JP2004018015A - ラベリング機構付きシュリンク包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に小売書店で行う書籍類のシュリンク包装と盗難防止用ラベル貼着との自動処理を同時に行え、しかも、売場に設置しても違和感がないよう小型で、操作性、機能性及び経済性に優れた書籍類のラベリング機構付きシュリンク包装装置を提供することを課題とする。
【解決手段】盗難被害に遭い易い書籍種と立ち読み被害に遭い易い書籍種とが一致すること着目し、シュリンク包装装置にラベリング機構を具設したもので、スライド落下によりフィルム被包された被包物を一旦係止載置し、その傾倒動作によって被包物をシュリンク機構部に移送するために介設したバケットに、ラベル片操出用の切欠孔を設けるとともに、バケット後方位にラベル片を連続仮着した剥離台紙を巻装したラベル供給ローラと、該剥離台紙を牽引する一対の回転駆動ローラと、剥離台紙の走行を前記切欠孔部位にて反転走行させる反転ローラとからなるラベル片供給機構を配設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に書店での立ち読み防止のために行われるシュリンク包装と盗難防止用ラベルの貼着とを同時に又は選択的に行えるラベリング機構付きシュリンク包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動シュリンク包装装置は被包物をシュリンクフィルムで覆い、加熱炉を介して加熱収縮させ、固定保持しながら搬送する等の作業行程を自動的に行う装置で、主にフィルム供給機構、被包機構、シールカット機構、加熱機構及び搬送機構等によって構成されている。そして、従来の自動シュリンク包装装置の多くは、食品、雑貨、医薬品等、その包装作業が製造業者又は卸売業者によって一括して行われる商品を対象とするものが多く、必然的に大がかりで複雑な機構となり、操作が難解で極めて高価な装置となっている。
【0003】
書籍類のシュリンク包装は、立ち読み、付録物の散乱、汚染及び破損等の防止を目的とし、各小売店がその都度独自に、しかも限られた店舗スペースで機械操作に不慣れな店員によって行わなければならない等の事情があるため、前記した従来の大がかりで複雑な機構をそのまま適用させた包装装置を採用することは実質的に不可能である。そこで、本願人は、書籍販売店での使用に適し且つ大量処理が可能な自動シュリンク包装装置(実願平08−9100/登録第3234460号)、更には、これを改良して、書籍類の大きさや重量等に関わりなくランダムなシュリンク包装ができるようにした自動シュリンク包装装置(実願平11−6500/登録第3267592号)を提案し、これによって、書店でのシュリンク包装に関する多くの課題が解決された。
【0004】
しかしながら、書店にとっては、立ち読み等の防止策とは別に盗難防止策も重要な課題となっており、そのため、販売展示する書籍に盗難防止用のラベルを貼着する方策が最近採用されてきている。この盗難防止策は、例えば、バーコード表示型式で表面に各店固有の磁性帯を着層してなるラベルを予め商品に貼着しておき、該ラベルの磁性帯から発せられる固有の磁波(通常は代金を支払う際にレジで消去される。)が店の出口に設置された検知器に反応してアラーム等の警報を発生させる方法によるもので、未払い商品の店外持ち出し防止策として従来より比較的大規模な販売店やレンタル店において採用されている。
【0005】
近時、書店規模の大型化が進行し、そこでの盗難防止策も、従来一般的に採用されているビデオ装置による監視システムで対応することが困難となり、これに代わって前記した盗難防止用ラベル貼着方法が採用され始めている。しかしながら、書店又は書籍類には他種の店舗又は商品とは異なった特殊事情があって、この盗難防止用ラベルによる盗難防止策の採用を極めて困難なものとしている。
【0006】
