JP2004015977A - 磁石式発電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンカバーに形成された貫通穴へのグロメット部の挿入作業を極めて簡単に行うことができるとともにグロメット部に本来的に要求されているシール性(エンジンオイルの洩れ及び水の浸入の防止)を十分に確保すること。
【解決手段】エンジンカバー3の内側から本体部71をグロメット取付用貫通穴31に挿入するとともにエンジンカバー3の外側から締付ねじ73の雄ねじ部73bを押え板72のねじ挿通穴72bに通し、雄ねじ部73bを本体部71のカラー75のねじ穴75aにねじ込むことによって、グロメット部7を一体化すると同時にグロメット取付用貫通穴31に固定させる。
【選択図】図3
【解決手段】エンジンカバー3の内側から本体部71をグロメット取付用貫通穴31に挿入するとともにエンジンカバー3の外側から締付ねじ73の雄ねじ部73bを押え板72のねじ挿通穴72bに通し、雄ねじ部73bを本体部71のカラー75のねじ穴75aにねじ込むことによって、グロメット部7を一体化すると同時にグロメット取付用貫通穴31に固定させる。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートバイ(自動二輪車)、バギー車、雪上車などのエンジン内に装着され、バッテリを充電するとともに電気負荷に電力を供給する磁石式発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11に磁石式発電機の従来例を示す。図11において、1は、エンジンのクランクシャフト、2は、エンジンケース、3はエンジンケース2に締付ねじ4で取り付けられたエンジンカバーをそれぞれ表している。クランクシャフト1の端部1aには回転子5が固定され、回転子5の内側に固定子6が配設されている。固定子6の発電コイル62はリード線65と結線され、リード線65は、グロメット部7に形成されたリード線引出用貫通穴77aを通って外部に引き出されている。ここで、グロメット部7は、エンジンカバー3に形成された略半円状の溝3cとエンジンケース2の端面2aとの間で挟持されている。グロメット部7の組付は、グロメット部7をエンジンカバー3の溝3cに取り付けた状態で、締付ねじ4によりエンジンカバー3をエンジンケース2に固定するときに同時に行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術におけるグロメット部7を、図11図示の磁石式発電機とは異なる形態の磁石式発電機に適用する場合、次のような問題が生じる。つまり、磁石式発電機の意匠面、あるいは、磁石式発電機を取り巻く周辺機器とのレイアウトなどの観点から、エンジンカバー3に、上記のような溝3cではなく貫通穴を形成し、この貫通穴にグロメット部7を挿入し固定させる場合、グロメット部7の鍔部7aが貫通穴より十分に大きく設定され、また、グロメット部7の溝部7bが締め代(圧入代)により貫通穴より僅かに大きく設定されるため、グロメット部7を貫通穴に挿入する作業が不可能もしくは極めて困難になる。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、エンジンカバーに形成された貫通穴へのグロメット部の挿入作業を極めて簡単に行うことができるとともにグロメット部に本来的に要求されているシール性(エンジンオイルの洩れ及び水の浸入の防止)を十分に確保することができる磁石式発電機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る磁石式発電機において、グロメット部は、エンジンカバーの内側から本体部をグロメット取付用貫通穴に挿入するとともにエンジンカバーの外側から締付ねじの雄ねじ部を押え板のねじ挿通穴に通し、雄ねじ部を本体部のカラーのねじ穴にねじ込むことによって一体化され、同時にグロメット取付用貫通穴に固定される。このため、極めて簡単な作業によってグロメット部をエンジンカバーに固定することができる。また、グロメット部がエンジンカバーに固定されている状態において、シール部は、グロメット取付用貫通穴との間での締め代により該貫通穴及びカラーに対し圧接状態となっており、シール性を十分に確保することができる。また、締付ねじの頭部が押え板を押圧し、かつ、押え板がカラー端面を押圧しており、これらの部材間でのシール性も確保できる。
【0006】
請求項2に係る磁石式発電機によると、締付ねじが、本体部の中心軸線からリード線とは反対側に偏心して位置しているため、グロメット部をエンジンカバーに固定する作業を行う際に、リード線が作業の妨げにならず、作業を容易に行うことができる。
【0007】
