JP2004015756A - 携帯端末に対する通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子メール送信側携帯端のユーザにのみ課金がされる方式を採用する通信システムにおいても、インターネットに接続されたコンピュータユーザに対して、携帯端末に対する電子メール送信の課金手段を提供し、インターネットに接続されたコンピュータユーザに対しても携帯端末の間における電子メールの送受信を可能とするシステムを提供する。
【解決手段】キャリアが、携帯端末から携帯端末へと電子メール送信する際の課金権原の一部を使用して、第三者に課金する。課金としてはプリペイドカードの文字等である識別コードをコンピュータから入力し、課金サーバーがそれを認証する。
【選択図】     図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末に対して通信を行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型情報通信端末や携帯電話等の携帯端末を利用した通信システムにおいては、電子メールの送受信が行われており、携帯端末同士の間の送受信のみならず、インターネットを利用してパーソナルコンピュータ等から携帯端末へ電子メールを送信することも可能である。
【0003】
携帯端末間の電子メール送受信の課金については、携帯端末及び携帯端末のユーザーがすべて通信事業者のデータベースに登録されていることから、登録されているユーザーの通話料金としての徴収によって結果的に課金がなされるようにしている。
【0004】
このような通話料金として課金を行う場合の課金の方式としては、送信側携帯端末と受信側携帯端末の両方のユーザーに課金がなされる方式と、送信側携帯端末のユーザーにのみ課金がなされる方式とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで後者の課金方式において、電子メールの送信側がインターネットに接続されたパーソナルコンピュータ等である場合には、このコンピュータやコンピュータのユーザーが通信事業者に登録されていないと、通話料金としての課金を行うことができず、送信者に対して送信料の課金を行うことは実質的に不可能となる。そして、このような課金の困難性から、送信側携帯端末にのみ課金がなされる方式の下では、インターネットに接続されたコンピュータと携帯端末との間における電子メールのやり取りは、極めて限定された環境の下でのみ許されるものとなってしまっている。
【0006】
そこで、本発明は、送信側携帯端のユーザーにのみ課金がされる方式を採用する通信システムにおいても、コンピュータからインターネットを介して携帯端末に送信される電子メール送信に対する課金手段を提供し、インターネットに接続されたコンピュータと携帯端末の間における商業的な電子メールの送受信を可能とするシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は以下のような通信システムを提供するものである。
【0008】
(1) 通信事業者を介して複数の携帯端末間で情報の送受信が行われる通信システムであって、送信側となる携帯端末の利用者が、「送信側の携帯端末から通信事業者」及び「通信事業者から受信機側の携帯端末」の通信料金を負担する機構を備える通信システムにおいて、インターネットに接続されたコンピュータから通信事業者を介して携帯端末に情報を送信する第三者がある場合に、前記通信事業者の有する複数の携帯端末利用者についての課金権原の一部分を譲り受けた部分的課金権原を使用し、当該部分的課金権原の範囲内で前記第三者に対して課金をする課金システムを備えることを特徴とする通信システム。
【0009】
通信事業者とは、図1に示すように、携帯端末同士の通信の仲介を行うための主体となるものである。通信事業者11は、携帯端末12a及び12bとの間で無線通信を行うための基地局等の設備を有し、携帯端末とともに携帯通信網を構成する。携帯端末とは、携帯電話やPDA等の携帯情報端末を含むものである。また、送信側となる利用者が通信料金を負担する通信システムとは、例えば、図1に示すように、電子メール等一方向の情報伝送において、情報を送り出す送信側携帯端末12aの使用者が、送信側携帯端末12aと通信事業者11間の無線通信の対価のみならず、受信側携帯端末12bと通信事業者11の間の無線通信の対価もあわせて通信料金として課金され、負担をする通信システムである。
【0010】
