JP2004025809A - 光反射層を改良した可逆性感熱磁気情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光反射層を、▲1▼前記扁平状金属粒子は、該粒子の表面粗さ値をRaとするとき、Raが0.02μm以下であり、かつ、▲2▼前記光反射層としての前記硬化塗膜は、膜厚が0.3〜1.0μmである層として形成する。
【選択図】 なし
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、感熱記録と磁気記録との両機能を兼備した情報記録媒体に関し、詳しくは、感熱記録機能により情報を書き込み・記録した際に、その表示内容の視認性を増大化させる作用を担うところの光反射層の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報記録媒体の一種として、単独の記録媒体形態(例えば、1枚のカード等)で、感熱記録媒体としての感熱記録機能と磁気記録媒体としての磁気記録機能との両記録機能を備えた情報記録媒体が知られ、広く使用されている。すなわち、ある情報を、非視認性の情報として磁気記録機能により記録・再生できるようにすると共に、その情報の全部または一部或いは他の付加情報などを、人間が判読可能な視認性の情報として感熱記録機能により記録・表示できるようにしたものであって、通称、ポイントカード等として普及している。
【0003】
上記情報記録媒体の中で『視認性』情報の記録・表示機能を担っている記録媒体部分は、感熱記録層・支持体・光反射層の三層を主構成層とする感熱記録媒体部分である。
ここで、上記光反射層は、一般的には、金属蒸着等により調製する金属薄膜層または金属粒子を分散させた樹脂組成物から調製する硬化塗膜などで形成する。そして、この金属材料としては、金やアルミニウムなど各種の金属が使用可能であるが、コスト等の点から、アルミニウムが最適である。また、この光反射層は、感熱記録による表示内容を人間がたやすく判読できるようにするために、表示該当部分(一般には、白濁色)と下地背景部分(一般には、銀光沢色)とのコントラストを増大化して、視認性を高める作用を担う層として重要であり、一定の光反射率を持つようにするなどの適正化が必要であった。
【0004】
この適正化に関しては、各種の提案がある。例えば、特開平3−7377号公報では、光反射層を、蒸着またはスパッタリング等による方法での金属薄膜層として調製し、その金属薄膜層に特定の凹凸を持たせることにより表示コントラストを向上させたり、層構成として接着層を設けること、例えば{感熱記録層/支持体/接着層/光反射層/保護層}の層構成とすることにより耐久性を向上させる、可逆性感熱記録媒体を開示している。
しかしながら、上記公報における可逆性感熱記録媒体の光反射層は、金属粒子を含む硬化塗膜でも良いことを示唆してはいるが、基本的には、蒸着またはスパッタリング等による方法で金属薄膜層を調製し光反射層としていることにより、歩留りが悪い・コストが高い・耐食性が低い等の欠点を有していた。
【0005】
上記公報の欠点を解決するための提案として、特開平11−301122号公報に開示が有る。そこでは、特定の形状サイズに規定した扁平状金属粒子を含有する塗料を使用して硬化塗膜とし、かつ、その硬化塗膜の膜厚を特定の厚みとして光反射層を形成することにより、蒸着膜と同等の光反射率を保持しながら、蒸着膜が持つ欠点をなくした可逆性感熱記録媒体が提供できるとしている。
しかしながら、該公報の提案に依れば、光反射層により所望の反射濃度を得るためには光反射層の膜厚を2〜20μmという厚膜としなければならず、硬化塗膜中の金属粒子は塗膜底部に堆積する。このため、この部分では金属粒子の沈殿・凝集が生じることとなり、光反射層の凝集破壊が起こり易くなって「耐擦過性」での機械的強度特性が劣るという欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明に係わる情報記録媒体は、物理的接触による摺動力をかけて使用する媒体であるために、各種の機械的強度特性を要求する。すなわち、本情報記録媒体においては、磁気記録層側から磁気ヘッドが繰り返し接触するという繰り返しの摺動力が働き、この負荷に対する高い耐久性が必要であった。このため、本媒体中の一層としての光反射層についても、層間接着と凝集破壊に対する耐力はできるだけ大きい方が望ましく、特に、繰り返し摺動によっても光反射層の凝集破壊が起こらないということが重要であった。
