12bの進退移動面13bに接続してある。なお、図9において、ピエゾアクチュエータ12b、出力側シリンダ18、流体流動管19及び入力側シリンダ20には、便宜上、一部にのみ符号を付してその他には符号を省略している。
【0037】
出力側シリンダ18は、作動流体として水・油等の非圧縮性流体を用いた直線運動要素で、流体圧によって往復動するピストン22を有し、ピストンロッド23の端面がフィルム材11の反キャビティ側の面を押引する進退移動面13aになっている。なお、図8では、出力側シリンダ18のピストンロッド23相互間に隙間を設けてあるが、この場合には、フィルム材11を肉厚に形成することで、成形材料の充填圧に抗して変形後のフィルム材の形状を維持することができる。
【0038】
入力側シリンダ20は、ピエゾアクチュエータ12bの上方に設けられ、流体流動管19を介して出力側シリンダ18に連通接続すると共に、ピストンロッド21をピエゾアクチュエータ12bの進退移動面13bに接続してある。入力側シリンダ20の内径は、出力側シリンダ18の内径よりも大きく形成してある。
【0039】
ピエゾアクチュエータ12bは、ピエゾ圧電効果を応用したものであり、チタン酸・ジルコン酸・鉛(Pb(Zr,Ti)O3)等の結晶体への印加電圧を変化させることで、当該結晶体の長さを伸縮させるものである。ピエゾアクチュエータ12bは、図8の如く、フィルム材11から下方へ所定間隔を隔てて設置し、その進退移動面13bとフィルム材11との間に、出力側シリンダ18、流体流動管19及び入力側シリンダ20を介設してある。
【0040】
第4実施形態の成形装置1は、上記の如く構成され、各ピエゾアクチュエータ12bのストローク調整により入力側シリンダ20のピストン24を上昇又は降下させると、ピエゾアクチュエータ12bの駆動力が、出力側シリンダ18、流体流動管19及び入力側シリンダ20内の流体を介して、出力側シリンダ18のピストン22に伝達される。これにより出力側シリンダ18のピストン22が上昇又は降下すると、出力側シリンダ18のピストンロッド23に接着したフィルム材11が変形する。このようにキャビティ形状を所期の形状に定めたのち、キャビティ4内に溶融状態のUV硬化性樹脂を充填すると共に光源15からキャビティ4に向けて紫外線を照射すると、紫外線が透光部16を透過してキャビティ4内に導入され、溶融状態のUV硬化性樹脂がUV重合する。
【0041】
また、第4実施形態の成形装置1は、入力側シリンダ20の内径を出力側シリンダ18の内径よりも大径に形成してあるから、出力側シリンダ18のピストン22が、ピエゾアクチュエータ12bからの駆動力を増幅して伝達され、入力側シリンダ20のピストン24(ピエゾアクチュエータ12bの進退移動面13b)よりも進退移動距離が長くなる。そうすると、フィルム材11を肉厚に形成しても、これを変形させるのに十分な押引力が得られ、しかも上記第1〜第3実施形態の如く、ピエゾアクチュエータ12bの進退移動面13bをフィルム材11に接触させる場合と比較して、フィルム材11の変形可能な範囲が増大するから、キャビティ形状をより一層多様に変更することができる。
【0042】
また、フィルム材11とマイクロアクチュエータとの間に出力側シリンダ18、流体流動管19及び入力側シリンダ20を介設し、フィルム材11から所定距離を隔ててマイクロアクチュエータを設置することで、コンタクトレンズの如く小型の成形品であっても、当該小型の成形品よりも大きく、かつ、入手が容易なマイクロアクチュエータ、即ちピエゾアクチュエータ12bを使用してキャビティ形状を変更可能になる。これにより本成形装置1の製造コストを抑制することができる。
【0043】
【第5実施形態】
次に、図10を参照しつつ本発明の第5実施形態について説明する。
【0044】
第5実施形態の成形装置1は、上記第3及び第4実施形態と同様に、UV硬化性樹脂からなるコンタクトレンズを成形するためのもので、固定型3及び駆動手段10の構成が第4実施形態と相違している。なお、上記第1〜第4実施形態と共通の機能・作用を有する部位には、同一参照番号を付して重複説明を省略する。以下では、両者の相違点を中心に説明する。図10では、ランナ及びゲートの図示を省略している。
【0045】
固定型3は、台座部25上に、フィルム材11を取付けるためのドーム状のフィルム台26を設けて、フィルム材11とフィルム台26との間に流体室27を形成してある。
【0046】
駆動手段10は、上記の流体室27に流体流動管19を介して入力側シリンダ20を連通接続し、かつ、入力側シリンダ20のピストンロッド21をピエゾアクチュエータ12bの進退移動面13bに接続したものである。
【0047】
第5実施形態の成形装置1は、上記の如く構成され、可動型2の成形面を構成する透光部16と固定型3のフィルム台26に取付けたフィルム材11とでキャビティ4を区画形成している。キャビティ形状は、ピエゾアクチュエータ12bのストロークにより入力側シリンダ20のピストン24を上昇又は下降させると共に入力側シリンダ20及び流体室27間でピエゾアクチュエータ12bの駆動力の伝達媒体となる流体を流動させて流体室27内の流体圧を変化させることによって変更する。
【0048】
