JP2004015462A - オーダ実行装置、オーダ実行方法、オーダ実行プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

オーダ実行装置、オーダ実行方法、オーダ実行プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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横奥 宏明
Yumimasa Igarashi
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Abstract

【課題】本発明は、処理対象装置に対して、オーダの指定する処理を実行するときに、実行したオーダの情報を保存する必要がある場合に、その保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間を短縮することを目的とする。
【解決手段】オーダを、新たなオーダの作成に必要となるオーダであるメインオーダと、新たなオーダの作成に必要とならないオーダであるサブオーダとに分類するとともに、メインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出する機能を用意することで、実行したメインオーダの情報のみを保存すれば足りるようにする構成を採る。これにより、実行したオーダの情報の保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間を短縮できるようになる。そして、そのデータベースの使用する記憶領域を削減できるようになり、それにより、そのデータベースの検索に要する時間も短縮できるようになる。
【選択図】     図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するオーダ実行装置及びその方法と、そのオーダ実行方法の実現に用いられるオーダ実行プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体とに関し、特に、実行したオーダの情報を保存する必要がある場合に、その保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間を短縮できるようにするとともに、そのデータベースの使用する記憶領域を削減できるようにするオーダ実行装置及びその方法と、そのオーダ実行方法の実現に用いられるオーダ実行プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体とに関する。
【0002】
ルータなどのようなネットワーク装置に対してデータを設定するなどの処理を行うオペレーションシステムなどでは、データベースに保存されたオーダを基に新たなオーダを作成して、それを実行するとともに、次のオーダの作成を実現するとともに、障害からの復旧を実現するために、その実行したオーダの情報をデータベースに保存していく処理を実行することになる。
【0003】
このような場合、オーダを正しく作成するためには、実行したオーダとデータベースの保存するオーダとが常に整合した状態であることが要求される。さらに、このとき、データベースへの書き込みの排他制限の期間は可能な限り短いことが望ましく、また、データベースが保存するデータ量は可能な限り少ないことが望ましい。
【0004】
【従来の技術】
従来技術に従う場合、ルータなどのようなネットワーク装置に対してデータを設定するなどの処理を行うオペレーションシステムなどでは、ネットワーク装置などに対してオーダを実行した場合、次のオーダの作成を実現するとともに、ネットワーク装置などの障害発生を考慮して、その実行した全てのオーダをデータベースに保存するようにしている。
【0005】
これから、従来技術では、全てのオーダの実行を完了して、その実行の完了したオーダの情報をデータベースへ書き込むまでの期間、データベースへの書き込みの排他制限を行うことにより、実行したオーダとデータベースの保存するオーダとが常に整合した状態となることを実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術に従っていると、全てのオーダを保存対象としていることから、実行したオーダの情報の保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間が長くなるという問題点がある。
【0007】
そして、それに加えて、そのデータベースのデータ保存量が大きくなるという問題点がある。
【0008】
すなわち、全てのオーダの実行を完了して、その実行の完了したオーダの情報をデータベースへ書き込むまでの期間、データベースへの書き込みの排他制限を行うことから、実行したオーダの情報の保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間が長くなるという問題点がある。
【0009】
そして、それに加えて、全てのオーダの実行を完了して、その実行の完了したオーダの情報をデータベースへ書き込むことから、実行したオーダの情報の保存に用いられるデータベースのデータ保存量が大きくなるという問題点がある。