課金権原とは、通信事業者がサービス利用者から、通信網による通信サービスを提供した対価を得る権原である。送信側となる利用者が通信料金を負担する通信システムにおいては、通信事業者は、送信側携帯端末12aと通信事業者11間の無線通信の対価に、受信側携帯端末12bと通信事業者11間の無線通信の対価をあわせて、送信側である利用者13に課金する権原を有している。ここで、この権原は、送信側携帯端末12aと通信事業者11間の無線通信の対価を課金する権原と、受信側携帯端末12bと通信事業者11間の無線通信の対価を課金する権原から構成される。図2の(A)には通信事業者の有する課金権原4の全体を示す。そして、図2の(B)には、例えば3通の情報の送信がそれぞれ異なる経路1aと1b、2aと2b、そして3aと3bで行われた場合に、上記課金権原に基づいて行われる課金のされ方を示す。例えば、一つの電子メールが、送信者側から受信者側へ1aと1bの無線通信回線を利用してなされた場合には、1aの無線通信の対価と1bの無線通信の対価をあわせて1aの送信者側に課金がなされる。
【0011】
ここで情報が、携帯端末ではなく、インターネット接続されたコンピュータからインターネットを経由して通信事業者に送信され、そして通信事業者から受信側携帯端末に送信される場合がある。すなわち、送信側携帯端末利用者ではなく、受信側携帯端末利用者でもない第三者が、パーソナルコンピュータ等を使用して電子メール等を送る場合である。このとき、送信側携帯端末12aと通信事業者11間の無線通信回線は使用されない。この場合には、図2の(C)に示すように、課金権原のうちの一部分である、受信側無線通信についての部分的課金権原5を設定し、そして、図2の(D)に示すように、設定された部分的課金権原5を独立して使用することとする。すなわち、図2の(E)に示すように、電子メールの送信において、情報送信経路1aが、インターネットである場合には、部分的課金権原5に基づく課金は「1b+α」となる。なお、ここでαは任意の加算料金を意味する。
【0012】
次に、コンピュータから情報を送信する第三者に対して課金する場合の課金手続について説明する。例えば、図3に示すように、当該送信者が携帯端末12の所有者でもある場合には、通信事業者11内の課金システム24が内部のユーザーデータベースに送信した量を記録し、記録に基づいて定期的に請求書を発行等することによって課金がなされる。また、送信者がプリペイドカード10を購入して、その表面に記載された文字コードを携帯端末12から送信し、課金システム24から認証を受けることによって課金手続がなされる場合もある。さらに図4に示すように、送信者が、購入したプリペイドカードの表面に記載された文字コードを、携帯端末ではなくメール送信を行うコンピュータ19の入力装置31を通じて入力する場合もある。
【0013】
課金の対象となる第三者とは、インターネット20に接続されたコンピュータ19のユーザーである。インターネット20に接続されたコンピュータ19とは、例えば、図8にその構成を示すように、家庭や事業所において一般に見受けられる、デスクトップあるいはラップトップスタイルのパーソナルコンピュータである。ただし携帯端末は含まない。そして、コンピュータ19は、インターネットプロバイダー等を介してインターネット20に接続される。
【0014】
なお、本発明においては、コンピュータから携帯端末へと情報を送信する場合の課金が対象となり、逆方向の場合についての課金は対象ではない。携帯端末から電子メールデータを送信する場合には、従来通り、送信側の携帯端末に対する課金がなされるからである。
【0015】
(2) 前記情報は電子メールであることを特徴とする(1)記載の通信システム。
【0016】
電子メールとは、コンピュータ同士、携帯端末同士、あるいはコンピュータと携帯端末間において、一方から他方へと伝達する形態の情報送信である。電子メールは、伝送の途中で一時的にサーバーに蓄えられることもあるが、最終的には目的となるコンピュータあるいは携帯端末12に表示されるものである。電子メールには、文字情報だけでなく、画像や音の情報も含まれ得る。
【0017】
(3) 前記電子メールは、画像データを含むものであることを特徴とする(2)記載の通信システム。
【0018】
パーソナルコンピュータ等で動作可能な電子メール送受信プログラムには、携帯端末との電子メールのやり取りをする専用機能を備えたものがある。そして、専用のプログラムには、文字情報のみならず音や画を簡易に電子メールとして送るためマルチメディア・メッセージ・サービス(MMS)形式にデータを編集したり、携帯端末の表示画面をシミュレーションしたりする機能を持つものもある。このようなプログラムによって編集された電子メールには画像が含まれる。
【0019】
(4) 前記第三者に対しての課金は、予め設定された、情報の送信側が携帯端末であった場合の課金料金に対応する、前記第三者に対しての課金料金の指標に基づいてなされることを特徴とする(1)から(3)いずれか記載の通信システム。
【0020】
課金料金の指標とは、例えば図10に示されるように、料金の対応関係表である。この内容を適切に調整することによって、コンピュータからの電子メール送信についての課金金額値を最適に維持する。
【0021】
(5) 前記第三者に対しての課金は、該第三者の所有する携帯端末から送信される識別コードの認証を含むことを特徴とする(1)から(4)いずれか記載の通信システム。
