JP2004019182A - Frp格子材及びその成形法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリートを打設するときのコンクリート構造物とFRP格子材との間におけるコンクリートの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることのできるFRP格子材及びその成形法を提供する。
【解決手段】FRP格子材100にて、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋102は、断面形状が非矩形とされる。
【選択図】 図1
【解決手段】FRP格子材100にて、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋102は、断面形状が非矩形とされる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木分野にてコンクリートの補強用として使用される繊維強化プラスチック製のFRP格子材及びその成形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、土木分野にて使用される鉄筋の代わりに、FRP(繊維強化プラスチック)製のコンクリート補強用FRP格子材がコンクリート構造物の補修補強に使用されている。
【0003】
近年、特に、トンネルの内部のコンクリート剥落防止や、道路高架橋の床版の補強、また、シールドトンネル工事において、発進や到達立坑のシールドマシーン切削部の鉄筋代替物として多量に使用されるようになってきた。
【0004】
従来、FRP格子材は、強化繊維である紐状のガラス繊維や炭素繊維を樹脂に含浸させ、平面箱形状の成形型の上で、その型の周囲にあるピンを利用して、縦横方向に引き回し、格子状に成形し、その後、ポリエステルなどのフィルムを上に載せてやや押圧し成形することにより、製造されている。図6及び図7にこのようにして製造されたFRP格子材100の一例を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来方法で成形したFRP格子材100は、図7に示すように、図7にて上下両面が平面とされ、筋の断面形状が幅w、厚さtとされる概略矩形状をしているために、FRP格子材100をコンクリート構造物に取り付けたときに、FRP格子材100の平面部分がコンクリート構造物表面に密着し、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間に空隙ができないか、或いは、極めて僅少となり、コンクリートを打設するときにFRP格子材とコンクリート構造物表面との間へのコンクリートの流れが悪いことがある。この場合には、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との付着面積が少なく、補強効果が低下する。
【0006】
また、FRP格子材100の製造時において、FRP格子材100を形成する縦横部材、即ち、縦格子筋101及び横格子筋102の交点部103にて、積層された縦格子筋101及び横格子筋102がそれぞれずれることがあり、その場合には、交点の強度が落ちる傾向がある。また、積層された縦格子筋101及び横格子筋102のずれは、外観上問題がある。
【0007】
従って、本発明の目的は、コンクリートを打設するときのコンクリート構造物とFRP格子材との間におけるコンクリートの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることのできるFRP格子材及びその成形法を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、FRP格子材における交点にて、積層された縦補強筋と横補強筋がずれ、交点の強度が落ちるのを防止し、又、外観上の問題をも解決したFRP格子材及びその成形法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係るFRP格子材及びその成形法にて達成される。要約すれば、第1の発明によれば、強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材において、
前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋は、断面形状が非矩形とされることを特徴とするFRP格子材が提供される。一実施態様によれば、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋の表面に、粒状物を付着させる。好ましくは、前記粒状物は、砂である。
【0010】
第2の発明によれば、樹脂が含浸された紐状の強化繊維を、平面状の成形型を使用して縦横方向に引き回し、格子状に成形し、その後、押圧成形することにより、上記FRP格子材を成形するための成形法であって、
前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点には下型と上型を配置し、各交点にて積層された前記縦補強筋と前記横補強筋とを前記下型と上型にて所定の形状に成形し、
各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋は、空気中で張力のある状態に保持し、固化する、
ことを特徴とするFRP格子材の成形法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るFRP格子材及びその成形法を図面に則して更に詳しく説明する。
【0012】
図1に、本発明のFRP格子材の一実施例を示す。
【0013】
