JP2004021088A - 光学変換素子、光学装置、およびプロジェクタ - Google Patents

光学変換素子、光学装置、およびプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】支持層の外周端部での吸水を遮断して、安定した光学変換機能を発揮でき、光学変換後の光束の品質を確保できる光学変換素子、光学装置、およびプロジェクタを提供すること。
【解決手段】偏光板442は、ガラス製の基板510と、偏光素子520とを備える。偏光素子520は、入射光を所定の偏光光として射出する偏光フィルム521と、この偏光フィルム521の両面に積層され、偏光フィルム521の機械的強度を補うTACフィルム522と、このTACフィルム522の表面に積層されたARフィルム523とを備える。偏光素子520と基板510とを跨るように、TACフィルム522を含む偏光素子520の外周端部520Aは、耐水性樹脂製の被覆部530により被覆されている。このため、TACフィルム522の外周端部520Aでの吸水を遮断して、安定した偏光機能を発揮できる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学変換素子、光学装置、およびプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、光源ランプから射出された光束を、入力された画像情報に応じて変調する光変調装置(液晶パネル)と、この光変調装置で変調された光束を拡大投写する投写光学系とを備える単板式のプロジェクタが知られている。また、光源ランプから射出された光束を三色の色光に分離する色分離光学系と、色光毎に画像情報に応じて変調する3枚の光変調装置、および各光変調装置で変調された光束を合成する色合成光学装置を有する光学装置と、この合成光を拡大投写する投写光学系とを備える三板式のプロジェクタが知られている。
【0003】
これらのプロジェクタにおいて、前記液晶パネルの入射側および射出側には、入射された光束のうち偏光軸に沿った方向の光束のみを透過させ、その他の方向の光束を吸収して、所定の偏光光として射出する偏光板がそれぞれ配置されている。これらの入射側の偏光板となる偏光子(ポラライザ)と、射出側の偏光板となる検光子(アナライザ)とは、互いにその偏光軸が直交するように配置されており、これにより、光変調装置において画像情報に応じて変調された画像光が形成される。
【0004】
このような偏光板は、例えば、以下のように製造される。まず、ポリビニルアルコール(PVA)等の基体にヨウ素等の偏光要素を吸着・分散させたフィルム状のものを一定方向に延伸して偏光フィルム(光学機能層)を形成する。次に、偏光フィルムの表裏面に、機械的強度等を確保するためのトリアセチルセルロース(TAC)製のTACフィルム(支持層)を接着剤によって張り合わせる。このTACフィルムは、透明性や均一性、平面性等に優れ、かつガラスに似て分子配向による異方性が非常に小さいため補強用フィルムとして好適に使用される。
さらに、TACフィルムのいずれか一方の表面に、非吸水性とされた反射防止フィルム(ARフィルム;保護層)を形成して、多層の積層体とされた偏光素子を作製する。最後に、この偏光素子をガラス基板上に貼付して偏光板を製造する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、TACフィルムは、非吸水性とされたARフィルムとは異なり、空気中の水分を吸水する性質を有している。このため、偏光板上の偏光素子において、その表面部分はARフィルムによって覆われているから影響がないものの、その外周端部では、TAC製の支持層の一部が露出するため、水分の吸収による湿潤膨張の作用により、支持層の外周端部だけで分子配列の乱れが生じ、全体として、射出される偏光光に乱れが生じ、光学変換機能が十分に発揮されないという問題があった。
【0006】
なお、このような問題は、光学機能層として、偏光フィルムを採用した場合に限らず、視野角補正フィルムや、位相差フィルム等のその他の光学機能を有する光学機能フィルムを採用した場合でも、支持層を有する限り同様に発生していた。光学変換素子とは、これらの光学機能フィルムを有し、多層に積層されたものである。
【0007】
本発明の目的は、支持層の外周端部での吸水を遮断して、安定した光学変換機能を発揮でき、光学変換後の光束の品質を確保できる光学変換素子、光学装置、およびプロジェクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光学変換素子は、入射された光束の光学特性を変換して射出する光学機能層と、この光学機能層の少なくとも一方の面に積層され前記光学機能層を支持する支持層と、この支持層の表面に積層された保護層とを備える多層の積層体として構成され、前記支持層の外周端部は、耐水性樹脂から構成された被覆部により被覆されていることを特徴とする。
【0009】
ここで、光学機能層としては、前述したように、偏光フィルムや、視野角補正フィルム、位相差フィルム、輝度向上フィルム、高反射フィルム等の光学機能を有するその他の光学機能フィルムを採用できる。
