JP2004023745A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】Red・Green・Blueの各成分を含むnフィールド(n=2×m+1:mは自然数)の画像データを転送するインターレース式CCDの特性を活かし、夜景を背景としかつ適正露出の人物を撮影可能にする。
【解決手段】電子シャッタ信号出力終了から第1フィールド読み出し信号出力までの露光A1期間においてCPUがストロボ発光の命令信号を出力し、人物にストロボ光を照射して露出を行い、さらに電子シャッタ信号出力終了から第nフィールドの読み出し信号出力までの露光B1期間において人物と背景の露出を行い、ここで得られた第1フィールドと第nフィールドの2枚の画像を画像処理ICで処理することで1枚の静止画を作成する。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの小型化と撮像部の高画素化が進むことにより、飽和信号量・感度・S/Nの各特性の向上を実現としたCCD(charge−coupled device)が要望されている。そこで、従来、静止画撮影時に3フィールド転送をすることにより、一度に垂直転送路を流れる電荷量の減少化を達成することで結果的に飽和信号量の増加を可能にしたCCDがある。またこのCCDは3フィールド(奇数)転送であることから2ライン飛び越し走査となり、各フィールド内にR,G,Bの3色が含まれるようになり、各フィールド単位で1枚の画像として使用することができるという特徴を持っている。例えば縦1500画素×横2000画素の300万画素CCDならば、1フィールドは縦500画素×横2000画素の画像データとなるため最終的には縦480画素×横640画素のVGAクラスの静止画像を得ることができる。
【0003】
また、従来におけるこの種の技術としては、特開2000−307941号公報に記載されたデジタルカメラがある。このデジタルカメラは、スローシンクロ撮影において1回の撮影操作があったときにシンクロ画像と定常光画像との2つの画像を連続して撮影することで意図した適正な画像を得ることができるというものである。具体的には、シンクロ画像と、シンクロ画像と同程度の蓄積時間で撮影した定常光画像とを、画像処理部内の加算合成部においてユーザーが操作スイッチから入力した比率でアンプ処理と加算処理を行うことによって、シンクロ画像と定常光画像との比率を撮影後も調節することを可能にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−307941号公報記載のデジタルカメラによれば、人物用(シンクロ撮影)と背景用(定常光撮影)の静止画を2枚別々に撮影し、かつ背景撮影は長秒時露光の代わりにカメラの画像処理部においてデジタル的にアンプすることによって露光時間の短縮化を狙っている。しかしながら、デジタルアンプ処理によって背景画像の階調性が失われるという副作用が発生する。
【0005】
また、従来、スローシンクロ撮影と呼ばれるストロボ光照射と長秒時露光の組み合わせで行う手段がある。しかしながら、スローシンクロ撮影や特開2000−307941公報記載の技術では、絞りが開放状態かもしくは固定のため、被写界深度が浅い状態で焦点を人物に合わせると背景はボケるために、夜景を背景とした撮影には適さない。
【0006】
また別の従来技術として最初にシンクロ撮影で人物を主に撮影し、続いてレンズ系を駆動し背景に焦点を合わせてから、長秒時撮影を行うことで人物と背景の双方の焦点を合せるという手法がある。しかし、レンズ系の移動に要する時間分だけ撮影時間を要しかつ制御は複雑になる、という問題点がある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決し、前述した3フィールド転送の特性を活かして、例えば人物の露出が適正でかつ夜景が撮れるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、静止画駆動においてRed・Green・Blueの各成分を含むnフィールド(n=2×m+1:mは自然数)の画像データを転送するインターレース式CCDと、このCCDから画像データを転送させるタイミングを取るための垂直同期信号を生成する信号発生手段と、撮影開始を指示する信号を生成するレリーズ釦と、夜景を背景とする被写体撮影用の撮影モードを含む各種撮影モードから1つ選択するモード選択手段と、夜景を背景とする被写体撮影用の撮影モードを選択した時に、前記レリーズ釦を押下した直後でかつ前記CCDの第1フィールドの画像データを転送する直前の垂直同期信号期間において被写体に対してストロボ光の照射を行うようにストロボ手段を制御する制御手段と、第1フィールドと第nフィールドの画像データを用い、前記CCD全画素の1/n倍の画素からなる静止画を作成する画像処理手段とを有することを特徴とする。このように、各フィールド単位でR,G,Bの3色が揃ったインターレース式CCDとストロボを使用し、人物の露出が適正な第1フィールドの画像と、夜景が比較的美しく撮れている第nフィールドの画像に基づいて静止画を作成することにより、人物の露出が適正でかつ夜景が撮れるスローシンクロ撮影と同等の効果が得られる。
