JP2004023033A - 半導体装置 - Google Patents

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Keiji Hashimoto
橋本 圭司
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Abstract

【課題】MIMキャパシタの専有面積を小さく保ったまま、MIMキャパシタの容量を大きくすることができる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、半導体基板1上に2層以上の複数の配線層が積層された構造とMIMキャパシタの構造とを備える。このMIMキャパシタはU字状の断面形状を有し、下部電極16に接するように形成されている。このMIMキャパシタは、金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順に積層され構造である。また、このMIMキャパシタの深さ方向の大きさは、配線層2層分である。そして、MIMキャパシタの電極19は、第4配線層Dにおいてビア22を介して上部電極21と接続している。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置に係る発明であって、特に、Metal Insulator Metalキャパシタ(以下、MIMキャパシタともいう。)を備える半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の利用においてアナログ回路を用いた装置の需要が大きくなってきている。特に、MIMキャパシタを備える半導体装置が注目を集め、盛んに研究開発がなされている。ここで、MIMキャパシタとは、金属−絶縁体−金属という構成を持つキャパシタである。
【0003】
次に、図22から図28までに従来のMIMキャパシタを備える半導体装置の製造プロセスを示す。まず、半導体基板100上にダマシンプロセスにより下地配線101を形成する。このダマシンプロセスでは、半導体基板100上に絶縁膜102を着膜し、この絶縁膜102をエッチングして配線溝を形成する。次に配線溝に下地配線101の材料を埋め込み、余分な下地配線材料をCMP(Chemical Mechanical Polishing)により削り取り平坦化して下地配線101を形成する。ここで、下地配線101の配線層数は、複数であっても良い。この下地配線101の上に絶縁膜103が形成される(図22)。なお、この絶縁膜103には、プラズマ窒化膜(以下、SiNという。)や炭化膜(以下、SiCという。)等が使用される。
【0004】
次に、フォトプロセスにより、MIMキャパシタと下地配線101とのコンタクト部を形成する(図23)。このコンタクト部が形成された絶縁膜103上に、金属膜104、絶縁膜105、金属膜106、絶縁膜107を順に着膜する(図24)。ここで、金属膜104及び金属膜106には、Ta,TaN,TiN等が使用される。また、絶縁膜105には、SiN、プラズマ酸化膜(以下、SiOという。)や高誘電膜(例えば、チタン酸バリウムストロンチウム膜)等が使用される。絶縁膜107には、SiN等が使用される。
【0005】
次に、フォトプロセスにより、金属膜104、絶縁膜105、金属膜106、絶縁膜107をエッチングしてMIMキャパシタを形成する(図25)。そして、上層配線部を形成すべく、MIMキャパシタ上に絶縁膜108を形成する(図26)。ここで、絶縁膜108にはSiOやLow−k膜等使用される。続いて、ダマシンプロセスにより上層配線部にビアホール、配線溝や電極溝を形成する(図27)。ここでは、ビアホールを先に形成し、その後配線溝や電極溝を形成するビアファーストで説明する。まず、フォトプロセスにより、絶縁膜108及び絶縁膜103をエッチングしてビアホールを形成する。このビアホールは、下層配線101を露出させるところまで形成する。また、これと同時に、MIMキャパシタ上にもビアホールを形成する。このビアホールもフォトプロセスにより、絶縁膜108及び絶縁膜107をエッチングして形成する。このビアホールは、MIMキャパシタの金属膜106を露出させるところまで形成する。次に、配線溝や電極溝を形成する際に、ビアホールの底である下層配線101や金属膜106がエッチングされないようにレジストのプラグを形成する。そして、フォトプロセスにより、絶縁膜108エッチングして配線溝や電極溝を形成する。
【0006】
次に、形成されたビアホール、配線溝や電極溝に配線材料を埋め込み、絶縁膜108上の配線材料をCMPにより削り取る。これにより、下層配線101上にビア109を介して接続されている上層配線110と、MIMキャパシタに金属膜106とビア109を介して接続されている上部電極111とが形成される(図28)。ここで、配線材料の埋め込み方法として、CVD(ChemicalVapor Deposition)法、スパッタ法、めっき法等がある。以上の製造プロセスにより、MIMキャパシタを備える半導体装置を形成することができる。
