JP7149090B2 - 突起付きfrp格子材 - Google Patents

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本発明は、土木分野にて既設のコンクリート構造物の補修、補強(以下、単に「補強」という。)のための補強筋又はコンクリートの剥落防止のための剥落防止筋として、更には、新たに構築するコンクリート構造物内に埋め込み、コンクリート補強筋として使用される繊維強化プラスチック製の突起付きFRP格子材に関するものである。
従来、土木分野にて使用される鉄筋の代わりに、図9(a)、(b)に示すようなFRP(繊維強化プラスチック)製のコンクリート補強用FRP格子材100Aが既設の、或いは、新たに構築されるコンクリート構造物の補強に使用されている。
近年、FRP格子材100Aは、特に、トンネルの内部のコンクリート剥落防止や、道路高架橋の床版の補強、また、シールドトンネル工事において、発進や到達立坑のシールドマシーン切削部の鉄筋代替物として多量に使用されるようになってきた。
しかしながら、上記従来のFRP格子材100Aは、図9(a)、(b)に示すように、図9(a)、(b)にて上下両面が平面とされ、筋の断面形状が幅(w)、厚さ(t)とされる概略矩形状をしているために、FRP格子材100Aをコンクリート構造物に取り付けたときに、FRP格子材100Aの平面部分がコンクリート構造物表面に密着し、FRP格子材100Aとコンクリート構造物表面との間に空隙ができないか、或いは、極めて僅少となり、モルタルを打設するときにFRP格子材とコンクリート構造物表面との間へのモルタルの流れが悪いことがある。この場合には、FRP格子材100Aとコンクリート構造物表面との付着面積が少なくなり、補強効果が低下する。
特許文献1、2には、モルタルを打設するときのコンクリート構造物とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート構造物表面とFRP格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図るために、縦補強筋と横補強筋から成るFRP格子材の表面に砂のような粒状物を付着させることを提案している。
また、特許文献3は、コンクリートを打設する前に、コンクリート補強材を型枠の内面に沿って接触するように配置し、このコンクリート補強材を埋め込むようにコンクリートを打設することを記載している。コンクリート補強材は、アラミド等の非金属繊維を結着樹脂で束ねた紐状体を織り合わせて形成した網状体に、砂等が一様に分布して付着されたものであり、コンクリートを打設することによってコンクリート構造物の表面近くで強固に一体となることを記載している。
特開2003-71377号公報 特開2004-19182号公報 特開2001-232624号公報
しかしながら、特許文献1は、粒状物が付着したFRP格子材の作製方法として、
(1)樹脂浸漬:通常方法にて成形された既製のFRP格子材を樹脂槽に浸漬するか、樹脂を吹き付けるか、或いは、手塗り等により、FRP格子材の表面に接着樹脂を付着する。
(2)砂蒔き:接着樹脂が付着したFRP格子材に、付着した樹脂が乾かないうちにスプレーノズルにより表面に砂を均一に散布する。
(3)成形:常温か、必要に応じて加熱することで樹脂を硬化させる。
工程を有する作製方法を記載している。特許文献2は、FRP格子材の製造工程にて、格子状に成形され、樹脂含浸された縦補強筋及び横補強筋が硬化する前にその表面に砂を散布し、表面に付着させることを記載している。また、特許文献3も、上記特許文献1、2と同様に、コンクリート補強材は、アラミド等の非金属繊維を結着樹脂で束ねた紐状体を織り合わせて形成した網状体を液状のエポキシ樹脂に浸漬し、引き上げたものに砂を押し付けて砂等が一様に分布して付着するようにして作製されることを記載している。
上記特許文献1、2に記載される表面に砂が付着されたFRP格子材の製造方法は、極めて工程が煩雑であり、所望のFRP格子材を効率よく且つ多量に製造するには多くの困難を伴う。更に重要なことは、本発明者らの研究実験の結果によれば、砂等の粒状物をFRP格子材等の表面に一様に付着させた場合には、FRP格子材等とコンクリート構造物表面との間におけるモルタル流動のための空隙が極めて僅少となり、モルタル打設時におけるFRP格子材とコンクリート構造物表面との間へのモルタルの流れが悪いことが分かった。この場合には、FRP格子材とコンクリート構造物表面との付着面積が少なく、補強効果が低下する。
また、特許文献3記載のコンクリート補強材もまた、引用文献1、2と同様に煩雑な製造工程が必要とされる。更に、特許文献3に記載されるようなコンクリート補強材を、新たに構築するコンクリート構造物内に埋め込みコンクリートを補強するのに使用した場合には、上記特許文献1、2の場合と同様に、コンクリート打設時に、型枠の内側表面と、型枠に近接配置されたコンクリート補強材との間には僅かな空隙しか形成されておらず、コンクリート中のモルタルが型枠とコンクリート補強材との空隙に入り込むことができず、モルタルの流動を阻害することとなり、コンクリート構造物表面にジャンカが発生し易くなり、また、気泡の形成を防止することが困難となることが分かった。