【0022】
課金の手続には、課金のされない他人がユーザーに成りすまして通信サービスの提供を要求していないか確認するための認証と、要求に応じて送信を行うか否かの制御が含まれる。このうち認証は、例えば図3の課金システム24や、図5のメールサーバーが、送られてきたコードが正当なものであるかの確認をすることである。
【0023】
(6) 前記第三者に対しての課金は、前記コンピュータから送信される識別コードの認証を含むことを特徴とする(1)から(4)いずれか記載の通信システム。
【0024】
(7) 前記認証コードは、前記コンピュータにおいて動作する、電子メール送受信プログラムに内蔵されていることを特徴とする(6)記載の通信システム。
【0025】
電子メールプログラムとは、コンピュータ上で電子メールを編集させ、それをネットワークに対して送信させる機能を有するソフトウェアである。電子メールプログラムには、コンピュータに送信するためのものだけでなく、受信側の携帯端末12bに最適に表示をさせるための機能を有するプログラムも含まれる。
【0026】
(8) 前記認証コードは、カード上に記載された文字コードであることを特徴とする(5)または(6)記載の通信システム。
【0027】
カードとは、紙やプラスチック等でできた、持ち運び容易な大きさのものであり、例えば図3に示される名刺大の大きさのカード10である。文字コードとは印刷等によりカード表面に掲載されるものであり、数字、文字、記号を含むものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0029】
図3は、この発明の第1の実施の形態の通信システムを示す構成図である。
【0030】
同図において、通信事業者11はその設備によって、通信事業者が運営する携帯端末同士あるいは、インターネット接続されたコンピュータの間の通信サービスを提供し、携帯端末12bとともに通信網を構成する。通信事業者11の設備には、図6に示すように、携帯端末12、無線通信を行う基地局23、パケット交換による通信接続やメールサービス等を提供する加入者処理装置22、課金処理システム24等を含んでいる。携帯端末12は、多数設置された基地局のいずれかと無線通信を行い、基地局と基地局間の通信網を通じて他の端末と通信と行う。また課金処理システム24は、携帯端末ユーザーである加入者のユーザーデータベースに基づいて、ユーザーごとの課金処理を行う。携帯端末12はゲートウェイ21を通じて、インターネット等の外部ネットワークとのデータのやり取りを行うことができる。ゲートウェイ21は、このやり取りを行うために、接続されたネットワーク間のプロトコル変換を行う。ゲートウェイ21、加入者処理装置22、基地局23は、メール処理システム30を構成する。
【0031】
送信側コンピュータ19は、図8に示すように、CPU43、入力装置31、表示装置32、RAM33、HDD34、通信装置35のそれぞれが接続されて構成されたものである。CPU43は、HDD34に記憶されている携帯端末用電子メールプログラムをRAM35に格納して、プログラムの実行処理を行う。送信側コンピュータ19は、モデムやルーター等の通信装置35によってインターネットプロバイダー等を介してインターネット20に接続される。電子メールプログラムは、コンピュータのキーボードやマウス等の入力装置31、ディスプレイ等の表示装置32、通信装置35等を制御して、電子メールデータを作成・編集させ、またデータを送受信させる機能を有する。電子メールデータには、文字データのみならず音や画も含まれる場合もある。
【0032】
ここで、図3に示すように、インターネット20に接続されたコンピュータから電子メールを送信する場合には、コンピュータ上で作成されたデータは、まず、コンピュータからインターネット20に送信される。電子メールの送信先が携帯端末12bの場合には、通信事業者11の設備に対して電子メールが送信される。次に、データは、インターネット20に接続された、通信事業者の設備内のゲートウェイ21を経由して加入者処理装置22へと送信される。そしてデータは、目的とする受信側携帯端末12に最寄りの基地局に送信され、そこから受信側の携帯端末12に送られる。
【0033】
このように、送信側がインターネット接続されたコンピュータの場合には、携帯端末からの送信とは異なり、使用される無線通信回線は、通信事業者と受信側携帯端末間だけとなる。この場合の課金は、図2の(E)に示す部分的課金権原に基づいてなされる。すなわち、携帯端末から通信事業者への無線通信回線は使用されていないので、この部分に基づく課金権原(a)は行使されない。次に課金の手続について説明する。図3において、送信者が携帯端末12を所有している場合には、通信事業者の設備内の課金処理システムには、この送信者の携帯端末についての課金のためのデータベースが存在する。電子メールの送信使用量は通信事業者11の設備の課金処理システム24が有するユーザーデータベースに記録される。課金システムは、記録に基づいて定期的に請求書を発行する。このように、通信事業者の有する課金権原は、請求書の発行の手続によって行使されることとなる。そして、これを課金権原からみると、図2の(E)において通信事業者が有していた課金権原4のうち、設定がされた部分的課金権原5に基づいて、電子メールの送信者に対する課金手続がなされるのである。