【0007】
また、特開2001−36010においても、MIMキャパシタを備える半導体装置が示されている(図29)。この半導体装置では、第1配線層A上の第2配線層Bにビアホール及び溝を形成する際に、MIMキャパシタの溝も同時に形成する。そして、このビアホール及び溝に、配線材料を埋め込みビア120及び配線121が形成される。この際、MIMキャパシタの溝には、金属膜123,絶縁膜124,バリアメタル125、金属膜126が順に積層され、MIMキャパシタが形成される。これにより、配線層1層分の深さを持つMIMキャパシタを備える半導体装置が形成することができる。ここで配線層1層分とは、1配線と1ビアを合わせた層をいう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
MIMキャパシタの容量は、MIMキャパシタの表面積の大きさに比例する。従来の技術で示した半導体装置のMIMキャパシタでは、深さ方向に広がりが持てない。そのため、MIMキャパシタの容量を大きくするには、MIMキャパシタを平面的に広げる必要があった。つまり、半導体装置におけるMIMキャパシタの専有面積を広げる必要があった。しかし、近年半導体装置の微細化が進み、MIMキャパシタの専有面積を確保することが困難になってきている。
【0009】
また、実際のアナログ素子に用いられるMIMキャパシタは大容量ものが多く、その容量を確保するためには、数平方μm〜数千平方μmの大きさが必要となる。一方、0.10μmルールのロジックデバイスでは、配線層一層あたりの深さは0.5μm程度である。そのため、MIMキャパシタの深さ方向に配線層1層分の広がりを持たせても、MIMキャパシタの容量にはほとんど寄与しない。従って、特開2001−36010に示した半導体装置では、配線層1層分の深さのMIMキャパシタしか形成できないので、MIMキャパシタの専有面積を小さくすることができない。
【0010】
そこで、この発明は、MIMキャパシタの専有面積を小さく保ったまま、MIMキャパシタの容量を大きくすることができる半導体装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る解決手段は、半導体基板と半導体基板上に積層された複数の配線と、半導体基板上に積層された複数の配線とは異なる場所に、複数の配線の厚さと同等の深さを有する溝と、溝に沿って第1金属膜、絶縁膜、第2金属膜の順に積層され形成された容量と、容量の第1金属膜と接続されている下部電極と、容量の第2金属膜と接続されている上部電極とを備える。
【0012】
本発明の請求項2に係る解決手段は、請求項1記載の半導体装置であって、下部電極は、下部電極とは別の配線層に形成された電極を介して容量の第1金属膜と接続されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に係る解決手段は、請求項1又は請求項2記載の半導体装置であって、上部電極と上部電極に接続される第2金属膜とが直接接続されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係る半導体装置の断面図を示す。本実施の形態の半導体装置は、半導体基板1上に2層以上の複数の配線層が積層された構造とMIMキャパシタの構造とを備える。ここでは、4層の配線層を持つ半導体装置を例に説明する。以下に、積層された配線層の構造について説明する。半導体基板上1には絶縁膜2が着膜され、この絶縁膜2に配線3が埋め込まれている。これらを第1配線層Aとする。次に、第1配線層A上に絶縁膜4及び絶縁膜5が着膜され、この絶縁膜5に配線6が埋め込まれている。そして、この配線6は、ビア7を介して第1配線層Aの配線3と接続されている。これらを第2配線層Bとする。次に、第2配線層B上に絶縁膜8及び絶縁膜9が着膜され、絶縁膜9に配線10が埋め込まれている。そして、この配線10は、ビア11を介して第2配線層Bの配線6と接続されている。これらを第3配線層Cとする。同様に第4配線層Dは、第3配線層C上に形成される。この第4配線層は、絶縁膜12,絶縁膜13,配線14及びビア15から構成されている。以上のように本実施の形態の半導体装置では4層の配線層からなる構造である。
【0016】
次に、MIMキャパシタの構造を説明する。まず、下部電極16は、第1配線層Aの絶縁膜2に埋め込まれている。そして、MIMキャパシタはU字状の断面形状を有し、下部電極16に接するように形成されている。このMIMキャパシタは、金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順に積層され構造である。また、このMIMキャパシタの深さ方向の大きさは、配線層2層分である。そして、MIMキャパシタの電極19は、第4配線層Dにおいてビア22を介して上部電極21と接続している。なお、絶縁膜20は、MIMキャパシタにより生じる絶縁膜13の段差のためビア22の形成時に金属膜19を突き抜ける問題を防止するために設けられている。
【0017】