具体的には、カラーは、結合ねじでグロメット板と一体化され、本体部は、グロメット板とカラーを結合ねじで一体化したものをインサート体としてシール部を一体成形することによって製造される。
【0008】
グロメット板と結合ねじの頭部との間にシールワッシャを配設することにより、グロメット板と結合ねじとの間でのシール性がより一層確保される。
【0009】
また、押え板と締付ねじの頭部との間にシールワッシャを配設することにより、押え板と締付ねじとの間でのシール性がより一層確保される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る磁石式発電機の断面図、図2は、同磁石式発電機の要部平面図、図3は、図1図示グロメット部の拡大断面図、図4は、図3図示IV矢視図、図5は、グロメット部の本体部の断面図、図6は、図5図示VI矢視図、図7は、グロメット部の組付説明図である。
【0012】
図1及び図2において、1は、エンジンのクランクシャフト、2は、エンジンケース、3はエンジンケース2に締付ねじ4で取り付けられたエンジンカバーをそれぞれ表している。
【0013】
クランクシャフト1の端部1aには回転子5が固定され、回転子5の内側に固定子6が配設されている。
【0014】
回転子5は、磁性体からなる回転部材51を備える。回転部材51は、熱間鍛造後切削により仕上げ加工されてなる。回転部材51の中央のボス部51aの内側には、テーパ部51bが形成されており、テーパ部51bは、ボルト52によってクランクシャフト端部1aに嵌合、固着されている。回転部材51の端面部51cには、冷却用貫通穴51dが複数個設けられている。回転部材51の円筒状の外周部51eはヨークを構成している。回転部材外周部51eの内側に、非磁性体からなるリング状のスペーサ53、円周方向に等間隔に配置された複数個の永久磁石54、及び、回転部材外周部51eに圧入された非磁性体からなるリング状の位置決めケース55が、クランクシャフト1の軸方向に沿って順に配設されている。複数個の永久磁石54は、位置決めケース55に形成された凸部(図示せず)によって円周方向に等間隔となるよう位置決めされるとともに、永久磁石54の内側に磁石保護リング56を圧入し回転部材外周部51eの先端部51fを巻きかしめすることによって回転部材51に固定されている。なお、磁石保護リング56は、ステンレス板をプレス加工して形成されている。
【0015】
固定子6は積層コア61を備える。積層コア61は、鉄板をプレス加工したものを複数枚積層し、リベット(図示せず)をかしめることによって一体化されてなる。積層コア61の表面はエポキシ樹脂等で絶縁されており、この積層コア61に巻線用銅線を巻装して発電コイル62が形成されている。固定子6は、積層コア61に形成されたねじ挿通用貫通穴61aに締付ねじ63を通し、締付ねじ63をエンジンカバー3に形成されたねじ穴3aにねじ込むことによって、エンジンカバー3に固定されている。
【0016】
発電コイル62は、絶縁チューブ64内でリード線65と結線されている。絶縁チューブ64は、積層コア61にねじ止めされたクリップ66で保持されている。絶縁チューブ64から引き出されたリード線65は、保護チューブ67によって保護されてグロメット部7まで伸び、グロメット部7を介して外部に引き出されている。保護チューブ67は、リード線固定クランプ68によってエンジンカバー3の内面に押し付けられ固定されている。
【0017】
グロメット部7は、エンジンカバー3のグロメット取付用貫通穴31に固定されている。
【0018】
グロメット部7は、図3、図4及び図7に示すように、本体部71と押え板72と締付ねじ73とによって構成されている。
【0019】
本体部71は、図5及び図6に示すように、鉄材からなりシール部結合用貫通穴74aを有するグロメット板74と、鉄材からなり内面に雌ねじ(ねじ穴)75aが形成されているカラー75と、グロメット板74とカラー75とを結合する結合ねじ76と、ゴム材からなりリード線引出用貫通穴77aを有するシール部77とを備える。本体部71は、グロメット板74とカラー75を結合ねじ76で一体化したものをインサート体としてシール部77を一体成形することによって製造される。この製造時、シール部77は、グロメット板74のシール部結合用貫通穴74aに侵入し、シール部77とグロメット板74との結合は強化される。また、中子によって、シール部77にリード線引出用貫通穴77aが形成される。シール部77は、エンジンカバー3の外方向に向かって縮径するテーパ面77bを有する。テーパ面77bの外径は、グロメット取付用貫通穴31の一部を構成する本体部用収容穴31aを形成するテーパ面の内径よりも大きく設定されており、両テーパ面77b,31aに予め締め代(圧入代)をつくっている。また、シール部77は、結合ねじ76の頭部76aを全周にわたって覆っている。
