JP2004021368A

JP2004021368A - 電子決済サーバ、電子決済システム、電子決済方法及びプログラム

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Publication number: JP2004021368A
Application number: JP2002172281A
Authority: JP
Inventors: Taiichi Matsuo; 松尾　泰一; Masahiro Sato; 佐藤　昌弘
Original assignee: BANK CORP E; eBank Corp
Current assignee: BANK CORP E; Rakuten Bank Ltd
Priority date: 2002-06-13
Filing date: 2002-06-13
Publication date: 2004-01-22

Abstract

【課題】携帯電話などの通信端末を利用して即時的に決済を行うことができる電子決済システムを提供する。
【解決手段】本発明の電子決済システムは、ユーザの所持するユーザ側通信端末である携帯電話２０と、店舗６０側に設けられた店舗側端末である店舗側ＰＯＳ端末（Ｐｏｉｎｔ　Ｏｆ　Ｓａｌｅｓ）３０と、携帯電話２０や店舗側ＰＯＳ端末３０からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバ１０と、データの通信を行うネットワーク４０と、携帯電話２０とネットワーク４０を接続するプロバイダ５０と、を備えている。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどのコンピュータネットワーク上で決済処理を行う電子決済サーバ、電子決済システム、電子決済方法及び電子決済プログラムに関する。特には、携帯電話などの通信端末を利用して即時的に決済を行うことができる電子決済サーバ、電子決済システム、電子決済方法及びプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、複数のコンピュータを通信回線などによって接続し、データやプログラムなどを複数のコンピュータ同士で蓄積交換したり、データなどを共有するコンピュータ・ネットワーク（以下、単に「ネットワーク」とも言う）が構築されている。
【０００３】
このようなネットワークの方式としては、所定の通信プロトコルなどに準拠すれば、原則として自由にコンピュータの接続ができるオープン型ネットワーク方式と、ネットワークをホスト・コンピュータなどで管理し、接続されるコンピュータなどの端末装置に一定のセキュリティなどの制限を設けて、管理外のコンピュータ・ノードをネットワークに接続させないようにするクローズ型ネットワーク方式がある。
【０００４】
上述のオープン型ネットワーク方式の代表的なものとして、インターネットがある。このインターネットにおいては、通信プロトコルにＴＣＰ（Ｔｒａｎｓｆｅｒ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）／ＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）が採用されており、原則としてこの通信プロトコルを遵守したコンピュータであればネットワークに接続することができる。
【０００５】
近年において、インターネットのような自由なネットワーク環境を背景に、ＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ　Ｗｉｄｅ　Ｗｅｂ）などのマルチメディア環境が整備されてきた。特に、最近では、このインターネットを利用して特定のサービスを行うインターネットビジネス（ｅビジネス）といわれるものが多く提案され運営されている。
【０００６】
このインターネットビジネス（ｅビジネス）においては、特に、近年の携帯電話やＰＨＳなどの携帯型通信機器の普及に伴い、これらの携帯型通信機器を対象としたサービスも多く存在するようになった。
【０００７】
例えば、このような携帯型通信機器を用いて、商品やサービスの提供に対する対価の支払を行うこともできるようになっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯型通信機器を用いた電子決済、例えば、携帯電話から決済を行う場合、電子決済のサービスを提供するＷｅｂページのトップページにアクセスし、その後、決済用のＷｅｂページにログインして、支払元及び支払先の口座番号や金額、パスワードなどを入力して決済を行うため、操作に時間と手間がかかり、そのため、決済そのものにも時間がかかり、実用性や利便性の点で問題があった。