【0034】
通信事業者の課金形態によっては、上記とは異なる手順が用いられる。すなわち、図3において、送信者がプリペイドカード10を購入し、その表面に掲載された文字コードを携帯端末12から送信して認証を受けることによって課金手続が実行される。さらにまた別の手順としては、図4に示すように、購入したプリペイドカード10表面に記載の文字コードが、携帯端末ではなく、メール送信を行うコンピュータ19の入力装置31から入力される場合もある。この場合、課金システム内のユーザーデータベースには、電子メールの送信者が所有する携帯端末についての電子メール送信限度量が記録されている。また、通信事業者の設備内のメール処理システム30は、課金システムから許可がされた場合にメールの送信処理を行う。
【0035】
ここで、課金処理システム24は、ユーザーデータベースにおける当該携帯端末ユーザーの送信限度量を超える電子メールの送信処理を認めない。したがって、電子メール量が、設定された許容限度に達してしまうと、それ以上の電子メールの送信はできない。よって、電子メールの送信者がはじめて電子メールを送信する場合や、あるいは送信者が今まで送信した電子メール量が、設定された許容限度に達してしまった場合には、送信者は、認証コードが記載されたプリペイドカード10を購入し、記載されたコードを携帯端末より入力することとなる。認証コードは携帯端末のIDと共に通信事業者の設備内の課金処理システム24に送信され、そこでコードの正当性について認証が行われ、認証が正しく行われた場合には、課金処理システム24はユーザーデータベースにおける当該携帯端末ユーザーの送信限度量を更新する。そして、携帯端末ユーザーはその後電子メールを送ることが可能になる。ここで、送信限度量とは、送信限度量を直接に示す数値である必要はなく、図7のユーザーデータベースの構成に示すように、携帯端末ユーザーごとの送信累積量26と送信許容量28の比較において示されるものであってよい。このようにして、通信事業者の有する課金権限は、コードの認証と、電子メール送信処理の制御によって行使されることとなる。
【0036】
なお、請求書発行による課金方式、または、プリペイドカードを使用する課金方式のどちらであっても、上記手続によらずに、電子メールの送信を行うための課金手続が取られる場合もある。電子メールの送信に使用されるコンピュータ19においては、電子メール送信プログラムが実行されているが、この電子メール送信プログラムは、電子メールの送信時あるいは、電子メール送信プログラムのコンピュータへのインストール時に、このプログラム固有の識別コードを送信する。通信事業者の設備の課金処理システム24ではこの識別コードを認識した場合には、送信者に対する電子メール送信限度量を予め定められた一定量、例えば、50回分のメール送信量に設定する。このようにして、電子メールの送信者は、請求書による清算や、プリペイドカードの購入によらずに50回分の電子メール送信を行えるようになる。このように、電子メールプログラムにより識別コードを送出する方式によれば、部分的課金権原5に基づく課金は、プログラムの価格に含める形で行われるようになる。そして、ユーザーとしても、プログラムとは別途に送信料金を支払うわずらしさが解消される。
【0037】
図4は、この発明の第2の実施の形態を示す構成図である。
【0038】
電子メールがネットワーク接続されたコンピュータ19から送信されて、受信側携帯端末12bに到達するまでの過程は、第一の実施形態におけるものと同一である。ただし、第2の実施の形態においては、課金の手順が第1の実施の形態とは異なる。すなわち、電子メール送信者は、購入したプリペイドカード10に記載された認証コードである文字記号を、電子メールの送信を行うコンピュータ19の入力装置31から入力することとなる。すなわち、実行される電子メール送信プログラムは送信者に対して、コンピュータのキーボード等の入力装置31から認証コードを入力するよう要求する。そして、入力された認証コードをコンピュータから、携帯端末のIDと共にインターネットを通じて送信する。この認証コードは通信事業者の設備内の課金処理システム24に送信され、そこでコードの正当性について認証が行われ、認証が正しく行われた場合には、課金処理システム24はユーザーデータベースにおける、当該コンピュータユーザーの送信限度量を更新する。このようにして、コンピュータユーザーはその後に電子メールを送ることが可能になる。
【0039】
図5は、この発明の第3の実施の形態を示す構成図である。
【0040】