【0020】
押え板72は、グロメット取付用貫通穴31の一部を構成する押え板用収容穴31bに収容されている。押え板用収容穴31bは、本体部用収容穴31aから伸びて形成され、本体部用収容穴31aよりも大径に形成されている。押え板72は、リード線65を外部に引き出し可能にするための溝72aを有し、また、押え板72には、エンジンカバー3外側からカラー75にねじ込まれる締付ねじ73を通すねじ挿通穴72bが形成されている。締付ねじ73は、図4に示すように、中心軸線Oからリード線65の反対側へ所定量Aだけ偏心して位置する。
【0021】
締付ねじ73は、押え板72を挟んでカラー75のねじ穴75aにねじ込まれ、押え板72と本体部71とを一体化させ、エンジンカバー3に固定させている。
【0022】
次に、グロメット部7をエンジンカバー3へ取り付ける取付方法を図7に基づいて説明する。
【0023】
図7に示すように、リード線65がリード線引出用貫通穴77aに挿通されている本体部71を、エンジンカバー3の内側から本体部用収容穴31aに部分的に挿入するとともに、押え板72を、エンジンカバー3の外側から押え板用収容穴31bに収容し、締付ねじ73の雄ねじ部73bを押え板72のねじ挿通穴72bに通した後、カラー75のねじ穴75aにねじ込む。その際、締付ねじ73がカラー75のねじ穴75aにねじ込まれてゆくにしたがって、本体部71のシール部77が本体部用収容穴31aのテーパ面によって圧縮されながら押え板72に接近してゆく。そして、図3などに示すように、本体部71と押え板72と締付ねじ73が一体化してグロメット部7が形成され、このグロメット部7がエンジンカバー3に固定される。
【0024】
グロメット部7がエンジンカバー3に固定された状態において、グロメット部7に激しい振動などによる衝撃が加わった場合、押え板72の面72cとエンジンカバー3の面31cが圧接保持されることによって、エンジンカバー3の内方向へのグロメット部7の移動を防止することができ、また、シール部77が本体部用収容穴31a内に収容保持されかつシール部77の段差部77cがエンジンカバー3の本体部用収容穴31a周縁の内面3bと圧接状態にあることによって、エンジンカバー3の外方向へのグロメット部7の移動を防止することができ、グロメット部7をエンジンカバー3に強固に固定することができる。
【0025】
また、グロメット部7がエンジンカバー3に固定された状態においては、締め代により、シール部77が本体部用収容穴31a及びカラー75とそれぞれ圧接状態にあることから、シール部77、本体部収容穴31a、カラー75間でのシール性を確保することができ、エンジンケース2内から外部へのエンジンオイルの洩れ、及び、外部からエンジンケース2内への水の浸入を防止することができる。また、締付ねじ73の頭部73aは押え板72を押圧し、押え板72はカラー75の端面を押圧しているため、これらの部材73,72,75間でのシール性も確保される。さらに、結合ねじ76の頭部76aはグロメット板74を押圧し、グロメット板74はカラー75の端面を押圧しているため、これらの部材76,74,75間でのシール性も確保される。
【0026】
図8、図9及び図10は、それぞれ他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【0027】
図8に示すグロメット部7は、結合ねじ76の頭部76aとグロメット板74との間にシールワッシャ78を介在させており、その他の構成は図3に示したグロメット部7と同様に構成される。このグロメット部7によると、シールワッシャ78を設けたことにより、結合ねじ76の頭部76aとグロメット板74との間のシール性をより一層向上させることができる。
【0028】
図9に示すグロメット部7は、結合ねじ76の頭部76aをシール部77で覆わないようにしたことを除き、図8に示したグロメット部7と同様に構成される。グロメット部7をこのように構成しても、結合ねじ76の頭部76aとグロメット板75との間のシール性はシールワッシャ78によって十分に確保することができる。
【0029】
図10に示すグロメット部7は、締付ねじ73の頭部73aと押え板72との間にシールワッシャ79を介在させたことを特徴としている。このグロメット部7によると、締付ねじ73の頭部73aと押え板72との間のシール性が向上する。
【0030】