【0009】
請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、ズーム機能を有するレンズ系と、少なくとも開放,小絞り,遮断の3段階を有し、前記CCDへの入光量を機械的に制御する絞り手段とを備え、夜景を背景とする被写体撮影用の撮影モードの選択により、前記レンズ系をWide端に移動させ、前記CCDの第1フィールドの読み出しを開始するまで前記絞り手段を開放にし、第1フィールドの読み出しを開始直後に小絞りに切り替えることを特徴とする。このように、レンズ系をWide端に移動しかつストロボ光の照射後に小絞りへ切り替えることで被写界深度を高くして人物と背景にピントがあった画像を得ることができる。
【0010】
請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記レリーズ釦の押下直後に絞りを閉じ、ストロボ発光開始直前に前記絞り手段を開放に切り替えることを特徴とする。このように、ストロボ発光直前まで絞り(シャッタ)を閉じることで、人物の露光の際に絞りが開放のためピントがぼけた背景画像データが記録される影響を軽減することができる。
【0011】
請求項4にかかる発明は、請求項1,2または3にかかる発明において、撮影前のモニタリング駆動時にAE評価値を予め取得し、このAE評価値に基づいて第nフィールドの読み出しタイミングを設定とすることを特徴とする。このように、第nフィールドの読み出し信号の出力タイミングを可変とすることで背景の長秒時露光を行うことができる。
【0012】
請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか1項にかかる発明において、撮影前のモニタリング駆動時にホワイトバランス評価値を予め取得し、第1フィールドの画像データに対して、前記ホワイトバランス評価値にストロボ光の色温度による補正をかけた値を使用してホワイトバランス処理を行い、第nフィールドの画像データに対して前記ホワイトバランス評価値を使用してホワイトバランス処理を行うことを特徴とする。このように、第1フィールドと第nフィールドのデータを各々1枚の画像として処理が可能であるので、第1フィールドのデータに対してストロボ光照射によるWBズレの補正を行い、人物と背景ともに適正なWBの夜景ポートレート画像を得ることができる。
【0013】
請求項6にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか1項にかかる発明において、第1フィールドと第nフィールドの画像データに対して色バランス処理・エッジ強調処理・γ処理の少なくとも1つを行うことを特徴とする。このように、第1フィールドと第nフィールドの画像データを各々1枚の画像として処理が可能であるので、第1フィールドの画像データに対しては人物の肌が美しく見える色バランス・エッジ強調・γ処理を行い、第nフィールドの画像データに対しては夜景が美しく見える色バランス・エッジ強調・γ処理を行うことで、人物と背景ともに適正な画処理を行った夜景ポートレート画像を得ることができる。
【0014】
請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか1項にかかる発明において、第1フィールドの画像データに対してフィルタリング処理によって被写体のエリア切り出し処理を行い、切り出し画像をバッファメモリに一旦保持し、更に第nフィールドによる画像に対して第1フィールドの切り出し画像を合成処理することを特徴とする。このように、第1フィールドの画像データに対して人物像のみを切り出し画処理を行い第nフィールドによる画像と合成することで第nフィールドにおける長時間露光による人物像への影響を排除しているため撮影シーンによらず安定してきれいな夜景ポートレート画像が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図であり、1は開放,小絞り,最小絞りの少なくとも3段階以上の絞りが可能な絞り・メカシャッタ、2はズーム,フォーカス機能を有するレンズユニット、3はnフィールド(n=2×m+1:mは自然数)の画像データを転送するインターレース式撮像素子であるCCDを示す。なお、以下、絞り・シャッタ1、レンズユニット2、CCD3をまとめて撮影部と称する。4は相関二重サンプリング(CDS)回路およびA/D変換回路を有しCCD3からの電気信号から画像信号に変換するCDS/AD部、5は、CCD3を駆動させる垂直同期信号(VD)を生成するタイミングジェネレータ、および垂直同期信号に基づいてCCD3を駆動させる垂直ドライバを有するTG/Vdr部、6は画像処理ICを示し、この画像処理IC6によって、自動露出調整(AE)処理、自動焦点調整(AF)処理、自動ホワイトバランス(AWB)処理、黒レベル補正、γ処理、色バランス、エッジ強調、画像切り出し/合成、JPEG圧縮等が行われる。