支持層としては、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムや、ポリエステル(PE)系フィルム、ポリカーボネート(PC)系フィルム、アクリル樹脂(PMMA)系フィルム等の各種透明性の高いフィルムを採用できる。
保護層としては、吸水性が低いものであればよく、さらに、これに反射防止機能や視野角補正機能等の光学機能を持たせてもよい。例えば、反射防止フィルム(ARフィルム)や、視野角補正フィルム、位相差フィルム、輝度向上フィルム等の各種フィルムを採用できる。
【0010】
被覆部は、光学変換素子の外周端部を被覆する構成であればよく、例えば、光学変換素子をガラス基板等に貼付する場合には、この基板と光学変換素子の外周端部とを跨るように被覆する構成を採用できる。
また、被覆部を構成する耐水性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系、ポリエステル系、アクリル系、シリコン系等の一般的な合成樹脂を採用できるが、吸水率が1%未満のものが好ましい。この場合には、被覆部として、十分な耐水機能を発揮できる。
【0011】
本発明において、例えば、光学機能層として偏光フィルムを採用した場合でも、支持層の外周端部を耐水性を有する被覆部で被覆することにより、支持層の外周端部からの吸水を防止できるため、支持層全体の分子配列を乱すことがない。このため、一定方向の偏光軸に沿った偏光光束だけを確実に射出できる。従って、入射光束の確実な光学特性の変換を行うことができ、本発明の目的を達成できる。
【0012】
ここで、前記支持層は、その吸水率が2〜4%の範囲の材料により構成されていることが好ましい。
このような構成において、支持層の吸水率が2%よりも小さいも場合には、吸水による光学特性変換機能への影響が微小なため、耐水性樹脂製の被覆部による被覆の効果が少ないという欠点がある。一方、支持層の吸水率が4%よりも大きい場合には、支持層の略全体にわたって吸水されて支持層が略均一に膨潤するため、吸水による光学特性変換機能への影響が微小で、耐水性樹脂製の被覆部による被覆の効果が少ない。
【0013】
また、前記支持層は、トリアセチルセルロースを含んで構成されていることがより好ましい。
このように、トリアセチルセルロースを含んで支持層を構成した場合には、トリアセチルセルロースの透明性や均一性、平面性、等方性の各機能を確保しつつ、光学機能層の機械的強度の補強用を十分に確保できる。
【0014】
以上において、前記被覆部は、シリコン系材料により構成されていることが好ましい。
このような構成とすれば、例えば、光学変換素子を、石英やサファイア製のガラス基板等に接着固定する際に、被覆部としての耐水被覆機能に加えて、接着剤としての接着機能も兼用させることができる。
【0015】
以上において、前記光学機能層は、偏光フィルム、または視野角補償フィルムであることが好ましい。位相差フィルムや位相差補償型フィルムでもよい。
このように光学機能層を偏光フィルム等とした場合には、膨潤による支持層における異方性発生の影響が最も大きくでるため、耐水性樹脂製の被覆部で被覆することにより、光学特性変換機能の低下を効果的に防止できる。
【0016】
本発明に係る電気光学装置は、複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された光束を合成する色合成光学装置とを備える光学装置であって、前記光変調装置の光束入射側前段および/または光束射出側後段には、前記光学変換素子が設けられていることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、前述した光学変換素子と略同様の作用・効果を奏することができる。また、本発明の電気光学装置は、例えば、光変調装置の入射側および射出側の両側に光学変換素子としての偏光板を配置し、このような2つの偏光板を含む光変調装置において、複数の色光毎に入射された各色光を画像情報に応じて変調し、色合成光学装置において、この変調された光束を合成してカラー画像を射出する構成を採用できる。従って、このような本発明によれば、前述の光学変換装置と略同様の効果が得られ、色合成光学装置から射出されるカラー画像の画質をより一層向上できる。
【0018】
本発明に係るプロジェクタは、前記光学変換素子または前記光学装置を備えて構成されることを特徴とする。本発明によれば、前述した光学変換素子または光学装置と略同様の作用・効果を奏することができる。つまり、プロジェクタから投写される投写画像の画質を、より一層向上できる利点がある。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔1.プロジェクタの主な構成〕
図1は、本発明に係るプロジェクタ1を上方前面側から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を下方背面側から見た斜視図である。
図1または図2に示すように、プロジェクタ1は、射出成形によって成形された略直方体状の外装ケース2を備える。この外装ケース2は、プロジェクタ1の本体部分を収納する合成樹脂製の筐体であり、アッパーケース21と、ロアーケース22とを備え、これらのケース21,22は、互いに着脱自在に構成されている。