本実施例にて、FRP格子材100は、互いに交差して格子状に配置された複数の補強筋、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とを含み、各補強筋101、102は、強化繊維を一方向に並べてマトリックス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される。縦補強筋101と横補強筋102とは、通常、直角に交叉しているが、これに限定されるものではない。
【0014】
本発明によれば、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103及びその近接領域において、縦補強筋101及び横補強筋102の断面形状は矩形とされるが、各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋103は、断面形状が非矩形とされる。即ち、矩形の角部が丸くされ、比較的円形に形成される。
【0015】
各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋103の断面形状が、ほぼ円形のような非矩形とされることにより、FRP格子材100をコンクリート構造物に取り付けたときに、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間に空隙が生じやすく、コンクリートを打設するときに、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間へのコンクリートの流れが良くなり、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との付着面積が増大し、補強効果が増大する。
【0016】
更に、FRP格子材100のコンクリート構造物表面への付着性能を良好とするために、各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋102の表面に、粒状物、例えば、砂、樹脂粒などを付着させることができる。好ましくは、粒径0.1〜3mmの砂を、付着量0.1〜10g/cm2にて付着させる。
【0017】
強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされる。
【0018】
又、マトリクス樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むものを使用することができる。
【0019】
又、本実施例にて使用される各補強筋101、102は、各交点部103において、補強筋幅(w)が3〜20mm、厚さ(t)3〜20mm、であり、格子間距離(W)25〜250mmの格子状に成形硬化され、全体としてシート状のFRP格子材100を形成する。各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋102の断面形状は非矩形とされ、比較的円形(矩形の角部が丸くされた状態)となるように成形硬化される。
【0020】
次に、上記構成のFRP格子材を作製するためのFRPの成形法について説明する。
【0021】
図2〜図4に、FRP格子材100の成形法の一実施例を示す。
【0022】
本実施例の成形法によれば、クリール11より解じょされた多数本の強化繊維fは、樹脂含浸工程へと送給される。樹脂含浸工程では、多数本の強化繊維fは、樹脂が収容された含浸槽12を通すことにより樹脂が含浸され、集合されて紐状強化繊維Fとされる。樹脂槽12には、混合容器13から樹脂が供給される。この樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fは、平面状の成形型14へと導かれる。
【0023】
成形型14は、矩形状の浅い箱体とされ、周壁部材にガイド溝15が形成されると共に、ピン16が植設されている。樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fは、成形型14の周壁ガイド溝15とピン16とを利用して、縦横方向に引き回し、縦横部材、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とからなる格子状100に成形する。
【0024】
本実施例によれば、図3(A)、(B)に示すように、成形型14内には、格子状に成形された紐状強化繊維の交点部103に位置して、下型201及び上型202からなる型200が配置される。本実施例では、成形型14内には、下型201が配置されている。
【0025】
下型201は、図4に示すように、本実施例では互いに90°にて交叉する十字状のガイド溝203が形成されたブロックとされ、図3(B)に示すように、成形型14の基台14Aにボルト等にて固定されている。下型201内の十字状ガイド溝203には、縦横方向に引き回される紐状強化繊維F、即ち、縦補強筋101と横補強筋102が案内され、積層される。十字状ガイド溝203の幅は、所望の縦横格子筋幅(w)とされる。
【0026】
成形型14における紐状強化繊維Fの縦横方向への引き回しが終わると、下型201には、下型201の十字ガイド溝203と相補形状をした十字状突起204を備えた上型202が嵌合され、下型201内の十字状ガイド溝203内に積層配置されている縦補強筋101と横補強筋102を押圧成形する。
【0027】
これにより、交点部103に位置した縦補強筋101と横補強筋102は、下型の溝形状、即ち、本実施例では、互いに90°にて交叉する十字ガイド溝203の形状に成形される。
【0028】
本発明の成形法によれば、交点部103における積層された紐状強化繊維Fが、即ち、縦補強筋101及び横補強筋102の積層部が、ずれることなく、確実に積層接着される。従って、交点103の強度が落ちることがなく、又、外観上も良好である。
【0029】
