JP2004025794A - 印刷装置並びにメモリ資源管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部記憶媒体をダイレクトプリンタのメモリ資源として使用する場合、外部記憶媒体の空き領域が小さいとメモリ資源として割当てることが難しかった。そこで本発明は、外部記憶媒体内をダイレクトプリンタ自身が自動的に編集し空き領域を作成することで、搭載されているメモリ容量が少なくても大きな印刷データを扱えるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明は、外部記憶媒体内に存在するファイルから、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報をもつファイルを検索し、そのファイルからどのデータ領域が付加的な情報なのかを解析し、そのデータ領域を削除し空き領域を作成することで、その空き領域を印刷する際に用いる様々なメモリ資源に割当てることを特徴として有する印刷装置並びにメモリ資源管理方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、外部記憶媒体内に存在するファイルから、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報をもつファイルを検索し、そのファイルからどのデータ領域が付加的な情報なのかを解析し、そのデータ領域を削除し空き領域を作成することで、その空き領域を印刷する際に用いる様々なメモリ資源に割当てることを特徴として有する印刷装置並びにメモリ資源管理方法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータから印刷情報を受信し、その受信した印刷情報を記録媒体に印刷する手段の他に、ホストコンピュータを介さずに着脱可能な外部記憶媒体から外部記憶媒体インターフェースを通して直接印刷情報を読み込み、その直接読み込んだ印刷情報を解析して印刷する手段を持つ印刷装置(以下、ダイレクトプリンタとする)並びにメモリ資源管理方法において、外部記憶媒体の空き領域を印刷装置のメモリ資源として使用する印刷装置並びにメモリ資源管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷装置では搭載されているメモリ資源が限られていたため、印刷処理に必要なプリントバッファメモリ、ワークメモリ、および、受信バッファメモリなどを確保するメモリ資源管理のやり方については、これまでに様々なものが提案されている。
【0003】
例えば、特開平7−334327においては、限られた容量の記憶媒体内に保存されている必要とされる重要な情報が、一義的な情報書き込み処理によって容易に消失されてしまうことを、記憶媒体内のパラメータ毎の処理条件を判別して記憶媒体に情報がフルに格納されている時に書き換えるパラメータを解析することにより、メモリを有効に利用できる方法が提案されている。
【0004】
しかし、最近、急速な外部記憶媒体の低価格化と大容量化によってコンパクトフラッシュカード(商品名:以下、CFカードとする)などに代表される外部記憶媒体が普及し、ディジタルカメラやデータストレージ用など様々なシーンで外部記憶媒体が使われるようになった。印刷装置にもその波は押し寄せ、外部記憶媒体がメモリ資源として使われるようになった。ダイレクトプリンタといった新しいタイプの印刷装置がその例である。このようなダイレクトプリンタでは、着脱可能な外部記憶媒体という特徴を活かしたメモリ資源管理のやり方が提案されている。
【0005】
例えば、特開平11−331757においては、ディジタルカメラで撮影された複数の画像データを格納しているCFカードに対し、システム制御回路が、CFカードの空き容量、および、プリントバッファメモリの容量を勘案して、処理1:CFカードの空き容量を使用する、処理2:プリントバッファメモリを使用する、および、処理3:CFカードの空き容量とプリントバッファメモリの両方を使用する、の何れかを選択して、パノラマ合成画像を処理1〜3に応じたメモリを使用して作成する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術においても問題点がある。ダイレクトプリンタに接続されている外部記憶媒体の内容がフル状態で空き領域が存在しない場合、外部記憶媒体をメモリ資源として利用することができないため、処理2を選ばざるを得ないという問題である。
【0007】