【0020】
アッパーケース21は、図1,2に示すように、プロジェクタ1の上面、側面、前面、および背面をそれぞれ構成する上面部21A、側面部21B、前面部21Cおよび背面部21Dを含んで構成される。
同様に、ロアーケース22も、図1,2に示すように、プロジェクタ1の下面、側面、前面、および背面をそれぞれ構成する下面部22A、側面部22B、前面部22C、および背面部22Dを含んで構成される。
【0021】
従って、図1,2に示すように、直方体状の外装ケース2において、アッパーケース21およびロアーケース22の側面部21B,22B同士が連続的に接続されて直方体の側面部分210が構成され、同様に、前面部21C,22C同士の接続で前面部分220が、背面部21D,22D同士の接続で背面部分230が、上面部21Aにより上面部分240が、下面部22Aにより下面部分250がそれぞれ構成される。
【0022】
図1に示すように、上面部分240において、その前方側には操作パネル23が設けられ、この操作パネル23の近傍には音声出力用のスピーカ孔240Aが形成されている。
【0023】
前方から見て右側の側面部分210には、2つの側面部21B,22Bを跨る開口211が形成されている。ここで、外装ケース2内には、後述するメイン基板51と、インターフェース基板52とが設けられており、この開口211に取り付けられるインターフェースパネル53を介して、メイン基板51に実装された接続部51Bと、インターフェース基板52に実装された接続部52Aとが外部に露出している。これらの接続部51B,52Aにおいて、プロジェクタ1には外部の電子機器等が接続される。
【0024】
前面部分220において、前方から見て右側で、前記操作パネル23の近傍には、2つの前面部21C,22Cを跨ぐ円形状の開口221が形成されている。この開口221に対応するように、外装ケース2内部には、投写レンズ46が配置されている。この際、開口221から投写レンズ46の先端部分が外部に露出しており、この露出部分の一部であるレバー46Aを介して、投写レンズ46のフォーカス操作が手動で行えるようになっている。
【0025】
前面部分220において、開口221の反対側の位置には、排気口222が形成されている。この排気口222には、安全カバー222Aが形成されている。図2に示すように、背面部分230において、背面から見た右側には矩形状の開口231が形成され、この開口231からインレットコネクタ24が露出するようになっている。
【0026】
下面部分250において、下方から見て右端側の中央位置には矩形状の開口251が形成されている。開口251には、この開口251を覆うランプカバー25が着脱自在に設けられている。このランプカバー25を取り外すことにより、図示しない光源ランプの交換が容易に行えるようになっている。
【0027】
また、下面部分250において、下方から見て左側で背面側の隅部には、一段内側に凹んだ矩形面252が形成されている。この矩形面252には、外部から冷却空気を吸入するための吸気口252Aが形成されている。矩形面252には、この矩形面252を覆う吸気口カバー26が着脱自在に設けられている。吸気口カバー26には、吸気口252Aに対応する開口26Aが形成されている。開口26Aには、図示しないエアフィルタが設けられており、内部への塵埃の侵入が防止されている。
【0028】
さらに、下面部分250において、後方側の略中央位置にはプロジェクタ1の脚部を構成する後脚2Rが形成されている。また、下面部22Aにおける前方側の左右の隅部には、同じくプロジェクタ1の脚部を構成する前脚2Fがそれぞれ設けられている。つまり、プロジェクタ1は、後脚2Rおよび2つ前脚2Fにより3点で支持されている。
2つの前脚2Fは、それぞれ上下方向に進退可能に構成されており、プロジェクタ1の前後方向および左右方向の傾き(姿勢)を調整して、投写画像の位置調整ができるようになっている。
【0029】
また、図1,2に示すように、下面部分250と前面部分220とを跨るように、外装ケース2における前方側の略中央位置には、直方体状の凹部253が形成されている。この凹部253には、該凹部253の下側および前側を覆う前後方向にスライド自在なカバー部材27が設けられている。このカバー部材27により、凹部253には、プロジェクタ1の遠隔操作を行うための図示しないリモートコントローラ(リモコン)が収納される。
【0030】
ここで、図3,4は、プロジェクタ1の内部を示す斜視図である。具体的には、図3は、図1の状態からプロジェクタ1のアッパーケース21を外した図である。図4は、図3の状態から制御基板5を外した図である。
外装ケース2には、図3,4に示すように、背面部分に沿って配置され、左右方向に延びる電源ユニット3と、この電源ユニット3の前側に配置された平面視略L字状で光学系としての光学ユニット4と、これらのユニット3,4の上方および右側に配置される制御部としての制御基板5とを備える。これらの各装置3〜5によりプロジェクタ1の本体が構成されている。
【0031】
