JP2004024604A - カッター - Google Patents

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Shinichi Toyosaki
豊崎 真一
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Abstract

【課題】電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他の加工材の切断などの加工をするためにカッターを使用する際、電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他の加工材から板状刃物の先端部分が滑っても、手などに傷を受けるおそれを回避することができるカッターを提供することを目的とする。
【解決手段】板状刃物(2)と、この板状刃物を摺動可能に支持するカバー(3)とからなるカッター(1)のカバーから突出する板状刃物の先端部分を、この先端部分を露出させるように移動可能な安全カバー(4)で覆ったことを特徴とするカッター。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他加工材の切断などの加工をする際に使用するカッターの改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他加工材の切断などの加工をする際、板状刃物と、この板状刃物を摺動可能に支持するカバーとからなるカッターを用いることがある。カッターによって電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他加工材の切断加工をするには、板状刃物を摺動して板状刃物の先端部分をカバーから突出させ、この先端部分を使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電線や電線を被覆している被覆材などの線材は、断面形状が略円形又は略楕円形を呈するように作られていることと、保護皮膜を有する表面が滑り易いことから、カッターを使用して電線や電線を被覆している被覆材等の線材を切断しようとする場合、電線や電線を被覆している被覆材などの線材から板状刃物の先端部分が勢い余って滑ってしまうことがあり、それによって手などに傷を受けるおそれがある。その他の切断などの加工で使用する滑り易い加工材などについても同様の事態が起こりうる。
【0004】
そこで、本発明であるカッターは、電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他加工材の切断などの加工をするためにカッターを使用する際、電線や電線を被覆している被覆材などの線材、又はその他の加工材から板状刃物の先端部分が滑っても、手などに傷を受けるおそれを回避することができるカッターを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、板状刃物と、この板状刃物を摺動可能に支持するカバーとからなるカッターの前記カバーから突出する前記板状刃物の先端部分を、この先端部分を露出させるように移動可能な安全カバーで覆ったことを特徴とするカッターの構成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面に基づき、本発明であるカッターについて詳細に説明する。
【0007】
図1は本発明であるカッターの平面図である。図1に示すように、カッター1は、刃を有する板状刃物2と、この板状刃物2を摺動可能、かつ、固定可能に支持するカバー3と、カバー3から突出した板状刃物2の先端部分を覆う安全カバー4とを備える。
【0008】
板状刃物2は、複数の平行に、かつ、斜めに配列した破断線2aと、隣り合った破断線2a,2aで囲まれた破断片2bとを有し、細長い平行四辺形の形状を呈している。図1の実施形態では、板状刃物2の左の自由端部2cが切断の用に供され、右の端部2dがカバー3に連結される。
【0009】
板状刃物2の右の端部2dには貫通孔2eを開けてあり、板状刃物2とカバー3とを連結する摺動具5に設けた円筒状突起5aが貫通孔2eに分離可能に挿入されている。板状刃物2の自由端部2cにある破断片2bに設けた刃の切れが悪くなったとき、破断線2aで破断して新たな破断片2bを自由端部にもたらす。
【0010】