以下に、図1の構造を有する半導体装置の製造プロセスについて説明する。図2から図7は、本実施の形態に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。まず、図2に示す第1配線層A乃至第3配線層Cの製造プロセスについて説明する。半導体基板1上にダマシンプロセスにより第1配線層Aの配線3及び下部電極16を形成する。半導体基板1上に絶縁膜2を着膜し、フォトプロセスにより絶縁膜2をエッチングして配線溝及び下部電極溝を形成する。この配線溝と下部電極溝に配線及び下部電極の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第1配線層Aの配線3及び下部電極16を形成することができる。
【0018】
次に、第1配線層A上にダマシンプロセスにより第2配線層Bの配線6及びビア7を形成する。まず、第1配線層A上に絶縁膜4を着膜し、さらに、その上に絶縁膜5を着膜する。そして、絶縁膜4及び絶縁膜5にダマシンプロセスによりビアホール及び配線溝を形成する。ここでは、ビアホールを先に形成し、その後配線溝を形成するビアファーストで説明する。まず、フォトプロセスにより、絶縁膜4及び絶縁膜5をエッチングしてビアホールを形成する。このビアホールは、第1配線層Aの配線3を露出させるところまで形成する。続いて配線溝を形成するが、この際にビアホールの底である第1配線層Aの金属膜3がエッチングされないようにレジストのプラグを形成する。そして、フォトプロセスにより、絶縁膜5をエッチングして配線溝を形成する。このビアホールと配線溝に配線の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第2配線層Bの配線6及びビア7を形成することができる。
【0019】
次に、第2配線層B上にダマシンプロセスにより第3配線層Cの配線10及びビア11を形成する。第3配線層Cの配線10及びビア11の形成方法は、第2配線層Bの配線6及びビア7と同じであるため説明を省略する。そして、第3配線層C上に第4配線層Dの絶縁膜12を着膜する。ここで、絶縁膜12には、SiN,SiC等が用いられる。これにより、図2に示した半導体装置の断面が形成される。
【0020】
図3においては、MIMキャパシタを形成するための開口部が形成される。まず、フォトプロセスにより第4配線層Dの絶縁膜12上に開口部の形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクの形状に沿って、第2配線層B乃至第4配線層Dの絶縁膜(絶縁膜4,5,8,9,12)を反応性異方性エッチング(Reactive Ion Etching:RIE)で加工し、開口部の形状を形成する。開口部の底は、下部電極16が露出する。なお、加工方法として上記では反応性異方性エッチングが例示されているが、薬液によるウェット除法や反応性異方性エッチングと薬液によるウェット除法との併用方法でも良い。開口部が形成された後、第4配線層Dの絶縁膜12上のレジストマスクは、酸素プラズマアッシングで除去される。
【0021】
次に、図4においては、MIMキャパシタの膜が積層される。まず、図3で形成した開口部に沿って金属膜17を着膜する。この金属膜17は、第4配線層Dの絶縁膜12上にも着膜される。さらに、この金属膜17上に絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順で着膜される。ここで、金属膜17及び金属膜19には、Ta,TaN,TiN等が使用される。また、絶縁膜18には、SiN、SiOや高誘電膜(例えば、チタン酸バリウムストロンチウム膜)等が使用される。絶縁膜20には、SiN等が使用される。また、成膜方法としてはCVD法,スパッタ法等がある。
【0022】
次に、図5においては、MIMキャパシタの形が形成される。ここでは、第4配線層Dの絶縁膜12上に着膜された不要なMIMキャパシタ膜(金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20)を除去する。まず、フォトプロセスにより絶縁膜20上に除去するMIMキャパシタ膜の形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクの形状に沿って、MIMキャパシタを構成する膜を反応性異方性エッチング(RIE)で加工し、不要なMIMキャパシタを構成する膜を除去する。その後、絶縁膜20上のレジストマスクは、酸素プラズマアッシングで除去される。なお、MIMキャパシタ部には段差がある。そのため、例えばこの段差をSOG(Spin On Glass)などで埋め込み、エッチバック法で平坦化してから処理する必要がある。ただし、MIMキャパシタ膜が薄い場合には、段差によるレジストマスクの膜厚への影響が問題にならなくなる場合もある。
【0023】
