JP2004016837A - 振動分離装置 - Google Patents
振動分離装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004016837A JP2004016837A JP2002171311A JP2002171311A JP2004016837A JP 2004016837 A JP2004016837 A JP 2004016837A JP 2002171311 A JP2002171311 A JP 2002171311A JP 2002171311 A JP2002171311 A JP 2002171311A JP 2004016837 A JP2004016837 A JP 2004016837A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- weight
- vibration
- angle
- unbalance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
【課題】運転を継続しながら上下部アンバランスウェイト間の角度を変更できるようにする。
【解決手段】振動付与手段を構成する上下部アンバランスウェイト22,24のうち下部アンバランスウェイト24を、円板部23aの周縁部に軸支されたアーム部26、アーム部26の先端部に設けられたウェイト部28から構成する。アーム部26の途中部と円板部23aとの間には引張コイルばね31が掛け渡されている。回転軸20が回転されると下部アンバランスウェイト24は引張コイルばね31のばね力に抗して回動する。
【選択図】 図2
【解決手段】振動付与手段を構成する上下部アンバランスウェイト22,24のうち下部アンバランスウェイト24を、円板部23aの周縁部に軸支されたアーム部26、アーム部26の先端部に設けられたウェイト部28から構成する。アーム部26の途中部と円板部23aとの間には引張コイルばね31が掛け渡されている。回転軸20が回転されると下部アンバランスウェイト24は引張コイルばね31のばね力に抗して回動する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分離枠に振動を付与することにより対象物を分離する振動分離装置に関し、特に回転軸に上下に離れて設けられた2個のアンバランスウェイト間の角度を変更することにより分離枠の振動モードを変化させることができる振動分離装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
分離枠に振動を付与することにより複数の対象物を分離する振動分離装置が従来より提供されている。前記分離枠に振動を付与する手段としては、例えばモータ及び前記モータにより回転駆動される回転軸に上下に離れて取り付けられた2個のアンバランスウェイトを備えて構成されたものがある。
【0003】
前記振動付与手段では、上下部アンバランスウェイトが回転軸と一体的に回転されることにより、分離枠が垂直方向の振動及び水平方向の振動が合成された三次元運動を起こす。この結果、分離枠内の分離面上の対象物は、周方向の移動と径方向の移動とが合成された移動をする。従って、分離面が例えば篩網から構成されている場合は、分離枠の振動に伴い所定粒度以下の対象物は効率良くふるい落とされる。
【0004】
上下部アンバランスウェイト間の角度により分離枠の運動モードは変化するため、対象物の形状や粒度、比重などの条件や運転状態(ふるい分け運転及び排出運転)等に合わせて上下部アンバランスウェイト間の角度が調節される。
【0005】
従来の振動分離装置では、上下部アンバランスウェイトのうちの一方、例えば上部アンバランスウェイトは嵌合等により回転軸に固定され、下部アンバランスウェイトはボルトを介して回転軸に固定されていた。そして、上下部アンバランスウェイト間の角度を変更するときは、ボルトを緩めて下部アンバランスウェイトの位置を変更した後、再びボルトを締め付けるという作業が行われる。従って、従来の振動分離装置では、上下部アンバランスウェイト間の角度を変更する場合は、しばらくの間、運転を中断しなければならず生産性が悪かった。
【0006】
そこで、本出願人は回転軸の回転方向を変更することにより上下部アンバランスウェイト間の角度が自動的に変更される振動付与手段を備えた振動分離装置を発明し、先に出願した。この出願は既に登録されている(特許第27355号)。ところが、上記振動分離装置においても、時間は短いものの、上下アンバランスウェイト間の角度を変更する際には運転を中断しなければならない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転を継続しながら上下部アンバランスウェイト間の角度を変更することができる振動分離装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の振動分離装置は、振動付与手段と、前記振動付与手段によって振動されることにより内部に収容された複数の対象物を分離する分離枠とを備え、前記振動付与手段を、前記分離枠に設けられた軸受ハウジング、前記軸受ハウジングに回転可能に支持された回転軸、前記回転軸に上下方向に離れて設けられ前記回転軸と一体的に回転する上下部アンバランスウェイト、前記回転軸を回転駆動する駆動手段、前記回転軸の回転速度を変化させる速度変更手段を備えて構成すると共に、前記上下部アンバランスウェイト間の角度を、前記回転軸の回転速度が変化されることに応じて自動的に変化するように構成したことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、速度変更手段により回転軸の回転速度を変化させることにより、上下部アンバランスウェイト間の角度が変化し、この結果、分離枠の振動モードが変化する。従って、回転軸の回転速度を適宜の値に設定することにより、分離枠による対象物の分離作業、排出作業といった作業の内容に応じた振動モードを得ることができる。