然しながら、扁平状金属粒子含有の硬化塗膜からなる光反射層を有した本発明に係わる情報記録媒体においては、実用レベルにある製品がいまだ存在せず、上記摺動負荷に対する改良が未解決であるというのが実情であった。
【0007】
すなわち、本発明の目的は、扁平状金属粒子含有の硬化塗膜という性状と金属蒸着膜並みという光学特性とを有する光反射層でありながら、磁気ヘッド等による繰り返し摺動力負荷がかかった場合にも層の凝集破壊に対する耐力が大きい光反射層を有した可逆性感熱磁気情報記録媒体の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、可逆性感熱磁気情報記録媒体における感熱記録媒体部分の光反射層を、粒子表面粗さ値・Raが特定の値にある扁平状金属粒子を含有する塗料で特定の膜厚の硬化塗膜として形成することにより上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち本発明は、支持体の一方の面には可逆性感熱記録層、他方の面には、支持体側から、扁平状金属粒子を含有する硬化塗膜からなる光反射層および磁気記録層とをこの順に有する情報記録媒体において、▲1▼前記扁平状金属粒子は、該粒子の表面粗さ値をRaとするとき、Raが0.02μm以下であり、かつ、▲2▼前記光反射層としての前記硬化塗膜は、膜厚が0.3〜1.0μmである情報記録媒体である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の可逆性感熱磁気情報記録媒体について、詳細に説明する。
本発明の可逆性感熱磁気記録媒体は、透明な支持体、支持体の一方に外部から熱を加えられた時に、その温度に応じて、透明な状態や白濁した状態に変化する特徴を有した可逆性感熱記録層、可逆性感熱記録層上に保護層、支持体のもう一方に光反射層、光反射層上に設けられた磁気記録層を必須構成層とする。また、必要に応じて、磁気記録層上に磁気記録層を隠蔽する隠蔽層を設けてもよい。
【0010】
図1に本発明の代表的な可逆性感熱磁気記録媒体の部分縦断面図を示す。
支持体1aはシート状を呈しているもので、公知慣用の透明なシートが使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート等のセルロース誘導体、ポリアミド等のプラスチック等を挙げることができる。中でも抗張力や熱収縮を兼ね備え、かつ、安価で透明性を有しているポリエチレンテレフタレートが好ましい。
【0011】
可逆性感熱記録層1bは樹脂母材、有機低分子物質を有機溶剤に溶解した塗料を用い、この塗料をリバース方式、グラビア方式、ダイココート方式等の公知慣用の方式で塗布、乾燥して設ける。
可逆性感熱記録層に用いる樹脂母材としては、透明性が良く、機械的強度に優れ、成膜性の良いものが好ましい。例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体にアクリル酸またはメタクリル酸をエステル結合させた紫外線硬化型樹脂等が挙げられる。この中で特に好ましくは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体にアクリル酸またはメタクリル酸をエステル結合させた紫外線硬化型樹脂が挙げられる。
有機低分子物質としては、アルカノール、アルカンジオール、ハロゲンアルカノールまたはハロゲンアルカンジオール、アルキルアミン、アルカン、アルケン、アルキン、ハロゲンアルカン、ハロゲンアルケン、ハロゲンアルキン、シクロアルカン、シクロアルケン、シクロアルキン、飽和または不飽和モノまたはジカルボン酸またはこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩、飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸またはこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩、アクリルカルボン酸またはこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩、ハロゲンアクリルカルボン酸またはこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩、チオアルコール、チオカルボン酸またはこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩、チオアルコールのカルボン酸エステルなどで、その炭素数は10〜40、分子量としては100〜700のものが挙げられる。特に好ましいものとしては、融点が50〜150℃の範囲にあるラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸などの高級脂肪酸、またはこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩である。