次に、図6においては、第4配線層Dが形成される。第4配線層Dの絶縁膜12及びMIMキャパシタ上に絶縁膜13を着膜する。この際、MIMキャパシタ部の段差があるため、絶縁膜13の膜厚に差が生じる場合も考えられる。しかし、MIMキャパシタ部の開口部が大きいため、特に問題となる絶縁膜13の膜厚差が生じることはない。ただし、絶縁膜13の膜厚に差が問題となるような場合は、CMP法やエッチバック法等用いて絶縁膜13の膜厚を平坦化する。
【0024】
次に、図7においては、第4配線層Dに配線溝やビアホールが形成される。ここでは、絶縁膜14及び絶縁膜15にダマシンプロセスによりビアホール、配線溝や上部電極溝を形成する。なお、ビアホールを先に形成し、その後配線溝及び上部電極溝を形成するビアファーストで説明する。まず、フォトプロセスにより、絶縁膜12及び絶縁膜13をエッチングしてビアホールを形成する。このビアホールは、第3配線層Cの配線10を露出させるところまで形成する。また、これと同時に、MIMキャパシタ上にもビアホールを形成する。このビアホールもフォトプロセスにより、絶縁膜13及び絶縁膜20をエッチングして形成する。このビアホールは、MIMキャパシタの金属膜19を露出させるところまで形成する。なお、MIMキャパシタの段差の底までビアホールを形成することは困難であるため、上部電極21とMIMキャパシタとのコンタクト部分は、第4配線層Dに確保している。続いて配線溝及び上部電極溝を形成するが、この際にビアホールの底である第3配線層Cの金属膜10及びMIMキャパシタの金属膜19がエッチングされないようにレジストのプラグを形成する。そして、フォトプロセスにより、絶縁膜13をエッチングして配線溝及び上部電極溝を形成する。
【0025】
次に、図7で形成したビアホール,配線溝及び上部電極溝に配線の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第4配線層Dの配線14,ビア15,上部電極21及びビア22を形成することができる。以上の製造プロセスで、図1に示した本実施の形態のMIMキャパシタを備える半導体装置が形成される。なお、以上の製造プロセスでは、複数の配線層を形成するのにダマシンプロセスを利用したが、本発明はこれに限定されない。このように形成された本実施の形態の半導体装置は、従来の半導体装置に比べMIMキャパシタの深さ方向の広がりが大きい。そのため、本実施の形態の半導体装置は、MIMキャパシタの専有面積を小さく保ったまま、MIMキャパシタの容量を大きくすることができる。
【0026】
(実施の形態2)
図8に、本実施の形態に係る半導体装置の断面図を示す。本実施の形態の半導体装置の構造は、実施の形態1と同様配線層が積層された構造とMIMキャパシタの構造とを備える。ここでは、4層の配線層を持つ半導体装置を例に説明する。まず、以下に配線層が積層された構造を説明する。半導体基板上1には絶縁膜2が着膜され、この絶縁膜2に配線3が埋め込まれている。これらを第1配線層Aとする。次に、第1配線層A上に絶縁膜4及び絶縁膜5が着膜され、その絶縁膜5に配線6が埋め込まれている。そして、この配線6は、ビア7を介して第1配線層Aの配線3と接続されている。これらを第2配線層Bとする。次に、第2配線層B上に絶縁膜8及び絶縁膜9が着膜され、この絶縁膜9に配線10が埋め込まれている。そして、この配線10は、ビア11を介して第2配線層Bの配線6と接続されている。これらを第3配線層Cとする。同様に第4配線層Dは、第3配線層C上に形成される。この第4配線層は、絶縁膜12,絶縁膜13,配線14及びビア15から構成されている。以上のように本実施の形態の半導体装置では4層の配線層からなる構造である。
【0027】
次に、MIMキャパシタの構造を説明する。まず、下部電極16は、第1配線層Aの絶縁膜2に埋め込まれている。さらに第2配線層Bに、下部電極16に接するにL字状の断面形状を有する電極23が絶縁膜4及び絶縁膜5に埋め込まれている。そして、この電極23に接するように変形U字状の断面形状を有したMIMキャパシタが形成されている。このMIMキャパシタは、金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順に積層され形成されている。また、このMIMキャパシタの深さ方向の大きさは、配線層2層分である。そして、MIMキャパシタの電極19は、第4配線層Dにおいてビア22を介して上部電極21と接続している。本実施の形態の特徴は、MIMキャパシタの電極19と下部電極16とが第1配線層Aで直接接続されず、下部電極16とは別の配線層に形成された電極23を介して接続されている点にある。なお、絶縁膜20は、MIMキャパシタにより生じる絶縁膜13の段差のためビア22の形成時に金属膜19を突き抜ける問題を防止するために設けられている。
【0028】