【0010】
本発明の請求項2の振動分離装置は、前記上下部アンバランスウェイトのうち少なくとも一方を、その一端部において回転軸または回転軸と一体的に回転する部材に回動可能に支持すると共に、前記一方のアンバランスウェイトと前記回転軸または前記回転軸と一体的に回転する部材との間に前記一方のアンバランスウェイトの他端部を前記回転軸の回転中心側に付勢する付勢手段を設け、前記回転軸の回転に伴い作用する遠心力により前記付勢手段の付勢力に抗して前記一方のアンバランスウェイトが反回転軸側に回動されて他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化するように構成したところに特徴を有する。
【0011】
上記構成によれば、回転軸が回転すると、一方のアンバランスウェイトに遠心力が加わり、前記一方のアンバランスウェイトは回動する。この遠心力の大きさは回転軸の回転速度が変化することに応じて変化するため、回転軸の回転速度が変更されると、前記一方のアンバランスウェイトの回動量が変化し他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、図1は本実施例に係る振動分離装置の全体構成を示す図である。円筒状をなす架台1上には枠受スプリング2を介して振動体ベース3が振動自在に支持されており、この振動体ベース3に篩本体4が固定されている。篩本体4は、振動体ベース3に下円筒枠5,中円筒枠6,上円筒枠7を積み上げて構成されている。上円筒枠7の上面には、対象物を投入する投入口8が中央に形成されたテーパ状の蓋9が被せられている。そして、中円筒枠6と上円筒枠7との間には、篩網10が挟み込まれて固定され、以て、篩本体4が上下に区画されている。
【0013】
前記上円筒枠7には、篩網10上の残留物を排出するための網上排出口11が設けられている。前記上円筒枠7の外周面には、前記網上排出口11に接続された排出口体12が設けられている。この排出口体12は、図5〜7に示すように、上円筒枠7に対して周方向一方側に傾けられている。
【0014】
また、前記下円筒枠5内の下部には、篩網10を通過した対象物を受ける円錐状の製品受け13が設けられている。前記下円筒枠5には、前記製品受け13で受けられた対象物を外部に排出する網下排出口(図示せず)が設けられており、この網下排出口に接続する排出口体14が下円筒枠5の外周面に設けられている。
【0015】
一方、架台1の内部にはモータ15が配置されている。前記モータ15は架台1の内面に固定されており、前記モータ15から下方に突出する回転軸15aにはVプーリ16が連結されている。架台1内の底部中央にはVプーリ17が回転可能に支持されており、このVプーリ17と上記Vプーリ16との間にVベルト18が掛け渡されている。
【0016】
Vプーリ17の駆動軸17aには、駆動スプリング19を介して回転軸20が連結されている。前記振動体ベース3の下面中央部には軸受ハウジングとしての振動体ハウジング21が固定されており、前記回転軸20は図示しない軸受を介して前記振動体ハウジング21に回転可能に支持されている。
【0017】
前記回転軸20のうち振動体ハウジング21の上方に突出する上端部には、略扇形状をなす上部アンバランスウェイト22(図2参照)が嵌合等により固定されている。従って、上部アンバランスウェイト22は回転軸20と一体的に回転する。一方、回転軸20のうち前記振動体ハウジング21の下方に突出する下端部には、カップリング23(回転軸と一体的に回転する部材に相当)が一体的に設けられている。前記カップリング23は、円板部23aとこの円板部23a(図2参照)の下面に突設された突部23bとから構成されており、前記突部23bに前記駆動スプリング19の上端部が固定されている。
【0018】
また、前記カップリング23には、下部アンバランスウェイト24が回動可能に設けられている。更に、架台1内には、前記モータ15の駆動を制御する制御装置25が配置されている。制御装置25は、図示しない操作部の操作に基づきモータ15の回転速度を制御可能に構成されている。
【0019】
本実施例においては、モータ15、回転軸20、上下部アンバランスウェイト22,24、制御装置25から振動付与手段が構成される。また、モータ15から駆動手段、制御装置25から速度変更手段が構成され、振動体ベース3、篩本体4、篩網10から分離枠が構成される。
【0020】
さて、図2ないし図7を参照しながら下部アンバランスウェイト24の構成について説明する。下部アンバランスウェイト24は、円板部23aの外周面の約半周部に沿って延びるアーム部26と、このアーム部26の一端部に設けられ前記円板部23aの周縁部に軸支される支持部27と、前記アーム部26の他端部に設けられたウェイト部28とから構成されている。ウェイト部28は、アーム部26に比べて質量が大きく、従って、下部アンバランスウェイト24の重心はウェイト部28内に位置するようになっている。
【0021】
前記アーム部26のうち前記カップリング23の円板部23aと対向する面の略中央部にはばね支持部29が設けられている。また、前記円板部23aの上面には、ばね支持部30が設けられている。これらばね支持部29,30の間には、付勢手段としての引張コイルばね31が掛け渡されている。前記引張コイルばね31により、下部アンバランスウェイト24はウェイト部28が回転軸20の回転中心に近づく方向に付勢されている。このため、回転軸20が停止しているときは、前記アーム部26は円板部23aの外周面に当接している。このとき、回転軸20の回転中心及び前記ばね支持部29,30は略同一直線上に位置している。
【0022】
上記構成の振動分離装置では、モータ15を駆動すると回転軸20が矢印A方に回転される。すると、上下部アンバランスウェイト22,24が回転軸20と一体的に回転し、この結果、振動体ベース3が振動し、篩本体4及び篩網10が振動される。