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、外部記憶媒体内をダイレクトプリンタが自動的に編集し空き領域を作成することで、搭載されているメモリ容量が少なくても大きな印刷データを扱うことがことができる印刷装置並びにメモリ資源管理方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷装置は、上記課題を解決するために、通常のホストコンピュータを介して印刷する印刷方法の他に、ホストコンピュータを介さずに着脱可能な外部記憶媒体から直接印刷する画像やデータを読みこみ、画像処理を施したのち印刷することができる印刷方法を持ち、かつ、外部記憶媒体へのインターフェースを通じて外部記憶媒体に対して読みこみと書きこみができる手段と、なくなってもそのファイル自体には特に影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索することができる手段と、ファイル内に存在する付加的な情報を解析することができる手段と、ファイル内の特定の情報を削除することができる手段、を持つダイレクトプリンタであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の印刷システムは、ダイレクトプリンタに外部記憶媒体が接続されている場合、自動的に外部記憶媒体内に存在するファイルから、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索し、そのファイルから付加的な情報を削除して作成した空き領域を、印刷する際にダイレクトプリンタのメモリ資源として使用することで、メモリ資源を効率的に使うことができることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施例において、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0011】
(実施例)
図1は、本発明の実施例に係る印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系の概略構成ブロック図である。同図においてメモリ資源を管理する制御系は、システム制御部101と、外部記憶媒体102と、カードスロットインターフェース103と、操作キー群104と、操作キーインターフェース105と、パネル表示部106と、パネルインターフェースと107と、受信バッファ108と、から構成されている。
【0012】
システム制御部101は、ユーザがカードスロットに外部記録媒体102、例えばCFカード、を挿入すると、カードスロットインターフェース103を介して外部記憶媒体102の内容にアクセスすることができる。また、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報を有するファイルを検索することができる手段と、ファイル内に存在する付加的な情報を解析することができる手段と、ファイル内の特定の情報を削除することができる手段を持っている。つまり、システム制御部101は、アクセス時に外部記憶媒体102の内容を調査し、空き領域が十分に存在しない場合は、外部記憶媒体102に保存されているファイルから、なくなってもそのファイルのデータ自体には直接影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索し、そのファイルから付加的な情報を持つデータ領域を解析し、そのデータ領域を削除することで、外部記憶媒体102の空き領域を確保することができる。例えば、ディジタルカメラの保存形式で良く使用されているJPEGフォーマットのファイルの場合、図2に示すJPEGフォーマット内の情報から画像情報に直接影響を及ぼさない情報、つまり、撮影日時などが保存されているアプリケーションマーカやサムネイル画像、をファイルから削除する。なお、受信バッファメモリ106に対する読みこみ・書きこみ制御や、操作キー群104やパネル表示部105の制御もすべてシステム制御部101が管理している。
【0013】
外部記憶媒体102は印刷すべきデータ、例えばディジタルカメラで撮影した画像データやパーソナルコンピュータで作成した書類データ、を保存している市販のメモリーカード全般(CFカード、スマートメディアカード、フラッシュATAカードなど)を指す。空き領域をメモリ資源として利用するため、外部記憶媒体102内に印刷すべきデータが存在しなくても特に問題がないことは言うまでもない。
【0014】
カードスロットインターフェース103は、使用する外部記憶媒体102に応じたアダプタを使用することにより、様々な形態の外部記憶媒体102に対して読み込みと書き込みの両方を行うことができる汎用的なインターフェースを有する。つまり、外部記憶媒体に対する読み込みと書き込みを行うことができる手段がカードスロットインターフェース103にあたる。
【0015】
操作キー群104は、ダイレクトプリント操作に関係のある操作キー全般を指す。
【0016】
パネル表示部105は、ダイレクトプリント操作に関係のある情報を表示するパネル全般を指す。
【0017】
受信バッファ106は、ホストコンピュータから送信されたラスタデータ、もしくは、ダイレクトプリンタ本体によってラスタデータ化された印刷データを受信するバッファを指す。
【0018】