以下に、図8の構造を有する半導体装置の製造プロセスについて説明する。図9から図14は、本実施の形態に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。まず、図9に示す第1配線層A乃至第3配線層Cの製造プロセスについて説明する。基本的には実施の形態1と同様であり、半導体基板1上にダマシンプロセスにより第1配線層Aの配線3及び下部電極16を形成する。半導体基板1上に絶縁膜2を着膜し、フォトプロセスにより絶縁膜2をエッチングして配線溝及び下部電極溝を形成する。この配線溝と下部電極溝に配線及び下部電極の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第1配線層Aの配線3及び下部電極16を形成することができる。
【0029】
次に、第1配線層A上にダマシンプロセスにより第2配線層Bの配線6,ビア7及び電極23を形成する。まず、第1配線層A上に絶縁膜4及び絶縁膜5を順に着膜する。そして、絶縁膜4及び絶縁膜5にダマシンプロセスによりビアホール,配線溝及び電極溝を形成する。ここでは、実施の形態1と同様ビアファーストで説明する。形成されたビアホール,配線溝及び電極溝に配線の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第2配線層Bの配線6,ビア7及び電極23を形成することができる。
【0030】
次に、第2配線層B上にダマシンプロセスにより第3配線層Cの配線10及びビア11を形成する。第3配線層Cの配線10及びビア11の形成方法は、第2配線層Bの配線6及びビア7と同じであるため説明を省略する。そして、第3配線層C上に第4配線層Dの絶縁膜12を着膜する。ここで、絶縁膜12には、SiN,SiC等が用いられる。これにより、図9に示した半導体装置の断面が形成される。
【0031】
図10においては、MIMキャパシタを形成するための開口部が形成される。まず、フォトプロセスにより第4配線層Dの絶縁膜12上に開口部の形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクの形状に沿って、第2配線層B乃至第4配線層Dの絶縁膜(絶縁膜4,5,8,9,12)を反応性異方性エッチング(RIE)で加工し、開口部の形状を形成する。本実施の形態では、MIMキャパシタと下部電極16とは直接接続されず、電極23を介して接続される。そのため、第2配線層Bの絶縁膜5をエッチング中に電極23が露出することになる。ただ、絶縁膜と金属膜との選択比は、容易に確保することができるため、電極23がエッチングされることはない。開口部が形成された後、第4配線層Dの絶縁膜12上のレジストマスクは、酸素プラズマアッシングで除去される。
【0032】
次に、図11においては、MIMキャパシタの膜が積層される。まず、図10で形成した開口部に沿って金属膜17を着膜する。この金属膜17は、第4配線層Dの絶縁膜12上にも着膜される。さらに、この金属膜17上に絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順で着膜される。ここで、金属膜17及び金属膜19には、Ta,TaN,TiN等が使用される。また、絶縁膜18には、SiN、SiOや高誘電膜(例えば、チタン酸バリウムストロンチウム膜)等が使用される。絶縁膜20には、SiN等が使用される。また、成膜方法としてはCVD法,スパッタ法等がある。
【0033】
次に、図12においては、MIMキャパシタの形が形成される。ここでは、第4配線層Dの絶縁膜12上に着膜された不要なMIMキャパシタ膜(金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20)を除去する。まず、フォトプロセスにより絶縁膜20上に除去するMIMキャパシタ膜の形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクの形状に沿って、MIMキャパシタを構成する膜を反応性異方性エッチング(RIE)で加工し、不要なMIMキャパシタを構成する膜を除去する。
【0034】
次に、図13においては、第4配線層Dが形成される。第4配線層Dの絶縁膜12及びMIMキャパシタ上に絶縁膜13を着膜する。この際、MIMキャパシタ部の段差があるため、絶縁膜13の膜厚に差が生じる場合も考えられる。しかし、MIMキャパシタ部の開口部が大きいため、特に問題となる絶縁膜13の膜厚差が生じることはない。ただし、絶縁膜13の膜厚に差が問題となるような場合は、CMP法やエッチバック法等用いて絶縁膜13の膜厚を平坦化する。
【0035】
次に、図14においては、第4配線層Dに配線層及びビアホールが形成される。ここでは、絶縁膜14及び絶縁膜15にダマシンプロセスによりビアホール、配線溝や上部電極溝を形成する。なお、実施の形態1と同様ビアファーストで説明する。まず、フォトプロセスにより、絶縁膜12及び絶縁膜13をエッチングしてビアホールを形成する。このビアホールは、第3配線層Cの配線10を露出させるところまで形成する。また、これと同時に、MIMキャパシタ上にもビアホールを形成する。このビアホールもフォトプロセスにより、絶縁膜13及び絶縁膜20をエッチングして形成する。このビアホールは、MIMキャパシタの金属膜19を露出させるところまで形成する。なお、MIMキャパシタの段差の底までビアホールを形成することは困難であるため、上部電極21とMIMキャパシタとのコンタクト部分は、第4配線層Dに確保している。続いて配線溝及び上部電極溝を形成するが、この際にビアホールの底である第3配線層Cの金属膜10及びMIMキャパシタの金属膜19がエッチングされないようにレジストのプラグを形成する。そして、フォトプロセスにより、絶縁膜13をエッチングして配線溝及び上部電極溝を形成する。