樹脂と有機低分子物質の混合比としては、重量比で樹脂100部に対して有機低分子物質が5部〜200部の範囲が好ましく、10部から100部がより好ましい。
【0012】
保護層1cはカードの表面を保護するためのもので、例えば、セルロース系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等の耐摩耗性及び耐熱性の良好な材料によって形成される。これらの樹脂には、可塑剤としてフタル酸エステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等を添加することができ、また滑性を付与するものとして、低分子ポリエチレン、オレイルアマイド、ステアリアマイド、シリコーン等を添加することができる。さらに塗料として塗布する際には、他の層を侵すことのない溶剤を使用することが必要であり、例えばグリコールエーテル系やアルコール系の溶剤から適宜選択するのが好ましい。尚、使用する溶剤の量を少なくするために、アクリル系、エポキシ系、ポリエステル系等の紫外線硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂を用いることができる。この保護層1cの厚さは、10μm以下、好ましくは1〜5μmである。
【0013】
光反射層1dは結着樹脂と蒸着法またはスパッタリング法により調製した「特定の扁平状金属粒子」を含有成分とする。
ここで、上記本発明に係わる「特定の扁平状金属粒子」を、本明細書では、以後、「金属薄膜細片」と呼ぶ。
この層は、結着樹脂・金属薄膜細片・溶剤等からなる光反射層用の塗料を、公知慣用の方法で塗布または印刷して得ることができる。本塗料には、必要に応じて各種添加剤、硬化剤等を含有させても良い。
上記光反射層塗料を使用して塗布した場合、塗工塗膜中の金属薄膜細片は、平面部分が塗工物面に対して平行に配向する。すなわち、均一面を形成するように並ぶ。このため、光反射層用として、ボールミル等で調製した通常の板状金属粉等に比較して、薄膜でも高い反射率を発揮することができる。
【0014】
金属薄膜調製用の金属としては、可視光の反射率が高く、蒸着・スパッタリングが容易であり、コストも低いという点でアルミニウムが適しているが、金、銀、銅、真鍮、クロム、ニッケル等を使用することもできる。
金属薄膜を作製する方法としては、比較的融点の低い金属の場合は蒸着法、融点の高い金属はスパッタリング法と大別して挙げられる。
金属薄膜細片の表面粗さ値・Raは、0.02以下が好ましく、より好ましくは0.005以下である。該表面粗さ値の測定方法は、走査型電子顕微鏡/光学プロファイル法によるものである。なお、後述した比較例1および2に使用した「アルミニウム粉」(通常の、扁平状金属粒子)の表面粗さ値・Raは、上記同様の測定方法で、0.2〜0.3μmであった。すなわち、本発明に使用した金属薄膜細片の表面粗さ値・Raの方が、通常のものより十分の一以下で平坦で鏡面に近く、光反射率に差を生じさせる大きな要因と推定される。
金属薄膜細片の厚さは、0.01μm〜0.1μmが好ましく、さらに好ましくは0.03μm〜0.08μmである。光反射層用塗料に分散させる金属薄膜細片の面方向の大きさは、5〜10μmが好ましい。大きさが5μm未満の場合は金属薄膜細片の輝度が不十分となって光反射層の反射率が低下し、感熱記録層の下地背景部分が暗くなる。また、10μmを超えると金属薄膜細片の配向性が低下し、光反射層が光の散乱を起こす。
【0015】
以下に、金属薄膜片及びそれを更に処理して得る金属薄膜細片の調製方法について説明する。
金属を蒸着する基材フィルムには、ポリオレフィンフィルムやポリエステルフィルムなどを使用する事が出来る。まず基材フィルム上に塗布によって剥離剤層を設けた後、剥離剤層上に所定の厚さになるように金属を蒸着する。蒸着膜面には、酸化を防ぐためにトップコート層を塗布する。剥離剤層及びトップコート層形成用のコーティング剤は同一のものを使用することができる。