電源ユニット3は、電源31と、この電源31の下方に配置された図示しないランプ駆動回路(バラスト)とを含んで構成される。
電源31は、前記インレットコネクタに接続された図示しない電源ケーブルを通して外部から供給された電力を、前記ランプ駆動回路や制御基板5等に供給するものである。
前記ランプ駆動回路は、光学ユニット4を構成する図3,4では図示しない光源ランプに、電源31から供給された電力を供給するものであり、前記光源ランプと電気的に接続されている。このようなランプ駆動回路は、例えば、基板に配線することにより構成できる。
【0032】
電源31および前記ランプ駆動回路は、略平行に上下に並んで配置されており、これらの占有空間は、プロジェクタ1の背面側で左右方向に延びている。
また、電源31および前記ランプ駆動回路は、左右側が開口されたアルミニウム等の金属製のシールド部材31Aによって周囲を覆われている。
シールド部材31Aは、冷却空気を誘導するダクトとしての機能に加えて、電源31や前記ランプ駆動回路で発生する電磁ノイズが、外部へ漏れないようにする機能も有している。
【0033】
制御基板5は、図3に示すように、ユニット3,4の上側を覆うように配置されCPUや接続部51B等を含むメイン基板51と、このメイン基板51の下側に配置され接続部52Aを含むインターフェース基板52とを備える。
この制御基板5では、接続部51B,52Aを介して入力された画像情報に応じて、メイン基板51のCPU等が、後述する光学装置を構成する液晶パネルの制御を行う。
【0034】
メイン基板51は、金属製のシールド部材51Aによって周囲を覆われている。メイン基板51は、図3ではわかり難いが、光学ユニット4を構成する上ライトガイド472の上端部分472A(図4)に当接している。
【0035】
〔2.光学ユニットの詳細な構成〕
ここで、図5は、光学ユニット4を示す分解斜視図である。図6は、光学ユニット4を模式的に示す図である。
光学ユニット4は、図6に示すように、光源装置411を構成する光源ランプ416から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成し、この光学像を拡大して投射するユニットであり、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、光学装置44と、投写レンズ46と、これらの光学部品41〜44,46を収納する合成樹脂製のライトガイド47(図5)とを備える。
【0036】
インテグレータ照明光学系41は、光学装置44を構成する3枚の液晶パネル441(赤、緑、青の色光毎にそれぞれ液晶パネル441R,441G,441Bとする)の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系であり、光源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ415とを備える。
【0037】
光源装置411は、放射光源としての光源ランプ416と、リフレクタ417とを備え、光源ランプ416から射出された放射状の光線をリフレクタ417で反射して平行光線とし、この平行光線を外部へと射出する。光源ランプ416には、高圧水銀ランプを採用している。なお、高圧水銀ランプ以外に、メタルハライドランプやハロゲンランプ等も採用できる。また、リフレクタ417には、放物面鏡を採用している。なお、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
【0038】
第1レンズアレイ412は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源ランプ416から射出される光束を、複数の部分光束に分割している。各小レンズの輪郭形状は、液晶パネル441の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。たとえば、液晶パネル441の画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、各小レンズのアスペクト比も4:3に設定する。
【0039】
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を液晶パネル441上に結像させる機能を有する。
【0040】
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413と重畳レンズ415との間に配置される。このような偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413からの光を1種類の偏光光に変換するものであり、これにより、光学装置44での光の利用効率が高められている。
【0041】