従って、本発明の目的は、既設のコンクリート構造物とFRP格子材との間、或いは、新たにコンクリート構造物を構築するときの型枠とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることができる突起付きFRP格子材を提供することである。
本発明の他の目的は、新たにコンクリート構造物を構築するときの型枠とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート打設時に、コンクリート構造物表面にジャンカが発生するのを回避し、気泡の形成を防止することができ、しかも、製造が簡単で量産可能である突起付きFRP格子材を提供することである。
上記目的は本発明に係る突起付きFRP格子材にて達成される。要約すれば、本発明は、強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材であって、
前記FRP格子材の少なくとも一側において、
(a)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置に、又は、
(b)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋
及び/又は前記横補強筋の位置に、又は、
(c)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置と、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、
一体に接着された突起を有しており、前記突起は互いに離間して配置されていることを特徴とする突起付きFRP格子材である。
本発明の一実施態様によれば、前記突起は、互いに隣接する前記突起間の間隔が10~500mmである。
本発明の他の実施態様によると、前記突起は、凸形状体とされ、円柱体と円錐体との複合形状体であるか、円錐形状体であるか、円柱体と半球体との複合形状体であるか、半球形状体であるか、釣り鐘形状体であるか、又は、角柱体と角錐体との複合形状体である。
本発明の他の実施態様によると、前記突起は、前記FRP格子材への取付基台の大きさが1~20mm、前記FRP格子材からの高さが1~25mmである。
本発明の他の実施態様によれば、前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされる。
本発明の他の実施態様によれば、前記マトリクス樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含む。
本発明の他の実施態様によれば、前記突起は、樹脂、又は、補強助材を混入した樹脂を硬化したものであり、前記樹脂は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂である。
本発明の他の実施態様によれば、前記補強助材は、短繊維又はフィラーである。
本発明の他の実施態様によれば、前記突起を形成する前記熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含んでおり、また、前記突起を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、ABS樹脂である。
本発明の他の実施態様によれば、前記縦補強筋及び前記横補強筋は、補強筋幅(w)が3~20mm、厚さ(t)が1~20mm、であり、格子間距離(W1、W2)が25~250mmである。
本発明の突起付きFRP格子材は、
(1)既設のコンクリート構造物とFRP格子材との間、或いは、新たにコンクリート構造物を構築するときの型枠とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることができる。
(2)新たにコンクリート構造物を構築するときの型枠とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート打設時に、コンクリート構造物表面にジャンカが発生するのを回避し、気泡の形成を防止することができる。
(3)製造が簡単で量産可能である。
といった特長を有する。
図1(a)は、本発明の突起付きFRP格子材の一実施例を示す斜視図であり、図1(b)は、突起の拡大斜視図である。 図2は、本発明の突起付きFRP格子材の他の実施例を示す斜視図である。 図3(a)、(b)、(c)は、本発明の突起付きFRP格子材の他の実施例を示す斜視図である。 図4(a)は、突起の一実施例を示す正面図であり、図4(b)~(f)は、突起の他の実施例を示す斜視図である。 図5は、本発明の突起付きFRP格子材製造法の一実施例を説明する工程図である。 図6(a)は、樹脂含浸された紐状強化繊維を引き回した状態を示す成形型の平面図であり、図6(b)、(c)は、成形型の突起成形穴を説明するための拡大断面図であり、図6(d)は、本発明の突起付きFRP格子材製造法の他の実施例を説明する図である。 図7(a)は、本発明に従った突起付きFRP格子材を使用した既設のコンクリート構造物の補強方法を説明するための断面図であり、図7(b)は、補強後のコンクリート構造物の断面図である。 図8(a)は、本発明に従った突起付きFRP格子材を使用した新たなコンクリート構造物の補強方法を説明するための断面図であり、図8(b)は、補強後のコンクリート構造物の断面図である。 図9(a)は、従来のFRP格子材の斜視図であり、図9(b)は、従来のFRP格子材の交点部の斜視図である。