剥離剤層、あるいはトップコート層に使用する樹脂は、特に限定されない。具体的には例えば、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、ビニル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、EVA樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、塩素化EAV樹脂、石油系樹脂等を挙げることができる。また溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環式炭化水素、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルキレンモノアルキルエーテル等を使用する事ができる。
上記金属蒸着フィルムを、剥離剤層およびトップコート層を溶解する溶剤中に浸積し、撹拌して金属蒸着膜を基材フィルムから剥離した後、さらに撹拌して金属薄膜片の大きさを約150μmとし、濾別、乾燥する。
溶剤は、剥離層あるいはトップコート層に使用する樹脂を溶解するものである事以外に特に限定はない。
スパッタリング法により調製する場合も、上記と同様の方法で金属薄膜片を得ることができる。
【0016】
金属薄膜細片は、反射層用塗料中における分散性を高めるために、表面処理するのが好ましい。表面処理剤としては、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸等の有機脂肪酸、メチルシリルイソシアネート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、エチルセルロース等のセルロース誘導体が挙げられ、公知慣用の方法で金属薄膜片表面に吸着させることができる。
【0017】
反射層用塗料の調製方法を、以下に述べる。
結着樹脂は、従来の塗料、グラビアインキ、フレキソインキ、あるいは、スクリーンインキ等に通常使われているものを使用することができる。
本発明で使用する反射層用塗料には、必要に応じて、従来の塗料、グラビアインキ、フレキソインキ、あるいは、スクリーンインキ等に使用されている各種添加剤を使用する事ができる。このような添加剤としては、着色用顔料、染料、ワックス、可塑剤、レベリング剤、界面活性剤、分散剤、消泡剤等を挙げることができる。
本発明で使用する反射層用塗料には、形成される反射層の造膜性、耐溶剤性等の向上を目的として、従来の塗料、グラビアインキ、フレキソインキ、あるいは、スクリーンインキ等に使用されている各種硬化剤を使用する事ができる。このような硬化剤としては、チタン・アルミニウム・亜鉛系の金属キレート化剤、シラン・チタン系のカップリング剤、イソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤、エチレンイミン系硬化剤等を挙げることができる。
本発明における反射層用塗料に使用できる溶剤もまた、従来の塗料、グラビアインキ、フレキソインキ、あるいはスクリーンインキ等に使用されている公知慣用の溶剤を使用する事ができる。
【0018】
一般に塗料の配合原料を安定して分散させるには、ボールミル、ビーズミル、あるいはサンドミル等を使用して練肉することにより、顔料その他添加剤をサブミクロンまで微粒子化する。
しかし、本発明の反射層用塗料においては、可逆性感熱記録層と良好なコントラストを得るために、配合する金属薄膜細片は5〜10μmの大きさを必要とし、上記練肉を行った場合は金属薄膜細片が微粒子化してしまい、金属薄膜細片特有の輝度が低下し、可逆性感熱記録層とのコントラストを得ることが難しくなってしまう。したがって、本発明においては練肉は行わず、単に上記配合原料を混合して撹拌することで反射層用塗料とする。その為には、分散性を向上させる目的で、前記したように金属薄膜細片を表面処理しておくことが好ましい。
【0019】
反射層用塗料の塗布あるいは印刷方式としては、ロールコート、グラビアコート、カーテンコート、ダイコート等、通常の塗装方式、及びグラビア印刷、フレキソ印刷、あるいはスクリーン印刷等の各種印刷方式を使用することができる。
【0020】
光反射層の乾燥膜厚は、光反射層の輝度という観点からは厚いほど良く、また、反射層の凝集力からいえば薄いほど良い。これらのバランスを勘案するとその膜厚は0.3〜1.0μmが好ましい。0.3μmよりも薄い場合には、磁気記録層を隠蔽しきれないために反射層の輝度が低下する。また逆に、1μmよりも厚い場合には、輝度の向上が見られない上に、光反射層の凝集破壊が起きるために好ましくない。
【0021】