上型202は、全ての下型201に対応して個々に設けられているが、図5に示すように、例えば、成形型14の一列の交点部103に対応した数の上型202を取り付け治具205に取り付け、作業効率を図ることも可能である。所望によっては、複数列の、或いは、全部の交点部103に対応した数の上型202を取り付け治具205に取り付けて作業することも可能である。
【0030】
一方、各交点103、103間における縦補強筋101と横補強筋102は、空気中で張力のある状態に保持されており、この状態で固化される。
【0031】
本発明者らの実験の結果、上記方法によれば、各交点103、103間における縦補強筋101と横補強筋102は、その断面が、交点部103位置の矩形状から、交点部103、103間の中央部に向けて非矩形断面形状、即ち、略円形断面形状へと変形することが分かった。
【0032】
なお、成形型14に格子状に成形された樹脂含浸された紐状強化繊維F、即ち、縦補強筋101と横補強筋102が硬化する前に、各交点間における紐状強化繊維の表面に、粒状物を散布し、表面に確実に付着させるのが良い。粒状物は、上述のように、粒径0.1〜3mmのものを、付着量0.1〜10g/cm2にて付着させるのが適当である。
【0033】
上述の方法にて成形されたFRP格子材100は、必要に応じて、格子材100が硬化する前に、且つ、上記粒状物散布前に型フィルムなどのよる型押しをした後、成形型14内に保持された状態で硬化される。その後、FRP格子材100は、カッター20により格子材100を成形型14より切断分離される。
【0034】
本発明者らは、本発明の上記構成のFRP格子材の効果を実証するために下記仕様のFRP格子材100を作製し、このFRP格子材100を既設コンクリート構造物の補修のために、コンクリート表面に直接アンカーで固定し、ポリマーモルタルを打設した。
【0035】
実験例
・格子材の材料
強化繊維: 炭素繊維
マトリクス樹脂: ビニルエステル樹脂
強化繊維:マトリクス樹脂=40:60(体積%)
・格子材の寸法
補強筋幅(w):7mm
厚さ(t):2mm
格子間距離(W1):100mm
全体形状: 縦1.3m、横1.3mの矩形
【0036】
本発明に従って、上述のようにして作製したFRP格子材を既設コンクリート構造物の補修のために、コンクリート表面に直接アンカーで固定し、ポリマーモルタルを打設した。
【0037】
本発明に従った上記FRP格子材100は、交点間が非矩形、即ち、矩形の角部が丸く略円形となっており、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間にポリマーモルタルが容易に入り込み、既設コンクリート構造物表面及びFRP格子材100のポリマーモルタルに対する付着面積を増やすことができ、補強性能を向上することができた。
【0038】
一方、従来の交点間の断面形状が矩形とされたFRP格子材を使用した場合には、FRP格子材とコンクリート構造物表面との間にポリマーモルタルが入り込みにくく、既設コンクリート構造物表面とポリマーモルタルとの付着性能が悪かった。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、FRP格子材にて、縦補強筋と横補強筋とが互いに積層された各交点間における縦補強筋及び横補強筋は、断面形状が非矩形とされるので、コンクリートを打設するときのコンクリート構造物とFRP格子材との間におけるコンクリートの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることができる。
【0040】
又、本発明によれば、縦補強筋と横補強筋とが互いに積層された各交点は下型と上型にて所定の形状に成形されるので、FRP格子材における交点にて、積層された縦補強筋と横補強筋がずれ、交点の強度が落ちるのを防止し、又、外観上の問題をも解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFRP格子材の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のFRP格子材成形法の一実施例を説明する工程図である。
【図3】図3(A)は、樹脂含浸された紐状強化繊維を引き回した状態を示す成形型の平面図であり、図3(B)は、成形型の正面図である。
【図4】本発明に従ったFRP格子材成形法における交点部の成形法を説明するための分解斜視図である。
【図5】図5(A)は、上型の構成例を示す正面図であり、図5(B)は、側面図である。
【図6】従来のFRP格子材の斜視図である。
【図7】従来のFRP格子材の交点部の斜視図である。
【符号の説明】
14 成形型
15 ガイド溝
16 ピン
100 FRP格子材
101 縦格子筋
102 横格子筋
103 交点
200 型
201 下型
202 上型
203 十字状ガイド溝
204 十字状突起
205 上型取り付け治具
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木分野にてコンクリートの補強用として使用される繊維強化プラスチック製のFRP格子材及びその成形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、土木分野にて使用される鉄筋の代わりに、FRP(繊維強化プラスチック)製のコンクリート補強用FRP格子材がコンクリート構造物の補修補強に使用されている。
【0003】
近年、特に、トンネルの内部のコンクリート剥落防止や、道路高架橋の床版の補強、また、シールドトンネル工事において、発進や到達立坑のシールドマシーン切削部の鉄筋代替物として多量に使用されるようになってきた。
【0004】