板状刃物2を摺動可能に支持するカバー3は、複数の矩形状突起3aを板状刃物2の長手方向、つまり図1の左右方向Aへ等間隔を置いて配列した櫛状の2つのストッパ3bを有し、各ストッパ3bの隣り合った矩形状突起3a,3a間の隙間3cがストッパ部となっている。
【0011】
この隙間3c内に摺動具5のつめ5bが入り、板状刃物2の摺動を阻止する。カバー3は、さらに、板状刃物2の自由端部2c側の部分を案内する2つのガイド3d,3dと、新しい板状刃物2をカバー3内に導くためのガイド3e,3e・・と、取付片3fとを有する。
【0012】
ストッパ3bとガイド3d,3eとは、底片3gから上方へ間隔を置いて位置し、その間隔内に板状刃物2が導かれる。取付片3fは、図示しないキャップをカバー3に取り付ける際、キャップと摩擦接触し、キャップを保持する。
【0013】
安全カバー4は、カバー3から突出した板状刃物2の自由端部2cの底部分と2つの側部分とを覆っている。安全カバー4のエッジ4aは、板状刃物2の破断線2aと交差する向きに延びている。
【0014】
すなわち、図1の実施形態では、板状刃物2の破断線2aが右方へ斜め上向きに延びているのに対し、安全カバー4のエッジ4aが左方へ斜め上向きに延びている。
【0015】
摺動具5は、前述のように、円筒状突起5aと2つのつめ5bとを有する。摺動具5の円筒状突起5aを、板状刃物2の下側から板状刃物2の貫通孔2eに嵌めると、板状刃物2の端部2dが円筒状突起5aの周縁部分に載り、板状刃物2の破断線2aと平行な端面が摺動具5の傾斜面5dに接する。
【0016】
これによって、摺動具5と板状刃物2とが連結される。一方、摺動具5のつめ5bがカバー3のストッパ3bの隙間3c内に入り、摺動具5とカバー3とが連結される。このようにして、板状刃物2は摺動具5を介してカバー3に連結される。摺動具5は複数の滑り止め5cを上側面に有する。
【0017】
この滑り止め5cに、例えば、手の親指を当てがい、摺動具5を手で操作して板状刃物2をカバー3に対して左右方向A、つまり板状刃物2の長手方向へ摺動する。
【0018】
図2は本発明であるカッターの拡大した右側面図、図3は本発明であるカッターの拡大した左側面図である。
【0019】
図2及び図3に示した実施形態では、カバー3は、板状刃物2を覆う第1カバー部分6と、第1カバー部分6を覆う第2カバー部分7と、第1カバー部分6及び第2カバー部分7を覆う第3カバー部分8とからなる。
【0020】
カバー3の第1カバー部分6は、底片6aと、底片6aからほぼ垂直に立ちあがっている2つの側片6b,6bと、各側片6bから底片6aとほぼ平行に、互いに対向する向きへ延びている頂片6cとを有する。
【0021】
2つの頂片6c,6cは、間隔をおいて互いに対向した構造となっており、それぞれの対向部分にストッパ3bと、ガイド3d,3eとが設けられている。第1カバー部分6は、金属板を折り曲げて作られている。図1に示した底片3gは、図2及び図3に示した実施形態では、第1カバー部分6の底片6aに相当する。
【0022】
図2及び図3に示すように、板状刃物2が、第1カバー部分6の底片6aと2つの側片6b,6bと2つの頂片6c,6cとで囲まれた空間内に位置する。この空間内に配置した状態では、板状刃物2の刃2fが図2において左側に位置している。
【0023】
円筒状突起5a(図1)を介して板状刃物2に連結された摺動具5がつめ5bをカバー3の第1カバー部分6にあるストッパ3bのストッパ部に嵌めた状態で保持されている。これによって、板状刃物2はカバー3の第1カバー部分6に対して固定された位置を保つ。
【0024】
板状刃物2をカバー3の第1カバー部分6に対して摺動するには、摺動具5を下方へ押し込んで板状刃物2を弾性変形させ、摺動具5のつめ5bを第1カバー部分6のストッパ3bのストッパ部から外す。
【0025】
この状態で摺動具5を図1の左右方向Aへ動かし、摺動具5とともに板状刃物2を動かす。その後、摺動具5の押し込みを解放すると、板状刃物2が復元し、摺動具5のつめ5bが第1カバー部分6のストッパ3bの、つめ5bに対応する位置にある別のストッパ部に嵌まる。
【0026】
図3に示すように、安全カバー4は、底片4bと、底片4bからほぼ垂直に立ちあがっている2つの側片4c,4cと、各側片4cから底片4bとほぼ平行に、互いに対向する向きへ延びている頂片4dとからなり、2つの頂片4d,4dは、間隔をおいて互いに対向した構造となっている。
【0027】