【０００９】
従って、本発明の目的は、携帯電話などの通信端末を利用して即時的に決済を行うことができる電子決済サーバ、電子決済システム、電子決済方法及びプログラムを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第１の態様の電子決済サーバは、ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバであって、ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当てるユーザ管理手段と、ユーザ側通信端末からのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ側通信端末に提供する決済用画面を記憶する決済用画面記憶手段と、決済用画面記憶手段に記憶されている決済用画面から、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面をユーザ側通信端末に提供する決済用画面処理手段と、ユーザ及び店舗の口座情報を記憶する口座情報記憶手段と、記決済用画面処理手段の提供する前記決済用画面を介して獲得した決済情報に基づいて、口座情報記憶手段に記憶されているユーザ及び店舗の口座情報を更新することによって決済処理を行う口座管理手段と、を備えることを特徴とする。
【００１１】
また、上記課題を解決するため、本発明の第２の態様の電子決済サーバは、ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバであって、ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当てるユーザ管理手段と、ユーザ側通信端末からのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ側通信端末に提供する決済用画面を記憶する決済用画面記憶手段と、決済用画面記憶手段に記憶されている決済用画面から、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面をユーザ側通信端末に提供する決済用画面処理手段と、ユーザ及び店舗の口座情報を記憶する口座情報記憶手段と、決済用画面処理手段の提供する決済用画面を介して獲得した決済情報及び店舗側端末からの請求情報に基づいて、口座情報記憶手段に記憶されているユーザ及び店舗の口座情報を更新することによって決済処理を行う口座管理手段と、を備えることを特徴とする。
【００１２】
ここで、ユーザ情報は、ユーザ側通信端末を特定するための固有の端末ＩＤを含む、ことができ、この端末ＩＤは、ユーザ側通信端末に割当てられた電話番号又はユーザ側通信端末の製造番号にすることができる。
【００１３】
また、口座管理手段は、決済処理の結果をユーザ側通信端末及び店舗側端末に通知する、ようにするとよい。
【００１４】
また、上記課題を解決するため、本発明の第１の態様の電子決済システムは、ユーザの所持するユーザ側通信端末と、店舗側に設けられた店舗側端末と、通信端末及び店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバと、を備えた電子決済システムにおいて、電子決済サーバは、上述の電子決済サーバであり、ユーザ側通信端末は、電子決済サーバで割り当てられた対応する決済用画面にアクセスするためのアクセス情報を記憶する、ようにすることができる。
【００１５】
また、決済用画面は、決済用のＷｅｂページであり、ユーザ管理手段は、ユーザ側通信端末に対応する決済用のＷｅｂページを当該ＷｅｂページのＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｌｏｃａｔｏｒ）によって割り当てる、ようにすることができる。
【００１６】
また、上記課題を解決するため、本発明の第２の態様の電子決済システムは、ユーザの所持するユーザ側通信端末と、店舗側に設けられた店舗側端末と、通信端末及び店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバと、を備えた電子決済システムにおいて、電子決済サーバは、上記の電子決済サーバであり、ユーザ側通信端末は、電子決済サーバで割り当てられた対応する決済用のＷｅｂページにアクセスするためのＵＲＬを記憶する、ことを特徴とする。
【００１７】