【0023】
篩網10の振動モードは、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度に応じて変化し、これに伴い篩網10上の対象物の移動モードが変化する。尚、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度とは、上部アンバランスウェイト22の重心と回転軸20の中心と結ぶ直線及び下部アンバランスウェイト24の重心と回転軸20の中心とを結ぶ直線間の角度をいう。
【0024】
回転軸20の回転速度が小さく、下部アンバランスウェイト24に作用する遠心力が引張コイルばね31のばね力よりも小さい場合は、前記下部アンバランスウェイト24はアーム部26が円板部23aの外周に当接した状態で回転する。この状態では、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度は0度となり、篩網10上の対象物は中心から外周に向かって略直線状に移動する(図5に示す状態)。
【0025】
回転軸20の回転速度が所定の回転速度「a」を上回り、下部アンバランスウェイト24に作用する遠心力が引張コイルばね31のばね力を上回ると、下部アンバランスウェイト24は矢印B方向に回動し始める。この結果、篩網10上の対象物は、中心から外周に向かう径方向の移動と反矢印A方向の周方向の移動とが合成された移動をする。
【0026】
下部アンバランスウェイト24の回動量は、遠心力とばね力との釣り合いにより決定される。下部アンバランスウェイト24に作用する遠心力の大きさは、回転軸20の回転速度に応じて変化するため、回転軸20の回転速度が大きくなることに応じて上下部アンバランスウェイト22,24間の角度は大きくなる。従って、回転軸20の回転速度、即ちモータ15の回転速度を適宜の値に制御することにより下部アンバランスウェイト24の位置を調整することができる。
【0027】
例えば図3は、回転軸20の回転速度が「b」(a<b)となるようにモータ15の回転速度を設定して駆動したときを示している。このとき、下部アンバランスウェイト24は、上部アンバランスウェイト22との角度が約45度となる位置まで回動する。この結果、篩網10上の対象物は中心から外周に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する(図6参照)。
【0028】
また、図4は、回転軸20の回転速度が「c」(b<c)となるようにモータ15の回転速度を設定して駆動したときを示している。このとき、下部アンバランスウェイト24は、上部アンバランスウェイト22との角度が約90度となる位置まで回動する。この結果、篩網10上の対象物は中心に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する(図7参照)。
【0029】
次に、本実施例の作用を説明する。まず、回転軸20の回転速度が「c」となるようにモータ15の回転速度を設定して駆動を開始する。そして、振動状態にある篩本体4内に投入口8から対象物を投入する。このとき、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度は約90度であるため、篩網10上の対象物は中心に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動しながら篩網10の振動によってふるい分けられる。また、このような移動モードでは、篩網10上の対象物が、ふるい落とされる前に網上排出口11に進入することを極力防止できる。
【0030】
対象物のふるい分け作業が十分に進むと、回転軸20の回転速度が「b」となるようにモータ15の回転速度の設定を変更する。この結果、下部アンバランスウェイト24は、引張コイルばね31のばね力により反矢印B方向に回動し、上部アンバランスウェイト22との角度が約45度となる位置で停止する。これにより、篩網10上の対象物の移動モードが変わり、ふるい分け作業時に篩網10の網目を通過せずに篩網10上に残った対象物(残留物)は、外周に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する。このため、篩網10上の残留物は網上排出口11を通じて排出口体12から排出される。このとき、排出口体12の延びる方向が篩網10上の残留物の移動方向に対応しているため、前記残留物は円滑に排出口体12に進入して排出される。
【0031】
このような本実施例によれば、モータ15の回転速度を変更するだけで上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を変化させて篩網10の振動モードを変化させることができる。従って、ふるい分け作業から排出作業に切り替える際に、モータ15を停止させて作業を中断する必要がない。このため、従来の構成に比べて作業性を向上させることができる。
【0032】
また、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度に対応する篩網10上の対象物の移動モードは、対象物の種類によって若干異なるため、対象物の種類に応じて適宜調節する必要がある。本実施例では、モータ15の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を連続的に変化させることができる。従って、対象物にとって最適な振動モードが得られるように、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を微調整することができる。
【0033】
しかも、本実施例では、回転軸20の回転に伴い下部アンバランスウェイト24に加わる遠心力により下部アンバランスウェイト24が回動するという簡単な構成で、回転軸20の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を自動的に変化させることができる。