安全カバー4は、板状刃物2の先端部分が滑ったときの安全を確保するものであり、カバー3の第1カバー部分6と比べて低い強度でよい。そのため、安全カバー4は第1カバー部分6より薄い厚みの金属板又はプラスチックなどの樹脂で作ることができる。前記カバー3の第1カバー部分6の一部が、安全カバー4の底片4bと2つの側片4c,4cと2つの頂片4d,4dとで囲まれた空間内に位置する。
【0028】
安全カバー4は、カバー3から突出する板状刃物2の先端部分を覆うところ、カバー3の第1カバー部分6の一部が安全カバー4の底片4bと2つの側片4c,4cと2つの頂片4d,4dとで囲まれた空間内に位置する構造とすることにより、安全カバー4がカバー3の第1カバー部分6をも覆うこととなる。これによって、後述するように、安全カバー4が移動する際、安全カバー4をカバー3の第1カバー部分6で案内できる効果を奏する。
【0029】
カバー3の第2カバー部分7は、底片7aと、底片7aからほぼ垂直に立ちあがっている2つの側片7b,7bと、各側片7bから底片7aとほぼ平行に互いに対向する向きへ延びている頂片7cとからなり、2つの頂片7c,7cは間隔をおいて互いに対向した構造となっている。
【0030】
カバー3の第2カバー部分7は、第1カバー部分6と比べて大きな厚みの金属を削りだして形成されているが、プラスチックなどの樹脂で成形したものを用いることもできる。この第2カバー部分7は、カバー3の第1カバー部分6の、板状刃物2が突出する端部から遠方にある端部を覆うように第1カバー部分6に固定され、後述するバネを受け止める。
【0031】
図3に示すように、安全カバー4は各側片4cから外方へ突出しているブラケット4eを有し、このブラケット4eとカバー3の第2カバー部分7との間にコイルバネ9が配置されている。
【0032】
カバー3の第3カバー部分8は、底片8aと、底片8aからほぼ垂直に立ち上がっている2つの側片8b,8bと、各側片8bから底片8aとほぼ平行に、互いに対向する向きへ延びている頂片8cとからなり、2つの頂片8c,8cは間隔をおいて対向した構造となっている。
【0033】
第3カバー部分8は第1カバー部分6と実質的に同じ厚みの金属板を折り曲げて形成されているが、プラスチックなどの樹脂で成形したものを用いることもできる。カバー3の第2カバー部分7が第3カバー部分8の底片8aと2つの側片8b,8bと2つの頂片8c,8cとで囲まれた空間内に位置する。
【0034】
図4は、本発明であるカッターの底面図である。図4に示すように、第3カバー部分8の底片8aは2つのねじ10,10によってカバー3の第2カバー部分にねじ止めされている。
【0035】
図5は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を分解して示す平面図、図6は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除いて示す底面図、図7は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除き、拡大して示す右側面図、図8は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除き、拡大して示す左側面図、図9は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除いて示す正面図、図10は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を示す底面図、図11は本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を示す右側面図である。
【0036】
図5乃至図11を参照して、本発明であるカッター1の組立て過程を説明する。まず、カバーの第2カバー部分7を第1カバー部分6に嵌め、第1カバー部分6に固定する。第2カバー部分7は、図5から明らかであるように、第1カバー部分6より短い。
【0037】
そこで、取付部3fが突出するように第2カバー部分7を、板状刃物2の先端部分が突出する端部から遠方にある第1カバー部分6の端部に位置させる。その後、図9に示すように、第2カバー部分7の側片7bに2つのねじ11,11をねじ込んで第2カバー部分7を第1カバー部分6に取り付ける。
【0038】
第2カバー部分7を第1カバー部分6に取り付けた後、コイルバネ9の一端をカバー3の第2カバー部分7に固定する。この固定は接着剤による接着の他、第2カバー部分7に突起を設けておき、この突起にコイルバネ9の一端を引っ掛けることによって、又は適当な止め具を用いて行うことができる。