【0010】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するという構成を採るときにあって、実行したオーダの情報を保存する必要がある場合に、その保存に用いられるデータベースの保存するオーダと実行したオーダとが常に整合した状態となることを保証したうえで、そのデータベースへの書き込みの排他制限の期間を短縮できるようにするとともに、そのデータベースの使用する記憶領域を削減できるようにする新たなオーダ実行技術の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のオーダ実行装置は、処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するという構成を採るときにあって、▲1▼新たなオーダの作成に必要となるオーダであるメインオーダの情報を保存するメインオーダ保存手段と、▲2▼メインオーダ保存手段からメインオーダを取得して、その取得したメインオーダに基づいて、新たなメインオーダを作成するとともに、その作成したメインオーダに基づいて、新たなオーダの作成に必要とならないオーダであるサブオーダを作成するオーダ作成手段と、▲3▼オーダ作成手段の作成したメインオーダを実行して、その実行したメインオーダの情報をメインオーダ保存手段に登録するとともに、オーダ作成手段の作成したサブオーダを実行するオーダ実行手段と、▲4▼メインオーダ保存手段に保存されるメインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出するサブオーダ導出手段と、▲5▼メインオーダ保存手段とは別に用意されて、実行に失敗したサブオーダの情報を保存するサブオーダ保存手段と、▲6▼オーダ作成手段の作成したサブオーダの実行に失敗する場合に、そのサブオーダの情報をサブオーダ保存手段に登録するサブオーダ登録手段と、▲7▼サブオーダ保存手段に保存されるサブオーダを再実行するサブオーダ再実行手段とを備える構成を採る。
【0012】
以上の各処理手段の内、メインオーダ保存手段及びサブオーダ保存手段を除く各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供することができる。
【0013】
このように構成される本発明のオーダ実行装置では、処理対象となる装置に対して、新たなオーダを実行する必要があるときには、先ず最初に、メインオーダ保存手段から、そのオーダの作成に必要となるメインオーダを取得して、その取得したメインオーダに基づいて、実行要求のある新たなメインオーダ(新たなオーダの作成に必要となるオーダ)を作成するとともに、その作成したメインオーダに基づいて、実行要求のあるサブオーダ(新たなオーダの作成に必要とならないオーダ)を作成する。
【0014】
続いて、その作成したメインオーダを実行して、その実行したメインオーダの情報をメインオーダ保存手段に登録し、それに続けて、その作成したサブオーダを実行する。
【0015】
このとき、その作成したサブオーダの実行に失敗する場合には、そのサブオーダの情報をサブオーダ保存手段に登録し、その後、適当なタイミングで、そのサブオーダ保存手段に保存されるサブオーダを再実行する。
【0016】
そして、オーダ実行先の装置に障害が発生して、その装置を復旧させる必要が場合には、メインオーダ保存手段に保存されるメインオーダを取得するとともに、その取得したメインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出して、その取得したメインオーダとその導出したサブオーダとを実行する。
【0017】
このようにして、本発明では、処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するという構成を採るときにあって、実行したオーダの情報を保存する必要がある場合に、オーダを、新たなオーダの作成に必要となるオーダであるメインオーダと、新たなオーダの作成に必要とならないオーダであるサブオーダとに分類するとともに、メインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出する機能を用意することで、実行したメインオーダの情報のみを保存すれば足りるようにするという構成を採る。
【0018】
これにより、本発明によれば、実行したオーダの情報の保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間を短縮できるようになる。そして、そのデータベースの使用する記憶領域を削減できるようになり、それにより、そのデータベースの検索に要する時間も短縮できるようになる。
【0019】
さらに、本発明では、実行に失敗したサブオーダの情報を別のデータベースに保存するという構成を採ることから、サブオーダを再実行できるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0021】
図1に、オペレーションシステムに適用した本発明の一実施形態例を図示する。
【0022】
図中、1は本発明を具備するオペレーションシステムであって、オペレーション端末2の発行するオペレーション実行指示に応答して、通信ネットワーク3の持つルータなどのようなネットワーク装置4に対して、データ設定などのオペレーション処理(オーダ)を実行するもの、5はメインデータベースであって、実行に成功したメインオーダの情報を保存するもの、6はサブデータベースであって、実行に失敗したサブオーダの情報を保存するものである。
【0023】
図2に、通信ネットワーク3の一例を図示する。
【0024】
この図に示す通信ネットワーク3では、▲1▼転送装置AにユーザaのユーザネットワークNWaが収納され、▲2▼転送装置BにユーザbのユーザネットワークNWbが収納され、▲3▼転送装置CにユーザcのユーザネットワークNWcが収納されていることを想定している。
【0025】
メインデータベース5に保存されるメインオーダとは、どの転送装置のどのパッケージにどのユーザが収納されているのかということについて記述する収納情報を、各転送装置A〜Cに設定することを指示する命令である。