【0034】
尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で変形、拡張することができる。また、例えば次のような変形、拡張が可能である。
下部アンバランスウェイトは、回転軸の外周部に直接的に軸支させても良い。
【0035】
下部アンバランスウェイトの支持部と円板部との間に付勢手段としての渦巻きばねを介装することにより、下部アンバランスウェイトを回転軸の回転中心側に回動付勢するようにしても良い。
【0036】
モータと回転軸との間に速度変更手段としての変速装置を設けて、前記変速装置により回転軸の回転速度を変更するように構成することも可能である。
【0037】
回転軸の回転速度が変化されることに応じて上下部アンバランスウェイトの両方が回動するように構成しても良い。この場合、回転軸の回転速度の変化に対応する両アンバランスウェイトの回動角度が異なるように構成することにより、回転軸の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト間の角度を変化させることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の振動分離装置は、回転軸の回転速度が変化されることに応じて上下部アンバランスウェイト間の角度が自動的に変化するように構成したので、対象物の分離作業から排出作業に移行する際に、運転を継続したまま分離枠の振動モードを変更することができ、作業性の大幅な向上を図ることができる。
【0039】
また、本発明の請求項2の振動分離装置は、上下部アンバランスウェイトのうちの少なくとも一方を、回転軸または回転軸と一体的に回転する部材に回動可能に設け、回転軸の回転に伴い発生する遠心力により前記一方のアンバランスウェイトが回動して他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化するように構成した。従って、比較的簡単な構成で、回転軸の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト間の角度を自動的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、振動篩装置の全体構成を右半分を断面にて示す正面図
【図2】下部アンバランスウェイトの構成を示す上面図
【図3】モータ駆動時における下部アンバランスウェイトの回動位置の例を示す図
【図4】モータ駆動時における下部アンバランスウェイトの回動位置の他の例を示す図
【図5】下部アンバランスウェイトが図2に示す位置にあるときの篩網上の対象物の移動モードを説明するための図
【図6】下部アンバランスウェイトが図3に示す位置にあるときの篩網上の対象物の移動モードを説明するための図
【図7】下部アンバランスウェイトが図4に示す位置にあるときの篩網上の対象物の移動モードを説明するための図
【符号の説明】
図中、3は振動体ベース(分離枠)、4は篩本体(分離枠)、10は篩網(分離枠)、15はモータ(駆動手段)、20は回転軸、22は上部アンバランスウェイト、23はカップリング(回転軸と一体的に回転する部材)、24は下部アンバランスウェイト、25は制御装置(速度変更手段)31は引張コイルばね(付勢手段)を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、分離枠に振動を付与することにより対象物を分離する振動分離装置に関し、特に回転軸に上下に離れて設けられた2個のアンバランスウェイト間の角度を変更することにより分離枠の振動モードを変化させることができる振動分離装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
分離枠に振動を付与することにより複数の対象物を分離する振動分離装置が従来より提供されている。前記分離枠に振動を付与する手段としては、例えばモータ及び前記モータにより回転駆動される回転軸に上下に離れて取り付けられた2個のアンバランスウェイトを備えて構成されたものがある。
【0003】
前記振動付与手段では、上下部アンバランスウェイトが回転軸と一体的に回転されることにより、分離枠が垂直方向の振動及び水平方向の振動が合成された三次元運動を起こす。この結果、分離枠内の分離面上の対象物は、周方向の移動と径方向の移動とが合成された移動をする。従って、分離面が例えば篩網から構成されている場合は、分離枠の振動に伴い所定粒度以下の対象物は効率良くふるい落とされる。
【0004】
上下部アンバランスウェイト間の角度により分離枠の運動モードは変化するため、対象物の形状や粒度、比重などの条件や運転状態(ふるい分け運転及び排出運転)等に合わせて上下部アンバランスウェイト間の角度が調節される。
【0005】
従来の振動分離装置では、上下部アンバランスウェイトのうちの一方、例えば上部アンバランスウェイトは嵌合等により回転軸に固定され、下部アンバランスウェイトはボルトを介して回転軸に固定されていた。そして、上下部アンバランスウェイト間の角度を変更するときは、ボルトを緩めて下部アンバランスウェイトの位置を変更した後、再びボルトを締め付けるという作業が行われる。従って、従来の振動分離装置では、上下部アンバランスウェイト間の角度を変更する場合は、しばらくの間、運転を中断しなければならず生産性が悪かった。
【0006】