即ち、盗難防止用ラベルの採用を困難なものとしている特殊事情として、一つは、前記シュリンク包装の場合と同様に各書店がその都度独自に、限られた店舗スペースで機械操作に不慣れな店員によって行わなければならないということであり、また、より重大な事情として、他の商品はケース、袋、ビン、カン等からなる包装体によってパッケージされているので、盗難防止用ラベルを商品に直接ではなくその包装体に貼着することが可能であるのに対し、書籍類はパッケージされた形態で展示販売されるものではない(表紙や辞書類等でよくみられるケース自体も商品の一部となっている。)ので、盗難防止用ラベルを直接商品に貼着する以外にないという事情がある。従って、仮に、直接書籍本体、表紙、若しくはケースに盗難防止用のラベルを貼着してしまうと、多くは素材が紙であるために容易且つ完全に剥がすことが難しく、無理に剥がそうとすると貼着部分が破けてしまったり印刷面が剥離してしまったりして商品価値を落としてしまう等の問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記諸事情に鑑みなされたもので、特に書店にて展示販売されているコミック誌、写真集及び付録付雑誌等に有効なシュリンク包装と盗難防止用ラベル貼着との処理を、同時に又は選択的に行え、しかも、売場に設置しても違和感がないよう小型で、機械操作に不慣れな書店員にも簡単且つ安全に操作ができるよう操作性、機能性及び安全性に優れた書籍類のラベリング機構付きシュリンク包装装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特にコミック誌等の盗難被害に遭い易い書籍種類と、立ち読み被害に遭い易い書籍種類とが一致することに着目し、本願人提案による前記自動シュリンク包装装置を改良し、該装置に盗難防止用ラベルの自動貼着機構を組み込むことにしたものである。
【0009】
即ち、上位投入口附近より下方に斜設したスライド板上をスライド落下する被包物の表裏面を予め連続させたシュリンクフィルムにて被包するとともに、その後方側縁にて重合するシュリンクフィルムを溶着溶断し、スライド板より落下する被包物をスライド板先端部直下にあってスライド板との隣接側が傾倒可能なよう軸設されたバケット上に係止載置せしめ、更に、該バケットの傾倒動作によりバケット直下に水平に張設されシュリンクトンネル内を走行する搬送コンベア上に被包物を移載せしめるよう構成したシュリンク包装装置に、ラベリング機構を具設する。
【0010】
ラベリング機構は、前記バケットにラベル操出用の切欠孔を設けるとともに、バケット後方位にラベル片を連続仮着した帯状の剥離台紙を巻装したラベル供給ローラと、該剥離台紙を牽引する一対の回転駆動ローラと、剥離台紙の走行を案内するガイドローラ及びバケット傾倒時に該バケットに設けられた切欠孔との対応位置に軸架された反転ローラとからなるラベル片供給機構を配設し、剥離台紙を反転ローラを介して反対方向に折り返し走行させることにより、ラベル片を先端側から徐々に剥離させ、バケット傾倒時には後端側の僅かな一部を残して貼着面を上にバケット面上に操出されるよう構成する。
【0011】
そして、バケットでの被包物の的確な載置とシュリンク機構への移送とを確保するため、落下被包物をバケット上にて係止するヘッドと、該ヘッドを先端に有しバケットが傾倒した際にバケット上に載置されている被包物を強制的に押し出すよう進出駆動するロッドとを備えたプッシャーをバケット支軸側後方附近に配設する。
【0012】
また、ラベル片の被包フィルムへの確実な貼着を確保するため、バケットの傾倒復帰動作に同期して上下駆動する上側転支ローラと、該上側転支ローラと対となりバケットに載置された被包物を挟持しながら送り出すための下側転支ローラとをそれぞれバケットの上下対応位置に配設するとともに、バケットが傾倒した際に、下側転支ローラの上部がバケットの載置面より露出し、操出されたラベル片が下側転支ローラの露出上部に載上されるようバケットの切欠孔を形成し、更に、好ましくは、下側転支ローラに適宜手段をもって上方向への適度なスプリング附勢力を与えておくものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示実施例により説明する。
【0014】
【実施例】
図面は、本発明に係るラベリング機構付きシュリンク包装装置の一実施例を示すもので、図1は同装置の全体概要を示す側面機構説明図、図2は同装置のスライド板部の構造略図、図3は同装置のバケット部の構造略図、図4はラベル片繰り出し機構の略図、図5及び図6は同装置の一連の動作説明図であり、Aは被包物である書籍、B1、B2はシュリンクフィルム、Cは盗難防止用ラベル片、Dは剥離台紙を示す。
【0015】
全体が分離可能な上位ケーシング1と下位ケーシング2とからなり、上位ケーシング1にあっては、投入口3に向かう投入面1aを前方向への傾斜面とし、これと同一傾斜角からなる矩形板5を下位落下口に向かって斜設することによって連続するスライド板4を形成する。該スライド板4には、それぞれその両側に沿って対の幅規制枠7a、7aと7b、7bとが同一幅をもって固着され、更に、投入面1aの矩形板5との隣接部附近には、横長のフィルム挿通孔8が形成されている。5a、5aと6a、6aとは、被包物(書籍)Aの横幅に対応して投入スライドをガイドするそれぞれ対の幅規制枠で、固定された幅規制枠7a、7aの中間に位置し、上方向にスプリング附勢されながらスライド板4より出没自在とされ、スライド板4との間で鋭角的段差が生じないよう手前端に向かって先細になるよう形成されている。