【0017】
7は画像データに基づいて画像表示を行う画像表示部、8は、カメラ本体に内蔵され、撮像した画像データやメモリカードに記憶されたファイルからのリードデータを一時期保持する画像データバッファメモリ、9は各種プログラムを記憶したプログラム用メモリ、10は絞りシャッタ1およびレンズユニット2を電気的に駆動制御させる光学系駆動部、11はストロボユニット、12はデジタルカメラ全体を制御するCPU、13は画像データを記録する画像データ記録部、14は外部装置に無線あるいは有線接続してデータの入出力を行う通信系、15は外部操作によってCPU12に各種の命令信号を出力する操作系SW、16は電源部を示す。
【0018】
画像処理IC6,プログラム用メモリ9,CPU12,画像データ記録部13,通信系14はアドレス/データバスを介して互いに信号の入出力が可能である。
【0019】
操作系SW15には、撮影モード、再生モード、通信系14を介して外部装置とデータの入出力を行うPCモード、各種設定を行うセットアップモード等の各種モード切り替えを行う切替ダイヤル、通常の撮影モードや夜景ポートレート撮影用の夜景ポートレートモード等被写体ごとに撮影モードの設定を切り替える切り替えスイッチ、被写体のズームに用いるズームキーさらに2段階に切り替え可能なレリーズ釦などが備えられている。
【0020】
撮影待機状態においては、CCD3からモニタリング用として画像データを取り込み画像表示部7にモニタ表示させる。また、モニタリング用の画像データからAE評価値、AWB(Auto White Balance)評価値、AF評価値を求め、これらの評価値に基づいて絞り値や露光時間を設定するAE設定値、ホワイトバランス調整用のWB設定値、被写体に対してピントが合うように補正するAF設定値が演算によって求められ、AF設定値に基づいてCPU12が光学系駆動部10を駆動制御することにより自動焦点合わせが行われる。レリーズ釦を1段階切り替えると、AE設定値、WB設定値、AF設定値がロックされ、レリーズ釦を2段階切り替えると、AE設定値による絞り値および露光時間に基づいて撮影が行われ、画像データが画像データ記録部13に記録される。またCPU12が予め露光不足と判断した場合には、ストロボユニット11がCPU12によって発光制御が行われ、ストロボ光が被写体に照射される。
【0021】
図2はCCDにおける3フィールド転送を示す概略図である。通常のインターレース式CCDは1ラインの飛び越し走査によるOdd(偶)フィールドとeven(奇)フィールドの2フィールドを合成して1枚の画像を得る。この時の転送では片方のフィールドはRed,Green成分で構成され、もう片方のフィールドではGreen,Blueで構成される。このため片方のフィールドのみではBlueもしくはRed成分を欠くことになり適正な色を有する一枚の静止画像を形成することが困難である。それに対して、本実施形態のCCD3は、図2に示すように2ラインの飛び越し走査になるため第1フィールド、第2フィールド、第3フィールドの各々がRed、Green、Blue成分を有することになり、フィールド単位で適正な色を持った静止画を作ることができる。
【0022】
次に、夜景ポートレートモードによる撮影時における撮影部の制御例について図面を参照しながら説明する。
【0023】
(制御例1)
図3は夜景ポートレートモードによる撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャートであり、上から、駆動状態、VD、第1フィールド読み出し信号、第nフィールド読み出し信号、電子シャッタ信号、ストロボ発光タイミング、絞り・メカシャッタ1の状態をそれぞれ示している。
【0024】
図3に示すように、VDが出力されるごとに電子シャッタ信号が出力され、CCD3からモニタリング用の画像データが転送される。そして、レリーズ釦が2段階まで押下された時点の次のVDに対応する電子シャッタ信号から本露光が開始される。この電子シャッタ信号出力時点から第1フィールド読み出し信号出力時点までの露光A1期間においてCPU12がストロボ発光の命令信号を出力し、ストロボ光を照射してカメラから約1〜3mの位置にいる人物の露出を行う。また本露光時開始となる電子シャッタ信号の出力時点から第nフィールドの読み出し信号出力までの露光B1期間において人物と背景の露出を行い、露光B1期間終了後に、絞り・メカシャッタ1をクローズにしてCCD3への入光を遮断する。その後、数VD期間が経過した時点でクローズ状態を解除する。