そこで、本出願人は回転軸の回転方向を変更することにより上下部アンバランスウェイト間の角度が自動的に変更される振動付与手段を備えた振動分離装置を発明し、先に出願した。この出願は既に登録されている(特許第27355号)。ところが、上記振動分離装置においても、時間は短いものの、上下アンバランスウェイト間の角度を変更する際には運転を中断しなければならない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転を継続しながら上下部アンバランスウェイト間の角度を変更することができる振動分離装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の振動分離装置は、振動付与手段と、前記振動付与手段によって振動されることにより内部に収容された複数の対象物を分離する分離枠とを備え、前記振動付与手段を、前記分離枠に設けられた軸受ハウジング、前記軸受ハウジングに回転可能に支持された回転軸、前記回転軸に上下方向に離れて設けられ前記回転軸と一体的に回転する上下部アンバランスウェイト、前記回転軸を回転駆動する駆動手段、前記回転軸の回転速度を変化させる速度変更手段を備えて構成すると共に、前記上下部アンバランスウェイト間の角度を、前記回転軸の回転速度が変化されることに応じて自動的に変化するように構成したことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、速度変更手段により回転軸の回転速度を変化させることにより、上下部アンバランスウェイト間の角度が変化し、この結果、分離枠の振動モードが変化する。従って、回転軸の回転速度を適宜の値に設定することにより、分離枠による対象物の分離作業、排出作業といった作業の内容に応じた振動モードを得ることができる。
【0010】
本発明の請求項2の振動分離装置は、前記上下部アンバランスウェイトのうち少なくとも一方を、その一端部において回転軸または回転軸と一体的に回転する部材に回動可能に支持すると共に、前記一方のアンバランスウェイトと前記回転軸または前記回転軸と一体的に回転する部材との間に前記一方のアンバランスウェイトの他端部を前記回転軸の回転中心側に付勢する付勢手段を設け、前記回転軸の回転に伴い作用する遠心力により前記付勢手段の付勢力に抗して前記一方のアンバランスウェイトが反回転軸側に回動されて他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化するように構成したところに特徴を有する。
【0011】
上記構成によれば、回転軸が回転すると、一方のアンバランスウェイトに遠心力が加わり、前記一方のアンバランスウェイトは回動する。この遠心力の大きさは回転軸の回転速度が変化することに応じて変化するため、回転軸の回転速度が変更されると、前記一方のアンバランスウェイトの回動量が変化し他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、図1は本実施例に係る振動分離装置の全体構成を示す図である。円筒状をなす架台1上には枠受スプリング2を介して振動体ベース3が振動自在に支持されており、この振動体ベース3に篩本体4が固定されている。篩本体4は、振動体ベース3に下円筒枠5,中円筒枠6,上円筒枠7を積み上げて構成されている。上円筒枠7の上面には、対象物を投入する投入口8が中央に形成されたテーパ状の蓋9が被せられている。そして、中円筒枠6と上円筒枠7との間には、篩網10が挟み込まれて固定され、以て、篩本体4が上下に区画されている。
【0013】
前記上円筒枠7には、篩網10上の残留物を排出するための網上排出口11が設けられている。前記上円筒枠7の外周面には、前記網上排出口11に接続された排出口体12が設けられている。この排出口体12は、図5〜7に示すように、上円筒枠7に対して周方向一方側に傾けられている。
【0014】
また、前記下円筒枠5内の下部には、篩網10を通過した対象物を受ける円錐状の製品受け13が設けられている。前記下円筒枠5には、前記製品受け13で受けられた対象物を外部に排出する網下排出口(図示せず)が設けられており、この網下排出口に接続する排出口体14が下円筒枠5の外周面に設けられている。
【0015】
一方、架台1の内部にはモータ15が配置されている。前記モータ15は架台1の内面に固定されており、前記モータ15から下方に突出する回転軸15aにはVプーリ16が連結されている。架台1内の底部中央にはVプーリ17が回転可能に支持されており、このVプーリ17と上記Vプーリ16との間にVベルト18が掛け渡されている。
【0016】
Vプーリ17の駆動軸17aには、駆動スプリング19を介して回転軸20が連結されている。前記振動体ベース3の下面中央部には軸受ハウジングとしての振動体ハウジング21が固定されており、前記回転軸20は図示しない軸受を介して前記振動体ハウジング21に回転可能に支持されている。
【0017】
前記回転軸20のうち振動体ハウジング21の上方に突出する上端部には、略扇形状をなす上部アンバランスウェイト22(図2参照)が嵌合等により固定されている。従って、上部アンバランスウェイト22は回転軸20と一体的に回転する。一方、回転軸20のうち前記振動体ハウジング21の下方に突出する下端部には、カップリング23(回転軸と一体的に回転する部材に相当)が一体的に設けられている。前記カップリング23は、円板部23aとこの円板部23a(図2参照)の下面に突設された突部23bとから構成されており、前記突部23bに前記駆動スプリング19の上端部が固定されている。
【0018】
また、前記カップリング23には、下部アンバランスウェイト24が回動可能に設けられている。更に、架台1内には、前記モータ15の駆動を制御する制御装置25が配置されている。制御装置25は、図示しない操作部の操作に基づきモータ15の回転速度を制御可能に構成されている。
【0019】
本実施例においては、モータ15、回転軸20、上下部アンバランスウェイト22,24、制御装置25から振動付与手段が構成される。また、モータ15から駆動手段、制御装置25から速度変更手段が構成され、振動体ベース3、篩本体4、篩網10から分離枠が構成される。
【0020】