【0016】
前記フィルム挿通孔8を境に、手前(投入口)側にはスライド板4上を通過する被包物Aを察知するセンサー9を、前方(落下口)側にはカッター頭部を有する溶着溶断部10を配置し、センサー9が被包物Aの通過を察知すると溶着溶断部10の頭部が矩形板5方向に直角に摺動し、矩形板5との挟圧及び加熱作用により後述の重合されたシュリンクフィルムB1・B2を被包物Aの後方縁よりやや後方に沿って熱溶着すると同時に裁断するものである。
【0017】
B1、B2は、それぞれが図示位置に配設されたフィルム供給ローラ11a、11bに巻装された透明なシュリンクフィルムで、一方のシュリンクフィルムB1は上側のフィルムガイドローラ12a、12b、12cに案内されて容着溶断部10と矩形板5の間隙に繰り出され、他方のシュリンクフィルムB2は下側のフィルムガイドローラ12dに案内されフィルム挿通孔8に挿通させて同じく容着溶断部10と矩形板5の間隙に繰り出されるものである。初期作動に際しては、予め上下のシュリンクフィルムB1とB2とを上記のとおり繰り出し重合せしめ、その重合端を溶着溶断部10を強制作動させることにより溶着裁断して連続したシュリンクフィルムB1・B2としておく。
【0018】
13は、下位ケーシング2内にあって、スライド板4より落下してきた被包物Aを一旦載置するためスライド板4の下流端直下に配設された平面方形板状をなすバケットで、被包物Aの未載置時にはスライド板4とほぼ同一傾斜角の載置面を維持し、被包物Aの載置時にはスライド板4と隣接する先方側が下方に傾倒可能なよう、その後方側が回動軸15で軸支されているとともに、伸縮駆動するシリンダーロッド16にて傾倒自在に支持されている。また、該バケット13の適宜箇所には、バケット13が下方に傾倒した際に、後述する操出されてきたラベル片C及び下側の転支ローラ21が露出状態になるようラベル操出孔14aとローラ露出孔14bとが一体となった切欠孔14が穿設されている。
【0019】
17は、ヘッド18を備えたロッド19が駆動力によって進退するプッシャーである。該プッシャー17は、バケット13上に落下してくる被包物Aをバケット13の後方側に位置するそのヘッド18で係止し、バケット13が傾倒した際にはそのロッド19の進出によって被包物Aを後述の搬送コンベア31上に強制的に移送せしめ、移送完了後には直ちに該ロッド19が背進復帰してバケット13の復帰と併せて次の落下被包物Aの係止に備えるもので、少なくとも、ロッド19及びヘッド18が傾倒した際のバケット13の表面と僅かに離間して平行に進退するよう配設され、好ましくは、ヘッド18の先端面18aが傾倒したバケット13の表面と、また、ヘッド18の上面18bが復帰したバケット13の表面と各々直角面をなすよう形成される。
【0020】
20、21は、バケット13上に落下載置された被包物Aを挟持しながら送り出すために設けられた転支ローラで、上側転支ローラ20は、前記回動軸15の両側に一方後端側が軸着された左右のアーム22、22の他方先端間に軸架され、バケット13の傾倒復帰動作に同期するアーム22、22に連結されたシリンダーロッド23の進退駆動に従動して上下動し、また、下側転支ローラ21は、バケット13が下方に傾倒した際に切欠孔14よりその上部が露出し、下降した上側転支ローラ20と対接するような位置に軸架されている。なお、下側転支ローラ21には適宜手段をもって上方向への適度なスプリング附勢力を与えておくと良い。
【0021】
Dは、複数のラベル片Cを所定間隔で連続的に仮着した帯状の剥離台紙で、図示位置にあってローラ24に巻装され、ガイドローラ25及び反転ローラ26を介して対の回転駆動ローラ27、28によって緊張状態に挟持牽引される。尚、29はラベル片Cの操出とバケット13の傾倒並びにプッシャー17の駆動による被包物Aの押し出し移送とを同期させるためのセンサーで、30は剥離したラベル片Cが下側転支ローラ20上に的確に操出されるよう案内するラベルガイド板である。
【0022】
31は、熱伝導率の優れた耐火耐熱性シートをもって作られ、プーリ32a、32bによりエンドレスに巻装された搬送コンベアで、前記バケット13の傾倒先直下より排出口36に至るまでの間水平に張設されており、該搬送コンベア31の周囲には上下にヒーター33、34を備えたシュリンクトンネル35が配設されている。