以上説明したように、本実施形態に係る磁石式発電機は、固定子6を内側に固定し、エンジンケース2に固定されるエンジンカバー3と、エンジンカバー3に取り付けられ、固定子6の発電コイル62に結線されたリード線65をエンジンカバー3の外側に引き出すためのグロメット部7とを備える磁石式発電機において、エンジンカバー3は、内側から外側へ向かって縮径してゆくテーパ面を有するグロメット取付用貫通穴31を備え、グロメット部7は、ねじ穴75aを有するカラー75を取り囲むように、グロメット取付用貫通穴31のテーパ面との間での締め代を有するシール部77を一体化させて構成される本体部71と、カラー75のねじ穴75aにねじ込まれる雄ねじ部73bを有する締付ねじ73と、締付ねじ73の雄ねじ部73bが通るねじ挿通穴72bを有するとともに、グロメット取付用貫通穴31の周囲のエンジンカバー3外面に圧着される押え板72とを備え、エンジンカバー3の内側から本体部71をグロメット取付用貫通穴31に挿入するとともにエンジンカバー3の外側から締付ねじ73の雄ねじ部73bを押え板72のねじ挿通穴72bに通し、雄ねじ部73bを本体部71のカラー75のねじ穴75aにねじ込むことによって、グロメット部7を一体化すると同時にグロメット取付用貫通穴31に固定させてなる。このため、極めて簡単な作業によってグロメット部7をエンジンカバー3に固定することができる。また、グロメット部7がエンジンカバー3に固定されている状態において、シール部77は、グロメット取付用貫通穴31との間での締め代により貫通穴31及びカラー75に対し圧接状態となっており、シール性を十分に確保することができる。また、締付ねじ73の頭部73aが押え板72を押圧し、かつ、押え板72がカラー75端面を押圧しており、これらの部材73,72,75間でのシール性も確保できる。
【0031】
締付ねじ73は、本体部71の中心軸線からリード線65とは反対側に偏心して位置するため、グロメット部7をエンジンカバー3に固定する作業を行う際に、リード線が作業の妨げにならず、作業を容易に行うことができる。
【0032】
具体的には、カラー75は、結合ねじ76でグロメット板74と一体化され、本体部71は、グロメット板74とカラー75を結合ねじ76で一体化したものをインサート体としてシール部77を一体成形することによって製造される。
【0033】
グロメット板74と結合ねじ76の頭部76aとの間にシールワッシャ78を配設したことにより、グロメット板74と結合ねじ76との間でのシール性がより一層確保される。
【0034】
また、押え板72と締付ねじ73の頭部73aとの間にシールワッシャ79を配設したことにより、押え板72と締付ねじ73との間でのシール性がより一層確保される。
【0035】
なお、押え板用収容穴31bは、設けなくてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明の磁石式発電機によると、グロメット部を、エンジンカバーに形成された貫通穴へ極めて簡単に挿入固定することができるとともにグロメット部に本来的に要求されているシール性(エンジンオイルの洩れ及び水の浸入の防止)を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁石式発電機の断面図である。
【図2】同磁石式発電機の要部平面図である。
【図3】図1図示グロメット部の拡大断面図である。
【図4】図3図示IV矢視図である。
【図5】グロメット部の本体部の断面図である。
【図6】図5図示VI矢視図である。
【図7】グロメット部の組付説明図である。
【図8】他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【図9】さらに他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【図10】さらに他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【図11】従来例に係る磁石式発電機の断面図である。
【符号の説明】
2 エンジンケース
3 エンジンカバー
31 グロメット取付用貫通穴
6 固定子
62 発電コイル
65 リード線
7 グロメット部
71 本体部
72 押え板
72a ねじ挿通穴
73 締付ねじ
73a 頭部
73b 雄ねじ部
74 グロメット板
75 カラー
75a ねじ穴
76 結合ねじ
77 シール部
78,79 シールワッシャ