さて、図2ないし図7を参照しながら下部アンバランスウェイト24の構成について説明する。下部アンバランスウェイト24は、円板部23aの外周面の約半周部に沿って延びるアーム部26と、このアーム部26の一端部に設けられ前記円板部23aの周縁部に軸支される支持部27と、前記アーム部26の他端部に設けられたウェイト部28とから構成されている。ウェイト部28は、アーム部26に比べて質量が大きく、従って、下部アンバランスウェイト24の重心はウェイト部28内に位置するようになっている。
【0021】
前記アーム部26のうち前記カップリング23の円板部23aと対向する面の略中央部にはばね支持部29が設けられている。また、前記円板部23aの上面には、ばね支持部30が設けられている。これらばね支持部29,30の間には、付勢手段としての引張コイルばね31が掛け渡されている。前記引張コイルばね31により、下部アンバランスウェイト24はウェイト部28が回転軸20の回転中心に近づく方向に付勢されている。このため、回転軸20が停止しているときは、前記アーム部26は円板部23aの外周面に当接している。このとき、回転軸20の回転中心及び前記ばね支持部29,30は略同一直線上に位置している。
【0022】
上記構成の振動分離装置では、モータ15を駆動すると回転軸20が矢印A方に回転される。すると、上下部アンバランスウェイト22,24が回転軸20と一体的に回転し、この結果、振動体ベース3が振動し、篩本体4及び篩網10が振動される。
【0023】
篩網10の振動モードは、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度に応じて変化し、これに伴い篩網10上の対象物の移動モードが変化する。尚、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度とは、上部アンバランスウェイト22の重心と回転軸20の中心と結ぶ直線及び下部アンバランスウェイト24の重心と回転軸20の中心とを結ぶ直線間の角度をいう。
【0024】
回転軸20の回転速度が小さく、下部アンバランスウェイト24に作用する遠心力が引張コイルばね31のばね力よりも小さい場合は、前記下部アンバランスウェイト24はアーム部26が円板部23aの外周に当接した状態で回転する。この状態では、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度は0度となり、篩網10上の対象物は中心から外周に向かって略直線状に移動する(図5に示す状態)。
【0025】
回転軸20の回転速度が所定の回転速度「a」を上回り、下部アンバランスウェイト24に作用する遠心力が引張コイルばね31のばね力を上回ると、下部アンバランスウェイト24は矢印B方向に回動し始める。この結果、篩網10上の対象物は、中心から外周に向かう径方向の移動と反矢印A方向の周方向の移動とが合成された移動をする。
【0026】
下部アンバランスウェイト24の回動量は、遠心力とばね力との釣り合いにより決定される。下部アンバランスウェイト24に作用する遠心力の大きさは、回転軸20の回転速度に応じて変化するため、回転軸20の回転速度が大きくなることに応じて上下部アンバランスウェイト22,24間の角度は大きくなる。従って、回転軸20の回転速度、即ちモータ15の回転速度を適宜の値に制御することにより下部アンバランスウェイト24の位置を調整することができる。
【0027】
例えば図3は、回転軸20の回転速度が「b」(a<b)となるようにモータ15の回転速度を設定して駆動したときを示している。このとき、下部アンバランスウェイト24は、上部アンバランスウェイト22との角度が約45度となる位置まで回動する。この結果、篩網10上の対象物は中心から外周に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する(図6参照)。
【0028】
また、図4は、回転軸20の回転速度が「c」(b<c)となるようにモータ15の回転速度を設定して駆動したときを示している。このとき、下部アンバランスウェイト24は、上部アンバランスウェイト22との角度が約90度となる位置まで回動する。この結果、篩網10上の対象物は中心に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する(図7参照)。
【0029】
次に、本実施例の作用を説明する。まず、回転軸20の回転速度が「c」となるようにモータ15の回転速度を設定して駆動を開始する。そして、振動状態にある篩本体4内に投入口8から対象物を投入する。このとき、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度は約90度であるため、篩網10上の対象物は中心に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動しながら篩網10の振動によってふるい分けられる。また、このような移動モードでは、篩網10上の対象物が、ふるい落とされる前に網上排出口11に進入することを極力防止できる。
【0030】
対象物のふるい分け作業が十分に進むと、回転軸20の回転速度が「b」となるようにモータ15の回転速度の設定を変更する。この結果、下部アンバランスウェイト24は、引張コイルばね31のばね力により反矢印B方向に回動し、上部アンバランスウェイト22との角度が約45度となる位置で停止する。これにより、篩網10上の対象物の移動モードが変わり、ふるい分け作業時に篩網10の網目を通過せずに篩網10上に残った対象物(残留物)は、外周に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する。このため、篩網10上の残留物は網上排出口11を通じて排出口体12から排出される。このとき、排出口体12の延びる方向が篩網10上の残留物の移動方向に対応しているため、前記残留物は円滑に排出口体12に進入して排出される。
【0031】