磁気記録層1eは、光反射層1dの上に磁気塗料を塗布したのち乾燥して形成する。
磁気記録層1eは、γ−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、Fe3O4 、CrO2、Fe、Baフェライト、Srフェライト等の公知の磁性材料を結着樹脂及び溶剤等と公知の分散方法により分散して磁気塗料とし、グラビア方式、リバース方式等の公知の塗工方法によって、光反射層1dの上に塗工した後、乾燥前または、乾燥中に磁場配向処理を施すことによって得ることができる。
【0022】
隠蔽層1fは、磁気記録層の隠蔽、意匠性の向上等の為に付加するもので、図1では表記しているが用途によっては設け無くても良い。隠蔽層を設ける場合は機能上の必要性に応じて、有機顔料・無機顔料・体質顔料等公知の顔料を結着剤及び溶剤等と共に公知の分散方法により分散して塗料とし、グラビア・リバース等公知の塗工方式により塗工し、磁気記録層上に設ける。
【0023】
【実施例】
以下に本発明を実施例により説明する。実施例中、「%」及び「部」は、各々「重量%」及び「重量部」を示す。
まず、本発明の光反射層用塗料1の調製方法について述べる。
<a:アルミニウム薄膜片の調製>
ニトロセルロース(HIG7)を酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4の混合溶剤に溶解して6%溶液を得る。該溶液をスクリーン線数175線/インチ、セル深度25μmのグラビア版でポリエステルフィルム上に塗布して剥離剤層を形成した。十分乾燥した後、剥離層上に厚さが0.04μmとなるようにアルミニウムを蒸着し、蒸着膜面に剥離剤層に使用したものと同じにニトロセルロース溶液を剥離剤層の場合と同じ条件で塗工し、トップコート層を形成した。上記蒸着フィルムを酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4の混合溶剤中に浸積してポリエステルフィルムからアルミニウム蒸着膜を剥離した後、大きさが150μmとなるよう攪拌機でアルミニウム蒸着膜を粉砕し、アルミニウム薄膜片を調製した。
【0024】
<b:アルミニウム薄膜細片スラリーの調製>
「アルミニウム薄膜片」 10部
「酢酸エチル」 35部
「メチルエチルケトン」 30部
「イソプロピルアルコール」 30部
上記を混合、撹拌しながら、下記の組成のニトロセルロース溶液を5部加えた。
「ニトロセルロース(HIG1/4)」 25部
「酢酸エチル:イソプロピルアルコール=6:4の混合溶剤」 75部
上記混合物を、温度35℃以下に保ちながら、ターボミキサーを使用して、アルミニウム薄膜細片の大きさが5〜10μmの薄膜細片になるまで撹拌(細片化)し、アルミニウム薄膜細片スラリーを調製した。
<c:光反射層用塗料1の調製>
「アルミニウム薄膜細片スラリー」 30部
「アクリル樹脂」 10部
(三菱レーヨン(株)製「ダイアナールBR−106」)
「トルエン」 30部
「酢酸エチル」 30部
上記を混合し、反射層用塗料を調製した。
【0025】
(実施例1)
非磁性支持体として、厚み188μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、このフィルムの片面に上記cの塗料を乾燥後膜厚が0.3μm厚さに塗布し、その上部に下記fの塗料を残留磁束が1.4μwb/mになるように塗布した。更に磁気記録層の上部に下記gの塗料を乾燥後膜厚4μm厚さに塗布した。
塗料f及び塗料gの各塗布工程終了後、硬化反応を促進するため、各工程ごと60℃で48時間保存した。
その後、上記構成層を塗布形成した面と反対面に下記dの塗料を乾燥後膜厚5μm厚さに塗布し、その上部に下記eの塗料を乾燥後膜厚2μm厚さに塗布した。塗料eの保護層用塗料を塗布した後、160W/cm×3灯の紫外線ランプで30m/min紫外線を照射して硬化させ、可逆性感熱磁気情報記録媒体を作成した。
【0026】
<d:可逆性感熱記録層用塗料の調製>
「ドデカン二酸」 5部
「1,18−オクタデカメチレンジカルボン酸ジステアリル」 25部
塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体」 110部
(ユニオンカーバイド(株)製、商品名「VMCH」
「テトラヒドロフラン」 600部
上記の配合を混合撹拌して、可逆製感熱記録層用塗料を得た。
【0027】
<e:保護層用塗料の調製>
「紫外線硬化型塗料」 50部
(大日本インキ化学工業(株)製、商品名「ユニディック17−806」)