また、上記課題を解決するため、本発明の第１の態様の電子決済方法は、ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済方法であって、（Ａ）ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当て、（Ｂ）ユーザ側通信端末へ、決済用画面へアクセスするためのアクセス情報を通知し、（Ｃ）ユーザ側通信端末からのアクセス情報に応じて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を提供し、（Ｄ）決済用画面に入力された決済情報に基づいて、決済処理を行い、（Ｅ）決済処理の結果をユーザ側通信端末及び店舗側端末に通知する、ことを特徴とする。
【００１８】
ここで、ステップ（Ｄ）は、（Ｄ１）決済用画面に入力された支払金額、ユーザの口座に対応する暗証番号及び支払先の指定情報を決済情報として受け取り、（Ｄ２）支払金額、暗証番号、支払先の指定情報及びユーザ側通信端末に対応するユーザの口座情報に基づいて決済処理を行う、ステップである、ようにするとよい。
【００１９】
また、上記課題を解決するため、本発明の第２の態様の電子決済方法は、ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済方法であって、（Ａ）ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当て、（Ｂ）ユーザ側通信端末へ、決済用画面へアクセスするためのアクセス情報を通知し、（Ｃ）ユーザ側通信端末からのアクセス情報に応じて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を提供し、（Ｄ’）ユーザ側通信端末の決済用画面に入力された決済情報と、店舗側端末からの請求情報に基づいて、決済処理を行い、（Ｅ）決済処理の結果をユーザ側端末及び店舗側端末に通知する、ことを特徴とする。
【００２０】
ここで、ステップ（Ｄ’）は、（Ｄ１’）決済用画面に入力された支払先の指定情報を決済情報として受け取り、（Ｄ２’）支払先の指定情報に対応する店舗側端末へ、ユーザ情報を通知し、（Ｄ３’）通知に応じて店舗側端末から入力された請求金額を含む請求情報に基づいて、請求データと請求ＩＤとを生成し、（Ｄ４’）生成した請求データと請求ＩＤをユーザ側通信端末に通知し、（Ｄ５’）ユーザ側通信端末からのユーザの口座に対応する暗証番号の入力に応じて、決済処理を行う、ステップである、ようにするとよい。
【００２１】
また、支払先の指定情報は、店舗を特定する店舗ＩＤと店舗側端末を特定する店舗側端末ＩＤを含む、ようにすることができる。
【００２２】
また、ユーザ情報は、ユーザ側通信端末を特定するための端末ＩＤを含む、ことができ、この端末ＩＤは、ユーザ側通信端末の電話番号又はユーザ側通信端末の製造番号である、ようにするとよい。
【００２３】
また、ステップ（Ｄ’）は、（Ｄ１”）決済用画面に入力された支払先の指定情報を決済情報として受け取り、（Ｄ２”）支払先の指定情報に対応する店舗側端末へ、ユーザ情報を通知し、（Ｄ３”）通知に応じて店舗側端末から入力されたユーザ側通信端末の端末ＩＤと請求金額を含む請求情報に基づいて、請求データと請求ＩＤとを生成し、（Ｄ４”）生成した請求データと請求ＩＤをユーザ側通信端末に通知し、（Ｄ５”）ユーザ側通信端末からのユーザの口座に対応する暗証番号の入力に応じて、決済処理を行う、ステップである、ようにすることもできる。
【００２４】
さらに、ステップ（Ｅ）の後で、（Ｆ）ユーザ側通信端末に電子メールで支払履歴及び支払後残高を含む決済報告情報を通知する、ようにするとよい。
【００２５】
また、上記課題を解決するため、本発明の第１の態様のプログラムは、ネットワークに接続されたコンピュータに電子決済を行わせるためのプログラムであって、上述の電子決済サーバの機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
【００２６】
また、上記課題を解決するため、本発明の第２の態様のプログラムは、ネットワークに接続されたコンピュータに電子決済を行わせるためのプログラムであって、上述の電子決済方法の処理を、コンピュータに実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
【００２７】
電子決済用の画面を通信端末毎に個別に割り当てることによって、電子決済の際に、通信端末からワンタッチアクションでその通信機器専用の電子決済用の画面にアクセスすることができるため、電子決済に伴う操作が簡略化され即時的に決済を行うことができる。