このような本実施例によれば、モータ15の回転速度を変更するだけで上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を変化させて篩網10の振動モードを変化させることができる。従って、ふるい分け作業から排出作業に切り替える際に、モータ15を停止させて作業を中断する必要がない。このため、従来の構成に比べて作業性を向上させることができる。
【0032】
また、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度に対応する篩網10上の対象物の移動モードは、対象物の種類によって若干異なるため、対象物の種類に応じて適宜調節する必要がある。本実施例では、モータ15の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を連続的に変化させることができる。従って、対象物にとって最適な振動モードが得られるように、上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を微調整することができる。
【0033】
しかも、本実施例では、回転軸20の回転に伴い下部アンバランスウェイト24に加わる遠心力により下部アンバランスウェイト24が回動するという簡単な構成で、回転軸20の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト22,24間の角度を自動的に変化させることができる。
【0034】
尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で変形、拡張することができる。また、例えば次のような変形、拡張が可能である。
下部アンバランスウェイトは、回転軸の外周部に直接的に軸支させても良い。
【0035】
下部アンバランスウェイトの支持部と円板部との間に付勢手段としての渦巻きばねを介装することにより、下部アンバランスウェイトを回転軸の回転中心側に回動付勢するようにしても良い。
【0036】
モータと回転軸との間に速度変更手段としての変速装置を設けて、前記変速装置により回転軸の回転速度を変更するように構成することも可能である。
【0037】
回転軸の回転速度が変化されることに応じて上下部アンバランスウェイトの両方が回動するように構成しても良い。この場合、回転軸の回転速度の変化に対応する両アンバランスウェイトの回動角度が異なるように構成することにより、回転軸の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト間の角度を変化させることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の振動分離装置は、回転軸の回転速度が変化されることに応じて上下部アンバランスウェイト間の角度が自動的に変化するように構成したので、対象物の分離作業から排出作業に移行する際に、運転を継続したまま分離枠の振動モードを変更することができ、作業性の大幅な向上を図ることができる。
【0039】
また、本発明の請求項2の振動分離装置は、上下部アンバランスウェイトのうちの少なくとも一方を、回転軸または回転軸と一体的に回転する部材に回動可能に設け、回転軸の回転に伴い発生する遠心力により前記一方のアンバランスウェイトが回動して他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化するように構成した。従って、比較的簡単な構成で、回転軸の回転速度に応じて上下部アンバランスウェイト間の角度を自動的に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、振動篩装置の全体構成を右半分を断面にて示す正面図
【図2】下部アンバランスウェイトの構成を示す上面図
【図3】モータ駆動時における下部アンバランスウェイトの回動位置の例を示す図
【図4】モータ駆動時における下部アンバランスウェイトの回動位置の他の例を示す図
【図5】下部アンバランスウェイトが図2に示す位置にあるときの篩網上の対象物の移動モードを説明するための図
【図6】下部アンバランスウェイトが図3に示す位置にあるときの篩網上の対象物の移動モードを説明するための図
【図7】下部アンバランスウェイトが図4に示す位置にあるときの篩網上の対象物の移動モードを説明するための図
【符号の説明】
図中、3は振動体ベース(分離枠)、4は篩本体(分離枠)、10は篩網(分離枠)、15はモータ(駆動手段)、20は回転軸、22は上部アンバランスウェイト、23はカップリング(回転軸と一体的に回転する部材)、24は下部アンバランスウェイト、25は制御装置(速度変更手段)31は引張コイルばね(付勢手段)を示す。
Claims (2)
- 振動付与手段と、
前記振動付与手段によって振動されることにより内部に収容された複数の対象物を分離する分離枠とを備える振動分離装置において、
前記振動付与手段は、前記分離枠に設けられた軸受ハウジング、前記軸受ハウジングに回転可能に支持された回転軸、前記回転軸に上下方向に離れて設けられ前記回転軸と一体的に回転する上下部アンバランスウェイト、前記回転軸を回転駆動する駆動手段、前記回転軸の回転速度を変化させる速度変更手段を備えて構成され、
前記上下部アンバランスウェイト間の角度は、前記回転軸の回転速度が変化されることに応じて自動的に変化するように構成されていることを特徴とする振動分離装置。 - 上下部アンバランスウェイトのうち少なくとも一方は、その一端部において回転軸または回転軸と一体的に回転する部材に回動可能に支持されていると共に、前記一方のアンバランスウェイトと前記回転軸または前記回転軸と一体的に回転する部材との間に設けられ、前記一方のアンバランスウェイトの他端部を前記回転軸の回転中心側に付勢する付勢手段を備え、