「光重合開始剤」 1部
(チバガイギー(株)製、商品名「イルガキュア184」)
「シリコーンオイル」 1部
(信越化学工業(株)製、商品名「KF96」
「酢酸ブチル」 50部
上記の配合を混合撹拌して、保護層用塗料を得た。
【0028】
<f:磁気記録層用磁性塗料の調整>
「Baフェライト粉 MC−617」 100部
(戸田工業社製Baフェライト粉末 Hc:138.5kA/m)
「SOLBIN A」 15部
(日信化学工業株式会社製塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体)
「パンデックス T−5206」 15部
(大日本インキ化学工業社製ウレタン樹脂)
「トルエン」 100部
「メチルエチルケトン」 100部
「シクロヘキサノン」 50部
をボールミルに入れ、12時間分散混合して、塗料を作製した。その後、塗工前に上記塗料100部に対してポリイソシアネートを3部添加して、分散撹拌機で30分間撹拌して磁気記録層用磁気塗料を得た。
【0029】
<g:隠蔽層用塗料の調整>
「SAP−210EA」 100部
(昭和アルミパウダー株式会社製アルミニウム ペースト)
「SOLBIN A」 50部
(日信化学工業株式会社製塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体)
「パンデックス T−5206」 100部
(大日本インキ化学工業社製ウレタン樹脂)
「トルエン」 200部
「メチルエチルケトン」 200部
「シクロヘキサノン」 100部
を分散攪拌機にて分散混合して、塗料を作製した。その後、塗工前に上記塗料100部に対してポリイソシアネートを3部添加して、分散撹拌機で30分間撹拌して隠蔽層用塗料を得た。
【0030】
(実施例2)
実施例1において、光反射層の乾燥後膜厚を1.0μmとした以外は実施例1と同様にして可逆性感熱磁気記録媒体を作成した。
【0031】
(比較例1)
実施例1において、光反射層として下記hの光反射層用塗料2を使用して、光反射層の乾燥後膜厚を10μmで作成した以外は実施例1と同様にして可逆性感熱磁気記録媒体を作成した。
尚、光反射層用塗料2に使用しているアルミニウム粉は、本発明における「金属薄膜細片」に該当しない、シルバー色インキ用アルミニウム粉である。
【0032】
<h:光反射層用塗料2の調製>
「アルミニウム粉」 30部
(長さ及び幅平均20μm、厚み平均0.04μm)
「ニトロセルロース」 10部
「ステアリン酸」 5部
「メチルエチルケトン」 25部
「トルエン」 25部
「酢酸エチル」 10部
を分散攪拌機にて分散混合して、塗料を作製した。
【0033】
(比較例2)
比較例1において、反射層の乾燥後膜厚を1μmとした以外は比較例1と同様にして可逆性感熱磁気記録媒体を作成した。
【0034】
(比較例3)
非磁性支持体として、厚み188μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、このフィルムの片面に前記fの塗料を残留磁束が1.4μwb/mになるように塗布し、更に磁気記録層の上部に前記gの塗料を乾燥後膜厚4μm厚さに塗布した。
塗料f及び塗料gの各塗布工程終了後、硬化反応を促進するため、各工程ごと60℃で48時間保存した。
その後、上記構成層を塗布形成した面と反対面に蒸着層とフィルムのアンカーとして下記mの塗料を乾燥後膜厚1μm厚さに塗布した。その後、反射層として金属蒸着層を設けた。蒸着層にはアルミニウムを用い、蒸着膜厚は600Åとした。
上記の蒸着層の上部に蒸着上アンカーとして、下記nの塗料を乾燥後膜厚1μm厚さに塗布した。
更に上記の構成層の上部に上記dの塗料を乾燥後膜厚5μm厚さに塗布し、その上部に上記eの塗料を乾燥後膜厚2μm厚さに塗布した。塗料eの保護層用塗料を塗布した後、160W/cm×3灯の紫外線ランプで30m/min紫外線を照射して硬化させ、可逆性感熱磁気記録媒体を作成した。
【0035】
<m:蒸着層の下アンカー塗料の調製>
「ポリエステル樹脂」 100部
(ユニチカ(株)製、商品名:「UE−3200」)
「メチルエチルケトン」 100部
「トルエン」 100部
を分散攪拌機にて分散混合して、塗料を作製した。
【0036】
<n:蒸着層の上アンカー塗料の調製>
「塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体」 100部
(ユニオンカーバイド(株)製、商品名「VMCH」)