図3は、図1に示す印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系を使って外部記憶媒体102に空き領域を作成し、その領域を受信バッファ106として使用するまでの処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップS301では、外部記憶媒体102がダイレクトプリンタのカードスロットに接続されると、カードスロットインターフェース103を通じてシステム制御部101に外部記憶媒体102が接続されたことを通知する。ステップS302では、システム制御部101がカードスロットインターフェース103を介して外部記憶媒体102内にアクセスし、外部記憶媒体102の空き領域の調査を行う。ステップS303では、ステップS302において調査した外部記憶媒体102の空き領域がメモリ領域として使用するに足る容量であるかどうかを判断する。もし、十分な空き領域が存在するならばステップS309に進む。
【0019】
ステップS304では、システム制御部101がパネル表示部105を通してユーザに対し、付加的な情報を削除することで空き容量を増やしても良いかどうかを確認する。ユーザはその問いに対し操作キー群104を操作し、「OK」もしくは「キャンセル」を通知する。もし、「キャンセル」が通知されたならばステップS308に進む。ステップS305では、システム制御部101が、外部記憶媒体102内に保存されているファイルの中から、なくなってもそのファイルのデータ自体には直接影響を及ぼさない付加的な情報を持っているファイルを検索する。ステップS306では、ステップS305において検索を行ったファイルが存在するかどうかを判断する。もしファイルが存在しなければステップS308に進む。ステップS307では、ステップS306において発見されたファイルから付加的な情報を持つデータ領域を解析し、その情報を削除したのち、そのファイルを上書き保存する。上書き保存後、ステップS305に戻る。ステップS308では、付加的な情報を削除したことで外部記憶媒体102に受信バッファとして使用するに足る空き容量が確保できたかどうかを再度判断する。もし、受信バッファとして設定するほど空き領域を確保できていなければ、処理を終了する。ステップS309では、空き領域を受信バッファとして使用すべく、確保された空き領域を受信バッファとして使用する設定を行う。
【0020】
上記実施例では、外部記憶媒体の空き領域を受信バッファメモリとして利用したが、受信バッファの他にもプリントバッファメモリやワークバッファメモリとして使用しても、本出願に係る発明に含まれることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、ダイレクトプリンタ自身が外部記憶媒体から自動的になくなってもそのファイル自体には直接影響を及ぼさない付加的な情報を削除し、外部記憶媒体内に空き領域を作成することで、限られた少量のメモリ資源しか搭載されていなくても大きな印刷データを扱うことができる。また、状況に応じて外部記憶媒体の空き領域を受信バッファメモリ、プリントバッファメモリ、および、ワークバッファメモリなどに割り当てられるため、メモリ資源を効率的に運用できると共に、処理速度の向上にもこうかがある。さらに、搭載メモリ容量を抑えられるため、コストの面でも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系の概略構成ブロック図。
【図2】JPEGフォーマットのファイル内の情報から画像情報に直接影響を及ぼさない情報を削除する例。
【図3】図1に示す印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系を使って外部記憶媒体102に空き領域を作成し、その領域を受信バッファ106として使用するまでの処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
101 システム制御部
102 外部記憶媒体
103 カードスロットインターフェース
104 操作キー群
105 パネル表示部
106 受信バッファ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータから印刷情報を受信し、その受信した印刷情報を記録媒体に印刷する手段の他に、ホストコンピュータを介さずに着脱可能な外部記憶媒体から外部記憶媒体インターフェースを通して直接印刷情報を読み込み、その直接読み込んだ印刷情報を解析して印刷する手段を持つ印刷装置(以下、ダイレクトプリンタとする)並びにメモリ資源管理方法において、外部記憶媒体の空き領域を印刷装置のメモリ資源として使用する印刷装置並びにメモリ資源管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷装置では搭載されているメモリ資源が限られていたため、印刷処理に必要なプリントバッファメモリ、ワークメモリ、および、受信バッファメモリなどを確保するメモリ資源管理のやり方については、これまでに様々なものが提案されている。
【0003】
例えば、特開平7−334327においては、限られた容量の記憶媒体内に保存されている必要とされる重要な情報が、一義的な情報書き込み処理によって容易に消失されてしまうことを、記憶媒体内のパラメータ毎の処理条件を判別して記憶媒体に情報がフルに格納されている時に書き換えるパラメータを解析することにより、メモリを有効に利用できる方法が提案されている。