具体的に、偏光変換素子414によって1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的に光学装置44の液晶パネル441上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を用いたプロジェクタ1では、1種類の偏光光しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発する光源ランプ416からの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出された光束を全て1種類の偏光光に変換し、光学装置44での光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子414は、たとえば特開平8−304739号公報に紹介されている。
【0042】
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421、422によりインテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
【0043】
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、反射ミラー432、434とを備え、色分離光学系42で分離された色光である赤色光を液晶パネル441Rまで導く機能を有している。
【0044】
この際、色分離光学系42のダイクロイックミラー421では、インテグレータ照明光学系41から射出された光束のうち、赤色光成分と緑色光成分とは透過し、青色光成分は反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ418を通って、青色用の液晶パネル441Bに到達する。このフィールドレンズ418は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル441G、441Rの光入射側に設けられたフィールドレンズ418も同様である。
【0045】
また、ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ418を通って、緑色用の液晶パネル441Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ418を通って、赤色光用の液晶パネル441Rに到達する。
【0046】
なお、赤色光にリレー光学系43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ418に伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
【0047】
光学装置44は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板442と、各入射側偏光板442の後段に配置され視野角を補正する視野角補正フィルタ板448と、各視野角補正フィルタ板448の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル441R,441G,441Bと、各液晶パネル441R,441G,441Bの後段に配置される射出側偏光板443と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム444とを備える。
【0048】
液晶パネル441R,441G,441Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものである。
光学装置44において、色分離光学系42で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,441G,441B、入射側偏光板442、視野角補正フィルタ板448、および射出側偏光板443によって画像情報に応じて変調されて光学像を形成する。
【0049】
入射側偏光板442は、色分離光学系42で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
射出側偏光板443は、入射側偏光板442と略同様の構成であり、液晶パネル441(441R,441G,441B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
これらの入射側偏光板442および射出側偏光板443は、互いの偏光軸の方向が直交するように設定されている。なお、これらの偏光板443については後述する。
【0050】
クロスダイクロイックプリズム444は、射出側偏光板443から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム444には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
視野角補正フィルタ板448は、サファイヤガラス等の透明基板に、視野角を補正する視野角補正フィルムが貼付されたものである。
【0051】
以上説明した液晶パネル441、射出側偏光板443およびクロスダイクロイックプリズム444は、一体的にユニット化された光学装置本体45として構成されている。図7は、光学装置本体45を示す斜視図である。