「メチルエチルケトン」 100部
「トルエン」 100部
を分散攪拌機にて分散混合して、塗料を作製した。
【0037】
≪試験項目、方法および結果≫
[光反射率]
実施例及び比較例で得たサンプルを、感熱記録層側から目視し、比較例3のアルミニウム蒸着膜の目視値を標準として、評価した。実施例1,2および比較例1では問題がなかったが、比較例2では、反射率が低く、不良であった。
[視認性(コントラスト)]
実施例及び比較例で得たサンプルについて、可逆性感熱面側の記録サーマルプリンターを用いて印字表示を行い、非印字部と印字部のコントラストを目視で観察し、視認性を評価した。実施例1、2及び比較例1、3は表示内容を明確に認識できた。一方、比較例2は、下地背景が暗いため、表示部の認識が難しい状態であった。
[層間接着性および凝集破壊性]
実施例及び比較例で得たサンプルについて、JIS K5600−5−6(付着性−クロスカット)に従って試験し、評価した。層間接着性は、実施例および比較例のすべてのサンプルで問題がなかった。しかし、凝集破壊性においては、実施例1,2および比較例2,3では問題がなかったが、光反射層膜厚が10μmと厚い比較例1のみで層の凝集破壊が起きて不良であった。
[保存性]
実施例及び比較例で得たサンプルを、温度40℃、湿度80%の環境下に3ヶ月保存して、その外観の変化を目視観察した。この結果、実施例1、2及び比較例1、2においては、変化はなかった。これに対し比較例3は、金属蒸着膜層の酸化が原因であると考えられる変色が端面部に顕著に発生した。
【0038】
以上の評価結果を、下記表1.「実施例及び比較例サンプル評価結果」にまとめて記載した。
【0039】
【表1】表1.実施例及び比較例サンプル評価結果
【0040】
ここで、表中の「〇」と「×」は、各試験項目毎に以下の評価結果内容を示す。
光反射率 ○:蒸着膜並み(比較例3と同等)と判定できる。
×:蒸着膜より、輝度が低い。
視認性 〇:表示部を非常に明確に認知できる。
×:表示部を認知しずらい。
層間接着性 〇:セロファンテープ剥離試験にて剥離せず。
×:セロファンテープ剥離試験にて剥離する。
凝集破壊性 〇:セロファンテープ剥離試験にて層の内部で破壊せず。
×:セロファンテープ剥離試験にて層の内部で破壊する。
保存性 〇:外観に変化なし。
×:外観に変色あり。
【0041】
表1.における結果から、実施例1、2のサンプルでは、光反射層が0.3、1μmと薄いにもかかわらず、光反射率が蒸着膜並みであることが維持できて、光反射層の凝集破壊性が起こらないことが判る。また、他の試験項目である視認性、層間接着性および保存性についても、同様に問題が無いことが判る。
これに対して、本発明に用いた金属薄膜細片を使用せずに従来のアルミニウム粉またはアルミニウム蒸着膜を使用した比較例1〜3では、試験項目の何れかで不良となり、問題であった。すなわち、比較例1では膜厚が厚いことに起因して凝集破壊性が、また、比較例2では逆に膜厚が薄いために光反射率および視認性がそれぞれ不良である。さらに、光反射層としてアルミニウム蒸着膜を用いた比較例3では保存性が不良であることが判る。
【0042】
【発明の効果】
以上で説明したことから、本発明の、特定の扁平状金属粒子すなわち粒子表面粗さ値Raが0.02μm以下である金属薄膜細片を含有させ、かつ0.3〜1μmの硬化塗膜として光反射層を形成することにより、従来の蒸着膜並みの光反射率を保持しながら、光反射層の凝集破壊の発生が大幅に低減化された可逆性感熱磁気情報記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆性感熱磁気情報記録媒体の部分断面図である。
【符号の説明】
1a 支持体
1b 可逆性感熱記録層
1c 保護層
1d 光反射層
1e 磁気記録層
1f 隠蔽層
Claims (2)
- 支持体の一方の面には可逆性感熱記録層、他方の面には、支持体側から、扁平状金属粒子を含有する硬化塗膜からなる光反射層および磁気記録層とをこの順に有する情報記録媒体において、▲1▼前記扁平状金属粒子は、該粒子の表面粗さ値をRaとするとき、Raが0.02μm以下であり、かつ、▲2▼前記光反射層としての前記硬化塗膜は、膜厚が0.3〜1.0μmであることを特徴とする情報記録媒体。
- 扁平状金属粒子が、該粒子表面をメチルシリルイソシアネートまたはセルロース誘導体で表面処理したものである請求項1に記載の情報記録媒体。
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