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートバイ(自動二輪車)、バギー車、雪上車などのエンジン内に装着され、バッテリを充電するとともに電気負荷に電力を供給する磁石式発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11に磁石式発電機の従来例を示す。図11において、1は、エンジンのクランクシャフト、2は、エンジンケース、3はエンジンケース2に締付ねじ4で取り付けられたエンジンカバーをそれぞれ表している。クランクシャフト1の端部1aには回転子5が固定され、回転子5の内側に固定子6が配設されている。固定子6の発電コイル62はリード線65と結線され、リード線65は、グロメット部7に形成されたリード線引出用貫通穴77aを通って外部に引き出されている。ここで、グロメット部7は、エンジンカバー3に形成された略半円状の溝3cとエンジンケース2の端面2aとの間で挟持されている。グロメット部7の組付は、グロメット部7をエンジンカバー3の溝3cに取り付けた状態で、締付ねじ4によりエンジンカバー3をエンジンケース2に固定するときに同時に行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術におけるグロメット部7を、図11図示の磁石式発電機とは異なる形態の磁石式発電機に適用する場合、次のような問題が生じる。つまり、磁石式発電機の意匠面、あるいは、磁石式発電機を取り巻く周辺機器とのレイアウトなどの観点から、エンジンカバー3に、上記のような溝3cではなく貫通穴を形成し、この貫通穴にグロメット部7を挿入し固定させる場合、グロメット部7の鍔部7aが貫通穴より十分に大きく設定され、また、グロメット部7の溝部7bが締め代(圧入代)により貫通穴より僅かに大きく設定されるため、グロメット部7を貫通穴に挿入する作業が不可能もしくは極めて困難になる。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、エンジンカバーに形成された貫通穴へのグロメット部の挿入作業を極めて簡単に行うことができるとともにグロメット部に本来的に要求されているシール性(エンジンオイルの洩れ及び水の浸入の防止)を十分に確保することができる磁石式発電機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る磁石式発電機において、グロメット部は、エンジンカバーの内側から本体部をグロメット取付用貫通穴に挿入するとともにエンジンカバーの外側から締付ねじの雄ねじ部を押え板のねじ挿通穴に通し、雄ねじ部を本体部のカラーのねじ穴にねじ込むことによって一体化され、同時にグロメット取付用貫通穴に固定される。このため、極めて簡単な作業によってグロメット部をエンジンカバーに固定することができる。また、グロメット部がエンジンカバーに固定されている状態において、シール部は、グロメット取付用貫通穴との間での締め代により該貫通穴及びカラーに対し圧接状態となっており、シール性を十分に確保することができる。また、締付ねじの頭部が押え板を押圧し、かつ、押え板がカラー端面を押圧しており、これらの部材間でのシール性も確保できる。
【0006】
請求項2に係る磁石式発電機によると、締付ねじが、本体部の中心軸線からリード線とは反対側に偏心して位置しているため、グロメット部をエンジンカバーに固定する作業を行う際に、リード線が作業の妨げにならず、作業を容易に行うことができる。
【0007】
具体的には、カラーは、結合ねじでグロメット板と一体化され、本体部は、グロメット板とカラーを結合ねじで一体化したものをインサート体としてシール部を一体成形することによって製造される。
【0008】
グロメット板と結合ねじの頭部との間にシールワッシャを配設することにより、グロメット板と結合ねじとの間でのシール性がより一層確保される。
【0009】
また、押え板と締付ねじの頭部との間にシールワッシャを配設することにより、押え板と締付ねじとの間でのシール性がより一層確保される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る磁石式発電機の断面図、図2は、同磁石式発電機の要部平面図、図3は、図1図示グロメット部の拡大断面図、図4は、図3図示IV矢視図、図5は、グロメット部の本体部の断面図、図6は、図5図示VI矢視図、図7は、グロメット部の組付説明図である。
【0012】
図1及び図2において、1は、エンジンのクランクシャフト、2は、エンジンケース、3はエンジンケース2に締付ねじ4で取り付けられたエンジンカバーをそれぞれ表している。
【0013】
クランクシャフト1の端部1aには回転子5が固定され、回転子5の内側に固定子6が配設されている。
【0014】