【0025】
ここで得られた第1フィールドと第nフィールドの2枚の画像を画像処理IC6(図1参照)で処理することにより、人物の露出が適正でかつ夜景を背景とした1枚の静止画が得られる。
【0026】
(制御例2)
図4は夜景ポートレート撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャートであり、駆動状態、VD、第1フィールド読み出し信号、第nフィールド読み出し信号、電子シャッタ信号、ストロボ発光タイミングについては、図3に示す制御例1と同一であるため、説明は省略する。
【0027】
デジタルカメラにおいて使用者によって夜景ポートレート撮影モードが選択されたことを検出した場合、レンズ系をWide端に移動させておく。そして、ストロボ発光を行う時に絞り・メカシャッタ1を開放にし、第1フィールド読み出し後に小絞りに切り替え、露光期間B1終了後に、絞り・メカシャッタ1が閉じられる。
【0028】
このように、静止画撮影開始時のVD期間は絞り開放でストロボ発光を行うことにより、到達距離向上もしくは低消費電力化が図れ、さらに、第1フィールド読み出し後に小絞りに切り替え、被写界深度を深くすることにより人物から背景まで焦点の合った静止画を得ることができる。なおこのときのレンズユニット2としてはWide端で小絞りに設定したときの過焦点距離が無限遠まで到達することが望ましい。
【0029】
(制御例3)
図5は夜景ポートレート撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャートであり、図5に示すように、モニタリングのためにオープン状態にしている絞り・メカシャッタ1を、レリーズ釦を押下した時に絞り・メカシャッタを閉じた状態におき、電子シャッタ信号の出力後にストロボの発光期間に合せて開放に切り替え、発光終了後で第1フィールド読み出し信号の出力前に小絞りに切り替えている。制御例2においては露光A1期間は絞り・メカシャッタが開放であるために背景には焦点が合わず、このような画像データを1VD期間取得することになる。しかし、焦点の合わない部分が含まれた画像データを長時間取得することは、鮮明な夜景を背景とした静止画が得られない可能性がある。制御例3においては第1フィールド画像の露光A2期間をストロボ発光時間とほぼ同期させることにより、A1>A2となりで露光時間短縮化を行っている。
【0030】
(制御例4)
図6は夜景ポートレート撮影時における撮影部の駆動タイミングの他例を示すタイミングチャートである。実使用上、夜景の撮影には1secレベルの長秒時露光が必要となる。このため、例えば通常のn=3フィールドCCDの駆動では露光時間が不足する可能性がある。そこで、制御例4は、制御例3において、静止画撮影直前のモニタリング時に取得したAE評価値より第nフィールド画像に必要な露光時間を演算し、静止画駆動時は第n−1フィールド転送VD期間を変化させたものである。その結果、露光B3期間をΔtだけ長くすることができ、第2フィールドにおいて夜景がより美しい画像データを得ることができる。
【0031】
次に、画像処理IC6(図1参照)における処理について説明する。
【0032】
通常のストロボ光は高色温度側に位置することを考慮して、第1フィールド画像は、画像処理IC6において撮影直前のモニタリングで取得したAWB評価値から決定したWB設定値に対して補正をかけた値で処理をし、第nフィールド画像に対してはWB設定値を補正なしで処理する。
【0033】
また、人物と夜景というように全く異なる被写体の差を考慮してそれぞれの性質に適した処理を行うことができるように、各種の設定内容を変更するメニューが設けられている。例えば、人物の肌色をきれいに撮影するため第1フィールド画像に対しては画像処理IC6における色バランス処理においてRed成分を強め、エッジ強調処理は弱めに設定することなどが上げられる。また別の例としては、ストロボ光の到達距離をかせぐため画像処理IC6のγ処理において第1フィールド画像に対しては中間輝度入力に対するγ出力を高めに設定することなどもあげられる。
【0034】
図7は画像処理ICにおける夜景ポートレート撮影時の画像処理を示す説明図である。第1フィールド画像はストロボ発光を行った画像であるため図7(a)に示すように人物および背景において明るい部分が映し出される。第2フィールド画像はストロボ発光後の画像であって図7(c)に示すように第1フィールド画像に比較して人物は暗く背景が明るく映し出される。画像処理IC6においては、第1フィールド画像から、ソーベルフィルタ等の境界線抽出フィルタリング処理によって人物エリアを判定して切り出し、図7(b)に示す画像を作成し、この画像に図7(c)に示す第nフィールド画像を合成する。その結果、図7(d)に示すように人物の露出が適正でかつ夜景を含めた静止画を得ることが可能になる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように構成された本発明によれば、各フィールド単位でR,G,Bの3色が揃ったインターレース式CCDとストロボを使用し、人物の露出が適正な第1フィールドの画像と、夜景が比較的美しく撮れている第nフィールドの画像に基づいて静止画を作成することにより、人物の露出が適正でかつ夜景を背景とした静止画を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図