以下、本発明に係る突起付きFRP格子材を図面に則して更に詳しく説明する。
図1(a)、(b)に、本発明の突起付きFRP格子材100の一実施例を示す。
本実施例にて、突起付きFRP格子材100は、互いに交差して格子状に配置された複数の補強筋、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とを含み、各補強筋101、102は、強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される。縦補強筋101と横補強筋102とは、通常、直角に交叉しているが、これに限定されるものではない。
強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされる。
又、マトリクス樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むものを使用することができる。
又、本実施例にて使用される各補強筋101、102は、補強筋幅(w)が3~20mm、厚さ(t)が1~20mmであり、格子間距離、即ち、縦補強筋101、101の間の距離(W1)及び横補強筋102、102の間の距離(W2)が25~250mmの格子状に成形硬化され、全体としてシート状のFRP格子材100を形成する。格子間距離W1とW2は同じであってもよく、異なっていても良い。
本発明によれば、シート状のFRP格子材100には、図1(a)、(b)に図示するように、シート状とされるFRP格子材100の少なくとも一側の側面に位置して、必要により、両側の側面に、格子材100の側面から所定の高さ(H)とされる突起110が所定の間隔(P)をもって互いに離間して配置され、格子材100と一体に多数形成される。また、突起110は、FRP格子材100の形状、寸法に応じて所定の位置に形成することができる。例えば、突起110は、図1(a)に図示するように、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された交点103の全ての位置に、又は、縦横方向に一つ置き或いは複数置きの交点の位置に形成することができ、場合によっては、例えば、図2に図示するように、縦、横にて互い違いに位置する所定の交点103の位置に形成することもできる。また、図3(a)に図示するように、交点103と交点103との間の縦補強筋101及び横補強筋102の位置に、又は、図3(b)、(c)に図示するように、縦補強筋101或いは横補強筋102のいずれかの補強筋の位置に形成することもできる。勿論、図示してはいないが、交点103の位置と、縦補強筋101及び横補強筋102との位置に、又は、交点103の位置と、縦補強筋101或いは横補強筋102のいずれかの補強筋との位置に、形成することもできる。
つまり、突起110は、FRP格子材100の少なくとも一側において、
(a)縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された交点103の位置に、
(b)縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103、103間における縦補強筋101及び/又は横補強筋102の位置に、又は、
(c)縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された交点103の位置と、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103、103間における縦補強筋101及び/又は横補強筋102の位置に、
一体に形成することができる。突起110は、互いに離間して所定の間隔(P)をもって配置される。突起110の間隔(P)は、一定でも良く、異なっていても良い。
一般に、互いに隣接する突起110と突起110との間の間隔(P)(図1(a)、図2、図3(a)~(c)参照)は、限定されるものではないが、10~500mm程度とされる。間隔(P)が10mm未満では、突起110の数が多すぎて、モルタル等の流れを邪魔する可能性が出でくる。また、間隔(P)が500mmを超えると、FRR格子材100の形状寸法等にもよるが、FRP格子材100の撓みにより補強筋101、102がコンクリート表面に近接、或いは、接触してFRP格子材100とコンクリートとの間に空隙を設けるとの目的が阻害されることが懸念される。通常、突起110の間隔(P)は、25~500mmとされ、良好な結果を得ることができる。
突起110の形状は任意の凸形状体とし得るが、好ましい形態は、例えば、図4(a)~(f)に図示されるように、円柱体と円錐体との複合形状体(図4(a))、円錐形状体(図4(b))、円柱体と半球体との複合形状体(図4(c))、半球形状体(図4(d))、釣り鐘形状体(図4(e))、或いは、角柱体と角錐体との複合形状体(図4(f))などとされる。いずれの形状の突起110であっても、先端部は、僅かの丸みを有した凸状の尖端、或いは、湾曲端とされるのが好ましい。
突起110の具体的な寸法形状について、一例として図1(b)、図4(a)に示した円柱体と円錐体との複合形状体とされる突起110を参照して説明する。