【0023】
次に、本発明装置の動作を図5及び図6の原理機構図に従って説明すると、先ず、予め所定方向に繰り出して重合したシュリンクフィルムB1、B2を重合し、該重合部を溶着溶断部10を強制作動させることによって溶着溶断して連続する一連のシュリンクフィルムB1・B2とする。その後、書籍等の被包物Aを投入面1aより投入口3にスライド投入する。投入された被包物Aはその横幅によって適宜決定選択された一対の幅規制枠によって案内されながらスライド板4の傾斜角度と自重等によって決定される速度でシュリンクフィルムB1・B2方向へとスライド落下する。
【0024】
スライド落下してきた被包物Aの前方縁(本実施例では書籍の背部)が連続するシュリンクフィルムB1・B2に当接し、更にスライド板4を落下移動していくと、被包物Aの落下力やフィルム供給ローラ11a、11bに予め与えられている回転駆動力によってシュリンクフィルムB1、B2が双方から繰り出され、被包物Aの表裏面を前方縁より覆っていき、更に、この状態で被包物Aがスライド落下を続け、その後方縁が溶着溶断部10を通過すると、溶着溶断部10の頭部が矩形板5方向に摺動し、被包物Aの後方縁より僅か後方にてシュリンクフィルムB1・B2を重合溶着すると同時にこれを裁断して被包物Aを筒状に被包する。この際、シュリンクフィルムB1・B2の未使用部分は、裁断時の熱溶着によってなおも連続しており、次の被包に備える。
【0025】
続いて、シュリンクフィルムB1・B2によって筒状に被包された状態での被包物Aが更にスライドしてバケット13上に落下し、プッシャー17のヘッド先端面18aに係止され完全に載置されると、それまでバケット13を支持していたシリンダーロッド16が縮動し、これに従動してバケット13が回動軸15を軸点としてその先方側が搬送コンベア31方向に傾倒する。
【0026】
上記バケット13の傾倒に関係して、複数のラベル片Cを連続的に仮着した剥離台紙Dが、ガイドローラ25に案内されながら供給され、供給されてきた剥離台紙Dは、反転ガイドローラ26によって折り返され反対方向に走行する。この折り返し走行によって、ラベル片Cのみが先端側から徐々に剥離し、バケット13が傾倒する直前までに、後端側の僅かな一部を残して貼着面を上にラベルガイド板30に案内され前記下側転支ローラ21の上側に操出される。ラベル片Cの上記操出動作は、剥離台紙Dの緊張状態での反転走行によるものであるが、当然のことながら、その前提として、剥離台紙Dとラベル片Cの材質や厚さ等を違えることによって、両者の剛性力や弾性力に差異を持たせることや、ラベルCの剥離台紙Dへの仮着力の調整が必要となる。
【0027】
ラベル片Cが上記状態にて転支ローラ21の上側に操出されたことをセンサー29が感知すると、シリンダーロッド16が縮動してバケット13を下方に傾倒させる。この時、転支ローラ21の上側に操出されているラベル片Cは、貼着面を上にして転支ローラ21の上側部と共にバケット13の載置面に穿設された切欠孔14より露出された状態になっているため、バケット13の傾倒と共に下降してきた被包物Aの自重によって、被包物Aを覆っているシュリンクフィルムB1・B2の下面部に貼着する。
【0028】
上記バケット13の傾倒動作に同期して、上側転支ローラ20がシリンダーロッド23の駆動により回動するアーム22、22に従動して下降し、下側転支ローラ21と対となってバケット13上に載置された被包物Aを挟持する。続いて、プッシャー17が作動してロッド19を進出させヘッド18の上面18bでバケット13上の被包物Aを押圧し、搬送コンベア31上に強制的に移載する。この時、被包物Aは上下の転支ローラ20、21によって挟圧されながら移送されるため、ラベル片Cは剥離台紙Dより完全に剥離するとともに、被包物Aを覆うシュリンクフィルムB1・B2に強固に貼着される。被包物Aを搬送コンベア32に移載後には、プッシャー17は直ちにロッド19が背進復帰してバケット13及び上側転支ローラ20の復帰と併せて次の落下被包物Aの係止に備える。上記した被包物Aがバケット13上に落下してから搬送コンベア31に移載されるまでの動作の全ては、連係するよう自動制御されている。
【0029】