回転子5は、磁性体からなる回転部材51を備える。回転部材51は、熱間鍛造後切削により仕上げ加工されてなる。回転部材51の中央のボス部51aの内側には、テーパ部51bが形成されており、テーパ部51bは、ボルト52によってクランクシャフト端部1aに嵌合、固着されている。回転部材51の端面部51cには、冷却用貫通穴51dが複数個設けられている。回転部材51の円筒状の外周部51eはヨークを構成している。回転部材外周部51eの内側に、非磁性体からなるリング状のスペーサ53、円周方向に等間隔に配置された複数個の永久磁石54、及び、回転部材外周部51eに圧入された非磁性体からなるリング状の位置決めケース55が、クランクシャフト1の軸方向に沿って順に配設されている。複数個の永久磁石54は、位置決めケース55に形成された凸部(図示せず)によって円周方向に等間隔となるよう位置決めされるとともに、永久磁石54の内側に磁石保護リング56を圧入し回転部材外周部51eの先端部51fを巻きかしめすることによって回転部材51に固定されている。なお、磁石保護リング56は、ステンレス板をプレス加工して形成されている。
【0015】
固定子6は積層コア61を備える。積層コア61は、鉄板をプレス加工したものを複数枚積層し、リベット(図示せず)をかしめることによって一体化されてなる。積層コア61の表面はエポキシ樹脂等で絶縁されており、この積層コア61に巻線用銅線を巻装して発電コイル62が形成されている。固定子6は、積層コア61に形成されたねじ挿通用貫通穴61aに締付ねじ63を通し、締付ねじ63をエンジンカバー3に形成されたねじ穴3aにねじ込むことによって、エンジンカバー3に固定されている。
【0016】
発電コイル62は、絶縁チューブ64内でリード線65と結線されている。絶縁チューブ64は、積層コア61にねじ止めされたクリップ66で保持されている。絶縁チューブ64から引き出されたリード線65は、保護チューブ67によって保護されてグロメット部7まで伸び、グロメット部7を介して外部に引き出されている。保護チューブ67は、リード線固定クランプ68によってエンジンカバー3の内面に押し付けられ固定されている。
【0017】
グロメット部7は、エンジンカバー3のグロメット取付用貫通穴31に固定されている。
【0018】
グロメット部7は、図3、図4及び図7に示すように、本体部71と押え板72と締付ねじ73とによって構成されている。
【0019】
本体部71は、図5及び図6に示すように、鉄材からなりシール部結合用貫通穴74aを有するグロメット板74と、鉄材からなり内面に雌ねじ(ねじ穴)75aが形成されているカラー75と、グロメット板74とカラー75とを結合する結合ねじ76と、ゴム材からなりリード線引出用貫通穴77aを有するシール部77とを備える。本体部71は、グロメット板74とカラー75を結合ねじ76で一体化したものをインサート体としてシール部77を一体成形することによって製造される。この製造時、シール部77は、グロメット板74のシール部結合用貫通穴74aに侵入し、シール部77とグロメット板74との結合は強化される。また、中子によって、シール部77にリード線引出用貫通穴77aが形成される。シール部77は、エンジンカバー3の外方向に向かって縮径するテーパ面77bを有する。テーパ面77bの外径は、グロメット取付用貫通穴31の一部を構成する本体部用収容穴31aを形成するテーパ面の内径よりも大きく設定されており、両テーパ面77b,31aに予め締め代(圧入代)をつくっている。また、シール部77は、結合ねじ76の頭部76aを全周にわたって覆っている。
【0020】
押え板72は、グロメット取付用貫通穴31の一部を構成する押え板用収容穴31bに収容されている。押え板用収容穴31bは、本体部用収容穴31aから伸びて形成され、本体部用収容穴31aよりも大径に形成されている。押え板72は、リード線65を外部に引き出し可能にするための溝72aを有し、また、押え板72には、エンジンカバー3外側からカラー75にねじ込まれる締付ねじ73を通すねじ挿通穴72bが形成されている。締付ねじ73は、図4に示すように、中心軸線Oからリード線65の反対側へ所定量Aだけ偏心して位置する。
【0021】
締付ねじ73は、押え板72を挟んでカラー75のねじ穴75aにねじ込まれ、押え板72と本体部71とを一体化させ、エンジンカバー3に固定させている。
【0022】
次に、グロメット部7をエンジンカバー3へ取り付ける取付方法を図7に基づいて説明する。
【0023】
図7に示すように、リード線65がリード線引出用貫通穴77aに挿通されている本体部71を、エンジンカバー3の内側から本体部用収容穴31aに部分的に挿入するとともに、押え板72を、エンジンカバー3の外側から押え板用収容穴31bに収容し、締付ねじ73の雄ねじ部73bを押え板72のねじ挿通穴72bに通した後、カラー75のねじ穴75aにねじ込む。その際、締付ねじ73がカラー75のねじ穴75aにねじ込まれてゆくにしたがって、本体部71のシール部77が本体部用収容穴31aのテーパ面によって圧縮されながら押え板72に接近してゆく。そして、図3などに示すように、本体部71と押え板72と締付ねじ73が一体化してグロメット部7が形成され、このグロメット部7がエンジンカバー3に固定される。