また、店舗側端末から電子決済サーバへ請求を行うことにより、請求された利用者はユーザ側通信端末を用いて電子決済サーバに上述の方法等によるアクセスを行い、その請求に対する支払い承認を行うことにより利用者の支払いが行われ、店舗側端末では電子決済サーバから即時にその支払いの有無を確認することができる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の電子決済サーバ、電子決済システム、電子決済方法及びプログラムの実施の形態を説明する。
【００２９】
図１は、本発明の電子決済システムの一形態を示す図である。この電子決済システムは、ユーザの所持するユーザ側通信端末である携帯電話２０と、店舗６０側に設けられた店舗側端末である店舗側ＰＯＳ端末（Ｐｏｉｎｔ　Ｏｆ　Ｓａｌｅｓ）３０と、携帯電話２０や店舗側ＰＯＳ端末３０からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバ１０と、データの通信を行うネットワーク４０と、携帯電話２０とネットワーク４０を接続するプロバイダ５０と、を備えている。
【００３０】
ここで、ネットワーク４０は、インターネットやイントラネットで構築することができる。また、ユーザ側通信端末は、携帯電話２０のほか、ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｈａｎｄｙ　Ｐｈｏｎｅ　Ｓｙｓｔｅｍ）やＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）などの携帯型の通信機器であればよい。また、店舗側端末は、ＰＯＳ端末のほか、ユーザ側通信端末と同様の携帯型通信機器の何れを用いることもできる。ここで、以下においては、ユーザ側通信端末として携帯電話２０を、店舗側端末として店舗側ＰＯＳ端末３０を一例として説明する。
【００３１】
図２は、図１に示した電子決済サーバ１０の構成の一例を示す図である。図２において、電子決済サーバ１０は、ネットワーク４０に接続され通信の制御を行う通信制御部１１と、ユーザ側通信端末である携帯電話２０（図１）からのユーザ情報に基づいて、携帯電話２０に対応する決済用画面（例えば、決済用Ｗｅｂページ）を割り当てるユーザ管理部１４と、携帯電話２０からのユーザ情報を記憶するユーザ情報ＤＢ（Ｄａｔａ　Ｂａｓｅ）１５と、携帯電話２０に提供する決済用画面を記憶する決済用画面ＤＢ（決済用ＷｅｂページＤＢ）１３と、決済用画面ＤＢ１３に記憶されている決済用画面から、携帯電話２０に対応する固有の決済用画面を携帯電話２０に提供する決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２と、ユーザ及び店舗６０の口座情報を記憶する口座情報ＤＢ１７と、決済用画面処理部１２の提供する決済用画面を介して携帯電話２０から獲得した決済情報及び／又は店舗側ＰＯＳ端末３０（図１）からの請求情報に基づいて、口座情報ＤＢ１７に記憶されているユーザ及び店舗６０の口座情報を更新することによって決済処理を行う口座管理部１６と、を備えている。
【００３２】
ここで、ユーザ情報は、ユーザの口座番号、暗証番号（例えば、４桁の数字）、携帯電話２０を特定するための固有の端末ＩＤを含む。この端末ＩＤは、携帯電話２０の電話番号や製造番号にすることができる。また、このユーザの口座番号、暗証番号及び端末ＩＤは、それぞれ関連付けてユーザ情報ＤＢ１５に登録され記憶される。
【００３３】
また、口座管理部１６は、決済処理の結果を携帯電話２０及び店舗側ＰＯＳ端末３０に通知する。
【００３４】
ここで、決済用画面を決済用のＷｅｂページにすることができ、この場合、ユーザ管理部１４は、携帯電話２０に対応する決済用のＷｅｂページを当該ＷｅｂページのＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｌｏｃａｔｏｒ）によって割り当てる。
【００３５】
次に、図１及び図２に示した本発明の電子決済システムを利用した電子決済方法について説明する。
【００３６】
図３は、本発明の電子決済システムを利用した電子決済方法を示すフローチャートである。図１〜図３において、先ず、電子決済サーバ１０は、ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当てる（ステップ３０１）。
【００３７】
具体的には、電子決済サーバ１０のユーザ管理部１４は、ユーザ側通信端末である携帯電話２０からのユーザ情報（口座番号、暗証番号、端末ＩＤ）に基づいて、携帯電話２０に対応する固有の決済用Ｗｅｂページを生成し、このＵＲＬを携帯電話２０に割り当てる。このとき、生成した決済用Ｗｅｂページには、口座番号と端末ＩＤが含まれ、この決済用Ｗｅｂページは、決済用画面ＤＢ（決済用ＷｅｂページＤＢ）１３に記憶される。また、ユーザ情報（口座番号、暗証番号、端末ＩＤ）とＵＲＬは、ユーザ情報ＤＢ１５に関連付けて記憶される。