従来、FRP格子材は、強化繊維である紐状のガラス繊維や炭素繊維を樹脂に含浸させ、平面箱形状の成形型の上で、その型の周囲にあるピンを利用して、縦横方向に引き回し、格子状に成形し、その後、ポリエステルなどのフィルムを上に載せてやや押圧し成形することにより、製造されている。図6及び図7にこのようにして製造されたFRP格子材100の一例を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来方法で成形したFRP格子材100は、図7に示すように、図7にて上下両面が平面とされ、筋の断面形状が幅w、厚さtとされる概略矩形状をしているために、FRP格子材100をコンクリート構造物に取り付けたときに、FRP格子材100の平面部分がコンクリート構造物表面に密着し、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間に空隙ができないか、或いは、極めて僅少となり、コンクリートを打設するときにFRP格子材とコンクリート構造物表面との間へのコンクリートの流れが悪いことがある。この場合には、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との付着面積が少なく、補強効果が低下する。
【0006】
また、FRP格子材100の製造時において、FRP格子材100を形成する縦横部材、即ち、縦格子筋101及び横格子筋102の交点部103にて、積層された縦格子筋101及び横格子筋102がそれぞれずれることがあり、その場合には、交点の強度が落ちる傾向がある。また、積層された縦格子筋101及び横格子筋102のずれは、外観上問題がある。
【0007】
従って、本発明の目的は、コンクリートを打設するときのコンクリート構造物とFRP格子材との間におけるコンクリートの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることのできるFRP格子材及びその成形法を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、FRP格子材における交点にて、積層された縦補強筋と横補強筋がずれ、交点の強度が落ちるのを防止し、又、外観上の問題をも解決したFRP格子材及びその成形法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係るFRP格子材及びその成形法にて達成される。要約すれば、第1の発明によれば、強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材において、
前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋は、断面形状が非矩形とされることを特徴とするFRP格子材が提供される。一実施態様によれば、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋の表面に、粒状物を付着させる。好ましくは、前記粒状物は、砂である。
【0010】
第2の発明によれば、樹脂が含浸された紐状の強化繊維を、平面状の成形型を使用して縦横方向に引き回し、格子状に成形し、その後、押圧成形することにより、上記FRP格子材を成形するための成形法であって、
前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点には下型と上型を配置し、各交点にて積層された前記縦補強筋と前記横補強筋とを前記下型と上型にて所定の形状に成形し、
各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋は、空気中で張力のある状態に保持し、固化する、
ことを特徴とするFRP格子材の成形法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るFRP格子材及びその成形法を図面に則して更に詳しく説明する。
【0012】
図1に、本発明のFRP格子材の一実施例を示す。
【0013】
本実施例にて、FRP格子材100は、互いに交差して格子状に配置された複数の補強筋、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とを含み、各補強筋101、102は、強化繊維を一方向に並べてマトリックス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される。縦補強筋101と横補強筋102とは、通常、直角に交叉しているが、これに限定されるものではない。
【0014】
本発明によれば、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103及びその近接領域において、縦補強筋101及び横補強筋102の断面形状は矩形とされるが、各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋103は、断面形状が非矩形とされる。即ち、矩形の角部が丸くされ、比較的円形に形成される。
【0015】
各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋103の断面形状が、ほぼ円形のような非矩形とされることにより、FRP格子材100をコンクリート構造物に取り付けたときに、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間に空隙が生じやすく、コンクリートを打設するときに、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間へのコンクリートの流れが良くなり、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との付着面積が増大し、補強効果が増大する。
【0016】