【0024】
グロメット部7がエンジンカバー3に固定された状態において、グロメット部7に激しい振動などによる衝撃が加わった場合、押え板72の面72cとエンジンカバー3の面31cが圧接保持されることによって、エンジンカバー3の内方向へのグロメット部7の移動を防止することができ、また、シール部77が本体部用収容穴31a内に収容保持されかつシール部77の段差部77cがエンジンカバー3の本体部用収容穴31a周縁の内面3bと圧接状態にあることによって、エンジンカバー3の外方向へのグロメット部7の移動を防止することができ、グロメット部7をエンジンカバー3に強固に固定することができる。
【0025】
また、グロメット部7がエンジンカバー3に固定された状態においては、締め代により、シール部77が本体部用収容穴31a及びカラー75とそれぞれ圧接状態にあることから、シール部77、本体部収容穴31a、カラー75間でのシール性を確保することができ、エンジンケース2内から外部へのエンジンオイルの洩れ、及び、外部からエンジンケース2内への水の浸入を防止することができる。また、締付ねじ73の頭部73aは押え板72を押圧し、押え板72はカラー75の端面を押圧しているため、これらの部材73,72,75間でのシール性も確保される。さらに、結合ねじ76の頭部76aはグロメット板74を押圧し、グロメット板74はカラー75の端面を押圧しているため、これらの部材76,74,75間でのシール性も確保される。
【0026】
図8、図9及び図10は、それぞれ他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【0027】
図8に示すグロメット部7は、結合ねじ76の頭部76aとグロメット板74との間にシールワッシャ78を介在させており、その他の構成は図3に示したグロメット部7と同様に構成される。このグロメット部7によると、シールワッシャ78を設けたことにより、結合ねじ76の頭部76aとグロメット板74との間のシール性をより一層向上させることができる。
【0028】
図9に示すグロメット部7は、結合ねじ76の頭部76aをシール部77で覆わないようにしたことを除き、図8に示したグロメット部7と同様に構成される。グロメット部7をこのように構成しても、結合ねじ76の頭部76aとグロメット板75との間のシール性はシールワッシャ78によって十分に確保することができる。
【0029】
図10に示すグロメット部7は、締付ねじ73の頭部73aと押え板72との間にシールワッシャ79を介在させたことを特徴としている。このグロメット部7によると、締付ねじ73の頭部73aと押え板72との間のシール性が向上する。
【0030】
以上説明したように、本実施形態に係る磁石式発電機は、固定子6を内側に固定し、エンジンケース2に固定されるエンジンカバー3と、エンジンカバー3に取り付けられ、固定子6の発電コイル62に結線されたリード線65をエンジンカバー3の外側に引き出すためのグロメット部7とを備える磁石式発電機において、エンジンカバー3は、内側から外側へ向かって縮径してゆくテーパ面を有するグロメット取付用貫通穴31を備え、グロメット部7は、ねじ穴75aを有するカラー75を取り囲むように、グロメット取付用貫通穴31のテーパ面との間での締め代を有するシール部77を一体化させて構成される本体部71と、カラー75のねじ穴75aにねじ込まれる雄ねじ部73bを有する締付ねじ73と、締付ねじ73の雄ねじ部73bが通るねじ挿通穴72bを有するとともに、グロメット取付用貫通穴31の周囲のエンジンカバー3外面に圧着される押え板72とを備え、エンジンカバー3の内側から本体部71をグロメット取付用貫通穴31に挿入するとともにエンジンカバー3の外側から締付ねじ73の雄ねじ部73bを押え板72のねじ挿通穴72bに通し、雄ねじ部73bを本体部71のカラー75のねじ穴75aにねじ込むことによって、グロメット部7を一体化すると同時にグロメット取付用貫通穴31に固定させてなる。このため、極めて簡単な作業によってグロメット部7をエンジンカバー3に固定することができる。また、グロメット部7がエンジンカバー3に固定されている状態において、シール部77は、グロメット取付用貫通穴31との間での締め代により貫通穴31及びカラー75に対し圧接状態となっており、シール性を十分に確保することができる。また、締付ねじ73の頭部73aが押え板72を押圧し、かつ、押え板72がカラー75端面を押圧しており、これらの部材73,72,75間でのシール性も確保できる。
【0031】