【００３８】
次に、電子決済サーバ１０は、ユーザ側通信端末へ、決済用画面へアクセスするためのアクセス情報を通知する（ステップ３０２）。
【００３９】
具体的には、電子決済サーバ１０のユーザ管理部１４は、割り当てたＵＲＬを携帯電話２０に送信して通知する。携帯電話２０では、このＵＲＬを登録して記憶しておく。これにより、携帯電話からこのＵＲＬをワンアクションで呼び出すことができ、呼び出された決済用Ｗｅｂページには、口座番号と端末ＩＤが既に登録されていることになる。
【００４０】
ユーザが店舗６０で商品の購入やサービスの提供を受けて、その対価を支払う場合、ユーザ側通信端末からアクセス情報を利用してワンタッチアクションで決済用画面の呼出しが行われ、電子決済サーバ１０は、ユーザ側通信端末に個別に対応する決済用画面を提供する（ステップ３０３）。
【００４１】
具体的には、ユーザが店舗６０で商品の購入やサービスの提供を受けて、その対価を支払う場合、携帯電話２０から登録されているＵＲＬを利用してワンタッチアクションで決済用Ｗｅｂページの呼出しが行われ、電子決済サーバ１０の決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２は、決済用画面ＤＢ（決済用ＷｅｂページＤＢ）１３に記憶されている携帯電話２０に個別に対応する決済用Ｗｅｂページを、携帯電話２０に提供する。
【００４２】
次に、ユーザ側通信端末の決済用画面に入力された決済情報や店舗側端末からの請求情報に基づいて、電子決済サーバ１０は、決済処理を行う（ステップ３０４）。以下、決済処理の具体例を示す。
【００４３】
図４は、決済処理の一例を示すフローチャートである。図４において、先ず、電子決済サーバ１０の決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２は、ユーザ側通信端末（携帯電話２０）の決済用画面（決済用Ｗｅｂページ）に入力された支払金額、ユーザの口座に対応する暗証番号及び支払先の指定情報（例えば、店舗６０を特定する店舗ＩＤと店舗側ＰＯＳ端末３０を特定する店舗側ＰＯＳ端末ＩＤ）を決済情報として受け取る（ステップ４０１）。
【００４４】
次に、口座管理部１６は、支払金額、暗証番号、支払先の指定情報及びユーザ側通信端末（携帯電話２０）に対応するユーザの口座情報に基づいて、決済情報の確認、例えば、振替元と振替先の口座確認、暗証番号の検証、口座残高の確認、支払限度額の確認など、を行う（ステップ４０２）。
【００４５】
口座管理部１６は、決済情報に誤りがなければ、口座情報ＤＢ１７の該当する口座情報の更新によって口座間の振替処理（決済処理）を行う（ステップ４０３）。
【００４６】
決済情報にエラーがあった場合には、エラー通知を行って（ステップ４０４）決済情報の再入力（ステップ４０１）などを行わせる。
【００４７】
図５は、決済処理の他の一例を示すフローチャートである。図５において、先ず、電子決済サーバ１０の決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２は、ユーザ側通信端末（携帯電話２０）の決済用画面（決済用Ｗｅｂページ）に入力された支払先の指定情報（例えば、店舗６０を特定する店舗ＩＤと店舗側ＰＯＳ端末３０を特定する店舗側ＰＯＳ端末ＩＤ）を決済情報として受け取る（ステップ５０１）。
【００４８】
次に、決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２又はユーザ管理部１４は、支払先の指定情報に対応する店舗側ＰＯＳ端末３０へ、ユーザ情報を通知する（ステップ５０２）。
【００４９】
この通知に応じて店舗側ＰＯＳ端末３０から入力された請求金額を含む請求情報に基づいて、振替元と振替先の口座確認、暗証番号の検証、口座残高の確認、支払限度額の確認などを行う（ステップ５０３）。
【００５０】
さらに、ステップ５０３において、店舗側ＰＯＳ端末３０から、請求情報とともにユーザ側通信端末の端末ＩＤを入力することもできる。すなわち、ユーザ情報の通知に応じて店舗側ＰＯＳ端末３０から入力されたユーザ側通信端末の端末ＩＤ及び請求金額を含む請求情報に基づいて、振替元と振替先の口座確認、暗証番号の検証、口座残高の確認、支払限度額の確認などを行う。
【００５１】
電子決済サーバ１０の口座管理部１６は、これらのチェックが全て正常であれば、請求データと請求ＩＤとを生成する（ステップ５０４）。
【００５２】
電子決済サーバ１０の口座管理部１６は、生成した請求データと請求ＩＤをユーザ側通信端末（携帯電話２０）に電子メールで通知する（ステップ５０５）。