光学装置本体45は、図7に示すように、クロスダイクロイックプリズム444と、このクロスダイクロイックプリズム444の上面に固定された合成樹脂製の固定板447と、クロスダイクロイックプリズム444の光束入射端面に取り付けられ、射出側偏光板443を保持する金属製の保持板446と、この保持板446の光束入射側に取り付けられた透明樹脂製の4つのピン部材445によって保持される液晶パネル441(441R,441G,441B)とを備える。保持板446と液晶パネル441との間には、所定間隔の空隙が設けられており、この空隙部分に冷却空気が流れるようになっている。
光学装置本体45は、固定板447に形成された4つの腕部447Aの丸穴447Bを介して、下ライトガイド471にねじ止め固定される。
【0052】
投写レンズ46は、光学装置44のクロスダイクロイックプリズム444で合成されたカラー画像を拡大して投写するものである。
ライトガイド47は、図5に示すように、各光学部品412〜415,418,421〜423,431〜434,442を上方からスライド式に嵌め込む溝部が形成された下ライトガイド471と、下ライトガイド471の上側開口を閉塞する蓋状の上ライトガイド472とを備えて構成される。
【0053】
図5に示すように、平面視略L字状の下ライトガイド471の一端側には、光源装置411が収容されている。他端側には、下ライトガイド471に形成されたヘッド部473を介して、投写レンズ46がねじ止め固定されている。
【0054】
また、図5に示すように、下ライトガイド471に収納された光学装置本体45は、2つのばね部材50を挟んだ状態で下ライトガイド471にねじ止め固定される。2つのばね部材50は、視野角補正フィルタ板448および入射側偏光板442を下方へと付勢して位置を固定する。
【0055】
〔3.偏光板の構成〕
図8は、前記入射側偏光板442を示す断面図である。図9は、入射側偏光板442を示す平面図である。
入射側偏光板442は、図8,9に示すように、矩形板状の基板510と、この基板510の図中の上面510A上に、アクリル系の透明性の高い接着剤524を介して貼付された矩形状の光学変換素子としての偏光素子520と、基板510および偏光素子520を跨るように偏光素子520の外周端部520Aを覆う被覆部530とを備える。
【0056】
ここで、液晶パネル441の光束入射側に配置される入射側偏光板442には、図8における矢印+Zで示す方向に光路が設定されている。つまり、基板510において、図8中の上面510A側は、光束射出側つまり液晶パネル441側であり、また、図8中の下面510B側は、光束入射側つまりフィールドレンズ418側となっている。
【0057】
基板510は、所定の厚さ寸法で矩形状に形成されたサファイヤガラス製の板材である。サファイヤガラス製の基板510は、熱伝導率が約40W/(m・K)と高い上、硬度も非常に高く、傷がつきにくく透明度が高い。なお、中程度の輝度として安価性を重視する場合には、約10W/(m・K)の熱伝導率を有する水晶を採用してもよい。
【0058】
偏光素子520は、入射光を所定の偏光光に変換して射出する光学機能を有し、0.1mm〜1.0mm程度の厚み寸法で、かつ基板510よりも小さな寸法に形成された矩形状のフィルムである。
偏光素子520は、図8に示すように、光学機能層としての偏光フィルム521と、この偏光フィルム521の図中上下面に積層された支持層としてのトリアセチルセルロース(TAC:Triacetyl Cellulose)製のTACフィルム522と、このTACフィルム522の図中上面に積層された保護層としてのARフィルム523とを備え、多層の積層体として構成されている。
【0059】
偏光フィルム521は、ポリビニルアルコール(PVA:Polyvinyl Alcohol)にヨウ素を吸着・分散させたものを一定方向に延伸してフィルム状に形成したものである。なお、ヨウ素の代わりに、2色性を有する染料分子をポリビニルアルコール(PVA)に吸着・分散させてもよい。
【0060】
TACフィルム522は、溶液流延法により形成されて、透明性や均一性、平面性等に優れるとともにガラスに似て分子配向による異方性が非常に小さいことから、偏光フィルム521の機械的な強度を補う補強用フィルムとして機能するものである。TACフィルム522は、吸水率が2%〜4%の範囲の数値で、厚さ寸法が80μm、偏光フィルム521との位相差が3〜6nmの範囲の値として構成されたフィルムである。
【0061】
TACフィルム522は、図8に示すように、偏光フィルム521における図中上面のARフィルム523側に貼付される第1TACフィルム522Aと、偏光フィルム521における図中下面の基板510側に貼付される第2TACフィルム522Bとを備える。
【0062】
ARフィルム523は、TACフィルム522とは異なる屈折率で、かつ非吸水性を有するポリエステル等の合成樹脂により、所定の厚み寸法に形成されている。ARフィルム523は、第1TACフィルム522Aの図中上面に積層されている。このARフィルム523は、ARフィルム523の図中上面での反射光と、第1TACフィルム522Aでの反射光との間での干渉を利用して、ARフィルム523の図中上面における入射光の反射を防止する反射防止フィルムとして機能するものである。
【0063】