本例にて突起110は、円柱体110aと円錐体110bにて形成されており、突起110のFRP格子材100への取付面を形成する取付基台の大きさは、円柱体110aの直径(d)にて規定される。一般に、直径(d)は、1~20mmとされ、高さ(h1)は0~20mmとされ、突起全体の高さ(H)は1~25mmとされる。
ここで、突起全体の高さ(H)が1mm未満では、モルタル等の流れを阻害する恐れが出でくる。また、円柱体110aの大きさ、即ち、直径(d)及び高さ(h1)が大とされると、即ち、それぞれ20mmを超える大きさとされると、円柱体110aが大きくなり過ぎ、モルタル等の流れに悪影響を及ぼすこととなる。更に、突起全体の高さ(H)が25mmを超えると、突起形状によっては、突起110が割れる等の問題が発生することが懸念される。従って、通常、取付基台の大きさ(d)は1~10mm、高さ(h1)は1~5mm、突起全体の高さ(H)は1~15mmとされる。
上記諸点を考慮すると、図4(a)に示す突起110にて円柱体110aの高さ(h1)が略ゼロとされる、例えば、図4(b)に図示するような円錐形状体の突起110を好適に使用することができ、モルタル等の流れを阻害する恐れを減少し、且つ、強度的な問題をも解消し得る。
上記説明した図4(a)、(b)のいずれの突起においても、先端の円錐体110bは、その尖端部が僅かに丸み(r=1~12.5mm程度)を有する形状とされる。
上記説明では、突起110の取付面、即ち、取付基台の形状が円形である場合を例として挙げ、取付基台の大きさ(d)は直径であるとして説明したが、例えば図4(f)の場合は、取付基台の形状が角柱とされるので、角柱の外形状の最大大きさを取付基台大きさ(d)として考えることができる。
次に、上記構成の突起付きFRP格子材100の製造法について説明する。図5に、突起付きFRP格子材100の製造法の一実施例を示す。
本実施例の製造法によれば、クリール11より解じょされた多数本の強化繊維fは、樹脂含浸工程へと送給される。樹脂含浸工程では、多数本の強化繊維fは、樹脂が収容された含浸槽12を通すことにより樹脂が含浸され、集合されて紐状強化繊維Fとされる。樹脂槽12には、混合容器13から樹脂が供給される。この樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fは、平面状の成形型(下型)14へと導かれる。
成形型14は、矩形状の浅い箱体とされ、周壁部材にガイド溝15が形成されると共に、ピン16が植設されている。図5、図6(a)に示すように、樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fは、成形型14の周壁ガイド溝15とピン16とを利用して、縦横方向に引き回し、縦横部材、即ち、縦補強筋101と横補強筋102とからなる格子状部材100aを作製する。
なお、本実施例によれば、図6(a)、(b)に示すように、成形型14内には、格子状に成形される紐状強化繊維の交点部103に位置して、FRP格子材100に形成される突起110と相補形状をなす窪み(成形穴)20が形成されている。つまり、本実施例によれば、突起110は、図4(a)に示した円柱体110aと円錐体110bとの複合形状体とされるので、成形型14には、円柱状の穴20aと円錐形状の穴20bとが連通して形成された成形穴20が形成されている。また、この成形穴20には、図6(c)に示すように、予め、即ち、強化繊維Fが成形型14にて縦横方向に引き回される前に、樹脂Rが充填されている。このとき、上述したように、突起110の強度を増大して、突起110の割れの問題を回避するために、樹脂Rに短繊維、フィラー等の補強助材を混入することもできる。短繊維としては、0.1~15mmに切断した、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等の格子材100の製造に使用すると同様の種々の強化繊維を使用することができ、また、フィラーとしては、タルク、マイカ、ガラスフレークなどを使用することができる。
突起110を形成する樹脂Rは、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂とされる。突起110を形成する熱硬化性樹脂は、好ましくは、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含んだ樹脂とされる。また、突起110を形成する熱可塑性樹脂は、好ましくは、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、ABS樹脂である。突起110の樹脂Rは、FRP格子材100のマトリクス樹脂と同じとすることもでき、異なっていても良い。
このように、成形型14の突起成形用の成形穴20に予め樹脂Rが、又は、補強助材が混入された樹脂Rが充填された成形型14に対して、樹脂が含浸された紐状の強化繊維Fが縦横方向に引き回され、縦補強筋101と横補強筋102とからなる格子状部材100aが形成される。次いで、図示してはいないが、平面状の上型が成形型14内に配置され、押下される。これにより、格子状部材100aは押圧成形され、縦横方向に引き回された紐状強化繊維F、即ち、縦補強筋101と横補強筋102が積層され、図1(a)、(b)に図示するように所望の縦横補強筋幅(w)、厚さ(t)とされるFRP格子材100が成形される。同時に、成形穴20内の樹脂Rが、本実施例では縦横補強筋の交点103の位置に接着して一体とされ、突起110を形成する。本実施例の製造法によれば、FRP格子材100の成形と共に、突起110が、積層された縦補強筋101及び横補強筋102の交点部103に位置して成形される。