【0004】
しかし、最近、急速な外部記憶媒体の低価格化と大容量化によってコンパクトフラッシュカード(商品名:以下、CFカードとする)などに代表される外部記憶媒体が普及し、ディジタルカメラやデータストレージ用など様々なシーンで外部記憶媒体が使われるようになった。印刷装置にもその波は押し寄せ、外部記憶媒体がメモリ資源として使われるようになった。ダイレクトプリンタといった新しいタイプの印刷装置がその例である。このようなダイレクトプリンタでは、着脱可能な外部記憶媒体という特徴を活かしたメモリ資源管理のやり方が提案されている。
【0005】
例えば、特開平11−331757においては、ディジタルカメラで撮影された複数の画像データを格納しているCFカードに対し、システム制御回路が、CFカードの空き容量、および、プリントバッファメモリの容量を勘案して、処理1:CFカードの空き容量を使用する、処理2:プリントバッファメモリを使用する、および、処理3:CFカードの空き容量とプリントバッファメモリの両方を使用する、の何れかを選択して、パノラマ合成画像を処理1〜3に応じたメモリを使用して作成する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術においても問題点がある。ダイレクトプリンタに接続されている外部記憶媒体の内容がフル状態で空き領域が存在しない場合、外部記憶媒体をメモリ資源として利用することができないため、処理2を選ばざるを得ないという問題である。
【0007】
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、外部記憶媒体内をダイレクトプリンタが自動的に編集し空き領域を作成することで、搭載されているメモリ容量が少なくても大きな印刷データを扱うことがことができる印刷装置並びにメモリ資源管理方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷装置は、上記課題を解決するために、通常のホストコンピュータを介して印刷する印刷方法の他に、ホストコンピュータを介さずに着脱可能な外部記憶媒体から直接印刷する画像やデータを読みこみ、画像処理を施したのち印刷することができる印刷方法を持ち、かつ、外部記憶媒体へのインターフェースを通じて外部記憶媒体に対して読みこみと書きこみができる手段と、なくなってもそのファイル自体には特に影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索することができる手段と、ファイル内に存在する付加的な情報を解析することができる手段と、ファイル内の特定の情報を削除することができる手段、を持つダイレクトプリンタであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の印刷システムは、ダイレクトプリンタに外部記憶媒体が接続されている場合、自動的に外部記憶媒体内に存在するファイルから、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索し、そのファイルから付加的な情報を削除して作成した空き領域を、印刷する際にダイレクトプリンタのメモリ資源として使用することで、メモリ資源を効率的に使うことができることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施例において、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0011】
(実施例)
図1は、本発明の実施例に係る印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系の概略構成ブロック図である。同図においてメモリ資源を管理する制御系は、システム制御部101と、外部記憶媒体102と、カードスロットインターフェース103と、操作キー群104と、操作キーインターフェース105と、パネル表示部106と、パネルインターフェースと107と、受信バッファ108と、から構成されている。
【0012】
システム制御部101は、ユーザがカードスロットに外部記録媒体102、例えばCFカード、を挿入すると、カードスロットインターフェース103を介して外部記憶媒体102の内容にアクセスすることができる。また、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報を有するファイルを検索することができる手段と、ファイル内に存在する付加的な情報を解析することができる手段と、ファイル内の特定の情報を削除することができる手段を持っている。つまり、システム制御部101は、アクセス時に外部記憶媒体102の内容を調査し、空き領域が十分に存在しない場合は、外部記憶媒体102に保存されているファイルから、なくなってもそのファイルのデータ自体には直接影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索し、そのファイルから付加的な情報を持つデータ領域を解析し、そのデータ領域を削除することで、外部記憶媒体102の空き領域を確保することができる。例えば、ディジタルカメラの保存形式で良く使用されているJPEGフォーマットのファイルの場合、図2に示すJPEGフォーマット内の情報から画像情報に直接影響を及ぼさない情報、つまり、撮影日時などが保存されているアプリケーションマーカやサムネイル画像、をファイルから削除する。なお、受信バッファメモリ106に対する読みこみ・書きこみ制御や、操作キー群104やパネル表示部105の制御もすべてシステム制御部101が管理している。