更に、FRP格子材100のコンクリート構造物表面への付着性能を良好とするために、各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋102の表面に、粒状物、例えば、砂、樹脂粒などを付着させることができる。好ましくは、粒径0.1〜3mmの砂を、付着量0.1〜10g/cm2にて付着させる。
【0017】
強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされる。
【0018】
又、マトリクス樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むものを使用することができる。
【0019】
又、本実施例にて使用される各補強筋101、102は、各交点部103において、補強筋幅(w)が3〜20mm、厚さ(t)3〜20mm、であり、格子間距離(W)25〜250mmの格子状に成形硬化され、全体としてシート状のFRP格子材100を形成する。各交点103、103間における縦補強筋101及び横補強筋102の断面形状は非矩形とされ、比較的円形(矩形の角部が丸くされた状態)となるように成形硬化される。
【0020】
次に、上記構成のFRP格子材を作製するためのFRPの成形法について説明する。
【0021】
図2〜図4に、FRP格子材100の成形法の一実施例を示す。
【0022】
本実施例の成形法によれば、クリール11より解じょされた多数本の強化繊維fは、樹脂含浸工程へと送給される。樹脂含浸工程では、多数本の強化繊維fは、樹脂が収容された含浸槽12を通すことにより樹脂が含浸され、集合されて紐状強化繊維Fとされる。樹脂槽12には、混合容器13から樹脂が供給される。この樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fは、平面状の成形型14へと導かれる。
【0023】
成形型14は、矩形状の浅い箱体とされ、周壁部材にガイド溝15が形成されると共に、ピン16が植設されている。樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fは、成形型14の周壁ガイド溝15とピン16とを利用して、縦横方向に引き回し、縦横部材、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とからなる格子状100に成形する。
【0024】
本実施例によれば、図3(A)、(B)に示すように、成形型14内には、格子状に成形された紐状強化繊維の交点部103に位置して、下型201及び上型202からなる型200が配置される。本実施例では、成形型14内には、下型201が配置されている。
【0025】
下型201は、図4に示すように、本実施例では互いに90°にて交叉する十字状のガイド溝203が形成されたブロックとされ、図3(B)に示すように、成形型14の基台14Aにボルト等にて固定されている。下型201内の十字状ガイド溝203には、縦横方向に引き回される紐状強化繊維F、即ち、縦補強筋101と横補強筋102が案内され、積層される。十字状ガイド溝203の幅は、所望の縦横格子筋幅(w)とされる。
【0026】
成形型14における紐状強化繊維Fの縦横方向への引き回しが終わると、下型201には、下型201の十字ガイド溝203と相補形状をした十字状突起204を備えた上型202が嵌合され、下型201内の十字状ガイド溝203内に積層配置されている縦補強筋101と横補強筋102を押圧成形する。
【0027】
これにより、交点部103に位置した縦補強筋101と横補強筋102は、下型の溝形状、即ち、本実施例では、互いに90°にて交叉する十字ガイド溝203の形状に成形される。
【0028】
本発明の成形法によれば、交点部103における積層された紐状強化繊維Fが、即ち、縦補強筋101及び横補強筋102の積層部が、ずれることなく、確実に積層接着される。従って、交点103の強度が落ちることがなく、又、外観上も良好である。
【0029】
上型202は、全ての下型201に対応して個々に設けられているが、図5に示すように、例えば、成形型14の一列の交点部103に対応した数の上型202を取り付け治具205に取り付け、作業効率を図ることも可能である。所望によっては、複数列の、或いは、全部の交点部103に対応した数の上型202を取り付け治具205に取り付けて作業することも可能である。
【0030】
一方、各交点103、103間における縦補強筋101と横補強筋102は、空気中で張力のある状態に保持されており、この状態で固化される。
【0031】
本発明者らの実験の結果、上記方法によれば、各交点103、103間における縦補強筋101と横補強筋102は、その断面が、交点部103位置の矩形状から、交点部103、103間の中央部に向けて非矩形断面形状、即ち、略円形断面形状へと変形することが分かった。
【0032】
なお、成形型14に格子状に成形された樹脂含浸された紐状強化繊維F、即ち、縦補強筋101と横補強筋102が硬化する前に、各交点間における紐状強化繊維の表面に、粒状物を散布し、表面に確実に付着させるのが良い。粒状物は、上述のように、粒径0.1〜3mmのものを、付着量0.1〜10g/cm2にて付着させるのが適当である。
【0033】
上述の方法にて成形されたFRP格子材100は、必要に応じて、格子材100が硬化する前に、且つ、上記粒状物散布前に型フィルムなどのよる型押しをした後、成形型14内に保持された状態で硬化される。その後、FRP格子材100は、カッター20により格子材100を成形型14より切断分離される。
【0034】
本発明者らは、本発明の上記構成のFRP格子材の効果を実証するために下記仕様のFRP格子材100を作製し、このFRP格子材100を既設コンクリート構造物の補修のために、コンクリート表面に直接アンカーで固定し、ポリマーモルタルを打設した。