上述の方法にて成形された突起付きFRP格子材100は、成形型14内に保持された状態で硬化される。その後、FRP格子材100は、カッター120によりFRP格子材100を成形型14より切断分離する。
本発明の突起付きFRP格子材100における突起110は、FRP格子材の成形時に成形型14を用いて同時に成形されるものとして説明したが、図9(a)、(b)に図示するような既製の突起無しのFRP格子材100Aに、別個に成形した図4(a)~(f)に示すような突起110を接着剤にて接着することも可能である。
更に、別法として、図6(d)に図示するように、適度の粘度とされる熱可塑性樹脂Rをノズル又はピン30の先端に採取し、この樹脂Rを既製のFRP格子材100Aの補強筋101(102)の所定位置に押し当てて付着させ、ノズル30等を除去してそのまま樹脂Rを硬化することによっても、図4(d)或いは図4(e)に図示するような半球形状体或いは釣り鐘形状体の突起110を作製することができる。
また、上記説明では、突起110は、FRP格子材の少なくとも一側に形成されるものとして説明したが、必要に応じて、FRP格子材の両側に形成することもできる。また、突起110は、FRP格子材100の所望される所定の位置に形成し得ることは上述の通りである。
次に、上記構成の突起付きFRP格子材100は、上述したように、既設のコンクリート構造物の補強のための補強筋又はコンクリートの剥落防止のための剥落防止筋として、更には、新たに構築するコンクリート構造物内に埋め込むコンクリート補強筋として使用することができる。
補強方法
(第一の実施例)
先ず、図7(a)、(b)を参照して、本発明の突起付きFRP格子材100を使用した、既設コンクリート構造物の補強方法について説明する。
図7(a)に図示するように、本発明の突起付きFRP格子材100を既設コンクリート構造物1のコンクリート表面1aに直接アンカー(図示せず)で固定する。この時、突起付きFRP格子材100は、突起110がコンクリート構造物表面1aの側に位置するように配置する。コンクリート構造物表面1aと、突起付きFRP格子材100のコンクリート側表面との間には突起110の高さ(H)だけの空隙が形成されることとなる。
次いで、図7(b)に図示するように、FRP格子材100を覆ってコンクリート構造物表面にモルタルMが打設される。このとき、コンクリート構造物表面1aと、突起付きFRP格子材100との間に空隙が形成されていることにより、モルタルMは、コンクリート構造物表面1aと、突起付きFRP格子材100との間に容易に入り込み、既設コンクリート構造物表面1a及びFRP格子材100に確実に付着することとなり、FRP格子材100による補強性能を向上することができる。更に、突起110は、その先端部が尖端となっており、コンクリート構造物表面1aとの接触が略点接触に近い構造とされているために、突起110がモルタルMの流動を阻害することが極めて少なくされ、また、FRP格子材100による補強性能を向上することができる。
(第二の実施例)
次に、図8(a)、(b)を参照して、本発明の突起付きFRP格子材100を、新たに構築するコンクリート構造物内に埋め込み、コンクリート1を補強する補強方法について説明する。
図8(a)に図示するように、新たに構築するコンクリート構造物にて補強を必要とする面を形成する型枠50の内側表面50aに、本発明の突起付きFRP格子材100をアンカー等(図示せず)を用いて仮固定する。この時、突起付きFRP格子材100は、突起110が型枠50の表面50aの側に位置するように配置する。従って、型枠50の内側表面50aと、突起付きFRP格子材100との間には突起110の高さ(H)だけの空隙が形成される。
次いで、型枠内に鉄筋51を組み立て、鉄筋51と型枠50とが所定間隔となるようにモルタルスペーサ52などを用いて型枠50を鉄筋51に据え付ける。これにより、突起付きFRP格子材100は、型枠50の内側表面50aに近接配置して、鉄筋51と型枠50との間に配置されることとなる。
次いで、型枠内にコンクリートCが打設される。このとき、型枠50と、突起付きFRP格子材100との間に空隙が形成されていることにより、コンクリート中のモルタルMは、型枠内側表面50aと、突起付きFRP格子材100との間に容易に入り込み、モルタルMは、FRP格子材100に確実に付着することとなり、FRP格子材100による補強性能を向上することができる。更に、突起110は、その先端部が尖端となっており、型枠表面50aとの接触が略点接触に近い構造とされているために、突起110がモルタルMの流動を阻害することが極めて少なくされる。従って、コンクリート打設時にコンクリート構造物表面に生じるジャンカの発生を回避し、気泡の形成を防止することができる。