【００５３】
ユーザ側通信端末（携帯電話２０）では、通知された内容を確認し、ユーザの口座に対応する暗証番号を入力して承認処理を行う（ステップ５０６）。
【００５４】
口座管理部１６は、承認処理に応じて、口座情報ＤＢ１７の該当する口座情報の更新によって口座間の振替処理（決済処理）を行う（ステップ５０７）。
【００５５】
ステップ５０３の確認処理にエラーがあった場合には、エラー通知を行って（ステップ５０８）決済情報の再入力（ステップ５０１）などを行わせる。
【００５６】
図６は、決済処理の他の一例を示すフローチャートである。図６において、先ず、電子決済サーバ１０の決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２は、ユーザ側通信端末（携帯電話２０）の決済用画面（決済用Ｗｅｂページ）に入力された支払先の指定情報（例えば、店舗６０を特定する店舗ＩＤと店舗側ＰＯＳ端末３０を特定する店舗側ＰＯＳ端末ＩＤ）を決済情報として受け取る（ステップ６０１）。
【００５７】
次に、決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）１２又はユーザ管理部１４は、支払先の指定情報に対応する店舗側ＰＯＳ端末３０へ、ユーザ情報を通知する（ステップ６０２）。
【００５８】
この通知に応じて、店舗側ＰＯＳ端末３０から、請求情報とともにユーザ側通信端末の端末ＩＤが入力され、このユーザ側通信端末の端末ＩＤ及び請求金額を含む請求情報に基づいて、振替元と振替先の口座確認、暗証番号の検証、口座残高の確認、支払限度額の確認などを行う（ステップ６０３）。
【００５９】
電子決済サーバ１０の口座管理部１６は、これらのチェックが全て正常であれば、請求データと請求ＩＤとを生成する（ステップ６０４）。
【００６０】
電子決済サーバ１０の口座管理部１６は、生成した請求データと請求ＩＤをユーザ側通信端末（携帯電話２０）に電子メールで通知する（ステップ６０５）。
【００６１】
ユーザ側通信端末（携帯電話２０）では、通知された内容を確認し、ユーザの口座に対応する暗証番号を入力して承認処理を行う（ステップ６０６）。
【００６２】
口座管理部１６は、承認処理に応じて、口座情報ＤＢ１７の該当する口座情報の更新によって口座間の振替処理（決済処理）を行う（ステップ６０７）。
【００６３】
ステップ６０３の確認処理にエラーがあった場合には、エラー通知を行って（ステップ６０８）決済情報の再入力（ステップ６０１）などを行わせる。
【００６４】
図４〜図６に示したような決済処理（ステップ３０４）の後、口座管理部１６は、決済処理の結果をユーザ側通信端末（携帯電話２０）及び店舗側ＰＯＳ端末３０に通知する（ステップ３０５）。
【００６５】
このようにして、ユーザと店舗６０側の両者で、決済の完了が確認され、商品の引き渡しなどを行うことができる。
【００６６】
その後で、所定のタイミングで、ユーザ側通信端末（携帯電話２０）に電子メールで支払履歴及び支払後残高を含む決済報告情報を通知する（ステップ３０６）。
【００６７】
以上、本発明の電子決済サーバ、電子決済システム及び電子決済方法について説明したが、上述した電子決済サーバ１０の機能や電子決済方法の処理をコンピュータなどで実行可能なプログラムとすることができる。
【００６８】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明の電子決済サーバ、電子決済システム、電子決済方法及びプログラムによれば、電子決済用の画面を通信端末毎に個別に割り当てることによって、電子決済の際に、通信端末からワンタッチアクションでその通信機器専用の電子決済用の画面にアクセスすることができるため、電子決済に伴う操作が簡略化され即時的に決済を行うことができるようになった。
【００６９】
さらに、店舗側端末から電子決済サーバへ請求を行うことにより、請求された利用者はユーザ側通信端末を用いて電子決済サーバに上述の方法等によるアクセスを行い、その請求に対する支払い承認を行うことにより利用者の支払いが行われ、店舗側端末では電子決済サーバから即時にその支払いの有無を確認することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電子決済システムの一例を示す図である。
【図２】本発明の電子決済サーバの一例を示す図である。
【図３】本発明の電子決済方法の一例を示すフローチャートである。
【図４】本発明の電子決済方法の決済処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】本発明の電子決済方法の決済処理の一例を示すフローチャートである。