【0013】
外部記憶媒体102は印刷すべきデータ、例えばディジタルカメラで撮影した画像データやパーソナルコンピュータで作成した書類データ、を保存している市販のメモリーカード全般(CFカード、スマートメディアカード、フラッシュATAカードなど)を指す。空き領域をメモリ資源として利用するため、外部記憶媒体102内に印刷すべきデータが存在しなくても特に問題がないことは言うまでもない。
【0014】
カードスロットインターフェース103は、使用する外部記憶媒体102に応じたアダプタを使用することにより、様々な形態の外部記憶媒体102に対して読み込みと書き込みの両方を行うことができる汎用的なインターフェースを有する。つまり、外部記憶媒体に対する読み込みと書き込みを行うことができる手段がカードスロットインターフェース103にあたる。
【0015】
操作キー群104は、ダイレクトプリント操作に関係のある操作キー全般を指す。
【0016】
パネル表示部105は、ダイレクトプリント操作に関係のある情報を表示するパネル全般を指す。
【0017】
受信バッファ106は、ホストコンピュータから送信されたラスタデータ、もしくは、ダイレクトプリンタ本体によってラスタデータ化された印刷データを受信するバッファを指す。
【0018】
図3は、図1に示す印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系を使って外部記憶媒体102に空き領域を作成し、その領域を受信バッファ106として使用するまでの処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップS301では、外部記憶媒体102がダイレクトプリンタのカードスロットに接続されると、カードスロットインターフェース103を通じてシステム制御部101に外部記憶媒体102が接続されたことを通知する。ステップS302では、システム制御部101がカードスロットインターフェース103を介して外部記憶媒体102内にアクセスし、外部記憶媒体102の空き領域の調査を行う。ステップS303では、ステップS302において調査した外部記憶媒体102の空き領域がメモリ領域として使用するに足る容量であるかどうかを判断する。もし、十分な空き領域が存在するならばステップS309に進む。
【0019】
ステップS304では、システム制御部101がパネル表示部105を通してユーザに対し、付加的な情報を削除することで空き容量を増やしても良いかどうかを確認する。ユーザはその問いに対し操作キー群104を操作し、「OK」もしくは「キャンセル」を通知する。もし、「キャンセル」が通知されたならばステップS308に進む。ステップS305では、システム制御部101が、外部記憶媒体102内に保存されているファイルの中から、なくなってもそのファイルのデータ自体には直接影響を及ぼさない付加的な情報を持っているファイルを検索する。ステップS306では、ステップS305において検索を行ったファイルが存在するかどうかを判断する。もしファイルが存在しなければステップS308に進む。ステップS307では、ステップS306において発見されたファイルから付加的な情報を持つデータ領域を解析し、その情報を削除したのち、そのファイルを上書き保存する。上書き保存後、ステップS305に戻る。ステップS308では、付加的な情報を削除したことで外部記憶媒体102に受信バッファとして使用するに足る空き容量が確保できたかどうかを再度判断する。もし、受信バッファとして設定するほど空き領域を確保できていなければ、処理を終了する。ステップS309では、空き領域を受信バッファとして使用すべく、確保された空き領域を受信バッファとして使用する設定を行う。
【0020】
上記実施例では、外部記憶媒体の空き領域を受信バッファメモリとして利用したが、受信バッファの他にもプリントバッファメモリやワークバッファメモリとして使用しても、本出願に係る発明に含まれることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、ダイレクトプリンタ自身が外部記憶媒体から自動的になくなってもそのファイル自体には直接影響を及ぼさない付加的な情報を削除し、外部記憶媒体内に空き領域を作成することで、限られた少量のメモリ資源しか搭載されていなくても大きな印刷データを扱うことができる。また、状況に応じて外部記憶媒体の空き領域を受信バッファメモリ、プリントバッファメモリ、および、ワークバッファメモリなどに割り当てられるため、メモリ資源を効率的に運用できると共に、処理速度の向上にもこうかがある。さらに、搭載メモリ容量を抑えられるため、コストの面でも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系の概略構成ブロック図。