【0036】
次に、図14で形成したビアホール,配線溝及び上部電極溝に配線の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第4配線層Dの配線14,ビア15,上部電極21及びビア22を形成することができる。以上の製造プロセスで、図8に示した本実施の形態のMIMキャパシタを備える半導体装置が形成される。なお、以上の製造プロセスでは、複数の配線層を形成するのにダマシンプロセスを利用したが、本発明はこれに限定されない。このように形成された本実施の形態の半導体装置は、従来の半導体装置に比べMIMキャパシタの深さ方向の広がりが大きい。そのため、本実施の形態の半導体装置は、MIMキャパシタの専有面積を小さく保ったまま、MIMキャパシタの容量を大きくすることができる。さらに、本実施の形態の半導体装置では、MIMキャパシタと下部電極16とのコンタクトを第2配線層Bの電極23を介して行っている。そのため、下部電極16やMIMキャパシタの配置に自由度が増し、MIMキャパシタの専有面積を最大限に確保できるように配置することも可能となる。よって、本実施の形態の半導体装置では、MIMキャパシタの容量をさらに大きくすることが可能となる。
【0037】
(実施の形態3)
図15に、本実施の形態に係る半導体装置の断面図を示す。本実施の形態の半導体装置は、半導体基板1上に2層以上の複数の配線層が積層された構造とMIMキャパシタの構造とを備える。ここでは、3層の配線層を持つ半導体装置を例に説明する。まず、以下に積層された配線層の構造について説明する。半導体基板上1には絶縁膜2が着膜され、この絶縁膜2に配線3が埋め込まれている。これらを第1配線層Aとする。次に、第1配線層A上に絶縁膜4及び絶縁膜5が着膜され、この絶縁膜5に配線6が埋め込まれている。そして、この配線6は、ビア7を介して第1配線層Aの配線3と接続されている。これらを第2配線層Bとする。次に、第2配線層B上に絶縁膜8,絶縁膜9及び絶縁膜24が着膜され、絶縁膜9に配線10が埋め込まれている。そして、この配線10は、ビア11を介して第2配線層Bの配線6と接続されている。これらを第3配線層Cとする。以上のように本実施の形態の半導体装置では3層の配線層からなる構造である。
【0038】
次に、MIMキャパシタの構造を説明する。まず、下部電極16は、第1配線層Aの絶縁膜2に埋め込まれている。そして、MIMキャパシタはU字状の断面形状を有し、下部電極16に接するように形成されている。このMIMキャパシタは、金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順に積層され構造である。また、このMIMキャパシタの深さ方向の大きさは、配線層1層分+絶縁膜24である。そして、MIMキャパシタの電極19は、第3配線層Cにおいて上部電極21と接続している。本実施の形態の特徴は、MIMキャパシタの電極19と上部電極21とがビアを介さずに直接接続されている点にある。なお、絶縁膜20は、MIMキャパシタにより生じる絶縁膜9の段差のため上部電極21の形成時に金属膜19を突き抜ける問題を防止するために設けられている。
【0039】
以下に、図15の構造を有する半導体装置の製造プロセスについて説明する。図16から図21は、本実施の形態に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。まず、図16に示す第1配線層A及び第2配線層Bの製造プロセスについて説明する。基本的には実施の形態1と同様であり、半導体基板1上にダマシンプロセスにより第1配線層Aの配線3及び下部電極16を形成する。半導体基板1上に絶縁膜2を着膜し、フォトプロセスにより絶縁膜2をエッチングして配線溝及び下部電極溝を形成する。この配線溝と下部電極溝に配線及び下部電極の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第1配線層Aの配線3及び下部電極16を形成することができる。
【0040】
次に、第1配線層A上にダマシンプロセスにより第2配線層Bの配線6及びビア7を形成する。まず、第1配線層A上に絶縁膜4及び絶縁膜5を重ねて着膜する。そして、絶縁膜4及び絶縁膜5にダマシンプロセスによりビアホール及び配線溝を形成する。ここでは、実施の形態1と同様ビアファーストで説明する。そして、フォトプロセスにより、絶縁膜5をエッチングして配線溝を形成する。このビアホールと配線溝に配線の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第2配線層Bの配線6及びビア7を形成することができる。そして、第2配線層B上に第3配線層Cの絶縁膜8とその上に絶縁膜24を着膜する。ここで、絶縁膜8には、SiN,SiC等、絶縁膜24にはTEOS(Tetra−Ethyl−Orth−Silicate),Low−k膜等が用いられる。なお、絶縁膜24の膜厚については、上部電極形成時に説明する。