【0035】
実験例
・格子材の材料
強化繊維: 炭素繊維
マトリクス樹脂: ビニルエステル樹脂
強化繊維:マトリクス樹脂=40:60(体積%)
・格子材の寸法
補強筋幅(w):7mm
厚さ(t):2mm
格子間距離(W1):100mm
全体形状: 縦1.3m、横1.3mの矩形
【0036】
本発明に従って、上述のようにして作製したFRP格子材を既設コンクリート構造物の補修のために、コンクリート表面に直接アンカーで固定し、ポリマーモルタルを打設した。
【0037】
本発明に従った上記FRP格子材100は、交点間が非矩形、即ち、矩形の角部が丸く略円形となっており、FRP格子材100とコンクリート構造物表面との間にポリマーモルタルが容易に入り込み、既設コンクリート構造物表面及びFRP格子材100のポリマーモルタルに対する付着面積を増やすことができ、補強性能を向上することができた。
【0038】
一方、従来の交点間の断面形状が矩形とされたFRP格子材を使用した場合には、FRP格子材とコンクリート構造物表面との間にポリマーモルタルが入り込みにくく、既設コンクリート構造物表面とポリマーモルタルとの付着性能が悪かった。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、FRP格子材にて、縦補強筋と横補強筋とが互いに積層された各交点間における縦補強筋及び横補強筋は、断面形状が非矩形とされるので、コンクリートを打設するときのコンクリート構造物とFRP格子材との間におけるコンクリートの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることができる。
【0040】
又、本発明によれば、縦補強筋と横補強筋とが互いに積層された各交点は下型と上型にて所定の形状に成形されるので、FRP格子材における交点にて、積層された縦補強筋と横補強筋がずれ、交点の強度が落ちるのを防止し、又、外観上の問題をも解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFRP格子材の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のFRP格子材成形法の一実施例を説明する工程図である。
【図3】図3(A)は、樹脂含浸された紐状強化繊維を引き回した状態を示す成形型の平面図であり、図3(B)は、成形型の正面図である。
【図4】本発明に従ったFRP格子材成形法における交点部の成形法を説明するための分解斜視図である。
【図5】図5(A)は、上型の構成例を示す正面図であり、図5(B)は、側面図である。
【図6】従来のFRP格子材の斜視図である。
【図7】従来のFRP格子材の交点部の斜視図である。
【符号の説明】
14 成形型
15 ガイド溝
16 ピン
100 FRP格子材
101 縦格子筋
102 横格子筋
103 交点
200 型
201 下型
202 上型
203 十字状ガイド溝
204 十字状突起
205 上型取り付け治具
Claims (9)
- 強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材において、
前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋は、断面形状が非矩形とされることを特徴とするFRP格子材。 - 前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋の表面に、粒状物を付着させたことを特徴とする請求項1のFRP格子材。
- 前記粒状物は、砂であることを特徴とする請求項2のFRP格子材。
- 前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされることを特徴とする請求項1、2又は3のFRP格子材。
- 前記マトリクス樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のFRP格子材。
- 前記縦補強筋及び前記横補強筋は、補強筋幅(w)3〜20mm、厚さ(t)3〜20mm、であり、格子間距離(W1)25〜250mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載のFRP格子材。
- 樹脂が含浸された紐状の強化繊維を、平面状の成形型を使用して縦横方向に引き回し、格子状に成形し、その後、押圧成形することにより、請求項1〜6のいずれかの項に記載のFRP格子材を成形するための成形法であって、
前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点には下型と上型を配置し、各交点にて積層された前記縦補強筋と前記横補強筋とを前記下型と上型にて所定の形状に成形し、
各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋は、空気中で張力のある状態に保持し、固化する、
ことを特徴とするFRP格子材の成形法。 - 各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋が硬化する前に、各交点間における前記縦補強筋及び前記横補強筋の表面に、粒状物を散布し、表面に付着させることを特徴とする請求項7のFRP格子材の成形法。
- 前記粒状物は、砂であることを特徴とする請求項8のFRP格子材の成形法。
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- 2002-06-13 JP JP2002173341A patent/JP2004019182A/ja active Pending
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