【図６】本発明の電子決済方法の決済処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０　電子決済サーバ
１１　通信制御部
１２　決済用画面処理部（Ｗｅｂページ処理部）
１３　決済用画面ＤＢ（決済用ＷｅｂページＤＢ）
１４　ユーザ管理部
１５　ユーザ情報ＤＢ
１６　口座管理部
１７　口座情報ＤＢ
２０　携帯電話
３０　店舗側ＰＯＳ端末
４０　ネットワーク
５０　プロバイダ
６０　店舗

Claims

ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバであって、
前記ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、前記ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当てるユーザ管理手段と、
前記ユーザ側通信端末からのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ側通信端末に提供する決済用画面を記憶する決済用画面記憶手段と、
前記決済用画面記憶手段に記憶されている決済用画面から、前記ユーザ側通信端末に対応する前記決済用画面を前記ユーザ側通信端末に提供する決済用画面処理手段と、
ユーザ及び店舗の口座情報を記憶する口座情報記憶手段と、
前記決済用画面処理手段の提供する前記決済用画面を介して獲得した決済情報に基づいて、前記口座情報記憶手段に記憶されているユーザ及び店舗の口座情報を更新することによって決済処理を行う口座管理手段と、
を備えることを特徴とする電子決済サーバ。
ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバであって、
前記ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、前記ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当てるユーザ管理手段と、
前記ユーザ側通信端末からのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ側通信端末に提供する決済用画面を記憶する決済用画面記憶手段と、
前記決済用画面記憶手段に記憶されている決済用画面から、前記ユーザ側通信端末に対応する前記決済用画面を前記ユーザ側通信端末に提供する決済用画面処理手段と、
ユーザ及び店舗の口座情報を記憶する口座情報記憶手段と、
前記決済用画面処理手段の提供する前記決済用画面を介して獲得した決済情報及び前記店舗側端末からの請求情報に基づいて、前記口座情報記憶手段に記憶されているユーザ及び店舗の口座情報を更新することによって決済処理を行う口座管理手段と、
を備えることを特徴とする電子決済サーバ。
前記ユーザ情報は、前記ユーザ側通信端末を特定するための固有の端末ＩＤを含む、ことを特徴とする請求項１又は２記載の電子決済サーバ。
前記端末ＩＤは、前記ユーザ側通信端末に割当てられた電話番号である、ことを特徴とする請求項３記載の電子決済サーバ。
前記端末ＩＤは、前記ユーザ側通信端末の製造番号である、ことを特徴とする請求項３記載の電子決済サーバ。
前記口座管理手段は、前記決済処理の結果を前記ユーザ側通信端末及び前記店舗側端末に通知する、ことを特徴とする請求項１乃至５記載の電子決済サーバ。
前記決済用画面は、決済用のＷｅｂページであり、
前記ユーザ管理手段は、前記ユーザ側通信端末に対応する前記決済用のＷｅｂページを当該ＷｅｂページのＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｌｏｃａｔｏｒ）によって割り当てる、ことを特徴とする請求項１乃至６記載の電子決済サーバ。
ユーザの所持するユーザ側通信端末と、
店舗側に設けられた店舗側端末と、
前記通信端末及び前記店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバと、
を備えた電子決済システムにおいて、
前記電子決済サーバは、前記請求項１乃至６記載の電子決済サーバであり、
前記ユーザ側通信端末は、前記電子決済サーバで割り当てられた対応する前記決済用画面にアクセスするためのアクセス情報を記憶する、
ことを特徴とする電子決済システム。
ユーザの所持するユーザ側通信端末と、
店舗側に設けられた店舗側端末と、
前記通信端末及び前記店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済サーバと、
を備えた電子決済システムにおいて、