【0039】
コイルバネ9の一端を第2カバー部分7に取り付けた後、又はそれに先だって安全カバー4の各ブラケット4eにコイルバネ9の他端を固定する。図5に示した実施形態では、コイルバネ9の他端にボルト12を取り付けてある。
【0040】
そして、このボルト12をブラケット4eに開けた孔に貫通させ、ボルト12にナット12aをねじ込んでコイルバネ9の他端を安全カバー4に取り付けてある。コイルバネ9を取り付けた安全カバー4をカバー3の第1カバー部分6に嵌める。
【0041】
コイルバネ9は、図5に示すように、板状刃物2の先端部分を第1カバー部分6から突出させた使用状態のとき、安全カバー4のエッジ4aが板状刃物2の先端部分を覆うことができ、このときコイルバネ9が自由長さとなるような寸法に定める。
【0042】
このようにしておけば、安全カバー4が常に板状刃物2の先端部分を覆う上、安全カバー4のエッジ4aに外力を加えて安全カバー4を矢印Bに向けて移動させるとき、わずかな外力で移動を確保できる。
【0043】
換言すると、カッター1の使用時に、安全カバー4のエッジ4aを線材などの加工材に軽く触れさせるだけで、安全カバー4を移動させ、板状刃物2の先端部分を線材などの加工材に当てがうことができる。
【0044】
第2カバー部分7と安全カバー4と2つのコイルバネ9,9とを第1カバー部分6に取り付けると、それぞれは図5及び図6に示した位置関係をとる。そして、図7及び図8に示すように、カバー3の第1カバー部分6が板状刃物2を覆い、安全カバー4が第1カバー部分6を覆い、第2カバー部分7が第1カバー部分6を覆った状態となる。
【0045】
前記第1カバー部分6と前記安全カバー4と第2カバー部分7とは、それぞれの頂片が間隔をおいて対向している結果、摺動具5が前記間隔内に位置することができる。
【0046】
図6に示すように、第2カバー部分7の底片7aは2つのねじ孔13,13を有し、図5及び図10に示すように、第3カバー部分8の底片8aは、2つのねじ孔13,13と整合する2つの貫通孔14,14を有する。
【0047】
図11に示すように、第3カバー部分8は、底片8aと2つの側片8b,8bと2つの頂片8c,8cとからなり、これらが安全カバー4やカバー3の第2カバー部分7を覆う大きさであることから、第3カバー部分8は、第1カバー部分6とこの第1カバー部分6に取り付けた安全カバー4や第2カバー部分7を覆うように嵌めることができる。
【0048】
第3カバー部分8を嵌めた後、第3カバー部分8の2つの貫通孔14,14にそれぞれねじ10(図4)を通し、ねじ10を第2カバー部分7のねじ孔13,13にねじ込んで、又は適当な留め具を用いて第3カバー部分8が固定され、カッター1が完成する。
【0049】
図12は完成したカッター1の使用状態を示す平面図である。カッター1を使用するに先だって、板状刃物2をカッター1のカバー3の第1カバー部分6に装着する。
【0050】
それには、板状刃物2の下側から板状刃物2の貫通孔2eに摺動具5の円筒状突起5aを挿入し、板状刃物2の端面を摺動具5の傾斜面5dに密接させる。この状態で、板状刃物2を取付部3fの側から第1カバー部分6に挿入する。
【0051】
摺動具5を押し下げた状態で摺動具5を移動し、板状刃物2の先端部分を第1カバー部分6から突出させる。その後、摺動具5の押し下げを解放すると、摺動具5のつめ5bが第1カバー部分6のストッパ3bのストッパ部に嵌まり、カッター1の使用が可能となる。
【0052】
カッター1を切断などの加工をすべき線材などの加工材に向けて押し込むと、安全カバー4のエッジ4aが線材などの加工材に当たり、安全カバー4が移動する。その結果、図12に示すように、板状刃物2の尖端2gと、刃2fが現れるため、この尖端2gと刃2fを使用して線材などの加工材への切断その他の加工ができる。
【0053】
図13は安全カバー4の作用を、カバーの第3カバー部分を除いて示す平面図である。図13に示すように、使用時には安全カバー4がコイルバネ9を圧縮し、矢印Bへ向けて移動しているため、板状刃物2の尖端2gと刃2fが現れている。
【0054】
ところが、板状刃物2の尖端2g又は刃2fが線材などの加工材から滑って外れると、安全カバー4がコイルバネ9のバネ力によって破線で示した位置に復元する。そのため、板状刃物2の尖端2gや刃2fによって傷を受けるおそれを回避できる。