【0026】
この図2に示す通信ネットワーク3の例で説明するならば、転送装置AにユーザaのユーザネットワークNWaが収納され、転送装置BにユーザbのユーザネットワークNWbが収納され、転送装置CにユーザcのユーザネットワークNWcが収納されているということについて記述する情報が、メインオーダの設定する収納情報となる。
【0027】
このメインオーダの設定する収納情報は、それまでに設定された収納情報を基にして積み重ねる形で作成されていくことになる。
【0028】
ここで、メインオーダの設定する収納情報は、基本的には、どの転送装置のどのパッケージにどのユーザが収納されているのかということを示す情報であるが、更に詳細に説明するならば、ユーザネットワークNWa〜cのネットワークアドレス/サブネットマスクや、ユーザネットワークNWa〜cに関するその他の情報(ユーザ名などの顧客情報、回線番号等のより詳細なネットワーク情報)などが含まれる。
【0029】
一方、サブデータベース6に保存されるサブオーダとは、どのユーザ宛のパケットが転送されてきたら、それをどの転送装置に転送するのかということについて記述するルーティング情報を、各転送装置A〜Cに設定することを指示する命令である。
【0030】
この図2に示す通信ネットワーク3の例で説明するならば、ユーザa(ユーザネットワークNWa)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Aに転送し、ユーザb(ユーザネットワークNWb)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Bに転送し、ユーザc(ユーザネットワークNWc)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Cに転送しろということについて記述する情報が、サブオーダの設定するルーティング情報となる。
【0031】
このことから分かるように、サブオーダの設定するルーティング情報は、メインオーダの設定する収納情報から導出することが可能である。
【0032】
図1に示すように、本発明を具備するオペレーションシステム1は、オーダ作成部10と、オーダ実行部11と、サブオーダ導出部12と、メインデータベース5及びサブデータベース6へのアクセスを実行するデータベースアクセス部13とを備える。
【0033】
次に、図3及び図4に従って、オーダ作成部10、オーダ実行部11及びサブオーダ導出部12の実行する処理の概要について説明する。
【0034】
オーダ作成部10は、図3に示すように、メインデータベース5への書き込みを排他制限して、メインデータベース5に保存されるメインオーダを取得し、その取得したメインオーダに基づいて、実行要求のある新たなメインオーダを作成するとともに、その作成したメインオーダに基づいて、実行要求のあるサブオーダを作成する処理を行う。
【0035】
オーダ実行部11は、図3に示すように、オーダ作成部10の作成したメインオーダ及びサブオーダを実行し、その実行したメインオーダの情報をメインデータベース5に保存する処理を行う。そして、サブオーダの実行に失敗する場合には、サブデータベース6に対して、その実行に失敗したサブオーダの情報を登録し、その後に、サブデータベース6から、その実行に失敗したサブオーダを読み出して再実行する処理を行う。
【0036】
サブオーダ導出部12は、通信ネットワーク3やネットワーク装置4に障害が発生し、それを復旧させるときに、図3に示すように、メインデータベース5に保存されるメインオーダを取得し、その取得したメインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出して、オーダ実行部11に対して、その導出したサブオーダの実行を指示する処理を行う。
【0037】
このようにして、図4に示すように、メインデータベース5に、メインオーダで設定した収納情報として図2で説明したものが保存されているときにあって、オペレーション端末2から、『ユーザxのユーザネットワークNWxを転送装置Aに収納せよ』というオペレーションが発行されると、オーダ作成部10は、図4に示すように、転送装置AにユーザaのユーザネットワークNWaとユーザxのユーザネットワークNWxとが収納され、転送装置BにユーザbのユーザネットワークNWbが収納され、転送装置CにユーザcのユーザネットワークNWcが収納されるという収納情報の設定を指示するメインオーダを作成することになる。
【0038】
そして、オーダ作成部10は、このメインオーダの作成に加えて、図4に示すように、ユーザa(ユーザネットワークNWa)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Aに転送し、ユーザx(ユーザネットワークNWx)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Aに転送し、ユーザb(ユーザネットワークNWb)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Bに転送し、ユーザc(ユーザネットワークNWc)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Cに転送しろというルーティング情報の設定を指示するサブオーダを作成することになる。
【0039】