被覆部530は、吸水率が少なくとも1%未満の耐水性を有するシリコン系樹脂により構成され、水分の浸入を防止するシール部材として機能するとともに、基板510の上面510Aに偏光素子520を接着固定する接着剤としても機能している。この被覆部530は、図8,9に示すように、偏光素子520の外周端部520Aの周全体を所定の幅寸法で被覆している。これにより、外周端部520Aから空気中等の水分が浸入することを防止している。
【0064】
ここで、仮に、被覆部530が設けられていない場合を想定すると、偏光フィルム521の光路後段に配置される第2TACフィルム522Bは、その外周端部520Aから水分を吸収して膨潤し、分子配列が乱れることになる。このため、折角、偏光フィルム521で所定の偏光光に変換したにも関わらず、その偏光機能が無駄となる。一方、第1TACフィルム522Aも同様に膨潤することになるが、光路後段の偏光フィルム521で所定の偏光光とされるため、特に問題とはならない。従って、少なくとも第2TACフィルム522Bの外周端部520A側については、被覆部530により被覆しなければならない。ただし、両TACフィルム522A,522Bともに、被覆部530により被覆することが好ましい。
【0065】
図10は、前記射出側偏光板443を示す断面図である。
この射出側偏光板443の構成は、前記入射側偏光板442とは、偏光フィルムの偏光軸の方向が異なる点と、光束の入射出側が反対となる以外は略同じであり、同じ符号を付して、その説明を簡略する。
【0066】
射出側偏光板443には、図10における矢印+Zで示す方向に光路が設定されている。換言すれば、図10において、射出側偏光板443には、図中上側が光束射出側つまりクロスダイクロイックプリズム444側であり、図中下側が光束入射側つまり液晶パネル441側である。
従って、前述同様に、被覆部530が設けられない場合を想定した場合には、少なくとも、偏光フィルム521の光路後段となる第1TACフィルム522Aの外周端部520A側には、被覆部530により被覆しなければならない。
【0067】
〔4.実施形態の効果〕
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)偏光板442,443において、TACフィルム522の外周端部520Aを耐水性樹脂製の被覆部530で被覆したので、TACフィルム522の外周端部520Aからの吸水を防止できる。このため、TACフィルム522全体の分子配列を乱すことがないから、一定方向の偏光軸に沿った偏光光だけを確実に射出できる。また、このような偏光板442,443を用いることにより、光学装置44は、高品質の合成画像光を形成することができる。さらに、このような偏光板442,443や光学装置44を用いることにより、プロジェクタ1による投写画像の画質をより一層向上できる。
【0068】
(2)第1TACフィルム522Aおよび第2TACフィルム522Bの両方のTACフィルム522の外周端部520Aを被覆部530で被覆したので、より一層確実に偏光機能を発揮できるとともに、一方だけを被覆する場合に比べて、被覆部530による被覆作業も簡単である。
【0069】
(3)吸水率が2〜4%であるTACフィルム522により偏光板442,443を構成したので、より一層被覆部530による被覆の効果を際立たせることができる。
【0070】
(4)偏光フィルム521を支持するために、トリアセチルセルロース(TAC)を含んで偏光板442,443を構成したので、トリアセチルセルロースの透明性や均一性、平面性、等方性の各機能を確保しつつ、偏光フィルム521の機械的強度の補強用フィルムとしても十分に機能できる。
【0071】
(5)被覆部530をシリコン系材料により構成したので、耐水機能に加えて、基板510への接着剤としての接着機能も兼用させることができ、偏光板442,443の製造効率もよい。
【0072】
(6)光学機能層を偏光フィルム521としたことにより、膨潤によるTACフィルム522における異方性発生の影響が最も大きくでるため、被覆部530で被覆することで偏光機能の低下を効果的に防止できる。
【0073】
〔5.実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例えば、前記各実施形態において、光学機能層として偏光フィルム521を採用したが、これに限らず、視野角補正フィルムや、位相差フィルム等のその他の光学機能フィルムを設けた構成を採用してもよい。
【0074】
また、前記実施形態において、吸水率が2〜4%の支持層として、トリアセチルセルロースを採用したが、例えば、ポリイミド等のその他の材料を採用してもよい。要するに、材料の吸水率が2〜4%の間であればよい。
【0075】
また、前記実施形態において、被覆部530をシリコン系樹脂により構成したが、これに限らず、例えば、ポリエステル系等のその他の樹脂製により構成してもよい。要するに、吸水率が1%未満で耐水性のある樹脂により構成されればよい。
【0076】
さらに、前記実施形態において、被覆部530により、TACフィルム522(522A,522B)の両方の外周端部520Aを被覆する構成としたが、これに限らず、例えば、偏光フィルム521の光路後段側のものだけを被覆する構成としてもよい。