【0055】
図13に示した実施形態では、板状刃物2の刃2fと破断線2aとは鋭角で交わっており、安全カバー4のエッジ4aは板状刃物2の破断線2aと交差する向きに延びている。
【0056】
そのため、安全カバー4のエッジ4aはその全ての部分で線材などの加工材に当ることができ、どの部分で当っても安全カバー4は矢印Bへ向けて移動する。これに対して、安全カバー4のエッジ4aを板状刃物2の破断線2aと実質的に平行にする。
【0057】
すると、エッジ4aが線材などの加工材と当る部分が限られてしまい、安全カバー4の作用範囲が少なくなってしまう。この理由から、安全カバー4のエッジ4aは、板状刃物2の破断線2aと交差する向きに延びることが好ましい。
【0058】
図5及び図12に示すように、カバー3の第3カバー部分8は、安全カバー4を覆う長さに形成されている。これによって、安全カバー4が移動するとき、安全カバー4のぶれを防ぐことができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明であるカッターによれば、カッターのカバーから突出する板状刃物の先端部分を、この先端部分を露出させるように移動可能な安全カバーで覆ったため、カッターの使用時には安全カバーを移動させてカッターの先端部分を露出させ、線材などの加工材への加工を支障なく行うことができる。
【0060】
そして、カッターを使用中に、カッターの先端部分が線材などから滑っても、その先端部分を安全カバーが覆うため手に傷を負うような事故を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるカッターの、カッターを使用していない状態を示す平面図である。
【図2】本発明であるカッターの右側面図である。
【図3】本発明であるカッターの左側面図である。
【図4】本発明であるカッターの底面図である。
【図5】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を分解した状態で示す平面図である。
【図6】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除いて示す底面図である。
【図7】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除いて示す右側面図である。
【図8】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除いて示す左側面図である。
【図9】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を除いて示す正面図である。
【図10】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を示す底面図である。
【図11】本発明であるカッターの、カバーの第3カバー部分を示す右側面図である。
【図12】本発明であるカッターの、カッターを使用している状態を示す平面図である。
【図13】本発明であるカッターの作用を示す、カバーの第3カバー部分を除いて示す平面図である。
【符号の説明】
1   カッター
2   板状刃物
2a  破断線
2b  破断片
2c  自由端部
2d  端部
2e  貫通孔
2f  刃
2g  尖端
3   カバー
3a  突起
3b  ストッパ
3c  隙間
3d  ガイド
3e  ガイド
3f  取付部
3g  底片
4   安全カバー
4a  エッジ
4b  底片
4c  側片
4d  頂片
4e  ブラケット
5   摺動具
5a  円筒状突起
5b  つめ
5c  滑り止め
5d  傾斜面
6   第1カバー部分
6a  底片
6b  側片
6c  頂片
7   第2カバー部分
7a  底片
7b  側片
7c  頂片
8   第3カバー部分
8a  底片
8b  側片
8c  頂片
9   コイルバネ
10  ねじ
11  ねじ
12  ボルト
12a ナット
13  ねじ孔
14  貫通孔

Claims (1)

  1. 板状刃物と、この板状刃物を摺動可能に支持するカバーとからなるカッターの前記カバーから突出する前記板状刃物の先端部分を、この先端部分を露出させるように移動可能な安全カバーで覆ったことを特徴とする、カッター。
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