一方、サブオーダ導出部12は、メインデータベース5に、メインオーダで設定した収納情報として図2で説明したものが保存されているときにあって、例えば、オペレーション端末2から通信ネットワーク3の障害からの復旧の指示が発行されると、図4に示すように、ユーザa(ユーザネットワークNWa)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Aに転送し、ユーザb(ユーザネットワークNWb)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Bに転送し、ユーザc(ユーザネットワークNWc)宛のパケットが転送されてきたら、それを転送装置Cに転送しろというルーティング情報の設定を指示するサブオーダを導出することになる。
【0040】
ここで、サブオーダ導出部12は、障害からの復旧指示に応答してサブオーダを導出するばかりではなくて、例えば、オペレーション端末2からサブオーダの導出要求があるときなどにも、サブオーダを導出する処理を行うことになる。
【0041】
図5ないし図8に、このように構成される本発明を具備するオペレーションシステム1の実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0042】
次に、これらの処理フローに従って、本発明を具備するオペレーションシステム1の実行する処理について詳細に説明する。
【0043】
本発明を具備するオペレーションシステム1は、オペレーション端末2からオペレーションの実行指示が発行されると、図5及び図6の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ10で、オペレーション端末2から、実行すべきオペレーションを受け取る。
【0044】
続いて、ステップ11で、メインデータベース5への書き込みの排他制限を実行し、続くステップ12で、メインデータベース5からオペレーションの実行に必要となるメインオーダを取得する。
【0045】
続いて、ステップ13で、オペレーション端末2から受け取ったオペレーションの種別から、作成オーダの種別(どういうメインオーダと、どういうサブオーダとを作成するのかを示す情報)を判断して、その判断結果に従って、メインデータベース5から取得したメインオーダを基に、実行対象となるメインオーダ及びサブオーダを作成する。
【0046】
続いて、ステップ14で、作成したメインオーダを実行し、続くステップ15で、その実行に成功したのか否かを判断して、メインオーダの実行に成功しなかったことを判断するときには、ステップ16に進んで、オペレーション端末2に対して、オペレーションの実行失敗(メインオーダの実行失敗)を通知して、処理を終了する。
【0047】
一方、ステップ15の判断処理に従って、メインオーダの実行に成功したことを判断するときには、ステップ17に進んで、実行したメインオーダの情報をメインデータベース5に書き込み、続くステップ18で、メインデータベース5への書き込みの排他制限を解除する。
【0048】
続いて、ステップ19で、作成したサブオーダを実行し、続くステップ20で、その実行に成功したのか否かを判断して、サブオーダの実行に成功したことを判断するときには、ステップ21に進んで、オペレーション端末2に対して、オペレーションの実行成功を通知して、処理を終了する。
【0049】
一方、ステップ20の判断処理に従って、サブオーダの実行に成功にしなかったことを判断するときには、ステップ22に進んで、実行に失敗したサブオーダの情報をサブデータベース6に書き込み、続くステップ23で、オペレーション端末2に対して、オペレーションの実行失敗(サブオーダの実行失敗)を通知して、処理を終了する。
【0050】
このようにして、本発明を具備するオペレーションシステム1は、オペレーション端末2からオペレーションの実行指示が発行されると、メインデータベース5からメインオーダを取得して、それに基づいて新たなメインオーダを作成するとともに、その作成したメインオーダに基づいてサブオーダを作成して、それらのオーダを実行するように処理するのである。
【0051】
そして、その実行したメインオーダの情報をメインデータベース5に保存するとともに、サブオーダの実行に失敗する場合には、その実行に失敗したサブオーダの情報をサブデータベース6に保存するように処理するのである。
【0052】
オペレーション端末2は、本発明を具備するオペレーションシステム1からオペレーションの実行失敗の通知を受け取ると、オペレーションの再実行要求を発行してくる。
【0053】
これから、本発明を具備するオペレーションシステム1は、オペレーション端末2からオペレーションの再実行要求が発行されると、図7の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ30で、メインオーダの実行失敗に基づくオペレーションの再実行要求であるのか否かを判断して、メインオーダの実行失敗に基づくオペレーションの再実行要求であることを判断するときには、ステップ31に進んで、オペレータの指示に従ってメインオーダを作成して、それを実行する。
【0054】
続いて、ステップ32で、実行したメインオーダの情報をメインデータベース5に書き込む。続いて、ステップ33で、作成したメインオーダを基に、実行対象のサブオーダを作成し、続くステップ34で、作成したサブオーダを実行して、処理を終了する。
【0055】
一方、ステップ30で、メインオーダの実行失敗に基づくオペレーションの再実行要求でないことを判断するとき、すなわち、サブオーダの実行失敗に基づくオペレーションの再実行要求であることを判断するときには、ステップ35に進んで、サブデータベース6から、再実行対象のサブオーダを取得する。
【0056】
続いて、ステップ36で、取得したサブオーダを実行し、続くステップ37で、サブデータベース6から、その実行したサブオーダを削除して、処理を終了する。
【0057】