【0041】
図17においては、MIMキャパシタを形成するための開口部が形成される。まず、フォトプロセスにより第3配線層Cの絶縁膜24上に開口部の形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクの形状に沿って、第2配線層B乃至第3配線層Cの絶縁膜(絶縁膜4,5,8,24)を反応性異方性エッチング(RIE)で加工し、開口部の形状を形成する。開口部の底は、下部電極16が露出する。開口部が形成された後、第4配線層Dの絶縁膜12上のレジストマスクは、酸素プラズマアッシングで除去される。
【0042】
次に、図18においては、MIMキャパシタの膜が積層される。まず、図17で形成した開口部に沿って金属膜17を着膜する。この金属膜17は、第3配線層Cの絶縁膜24上にも着膜される。さらに、この金属膜17上に絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20の順で着膜される。ここで、金属膜17及び金属膜19には、Ta,TaN,TiN等が使用される。また、絶縁膜18には、SiN、SiOや高誘電膜(例えば、チタン酸バリウムストロンチウム膜)等が使用される。絶縁膜20には、SiN等が使用される。また、成膜方法としてはCVD法,スパッタ法等がある。
【0043】
次に、図19においては、MIMキャパシタの形が形成される。ここでは、第3配線層Cの絶縁膜24上に着膜された不要なMIMキャパシタ膜(金属膜17,絶縁膜18,金属膜19,絶縁膜20)を除去する。まず、フォトプロセスにより絶縁膜20上に除去するMIMキャパシタ膜の形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクの形状に沿って、MIMキャパシタを構成する膜を反応性異方性エッチング(RIE)で加工し、不要なMIMキャパシタを構成する膜を除去する。その後、絶縁膜20上のレジストマスクは、酸素プラズマアッシングで除去される。
【0044】
次に、図20においては、第3配線層Cが形成される。第3配線層Cの絶縁膜24及びMIMキャパシタ上に絶縁膜9を着膜する。この際、MIMキャパシタ部の段差があるため、絶縁膜9の膜厚に差が生じる場合も考えられる。しかし、MIMキャパシタ部の開口部が大きいため、特に問題となる絶縁膜9の膜厚差が生じることはない。ただし、絶縁膜9の膜厚に差が問題となるような場合は、CMP法やエッチバック法等用いて絶縁膜9の膜厚を平坦化する。
【0045】
次に、図21においては、第3配線層Cに配線溝及びビアホールが形成される。ここでは、絶縁膜8,絶縁膜9及び絶縁膜24にダマシンプロセスによりビアホールや配線溝を形成する。なお、実施の形態1と同様にビアファーストで説明する。まず、フォトプロセスにより、絶縁膜8,絶縁膜9及び絶縁膜24をエッチングしてビアホールを形成する。このビアホールは、第2配線層Bの配線6を露出させるところまで形成する。続いて配線溝及び上部電極溝を形成するが、この際にビアホールの底である第2配線層Bの金属膜6がエッチングされないようにレジストのプラグを形成する。そして、フォトプロセスにより、絶縁膜13をエッチングして配線溝及び上部電極溝を形成する。本実施の形態の特徴は、MIMキャパシタの電極19と上部電極21とがビアを介さずに直接接続されている点にある。そのため、上部電極溝を形成する際にMIMキャパシタの絶縁膜20もあわせてエッチングし、MIMキャパシタの金属膜19を露出させておく。
【0046】
次に、図21で形成したビアホール,配線溝及び上部電極溝に配線の金属材料を埋め込み、余分な金属材料をCMPにより削り取り平坦化する。これにより、第3配線層Cの配線10,ビア11,上部電極21を形成することができる。なお、絶縁膜24は、上部電極21がビアを介すことなくMIMキャパシタの金属膜19に接続されるようなに設けられたものである。そのため、絶縁膜24の膜厚は、上部電極21がMIMキャパシタの金属膜19に接する厚さに設定される。
【0047】