【図2】CCDにおける3フィールド転送を示す概略図
【図3】夜景ポートレートモードによる撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャート
【図4】夜景ポートレートモードによる撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャート
【図5】夜景ポートレートモードによる撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャート
【図6】夜景ポートレートモードによる撮影時における撮影部の駆動タイミングを示すタイミングチャート
【図7】画像処理ICにおける夜景ポートレート撮影時の画像処理を示す説明図
【符号の説明】
1 絞り・メカシャッタ
2 レンズユニット
3 CCD
6 画像処理IC
10 光学系駆動部
11 ストロボユニット
12 CPU
13 画像データ記録部
15 操作系SW
16 電源部

Claims (7)

  1. 静止画駆動においてRed・Green・Blueの各成分を含むnフィールド(n=2×m+1:mは自然数)の画像データを転送するインターレース式CCDと、このCCDから画像データを転送させるタイミングを取るための垂直同期信号を生成する信号発生手段と、撮影開始を指示する信号を生成するレリーズ釦と、夜景を背景とする被写体撮影用の撮影モードを含む各種撮影モードから1つ選択するモード選択手段と、夜景を背景とする被写体撮影用の撮影モードを選択した時に、前記レリーズ釦を押下した直後でかつ前記CCDの第1フィールドの画像データを転送する直前の垂直同期信号期間において被写体に対してストロボ光の照射を行うようにストロボ手段を制御する制御手段と、第1フィールドと第nフィールドの画像データを用い、前記CCD全画素の1/n倍の画素からなる静止画を作成する画像処理手段とを有することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. ズーム機能を有するレンズ系と、少なくとも開放,小絞り,遮断の3段階を有し、前記CCDへの入光量を機械的に制御する絞り手段とを備え、夜景を背景とする被写体撮影用の撮影モードの選択により、前記レンズ系をWide端に移動させ、前記CCDの第1フィールドの読み出しを開始するまで前記絞り手段を開放にし、第1フィールドの読み出しを開始直後に小絞りに切り替えることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記レリーズ釦の押下直後に絞りを閉じ、ストロボ発光開始直前に前記絞り手段を開放に切り替えることを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ。
  4. 撮影前のモニタリング駆動時にAE評価値を予め取得し、このAE評価値に基づいて第nフィールドの読み出しタイミングを設定とすることを特徴とする請求項1,2または3記載のデジタルカメラ。
  5. 撮影前のモニタリング駆動時にホワイトバランス評価値を予め取得し、第1フィールドの画像データに対して、前記ホワイトバランス評価値にストロボ光の色温度による補正をかけた値を使用してホワイトバランス処理を行い、第nフィールドの画像データに対して前記ホワイトバランス評価値を使用してホワイトバランス処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のデジタルカメラ。
  6. 第1フィールドと第nフィールドの画像データに対して色バランス処理・エッジ強調処理・γ処理の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のデジタルカメラ。
  7. 第1フィールドの画像データに対してフィルタリング処理によって被写体のエリア切り出し処理をおこない、切り出し画像をバッファメモリに一旦保持し、更に第nフィールドによる画像に対して第1フィールドの切り出し画像を合成処理することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のデジタルカメラ。
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