前記一方のアンバランスウェイトは、前記回転軸の回転に伴い作用する遠心力により前記付勢手段の付勢力に抗して反回転軸側に回動されて他方のアンバランスウェイトとの間の角度が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の振動分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002171311A JP2004016837A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 振動分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002171311A JP2004016837A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 振動分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004016837A true JP2004016837A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31171207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002171311A Pending JP2004016837A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 振動分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004016837A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012011347A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Kowa Industry Co Ltd | 振動篩装置、および、制御プログラム |
CN108405316A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-08-17 | 句容康泰膨润土有限公司 | 一种新型膨润土筛 |
CN108672263A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-10-19 | 句容康泰膨润土有限公司 | 一种双层结构的膨润土筛 |
CN108772293A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-11-09 | 丁家佺 | 一种农业用玉米粒筛选设备 |
-
2002
- 2002-06-12 JP JP2002171311A patent/JP2004016837A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012011347A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Kowa Industry Co Ltd | 振動篩装置、および、制御プログラム |
CN108405316A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-08-17 | 句容康泰膨润土有限公司 | 一种新型膨润土筛 |
CN108672263A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-10-19 | 句容康泰膨润土有限公司 | 一种双层结构的膨润土筛 |
CN108772293A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-11-09 | 丁家佺 | 一种农业用玉米粒筛选设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2002254439B2 (en) | Vibrating screen separator | |
JP2012011347A (ja) | 振動篩装置、および、制御プログラム | |
AU2002254439A1 (en) | Vibrating screen separator | |
US6349834B1 (en) | Vibratory screen separator | |
NO329992B1 (no) | Motorstyresystem for vibrerende siktseparator | |
KR101915539B1 (ko) | 미세칩 선별용 원형 시브 장치 | |
JP3161575U (ja) | 粉粒体原料の振動篩機装置 | |
CA2588507A1 (en) | Gyrator feeder | |
JP2004016837A (ja) | 振動分離装置 | |
CN109351596A (zh) | 一种建筑材料垃圾粉碎装置振动筛 | |
CN108855913A (zh) | 一种筛网可升降旋转式的工业用颗粒物料处理设备的工作方法 | |
CN215878727U (zh) | 一种制药用旋涡震荡筛 | |
CN210304494U (zh) | 一种新型振动筛 | |
JP2000015182A (ja) | 分離枠 | |
JPH05146757A (ja) | 振動篩機 | |
JPH1147692A (ja) | 振動分離装置 | |
JPH04180873A (ja) | 振動ふるい装置 | |
RU2275251C2 (ru) | Скальператор | |
JP2002355611A (ja) | 振動ふるい機 | |
JP5808951B2 (ja) | 振動ふるい機 | |
JPH091075A (ja) | 振動篩装置 | |
CN107020235A (zh) | 一种螺旋双轴振动筛 | |
JPH0290977A (ja) | 振動篩機 | |
RU2232651C1 (ru) | Грохот | |
JP5972000B2 (ja) | 振動ふるい機の付属部品、および、振動ふるい機 |