以上の製造プロセスで、図15に示した本実施の形態のMIMキャパシタを備える半導体装置が形成される。なお、以上の製造プロセスでは、複数の配線層を形成するのにダマシンプロセスを利用したが、本発明はこれに限定されない。このように形成された本実施の形態の半導体装置は、従来の半導体装置に比べMIMキャパシタの深さ方向の広がりが大きい。そのため、本実施の形態の半導体装置は、MIMキャパシタの専有面積を小さく保ったまま、MIMキャパシタの容量を大きくすることができる。さらに、上部電極21がビアを介してMIMキャパシタの金属膜19と接続している場合は、上部電極21を形成する前にビアを形成する必要があった。しかし、このビアを形成する部分には、MIMキャパシタの段差により絶縁膜9の膜厚が変化している。そのため、ビアがMIMキャパシタの金属膜19と接続するように形成するには、MIMキャパシタの段差の影響を緩和するために絶縁膜9の膜厚を厚くすることやエッチングの選択比を向上させる工夫が必要になる。本実施の形態では、上部電極21がMIMキャパシタの金属膜19に接続するのにビアを必要としないため、MIMキャパシタの絶縁膜9の膜厚を薄くすることができ、また、従来のエッチングをそのまま用いることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の半導体装置は、複数の配線の厚さと同等の深さを有する溝に沿って、第1金属膜、絶縁膜、第2金属膜の順に積層され形成された容量を備えるので、MIMキャパシタの専有面積を小さく保ったまま、MIMキャパシタの容量を大きくすることができる効果がある。
【0049】
本発明の請求項2に記載の半導体装置は、下部電極とは別の配線層に形成された電極を介して容量の第1金属膜と接続されているので、下部電極やMIMキャパシタの配置に自由度が増し、MIMキャパシタの専有面積を最大限に確保できるように配置することも可能となる効果がある。
【0050】
本発明の請求項3に記載の半導体装置は、上部電極と上部電極に接続される第2金属膜とが直接接続されるので、上部電極とMIMキャパシタの金属膜とを接続するビアが不要で、MIMキャパシタ上の絶縁膜の膜厚を薄くすることができ、また、従来のエッチングをそのまま用いることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の断面図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図18】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図19】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図20】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図21】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図22】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図23】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図24】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図25】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図26】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図27】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図28】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【図29】従来の技術に係る半導体装置の製造プロセス途中の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2,4,5,8,9,12,13,18,20 絶縁膜、3,6,10,14 配線、7,11,15,22 ビア、16 下部電極、17,19 金属膜、21 上部電極、23 電極、24 絶縁膜、100 半導体基板、101 下地配線、102,103,105,107,108,124 絶縁膜、104,106,123,126 金属膜、109,120 ビア、110 上層配線、111 上部電極、121 配線、122,125 バリアメタル。

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に積層された複数の配線と、
    前記半導体基板上に積層された複数の前記配線とは異なる場所に、複数の前記配線の厚さと同等の深さを有する溝と、
    前記溝に沿って第1金属膜、絶縁膜、第2金属膜の順に積層され形成された容量と、
    前記容量の前記第1金属膜と接続されている下部電極と、
    前記容量の前記第2金属膜と接続されている上部電極とを備える、半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記下部電極は、前記下部電極とは別の配線層に形成された電極を介して前記容量の前記第1金属膜と接続されていることを特徴とする、半導体装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の半導体装置であって、
    前記上部電極と前記上部電極に接続される前記第2金属膜とが直接接続されていることを特徴とする、半導体装置。
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