前記電子決済サーバは、前記請求項７記載の電子決済サーバであり、
前記ユーザ側通信端末は、前記電子決済サーバで割り当てられた対応する前記決済用のＷｅｂページにアクセスするための前記ＵＲＬを記憶する、
ことを特徴とする電子決済システム。
ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済方法であって、
（Ａ）ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、前記ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当て、
（Ｂ）前記ユーザ側通信端末へ、前記決済用画面へアクセスするためのアクセス情報を通知し、
（Ｃ）前記ユーザ側通信端末からの前記アクセス情報に応じて、前記ユーザ側通信端末に対応する前記決済用画面を提供し、
（Ｄ）前記決済用画面に入力された決済情報に基づいて、決済処理を行い、
（Ｅ）決済処理の結果を前記ユーザ側通信端末及び店舗側端末に通知する、
ことを特徴とする電子決済方法。
前記ステップ（Ｄ）は、
（Ｄ１）前記決済用画面に入力された支払金額、ユーザの口座に対応する暗証番号及び支払先の指定情報を決済情報として受け取り、
（Ｄ２）前記支払金額、前記暗証番号、前記支払先の指定情報及び前記ユーザ側通信端末に対応するユーザの口座情報に基づいて決済処理を行う、
ステップである、
ことを特徴とする請求項１０記載の電子決済方法。
ユーザ側通信端末と店舗側端末からのデータに基づいて決済を行う電子決済方法であって、
（Ａ）ユーザ側通信端末からのユーザ情報に基づいて、前記ユーザ側通信端末に対応する決済用画面を割り当て、
（Ｂ）前記ユーザ側通信端末へ、前記決済用画面へアクセスするためのアクセス情報を通知し、
（Ｃ）前記ユーザ側通信端末からの前記アクセス情報に応じて、前記ユーザ側通信端末に対応する前記決済用画面を提供し、
（Ｄ’）前記ユーザ側通信端末の前記決済用画面に入力された決済情報と、前記店舗側端末からの請求情報に基づいて、決済処理を行い、
（Ｅ）決済処理の結果を前記ユーザ側端末及び店舗側端末に通知する、
ことを特徴とする電子決済方法。
前記ステップ（Ｄ’）は、
（Ｄ１’）前記決済用画面に入力された支払先の指定情報を決済情報として受け取り、
（Ｄ２’）前記支払先の指定情報に対応する店舗側端末へ、ユーザ情報を通知し、
（Ｄ３’）前記通知に応じて前記店舗側端末から入力された請求金額を含む請求情報に基づいて、請求データと請求ＩＤとを生成し、
（Ｄ４’）生成した請求データと請求ＩＤを前記ユーザ側通信端末に通知し、
（Ｄ５’）前記ユーザ側通信端末からのユーザの口座に対応する暗証番号の入力に応じて、決済処理を行う、
ステップである、
ことを特徴とする請求項１２記載の電子決済方法。
前記支払先の指定情報は、店舗を特定する店舗ＩＤと前記店舗側端末を特定する店舗側端末ＩＤを含む、ことを特徴とする請求項１１又は１３記載の電子決済方法。
前記ユーザ情報は、前記ユーザ側通信端末を特定するための端末ＩＤを含む、ことを特徴とする請求項１０乃至１４記載の電子決済方法。
前記端末ＩＤは、前記ユーザ側通信端末の電話番号である、ことを特徴とする請求項１５記載の電子決済方法。
前記端末ＩＤは、前記ユーザ側通信端末の製造番号である、ことを特徴とする請求項１５記載の電子決済方法。
前記ステップ（Ｄ’）は、
（Ｄ１”）前記決済用画面に入力された支払先の指定情報を決済情報として受け取り、
（Ｄ２”）前記支払先の指定情報に対応する店舗側端末へ、ユーザ情報を通知し、
（Ｄ３”）前記通知に応じて前記店舗側端末から入力された前記ユーザ側通信端末の端末ＩＤと請求金額を含む請求情報に基づいて、請求データと請求ＩＤとを生成し、
（Ｄ４”）生成した請求データと請求ＩＤを前記ユーザ側通信端末に通知し、
（Ｄ５”）前記ユーザ側通信端末からのユーザの口座に対応する暗証番号の入力に応じて、決済処理を行う、
ステップである、
ことを特徴とする請求項１５記載の電子決済方法。
さらに、前記ステップ（Ｅ）の後で、
（Ｆ）前記ユーザ側通信端末に電子メールで支払履歴及び支払後残高を含む決済報告情報を通知する、
ことを特徴とする請求項１０乃至１７記載の電子決済方法。
ネットワークに接続されたコンピュータに電子決済を行わせるためのプログラムであって、
前記請求項１乃至７記載の電子決済サーバの機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
ネットワークに接続されたコンピュータに電子決済を行わせるためのプログラムであって、
前記請求項１０乃至１８記載の電子決済方法の処理を、コンピュータに実現させるためのプログラム。