搬送コンベア31上に移載された被包物Aは、該搬送コンベア31によりシュリンクトンネル35内を排出口36方向へ移送され、この移送過程で被包物Aを覆う筒状のシュリンクフィルムB1・B2がヒーター33、34の加熱作用により収縮し、被包物AをシュリンクフィルムB1・B2が固定保持して排出口36より搬出する。本発明装置は上記一連の動作を繰り返して行うものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明装置によれば、特に書店にて展示販売されているコミック誌、写真集及び雑誌等の立ち読み防止と盗難防止に有効な手段であるシュリンクフィルムによる包装と盗難防止用ラベル貼着との処理を、被包物の大きさや形状等に関わりなく一度に行うことができ、しかも、これら書籍類に直接盗難防止用のラベルを貼り付けることもないので、商品価値を損ねることもない。
【0031】
また、本発明装置は、フィルム被包、被包物の移送及びラベル貼着を被包物のスライド落下力と自重とを有効に活用して行う構成としてあるため、各機構においてそれ程大きな駆動力を必要とせず、その結果、大量処理が可能でありながら装置全体の構成を簡素化して小型軽量化と低価格化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の全体概要を示す側面機構説明図ある。
【図2】同上装置のスライド板部分の構造略図である。
【図3】同上装置のバケット附近の構造略図である。
【図4】同上装置のラベル貼着機構部の構造略図である。
【図5】同上装置による被包物が投入されてからバケット上に落下載置されるまでの一連の動作原理図ある。
【図6】同上装置による被包物がバケットからシュリンクトンネル経て排出口より搬出されるまでの一連の動作原理図ある。
【符号の説明】
A:被包物(書籍)
B1、B2:シュリンクフィルム
B1・B2:連続したシュリンクフィルム
C:盗難防止用ラベル
D:剥離台紙
1:上位ケーシング
1a:投入面
2:下位ケーシング
3:投入口
4:スライド板
5:矩形板
7a、7b:幅規制枠
8:フィルム挿通孔
9:センサー
10:溶着溶断部
13:バケット
14:切欠孔
15:回動軸
17:プッシャー
20、21:転支ローラ
26:反転ローラ
31:搬送コンベア
35:シュリンクトンネル
36:排出口

Claims (4)

  1. 上位投入口附近より下方に斜設したスライド板上をスライド落下する被包物の表裏面を連続するシュリンクフィルムにて被包するとともにその後方側縁にて重合するシュリンクフィルムを溶着溶断し、更に、落下被包物をスライド板先端部直下にあってスライド板との隣接側が被包物載置時に傾倒可能なよう軸設されたバケットを介し、該バケット直下に水平に張設されシュリンクトンネル内を走行する搬送コンベア上に移載せしめるよう構成したシュリンク包装装置において、前記バケットにラベル操出用の切欠孔を設けるとともに、バケット後方位にラベル片を連続仮着した帯状の剥離台紙を巻装したラベル供給ローラと、該剥離台紙を牽引する一対の回転駆動ローラと、剥離台紙の走行を案内するガイドローラ及びバケット傾倒時に該バケットに設けられた切欠孔との対応位置に軸架された反転ローラとからなるラベル片供給機構を配設し、剥離台紙を反転ローラにより折り返し走行させることによりラベル片を先端側から徐々に剥離させ、バケット傾倒時には貼着面を上にバケット上に操出されるよう構成したことを特徴とするラベリング機構付きシュリンク包装装置。
  2. 前記スライド板よりの落下被包物をバケット上にて係止するヘッドと、該ヘッドを先端に有しバケット傾倒時にバケット上に載置されている被包物を強制的に押し出すよう進出駆動するロッドとを備えたプッシャーを前記バケット支軸側後方附近に配設したことを特徴とする請求項1に記載のラベリング機構付きシュリンク包装装置。
  3. 前記バケットの傾倒復帰動作に同期して上下駆動する上側転支ローラと、該上側転支ローラと対となりバケットに載置された被包物を挟持しながら送り出すための下側転支ローラとをそれぞれ前記バケットの上下対応位置に配設するとともに、バケット傾倒時に下側転支ローラの上部がバケット面より露出して操出されたラベル片が載上されるよう前記バケットに設けられた切欠孔を形成したことを特徴とする請求項2に記載のラベリング機構付きシュリンク包装装置。
  4. 前記下側転支ローラに適宜手段をもって上方向への適度なスプリング附勢力が与えられていることを特徴とする請求項3に記載のラベリング機構付きシュリンク包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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