【図2】JPEGフォーマットのファイル内の情報から画像情報に直接影響を及ぼさない情報を削除する例。
【図3】図1に示す印刷装置並びにメモリ資源管理方法を用いてメモリ資源を管理する制御系を使って外部記憶媒体102に空き領域を作成し、その領域を受信バッファ106として使用するまでの処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
101 システム制御部
102 外部記憶媒体
103 カードスロットインターフェース
104 操作キー群
105 パネル表示部
106 受信バッファ
Claims (6)
- ホストコンピュータから印刷情報を受信し、前述の受信した印刷情報を記録媒体に印刷する手段の他に、ホストコンピュータを介さずに着脱可能な外部記憶媒体から外部記憶媒体インターフェースを通して直接印刷情報を読み込み、前述の直接読み込んだ印刷情報を解析して印刷する手段を持つ印刷装置において、前述の外部記憶媒体に対する読み込みと書き込みを行うことができる手段と、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報を有するファイルを検索することができる手段と、前述のファイル内に存在する付加的な情報を解析することができる手段と、前述のファイル内の特定の情報を削除することができる手段、を持つことを特徴とする印刷装置。
- 請求項1の印刷装置において、外部記憶媒体に対する読み込みと書き込みを行うことができる手段は、印刷装置に搭載されている汎用的な外部記憶媒体インターフェースを通して様々な外部記憶媒体にアクセスすることができることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1の印刷装置において、付加的な情報を有するファイルを検索することができる手段は、付加的な情報を有するファイルフォーマットが外部記憶媒体内に存在するか印刷装置に搭載されている汎用的な外部記憶媒体インターフェースを通して探索することができることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1の印刷装置において、ファイル内に存在する付加的な情報を解析することができる手段は、付加的な情報を有すると判断されたファイルフォーマット内のどのデータ領域が前述の付加的な情報にあたるのか解析することができることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1の印刷装置において、ファイル内の特定の情報を削除することができる手段は、ファイル内の指定されたデータ領域を削除し、かつ、前述のデータ領域を削除した状態でファイルを上書き保存することを特徴とする印刷装置。
- ホストコンピュータから印刷情報を受信し、前述の受信した印刷情報を記録媒体に印刷する手段の他に、ホストコンピュータを介さずに着脱可能な外部記憶媒体から外部記憶媒体インターフェースを通して直接印刷情報を読み込み、前述の直接読み込んだ印刷情報を解析して印刷する手段を持つ印刷装置に用いられるメモリ資源管理方法において、前述の印刷装置に外部記憶媒体が接続されているとき、自動的に前述の外部記憶媒体内に存在するファイルから、なくなっても本体のファイルには特に影響を及ぼさない付加的な情報を持つファイルを検索し、前述のファイルから付加的な情報を削除して空き領域を作成することで、前述の作成した空き領域を印刷する際に用いる様々なメモリ資源に割り当てることを特徴とするメモリ資源管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189501A JP2004025794A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 印刷装置並びにメモリ資源管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189501A JP2004025794A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 印刷装置並びにメモリ資源管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004025794A true JP2004025794A (ja) | 2004-01-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002189501A Pending JP2004025794A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 印刷装置並びにメモリ資源管理方法 |
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