締付ねじ73は、本体部71の中心軸線からリード線65とは反対側に偏心して位置するため、グロメット部7をエンジンカバー3に固定する作業を行う際に、リード線が作業の妨げにならず、作業を容易に行うことができる。
【0032】
具体的には、カラー75は、結合ねじ76でグロメット板74と一体化され、本体部71は、グロメット板74とカラー75を結合ねじ76で一体化したものをインサート体としてシール部77を一体成形することによって製造される。
【0033】
グロメット板74と結合ねじ76の頭部76aとの間にシールワッシャ78を配設したことにより、グロメット板74と結合ねじ76との間でのシール性がより一層確保される。
【0034】
また、押え板72と締付ねじ73の頭部73aとの間にシールワッシャ79を配設したことにより、押え板72と締付ねじ73との間でのシール性がより一層確保される。
【0035】
なお、押え板用収容穴31bは、設けなくてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明の磁石式発電機によると、グロメット部を、エンジンカバーに形成された貫通穴へ極めて簡単に挿入固定することができるとともにグロメット部に本来的に要求されているシール性(エンジンオイルの洩れ及び水の浸入の防止)を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁石式発電機の断面図である。
【図2】同磁石式発電機の要部平面図である。
【図3】図1図示グロメット部の拡大断面図である。
【図4】図3図示IV矢視図である。
【図5】グロメット部の本体部の断面図である。
【図6】図5図示VI矢視図である。
【図7】グロメット部の組付説明図である。
【図8】他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【図9】さらに他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【図10】さらに他の実施形態に係るグロメット部の断面図である。
【図11】従来例に係る磁石式発電機の断面図である。
【符号の説明】
2 エンジンケース
3 エンジンカバー
31 グロメット取付用貫通穴
6 固定子
62 発電コイル
65 リード線
7 グロメット部
71 本体部
72 押え板
72a ねじ挿通穴
73 締付ねじ
73a 頭部
73b 雄ねじ部
74 グロメット板
75 カラー
75a ねじ穴
76 結合ねじ
77 シール部
78,79 シールワッシャ
Claims (5)
- 固定子を内側に固定し、エンジンケースに固定されるエンジンカバーと、該エンジンカバーに取り付けられ、前記固定子の発電コイルに結線されたリード線を該エンジンカバーの外側に引き出すためのグロメット部とを備える磁石式発電機において、
前記エンジンカバーは、内側から外側へ向かって縮径してゆくテーパ面を有するグロメット取付用貫通穴を備え、
前記グロメット部は、ねじ穴を有するカラーを取り囲むように、前記グロメット取付用貫通穴のテーパ面との間での締め代を有するシール部を一体化させて構成される本体部と、前記カラーのねじ穴にねじ込まれる雄ねじ部を有する締付ねじと、該締付ねじの雄ねじ部が通るねじ挿通穴を有するとともに、グロメット取付用貫通穴の周囲のエンジンカバー外面に圧着される押え板とを備え、
前記エンジンカバーの内側から前記本体部を前記グロメット取付用貫通穴に挿入するとともに前記エンジンカバーの外側から締付ねじの雄ねじ部を前記押え板のねじ挿通穴に通し、該雄ねじ部を前記本体部のカラーのねじ穴にねじ込むことによって、前記グロメット部を一体化すると同時に前記グロメット取付用貫通穴に固定させてなることを特徴とする磁石式発電機。 - 前記締付ねじは、前記本体部の中心軸線から前記リード線とは反対側に偏心して位置することを特徴とする請求項1記載の磁石式発電機。
- 前記カラーは、結合ねじでグロメット板と一体化され、前記本体部は、前記グロメット板と前記カラーを前記結合ねじで一体化したものをインサート体としてシール部を一体成形することによって製造されることを特徴とする請求項1又は2記載の磁石式発電機。
- 前記グロメット板と前記結合ねじの頭部との間にシールワッシャが配設されることを特徴とする請求項3記載の磁石式発電機。
- 前記押え板と前記締付ねじの頭部との間にシールワッシャが配設されることを特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか記載の磁石式発電機。
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-
2002
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