この実施の形態においては、通信事業者11とは別に、コンピュータから携帯端末に送信される電子メールの処理を取り扱うための、専用のメールサーバー29がインターネット20に接続されて設置される。送信側コンピュータ19から送信された電子メールはインターネット20を通じてメールサーバー29に届けられる。メールサーバーは、届けられた電子メールを、インターネットを通じて通信事業者に送信し、電子メールは最終的に受信側携帯端末12bに送信される。
【0041】
この第3の実施の形態においては、メールサーバー29は通信事業者の設備内の課金システムとは別の課金システムを有する。すなわち、メールサーバー29内には、携帯端末に電子メールを配信するコンピュータユーザーごとの送信限度量を保持するユーザーデータベース39が含まれる。送信側コンピュータユーザーによって、プリペイドカード10記載の認証コードは送信側コンピュータ19に入力され、メールサーバー29に送信される。そして、認証コードの正当性が認められるときには、メールサーバー29のユーザーデータベースにおける送信限度量が更新される。メールサーバー29は、メールサーバー29内のユーザーデータベースにおける当該携帯端末ユーザーの送信限度量を超える電子メールの送信処理を行わない。したがって、電子メールの送信者が初めて電子メールを送信する場合や、あるいは今まで送信した電子メール量が設定された許容限度に達してしまった場合には、認証コードが記載されたプリペイドカード10を購入し、記載されたコードを携帯端末より入力することとなる。
【0042】
第3の実施の形態においては、送信側コンピュータユーザーが入力した認証コードの認証や、電子メール送信の許可制御を通じた課金手続はメールサーバー29を中心として行われる。メールサーバー29は図9に示されるように、通信装置36、メール処理装置37、課金システム38がそれぞれ接続されて構成される。インターネットを経由して送信側コンピュータ19より送信された電子メールは、モデムやルーター等による通信装置36を経由してメール処理装置37に転送される。そして、電子メールはメールデータやアドレス等の処理がなされた後、課金システムからの制御データに応じて再び通信装置36を経由しインターネットを通じて通信事業者11の設備に送信される。また、課金システム38は、通信装置36を経由して入力される認証コードの認証を行い、ユーザーデータベース39、料金指標データ40を参照して、メール処理装置37に対する送信の可否の制御を行う。
【0043】
このように、第3の実施の形態においては、電子メール送信の課金手続に関する認証と送信制御はメールサーバー29によって行われる。これを課金権原からみると、図2の(E)において通信事業者が有していた課金権原4のうち、設定がされた部分的課金権原5は、通信事業者の外部のメールサーバーを管理する者に移転される。そして、メールサーバーを管理する者が、移転された部分的課金権原5に基づき、課金手続を通じて、送信側コンピュータユーザーに対して課金を行うのである。したがって、この場合、通信事業者11においては、電子メール送信者ごとの課金を行わない。ただし、通信事業者11は、部分的課金権原5の範囲内で電子メールの送信が行われていることを監視するために、メールサーバー29を通じてなされる電子メールの送信全体量が、移転した部分的課金権原5についての送信限度、例えば10万通分の送信を超えていないかというような管理を行う。
【0044】
また、課金手続において、部分的課金権原5に基づく電子メールの送信対価の算出は、課金システム38が料金指標データ40を参照することによって行われる。料金指標データは図10に示すように、送信側が携帯端末であった場合の料金欄41と課金料金欄42により構成される。課金システム40は電子メールの送信を行う場合には、電子メールのデータ量等から、仮に携帯端末が通信事業者11を通じて他の携帯端末に電子メールを送信した場合の料金を通信事業者と同様の手法で算出する。この結果、例えば料金が20円であった場合には、料金欄41を参照して、これに対応する課金料金欄42から18円であることを求め、この値を実際の課金料金として適用する。料金指標データは更新が可能であるため、コンピュータからの電子メール送信に要するコストや、需要の関係に応じて変更ができる。ただし、42欄のデータ値は41欄のデータ値に対して55%から95%までの範囲内に設定することによって、電子メール送信者が、携帯端末ではなく、ネットワーク接続されたコンピュータから送信を行う誘引となる。
【0045】
尚、本発明の携帯端末に対する通信システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。またそれぞれの実施態様における課金手法は、それが明記されない他の実施態様に対しても適用できる。
【0046】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の携帯端末に対する通信システムによれば、コンピュータからの電子メールの送信について課金方法が確立されるため、コンピュータユーザーが携帯端末に対して不自由なく電子メールを送信することが可能となる。