このようにして、本発明を具備するオペレーションシステム1は、実行に失敗したサブオーダの情報がサブデータベース6に保存されているときには、その保存されているサブオーダを再実行していくように処理するのである。
【0058】
オペレーション端末2は、通信ネットワーク3やネットワーク装置4に障害が発生して、それを復旧させる必要がある場合には、障害からの復旧作業の実行を要求してくる。
【0059】
これから、本発明を具備するオペレーションシステム1は、オペレーション端末2から障害からの復旧作業要求が発行されると、図8の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ40で、メインデータベース5から、復旧作業対象となるメインオーダを取得する。
【0060】
続いて、ステップ41で、その取得したメインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出する。
【0061】
続いて、ステップ42で、その取得したメインオーダと、その導出したサブオーダとを実行して、処理を終了する。
【0062】
このようにして、本発明を具備するオペレーションシステム1は、通信ネットワーク3やネットワーク装置4に障害が発生して、それを復旧させる必要がある場合には、メインデータベース5に保存されるメインオーダを実行していくとともに、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出して、その導出したサブオーダを実行していくように処理するのである。
【0063】
このサブオーダの導出機能を用意することで、本発明を具備するオペレーションシステム1は、メインオーダのみを保存すれば足りるようになる。
【0064】
次に、図9に示すタイムチャートに従って、メインオーダ及びサブオーダの実行手順について詳細に説明する。
【0065】
ここで、このタイムチャートでは、メインデータベース5に保存されているメインオーダ(以下、メインオーダaと記述)を基にして、メインオーダ(以下、メインオーダAと記述)及びサブオーダ(以下、サブオーダB、Cと記述)を作成し、それを実行するというオペレーション(以下、オペレーションXと記述)を具体例にして説明する。
【0066】
ここで、以下に記述する(1)〜(10)は、図9中に示す(1)〜(10)に対応している。
【0067】
(1)オーダ作成部10は、オペレータの操作に従って、オペレーション端末2からオペレーションXの実行を指示する命令を受け取る。
【0068】
(2)オーダ作成部10は、続いて、データベースアクセス部13に対して、メインデータベース5への書き込みの排他制限を実行するよう命令し、それに続けて、オペレーションXを実行するためのオーダを作成するためにはメインオーダaが必要であることを判断して、データベースアクセス部13に対して、メインオーダaを取得するよう命令する。
【0069】
(3)データベースアクセス部13は、オーダ作成部10からの命令に従って、メインデータベース5への書き込みの排他制限を実行し、メインデータベース5よりメインオーダaを取得して、それをオーダ作成部10へ引き渡す。
【0070】
(4)オーダ作成部10は、続いて、オペレーションXのオペレーション種別から作成するオーダの種別を判断し、その判断結果に従って、メインデータベース5より取得したメインオーダaを基に、メインオーダA及びサブオーダB、Cを作成して、それらのオーダを実行するようにオーダ実行部11へ命令する。
【0071】
(5)オーダ実行部11は、オーダ作成部10からの命令に従って、メインオーダAを実行する。メインオーダAの実行に成功した場合には、その実行したメインオーダAの情報を保持する。一方、メインオーダAの実行に失敗した場合には、その旨をオペレーション端末2に通知してオペレーションを終了する。
【0072】
(6)オーダ実行部11は、続いて、データベースアクセス部13に対して、実行に成功したメインオーダAの情報をメインデータベース5に書き込むよう命令する。
【0073】
(7)データベースアクセス部13は、オーダ実行部11からの命令に従って、実行したメインオーダAの情報をメインデータベース5に書き込み、メインデータベース5への書き込みの排他制限を解除する。
【0074】
(8)オーダ実行部11は、続いて、サブオーダB,Cをそれぞれ実行する。サブオーダの実行に全て成功した場合には、オーダが完了したことをオペレーション端末2に通知してオペレーションを終了する。一方、失敗したサブオーダが存在する場合には、そのサブオーダの情報を取得する。
【0075】
(9)オーダ実行部11は、続いて、データベースアクセス部13に対して、実行に失敗したサブオーダの情報をサブデータベース6に書き込むよう命令する。
【0076】
(10)データベースアクセス部13は、オーダ実行部11からの命令に従って、実行に失敗したサブオーダの情報をサブデータベース6に保存して、オペレーションを終了する。
【0077】
この図9に示すタイムチャートから分かるように、サブオーダの情報についてはメインデータベース5に保存する必要がないことから、本発明を具備するオペレーションシステム1によると、メインデータベース5への書き込みの排他制限については、全てのオーダの実行を完了する前に解除できるようになる。
【0078】