本発明者らは、本発明の上記構成の突起付きFRP格子材100の効果を実証するために、図4(b)に図示される突起110を、図1(a)に図示する態様で、ただ、縦横一つ置きの交点103に形成した、下記仕様の突起付きFRP格子材100を作製した。
実験例
・格子材の材料
強化繊維: 炭素繊維
マトリクス樹脂: ビニルエステル樹脂
強化繊維:マトリクス樹脂=40:60(体積%)
・格子材の寸法
補強筋幅(w):5mm
厚さ(t):2mm
格子間距離(W1、W2):50mm
全体形状: 縦1.0m、横3.0mの矩形
・突起の材料、形状寸法
樹脂: ビニルエステル樹脂
形状:円錐体
寸法:取付基台の大きさ(直径d)4mm、突起全体の高さ(H)3mm
突起間隔(P):100mm
本発明に従って作製した上記突起付きFRP格子材100を使用して、図7(a)、(b)を参照して説明した補強方法(第一の実施例)に従った実験を行った。本実験によると、突起付きFRP格子材100とコンクリート構造物表面との間にモルタルが容易に入り込み、既設コンクリート構造物表面及び突起付きFRP格子材100のポリマーモルタルに対する付着面積を増やすことができ、補強性能を向上することができた。
なお、上記実験で使用した突起付きFRP格子材100を使用して、図8(a)、(b)を参照して説明した第二の実施例の補強方法に関する実験を行ったが、コンクリート構造物表面に生じるジャンカ、気泡は全く生じることはなく、本発明の突起付きFRP格子材100の有用性が確認された。
1 コンクリート構造物
100 FRP格子材
101 縦補強筋
102 横補強筋
103 交点
110 突起

Claims (11)

  1. 強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材であって、
    前記FRP格子材の少なくとも一側において、
    (a)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置に、又は、
    (b)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、又は、
    (c)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置と、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、
    一体に接着された突起を有しており、前記突起は互いに離間して配置されていることを特徴とする突起付きFRP格子材。
  2. 前記突起は、互いに隣接する前記突起間の間隔が10~500mmであることを特徴とする請求項1に記載の突起付きFRP格子材。
  3. 前記突起は、凸形形状体とされ、円柱体と円錐体との複合形状体であるか、円錐形状体であるか、円柱体と半球体との複合形状体であるか、半球形状体であるか、釣り鐘形状体であるか、又は、角柱体と角錐体との複合形状体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の突起付きFRP格子材。
  4. 前記突起は、前記FRP格子材への取付基台の大きさが1~20mm、前記FRP格子材からの高さが1~25mmであることを特徴とする請求項1~3のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材。
  5. 前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされることを特徴とする請求項1~4のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材。
  6. 前記マトリクス樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項1~5のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材。
  7. 前記突起は、樹脂、又は、補強助材を混入した樹脂を硬化したものであり、前記樹脂は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1~6のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材。
  8. 前記補強助材は、短繊維又はフィラーであることを特徴とする請求項7に記載の突起付きFRP格子材。
  9. 前記突起を形成する前記熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の突起付きFRP格子材。
  10. 前記突起を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、ABS樹脂であることを特徴とする請求項7又は8に記載の突起付きFRP格子材。
  11. 前記縦補強筋及び前記横補強筋は、補強筋幅(w)が3~20mm、厚さ(t)が1~20mm、であり、格子間距離(W1、W2)が25~250mmであることを特徴とする請求項1~10のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材。
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