【0047】
また、携帯端末同士の電子メール送受信においては、送信側と受信側の両方が、それぞれ別の無線通信によって基地局にアクセスしていたのに比べて、本発明によれば、送信側がインターネット20を経由することにより、送受信における基地局へのアクセス量が半分となる。すなわち、インターネット20の活用により、電子メール使用時における携帯端末と基地局間トラフィックが半減する。このことは無線周波数帯域の有効活用ともなる。
【0048】
さらに、通信における通信事業者11のリソースの消費が少ないということは、通信コストの低下につながる。そして、コストの低減による、メール送受信の料金も低減できることになる。そして、料金の低減によって携帯端末を利用した電子メールの通信がより普及することとなる。
【0049】
また、通信料金の課金手続の一部を、通信事業者以外の者に分担させるシステムが可能となり、更に課金料金の指標を調整することによる課金料金の調整によって、携帯端末を利用した電子メールの通信の市場を適正に拡大できる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の通信システムの構成を示す図である。
【図2】通信事業者の課金権原の概念を示す図である。
【図3】通信システムの第一の構成を示す図である。
【図4】通信システムの第二の構成を示す図である。
【図5】通信システムの第三の構成を示す図である。
【図6】通信事業者の設備の構成を示す図である。
【図7】コンピュータユーザーデータベースの構成例を示す図である。
【図8】送信側コンピュータの構成を示す図である。
【図9】メールサーバーの構成を示す図である。
【図10】課金料金指標を示す図である。
【符号の説明】
1a 第一の送信側情報送信
1b 第一の受信側情報送信
2a 第二の送信側情報送信
2b 第二の受信側情報送信
3a 第三の送信側情報送信
3b 第三の受信側情報送信
4 課金権原
5 部分的課金権原
10 プリペイドカード
11 通信事業者
12 携帯端末
12b 受信側携帯端末
13 利用者
19 送信側コンピュータ
20 インターネット
21 ゲートウェイ
22 加入者処理装置
23 基地局
24 課金処理システム
26 送信累積量欄
28 送信許容量欄
29 メールサーバー
30 メール処理システム
31 入力装置
32  表示装置
33 RAM
34 HDD
35 通信装置
36 通信装置
37 メール処理装置
38 課金システム
39 ユーザーデータベース
40 料金指標データ
41 料金欄
42 課金料金欄
43 CPU

Claims (8)

  1. 通信事業者を介して複数の携帯端末間で情報の送受信が行われる通信システムであって、送信側となる携帯端末の利用者が、「送信側の携帯端末から通信事業者」及び「通信事業者から受信機側の携帯端末」の両方の通信料金を負担する機構を備える通信システムにおいて、
    インターネットに接続されたコンピュータから通信事業者を介して携帯端末に情報の送信をする第三者がある場合に、
    前記通信事業者の有する複数の携帯端末利用者についての課金権原の一部分を譲り受けた部分的課金権原を使用し、当該部分的課金権原の範囲内で前記第三者に対して課金をする課金システムを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記情報の送信は電子メールによる送信であることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記電子メールは、画像データを含むものであることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 前記第三者に対しての課金は、予め設定された、情報の送信側が携帯端末であった場合の課金料金に対応する、前記第三者に対しての課金料金の指標に基づいてなされることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の通信システム。
  5. 前記第三者に対しての課金は、該第三者の所有する携帯端末から送信される識別コードの認証を含むことを特徴とする請求項1から4いずれか記載の通信システム。
  6. 前記第三者に対しての課金は、前記コンピュータから送信される識別コードの認証を含むことを特徴とする請求項1から4いずれか記載の通信システム。
  7. 前記認証コードは、前記コンピュータにおいて動作する、電子メール送受信プログラムに内蔵されていることを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 前記認証コードは、カード上に記載された文字コードであることを特徴とする請求項5または6記載の通信システム。
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