【0077】
前記実施形態において、入射側および射出側の両方の偏光板442,443に本発明を採用したが、いずれか一方のみに採用してもよい。また、視野角補正フィルタ板448に、本発明を採用してもよい。
【0078】
前記各実施形態において、3つの光変調装置を用いたプロジェクタを採用したが、これに限らず、例えば、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクタ、2つの光変調装置を用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以上の光変調装置を用いたプロジェクタであってもよい。
【0079】
前各記実施形態において、スクリーンを観察する方向から投写を行うフロントタイプのプロジェクタとしたが、スクリーンの観察方向の後ろ側から投写を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
その他、本発明の実施時の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で、他の構造等としてもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明に係る光学変換素子、光学装置、およびプロジェクタによれば、支持層の外周端部での吸水を遮断して、安定した光学変換機能を発揮でき、光学変換後の光束の品質を確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプロジェクタを上方前面側から見た斜視図である。
【図2】前記プロジェクタを下方背面側から見た斜視図である。
【図3】前記プロジェクタの内部を示す斜視図であり、具体的には、図1の状態からアッパーケースを外した図である。
【図4】前記プロジェクタの内部を示す斜視図であり、具体的には、図3の状態から制御基板を外した図である。
【図5】前記プロジェクタを構成する光学ユニットを示す分解斜視図である。
【図6】前記光学ユニットを模式的に示す図である。
【図7】前記光学ユニットを構成する光学装置本体を示す斜視図である。
【図8】前記光学ユニットを構成する入射側偏光板を示す断面図である。
【図9】前記入射側偏光板を示す平面図である。
【図10】前記光学ユニットを構成する射出側偏光板を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ
44 光学装置
416 光源ランプ(光源)
441 (441R,441G,441B) 液晶パネル(光変調装置)
442 入射側偏光板
443 射出側偏光板
444 クロスダイクロイックプリズム(色合成光学装置)
520 偏光素子(光学変換素子)
520A 外周端部
521 偏光フィルム(光学機能層)
522 TACフィルム(支持層)
522A 第1TACフィルム(支持層)
522B 第2TACフィルム(支持層)
523 ARフィルム(保護層)
530 被覆部

Claims (7)

  1. 入射された光束の光学特性を変換して射出する光学機能層と、この光学機能層の少なくとも一方の面に積層され前記光学機能層を支持する支持層と、この支持層の表面に積層された保護層とを備える多層の積層体として構成され、前記支持層の外周端部は、耐水性樹脂から構成された被覆部により被覆されていることを特徴とする光学変換素子。
  2. 請求項1に記載の光学変換素子において、
    前記支持層は、その吸水率が2〜4%の範囲の材料により構成されていることを特徴とする光学変換素子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光学変換素子において、
    前記支持層は、トリアセチルセルロースを含んで構成されていることを特徴とする光学変換素子。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学変換素子において、
    前記被覆部は、シリコン系材料により構成されていることを特徴とする光学変換素子。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光学変換素子において、
    前記光学機能層は、偏光フィルム、位相差フィルム、または位相差補償型フィルムのいずれかであることを特徴とする光学変換素子。
  6. 複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調された光束を合成する色合成光学装置とを備える光学装置であって、
    前記光変調装置の光束入射側前段および/または光束射出側後段には、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光学変換素子が設けられていることを特徴とする光学装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光学変換素子または請求項6に記載の光学装置を備えて構成されることを特徴とするプロジェクタ。
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