図示実施形態例に従って本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態例では、オペレーションシステムへの適用を具体例にして本発明を説明したが、本発明はその適用がオペレーションシステムに限られるものではない。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するという構成を採るときにあって、実行したオーダの情報を保存する必要がある場合に、オーダを、新たなオーダの作成に必要となるオーダであるメインオーダと、新たなオーダの作成に必要とならないオーダであるサブオーダとに分類するとともに、メインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出する機能を用意することで、実行したメインオーダの情報のみを保存すれば足りるようにするという構成を採る。
【0080】
これにより、本発明によれば、実行したオーダの情報の保存に用いられるデータベースへの書き込みの排他制限の期間を短縮できるようになる。そして、そのデータベースの使用する記憶領域を削減できるようになり、それにより、そのデータベースの検索に要する時間も短縮できるようになる。
【0081】
さらに、本発明では、実行に失敗したサブオーダの情報を別のデータベースに保存するという構成を採ることから、サブオーダを再実行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】通信ネットワークの一例を示す図である。
【図3】本発明を具備するオペレーションシステムの処理の概要の説明図である。
【図4】本発明を具備するオペレーションシステムの処理の概要の説明図である。
【図5】本発明を具備するオペレーションシステムの実行する処理フローの一実施形態例である。
【図6】本発明を具備するオペレーションシステムの実行する処理フローの一実施形態例である。
【図7】本発明を具備するオペレーションシステムの実行する処理フローの一実施形態例である。
【図8】本発明を具備するオペレーションシステムの実行する処理フローの一実施形態例である。
【図9】本発明を具備するオペレーションシステムの実行するタイムチャートの一例を示す図である。
【符号の説明】
1  オペレーションシステム
2  オペレーション端末
3  通信ネットワーク
4  ネットワーク装置
5  メインデータベース
6  サブデータベース
10 オーダ作成部
11 オーダ実行部
12 サブオーダ導出部
13 データベースアクセス部

Claims (8)

  1. 処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するオーダ実行装置であって、
    新たなオーダの作成に必要となるオーダであるメインオーダの情報を保存するメインオーダ保存手段と、
    上記メインオーダ保存手段からメインオーダを取得して、その取得したメインオーダに基づいて、新たなメインオーダを作成するとともに、その作成したメインオーダに基づいて、新たなオーダの作成に必要とならないオーダであるサブオーダを作成する手段と、
    上記作成したメインオーダを実行して、その実行したメインオーダの情報を上記メインオーダ保存手段に登録するとともに、上記作成したサブオーダを実行する手段とを備えることを、
    特徴とするオーダ実行装置。
  2. 請求項1記載のオーダ実行装置において、
    上記メインオーダ保存手段に保存されるメインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出する手段を備えることを、
    特徴とするオーダ実行装置。
  3. 請求項1又は2記載のオーダ実行装置において、
    上記作成したサブオーダの実行に失敗する場合に、そのサブオーダの情報を、上記メインオーダ保存手段とは別に用意されるサブオーダ保存手段に登録する手段と、
    上記サブオーダ保存手段に保存されるサブオーダを再実行する手段とを備えることを、
    特徴とするオーダ実行装置。
  4. 処理対象となる装置に対して、オーダの指定する処理を実行するオーダ実行方法であって、
    新たなオーダの作成に必要となるオーダであるメインオーダの情報を保存するメインオーダ保存手段からメインオーダを取得して、その取得したメインオーダに基づいて、新たなメインオーダを作成するとともに、その作成したメインオーダに基づいて、新たなオーダの作成に必要とならないオーダであるサブオーダを作成する過程と、
    上記作成したメインオーダを実行して、その実行したメインオーダの情報を上記メインオーダ保存手段に登録するとともに、上記作成したサブオーダを実行する過程とを備えることを、
    特徴とするオーダ実行方法。
  5. 請求項4記載のオーダ実行方法において、
    上記メインオーダ保存手段に保存されるメインオーダから、そのメインオーダに基づいて作成したサブオーダを導出する過程を備えることを、
    特徴とするオーダ実行方法。
  6. 請求項4又は5記載のオーダ実行方法において、
    上記作成したサブオーダの実行に失敗する場合に、そのサブオーダの情報を、上記メインオーダ保存手段とは別に用意されるサブオーダ保存手段に登録する過程と、
    上記サブオーダ保存手段に保存されるサブオーダを再実行する過程とを備えることを、
    特徴とするオーダ実行方法。
  7. 請求項4ないし6のいずれか1項に記載のオーダ実行方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるためのオーダ実行プログラム。
  8. 請求項4ないし6のいずれか1項に記載のオーダ実行方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるためのオーダ実行プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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