このように1個のピエゾアクチュエータ12bでキャビティ形状を変更することも可能であり、かかる場合には、駆動手段10を簡素に構成することができ、しかも駆動手段10の製造コストを抑制して成形装置1を廉価で提供することもできる。また、フィルム材11を連続的に加圧できるので、なめらかに変形させることができる。
【0049】
以上、本発明の第1〜第5実施形態につき説明したが、本発明は前記第1〜第5実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば図11のようにプレス成形法に用いる成形装置1にも適用可能である。この場合、耐圧性に優れたフィルム材11を使用する。
【0050】
また、本発明は、コンタクトレンズの成形装置に限らず、眼鏡用レンズや光電スイッチレンズなどの成形装置にも適用可能で、しかも単焦点レンズ、アナモフィクレンズ、非球面レンズ、累進多焦点レンズ、自由曲面レンズなど種々の形状のレンズを成形することができる。
【0051】
また、上記第1〜第5実施形態では、成形材料が合成樹脂である成形品の成形装置1について説明したが、本発明は、合成樹脂に限らず、ガラス(低融点ガラスが好ましい)や金属を成形材料とする成形品の成形装置にも適用可能である。
【0052】
さらに、本発明は、上記各種光学レンズの成形装置1に限らず、他の如何なる成形品の成形装置にも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明は前述の如く、対向する型の成形面をフィルム材で構成し、このフィルム材の一部又は全部を変形させてキャビティ形状を変更するように構成したので、1つの成形装置で形状の異なる成形品を成形できる。これにより従来の如く成形品の形状ごとに型を作製する必要がないから、型の製造費用や維持費用などを削減して廉価な成形品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る成形装置を例示する要部拡大縦断面図である。
【図2】(A)〜(D)は、マイクロアクチュエータの配列を示す平面図である。
【図3】(A)(B)は、本発明の第1実施形態に係る成形装置の動作を例示する要部拡大縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る成形装置を例示する要部拡大縦断面図である。
【図5】静電アクチュエータを例示する縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る成形装置を例示する要部拡大縦断面図である。
【図7】フィルム材及び光ファイバーケーブルを示す平面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る成形装置を例示する概略縦断面図である。
【図9】第4実施形態における駆動手段の平面図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る成形装置を例示する概略縦断面図である。
【図11】本発明をプレス成形装置に適用した縦断側面図である。
【図12】樹脂製品の射出成形装置を例示する縦断面図である。
【符号の説明】
1 成形装置
2 可動型
3 固定型
4 キャビティ
5,6 型本体
7 ゲート
8,9 収容部
10 駆動手段
11 フィルム材
12 マイクロアクチュエータ
12a 静電アクチュエータ
12b ピエゾアクチュエータ
Claims (9)
- 対向する型の成形面相互間に形成されたキャビティに成形材料を充填して、キャビティ形状に対応する成形品を得る成形装置であって、前記型の成形面をフィルム材で構成し、前記フィルム材の反キャビティ側に配置した駆動手段により前記フィルム材を変形させることでキャビティ形状を変更可能に構成した成形装置。
- 前記駆動手段が、マイクロアクチュエータのストローク調整により前記フィルム材を変形させるものである請求項1に記載の成形装置。
- 前記駆動手段が、マイクロアクチュエータの出力を、非圧縮性流体を介してフィルム材に伝達することにより前記フィルム材を変形させるものである請求項2に記載の成形装置。
- 前記非圧縮性流体を作動流体とする出力側シリンダの進退動で前記フィルム材を変形させる請求項3に記載の成形装置。
- 前記出力側シリンダを複数箇所に配し、各出力側シリンダの進退動を個々の出力側シリンダに対応させた複数のマイクロアクチュエータでそれぞれ制御する請求項4に記載の成形装置。
- マイクロアクチュエータの出力を出力側シリンダで増幅する請求項5に記載の成形装置。
- 前記非圧縮性流体を前記フィルム材で区画された流体室に満たし、前記流体室への非圧縮性流体の出し入れにより前記フィルム材を変形させる請求項3に記載の成形装置。
- 前記フィルム材が透光性を有する合成樹脂からなり、該フィルム材の外周部に光ファイバーケーブルを接続した請求項1〜7のいずれかに記載の成形装置。
- 前記成形品がレンズであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の成形装置。
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